JP3898435B2 - 加熱調理器 - Google Patents
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- F24C3/12—Arrangement or mounting of control or safety devices
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、換気装置の作動を制御する機能を有する加熱調理器に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、厨房においては、ガスコンロやガスレンジ等のガス調理器、或いは電気コンロや電子レンジ等の電気調理器といった加熱調理器の上方位置に換気扇等の換気装置が設置されている。
【0003】
そして、加熱調理器を使用して加熱調理を行うときに、換気装置を作動させることにより、調理物から生じる油煙や水蒸気等を排気することができる。また、ガス調理器を使用するときには、ガス燃焼時に換気装置を作動させて屋内を換気することが不可欠である。
【0004】
そこで、加熱調理器の作動に連動して換気装置を作動させるようにしたシステムが提案されている。この種のシステムとして、例えば、加熱調理器がガスコンロである場合には、ガスコンロ側に点火つまみや火力調整つまみの操作状態を検出してガスコンロの作動状態を検知する作動状態検知手段を設け、換気装置側に該検知手段の検知信号に応じて換気運転を行う換気運転制御手段を設けて、該作動状態検知手段と該換気運転制御手段とを電気的に接続する。
【0005】
これにより、ガスコンロが作動を開始したことやガスコンロへの燃料ガスの供給量が前記作動状態検知手段により検知されて検知信号が前記換気運転制御手段に伝達され、これに応じて前記換気運転制御手段は換気扇の換気風量を調節して換気運転を実行する。
【0006】
しかし、本願発明者らは、燃料ガスの供給量と必要な換気風量とは必ずしも比例せず、燃料ガスの供給量に応じて換気風量を設定すると、換気風量が不足したり、逆に換気風量が過剰となって無駄な換気が行われる場合があることを知見した。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記背景を鑑みてなされたものであり、換気装置に対して加熱調理における換気風量を適切に指示することができる加熱調理器を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、調理物を加熱する加熱手段と、換気風量の調節機能を有する換気装置と通信可能であって該換気装置に対して換気の開始と停止と換気風量とを指示する換気指示手段とを備えた加熱調理器において、前記加熱手段による加熱調理の種類を把握する調理種類把握手段を備え、前記換気指示手段は、加熱調理の開始に応じて換気の開始を前記換気装置に指示するとともに、加熱調理中における換気風量を前記調理種類把握手段により把握された加熱調理の種類に応じて決定して前記換気装置に指示し、加熱調理の終了から第1所定時間が経過したときに前記換気装置に対して換気の停止を指示し、該第1所定時間と該第1所定時間中における換気風量と該換気風量を減少させる変化パターンとを、前記調理種類把握手段により把握された加熱調理の種類に応じて決定して、該変化パターンに従った換気風量を前記換気装置に指示することを特徴とする加熱調理器。
【0009】
かかる本発明によれば、前記調理種類把握手段により前記加熱手段による加熱調理の種類が把握される。ここで、前記加熱手段による加熱量が同一であっても、加熱調理の種類により必要となる換気風量が相違する。例えば煮物調理と炒め物調理とでは、多量の油煙を排気するために炒め物調理の場合のほうが換気風量を多くする必要がある。そこで、前記調理種類把握手段により把握された加熱調理の種類に応じて、前記換気指示手段が加熱調理中における換気風量を決定して前記換気装置に指示することにより、無駄のない適切な換気風量で前記換気装置を作動させることができる。
