JP2002295833A - 換気扇連動コンロ - Google Patents
換気扇連動コンロInfo
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- JP2002295833A JP2002295833A JP2001098253A JP2001098253A JP2002295833A JP 2002295833 A JP2002295833 A JP 2002295833A JP 2001098253 A JP2001098253 A JP 2001098253A JP 2001098253 A JP2001098253 A JP 2001098253A JP 2002295833 A JP2002295833 A JP 2002295833A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 コンロの使用状況や調理物の種類を的確に判
別でき、適正な換気量で換気扇を運転する換気扇連動コ
ンロを提供する。 【解決手段】 換気扇連動コンロ１は、コンロ３上に載
置された被加熱容器の底（鍋底）に当接して鍋底の温度
を検出する鍋底温度センサ９と、コンロにおける現状の
ガス消費量を検出するガス比例弁１７を具備する。鍋底
温度やガス消費量はコントローラ２１に送られる。コン
トローラ２１ではこの鍋底温度とガス消費量からコンロ
上の調理物の種類を判別し。調理物の種類（炒め物、揚
げ物、煮物など）に応じて換気扇５の適正な換気量を設
定する。
別でき、適正な換気量で換気扇を運転する換気扇連動コ
ンロを提供する。 【解決手段】 換気扇連動コンロ１は、コンロ３上に載
置された被加熱容器の底（鍋底）に当接して鍋底の温度
を検出する鍋底温度センサ９と、コンロにおける現状の
ガス消費量を検出するガス比例弁１７を具備する。鍋底
温度やガス消費量はコントローラ２１に送られる。コン
トローラ２１ではこの鍋底温度とガス消費量からコンロ
上の調理物の種類を判別し。調理物の種類（炒め物、揚
げ物、煮物など）に応じて換気扇５の適正な換気量を設
定する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンロ使用及び停
止時に自動的に換気扇を運転及び停止する換気扇連動コ
ンロに関する。
止時に自動的に換気扇を運転及び停止する換気扇連動コ
ンロに関する。
【０００２】
【従来の技術】換気扇連動コンロは、例えば、特開平５
−３２２１７２号、特開平１１−２９４７７２号、特開
平１１−２９４７７４号、特開平１１−２９４７７４
号、特開２０００−２２０８３１号などに開示されてい
る。
−３２２１７２号、特開平１１−２９４７７２号、特開
平１１−２９４７７４号、特開平１１−２９４７７４
号、特開２０００−２２０８３１号などに開示されてい
る。
【０００３】特開平５−３２２１７２号に開示されてい
る換気扇連動コンロは、ガス調理器の運転開始及び停止
を検出する検出スイッチと、コードレスリモコンを備え
る。検出スイッチが作動すると、同スイッチからリモコ
ンに信号が送られ、リモコンが換気扇の運転開始又は停
止を指示する。さらに、リモコンは、ガス調理器の運転
停止後、所定時間経過すると、換気扇の運転停止を指示
する。
る換気扇連動コンロは、ガス調理器の運転開始及び停止
を検出する検出スイッチと、コードレスリモコンを備え
る。検出スイッチが作動すると、同スイッチからリモコ
ンに信号が送られ、リモコンが換気扇の運転開始又は停
止を指示する。さらに、リモコンは、ガス調理器の運転
停止後、所定時間経過すると、換気扇の運転停止を指示
する。
【０００４】特開平１１−２９４７７２号に開示されて
いる換気扇連動コンロは、換気扇の運転状態を変更する
手動スイッチを有する。調理物の種類によって煙の発生
量や臭いの強さが異なる場合に、このスイッチを手動で
操作して換気量を調整することができる。
いる換気扇連動コンロは、換気扇の運転状態を変更する
手動スイッチを有する。調理物の種類によって煙の発生
量や臭いの強さが異なる場合に、このスイッチを手動で
操作して換気量を調整することができる。
【０００５】特開平１１−２９４７７３号に開示されて
いる換気扇連動コンロは、排気温度と、煙及び臭気成分
