JP3896955B2 - 軒先化粧構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、軒先化粧構造に関し、詳しくは軒樋と下飾りとを取り付ける技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、軒樋は鼻板や外壁に取り付けるのであるが、軒樋が鼻板や外壁から突出して軒樋だけが屋外側に飛び出しているような状態となって、軒樋と鼻板或いは外壁との一体感が得られず、建物の軒先の外観が良くないという問題がある。
【0003】
そこで、軒樋と外壁とのなすコーナー部分に下飾りを配設して、軒樋と外壁との一体感を現出するようにすることが提案されている。(例えば、特許文献1参照)
【0004】
【特許文献1】
特開平8−93157号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、特許文献1では、軒樋の前面下端部と下飾りの外面上端との間が大きく離れているため、軒樋と下飾りとの間で連続した一体感がなく、外観が低下する問題を有している。
【0006】
そこで、本発明者は本発明に至る過程で、図11に示すように、軒樋吊金具4の下部に接近して下飾り3を保持する飾り吊金具5を取り付け、鼻板1の屋外側に配設される軒樋2の前面2a下端部と下飾り3の前面上端とを近接させることによって、軒樋2と下飾り3との間で連続した一体感を得ることにより、外観を向上させることを考えた。なお図中の8は下飾り3の下耳部6が係止する下耳係止部、9は上耳部7が係止する上耳係止部である。
【0007】
しかし、下飾り3を取り付けた後で軒樋2を取り付ける場合にあっては、軒樋2の前耳部11を軒樋吊金具4の前耳係止部16に引っ掛け、軒樋2を回して後耳部12を軒樋吊金具4の後耳係止部17に取り付ける際に、軒樋2の底部2cと飾り吊金具5とが干渉することで、軒樋2の取り付けができなくなる。そのため軒樋2は下飾り3よりも先に取り付ける必要があり、施工手順に制約が生じるという問題があった。
【0008】
本発明は、上記の従来例の問題点に鑑みて発明したものであって、その目的とするところは、従来のような軒樋の施工手順に制約がなくなり、軒樋を省施工で取り付けることができると共に、下飾りと軒樋との間で連続した一体感が得られる結果、建物の軒先の外観をより向上させることができる軒先化粧構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために請求項1記載の発明にあっては、鼻板1又は外壁の前方に軒樋2を配設し、軒樋2の前面2a下端部と鼻板1又は外壁とのなすコーナー部分に軒樋2の前面2a下端部から鼻板1又は外壁側に向けて下り傾斜するように傾斜した下飾り3を配設する軒先化粧構造において、軒樋2を保持する軒樋吊金具4の下部に、下飾り3を保持する飾り吊金具5が上下方向にスライド可能に取り付けられ、飾り吊金具5は、軒樋2を軒樋吊金具4に取り付ける際には軒樋2と干渉しない位置まで下降可能とされ且つ軒樋2を取り付けた後には下飾り3が配設される位置まで上昇可能とされ、飾り吊金具5の上昇位置で下飾り3が取り付けられてなることを特徴としており、このように構成することで、軒樋2を回して軒樋吊金具4に取り付ける際に、飾り吊金具5を下方にスライドさせることで、軒樋2の底部と飾り吊金具5との干渉を防止でき、飾り吊金具5があっても軒樋2の取り付けができ、その後で飾り吊金具5に下飾り3を取り付けることができるようになる。
【0010】
また請求項2記載の発明にあっては、鼻板1又は外壁の前方に軒樋2を配設し、軒樋2の前面2a下端部と鼻板1又は外壁とのなすコーナー部分に軒樋2の前面2a下端部から鼻板1又は外壁側に向けて下り傾斜するように傾斜した下飾り3を配設する軒先化粧構造において、軒樋2を保持する軒樋吊金具4の下方に、軒樋2を軒樋吊金具4に取り付ける際に軒樋2と干渉しないように間隔をあけて飾り吊金具5が配設され、飾り吊金具5には下飾り3の下耳部6を保持する下耳保持部8が設けられると共に、軒樋2には下飾り3の上耳部7を保持する上耳保持部9が設けられ、飾り吊金具5と軒樋2とによって下飾り3を保持してなることを特徴としており、このように構成することで、軒樋2を回して軒樋吊金具4に取り付ける際に、軒樋2の底部と飾り吊金具5との干渉を防止でき、飾り吊金具5があっても軒樋2の取り付けができ、その後で飾り吊金具5に下飾り3の下耳部6を取り付け、軒樋2に下飾り3の上耳部7を取り付けることによって、軒樋2と飾り吊金具5とのスペースを下飾り3で覆い隠すことができる。