【0011】
さらに、本発明によれば、前記換気指示手段は、加熱調理が終了から第1所定時間が経過したときに前記換気装置に対して換気の停止を指示することによって、加熱調理の終了後に調理物から生じる油煙や水蒸気を排気している。そして、加熱調理終了後に調理物から生じる油煙や水蒸気の量は加熱調理の種類によって異なるため、加熱調理終了後に必要となる換気時間や換気風量は加熱調理の種類によって異なることなる。そこで、前記換気指示手段により、加熱調理の種類に応じて前記第1所定時間と前記換気風量とを決定することによって、無駄のない適切な換気風量と換気時間により換気を行うことができる。また、調理物の冷却に従って次第に減少する水蒸気や油煙の量に応じて、加熱終了後の換気風量を徐々に減少させることにより、無駄を省いて効率良く換気を行うことができる。
【0016】
また、調理物の温度を検出する温度検出手段と、該温度検出手段の検出温度から複数種類の加熱調理の異常を識別して検知し、該異常を検知したときに前記加熱手段による加熱を停止する加熱異常処理手段とを備え、前記換気指示手段は、該加熱異常処理手段により前記加熱手段による加熱が停止されてから第2所定時間が経過したときに前記換気装置に対して換気の停止を指示し、該第2所定時間と該第2所定時間中における換気風量とを、前記加熱異常処理手段により識別された加熱調理の異常の種類に応じて決定して、該換気風量を前記換気装置に指示することを特徴とする。
【0017】
かかる本発明によれば、前記加熱異常処理手段は、前記温度検出手段の検出温度から複数種類の加熱調理の異常を識別する。ここで、前記加熱異常処理手段により前記加熱手段による加熱が停止された後も調理物からはある程度油煙や水蒸気が生じるが、この油煙や水蒸気の量は加熱調理の異常の種類によって異なる。そこで、前記換気指示手段は、前記加熱異常処理手段により識別された加熱異常の種類に応じて、前記第2所定時間と該第2所定時間における換気風量とを決定する。これにより、加熱調理の異常の種類に応じて、無駄や不足のない適切な換気風量と換気時間とにより換気を行うことができる。
【0018】
また、前記加熱異常処理手段は、前記温度検出手段の検出温度が所定の上限温度を超えたときに前記加熱調理の異常として過熱異常を検知することを特徴とする。
【0019】
かかる本発明によれば、調理物が異常に過熱されたときに、前記加熱異常処理手段により前記過熱異常が検知されて、前記加熱処理手段による加熱が停止され、該過熱異常に応じた適切な換気風量と前記第2所定時間とにより、前記換気装置による換気が行われる。
【0020】
また、前記加熱異常処理手段は、前記温度検出手段の検出温度が一定の状態から上昇に転じたときに前記加熱調理の異常として焦げ付き異常を検知することを特徴とする。
【0021】
かかる本発明によれば、煮物調理中等に焦付きが生じたときに、前記加熱異常処理手段により前記焦付き異常が検知されて、前記加熱処理手段による加熱が停止され、該焦付き異常に応じた適切な換気風量と前記第2所定時間とにより、前記換気装置による換気が行われる。
【0022】
また、前記加熱手段はバーナにより調理物を加熱し、該バーナの燃焼炎の有無を検出する炎検出手段を備えて、前記加熱異常処理手段は、加熱調理中に前記炎検出手段により前記バーナの失火が検知されたときに、前記加熱異常として失火異常を検知し、前記加熱手段による加熱を停止することを特徴とする。
【0023】
かかる本発明によれば、加熱調理中に調理物のふきこぼれ等が生じて前記バーナが失火したときにも、前記換気指示手段により前記換気装置に対して失火異常に応じた前記第2所定時間と換気風量とが指示されて、換気が行われる。
【0024】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態の一例について、図1〜図6を参照して説明する。図1はガステーブルと該ガステーブルにより作動が制御される換気扇とを示した図。図2はガステーブルの制御ブロック図、図3はガステーブルの前面に設けられた操作パネルの外観図、図4は換気扇連動ユニットの制御ブロック図、図5は換気扇の風量設定の説明図である。
