JP3206686B2 - 自動販売機の防水カバー支持構造 - Google Patents
自動販売機の防水カバー支持構造Info
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- JP3206686B2 JP3206686B2 JP08099693A JP8099693A JP3206686B2 JP 3206686 B2 JP3206686 B2 JP 3206686B2 JP 08099693 A JP08099693 A JP 08099693A JP 8099693 A JP8099693 A JP 8099693A JP 3206686 B2 JP3206686 B2 JP 3206686B2
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- Japan
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- waterproof cover
- door
- vending machine
- opening
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、前面が開口し内部に
商品が貯蔵若しくは内部で原料から商品が製造されるケ
ースとで外周面を形成する機体を構成する、ケースの前
面開口を覆う扉内に形成されこの扉の背面に背面が開口
する、金銭処理装置を含む電気・電子機器が収納される
収容部の背面開口を開閉自在に覆う防水カバーを扉に支
持する自動販売機の防水カバー支持構造に関する。
商品が貯蔵若しくは内部で原料から商品が製造されるケ
ースとで外周面を形成する機体を構成する、ケースの前
面開口を覆う扉内に形成されこの扉の背面に背面が開口
する、金銭処理装置を含む電気・電子機器が収納される
収容部の背面開口を開閉自在に覆う防水カバーを扉に支
持する自動販売機の防水カバー支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】前面が開口し内部に商品が貯蔵若しくは
内部で原料から商品が製造されるケースとで自動販売機
の外周面を形成する機体を構成する、ケースの前面開口
を覆う扉には、自動販売機の販売制御を行う制御装置を
含む各種の電気・電子機器が一般的に配設されている。
この電気・電子機器の中には、扉の前面に開口する投入
口から投入された硬貨若しくは紙幣を受入れ正偽の判
定,積算などの処理を行う金銭処理装置である、コイン
メカニズムおよび若しくは紙幣識別装置が含まれてい
る。このコインメカニズムおよび若しくは紙幣識別装置
などの金銭処理装置は、投入口から投入され受入れた硬
貨若しくは紙幣の正偽の判定および金高の積算を行った
上で、種類別に区分して釣銭用硬貨収納部若しくは紙幣
収納部内にそれぞれ収納する。またもし、釣銭用硬貨収
納部内に硬貨が一杯詰っていれば、コインメカニズムは
受入れた硬貨を扉内に配設され金庫に収納する。
内部で原料から商品が製造されるケースとで自動販売機
の外周面を形成する機体を構成する、ケースの前面開口
を覆う扉には、自動販売機の販売制御を行う制御装置を
含む各種の電気・電子機器が一般的に配設されている。
この電気・電子機器の中には、扉の前面に開口する投入
口から投入された硬貨若しくは紙幣を受入れ正偽の判
定,積算などの処理を行う金銭処理装置である、コイン
メカニズムおよび若しくは紙幣識別装置が含まれてい
る。このコインメカニズムおよび若しくは紙幣識別装置
などの金銭処理装置は、投入口から投入され受入れた硬
貨若しくは紙幣の正偽の判定および金高の積算を行った
上で、種類別に区分して釣銭用硬貨収納部若しくは紙幣
収納部内にそれぞれ収納する。またもし、釣銭用硬貨収
納部内に硬貨が一杯詰っていれば、コインメカニズムは
受入れた硬貨を扉内に配設され金庫に収納する。
【0003】そのため、この金庫,釣銭用硬貨収納部,
紙幣収納部などからの売上金の回収,釣銭用硬貨収納部
内の釣銭の補充などの日常の保守作業が金銭処理装置に
対しては必要である。また、この金銭処理装置および制
御装置を含む扉内に配設された電気・電子機器に対して
は点検,整備など定期的な保守作業が必要である。この
日常および定期的な保守作業を容易に行えるように、扉
内に配設された金銭処理装置,制御装置などの電気・電
子機器は、扉内に形成されこの扉の背面に背面が開口す
る収容部内に概して収納されている。
紙幣収納部などからの売上金の回収,釣銭用硬貨収納部
内の釣銭の補充などの日常の保守作業が金銭処理装置に
対しては必要である。また、この金銭処理装置および制
御装置を含む扉内に配設された電気・電子機器に対して
は点検,整備など定期的な保守作業が必要である。この
日常および定期的な保守作業を容易に行えるように、扉
