JP3901284B2 - 香気バリヤー性を有する容器口封止具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、内容物の香気が容器外に漏れることを防止することができる香気バリヤー性を有する容器口部封止具に関する。
【0002】
【従来の技術】
引裂き壁を裂破することによって注出口が開口するようにしたプルキャップは、スコアを容易に破断できるように、一般に引き裂き易い材料であるポリエチレンで成形されている。ポリエチレン等易裂性の樹脂は、香気バリヤー性が低いため、容器本体はガラスやPET等香気バリヤー性の高い材料で形成されていても、蓋がプルキャップであると該蓋部から香気が漏れてしまう欠点がある。特に、プルキャップの場合、スコアが形成されて部分が薄肉となっているので、その部分から容器内の香気が漏れやすく、例えばリモネン等の香気成分が1ヵ月で10%まで落ちてしまう事例もある。
【0003】
そのため、従来プルキャップ等において香気バリヤー性を確保する手段として、キャップ本体の天壁内面にアルミ箔を貼着して、スコア部分から香気成分の洩れを防ぐようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
キャップ本体の天壁内面にアルミ箔を貼着することによって、スコア部を含む天壁面の香気バリヤー性は確保できるが、キャップの容器内のガスと接触する部分の全てがアルミ箔で被われている訳ではないので、直接樹脂が容器内面に面する部分、例えば容器口部内面と接する密閉リング、或いは該密閉リングと容器内面との間から香気成分が漏れてしまう欠点があり、香気成分の洩れを完全に防ぐことができない。従って、未開封の状態であっても次第に内容液の香気が失われてしまうという問題点がある。
【0005】
さらに、従来のアルミ箔を貼着したキャップは、開封前までの香気バリヤー性を確保しようとするものであり、一旦開口したら香気バリヤー性は失われるという欠点がある。そのため、このようなキャップでは、例えば調味液等内容液を長期間に渡って少量づつ注出して使用する場合は、次第に内容液の香気が失われるという問題点がある。従来、このような長期にわたって少量づつ注出して使用する場合でも香気成分のバリヤー性を確保できるようなプラスチック製蓋は知られていない。
【0006】
そこで、本発明は、上記のように易裂性プラスチック材で形成されているキャップにおいて、開封前の流通段階は勿論、開封後の長期使用中も確実に香気成分のバリヤー性を確保することができる香気バリヤー性を有する容器口部封止具を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する本発明の香気バリヤー性を有する容器口封止具は、外筒と頂壁を有し、該頂壁に形成されたスコアで囲われた引裂き壁を裂破することによって注出口が開口するようにしたキャップ本体、香気バリヤー性の高い材料で形成され、容器口部内に上下動可能に支持される弁体、香気バリヤー性の高い材料で形成され、容器口部に設けられて前記弁体を上下動自在に支持し該弁体によって開閉される弁孔を有するプラグ、及び前記弁体の注出位置への移動を規定する弁体注出位置規定部材、とを備え容器内を香気バリヤー性の高い弁体とプラグによって密閉するようにしてなり、前記キャップ本体は、容器口部に前記プラグを介して密着係合し、前記弁体は、未開封状態では前記プラグの前記弁孔の弁座壁と前記キャップ本体の前記頂壁との間に浮動制止状態で支持されて前記弁孔を密封してなり、前記キャップ本体の引裂き壁内面に、キャップ未開封状態で前記弁体を押えて該弁体の浮動を制止する弁押え片を設けてなることを特徴とする。
【0008】
前記弁体は、ガラス球が好適に採用できる外、香気バリヤー性の高いプラスチック材料で形成され、弁孔に密着嵌合するテーパ外周面を有する環状弁壁、該環状弁壁の上方に縮径して上端を閉塞して形成された円筒壁、及び環状弁壁と円筒壁の中継部外周に放射状に間欠的に設けられた係合フィンとから構成されているものなど、種々の形態が採用できる。
また、前記プラグも、PET等の香気バリヤー性の高いプラスチック材料で形成され、容器本体の口部頂部係合部から垂下して内周面に嵌合する容器口嵌合壁と、該嵌合壁下端から口部内に直径方向に突出する弁座壁とからなるもの等、種々の形態が採用できる。キャップ本体の引裂き壁内面に、キャップ未開封状態で前記弁体を押えて該弁体の浮動を制止する弁押え片を設けるのが望ましい。
【0009】
