JP3894664B2 - 洗濯物収納装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、クリーニング店やコンビニエンスストア等の店頭などに設置し、利用者が預け入れる洗濯物(クリーニング物)を収納し保管する洗濯物収納装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の洗濯物収納装置としては特許第2588728号掲載公報に開示されたランドリーボックスが知られている。このランドリーボックスについて図9を参照して説明する。図9はランドリーボックスの概略構成を示す側面断面図である。
【0003】
このランドリーボックス100は、ケーシング101の前面上半部に洗濯物Bの投入口102を設けている。この投入口102の下縁部には、設定角前後に開閉旋回自在にされているシュート兼用の蓋103がソレノイド機構によりロック及びアンロック自在に枢支されている。ケーシング101の下側の内部は、預け入れられた洗濯物Bを保管する収納部104が形成されている。
【0004】
このランドリーボックス100では、洗濯物Bを投入し収容するには、蓋103を設定角度まで前方に回動して投入口102を開放し、洗濯物Bを蓋103の裏面に滑らすようにして収納部104に投入して行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら従来のランドリーボックスでは、投入口102から投入された洗濯物Bはそのまま収納部104に落下するため、特に、既に収納された洗濯物Bの量が少ない時に洗濯物Bを投入した場合には、当該洗濯物Bが落下した際に大きな落下音(衝撃音)が発生するという問題があった。すなわち、このような大きな落下音が発生すると利用者に対して洗濯物Bを雑に扱っているという印象、つまり、不快感を与えることとなりランドリーボックスとしては好ましくないという問題があった。
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、洗濯物投入の際の落下音を軽減することができる洗濯物収納装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明では、洗濯物投入口を有する洗濯物収納装置本体と、この洗濯物投入口を開閉する洗濯物投入扉とを備え、洗濯物投入口から投入される利用者の洗濯物を洗濯物収納装置本体内に収納する洗濯物収納装置において、洗濯物収納装置本体内には、洗濯物投入口から投入される洗濯物を受容する洗濯物受容体と、該洗濯物受容体を上下に移動させる洗濯物受容体駆動手段と、洗濯物受容体に受容された洗濯物が満杯となったことを検知する満杯検知手段とを備えるとともに、前記洗濯物受容体駆動手段は、満杯を検知した際には当該満杯を検知しなくなるまで洗濯物受容体を下降させることを特徴とする。
【0008】
本発明によれば、洗濯物投入口から投入された洗濯物は洗濯物受容体に受容される。ここで、ある高さ位置に洗濯物受容体がある場合に、洗濯物が投入され洗濯物受容体が満杯となった際には、当該満杯が満杯検知手段により検知される。当該満杯が検知されると、当該満杯を検知しなくなるまで洗濯物受容体が洗濯物受容体駆動手段により下降する。つまり、洗濯物受容体は、洗濯物受容体に受容した洗濯物が満杯とならない範囲で、最も上位に配置されることになる。
【0015】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態にかかる洗濯物収納装置について図1〜図4を参照して説明する。図1は洗濯物収納装置の外観斜視図、図2は図1における洗濯物収納装置のA−A’線矢視方向縦断面図、図3は図1における洗濯物収納装置のD−D’線矢視方向縦断面図、図4は洗濯物収納装置の制御装置の概略構成図である。
【0016】
この洗濯物収納装置は、図1に示すように、縦長の略直方体形状をした洗濯物収納装置本体(以下、単に「本体」と言う。)1の前面に洗濯物投入口(以下、単に「投入口」と言う。)2を形成し、この洗濯物投入口2の下縁部を軸として前後に回動自在に開閉する洗濯物投入扉(以下、単に「投入扉」と言う。)3を備えたものである。
【0017】