内に配設された金銭処理装置,制御装置などの電気・電
子機器は、扉内に形成されこの扉の背面に背面が開口す
る収容部内に概して収納されている。
【0004】この収容部の背面開口は、屋外に設置され
る場合が多い自動販売機では、雨水が収容部内に扉が開
いた際侵入しないように、この扉に支持され可撓性を持
つ平板状の防水カバーで概して覆われている。この種の
自動販売機の防水カバー支持構造の従来例の一つを図2
および図3に示す。図2はこの発明の対象となる自動販
売機の構成を示し、(A)が外観を示す、前方斜右上か
ら見た斜視図、(B)が(A)の内部構成を示す、扉お
よび収納室扉を開いた状態の、前方斜右上から見た斜視
図である。また、図3は従来の自動販売機の防水カバー
支持構造の構成を示し、(A)が防水カバーを開放した
状態の、扉の後方斜左上から見た要部斜視図、(B)が
防水カバーを閉じた状態の、扉の後方斜左上から見た要
部斜視図である。
る場合が多い自動販売機では、雨水が収容部内に扉が開
いた際侵入しないように、この扉に支持され可撓性を持
つ平板状の防水カバーで概して覆われている。この種の
自動販売機の防水カバー支持構造の従来例の一つを図2
および図3に示す。図2はこの発明の対象となる自動販
売機の構成を示し、(A)が外観を示す、前方斜右上か
ら見た斜視図、(B)が(A)の内部構成を示す、扉お
よび収納室扉を開いた状態の、前方斜右上から見た斜視
図である。また、図3は従来の自動販売機の防水カバー
支持構造の構成を示し、(A)が防水カバーを開放した
状態の、扉の後方斜左上から見た要部斜視図、(B)が
防水カバーを閉じた状態の、扉の後方斜左上から見た要
部斜視図である。
【0005】図2および図3において、1が前面が開口
するケースであり、このケース1の前面開口は、このケ
ース1の左端に左端を水平面内で回動自在に支持された
扉2で覆われている。この扉2は、上下左右の側面を形
成する部材が強磁性体である鋼板から形成された、背面
が開口する四角な箱形の扉本体3と、この扉本体3の背
面開口を下端部を除いて覆う、この扉本体3左端に左端
を回動自在に支持された中扉4とで構成されている。こ
の中扉4は、強磁性体である薄鋼板から折り曲げて一体
で形成された、前面が開口する四角な浅い箱形の中扉本
体5と、この中扉本体5下部に形成された四角な角孔6
に背面側から嵌め込み外周方向にフランジ状に張り出し
た後端周縁部をねじ7で中扉本体5にねじ止めされた、
背面が開口する四角な箱形の箱体8とで構成されてい
る。この箱体8を構成要素とする扉2と、ケース1とで
自動販売機の外周面を形成する機体9が構成されてお
り、扉2の前面側には、硬貨若しくは紙幣が投入され前
面に開口する投入口10,11、この投入口10から投
入した硬貨を返却操作する返却レバー12、この返却レ
バー12が操作されたときに返却する硬貨若しくは釣銭
を払い出して返却し前面に開口する返却口13などが設
けられている。
するケースであり、このケース1の前面開口は、このケ
ース1の左端に左端を水平面内で回動自在に支持された
扉2で覆われている。この扉2は、上下左右の側面を形
成する部材が強磁性体である鋼板から形成された、背面
が開口する四角な箱形の扉本体3と、この扉本体3の背
面開口を下端部を除いて覆う、この扉本体3左端に左端
を回動自在に支持された中扉4とで構成されている。こ
の中扉4は、強磁性体である薄鋼板から折り曲げて一体
で形成された、前面が開口する四角な浅い箱形の中扉本
体5と、この中扉本体5下部に形成された四角な角孔6
に背面側から嵌め込み外周方向にフランジ状に張り出し
た後端周縁部をねじ7で中扉本体5にねじ止めされた、
背面が開口する四角な箱形の箱体8とで構成されてい
る。この箱体8を構成要素とする扉2と、ケース1とで
自動販売機の外周面を形成する機体9が構成されてお
り、扉2の前面側には、硬貨若しくは紙幣が投入され前
面に開口する投入口10,11、この投入口10から投
入した硬貨を返却操作する返却レバー12、この返却レ
バー12が操作されたときに返却する硬貨若しくは釣銭
を払い出して返却し前面に開口する返却口13などが設
けられている。
【0006】また、扉2の裏面側には、箱体8内に、投
入口10,11から投入された硬貨若しくは紙幣を受入
れ正偽の判定,積算などの処理を行う金銭処理装置14
である、コインメカニズム15および紙幣識別装置1
6,自動販売機の販売制御を行う制御装置17などの電
気・電子機器18が配設されている。この電気・電子機
器18を収容する収容部19を箱体8の内側が形成して
おり、この箱体8の背面開口である、収容部19の背面
開口は、軟質の塩化ビニールの薄板から形成され可撓性
を持つ防水カバー20で覆われている。この防水カバー
20は、その上端が箱体8の後端上縁にねじ7でねじ止
め固定されて垂下しているとともに、その下端中央に円