の濃度を検出する手段を備える。検出された排気温度
と、煙及び臭気成分に応じて換気量を決定する。
いる換気扇連動コンロは、排気温度と、煙及び臭気成分
の濃度を検出する手段を備える。検出された排気温度
と、煙及び臭気成分に応じて換気量を決定する。
【０００６】特開平１１−２９４７７４号に開示されて
いる換気扇連動コンロも、換気扇の運転状態を変更する
手動スイッチが設けられている。そして、点火されてい
るガスコンロの口数に応じて換気量を設定し、ガスコン
ロ使用中はこの設定換気量を減少できないように制御す
る。また、換気量が不足している場合や、換気扇の運転
を停止した場合は、コンロに表示する。
いる換気扇連動コンロも、換気扇の運転状態を変更する
手動スイッチが設けられている。そして、点火されてい
るガスコンロの口数に応じて換気量を設定し、ガスコン
ロ使用中はこの設定換気量を減少できないように制御す
る。また、換気量が不足している場合や、換気扇の運転
を停止した場合は、コンロに表示する。
【０００７】特開２０００−２２０８３１号に開示され
ている換気扇連動コンロは、各ガスバーナへのガス供給
量から総燃焼量を求め、また、コンロの使用状況に応じ
た換気係数を燃焼量に乗じて換気量を設定する。
ている換気扇連動コンロは、各ガスバーナへのガス供給
量から総燃焼量を求め、また、コンロの使用状況に応じ
た換気係数を燃焼量に乗じて換気量を設定する。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】上述の例のように、近
年では、コンロの使用状況に応じて換気量を変える機能
を有する換気扇連動コンロが開発されている。このよう
な換気扇連動コンロにおいては、必要な換気量を自動的
に求める必要がある。しかし、必要な換気量を求めるた
めに特別のセンサや機能を装備することとなれば、コン
ロのコストアップの原因となるとともに構成が複雑にな
る。本発明は、コンロの使用状況や調理物の種類を的確
に判別でき、適正な換気量で換気扇を運転する換気扇連
動コンロを提供することを目的とする。
年では、コンロの使用状況に応じて換気量を変える機能
を有する換気扇連動コンロが開発されている。このよう
な換気扇連動コンロにおいては、必要な換気量を自動的
に求める必要がある。しかし、必要な換気量を求めるた
めに特別のセンサや機能を装備することとなれば、コン
ロのコストアップの原因となるとともに構成が複雑にな
る。本発明は、コンロの使用状況や調理物の種類を的確
に判別でき、適正な換気量で換気扇を運転する換気扇連
動コンロを提供することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明の換気扇連動コンロは、 ガスバーナの燃焼
に連動して換気扇運転指令を発する換気扇連動コンロで
あって、 該コンロ上に載置された被加熱容器の底（鍋
底）に当接して該鍋底の温度を検出する鍋底温度センサ
と、 該コンロにおける現状のガス消費量を検出する手
段と、 前記鍋底温度とガス消費量から必要換気量を算
出する手段と、を具備することを特徴とする。鍋底温度
やガス消費量から、より的確にコンロ上の調理物の種類
を判別することができる。したがって、調理物の種類
（炒め物、揚げ物、煮物など）に応じて適正な換気量を
設定することができる。また、通常のコンロに既に備え
られている鍋底温度センサを使用するため、特別なセン
サを備える必要がない。
め、本発明の換気扇連動コンロは、 ガスバーナの燃焼
に連動して換気扇運転指令を発する換気扇連動コンロで
あって、 該コンロ上に載置された被加熱容器の底（鍋
底）に当接して該鍋底の温度を検出する鍋底温度センサ
と、 該コンロにおける現状のガス消費量を検出する手
段と、 前記鍋底温度とガス消費量から必要換気量を算
出する手段と、を具備することを特徴とする。鍋底温度
やガス消費量から、より的確にコンロ上の調理物の種類
を判別することができる。したがって、調理物の種類
（炒め物、揚げ物、煮物など）に応じて適正な換気量を
設定することができる。また、通常のコンロに既に備え
られている鍋底温度センサを使用するため、特別なセン
サを備える必要がない。
【００１０】本発明においては、 前記鍋底温度の上昇
速度から被調理物の種別を判別して、それに応じて換気