本体1は、前面開口の外箱4と、この外箱4の内側に設置された前面開口の内箱5と、外箱4及び内箱5の前面開口を開閉自在に閉鎖する前面扉6からなる。前記投入口2は、この前面扉6の上端よりやや下方において横長矩形に開口している。また、前面扉6に開口する投入口2の上方には、表示部窓7、カード挿入口8、預り証発行口9が順に横方向に並んで開口している。さらに、投入口2の下方中央には、本体1の前方に立つ人間の有無を検知する人体感知センサ10が設置されている。さらに、人体検知センサ10の左右一方の端には、前面扉6をロックする前面扉錠11を付設している。さらに、前面扉6の前面下部の大部分には、電照パネル12を設けており、主に夜間照明やクリーニング店の表示や広告等のスペースとなる。さらに、前面扉6の上縁部は、アクリル樹脂等で形成し内部に蛍光灯等の発光素子(図示省略)を設けて、夜間の照明や種々の警告表示等を可能としている。
【0018】
投入扉3は、前面上部には扉開閉時の把手となる溝3aが形成されている。また、投入扉3は、前述したように下縁を軸として前後方向に開閉自在に軸着されており、前方に開放した際には投入扉3の裏面が略水平に維持されるように、投入扉支持アーム(図示省略)で本体1に支持されている。
【0019】
本体1の内部には、図2及び図3に示すように、底板1aの上に内箱5を配置している。内箱5は、天井板5a、左右側板5b、背面板5cと外箱4との間にそれぞれ所定の空間を設けるように配置している。また、天井板5aの高さ位置は、前面扉6の投入口2の上縁部と高さ位置をほぼ同じにしている。この天井板5aの上面には、それぞれ前記表示部窓7、カード挿入口8、預り証発行口9の後方に位置するようにLCD表示器13、磁気カードリーダ14、プリンタ15が設置してある。ここで、LCD表示器13は、主に利用者に対してガイダンス等の各種情報を表示するものである。磁気カードリーダ14は、利用者の持つ会員カードCに記録されている利用者の識別情報を入力するためのものである。プリンタ15は、主に利用者に対して洗濯物の預り証Rを発行するとともに、管理者等が預り証集計表(ジャーナル)を出力するためのものである。
【0020】
内箱5には、内部を上下に仕切る前後一対の板状部材である前中扉16及び後中扉17が配置されている。この一対の前中扉16及び後中扉17により内箱5の内部を上下に仕切る中扉を構成している。これにより前中扉16及び後中扉17の上方には一時収納室HTPを形成するとともに、下方には収納室Hを形成している。前中扉16は、内箱5の断面のうち前半分を仕切る横長矩形のもので、前縁を軸として下方に回動自在に軸着されている。後中扉17は、内箱5の断面のうち後ろ半分を仕切る横長矩形のもので、後縁を軸として下方に回動自在に軸着されている。この前中扉16及び後中扉17の回動は、水平位置から下方に約90℃前後までである。本実施の形態では水平位置から下方に約82°まで回動する。この前中扉16及び後中扉17は、下方から上方向に回動して内箱5を上下に仕切った際に、すなわち水平状態にした際に、上面高さが投入口2の下縁とほぼ同じ高さ位置となるように配置されている。この前中扉16及び後中扉17は、それぞれ前中扉駆動機構18及び後中扉駆動機構19により開閉駆動される。
【0021】
前中扉駆動機構18及び後中扉駆動機構19は、それぞれ内箱5の天井板5aの上面であって左右一方の端に設置された開閉駆動モータ18a及び19a、開閉駆動モータ18a及び19aの回転軸に設けた回転板18b及び19b、回転板18b及び19bの周縁部から、外箱4と内箱5の側板5bとの間で下方に延びるリンクアーム18c及び19c、リンクアーム18c及び19cの他端に接続し前中扉16及び後中扉17の側縁部に固着した取付片18d及び19dとを備えている。前中扉駆動機構18及び後中扉駆動機構19により、開閉駆動モータ18a及び19aを一方の方向に回動駆動すれば、それぞれ前中扉16及び後中扉17が下方に回動し、開閉駆動モータ18a及び19aを他方の方向に回動駆動すれば、それぞれ前中扉16及び後中扉17が上方に回動する。
【0022】
また、前中扉16の下側前端及び後中扉17の下側後端には、それぞれ中扉開閉検知装置20及び21が設置されている。中扉開閉検知装置20及び21は、それぞれ前中扉16及び後中扉17が、「完全に開放されているか」及び「完全に閉鎖されているか」を検知するものであり、それぞれ前中扉16及び後中扉17が完全に開放された時にONとなる全開放スイッチ(図示省略)と、完全に閉鎖されて内箱5を上下に仕切る時にONとなる全閉鎖スイッチ(図示省略)を備えている。これらは、例えばマイクロスイッチ等のスイッチ手段により構成される。