孔部21が形成されており、中扉本体5の背面上端中央
には、この背面から後端を後方に突出させてねじ22が
ねじ止めされている。このねじ22を円孔部21に通し
て、扉2を開いて収容部19の背面開口を全開するまで
捲り上げた防水カバー20の下端が、ねじ22を介し中
扉本体5背面上端に支持されるように防水カバー支持構
造が構成されている。
入口10,11から投入された硬貨若しくは紙幣を受入
れ正偽の判定,積算などの処理を行う金銭処理装置14
である、コインメカニズム15および紙幣識別装置1
6,自動販売機の販売制御を行う制御装置17などの電
気・電子機器18が配設されている。この電気・電子機
器18を収容する収容部19を箱体8の内側が形成して
おり、この箱体8の背面開口である、収容部19の背面
開口は、軟質の塩化ビニールの薄板から形成され可撓性
を持つ防水カバー20で覆われている。この防水カバー
20は、その上端が箱体8の後端上縁にねじ7でねじ止
め固定されて垂下しているとともに、その下端中央に円
孔部21が形成されており、中扉本体5の背面上端中央
には、この背面から後端を後方に突出させてねじ22が
ねじ止めされている。このねじ22を円孔部21に通し
て、扉2を開いて収容部19の背面開口を全開するまで
捲り上げた防水カバー20の下端が、ねじ22を介し中
扉本体5背面上端に支持されるように防水カバー支持構
造が構成されている。
【0007】さらに、コインメカニズム15内には、投
入された硬貨の正偽の判定および金額の積算を行う、図
示しない判定積算機構部、投入された硬貨を10円,5
0円,100円硬貨など種類別に仕分けし釣銭用の硬貨
として収納する硬貨収納部23が形成されている。この
硬貨収納部23内に硬貨が一杯詰まっているとき、投入
口10から投入され受入れた硬貨をコインメカニズム1
5内から落下排出する排出口24がコインメカニズム1
5下面に開口している。このコインメカニズム15下面
に開口する排出口24と並列して、釣銭として払い戻さ
れる硬貨あるいは、返却レバー12が操作された際に投
入口10から投入された硬貨が払い出される払出口25
がコインメカニズム15の下面に開口している。このコ
インメカニズム15の下の、扉本体3内には、排出口2
4および払出口25の下面開口に上面開口をそれぞれ向
かい合わせて、扉本体3に着脱自在に支持された箱形容
器状の金庫26および、返却口13の後半部を形成しこ
の返却口13内に連通する、扉本体3に固定された漏斗
状の受け部27が配設されている。
入された硬貨の正偽の判定および金額の積算を行う、図
示しない判定積算機構部、投入された硬貨を10円,5
0円,100円硬貨など種類別に仕分けし釣銭用の硬貨
として収納する硬貨収納部23が形成されている。この
硬貨収納部23内に硬貨が一杯詰まっているとき、投入
口10から投入され受入れた硬貨をコインメカニズム1
5内から落下排出する排出口24がコインメカニズム1
5下面に開口している。このコインメカニズム15下面
に開口する排出口24と並列して、釣銭として払い戻さ
れる硬貨あるいは、返却レバー12が操作された際に投
入口10から投入された硬貨が払い出される払出口25
がコインメカニズム15の下面に開口している。このコ
インメカニズム15の下の、扉本体3内には、排出口2
4および払出口25の下面開口に上面開口をそれぞれ向
かい合わせて、扉本体3に着脱自在に支持された箱形容
器状の金庫26および、返却口13の後半部を形成しこ
の返却口13内に連通する、扉本体3に固定された漏斗
状の受け部27が配設されている。
【0008】なお、ケース1内には、前面開口が収納室
扉28で開閉自在に覆われ内部に商品が収納し貯蔵され
る、前面が開口する収納室29が区画形成されている。
この収納室29内には、前面に開口し商品が投入される
投入口30および下面に開口する排出口31が上下両端
にそれぞれ形成された、内部にそれぞれ収納された商品
を販売の都度一個ずつ排出口31を通して排出する複数
の収納棚32が収容設置されている。この収納棚32の
下の収納室29内には、排出口31を通して排出された
商品を受ける、前下がりに傾斜する傾斜面を上面が形成
するシュータ33が配設されている。このシュータ33
上に排出口31を通して排出されシュータ33上を自重
で下降し前方へ搬出された商品を通して収納室29外に
送出する、この収納室29内外に連通する送出口34が
収納室扉28の下部に形成されている。この収納室扉2
8の下部に形成された送出口34を通して送出された商
品を内側で受け前面に開口する取出口35が扉2の下部
に形成されており、この扉2の上部前面側には、中扉本
体5の上部前面が奥行側内壁面を形成する展示室36が
形成されている。この展示室36内には、奥行側内壁面
に表示された、図示しない販売商品の広告,奥行側内壁