【0025】
図1を参照して、ガステーブル1(本発明の加熱調理器に相当する)は天面に第1コンロ2(本発明の加熱手段に相当する)と第2コンロ3と第3コンロ4とを備え、前面にグリル5を備えている。また、前面には、グリル5の点火/消火を行うためのグリル点火ボタン6とグリル5の火力を調節するためのグリル調節レバー7、第1コンロ2の点火/消火を行うための第1コンロ点火ボタン8と第1コンロ2の火力を調節するための第1コンロ調節レバー9、第1コンロ2による温調調理を設定するためのスイッチ等が設けられた操作パネル10、第2コンロ3の点火/消火を行うための第2コンロ点火ボタン11と第2コンロの火力を調節するための第2コンロ調節レバー12、第3コンロ4の点火/消火を行うための第3コンロ点火ボタン13と第3コンロ4の火力を調節するための第3コンロ調節レバー14、及び換気扇連動ユニット21に対して赤外線信号を送信する赤外線信号送信部15が備えられている。
【0026】
換気扇連動ユニット21は、既設の換気扇20の作動をガステーブル1から遠隔操作するために使用されるものであり、商用電源コンセント22から電力供給を受けて作動し、換気扇20の電源プラグ23が接続されるソケット24と、ガステーブル1の赤外線信号送信部15から送信される赤外線信号を受信する赤外線信号受信部25とを備える。
【0027】
そして、換気扇連動ユニット21は、ガステーブル1の赤外線信号送信部15から受信した赤外線信号に応じて、換気扇20の作動の開始/停止と換気扇20の回転数(換気扇20による換気風量に対応する)とを制御する。
【0028】
次に、図2を参照して、ガステーブル1の構成と作動について説明する。ガステーブル1は、CPUやメモリ等からなる電子ユニットであるコントローラ30により全体の作動が制御される。コントローラ30は、第1コンロ2の作動を制御する第1コンロ制御手段31、第2コンロ3の作動を制御する第2コンロ制御手段32、第3コンロ4の作動を制御する第3コンロ制御手段33、グリル5の作動を制御するグリル制御手段34、温調調理機能を有する第1コンロにより実行される加熱調理の種類を把握する調理種類把握手段35、及び換気扇20の作動を赤外線信号送信部15を介して指示する換気指示手段36を備える。
【0029】
また、第1コンロ2には、第1コンロバーナ55と第1コンロ2に点火するための第1コンロ点火電極40と第1コンロ2の燃焼炎の有無を検知するための第1コンロ熱電対41(本発明の炎検出手段に相当する)とが設けられており、同様に、第2コンロ3には、第2コンロバーナ56と第2コンロ点火電極42と第2コンロ熱電対43(本発明の炎検出手段に相当する)とが設けられ、第3コンロ4には第3コンロバーナ57と第3コンロ点火電極44と第3コンロ熱電対45(本発明の炎検出手段に相当する)とが設けられ、グリル5にはグリルバーナ58とグリル点火電極46とグリル熱電対47(本発明の炎検出手段に相当する)とが設けられている。
【0030】
そして、第1コンロ点火電極40、第2コンロ点火電極41、第3コンロ点火電極42、及びグリル点火電極43は、高電圧を印加するイグナイタ48と接続されている。
【0031】
また、第1コンロ2、第2コンロ3、第3コンロ4、及びグリル5への燃料ガスの供給/遮断が、それぞれ、第1コンロ電磁弁50、第2コンロ電磁弁51、第3コンロ電磁弁52、及びグリル電磁弁53により切替えられる。なお、第1コンロ2には、調理物Aの温度を制御しながら加熱する温調調理を行うために、調理物Aの温度を検出する温度センサ54(本発明の温度検出手段に相当する)と燃料ガスの供給量を調節するバイパス電磁弁59とが設けられている。
【0032】