上記課題を解決する本発明の他の香気バリヤー性を有する容器口封止具は、外筒と頂壁を有し、該頂壁に形成されたスコアで囲われた引裂き壁を裂破することによって注出口が開口するようにしたキャップ本体、香気バリヤー性の高い材料で形成され、容器口部内に上下動可能に支持される弁体、香気バリヤー性の高い材料で形成され、容器口部に設けられて前記弁体を上下動自在に支持し該弁体によって開閉される弁孔を有するプラグ、及び前記弁体の注出位置への移動を規定する弁体注出位置規定部材、とを備え容器内を香気バリヤー性の高い弁体とプラグによって密閉するようにしてなり、前記キャップ本体は、容器口部に前記プラグを介して密着係合し、前記弁体は、香気バリヤー性の高いプラスチック材料で形成され、前記弁孔に密着嵌合するテーパ外周面を有する環状弁壁、該環状弁壁の上方に縮径して上端を閉塞して形成された円筒壁、及び環状弁壁と円筒壁の中継部外周に放射状に間欠的に設けられた係合フィンとから構成され、前記弁体は、未開封状態では前記プラグの前記弁孔の弁座壁と前記キャップ本体の前記頂壁との間に浮動制止状態で支持されて前記弁孔を密封してなることを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を基に詳細に説明する。
図1は容器(ボトル)に装着した状態での本発明の実施形態に係る容器口部封止具の部分断面を示す正面図である。本実施形態の容器口部封止具1は、キャップ本体2、上蓋3、プラグ4及び弁体5から構成され、キャップ本体2は、スコアからの引裂き性が良く、香気バリヤー性が高くなくても良いポリエチレン等のプラスチック材料で成形され、プラグ4と弁体5は香気バリヤー性の高い材料で形成されている。
【0011】
プラグ4と弁体5は容器口からの香気性分が漏れるのを防止する機能を果たすもので、本実施形態では、前記弁体5はガラス玉で形成され、プラグ4は香気バリヤー性の高い合成樹脂、例えば、PET、EVOH、PVA、PVDC、ナイロン等で形成されている。プラグ4は、容器口部21の内壁面22及び頂面23に密接する円筒壁15と頂面係合壁16を有し、且つ円筒壁下端にガラス玉の直径(円筒壁15の内径より小く、内筒13の内径よりは大きい)よりも小径の円形の弁孔18を有する弁座壁17が形成されている。従って、弁座壁17の上面に前記ガラス玉を載せることによって、ガラス玉の外周部が弁孔18の内周縁と密着して密閉する構造となっている。
【0012】
一方、キャップ本体2は、図の実施形態では頂壁6にスコア7で画成された引裂き壁8を有し、頂壁6の上面には注出筒10及び上蓋係合壁11を有している。そして、頂壁の下面には容器口部21にプラグ4を介して密着係合する外筒12と、プラグ4の円筒壁15内周面上部に嵌合する内筒13を有し、且つ前記引裂き壁8の下面には蓋密閉状態で前記弁体5の外周面上部に係合して弁体の動きを押える押え片19が垂下して設けられている。前記内筒13は下端縁から間欠的に複数の切込20が形成され、注出時に容器を傾けて弁体が該内筒下端に係合したとき、該切込20を通って液が注出される構造になっている。従って、内筒13の下端が弁体注出位置規定部材を構成している。
【0013】
なお、外筒内周面には容器と係合する突部が設けられ、更に外筒下端から軸方向情報に延びるスリットが設けられている。また、外筒を覆うように弱化部を介してバンド14が設けられている。これは内容物使用後に弱化部を破壊してバンド14を取り除くと、キャップ本体が容器から容易に取り外すことができ、容器とキャップを分別廃棄するのに好ましい。図中9は引裂き壁8の上面に設けたプルリングである。また、本実施形態では、上蓋3はキャップ本体2と別体に形成され、キャップ本体の上蓋係合壁に螺合するように構成されているが、キャップ本体とヒンジ結合されて一体に成形されたヒンジ蓋であっても良い。
【0014】
本実施形態の容器口封止具は以上のように形成され、未開封の密封状態では、図1に示すように、ガラス玉である弁体5はプラグ4の底壁の弁孔18に嵌合して該弁孔を密閉して弁座壁17に支持されていると共に、上方からキャップ本体の引裂き壁下面に突出形成された押え片19で押えられて動かないようになっている。従って、輸送中等流通段階で弁体が動くことがなく、例え容器が横倒しの状態になっても弁孔の密閉が保たれるので、後述するように容器の香気バリヤー性を確実に確保できる。
【0015】
この状態で容器内のガスと接触するものは、容器の内壁面22とプラグ4及びガラス玉である弁体5のみであり、容器はこれらの部材によって密閉されている状態にあり、しかもこれら部材の材質は、いずれも香気バリヤー性の高い材質で構成されているので、これらの部材を通って容器内の香気が外部に漏れる恐れがなく、容器の香気バリヤー性を確実に確保できる。従って、本発明によれば、従来のように香気バリヤー性の低い材質で形成されているキャップ本体が、容器内のガスと接触することはないので、容器の香気バリヤー性を確実に確保できる。