面に上下に並列して後端が片持ち支持された一対の陳列
棚37上に左右に陳列された商品見本38などが照明灯
39で照明して広告展示されている。また、展示室36
内には、左右に陳列展示された商品見本38それぞれに
対応し、展示室36前面から前端を前方に突き出して商
品を選択する選択釦40が商品見本38の下に左右に並
設されている。
扉28で開閉自在に覆われ内部に商品が収納し貯蔵され
る、前面が開口する収納室29が区画形成されている。
この収納室29内には、前面に開口し商品が投入される
投入口30および下面に開口する排出口31が上下両端
にそれぞれ形成された、内部にそれぞれ収納された商品
を販売の都度一個ずつ排出口31を通して排出する複数
の収納棚32が収容設置されている。この収納棚32の
下の収納室29内には、排出口31を通して排出された
商品を受ける、前下がりに傾斜する傾斜面を上面が形成
するシュータ33が配設されている。このシュータ33
上に排出口31を通して排出されシュータ33上を自重
で下降し前方へ搬出された商品を通して収納室29外に
送出する、この収納室29内外に連通する送出口34が
収納室扉28の下部に形成されている。この収納室扉2
8の下部に形成された送出口34を通して送出された商
品を内側で受け前面に開口する取出口35が扉2の下部
に形成されており、この扉2の上部前面側には、中扉本
体5の上部前面が奥行側内壁面を形成する展示室36が
形成されている。この展示室36内には、奥行側内壁面
に表示された、図示しない販売商品の広告,奥行側内壁
面に上下に並列して後端が片持ち支持された一対の陳列
棚37上に左右に陳列された商品見本38などが照明灯
39で照明して広告展示されている。また、展示室36
内には、左右に陳列展示された商品見本38それぞれに
対応し、展示室36前面から前端を前方に突き出して商
品を選択する選択釦40が商品見本38の下に左右に並
設されている。
【0009】このように構成された自動販売機の防水カ
バー支持構造を備えた自動販売機の販売動作は、硬貨お
よび若しくは紙幣が投入口10および若しくは投入口1
1から投入後、選択釦40で商品が選択されると、販売
指令信号により、この商品が収納される収納棚32内か
ら排出口31を通して選択された商品が落下排出され
る。この商品は、シュータ33の上面に落下し、この上
面を転動若しくは摺動しながら送出口34を通って取出
口35内に搬出され、この取出口35の前面開口を通し
てお客さんにより取り出される。
バー支持構造を備えた自動販売機の販売動作は、硬貨お
よび若しくは紙幣が投入口10および若しくは投入口1
1から投入後、選択釦40で商品が選択されると、販売
指令信号により、この商品が収納される収納棚32内か
ら排出口31を通して選択された商品が落下排出され
る。この商品は、シュータ33の上面に落下し、この上
面を転動若しくは摺動しながら送出口34を通って取出
口35内に搬出され、この取出口35の前面開口を通し
てお客さんにより取り出される。
【0010】また、金銭処理装置14であるコインメカ
ニズム15の販売時の動作は、投入口10から投入され
た硬貨を受入れて硬貨の正偽の判定,金額の積算などの
処理を行った後、種類別に仕分けして硬貨収納部23内
に収納する。しかし、硬貨収納部23内に硬貨が一杯詰
まっているときは、排出口24を通して金庫26内に落
下排出する。そして、投入口10から硬貨を投入後、お
客さんが商品の購入を中止して返却レバー12を操作し
た際は、投入口10から投入された硬貨を払出口25を
通して返却口13内に排出するとともに、硬貨収納部2
3内に収納された硬貨を必要に応じ釣銭として払出口2
5から返却口13内に払い出す。この返却口13内に釣
銭として払い出された硬貨は、この返却口13の前面開
口を通してお客さんにより取り出される。
ニズム15の販売時の動作は、投入口10から投入され
た硬貨を受入れて硬貨の正偽の判定,金額の積算などの
処理を行った後、種類別に仕分けして硬貨収納部23内
に収納する。しかし、硬貨収納部23内に硬貨が一杯詰
まっているときは、排出口24を通して金庫26内に落
下排出する。そして、投入口10から硬貨を投入後、お
客さんが商品の購入を中止して返却レバー12を操作し
た際は、投入口10から投入された硬貨を払出口25を
通して返却口13内に排出するとともに、硬貨収納部2
3内に収納された硬貨を必要に応じ釣銭として払出口2
5から返却口13内に払い出す。この返却口13内に釣
銭として払い出された硬貨は、この返却口13の前面開
口を通してお客さんにより取り出される。
【0011】さらに、金庫26内に落下排出され貯えら
れた硬貨,コインメカニズム15の硬貨収納部23内の
釣銭用の硬貨および紙幣識別装置16の、図示しない紙
幣収納部内の紙幣などを回収する売上金の回収,釣銭の
補充などの日常の保守作業および点検整備などの定期的