【0023】
前面扉6の内側であって投入口2の上側には、投入扉3をロックするための投入扉ロック機構22が付設されている。この投入扉ロック機構22は、投入扉ソレノイド22aを備えて開閉制御するものであり、投入扉ソレノイド22aの摺動軸が投入扉3の上縁部に形成した孔(図示省略)と嵌合して投入扉3のロック及びアンロックを可能としいる。また、前面扉6の内側であって投入口2の側方には、投入扉開閉検知装置23が付設されている。この投入扉開閉検知装置23は、投入扉開放スイッチ23aを備え、投入扉3が投入口2を閉鎖している時には投入扉開放スイッチ23aがONとなり、それ以外の時はOFFとなるものである。投入扉開放スイッチ23aとしては、例えばマイクロスイッチ等のスイッチ手段が用いられる。
【0024】
洗濯物収納装置本体1の内側には、後述する洗濯物受容ネット30に洗濯物が満杯になったか否かを検知するとともに、洗濯物が投入され中扉から落下したか否かを検知するための満杯検知装置が設けられている。この満杯検知装置は、前面扉6の裏面に設けた満杯検知光センサ24と、内箱5の背面板5cであって前記満杯検知光センサ24と対応する位置に設けた満杯検知発光素子25を備えたものである。この満杯検知光センサ24と満杯検知発光素子25は、後述する洗濯物受容ネット30が最も上位にある場合において、その上端よりやや上方の高さ位置に設けている。満杯検知発光素子25で発光した光は満杯検知光センサ24で検知され、満杯検知発光素子25と満杯検知光センサ24の間に洗濯物等の遮蔽物があるときには満杯検知光センサ24は光を検知しない。この満杯検知光センサ24としては、例えばフォトダイオード、フォトトランジスタやCCD等が用いられる。満杯検知発光素子25としては、例えばLEDが用いられる。この満杯検知装置によれば、満杯検知光センサ24に入射する光が僅かな時間だけ遮られた事により洗濯物の投入落下を検知することができる。また、当該センサ24に入射する光が所定時間以上(例えば2秒以上)遮られた事を検知することにより洗濯物の満杯を検知することができる。
【0025】
また、洗濯物収納装置本体1の内側には、後述する洗濯物受容ネット30が最下位まで達したか否かを検知するリフト降下検知装置が設けられている。このリフト降下検知装置は、前面扉6の裏面に設けたリフト降下検知光センサ26と、内箱5の背面板5cであって前記リフト降下検知光センサ26と対応する位置に設けたリフト降下検知発光素子27を備えたものである。このリフト降下検知光センサ26とリフト降下検知発光素子27は、後述する洗濯物受容ネット30が最も下位にある場合において、その下端部に対応する高さ位置に設けている。リフト降下検知発光素子25で発光した光はリフト降下検知光センサ26で検知され、リフト降下検知発光素子27とリフト降下検知光センサ26の間に洗濯物受容ネット30等の遮蔽物があるときにはリフト降下検知光センサ26は光を検知しない。このリフト降下検知光センサ26としては、例えばフォトダイオード、フォトトランジスタやCCD等が用いられる。リフト降下検知発光素子27としては、例えばLEDが用いられる。このリフト降下検知装置によれば、リフト降下検知光センサ26に入射する光が遮られた事を検知することにより洗濯物収納ネット30が最下位まで達したことを検知することができる。
【0026】
さらに、洗濯物収納装置本体1の内側には、洗濯物が一時収納室HTPに進入したか否かを検知する洗濯物進入検知装置28が設けられている。この洗濯物進入検知装置28は、一時収納室HTPの天井壁の中央よりやや前よりに付設されている。また、洗濯物進入検装置28は、下方に光を発射する進入検知発光素子28aと下方から入射される光を検知する進入検知光センサ28bとを一体に並設したものである。さらに、前中扉16の上面であって洗濯物進入検知装置28の直下には、前記進入検知発光素子28aからの光を高反射率で反射するための反射板29が設けられている。このような構成により、一時収納室HTPに洗濯物が載置されておらず前中扉16が閉鎖している場合には、進入検知発光素子28aで発光した光は反射板29で反射され進入検知光センサ28bに検知される。また、洗濯物が投入口2から進入し一時収納室HTPに載置されている場合には、進入検知発光素子28aで発光した光は当該洗濯物により遮られ進入検知光センサ28bに入射しない。したがって、一時収納室HTPに洗濯物が進入したか否かを検知することができる。