使用者により第1コンロ点火ボタン8の点火操作がなされると、それに応じてイグナイタ48から第1コンロ点火電極40に高電圧が印加されて火花放電が生じると共に、第1コンロ電磁弁50が開弁されて第1コンロ2の点火処理がなされる。第1コンロ制御手段31は、第1コンロ熱電対41の出力電圧から第1コンロ2が着火したことを検出したときは、第1コンロ電磁弁50を開弁状態に保持して第1コンロ2の燃焼を保持する。一方、第1コンロ熱電対41の出力電圧から第1コンロ2の着火が検知されなかったときには、第1コンロ制御手段31は、第1コンロ電磁弁50を閉弁して燃料ガスの供給を遮断する。
【0033】
同様にして、使用者により第2コンロ点火ボタン11の点火操作がなされると、第2コンロ3の点火処理がなされて第2コンロ制御手段32により着火検知が行われ、第3コンロ点火ボタン13の点火操作がなされると、第3コンロ3の点火処理がなされて第3コンロ制御手段33により着火検知が行われ、グリル点火ボタン6の点火操作がなされると、グリル5の点火処理がなされてグリル制御手段34により着火検知が行われる。
【0034】
調理種類把握手段35は、操作パネル10により設定された温調調理の種類と、加熱調理中の温度センサ54の検出温度とから、実行されている加熱調理の種類を把握する。また、換気指示手段36は、第1コンロ点火ボタン8、第2コンロ点火ボタン11、第3点火ボタン13、及びグリル点火ボタン6の操作状態を検知し、第1コンロ2、第2コンロ3、第3コンロ4及びグリル5のうちの少なくともいずれか一つに対して点火操作がなされたときに、赤外線信号送信部15を介して換気扇20の作動開始を指示する赤外線信号を換気扇連動ユニット21に送信する。
【0035】
さらに、換気指示手段36は、第1コンロ2、第2コンロ3、第3コンロ4、及びグリル5のうちで、燃焼しているものの個数や、第1コンロ2により実行されている加熱調理の種類に応じて、換気扇20の換気風量を指示する赤外線信号を赤外線信号送信部15を介して換気扇連動ユニット21に送信する。
【0036】
ここで、図3を参照して、操作パネル10には、温調調理やタイマ調理の設定を行うための調理スイッチ部60と、換気扇20の作動の開始と停止とを指示する換気扇スイッチ部61とが備えられている。
【0037】
調理スイッチ部60には、天ぷら等の油の温度を一定に保って加熱調理を行う揚げ物調理を設定するための揚げ物スイッチ62、炊飯調理を設定するための炊飯スイッチ63、及び湯沸しとタイマ加熱を設定するためのタイマスイッチ64が設けられている。揚げ物スイッチ62を押すごとに設定温度が200℃、180℃、160℃と変更され、それに応じて揚げ物LED65の点灯箇所が切替わる。
【0038】
また、炊飯スイッチ63を押すごとに炊飯モードがおかゆ、洗米すぐ、洗米おきと変更され、それに応じて炊飯LED66の点灯箇所が切替わる。また、タイマスイッチ64を押すごとにタイマ時間10分、タイマ時間3分、湯沸し加熱と変更され、それに応じてタイマLED64の点灯箇所が切替わる。
【0039】
なお、湯沸し加熱は、温度センサ54の検出温度が上昇から一定(沸騰温度)に移行したときに、調理物が沸騰したと検知して第1コンロ2による加熱を停止するものである。
【0040】
また、図3の右側面図に示したように、操作パネル10は、ガステーブル1の前面パネル66に対して15度上方に傾けて設けられている。これにより、ガステーブル1の前面で調理をする使用者にとって、操作パネル10を見易くすることができる。また、赤外線信号送信部15が上方に傾けて設けられているため、赤外線信号送信部15から送信された赤外線信号が使用者の体等に反射して換気扇連動ユニット21に届き易くなる。
【0041】
次に、図4を参照して換気扇連動ユニット21の構成について説明する。換気扇連動ユニット21は、プラグ71を介して供給されるAC100Vの商用電源により作動し、商用電源から回路の作動用電力を生成する電源回路72、全体の作動を制御するCPU73、赤外線信号受信部25、リレー74、及び回転数制御回路75を備えている。
【0042】
そして、換気扇20の電源プラグ23とソケット24を介して接続され、赤外線信号受信部25がガステーブル1から換気扇20の作動開始を指示する赤外線信号を受信したときに、CPU73は、リレー74を閉成して回転数制御回路75への電力供給を開始し、換気扇20を作動させる。