【0011】
また請求項3記載の発明にあっては、鼻板1又は外壁の前方に軒樋2を配設し、軒樋2の前面2a下端部と鼻板1又は外壁とのなすコーナー部分に軒樋2の前面2a下端部から鼻板1又は外壁側に向けて下り傾斜するように傾斜した下飾り3を配設する軒先化粧構造において、軒樋2を保持する軒樋吊金具4の下部に飾り吊金具5が配設され、飾り吊金具5には下飾り3の上耳部7を保持する上耳保持部9と下飾り3の下耳部6を保持する下耳保持部8とが設けられ、上耳保持部9は上下方向に弾性変形可能なバネ材で構成され、該バネ材からなる上耳保持部9は、軒樋2を軒樋吊金具4に取り付ける際には軒樋2と干渉しない位置まで下方に向かって弾性変形可能とされ且つ軒樋2を取り付けた後に元の位置までバネ復帰して下飾り3の上耳部7が保持可能とされることを特徴としており、このように構成することで、軒樋2を回して取り付ける際に、バネ材からなる上耳保持部9を押し下げることで、軒樋2と上耳保持部9とが干渉しないようにすることによって、軒樋2の取り付けができ、その後、上耳保持部9から手を離すと上耳保持部9は自らのバネ力で元の位置に戻り、下飾り3の取り付けができるようになる。
【0012】
また請求項4記載の発明にあっては、請求項3において、前記飾り吊金具5には、バネ材からなる上耳保持部9を軒樋2と干渉しない位置で仮止めするための仮止め手段10を設けるのが好ましく、この場合、軒樋2の取り付けが完了するまで、上耳保持部9を手で押し下げ続けておく必要がなく、楽に軒樋2の取り付けができる。
【0013】
また請求項5記載の発明にあっては、鼻板1又は外壁の前方に軒樋2を配設し、軒樋2の前面2a下端部と鼻板1又は外壁とのなすコーナー部分に軒樋2の前面2a下端部から鼻板1又は外壁側に向けて下り傾斜するように傾斜した下飾り3を配設する軒先化粧構造において、軒樋2を保持する軒樋吊金具4の下部に、下飾り3の上耳部7を保持する飾り吊金具5が配設され、飾り吊金具5には下飾り3の上耳部7を保持する上耳保持部9と下飾り3の下耳部6を保持する下耳保持部8とが設けられ、上耳保持部9は前後方向に向かって回動可能とされ、軒樋2を軒樋吊金具4に取り付ける前には上耳保持部9を前方に回動することで軒樋2の底部2cが上耳保持部9の後側に挿入可能とされ且つ軒樋2を取り付けた後には上耳保持部9は軒樋2の前面2a下端部と対向する位置まで回動して下飾り3の上耳部7が保持可能とされることを特徴としており、このように構成することで、軒樋2を回して取り付ける際に、上耳保持部9を前方に回動させることで軒樋2と上耳保持部9との干渉を防止でき、軒樋2の取り付けができ、その後、上耳保持部9が軒樋2の前面2a下端部と対向する位置まで回動することで、下飾り3を保持できるようになる。
【0014】
また請求項6記載の発明にあっては、鼻板1又は外壁の前方に軒樋2を配設し、軒樋2の前面2a下端部と鼻板1又は外壁とのなすコーナー部分に軒樋2の前面2a下端部から鼻板1又は外壁側に向けて下り傾斜するように傾斜した下飾り3を配設する軒先化粧構造において、鼻板1又は外壁に軒樋吊金具4を取り付け、軒樋2の前耳部11を軒樋吊金具4の前耳係止部に引っ掛け、軒樋2を回して後耳部12を軒樋吊金具4の後耳係止部に取り付ける際に、軒樋2の底部2cが下飾り3と干渉しないように軒樋2の底部2cの後端2eを前端2dに対して後方上がりに傾斜させてなることを特徴としており、このように構成することで、軒樋2を回して取り付ける際に、軒樋2の底部2cが下飾り3と干渉することがないため、軒樋2の取り付けができると共に、軒樋2の前面2a下端部を下飾り3に接近して配置できるようになる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。
