JPS6182827A

JPS6182827A - 排ガスダクトにおける附着物除去装置

Info

Publication number: JPS6182827A
Application number: JP59202076A
Authority: JP
Inventors: Takashi Onishi; 大西　巍
Original assignee: Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Current assignee: Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date: 1984-09-28
Filing date: 1984-09-28
Publication date: 1986-04-26

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は焼却炉排ガス装置、空気輸送装置等における附
着物除去装置に係るものである。

（従来の技術）第３図は従来の焼却炉排ガスダクトにおける排ガス中の
塩化水素除去装置の一例を示し、消石灰タンク（１）内
の消石灰の粉体はプロア（２）によって空気輸送され、
ノズル（３）を介して排ガスダクト（４）内に吹込まれ
、この部分で塩化水素ガスと接触して反応しながら金網
（５）部分に送られる。ここでガスは金網（５）を通過
するが、一部はこの金網（５）によってトラップされ、
再びガスと相対速度を持ち反応する。このように金網（
５）でトラップされた粉体はその抜液る程度の時間が経
つと金網（５）から分離して電気集塵器等に供送される
。

（発明が解決しようとする問題点）前記従来の装置においては金網が排ガスダクトに固定さ
れているので、この部分で粉体が固着し易く、これが生
長すると圧損が増大し、延いてはガス流を止めて固着物
の掻落し等の作業が必要になってくる。

（問題点を解決するための手段）本発明はこのような問題点を解決するために提案された
もので、排ガスダクト中に、同ダクト内流体による励振
部材を具えた金網をばねを介して支持し、同励振部材付
き金網とばねとによって構成された振動系の固有振動と
、前記励振部材によシ励振されるカルマン渦振動との周
期を一致させてなることを特徴とする排ガスダクトにお
ける附着物除去装置に係るものである。

（作用）及び、（発明の効果）本発明においては前記したように金網に排ガスダクト内
流体による励振、部材を配設するとともに、ばねを介し
て排ガスダクトに支持し、同はね及び前記励振部材付き
金網によって振動系を構成し、同振動系の固有振動の周
期と、前記励振部材後方にダクト内流体によって生起す
るカルマン渦の流速と励振部材寸法とによって決定され
るカルマン渦の振動周期とを一致させているので、前記
金網は激しい振動を生起し、同金網に附着する固形物を
脱落させるものである。

（実施例）以下本発明を図示の実施例について説明する。

（１１）は排ガスダクトで、同ダクト内壁に設けられた
ばね受け（１２）に装架されたばね（１３）を介して金
網（１４）が支持され、同金網（１４）の中央にはダク
ト内流体による前記励振部材を構成する円板（１５）が
配設されている。

従って排ガスダクト（１１）内を流れる粉体を含有する
排ガスによって、円板（１５）の後方にガス流速と円板
（１５）の寸法とによって決定される固有の振動数を有
するカルマン渦が発生し、円板（１５）を励振する。

一方、同円板（１５）ｔ−含む金網（１４）と、同金網
α荀を支持するばね（１３）とによって、マス−ばね系
の上下または回転方向と振動系を構成する。

而し−て図示の実施例においてはこの振動系の固Ｗ：重
量〔ゆ〕、ｇ：重力の加速度〔ＴＩＬ／Ｉ２〕　と前記
カルマン渦の振動数ｆ２＝Ｓｔ五（Ｓｔニストロハル数
、Ｖ：ガス流速〔１！Ｌ／ｌ〕、Ｄ二円板直径（ｉ）と
を合致させたものであって、この結果前記金網（１４）
は激しい上下振動を生起し、同金網に附着する固形物を
効果的に脱落させる。

なお前記排ガスダクト（１１）内壁に金網（１５）に対
する上下のストツー４　（１６）（１７）を配設すると
、金網（１５）は上下振動の都度、同各ストッパ（１６
）（１７）に衝突して衝撃的な加速度が得られ、附着物
の除去効果がより増大される。

（発明の効果）このように本発明によれば、通常排ガスダクト内を通過
する流体の流体力のみで排ガスダクト内に配設された金
網を容易に励振させ、簡単な機構で同金網に対する附着
物の固着を防止することができる。

通常カルマン渦は振動の原因として構造体、気柱との共
振を極力回避するように配慮されるが、本発明は逆にこ
の机象を排ガスダクトにおける附着物の除去〈活用し、
低コストで効果的に附着物の除去効果が得られるように
したものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る排ガスダクトにおける附着物除去
装置の一実施例を示す縦断面図、第２図は第１図の矢視
ＩＩ−ｎ図、゛第３図は従来の装置を示す縦断面図であ
る。（１１）・・・排ガスダクト、（１３）・・−ばね、（
１４）・−・金網、（１５）・・・円板第３図

Claims

【特許請求の範囲】

排ガスダクト中に、同ダクト内流体による励振部材を具
えた金網をばねを介して支持し、同励振部材付き金網と
ばねとによつて構成された振動系の固有振動と、前記励
振部材により励振されるカルマン渦振動との周期を一致
させてなることを特徴とする排ガスダクトにおける附着
物除去装置。