【0043】
また、赤外線信号受信部25がガステーブル1から換気扇20の作動停止を指示する赤外線信号を受信したときに、CPU73は、リレー74を開成して回転数制御回路75への電力供給を遮断して換気扇20を停止させる。さらに、CPU73は、赤外線信号受信部25がガステーブル1から換気風量を指示する赤外線信号を受信したときに、該換気風量に応じた回転数を指示する信号を回転数制御回路75に出力し、回転数制御回路75は、該信号に応じた回転数で換気扇20が作動するように換気扇20に供給する電力を制御する。
【0044】
このように、既設の換気扇20を換気扇連動ユニット21に接続することによって、ガステーブル1側から、換気扇20の作動の開始/停止と換気風量とを制御することが可能となる。
【0045】
次に、図5を参照して、調理種類把握手段35による加熱調理の種類の把握方法と、換気指示手段36による換気風量の決定方法について説明する。
【0046】
図5(a)は、「器具使用状況」,「調理種類」,「動作内容」という3つのパラメータから、換気扇20による換気風量を決定する基準となる点数(換気点数)と換気時間と換気風量の変化パターンとを決定するための対応表である。換気指示手段36は、先ず、「器具使用状態」、即ち、第1コンロ2,第2コンロ3,第3コンロ4,及びグリル5の使用状態を把握し、第1コンロ2から第3コンロ4については1台使用するごとに5点、グリル5が使用されているときは10点を「換気点数」に加算する。
【0047】
続いて、調理種類把握手段35は、第1コンロ2により実行されている「調理種類」が、「揚げ物」,「炒め物」,「煮物」のいずれであるかを把握し、また、グリル5が使用されているときは「調理種類」が「焼き魚」であると把握する。
【0048】
換気指示手段36は、「揚げ物」については、操作パネル10の揚げものスイッチ62の操作の有無から把握する。また、「炒め物」と「煮物」については、換気指示手段36は、温度センサ54による調理物の検出温度の変化状況から把握する。即ち、温度センサ54の検出温度の上昇が緩やかで、上昇後にほぼ一定温度で安定するときは「煮物」であると把握し、温度センサ54の検出温度が急速に上昇するときには「炒め物」であると把握する。
【0049】
そして、換気指示手段36は、「揚げ物」であると把握したときは5点、「炒め物」であると把握したときは4点、「煮物」であると把握したときには3点を、それぞれ「換気点数」に加算する。なお、「焼き魚」については、上述した器具使用状況の把握時に、すでにグリル5の使用に対して「換気点数」の最大値である10点が加算されているので、ここでは「換気点数」の加算は行わない。
【0050】
このようにして加算された「換気点数」の合計値を図5(b)に示した対応表に当てはめて、換気指示手段36は、換気扇連動ユニット21に対して指示する換気扇20の換気風量を、5段階(100%(最大換気風量),80%,50%,30%,0%(停止))で指示する。
【0051】
さらに、換気指示手段36は、加熱調理が終了してコンロ(第1コンロ2,第2コンロ3,第3コンロ4)やグリル5が消火された後も、調理物から引き続いて発生する水蒸気や油煙を排気するために換気扇20の作動を継続させるが、この消火後の換気風量と換気時間と換気風量の変化パターンとを「調理種類」に従って決定する。
【0052】
ここで、消火後の換気風量の変化パターンは、図5(c)に示したように▲1▼と▲2▼という2種類に設定されている。▲1▼は「揚げ物」調理に対応したものであり、換気指示手段36は、消火時(t10)からt11まで、消火時の風量で換気扇20を作動させることを換気扇連動ユニット21に対して指示し、t11から換気風量が50%に減少するまで換気風量を徐々に減少させる。なお、t11からt12までの経過時間が本発明の第1所定時間に相当する。このように、「揚げ物」調理終了時の換気風量を維持して消火後もある程度換気扇20を継続して作動させることにより、調理油から生じるオイルミストを確実に排気することができる。
【0053】