量を変えることができる。例えば、鍋底温度の上昇速度
が速い場合は炒め物や揚げ物、低い場合は煮物や焼き物
と判別することができる。
速度から被調理物の種別を判別して、それに応じて換気
量を変えることができる。例えば、鍋底温度の上昇速度
が速い場合は炒め物や揚げ物、低い場合は煮物や焼き物
と判別することができる。
【００１１】本発明においては、 ガスバーナに点火後
一定時間経過するまではガス消費量に応じて換気量を算
出し、 該一定時間中に被調理物の種類を判別し、 そ
の後は被調理物の種類に応じた係数を掛けて換気量を算
出することが好ましい。ガスバーナ点火後の初期はどの
ような種類の調理物であっても、発生する蒸気や煙、臭
いは少ないため、調理物の種類に応じて換気量を変える
必要はあまりない。その後は、調理物の種類（炒め物、
揚げ物、煮物、焼き物）を判別して換気量を設定する。
一定時間経過するまではガス消費量に応じて換気量を算
出し、 該一定時間中に被調理物の種類を判別し、 そ
の後は被調理物の種類に応じた係数を掛けて換気量を算
出することが好ましい。ガスバーナ点火後の初期はどの
ような種類の調理物であっても、発生する蒸気や煙、臭
いは少ないため、調理物の種類に応じて換気量を変える
必要はあまりない。その後は、調理物の種類（炒め物、
揚げ物、煮物、焼き物）を判別して換気量を設定する。
【００１２】本発明においては、 前記ガスバーナ消火
後もある時間前記換気扇を運転し、その運転時間を前記
鍋底温度に応じて決定することが好ましい。例えば、鍋
底温度が高い場合は運転時間を長くするなど、調理物に
応じて消火後の換気時間を設定することができる。
後もある時間前記換気扇を運転し、その運転時間を前記
鍋底温度に応じて決定することが好ましい。例えば、鍋
底温度が高い場合は運転時間を長くするなど、調理物に
応じて消火後の換気時間を設定することができる。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ説明す
る。図１は、本発明の実施の形態に係る換気扇連動コン
ロの構成を模式的に示す図である。換気扇連動コンロ１
は、コンロ本体３と換気扇５を備える。
る。図１は、本発明の実施の形態に係る換気扇連動コン
ロの構成を模式的に示す図である。換気扇連動コンロ１
は、コンロ本体３と換気扇５を備える。
【００１４】コンロ本体３は、ガス台７に、この例では
２個のガスバーナ９が備えられている。各ガスバーナ９
のバーナヘッドの周囲には五徳１１が設置されている。
また、各ガスバーナ９は鍋底温度検出センサ１３を備え
る。この鍋底温度検出センサ１３はばね等により上方に
付勢されており、五徳１１上に置かれた鍋などの被加熱
容器の底面に接して、この底面の温度を検出する。この
ようなセンサ１３には、例えばサーミスタなどが使用さ
れる。ガスバーナ９には、ガス供給源からガス供給管１
５を介して燃焼用ガスが送られている。また、ガスバー
ナ９には点火装置（図示されず）が備えられており、ガ
ス供給管１５から送られた燃焼用ガスに点火して空気を
燃焼させ、炎を形成する。
２個のガスバーナ９が備えられている。各ガスバーナ９
のバーナヘッドの周囲には五徳１１が設置されている。
また、各ガスバーナ９は鍋底温度検出センサ１３を備え
る。この鍋底温度検出センサ１３はばね等により上方に
付勢されており、五徳１１上に置かれた鍋などの被加熱
容器の底面に接して、この底面の温度を検出する。この
ようなセンサ１３には、例えばサーミスタなどが使用さ
れる。ガスバーナ９には、ガス供給源からガス供給管１
５を介して燃焼用ガスが送られている。また、ガスバー
ナ９には点火装置（図示されず）が備えられており、ガ
ス供給管１５から送られた燃焼用ガスに点火して空気を
燃焼させ、炎を形成する。
【００１５】ガス供給管１５には、ガス供給弁１７とガ
ス比例弁１９が設けられている。ガス供給弁１７は、ガ
ス供給源からガスバーナへ９のガス供給のオン・オフを
行う。ガス比例弁１９は、ガスバーナ９に送られるガス
量を調整するものである。この弁に、開度を電気信号化
するセンサが取り付ければ、本発明に言うガス消費量検
出手段となる。温度検出センサ１３及びガス比例弁１９
からの信号はコントローラ２１に送られる。この温度検