【0016】
本実施形態では、図1に示すように、軒先の鼻板1の前方(屋外側)に軒樋2を配設し、軒樋2の前面2a下端部と鼻板1とのなすコーナー部分に軒樋2の前面2a下端部から鼻板1側に向けて下り傾斜するように傾斜した下飾り3を配設する軒先化粧構造を例示する。
【0017】
軒樋2は、前面2aの上端部に前耳部11が設けられ、後面2bの上端部に後耳部12が設けられている。軒樋2の前面2a下端部には、内側に向かって逆L字状に凹んだ溝条部13が形成されており、溝条部13の内側上面に軒樋吊金具4から垂下した樋押さえ14が当たるようになり、溝条部13の外側には飾り吊金具5の上耳保持部9が入り込むようになっている。
【0018】
軒樋2を保持する軒樋吊金具4は、軒樋吊金具本体14の後端部に鼻板1に固定される固定プレート15が設けられ、軒樋吊金具本体14の前面上端部に軒樋2の前耳部11を係止する前耳係止部16が設けられ、軒樋吊金具本体14の下面後端部に軒樋2の後耳部12を係止する後耳係止部17が設けられている。前耳係止部16及び後耳係止部17はそれぞれ屋外側とは反対側(固定プレート15側)に向けて開口している。固定プレート15の前面には、軒樋2の後面に当たる凸部28が突設され、凸部28によって軒樋2の後耳部12のがたつき防止が図られている。図中の29は軒樋2のガイド部である。
【0019】
さらに図2に示すように、固定プレート15の下端から下方に向かって水平断面略H字形をしたレール部18が垂設されている。このレール部18に対して下飾り3を保持する飾り吊金具5が上下方向にスライド可能に取り付けられている。
【0020】
一方、図1(d)に示す下飾り3は、軒樋2の長手方向に沿うように長尺状に形成されている。下飾り3を保持する飾り吊金具5は、軒樋2の長手方向に間隔をあけて複数設けられている。ここでは、飾り吊金具本体21の後端部にスライド部20が設けられている。このスライド部20は、図3に示すように、軒樋吊金具4のレール部18が上下方向にスライド嵌合するレール溝19を有しており、スライド部20の両側にはビス止め部30が設けられ、飾り吊金具本体21を所定のスライド位置で鼻板1に固定できるようになっている。本例では、軒樋2を軒樋吊金具4に取り付ける際には軒樋2と干渉しない位置まで下降可能とされ且つ軒樋2を取り付けた後には下飾り3が配設される位置まで上昇可能とされ、飾り吊金具5の上昇位置で下飾り3が取り付けられるようになっている。なお本例ではレール部18とレール溝19とを組み合わせたスライド方式を例示しているが、これに限定されるものではなく、要するに軒樋2を軒樋吊金具4に取り付ける際に、飾り吊金具5が軒樋2と干渉しない位置まで押し下げることができるものであればよい。
【0021】
前記飾り吊金具5のスライド部20の前壁から前方に向けて上耳保持部9と下耳保持部8とがそれぞれ突設されている。上耳保持部9及び下耳保持部8は、それぞれ、軒樋2の前面2aの延長線上に沿って配置されており、上耳保持部9の上端に対して下飾り3の上耳部7が係止され、下耳保持部8の下端に対して下飾り3の下耳部6が係止されるようになっている。
【0022】
上記構成によれば、図1(a)のように、下端部に飾り吊金具5がスライド可能に取り付けられている軒樋吊金具4の固定プレート15を鼻板1に固定する。その後、飾り吊金具5を下方(矢印a方向)にスライドさせた状態で、図1(a)のように、軒樋2の前耳部11を軒樋吊金具4の前耳係止部16に引っ掛けて軒樋2を矢印b方向に回して、図1(b)のように後耳部12を軒樋吊金具4の後耳係止部17に引っ掛ける。このとき、軒樋2の底部2cが下飾り3と干渉しないようにでき、軒樋2の取り付けができる。その後、図1(c)のように飾り吊金具5の上耳保持部9が軒樋2の溝条部13内に接近するまで、飾り吊金具5を上方(矢印c方向)にスライドさせて飾り吊金具5を鼻板1に対してビス固定する。その後図1(d)のように下飾り3の下耳部6を飾り吊金具5の下耳保持部8に引っ掛け、上耳部7を矢印d方向に回して上耳保持部9に引っ掛けることによって、下飾り3の取り付けができる。