また、▲2▼は「焼き魚」,「炒め物」,「煮物」の各調理に応じたものであり、換気指示手段36は、消火時(t20)から、調理物の冷却に従って次第に減少する水蒸気や油煙の量に応じて、30%まで換気風量を徐々に減少させる。このように、調理物の冷却に応じて換気扇20の風量を減少させることにより、無駄を省いて効率良く換気を行うことができる。なお、t20からt21までの経過時間が本発明の第1所定時間に相当する。
【0054】
さらに、換気指示手段36は、コンロ(第1コンロ2,第2コンロ3,第3コンロ4)やグリル5が加熱調理の異常により停止した場合に、異常要因に応じて消火後の換気扇20の換気風量,換気時間,及び換気風量の変化パターンを決定する。
【0055】
第1コンロ制御手段31は、第1コンロ2の燃焼中に、温度センサ54の検出温度が所定の上限温度を超えたときに、調理物が過剰に加熱されたと判断して第1コンロを消火する(図5(a)のハイカット(本発明の過熱異常に相当する))。また、第1コンロ2による加熱調理中に、温度センサ54の検出温度が一定状態から上昇に転じたときには、第1コンロ制御手段31は、「煮物」調理の際に調理物が焦げ付いたと判断し、第1コンロ電磁弁50を閉弁して第1コンロ2を消火する(図5(a)の焦げ付き異常)。
【0056】
また、第1コンロ制御手段31は、加熱調理中に第1コンロ熱電対41の出力電圧から第1コンロ2の失火を検知したときに立ち消えが生じたと判断し(図5(a)の立ち消え異常)、第1コンロ電磁弁50を閉弁して第1コンロを消火する。同様に、第2コンロ制御手段32は第2コンロ熱電対43の出力電圧から第2コンロ3の失火を検知したときに第2コンロ電磁弁51を閉弁して第2コンロ3を消火し、第3コンロ制御手段33は第3コンロ熱電対45の出力電圧から第3コンロ4の失火を検知したときに第3コンロ電磁弁52を閉弁して第3コンロ4を消火し、グリル制御手段34はグリル熱電対47の出力電圧からグリル5の失火を検知したときにグリル電磁弁53を閉弁してグリル5を消火する。
【0057】
このように、加熱調理中に、ハイカット、焦付き、立ち消えを異常要因とした異常停止が生じた場合、消火後も調理物から水蒸気や油煙がある程度発生するが、発生する水蒸気や油煙の量は異常停止の要因により異なる。例えば、焦付きの場合は、第1コンロ2を消火すれば、比較的短時間で水蒸気や油煙の発生は収まるが、揚げ物調理中や炒め物調理中に生じるケースが多いハイカットの場合には、高温に熱せられた油からオイルミストが発生する時間が長くなる。
【0058】
そこで、換気指示手段36は、図5(a)に示したように、異常要因に応じて、消火後の換気扇20の換気風量と換気時間(本発明の第2所定時間に相当する)、及び換気風量の変化パターンを決定し、これらを指示する赤外線信号を赤外線信号送信部15を介して換気扇連動ユニット21に送信し、これにより、無駄のない効率的な換気を行っている。
【0059】
なお、本実施の形態においては、調理種類把握手段35は、「揚げ物」調理が実行されていることを操作パネル10に設けられた揚げ物スイッチ62の操作状況から判断したが、温度センサ54の検出温度から「揚げ物」調理を判別してもよい。この場合、調理種類把握手段35は、温度センサ54の検出温度が高温(例えば180℃)で安定しているときに、「揚げ物」調理が実行されていると判断する。
【0060】
また、本実施の形態では、調理種類把握手段35は、「炒め物」と「煮物」とを温度センサ54の検出温度から認識したが、操作パネル10に「炒め物」及び「煮物」を指定するスイッチを設け、使用者が該スイッチを操作したときに、「炒め物」及び「煮物」調理が行われていると把握するようにしてもよい。
【0061】
また、本実施の形態では、加熱調理中における換気扇20の換気風量と加熱調理終了後における換気扇20の換気風量及び換気時間とを加熱調理の種類に応じて決定したが、加熱調理実行中における換気扇20の換気風量のみを加熱調理の種類に応じて決定する場合にも本発明の効果を得ることができる。
【0062】