【0027】
内箱5の側板5bと外箱4との間には、洗濯物を受容する洗濯物受容体である洗濯物受容ネット30を上下に移動するためのリフト機構が設置されている。このリフト機構は、本体1の底板1aに設置したリフト駆動モータ31と、リフト駆動モータ31により回動し上下に延びるタイミングベルト32と、タイミングベルト32に付設されて上下に移動する取付片33と、取付片33から内箱5内へ延びて洗濯物受容ネット30を支持する支持アーム34を備えたものである。このリフト駆動モータ31は後述する制御装置により駆動制御され、一方に回転駆動すれば洗濯物受容ネット30は上昇し、他方に回転駆動すれば洗濯物受容ネット30は下降する。
【0028】
この洗濯物収納装置は、図1に示すような会員カードCを挿入して利用される。この会員カードCは、磁気カードリーダ14が読みとり可能なものであり、予めこの洗濯物収納装置を利用する特定人に配布しておく。この会員カードCには、利用者の識別情報が磁気記録されている。ここで、識別情報とは、洗濯物収納装置の利用者を他の利用者と区別するためのものであり、例えば、会員番号、住所、氏名、電話番号又はこれらの組み合わせ等が用いられる。
【0029】
また、この洗濯物収納装置は、図1に示すような洗濯物収納袋であるクリーニングバッグBを投入し収納することができる。このクリーニングバッグBは、利用者が一つ又は複数の洗濯物をまとめて収納するものである。また、このクリーニングバッグBは、予め利用者の識別情報と関連付けられている。この関連付けは、例えば、利用者の識別情報を記載したラベルBLをバッグBの表面又は裏面に貼り付ける、利用者の識別情報をバッグBの表面又は裏面等に記載する、利用者の識別情報を記載したラベルBLをバッグB内に入れる等の手段が挙げられる。なお、ここで関連付けられ識別情報としては、当該利用者の会員カードCに記録されているものである。
【0030】
さらに、この洗濯物収納装置は、図1に示すように預り証発行口9から預り証Rを発行することができる。この預り証Rは、洗濯物収納装置が利用者の洗濯物を預かったことを証明するものであり、利用者により持ち帰られる。この預り証Rには、会員カードCに記録されている利用者の識別情報、利用日時、利用店名、その他必要な情報が印刷される。
【0031】
このような洗濯物収納装置によれば、クリーニングバッグBを投入し収容する際には、前中扉16及び後中扉17を閉鎖している状態で投入扉3を開放し、クリーニングバッグBを一時収納室HTPの前中扉16及び後中扉17の上に載置する。その後に、前中扉16及び後中扉17を後述するような制御により開閉すればクリーニングバッグBは落下し、収納室Hの洗濯物受容ネット30に収納される。
【0032】
次に、この洗濯物収納装置の制御装置について説明する。洗濯物収納装置の制御装置50は、図4に示すように、CPU51、RAM52、ROM53、I/Oインターフェース54、タイマ55、これらを結ぶバス56を備えたものである。ROM53には、洗濯物収納装置を制御する制御プログラムが格納されている。I/Oインターフェース54には、洗濯物収納装置の各種機器が接続される。具体的には、プリンタ15、LCD表示器13、磁気カードリーダ14、人体感知センサ10、満杯検知光センサ24、リフト降下検知光センサ26、進入検知光センサ28b、投入口開放スイッチ23a、前中扉16の全開放スイッチ20a、前中扉16の全閉鎖スイッチ20b、後中扉17の全開放スイッチ21a、後中扉17の全閉鎖スイッチ21b、投入扉ソレノイド22a、前中扉16の開閉駆動モータ18a、後中扉17の開閉駆動モータ19a、リフト駆動モータ31がI/Oインターフェース54に接続している。
【0033】
次に、この洗濯物収納装置の動作について説明する。洗濯物収納装置は、制御装置50のROM53に格納された制御プログラムに基づき動作し、利用者への洗濯物預け入れサービス等を提供する。この利用者に提供する洗濯物の預け入れサービス時の動作について図5を参照して説明する。図5は洗濯物の預け入れサービス時における制御フローチャートである。なお、預け入れサービス開始時には、洗濯物受容ネット30に受容された洗濯物は回収されているので、洗濯物受容ネット30はリフト機構により最上位に移動させておく。