な保守作業は、扉2および防水カバー20を開放して行
われる。
れた硬貨,コインメカニズム15の硬貨収納部23内の
釣銭用の硬貨および紙幣識別装置16の、図示しない紙
幣収納部内の紙幣などを回収する売上金の回収,釣銭の
補充などの日常の保守作業および点検整備などの定期的
な保守作業は、扉2および防水カバー20を開放して行
われる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の自動販売機の防水カバー支持構造は、箱体8の後
端上縁にねじ7で上端をねじ止め固定して防水カバー2
0を垂下し、収容部19の背面開口を開放する際は、こ
の背面開口が全開するまで防水カバー20を捲り上げて
円孔部21に通したねじ22を介し中扉本体5上端に防
水カバー20の下端を支持するように構成されている。
従来の自動販売機の防水カバー支持構造は、箱体8の後
端上縁にねじ7で上端をねじ止め固定して防水カバー2
0を垂下し、収容部19の背面開口を開放する際は、こ
の背面開口が全開するまで防水カバー20を捲り上げて
円孔部21に通したねじ22を介し中扉本体5上端に防
水カバー20の下端を支持するように構成されている。
【0013】そのため、日常および定期的な保守作業を
行う際に、捲り上げて中扉本体5上端にねじ22を介し
て支持した防水カバー20の下端を作業終了時にねじ2
2から外そうとして、防水カバー20をややもすると無
理やり引張って破損させることがあるという問題があ
る。また、屋外に設置された自動販売機の、雨天の際の
保守作業であっても、防水カバー20の下端を中扉本体
5上端に支持して収容部19の背面開口を、全開しなく
ても十分行える保守作業の際であっても全開して行わな
ければならない。それで、収容部19の背面開口は、保
守作業の際には全開されることになり、この全開の背面
開口から雨水が保守作業中に侵入するのを防ぐことがで
きず、収容部19内の電気・電子機器18が濡れて使用
できなくなるという問題もある。
行う際に、捲り上げて中扉本体5上端にねじ22を介し
て支持した防水カバー20の下端を作業終了時にねじ2
2から外そうとして、防水カバー20をややもすると無
理やり引張って破損させることがあるという問題があ
る。また、屋外に設置された自動販売機の、雨天の際の
保守作業であっても、防水カバー20の下端を中扉本体
5上端に支持して収容部19の背面開口を、全開しなく
ても十分行える保守作業の際であっても全開して行わな
ければならない。それで、収容部19の背面開口は、保
守作業の際には全開されることになり、この全開の背面
開口から雨水が保守作業中に侵入するのを防ぐことがで
きず、収容部19内の電気・電子機器18が濡れて使用
できなくなるという問題もある。
【0014】この発明は、捲り上げて下端を扉に支持し
た防水カバーを仮に無理に引張っも破損しない、収容部
の背面開口を保守作業の際に必要に応じ必要なだけ開放
できる自動販売機の防水カバー支持構造を提供すること
を目的とする。
た防水カバーを仮に無理に引張っも破損しない、収容部
の背面開口を保守作業の際に必要に応じ必要なだけ開放
できる自動販売機の防水カバー支持構造を提供すること
を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
この発明は、前面が開口し内部に商品を貯蔵若しくは内
部で原料から商品が製造されるケースと、このケースの
前面開口を覆う鋼板製の扉とで機体が構成された自動販
売機であって、前記扉内に形成され、背面が開口すると
ともに少なくともコインメカニズムを収容する収容部、
および可撓性材料からなり、前記収容部の背面開口を覆
うよう前記扉に上端が支持された平板状の防水カバーを
備えた自動販売機の防水カバー支持構造において、前記
防水カバーの下端に永久磁石を固着し、垂下状態におけ
る防水カバーの前記永久磁石を鋼板製の扉に吸着させる
ことにより該防水カバーにより収容部の背面開口を覆
い、防水カバーを捲り上げて前記永久磁石を鋼板製の扉
の任意位置に吸着させることにより収容部の背面開口を
開放することを特徴とする。
この発明は、前面が開口し内部に商品を貯蔵若しくは内
部で原料から商品が製造されるケースと、このケースの
前面開口を覆う鋼板製の扉とで機体が構成された自動販
売機であって、前記扉内に形成され、背面が開口すると
ともに少なくともコインメカニズムを収容する収容部、
および可撓性材料からなり、前記収容部の背面開口を覆
うよう前記扉に上端が支持された平板状の防水カバーを
備えた自動販売機の防水カバー支持構造において、前記
防水カバーの下端に永久磁石を固着し、垂下状態におけ
る防水カバーの前記永久磁石を鋼板製の扉に吸着させる
ことにより該防水カバーにより収容部の背面開口を覆
い、防水カバーを捲り上げて前記永久磁石を鋼板製の扉