【0023】
従って、軒樋2の後付けが可能となる。また軒樋2を先付けし、後から飾り吊金具5を取り付けることも可能である。よって、軒樋2の施工手順の制約がなくなり、軒樋2を省施工で取り付けることができるようになる。しかも、軒樋2の前面2a下端部に設けた溝条部13と下飾り3の前面とを連続させることができるので、下飾り3と軒樋2との間で外観上の一体感が得られ、建物の軒先の外観をより向上させることができる。
【0024】
前記の実施形態では飾り吊金具5を軒樋吊金具4に対してスライド可能に取り付けたが、以下の各実施形態では、飾り吊金具5が軒樋吊金具4に対して動かないように配設される場合を例示する。
【0025】
図4、図5は、軒樋2を保持する軒樋吊金具4の下方に、軒樋2を軒樋吊金具4に取り付ける際に軒樋2と干渉しないように間隔をあけて飾り吊金具5を配設し、飾り吊金具5に下飾り3の下耳部6を保持する下耳保持部8を設けると共に、軒樋2に下飾り3の上耳部7を保持する上耳保持部9を設け、飾り吊金具5と軒樋2とによって下飾り3を保持した場合の一例を示している。なお軒樋2、下飾り3の構成は前記図1の実施形態と同様であり、異なる点だけを述べる。本例の飾り吊金具5は、軒樋吊金具4と一体型となっていると共に、図5に示すように、軒樋2の前面2a下端部の溝条部13内に、先端が上方にL字状に屈曲した形状をした上耳保持部9が設けられている。飾り吊金具5には下耳保持部8のみが設けられている。
【0026】
しかして、図4(a)のように、飾り吊金具5が一体に設けられている軒樋吊金具4を鼻板1に対して固定した後、図4(a)のように、軒樋2の前耳部11を軒樋吊金具4の前耳係止部16に引っ掛け、軒樋2を回して、図4(b)のように後耳部12を軒樋吊金具4の後耳係止部17に引っ掛ける。このとき、軒樋2の底部2cが軒樋吊金具4に当たらないため軒樋2の取り付けができる。その後、図4(c)のように下飾り3の下耳部6を飾り吊金具5の下耳保持部8に引っ掛け、図4(d)のように下飾り3の上耳部7を飾り吊金具5の上耳保持部9に引っ掛けることによって、軒樋2と飾り吊金具5との間のスペースを下飾り3で覆い隠すことができる。この結果、前記実施形態と同様に、軒樋2の施工手順が制約されることがなく、省施工で取り付けることができるという効果に加えて、前記実施形態のように軒樋2を取り付ける前後で、飾り吊金具5をスライドさせる必要がないため、一層の省施工化を図ることができる。また、軒樋2の前面2a下端部側に、屋外側に向かって開口した上耳保持部9を設け、これに下飾り3の上耳部7を係止させるので、下飾り3の前面と軒樋2の前面2aとの間に連続した一体感が得られるようになる。そのうえ上耳保持部9は下飾り3によって隠されるので、軒樋2の外観が損なわれることもない。
【0027】
図6は、軒樋2を保持する軒樋吊金具4の下部に飾り吊金具5が配設され、飾り吊金具5には下飾り3の上耳部7を保持する上耳保持部9と下飾り3の下耳部6を保持する下耳保持部8とが設けられ、上耳保持部9は上下方向に弾性変形可能なバネ材で構成され、該バネ材からなる上耳保持部9は、軒樋2を軒樋吊金具4に取り付ける際には軒樋2と干渉しない位置まで下方に向かって弾性変形可能とされ且つ軒樋2を取り付けた後に元の位置までバネ復帰して下飾り3の上耳部7が保持可能とされる場合の一例を示している。本例では、飾り吊金具5には、バネ材からなる上耳保持部9を軒樋2と干渉しない位置で仮止めするための仮止め手段10が設けられている。ここでは互いに着脱可能に係止する略L字状の爪10a,10bにて仮止め手段10が構成されている。なお軒樋2、下飾り3の構成は前記図1の実施形態と同様であり、異なる点だけを述べる。本例においては、バネ材からなる上耳保持部9を図6(a)の矢印e方向に手で押し下げて、軒樋2と上耳保持部9とが干渉しないようにする。このとき、飾り吊金具5に、上耳保持部9を下方に撓ませた状態で仮止めする仮止め手段10を設けてあるので、軒樋2の取り付けが完了するまで、上耳保持部9を手で押し下げ続けておく必要がない。