【0016】
また、開封後は、キャップ本体の引裂き壁が除去されて押え片19はなくなるが、容器を倒さない限り弁体は自重により弁孔18に嵌合している状態であるので、開封後も未使用状態と同様に容器内の香気バリヤー性を維持することができ、長期間にわたって使用しても内容液の香気が外部に漏れることがなく、品質を維持することができる。内容液を注出する際は、上蓋を開いて容器を傾けることにより、弁体4はその外周部にキャップ本体2の内筒先端縁に当たるまで、自重により移動して弁孔を開口する。この状態では内筒先端縁が弁体外周部と係合している状態にあるが、内筒13の先端縁には間欠的に切込20が形成されているので、内容液は該切込を通って自由に注出することができる。
【0017】
図2は前記実施形態のものと弁体の構造を変えた本発明の他の実施形態に係る容器口封止具を示している。前記実施形態と同様な構成部材は同一符号を付し、前記実施形態と相違している部分のみ説明する。
本実施形態の容器口封止具30の弁体31は、香気バリヤー性の高い合成樹脂、例えば、PET、EVOH、PVA、PVDC、ナイロン等で成形され、図示のように、プラグ4の弁孔18に嵌合する外周面がテーパ形状となっている環状弁壁32、該環状弁壁の上方に縮径して上端を閉塞して形成された円筒壁33、及び環状弁壁と円筒壁の中継部外周に放射状に間欠的に設けられた係合フィン34とから構成されている。キャップ本体2の引裂き壁8の下面には、未開封状態で弁体の円筒壁の頂壁35に接触して、弁体の浮動を押えるための複数本の円弧状の押え片36が適宜配置されている。前記円筒壁33の直径はキャップ本体に形成される円形の注出口の直径よりも小径に形成され、液注出時に該注出口に円筒壁33が嵌合した際、液の流出が十分に確保できるようになっている。
【0018】
本実施形態の容器口封止具は、以上のように構成され、未開封状態では、弁体31の環状弁壁32のテーパ面が弁孔を閉塞し、且つキャップ本体の押え片36が弁体の頂壁35を押えているので、弁体31が動くことがなく弁体による密閉状態が維持される。内容液を注出するには、引裂き壁を除去することにより、弁体の押えが解除され、容器を傾けると弁体はその自重により移動するが、その際係合フィン34がプラグ4の円筒壁15に沿って移動してガイドとして機能し、弁体を軸心に沿って移動することができる。係合フィンの上面が弁体注出位置規定部材である内筒13の下端に当たることにより、移動を阻止される。この状態では環状弁壁による弁孔の閉塞が解除されており、内容液は弁孔から係合フィン間の隙間を通って注出口より注出される。注出を終わって、容器を成立状態に復帰させることにより、弁体の環状弁壁が弁孔と係合し、弁孔を密閉する。
【0019】
以上のように本実施形態によっても前記実施形態と同様に、流通段階及び使用開始後であっても、容器を密閉した状態で容器内のガスと接触するものは、いずれも香気バリヤー性の高い材質で構成された容器の内壁面22とプラグ4及び弁体5のみであるので、香気がこれらの部材を通って外部に洩れることがなく、容器の香気バリヤー性を確実に確保できる。
【0020】
図4及び図5は、図2、3に示す実施形態を変えたさらに他の実施形態に係る容器口封止具を示している。本実施形態においても前記実施形態と同様な構成部材は同一符号を付し、前記実施形態と相違している部分のみ説明する。
本実施形態の容器口封止具40では、キャップ本体の引裂き壁41の裏面に弁体を押える押え片を設ける代わりに、弁体42の円筒壁44の天壁45をドーム状に形成して、該ドーム状の天壁45に引裂き壁41の裏面が直接当たることにより、流通段階での弁体の動きを阻止するようにしてある。円筒壁44の直径は、引裂き壁除去後にキャップ本体の頂壁6に形成される注出口47の中央部よりも小径に形成され、液注出時には前記円筒壁44が注出口から突出するようになっている。また、係合フィンの突出端がキャップ本体の内筒13の内径より僅かに小さい直径の円上に位置するように係合フィン46を形成し、液注出時には係合フィン46がキャップ本体の頂壁6の裏面に係合することにより、注出が確保されるようになっている。なお、図中43は環状弁壁である。
【0021】