の任意位置に吸着させることにより収容部の背面開口を
開放することを特徴とする。
【0016】また、防水カバーが、回転自在に扉に支持
された、軸長方向が左右に水平な回転軸を介して上端が
扉に支持された防水カバーであるものとする。さらに、
回転軸が、回転の一方方向に付勢して扉に回転自在に支
持された回転軸であるものとする。またさらに、回転軸
が、回転の一方方向に渦巻きばねで付勢して扉に回転自
在に支持された回転軸であるものとする。
された、軸長方向が左右に水平な回転軸を介して上端が
扉に支持された防水カバーであるものとする。さらに、
回転軸が、回転の一方方向に付勢して扉に回転自在に支
持された回転軸であるものとする。またさらに、回転軸
が、回転の一方方向に渦巻きばねで付勢して扉に回転自
在に支持された回転軸であるものとする。
【0017】
【作用】前述したように本発明は、防水カバーの下端に
永久磁石を固着し、垂下状態における防水カバーの前記
永久磁石を鋼板製の扉に吸着させることにより該防水カ
バーにより収容部の背面開口を覆い、防水カバーを捲り
上げて前記永久磁石を鋼板製の扉の任意位置に吸着させ
ることにより収容部の背面開口を開放するようにしたの
で、垂下状態における防水カバーの下端を鋼板製の扉に
吸着させて収容部の背面開口を完全に覆った状態の防水
カバーを支持でき、また、収容部の背面開口が必要に応
じ保守作業に必要なだけ開放されるように捲り上げて防
水カバーを支持させておくことができる。
永久磁石を固着し、垂下状態における防水カバーの前記
永久磁石を鋼板製の扉に吸着させることにより該防水カ
バーにより収容部の背面開口を覆い、防水カバーを捲り
上げて前記永久磁石を鋼板製の扉の任意位置に吸着させ
ることにより収容部の背面開口を開放するようにしたの
で、垂下状態における防水カバーの下端を鋼板製の扉に
吸着させて収容部の背面開口を完全に覆った状態の防水
カバーを支持でき、また、収容部の背面開口が必要に応
じ保守作業に必要なだけ開放されるように捲り上げて防
水カバーを支持させておくことができる。
【0018】また、回転自在に扉に支持された、軸長方
向が左右に水平な回転軸を介して上端が扉に支持された
防水カバーであるものとしたので、保守作業の際に、回
転軸を回転して防水カバーを回転軸に巻付けたり巻戻し
たりして、収容部の背面開口を必要に応じ必要なだけ開
放できるとともに、必要なだけ開放した状態の防水カバ
ーの下端を永久磁石を介して扉の背面に支持できる。
向が左右に水平な回転軸を介して上端が扉に支持された
防水カバーであるものとしたので、保守作業の際に、回
転軸を回転して防水カバーを回転軸に巻付けたり巻戻し
たりして、収容部の背面開口を必要に応じ必要なだけ開
放できるとともに、必要なだけ開放した状態の防水カバ
ーの下端を永久磁石を介して扉の背面に支持できる。
【0019】さらに、上記回転軸が、回転の一方方向に
付勢して扉に回転自在に支持された回転軸であるものと
したので、回転軸を付勢する付勢力で回転軸を回転させ
防水カバーを回転軸に巻付けて、保守作業の際に収容部
の背面開口を必要に応じ必要なだけ開放できるととも
に、必要なだけ開放した状態の防水カバーの下端を永久
磁石を介して扉の背面に支持できる。また、回転軸を付
勢する付勢力に抗し防水カバーの下端を下方に引張って
回転軸から巻戻した防水カバーで収容部の背面開口を完
全に覆うことができるとともに、この背面開口を完全に
覆った状態の防水カバーの下端を永久磁石を介して扉の
背面に支持できる。
付勢して扉に回転自在に支持された回転軸であるものと
したので、回転軸を付勢する付勢力で回転軸を回転させ
防水カバーを回転軸に巻付けて、保守作業の際に収容部
の背面開口を必要に応じ必要なだけ開放できるととも
に、必要なだけ開放した状態の防水カバーの下端を永久
磁石を介して扉の背面に支持できる。また、回転軸を付
勢する付勢力に抗し防水カバーの下端を下方に引張って
回転軸から巻戻した防水カバーで収容部の背面開口を完
全に覆うことができるとともに、この背面開口を完全に
覆った状態の防水カバーの下端を永久磁石を介して扉の
背面に支持できる。
【0020】またさらに、上記回転軸が、回転の一方方
向に渦巻きばねで付勢して扉に回転自在に支持された回
転軸であるものとしたので、渦巻きばねの付勢力で回転
軸を回転させ防水カバーを回転軸に巻付けて、保守作業
の際に収容部の背面開口を必要に応じ必要なだけ開放で
きるとともに、必要なだけ開放した状態の防水カバーの
下端を永久磁石を介して扉の背面に支持できる。また、
渦巻きばねの付勢力に抗し防水カバーの下端を下方に引
張って回転軸から巻戻した防水カバーで収容部の背面開
口を完全に覆うことができるとともに、この背面開口を
完全に覆った状態の防水カバーの下端を永久磁石を介し
て扉の背面に支持できる。
向に渦巻きばねで付勢して扉に回転自在に支持された回