この状態で図6(a)のように、軒樋2の前耳部11を軒樋吊金具4の前耳係止部16に引っ掛け、軒樋2を回して、図6(b)のように後耳部12を軒樋吊金具4の後耳係止部17に引っ掛けることができる。その後、仮止めを外すと、図6(b)のように上耳保持部9は自らのバネ力で元の位置に戻り、図6(c)のように下飾り3の下耳部6を下耳保持部8に引っ掛けると共に、図6(d)のように下飾り3の上耳部7を上耳保持部9に引っ掛けることができる。この結果、前記実施形態と同様に、軒樋2の施工手順が制約されることがなく、省施工で取り付けることができるという効果に加えて、上耳保持部9をバネ材とすることで、飾り吊金具5の構成を簡易化できる。
【0028】
図7は、軒樋2を保持する軒樋吊金具4の下部に、下飾り3の上耳部7を保持する飾り吊金具5が配設され、飾り吊金具5には下飾り3の上耳部7を保持する上耳保持部9と下飾り3の下耳部6を保持する下耳保持部8とが設けられ、上耳保持部9は前後方向に向かって回動可能とされ、軒樋2を軒樋吊金具4に取り付ける前には上耳保持部9を前方に回動することで軒樋2の底部2cが上耳保持部9の後側に挿入可能とされ且つ軒樋2を取り付けた後には上耳保持部9は軒樋2の前面2a下端部と対向する位置まで回動して下飾り3の上耳部7が保持可能とされる場合の一例を示している。なお軒樋2、下飾り3の構成は前記図1の実施形態と同様であり、異なる点だけを述べる。本例の飾り吊金具5は、軒樋吊金具4と一体型であり、下耳保持部8の上方にはU字形の回動部材22が設けられている。回動部材22は、底片23の前端から上耳保持部9が立設されており、後端から当接片24が立設され、底片23の下端から脚部25が垂設されており、脚部25の下端部が、飾り吊金具本体21に設けた回転部26を中心に前後方向に回転自在に連結されている。
【0029】
しかして、図7(a)のように、軒樋2を軒樋吊金具4に取り付ける前に上耳保持部9を前方に回動することで、軒樋2の底部2cが上耳保持部9の後側に挿入可能とされ、図7(b)のように軒樋2を取り付けた後には当接片24によって上耳保持部9は軒樋2の前面2a下端部と対向する位置まで回動することで、図7(c)(d)のように下飾り3の上耳部7が保持可能とされる。さらにこの状態では回動部材22に設けられる係止凹所60が飾り吊金具本体22に設けられる係止凸部61に係止することで、回動部材22がその位置で保持される。この結果、前記実施形態と同様に、軒樋2の施工手順が制約されることがなく、省施工で取り付けることができるという効果に加えて、飾り吊金具5の上耳保持部9を回転式としたので、軒樋2は上耳保持部9と干渉することがなく、軒樋2の取り付けを楽に行なうことができる。
【0030】
図8は鼻板1に軒樋吊金具4を固定し、軒樋2の前耳部11を軒樋吊金具4の前耳係止部16に引っ掛け、軒樋2を回して後耳部12を軒樋吊金具4の後耳係止部17に取り付ける際に、軒樋2の底部2cが下飾り3と干渉しないように軒樋2の底部2cの後端2eを前端2dに対して後方上がりに傾斜させた場合の一例を示している。本例の軒樋2は、図9に示すように、前耳部11から底部2cの後端2eに至るまでの距離Dが、前耳部11から底部2cの前端2dに至るまでの距離Dと略等しいか或いは短くなるように、底部2cが後方上がりに形成されている。一方、下飾り3の上面は水平面とされている。なお、下飾り3は飾り吊金具5を用いて鼻板1に固定されてもよいが、これに限らず、下飾り3を直接、鼻板1或いは外壁等に固定してもよい。
【0031】
しかして、図8(a)のように、軒樋2の前耳部11を軒樋吊金具4の前耳係止部16に引っ掛け、軒樋2を回して、図8(b)のように後耳部12を軒樋吊金具4の後耳係止部17に取り付ける際に、軒樋2の後方上がりの底部2cが下飾り3と干渉することがないため、軒樋2の取り付けができると共に、軒樋2の前面2a下端部を下飾り3に接近して配置できるようになる。ちなみに図10に示すような従来の軒樋2では、前耳部11から底部2cの後端2eに至るまでの距離Dが、前耳部11から底部2cの前端2dに至るまでの距離D(<D)よりも長くなっているため、底部2cが下飾り3と干渉して軒樋2の取り付けができなくなるが、本実施形態ではかかる問題は生じない。この結果、前記実施形態と同様に、軒樋2の施工手順が制約されることがなく、省施工で取り付けることができるという効果に加えて、軒樋2の底部2cを後ろ上がりの形状とするだけでよく、軒樋2及び下飾り3の構成をそれぞれ簡易にしながら、軒樋2と下飾り3とが外観上において連続した一体感が得られるようになる。