出センサ１３及びガス比例弁１９は、安全装置として一
般的なコンロに備えられている。
ス比例弁１９が設けられている。ガス供給弁１７は、ガ
ス供給源からガスバーナへ９のガス供給のオン・オフを
行う。ガス比例弁１９は、ガスバーナ９に送られるガス
量を調整するものである。この弁に、開度を電気信号化
するセンサが取り付ければ、本発明に言うガス消費量検
出手段となる。温度検出センサ１３及びガス比例弁１９
からの信号はコントローラ２１に送られる。この温度検
出センサ１３及びガス比例弁１９は、安全装置として一
般的なコンロに備えられている。
【００１６】換気扇５は、ファン２３と、ファン２３を
回転させるモータ２５を備える。モータ２５は、回転数
可変手段を備えたステッピングモータ等が使用される。
モータ２５の回転数を変えることにより、換気量が可変
され、回転数が大きいほど換気量は大きくなる。モータ
２５のオン・オフ操作、及び、モータ２５の回転数の設
定や変更はコントローラ２１により有線又は無線で行わ
れる。換気扇５は手動の操作スイッチも備える。
回転させるモータ２５を備える。モータ２５は、回転数
可変手段を備えたステッピングモータ等が使用される。
モータ２５の回転数を変えることにより、換気量が可変
され、回転数が大きいほど換気量は大きくなる。モータ
２５のオン・オフ操作、及び、モータ２５の回転数の設
定や変更はコントローラ２１により有線又は無線で行わ
れる。換気扇５は手動の操作スイッチも備える。
【００１７】次に、図１の換気扇連動コンロの動作につ
いて説明する。図２は、図１の換気扇連動コンロの動作
を示すフローチャートである。この例においては、調理
物の種類に応じて換気扇の換気量を変える。すなわち、
調理物が煮物の場合は換気量（Ｘ）を少なくし、炒め物
の場合は中、揚げ物の場合は多くする。
いて説明する。図２は、図１の換気扇連動コンロの動作
を示すフローチャートである。この例においては、調理
物の種類に応じて換気扇の換気量を変える。すなわち、
調理物が煮物の場合は換気量（Ｘ）を少なくし、炒め物
の場合は中、揚げ物の場合は多くする。
【００１８】コンロ３が点火されると同時に、Ｓ１にお
いて換気扇５は回転し始める。調理の開始初期において
は、調理物の種類によらず被調理物から発生する熱や煙
の量は大きく変わらないので、換気量（Ｘ）は一定値
（Ｘ0）とする。この一定値（Ｘ0）は、換気扇５が設置
される台所の大きさや用途によって定められた標準の値
を基準にして求められ、標準換気量又は調理開始時のガ
ス供給量から得られた値とする。なお、換気量は、具体
的にはモータの回転数に比例する。
いて換気扇５は回転し始める。調理の開始初期において
は、調理物の種類によらず被調理物から発生する熱や煙
の量は大きく変わらないので、換気量（Ｘ）は一定値
（Ｘ0）とする。この一定値（Ｘ0）は、換気扇５が設置
される台所の大きさや用途によって定められた標準の値
を基準にして求められ、標準換気量又は調理開始時のガ
ス供給量から得られた値とする。なお、換気量は、具体
的にはモータの回転数に比例する。
【００１９】そして、Ｓ２において鍋底センサ１３で、
被加熱容器の鍋底の温度（Ｔ0）を検出する。さらに、
Ｓ３において、コンロ点火時からの時間を計測し、この
時間が調理物の種類を判別するために必要な時間
（Ｐ0）以内であれば、換気量は一定値（Ｘ0）とする。
被加熱容器の鍋底の温度（Ｔ0）を検出する。さらに、
Ｓ３において、コンロ点火時からの時間を計測し、この
時間が調理物の種類を判別するために必要な時間
（Ｐ0）以内であれば、換気量は一定値（Ｘ0）とする。
【００２０】コンロ点火から所定時間（Ｐ0）が経過す
ると、Ｓ４において、ガス量センサ１９で所定時間（Ｐ
0）内のガス総消費量（Ｑｇ）を算出する。そして、Ｓ
５で、換気扇５の換気量（Ｘ）をガス総消費量（Ｑｇ）
に比例した値（Ｘ＝ｋ・Ｑｇ）に変更する。
ると、Ｓ４において、ガス量センサ１９で所定時間（Ｐ
0）内のガス総消費量（Ｑｇ）を算出する。そして、Ｓ
５で、換気扇５の換気量（Ｘ）をガス総消費量（Ｑｇ）
に比例した値（Ｘ＝ｋ・Ｑｇ）に変更する。
【００２１】次にＳ６に進み、鍋底温度検出センサ１３
で被加熱容器の鍋底の温度（Ｔ1）を検出する。そし
て、調理開始時の鍋底温度（Ｔ0）と所定時間経過後の