【0034】
まず、人体感知センサ10を監視し、本体1の前方に利用者が現れるまで待機する。人体感知センサ10が人間(利用者)を感知したら、洗濯物の預け入れサービスを開始する(ステップS1)。なお、この待機中には、LCD表示器13には、「クリーニングバッグを受付します。会員カードを挿入口に入れて下さい。」や「ただいま、クリーニング会員の募集中」等の案内のほか、宣伝広告等を定期的に循環表示させておくとよい。
【0035】
人体感知センサ10が利用者を感知したら、LCD表示器13に「クリーニングバッグを受付します。会員カードを挿入口に入れて下さい。」等のように利用者に会員カードCの挿入を促すメッセージを表示する(ステップS2)。次に、挿入された会員カードCが正常であれば処理をステップS5へ移し、正常でない場合はLCD表示器13にエラーメッセージを表示し処理をステップS1へ戻す(ステップS3、S4)。ここで、正常でない場合としては、例えば、挿入されたカードが他の種類のカードである場合、会員カードが不良である場合、会員カードCが挿入されず所定時間(例えば120秒)経過した場合等が上げられる。
【0036】
会員カードCが正常であれば、投入扉ソレノイド22aを制御して投入扉3のロックを解除し(ステップS5)、LCD表示器13に「扉を開き、クリーニングバッグを1つ入れて下さい」等のように利用者にクリーニングバッグの投入を促すメッセージを表示する(ステップS6)。
【0037】
次に、投入扉開放スイッチ23aが投入扉3の開放を検知したら、LCD表示器13に「クリーニングバッグを1つ入れて下さい」等の表示をする(ステップS7、S8)。次いで、進入検知装置の進入検知光センサ28bにより投入口2からクリーニングバッグBが進入したことを検知したら「バッグをお預かりします。扉を閉めて下さい。」等の表示をする(ステップS9、S10)。なお、投入扉3が開放されてから適当な時間(例えば120秒)経過した後には、LCD表示器13に「まだ、バッグをお預かりできておりません。いったん処理を中止します。」等の表示をして処理を最初からやり直すとよい。
【0038】
次に、投入扉開放スイッチ23aが投入扉3の閉鎖を検知したら、投入扉3をロックし、前中扉16及び後中扉17を開閉動作させる(ステップS11、S12、S13)。このステップS13での開閉動作は、中扉16及び17の開閉を検知する各スイッチ20a、20b、21a、21bの信号に基づき、各駆動モータ18a及び19aを駆動制御すればよい。これにより、前中扉16及び後中扉17にクリーニングバッグBが載置されている場合には、クリーニングバッグBは落下し洗濯物受容ネット30に受容される。
【0039】
次に、前記ステップS13で前中扉16及び後中扉17を開閉した際に、満杯検知光センサ24によりクリーニングバッグBの投入を検知した場合には、処理をステップS16に移し、クリーニングバッグBの投入を検知しなかった場合には、LCD表示器13に「バッグをお預かりできておりません」等のエラーメッセージを表示し(ステップS15)、処理をステップS1に移す(ステップS14)。ここで満杯検知光センサ24によるクリーニングバッグBの投入検知は、当該センサに入射する光が僅かな時間だけ遮られた事を検知して行われる。
【0040】
クリーニングバッグBの投入を検知した場合には、表示器13に「バックをお預かりしました。ただいま、預り証を発行中です。しばらくお待ち下さい」等の表示を行い(ステップS16)、プリンタ15から預り証Rを発行し(ステップS17)、さらに制御装置50のRAM52に各種情報を記録し(ステップS18)、表示器13に「預り証と会員カードをお取り下さい。ありがとうございました。」等の表示をする(ステップS19)。ここで預り証Rに印刷する内容としては、磁気カードリーダ14で読み取られた会員カードCに記録されている利用者の識別情報や、発行日時等の情報である。また、RAM52に記録する情報は、預り証Rに印刷したものと同様のものであり、管理者等によるジャーナル印刷時等において用いられる。
【0041】
次に、満杯検知センサ24により洗濯物受容ネット30に受容されたクリーニングバッグBが満杯であることを検知したら処理をステップS21に移し、満杯であることを検知しないときには、再び待機状態に戻り処理をステップS1に移す(ステップS19)。ここで満杯検知センサ24による満杯検知は、当該センサに入射する光が所定時間以上(例えば2秒以上)遮られた事を検知して行われる。