以上本発明の種々の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限らず、キャップ本体と上蓋の形状は種々のものが採用できる等、その技術的思想の範囲内で種々の設計変更が可能である。例えば、上記実施形態では、プラグは容器と別体に形成したが、容器口部の内周壁に一体に環状に突出形成して、弁座と弁孔を構成して、それに弁体を載せるように構成することも可能である。また、図4に示す実施形態において、弁体の円筒壁の天壁を必ずしもドーム状に形成する必要はなく、平坦でも良く、あるいは上面に引裂き壁と係合する係合片を突出形成するようにすることも可能である。なお、上記実施例では、香気バリヤー性について説明したが、香気バリヤー性があれば、当然ガスバリヤー性も高いので、香気性の強い内容物ばかりでなく、酸化しやすい内容物などの酸化を確実に防止するガスバリヤー性の高い容器口封止具としても当然利用できる。
【0022】
【発明の効果】
本発明の容器口封止具によれば、プルキャップにおいて流通段階及び使用開始後であっても、容器を密閉した状態で容器内のガスと接触するものは、いずれも香気バリヤー性の高い材質で構成された容器の内壁面とプラグ及び弁体のみであるので、香気がこれらの部材を通って外部に洩れることがなく、容器の香気バリヤー性を確実に確保でき、長期にわたって所定の品質を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る容器口封止具の部分断面正面図である。
【図2】本発明の他の実施形態に係る容器口封止具の部分断面正面図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】本発明のさらに他の実施形態に係る容器口封止具の部分断面正面図である。
【図5】図4のB−B断面図である。
【符号の説明】
1、30、40 容器口封止具
2 キャップ本体 3 上蓋
4 プラグ 5、31、42 弁体
7 スコア 8、41 引裂き壁
12 外筒 13 内筒
17 弁座壁 18 弁孔
19、36 押え片 20 切込
32 環状弁壁 34、46 係合フィン
Claims (5)
- 外筒と頂壁を有し、該頂壁に形成されたスコアで囲われた引裂き壁を裂破することによって注出口が開口するようにしたキャップ本体、香気バリヤー性の高い材料で形成され、容器口部内に上下動可能に支持される弁体、香気バリヤー性の高い材料で形成され、容器口部に設けられて前記弁体を上下動自在に支持し該弁体によって開閉される弁孔を有するプラグ、及び前記弁体の注出位置への移動を規定する弁体注出位置規定部材、とを備え容器内を香気バリヤー性の高い弁体とプラグによって密閉するようにしてなり、
前記キャップ本体は、容器口部に前記プラグを介して密着係合し、前記弁体は、未開封状態では前記プラグの前記弁孔の弁座壁と前記キャップ本体の前記頂壁との間に浮動制止状態で支持されて前記弁孔を密封してなり、
前記キャップ本体の引裂き壁内面に、キャップ未開封状態で前記弁体を押えて該弁体の浮動を制止する弁押え片を設けてなることを特徴とする容器口封止具。 - 前記弁体がガラス球からなる請求項1記載の容器口封止具。
- 前記弁体が、香気バリヤー性の高いプラスチック材料で形成され、前記弁孔に密着嵌合するテーパ外周面を有する環状弁壁、該環状弁壁の上方に縮径して上端を閉塞して形成された円筒壁、及び環状弁壁と円筒壁の中継部外周に放射状に間欠的に設けられた係合フィンとから構成されている請求項1記載の容器口封止具。
- 前記プラグが、香気バリヤー性の高いプラスチック材料で形成され、容器本体の口部頂部係合部から垂下して内周面に嵌合する容器口嵌合壁と、該嵌合壁下端から口部内に直径方向に突出する弁座壁とからなる請求項1、2又は3記載の容器口封止具。
- 外筒と頂壁を有し、該頂壁に形成されたスコアで囲われた引裂き壁を裂破することによって注出口が開口するようにしたキャップ本体、香気バリヤー性の高い材料で形成され、容器口部内に上下動可能に支持される弁体、香気バリヤー性の高い材料で形成され、容器口部に設けられて前記弁体を上下動自在に支持し該弁体によって開閉される弁孔を有するプラグ、及び前記弁体の注出位置への移動を規定する弁体注出位置規定部材、とを備え容器内を香気バリヤー性の高い弁体とプラグによって密閉するようにしてなり、
前記キャップ本体は、容器口部に前記プラグを介して密着係合し、前記弁体は、香気バリヤー性の高いプラスチック材料で形成され、前記弁孔に密着嵌合するテーパ外周面を有する環状弁壁、該環状弁壁の上方に縮径して上端を閉塞して形成された円筒壁、及び環状弁壁と円筒壁の中継部外周に放射状に間欠的に設けられた係合フィンとから構成され、
前記弁体は、未開封状態では前記プラグの前記弁孔の弁座壁と前記キャップ本体の前記頂壁との間に浮動制止状態で支持されて前記弁孔を密封してなることを特徴とする容器口封止具。
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