【0032】
なお、前記図4〜図8の各実施形態において、軒樋2を先付けし、飾り吊金具5を後付けする場合にあっては、例えば飾り吊金具5と軒樋吊金具4とを別体で構成し、軒樋2を軒樋吊金具4に対して先付けした後で、軒樋吊金具4を鼻板1(或いは飾り吊金具5)に固定するようにしてもよい。
【0033】
また、本発明に係る軒先化粧構造は、軒樋2を鼻板1に固定した軒樋吊金具4に取り付ける場合に限らず、外壁に固定した軒樋吊金具4に対して飾り吊金具5を取り付ける場合や、外壁に固定した飾り吊金具5に対して下飾り3を保持する場合にも広く適用できるものであり、結果、軒樋2の前面2a下端部と下飾り3とを外観上連続して配設できる構造に広く適用できるものである。
【0034】
【発明の効果】
上述のように請求項1記載の発明にあっては、鼻板又は外壁の前方に軒樋を配設し、軒樋の前面下端部と鼻板又は外壁とのなすコーナー部分に軒樋の前面下端部から鼻板又は外壁側に向けて下り傾斜するように傾斜した下飾りを配設する軒先化粧構造において、軒樋を保持する軒樋吊金具の下部に、下飾りを保持する飾り吊金具が上下方向にスライド可能に取り付けられ、飾り吊金具は、軒樋を軒樋吊金具に取り付ける際には軒樋と干渉しない位置まで下降可能とされ且つ軒樋を取り付けた後には下飾りが配設される位置まで上昇可能とされ、飾り吊金具の上昇位置で下飾りが取り付けられてなるので、軒樋を回して取り付ける際に、飾り吊金具を下方にスライドさせることで、軒樋の底部と飾り吊金具との干渉を防止でき、飾り吊金具があっても軒樋の取り付けができ、その後で飾り吊金具に下飾りを取り付けることができる。これにより、従来のような軒樋の施工手順に制約がなくなり、軒樋を省施工で取り付けることができると共に、下飾りと軒樋との間で連続した一体感が得られる結果、建物の軒先の外観をより向上させることができる。
【0035】
また請求項2記載の発明にあっては、鼻板又は外壁の前方に軒樋を配設し、軒樋の前面下端部と鼻板又は外壁とのなすコーナー部分に軒樋の前面下端部から鼻板又は外壁側に向けて下り傾斜するように傾斜した下飾りを配設する軒先化粧構造において、軒樋を保持する軒樋吊金具の下方に、軒樋を軒樋吊金具に取り付ける際に軒樋と干渉しないように間隔をあけて飾り吊金具が配設され、飾り吊金具には下飾りの下耳部を保持する下耳保持部が設けられると共に、軒樋には下飾りの上耳部を保持する上耳保持部が設けられ、飾り吊金具と軒樋とによって下飾りを保持してなるので、軒樋を回して軒樋吊金具に取り付ける際に、軒樋の底部と飾り吊金具との干渉を防止でき、飾り吊金具があっても軒樋の取り付けができ、その後で飾り吊金具に下飾りの下耳部を取り付け、軒樋に下飾りの上耳部を取り付けることによって、軒樋と飾り吊金具とのスペースを下飾りで覆い隠すことができる。これにより、従来のような軒樋の施工手順に制約がなくなり、軒樋を省施工で取り付けることができると共に、下飾りと軒樋との間で連続した一体感が得られる結果、建物の軒先の外観をより向上させることができる。
【0036】
また請求項3記載の発明にあっては、鼻板又は外壁の前方に軒樋を配設し、軒樋の前面下端部と鼻板又は外壁とのなすコーナー部分に軒樋の前面下端部から鼻板又は外壁側に向けて下り傾斜するように傾斜した下飾りを配設する軒先化粧構造において、軒樋を保持する軒樋吊金具の下部に飾り吊金具が配設され、飾り吊金具には下飾りの上耳部を保持する上耳保持部と下飾りの下耳部を保持する下耳保持部とが設けられ、上耳保持部は上下方向に弾性変形可能なバネ材で構成され、該バネ材からなる上耳保持部は、軒樋を軒樋吊金具に取り付ける際には軒樋と干渉しない位置まで下方に向かって弾性変形可能とされ且つ軒樋を取り付けた後に元の位置までバネ復帰して下飾りの上耳部が保持可能とされるので、軒樋を回して取り付ける際にバネ材からなる上耳保持部を押し下げて、軒樋と上耳保持部とが干渉しないようにすることによって、軒樋の取り付けができ、その後、上耳保持部から手を離すと上耳保持部は自らのバネ力で元の位置に戻り、下飾りの取り付けができるようになる。これにより、従来のような軒樋の施工手順に制約がなくなり、軒樋を省施工で取り付けることができると共に、下飾りと軒樋との間で連続した一体感が得られる結果、建物の軒先の外観をより向上させることができる。