転軸であるものとしたので、渦巻きばねの付勢力で回転
軸を回転させ防水カバーを回転軸に巻付けて、保守作業
の際に収容部の背面開口を必要に応じ必要なだけ開放で
きるとともに、必要なだけ開放した状態の防水カバーの
下端を永久磁石を介して扉の背面に支持できる。また、
渦巻きばねの付勢力に抗し防水カバーの下端を下方に引
張って回転軸から巻戻した防水カバーで収容部の背面開
口を完全に覆うことができるとともに、この背面開口を
完全に覆った状態の防水カバーの下端を永久磁石を介し
て扉の背面に支持できる。
【0021】
【実施例】以下、この発明の実施例を図1および図2に
基づいて説明する。図1はこの発明の自動販売機の防水
カバー支持構造の構成を示し、(A)が防水カバーを開
放した状態の、扉の後方斜左上から見た要部斜視図、
(B)が防水カバーを閉じた状態の、扉の後方斜左上か
ら見た要部斜視図である。また、図2はこの発明の対象
となる自動販売機の構成を示し、(A)が外観を示す、
前方斜右上から見た斜視図、(B)が(A)の内部構成
を示す、扉および収納室扉を開いた状態の、前方斜右上
から見た斜視図である。図3と共通あるいは同一の部分
は同一の符号で示す。
基づいて説明する。図1はこの発明の自動販売機の防水
カバー支持構造の構成を示し、(A)が防水カバーを開
放した状態の、扉の後方斜左上から見た要部斜視図、
(B)が防水カバーを閉じた状態の、扉の後方斜左上か
ら見た要部斜視図である。また、図2はこの発明の対象
となる自動販売機の構成を示し、(A)が外観を示す、
前方斜右上から見た斜視図、(B)が(A)の内部構成
を示す、扉および収納室扉を開いた状態の、前方斜右上
から見た斜視図である。図3と共通あるいは同一の部分
は同一の符号で示す。
【0022】図1および図2において、1が前面が開口
するケースであり、このケース1の前面開口を、このケ
ース1の左端に左端を水平面内で回動自在に支持した扉
2で覆っている。この扉2を、上下両側面および左右両
側面を形成する部材を強磁性体である鋼板から形成した
扉本体3と、この扉本体3の背面開口を下端部を除いて
覆う、この扉本体3の左端に左端を回動自在に支持した
中扉4とで構成している。この中扉4を、強磁性体であ
る薄鋼板から折り曲げて一体で形成した中扉本体5と、
この中扉本体5下部に形成した角孔6に背面側から嵌め
込んで後端周縁部をねじ7で中扉本体5にねじ止めし
た、背面が開口する箱体8とで構成している。この箱体
8を構成要素とする扉2と、ケース1とで自動販売機の
外周面を形成する機体9を構成しており、扉2の前面側
には、投入口10,11、返却レバー12、返却口13
などを設けている。
するケースであり、このケース1の前面開口を、このケ
ース1の左端に左端を水平面内で回動自在に支持した扉
2で覆っている。この扉2を、上下両側面および左右両
側面を形成する部材を強磁性体である鋼板から形成した
扉本体3と、この扉本体3の背面開口を下端部を除いて
覆う、この扉本体3の左端に左端を回動自在に支持した
中扉4とで構成している。この中扉4を、強磁性体であ
る薄鋼板から折り曲げて一体で形成した中扉本体5と、
この中扉本体5下部に形成した角孔6に背面側から嵌め
込んで後端周縁部をねじ7で中扉本体5にねじ止めし
た、背面が開口する箱体8とで構成している。この箱体
8を構成要素とする扉2と、ケース1とで自動販売機の
外周面を形成する機体9を構成しており、扉2の前面側
には、投入口10,11、返却レバー12、返却口13
などを設けている。
【0023】また、扉2の裏面側には、箱体8内に、金
銭処理装置14である、コインメカニズム15および紙
幣識別装置16,制御装置17などの電気・電子機器1
8を配設している。この電気・電子機器18を収容する
収容部19を箱体8の内側が形成しており、この箱体8
の背面開口である、収容部19の背面開口を防水カバー
41で覆っている。この防水カバー41の上端を箱体8
の後端上縁にねじ7でねじ止め固定して防水カバー41
を扉2に支持し垂下するとともに、この防水カバー41
の下端中央部に、下端を防水カバー41の下端から下方
に突出させて横長平板状の永久磁石42を接着剤で固着
している。これにより、この永久磁石42が中扉本体5
背面下端部に吸着する吸着力で、収容部19の背面開口
を覆った状態の防水カバー41の下端は中扉本体5に支
持される。そして、扉2を開いて収容部19の背面開口
を必要に応じ必要なだけ捲り上げて開放した防水カバー
41の下端が、この下端が届く範囲の、扉2の外周面に
永久磁石42を介して支持されるように防水カバー支持
構造を構成している。
銭処理装置14である、コインメカニズム15および紙
幣識別装置16,制御装置17などの電気・電子機器1
8を配設している。この電気・電子機器18を収容する
収容部19を箱体8の内側が形成しており、この箱体8