鍋底温度（Ｔ1）との差（Ｔ1−Ｔ0＝ΔＴ）を算出す
る。そして、Ｓ７に進み、温度差（ΔＴ）が所定の第一
値（ＴA）より小さいかどうか判断する。小さい場合
は、温度上昇が低いと判断し、被調理物は焼きもの或い
は煮物であると推定する。そしてＳ８に進み、適切な換
気量を決定するための換気係数αをα１と設定する。
で被加熱容器の鍋底の温度（Ｔ1）を検出する。そし
て、調理開始時の鍋底温度（Ｔ0）と所定時間経過後の
鍋底温度（Ｔ1）との差（Ｔ1−Ｔ0＝ΔＴ）を算出す
る。そして、Ｓ７に進み、温度差（ΔＴ）が所定の第一
値（ＴA）より小さいかどうか判断する。小さい場合
は、温度上昇が低いと判断し、被調理物は焼きもの或い
は煮物であると推定する。そしてＳ８に進み、適切な換
気量を決定するための換気係数αをα１と設定する。
【００２２】Ｓ７において、温度差（ΔＴ）が第一値
（ＴA）より大きい場合はＳ９に進み、所定の第二値
（ＴB、ＴB＞ＴA）より小さいかどうかを判断する。小
さい場合は、温度上昇が中程度と判断し、被調理物は炒
め物であると推定する。そしてＳ１０に進み、換気係数
αをα２と設定する。ここで、α２＞α１である。
（ＴA）より大きい場合はＳ９に進み、所定の第二値
（ＴB、ＴB＞ＴA）より小さいかどうかを判断する。小
さい場合は、温度上昇が中程度と判断し、被調理物は炒
め物であると推定する。そしてＳ１０に進み、換気係数
αをα２と設定する。ここで、α２＞α１である。
【００２３】Ｓ９において、温度差（ΔＴ）が第二値
（ＴB）より大きい場合は、Ｓ１０に進む。この場合温
度上昇が高いと判断し、被調理物は揚げ物と推定し、換
気係数αをα３と設定する。ここで、α３＞α２であ
る。以上の段階において、被調理物の種類を判別し、各
調理物に応じて換気係数（α）を決定する。
（ＴB）より大きい場合は、Ｓ１０に進む。この場合温
度上昇が高いと判断し、被調理物は揚げ物と推定し、換
気係数αをα３と設定する。ここで、α３＞α２であ
る。以上の段階において、被調理物の種類を判別し、各
調理物に応じて換気係数（α）を決定する。
【００２４】次に、Ｓ１２において、換気扇の換気量
（Ｘ）を上述の方法で求められた換気係数（α）をかけ
た値（Ｘ＝ｋ・Ｑｇ・α）に変更する。コンロ３が消火
されると、連動する換気扇５も停止する。
（Ｘ）を上述の方法で求められた換気係数（α）をかけ
た値（Ｘ＝ｋ・Ｑｇ・α）に変更する。コンロ３が消火
されると、連動する換気扇５も停止する。
【００２５】この例においては、鍋底温度から推定され
た被調理物の種類とガス消費量から、必要な換気量を設
定しているため、コンロ３の使用状況に即した換気量５
で換気扇を運転することができる。
た被調理物の種類とガス消費量から、必要な換気量を設
定しているため、コンロ３の使用状況に即した換気量５
で換気扇を運転することができる。
【００２６】図３は、本発明の他の態様の換気扇連動コ
ンロの動作を説明するフローチャートである。この例で
は、調理終了時の被加熱容器の状態から、コンロ消火後
の適切な換気時間を決定する。すなわち、換気時間
（Ｐ）を短（Ｐ１）、中（Ｐ２）、長（Ｐ３）の３段階
に設定する。
ンロの動作を説明するフローチャートである。この例で
は、調理終了時の被加熱容器の状態から、コンロ消火後
の適切な換気時間を決定する。すなわち、換気時間
（Ｐ）を短（Ｐ１）、中（Ｐ２）、長（Ｐ３）の３段階
に設定する。
【００２７】コンロが消火されると、Ｓ２１において、
鍋底センサで被加熱容器の鍋底の温度（Ｔ）を検出す
る。そして、鍋底温度（Ｔ）が所定の第一温度（ＴC）
より低いかどうか判断する。低い場合は、鍋底温度が低
い場合であり、Ｓ２３で、換気時間（Ｐ）を第一時間
（Ｐ１）と設定する。
鍋底センサで被加熱容器の鍋底の温度（Ｔ）を検出す
る。そして、鍋底温度（Ｔ）が所定の第一温度（ＴC）
より低いかどうか判断する。低い場合は、鍋底温度が低
い場合であり、Ｓ２３で、換気時間（Ｐ）を第一時間
（Ｐ１）と設定する。
【００２８】Ｓ２２において、鍋底温度（Ｔ）が第一温
度（ＴC）より高い場合はＳ２４に進み、所定の第二温
度（ＴD）より低いかどうかを判断する。低い場合は、
鍋底温度が中程度の場合であり、Ｓ２５に進み、換気時
間（Ｐ）を第二時間（Ｐ２）と設定する。ここで、Ｐ２
＞Ｐ１である。