また、本実施の形態では、加熱調理中における換気扇20の換気風量を加熱調理の種類に応じて決定する処理を行うと共に、異常消火後の換気扇20の換気風量と換気時間とを異常消火の要因に応じて決定する処理を行ったが、加熱調理中における換気扇20の換気風量のみを加熱調理の種類に応じて決定する場合にも、本発明の効果を得ることができる。
【0063】
また、本実施の形態では、本発明の加熱手段として燃料ガスを熱源とするコンロとグリルを示したが、灯油や電気を熱源とするものであってもよい。
【0064】
また、換気扇20を換気扇連動ユニット21に接続することにより、ガステーブル1から換気扇20の作動を制御できるようにしたが、ガステーブル1と通信を行う機能を備えた換気扇を使用してもよい。さらに、赤外線ではなく電波による無線通信によってガステーブルと換気扇とを通信可能としてもよく、無線ではなく有線によってガステーブルと換気扇とを通信可能としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】ガステーブルと該ガステーブルにより作動が制御される換気扇とを示した図。
【図2】ガステーブルの制御ブロック図。
【図3】ガステーブルの前面に設けられた操作パネルの外観図。
【図4】換気扇連動ユニットの制御ブロック図。
【図5】換気扇の風量設定の説明図。
【符号の説明】
1…ガステーブル、2…第1コンロ、3…第2コンロ、4…第3コンロ、5…グリル、10…操作パネル、20…換気扇、21…換気扇連動ユニット、30…コントローラ
Claims (5)
- 調理物を加熱する加熱手段と、換気風量の調節機能を有する換気装置と通信可能であって該換気装置に対して換気の開始と停止と換気風量とを指示する換気指示手段とを備えた加熱調理器において、
前記加熱手段による加熱調理の種類を把握する調理種類把握手段を備え、
前記換気指示手段は、加熱調理の開始に応じて換気の開始を前記換気装置に指示するとともに、加熱調理中における換気風量を前記調理種類把握手段により把握された加熱調理の種類に応じて決定して前記換気装置に指示し、加熱調理の終了から第1所定時間が経過したときに前記換気装置に対して換気の停止を指示し、該第1所定時間と該第1所定時間中における換気風量と該換気風量を減少させる変化パターンとを、前記調理種類把握手段により把握された加熱調理の種類に応じて決定して、該変化パターンに従った換気風量を前記換気装置に指示することを特徴とする加熱調理器。 - 調理物の温度を検出する温度検出手段と、
該温度検出手段の検出温度から複数種類の加熱調理の異常を識別して検知し、該異常を検知したときに前記加熱手段による加熱を停止する加熱異常処理手段とを備え、
前記換気指示手段は、該加熱異常処理手段により前記加熱手段による加熱が停止されてから第2所定時間が経過したときに前記換気装置に対して換気の停止を指示し、該第2所定時間と該第2所定時間中における換気風量とを、前記加熱異常処理手段により識別された加熱調理の異常の種類に応じて決定して、該換気風量を前記換気装置に指示することを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。 - 前記加熱異常処理手段は、前記温度検出手段の検出温度が所定の上限温度を超えたときに前記加熱調理の異常として過熱異常を検知することを特徴とする請求項2記載の加熱調理器。
- 前記加熱異常処理手段は、前記温度検出手段の検出温度が一定の状態から上昇に転じたときに前記加熱調理の異常として焦げ付き異常を検知することを特徴とする請求項2又は請求項3記載の加熱調理器。
- 前記加熱手段はバーナにより調理物を加熱し、該バーナの燃焼炎の有無を検出する炎検出手段を備えて、
前記加熱異常処理手段は、前記炎検出手段により前記バーナの失火が検出されたときに、前記加熱異常として失火異常を検知し、前記加熱手段による加熱を停止することを特徴とする請求項2から請求項4のうちいずれか1項記載の加熱調理器。
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