【0037】
また請求項4記載の発明にあっては、請求項3記載の効果に加えて、前記飾り吊金具には、バネ材からなる上耳保持部を軒樋と干渉しない位置で仮止めするための仮止め手段を設けたので、軒樋の取り付けが完了するまで、上耳保持部を手で押し下げ続けておく必要がなく、楽に軒樋の取り付けができ、一層の省施工を図ることができる。
【0038】
また請求項5記載の発明にあっては、鼻板又は外壁の前方に軒樋を配設し、軒樋の前面下端部と鼻板又は外壁とのなすコーナー部分に軒樋の前面下端部から鼻板又は外壁側に向けて下り傾斜するように傾斜した下飾りを配設する軒先化粧構造において、軒樋を保持する軒樋吊金具の下部に、下飾りの上耳部を保持する飾り吊金具が配設され、飾り吊金具には下飾りの上耳部を保持する上耳保持部と下飾りの下耳部を保持する下耳保持部とが設けられ、上耳保持部は前後方向に向かって回動可能とされ、軒樋を軒樋吊金具に取り付ける前には上耳保持部を前方に回動することで軒樋の底部が上耳保持部の後側に挿入可能とされ且つ軒樋を取り付けた後には上耳保持部は軒樋の前面下端部と対向する位置まで回動して下飾りの上耳部が保持可能とされるので、上耳保持部の前方への回動によって軒樋を回して取り付けることができ、上耳保持部と軒樋との干渉を防止でき、その後、上耳保持部が軒樋の前面下端部と対向する位置まで回動することで、下飾りを保持できるようになる。これにより、軒樋の施工手順に制約がなくなり、軒樋を省施工で取り付けることができると共に、下飾りと軒樋との間で連続した一体感が得られる結果、建物の軒先の外観をより向上させることができる。
【0039】
また請求項6記載の発明にあっては、鼻板又は外壁の前方に軒樋を配設し、軒樋の前面下端部と鼻板又は外壁とのなすコーナー部分に軒樋の前面下端部から鼻板又は外壁側に向けて下り傾斜するように傾斜した下飾りを配設する軒先化粧構造において、鼻板又は外壁に軒樋吊金具を取り付け、軒樋の前耳部を軒樋吊金具の前耳係止部に引っ掛け、軒樋を回して後耳部を軒樋吊金具の後耳係止部に取り付ける際に、軒樋の底部が下飾りと干渉しないように軒樋の底部の後端を前端に対して後方上がりに傾斜させてなるので、軒樋を回して取り付ける際に軒樋の底部が下飾りと干渉することがなく、軒樋の取り付けができると共に、軒樋の前面下端部を下飾りに接近して配置できるようになる。従来のような軒樋の施工手順に制約がなくなり、軒樋を省施工で取り付けることができると共に、軒樋の底部を後ろ上がりの形状とするだけでよく、軒樋及び下飾りの構成をそれぞれ簡易にしながら、軒樋と下飾りとが外観上において連続した一体感が得られるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の一例を示し、(a)〜(d)は軒樋の取り付け及び下飾りの取り付け手順を説明する側面図である。
【図2】(a)は同上の軒樋吊金具の正面図、(b)は側面図、(c)は(a)のA―A線断面図である。
【図3】(a)は同上の飾り吊金具の側面図、(b)は正面図、(c)は(a)のB―B線断面図である。
【図4】(a)〜(d)は本発明の他の実施形態の軒樋の取り付け及び下飾りの取り付け手順を説明する側面図である。
【図5】(a)は同上の軒樋の側面図、(b)は上耳保持部の拡大断面図である。
【図6】(a)〜(d)は本発明の更に他の実施形態の軒樋の取り付け及び下飾りの取り付け手順を説明する側面図である。
【図7】(a)〜(d)は本発明の更に他の実施形態の軒樋の取り付け及び下飾りの取り付け手順を説明する側面図である。