度（ＴC）より高い場合はＳ２４に進み、所定の第二温
度（ＴD）より低いかどうかを判断する。低い場合は、
鍋底温度が中程度の場合であり、Ｓ２５に進み、換気時
間（Ｐ）を第二時間（Ｐ２）と設定する。ここで、Ｐ２
＞Ｐ１である。
【００２９】Ｓ２４において、鍋底温度（Ｔ）が第二温
度（ＴD）より高い場合は、Ｓ２６に進む。この場合
は、鍋底温度が高い場合であり、換気時間（Ｐ）を第三
時間（Ｐ３）と設定する。ここで、Ｐ３＞Ｐ２である。
次に、Ｓ２７に進み、換気扇を設定された換気時間
（Ｐ）が経過するまで、所定の換気量で回転させる。
度（ＴD）より高い場合は、Ｓ２６に進む。この場合
は、鍋底温度が高い場合であり、換気時間（Ｐ）を第三
時間（Ｐ３）と設定する。ここで、Ｐ３＞Ｐ２である。
次に、Ｓ２７に進み、換気扇を設定された換気時間
（Ｐ）が経過するまで、所定の換気量で回転させる。
【００３０】この例においては、コンロ停止後の被加熱
容器の鍋底温度から必要な換気量を決定しているため、
調理後の状況に応じた換気ができる。
容器の鍋底温度から必要な換気量を決定しているため、
調理後の状況に応じた換気ができる。
【００３１】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、鍋底温度とガス消費量から必要な換気量や換
気時間を決定する。このため、特別なセンサや機能を付
加することなく、コンロの使用状況や調理物の種類を的
確に判別し、適正な換気量で換気扇を運転する換気扇連
動コンロを提供することができる。
によれば、鍋底温度とガス消費量から必要な換気量や換
気時間を決定する。このため、特別なセンサや機能を付
加することなく、コンロの使用状況や調理物の種類を的
確に判別し、適正な換気量で換気扇を運転する換気扇連
動コンロを提供することができる。
【図１】本発明の実施の形態に係る換気扇連動コンロの
構成を模式的に示す図である。
構成を模式的に示す図である。
【図２】図１の換気扇連動コンロの動作を示すフローチ
ャートである。
ャートである。
【図３】本発明の他の態様の換気扇連動コンロの動作を
説明するフローチャートである。
説明するフローチャートである。
１ 換気扇連動コンロ ３ コンロ本体 ５ 換気扇 ７ ガス台 ９ ガスバーナ １１ 五徳 １３ 鍋底温度検出センサ １５ ガス供給管 １７ ガス供給弁 １９ ガス比例弁 ２１ コントローラ ２３ ファン ２５ モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 3L056 BD02 BE01 BF02
Claims (4)
- 【請求項１】 ガスバーナの燃焼に連動して換気扇運転
指令を発する換気扇連動コンロであって、 該コンロ上に載置された被加熱容器の底（鍋底）に当接
して該鍋底の温度を検出する鍋底温度センサと、 該コンロにおける現状のガス消費量を検出する手段と、 前記鍋底温度とガス消費量から必要換気量を算出する手
段と、を具備することを特徴とする換気扇連動コンロ。 - 【請求項２】 前記鍋底温度の上昇速度から被調理物の
種別を判別して、それに応じて換気量を変えることを特
徴とする請求項１記載の換気扇連動コンロ。 - 【請求項３】 ガスバーナに点火後一定時間経過するま
ではガス消費量に応じて換気量を算出し、 該一定時間中に被調理物の種類を判別し、 その後は被調理物の種類に応じた係数を掛けて換気量を
算出することを特徴とする請求項１記載の換気扇連動コ
ンロ。 - 【請求項４】 前記ガスバーナ消火後もある時間前記換
気扇を運転し、 その運転時間を前記鍋底温度に応じて決定することを特
徴とする請求項１記載の換気扇連動コンロ。
Priority Applications (1)
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ID=18951922
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2001
- 2001-03-30 JP JP2001098253A patent/JP2002295833A/ja active Pending
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