【0042】
次いで、洗濯物受容ネット30を下降すべくリフト駆動モータ31を駆動を開始する(ステップS21)。このリフト駆動モータ31の駆動中に満杯検知センサ24が満杯を検知しなくなったら、すなわち、当該センサに光が入射するようなったら、リフト駆動モータ31を駆動停止し、処理を再びステップS1に移す(ステップS22、S23)。また、リフト下降検知センサ26により洗濯物受容ネット30が最下部にまで達したことを検知したら、処理をステップS25に移し、当該検知をしない場合にはリフト駆動モータ31の駆動を継続し、洗濯物受容ネット30の下降をつづける(ステップS24)。
【0043】
洗濯物受容ネット30が最下部にまで達したら、リフト駆動モータ31を駆動停止し(ステップS25)、LCD表示器13に「ボックスがいっぱいです。」等の表示をして、洗濯物の預け入れサービスを停止する(ステップS26)。
【0044】
以上のステップにより、利用者が投入扉3を開放し、一時収容室HTPにクリーニングバッグBを載置し、投入扉3を閉鎖すると、前中扉16及び後中扉17が開閉動作し、バッグBは下方に落下して洗濯物受容ネット30に受容される。ここで、洗濯物受容ネット30は当該ネットが満杯にならない範囲で上方に配置され、バッグBの投入により満杯となると下方に移動する。すなわち、洗濯物受容ネット30に受容されたバッグBの量に応じて、落下距離を小さく設定しているので、バッグBが落下した際に生ずる落下音(衝撃音)は軽減したものとなる。洗濯物受容ネット30が最下部にまで達した際には洗濯物の預け入れサービスは停止される。
【0045】
以上詳述したように、本発明によれば、投入口2から投入された洗濯物は洗濯物受容ネット30に受容される。また、洗濯物受容ネット30はリフト機構により上下に移動可能なので、受容された洗濯物の量が少ないときには上方に移動させ、多いときには下方に移動させることにより、投入口2と受容された洗濯物の上端位置との距離を小さくすることができる。すなわち、投入口2から投入された洗濯物の洗濯物受容ネット30までの落下距離を常に短く維持することができるので、落下時に生ずる落下音(衝撃音)を軽減することができる。
【0046】
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態にかかる洗濯物収納装置について図7〜図8を参照して説明する。図7は洗濯物収納装置の正面縦断面図、図8は洗濯物収納装置の側面縦断面図である。なお、図において、第1の実施の形態と同一の部材については同一の符号を付した。
【0047】
この洗濯物収納装置が、第1の実施の形態のものと相異する点は、リフト機構にかえて、洗濯物収納ネットを弾性体で支持するネット高調整機構を備えたところにある。以下、その相違する点について説明する。
【0048】
このネット高調整機構は、洗濯物収容ネット30を上下移動可能に弾性体で支持するものであり、内箱5の側板5bと外箱4との間に設置されている。このネット高調整機構は、本体1の底板1aから垂直に立設する支持柱41と、支持柱41を上下に摺動する摺動体42と、摺動体42と底板1aとの間に介在する弾性体であるスプリング43を備えたものである。摺動体42の側部は、内箱5の側板5bに形成された摺動孔5dから内箱5の内側に露出している。摺動体42の前記露出部には洗濯物受容ネット30を支持するための支持アーム44が水平に付設されている。支持アーム44の両端には洗濯物受容ネット30が吊り下げられている。
【0049】
このような洗濯物収納装置によれば、洗濯物受容ネット30が空の場合には、洗濯物受容ネット30は上方に位置し、収納された洗濯物の量が多くなった場合には、洗濯物の自重により洗濯物受容ネット30は下降する。これにより、投入された洗濯物が洗濯物収納ネット30に落下するまでの落下距離を常に小さくすることができるので、落下の際の落下音(衝撃音)を軽減することができる。また、落下の瞬間には弾性体であるスプリング43により衝撃が吸収されるので、さらに落下音を軽減することができる。
【0050】