【図8】(a)(b)は本発明の更に他の実施形態の軒樋の取り付け方法を説明する側面図である。
【図9】同上の軒樋の側面図である。
【図10】従来の軒樋の側面図である。
【図11】従来の軒樋の取り付けを説明する側面図である。
【符号の説明】
1 鼻板
2 軒樋
2a 前面
2c 底部
2d 底部前端
2e 底部後端
3 下飾り
4 軒樋吊金具
5 飾り吊金具
6 下耳部
7 上耳部
8 下耳保持部
9 上耳保持部
10 仮止め手段

Claims (6)

  1. 軒先の鼻板又は外壁の前方に軒樋を配設し、軒樋の前面下端部と鼻板又は外壁とのなすコーナー部分に軒樋の前面下端部から鼻板又は外壁側に向けて下り傾斜するように傾斜した下飾りを配設する軒先化粧構造において、軒樋を保持する軒樋吊金具の下部に、下飾りを保持する飾り吊金具が上下方向にスライド可能に取り付けられ、飾り吊金具は、軒樋を軒樋吊金具に取り付ける際には軒樋と干渉しない位置まで下降可能とされ且つ軒樋を取り付けた後には下飾りが配設される位置まで上昇可能とされ、飾り吊金具の上昇位置で下飾りが取り付けられてなることを特徴とする軒先化粧構造。
  2. 軒先の鼻板又は外壁の前方に軒樋を配設し、軒樋の前面下端部と鼻板又は外壁とのなすコーナー部分に軒樋の前面下端部から鼻板又は外壁側に向けて下り傾斜するように傾斜した下飾りを配設する軒先化粧構造において、軒樋を保持する軒樋吊金具の下方に、軒樋を軒樋吊金具に取り付ける際に軒樋と干渉しないように間隔をあけて飾り吊金具が配設され、飾り吊金具には下飾りの下耳部を保持する下耳保持部が設けられると共に、軒樋には下飾りの上耳部を保持する上耳保持部が設けられ、飾り吊金具と軒樋とによって下飾りを保持してなることを特徴とする軒先化粧構造。
  3. 軒先の鼻板又は外壁の前方に軒樋を配設し、軒樋の前面下端部と鼻板又は外壁とのなすコーナー部分に軒樋の前面下端部から鼻板又は外壁側に向けて下り傾斜するように傾斜した下飾りを配設する軒先化粧構造において、軒樋を保持する軒樋吊金具の下部に飾り吊金具が配設され、飾り吊金具には下飾りの上耳部を保持する上耳保持部と下飾りの下耳部を保持する下耳保持部とが設けられ、上耳保持部は上下方向に弾性変形可能なバネ材で構成され、該バネ材からなる上耳保持部は、軒樋を軒樋吊金具に取り付ける際には軒樋と干渉しない位置まで下方に向かって弾性変形可能とされ且つ軒樋を取り付けた後に元の位置までバネ復帰して下飾りの上耳部が保持可能とされることを特徴とする軒先化粧構造。
  4. 前記飾り吊金具には、バネ材からなる上耳保持部を軒樋と干渉しない位置で仮止めするための仮止め手段を設けたことを特徴とする請求項3記載の軒先化粧構造。
  5. 軒先の鼻板又は外壁の前方に軒樋を配設し、軒樋の前面下端部と鼻板又は外壁とのなすコーナー部分に軒樋の前面下端部から鼻板又は外壁側に向けて下り傾斜するように傾斜した下飾りを配設する軒先化粧構造において、軒樋を保持する軒樋吊金具の下部に、下飾りの上耳部を保持する飾り吊金具が配設され、飾り吊金具には下飾りの上耳部を保持する上耳保持部と下飾りの下耳部を保持する下耳保持部とが設けられ、上耳保持部は前後方向に向かって回動可能とされ、軒樋を軒樋吊金具に取り付ける前には上耳保持部を前方に回動することで軒樋の底部が上耳保持部の後側に挿入可能とされ且つ軒樋を取り付けた後には上耳保持部は軒樋の前面下端部と対向する位置まで回動して下飾りの上耳部が保持可能とされることを特徴とする軒先化粧構造。
  6. 軒先の鼻板又は外壁の前方に軒樋を配設し、軒樋の前面下端部と鼻板又は外壁とのなすコーナー部分に軒樋の前面下端部から鼻板又は外壁側に向けて下り傾斜するように傾斜した下飾りを配設する軒先化粧構造において、鼻板又は外壁に軒樋吊金具を取り付け、軒樋の前耳部を軒樋吊金具の前耳係止部に引っ掛け、軒樋を回して後耳部を軒樋吊金具の後耳係止部に取り付ける際に、軒樋の底部が下飾りと干渉しないように軒樋の底部の後端を前端に対して後方上がりに傾斜させてなることを特徴とする軒先化粧構造。
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