なお、本実施の形態では、洗濯物受容ネット30を上下移動可能に支持するために弾性体としてスプリング43を床面に付設したが、洗濯物受容ネット30を上方から吊り下げるようにして支持する構造としてもよい。また、弾性体としては、スプリングに限定されることなく、例えばゴムを用いて洗濯物受容ネット30を吊り下げるようにしてもよい。
【0051】
また、第1及び第2の実施形態では、洗濯物受容ネット30が満杯になったか否かの検知と、前中扉16及び後中扉17の開閉により洗濯物が投入され落下したか否かの検知とを、満杯検知発光素子25及び満杯検知受光素子24からなる満杯検知装置により兼用したが、それぞれ別に検知装置を設けてもよい。
【0052】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、洗濯物投入口から投入された洗濯物は洗濯物受容体に受容される。また、洗濯物受容体は上下に移動可能なので、受容された洗濯物の量が少ないときには上方に移動させ、多いときには下方に移動させることにより、投入口と受容された洗濯物の上端位置との距離を小さくすることができる。すなわち、投入口から投入された洗濯物の洗濯物受容体までの落下距離を常に短く維持することができるので、落下時に生ずる落下音(衝撃音)を軽減することができる。特に、洗濯物受容体を弾性体で支持すれば、落下の際の衝撃が吸収されるので落下音をさらに軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態にかかる洗濯物収納装置の外観斜視図
【図2】図1における洗濯物収納装置のA−A’線矢視方向縦断面図
【図3】図1における洗濯物収納装置のD−D’線矢視方向縦断面図
【図4】洗濯物収納装置の制御装置の概略構成図
【図5】洗濯物の預け入れサービス時における制御フローチャート
【図6】洗濯物の預け入れサービス時における制御フローチャート
【図7】第2の実施の形態にかかる洗濯物収納装置の正面縦断面図
【図8】第2の実施の形態にかかる洗濯物収納装置の側面縦断面図
【図9】従来のランドリーボックスの概略側面断面図
【符号の説明】
1…洗濯物収納装置本体、2…投入口、3…投入扉、4…外箱、5…内箱、6…前面扉、16…前中扉、17…後中扉、18,19…中扉開閉駆動装置、20,21…中扉開閉検知装置、22…投入扉ロック機構、23…投入扉開閉検知装置、24…満杯検知光センサ、25…満杯検知光発光素子、26…リフト下降検知光センサ、27…リフト下降検知光発光素子、28…洗濯物進入検知装置、30…洗濯物受容ネット、31…リフト駆動モータ、32…タイミングベルト、33…取付片、34…支持アーム、41…支持柱、42…摺動体、43…スプリング、44…支持アーム、B…クリーニングバッグ、C…会員カード、R…預り証、H…収納室、HTP…一時収納室、TI…インターバル時間、TO…開放時間

Claims (4)

  1. 洗濯物投入口を有する洗濯物収納装置本体と、この洗濯物投入口を開閉する洗濯物投入扉とを備え、洗濯物投入口から投入される利用者の洗濯物を洗濯物収納装置本体内に収納する洗濯物収納装置において、
    洗濯物収納装置本体内には、
    洗濯物投入口から投入される洗濯物を受容する洗濯物受容体と、
    該洗濯物受容体を上下に移動させる洗濯物受容体駆動手段と、
    洗濯物受容体に受容された洗濯物が満杯となったことを検知する満杯検知手段と、
    前記満杯検知手段が満杯を検知した際には当該満杯を検知しなくなるまで洗濯物受容体を下降させるよう前記洗濯物受容体駆動手段を制御する制御装置とを備えた
    ことを特徴とする洗濯物収納装置。
  2. 前記満杯検知手段は発光素子と該発光素子で発光した光を検出する光センサとからなり、
    前記制御装置は、光センサに入射する発光素子の光の投入洗濯物による遮蔽により洗濯物の満杯を検知する
    ことを特徴とする請求項1記載の洗濯物収納装置。
  3. 前記発光素子及び光センサは、最上位に位置する洗濯物受容体の上端よりやや上方の高さ位置に設けられている
    ことを特徴とする請求項2記載の洗濯物収納装置。
  4. 前記制御装置は、光センサに入射する発光素子の光が僅かな時間だけ遮られた事により洗濯物の投入を検知するとともに、該光の遮断が所定時間以上となった事により洗濯物の満杯を検知する
    ことを特徴とする請求項3記載の洗濯物収納装置。
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