の背面開口である、収容部19の背面開口を防水カバー
41で覆っている。この防水カバー41の上端を箱体8
の後端上縁にねじ7でねじ止め固定して防水カバー41
を扉2に支持し垂下するとともに、この防水カバー41
の下端中央部に、下端を防水カバー41の下端から下方
に突出させて横長平板状の永久磁石42を接着剤で固着
している。これにより、この永久磁石42が中扉本体5
背面下端部に吸着する吸着力で、収容部19の背面開口
を覆った状態の防水カバー41の下端は中扉本体5に支
持される。そして、扉2を開いて収容部19の背面開口
を必要に応じ必要なだけ捲り上げて開放した防水カバー
41の下端が、この下端が届く範囲の、扉2の外周面に
永久磁石42を介して支持されるように防水カバー支持
構造を構成している。
【0024】さらに、コインメカニズム15内には、投
入された硬貨の正偽の判定および金額の積算を行う、図
示しない判定積算機構部、投入された硬貨を10円,5
0円,100円硬貨など種類別に仕分けし釣銭用の硬貨
として収納する硬貨収納部23を形成しており、その他
の構成は前記した従来例と同一である。前述の構成にお
いて、この発明の自動販売機の防水カバー支持構造を備
えた自動販売機の販売動作および、金銭処理装置14で
あるコインメカニズム15の販売時の動作は前記した従
来例と同様であるので、扉2を開放して行う、日常およ
び定期的な保守作業の際の、防水カバー41の開閉操作
および機能につき以下述べる。
入された硬貨の正偽の判定および金額の積算を行う、図
示しない判定積算機構部、投入された硬貨を10円,5
0円,100円硬貨など種類別に仕分けし釣銭用の硬貨
として収納する硬貨収納部23を形成しており、その他
の構成は前記した従来例と同一である。前述の構成にお
いて、この発明の自動販売機の防水カバー支持構造を備
えた自動販売機の販売動作および、金銭処理装置14で
あるコインメカニズム15の販売時の動作は前記した従
来例と同様であるので、扉2を開放して行う、日常およ
び定期的な保守作業の際の、防水カバー41の開閉操作
および機能につき以下述べる。
【0025】この発明の自動販売機の防水カバー支持構
造の一つの実施例である、防水カバー41の、図1に示
す支持構造を、箱体8の後端上縁にねじ7で上端をねじ
止め固定して防水カバー41を垂下するとともに、この
防水カバー41の下端に永久磁石42を固着している。
そして、保守作業に必要なだけ収容部19の背面開口が
開放されるように捲り上げた防水カバー41の下端が届
く範囲の、扉2の背面を含む外周面を形成する部材であ
る扉本体3,中扉本体5を強磁性体である鋼板,薄鋼板
で形成している。これにより、日常および定期的な保守
作業の際には、扉2を開放して収容部19の背面開口
を、防水カバー41を捲り上げて保守作業に必要なだけ
開放し、捲り上げた防水カバー41の下端を扉2の背面
に永久磁石42を介し支持して作業を行うことができ
る。また、保守作業終了後には、収容部19の背面開口
を覆った状態の防水カバー41の下端を扉2の背面に永
久磁石42を介し支持できる。
造の一つの実施例である、防水カバー41の、図1に示
す支持構造を、箱体8の後端上縁にねじ7で上端をねじ
止め固定して防水カバー41を垂下するとともに、この
防水カバー41の下端に永久磁石42を固着している。
そして、保守作業に必要なだけ収容部19の背面開口が
開放されるように捲り上げた防水カバー41の下端が届
く範囲の、扉2の背面を含む外周面を形成する部材であ
る扉本体3,中扉本体5を強磁性体である鋼板,薄鋼板
で形成している。これにより、日常および定期的な保守
作業の際には、扉2を開放して収容部19の背面開口
を、防水カバー41を捲り上げて保守作業に必要なだけ
開放し、捲り上げた防水カバー41の下端を扉2の背面
に永久磁石42を介し支持して作業を行うことができ
る。また、保守作業終了後には、収容部19の背面開口
を覆った状態の防水カバー41の下端を扉2の背面に永
久磁石42を介し支持できる。
【0026】したがって、保守作業中若しくは保守作業
後に、捲り上げて下端を扉2に支持した防水カバー41
の下端を扉2から外そうとして、防水カバー41を仮に
無理やり引張っても、永久磁石42の吸着力が適正であ
れば、防水カバー41は破損することはない。また、屋
外に設置された自動販売機の、雨天の際の保守作業で
は、防水カバー41の下端を中扉本体5上端に支持し収
容部19の背面開口を作業に必要なだけ開放して作業を
行うことができるので、この背面開口から雨水が保守作
業中に侵入するのを防ぐことができる。その上、保守作
業終了後には、収容部19の背面開口を覆った状態の防
水カバー41の下端を扉2の背面に永久磁石42を介し
支持できるので、防水カバー41の下端が、扉2を閉じ
たとき、この扉2とケース1との間に挟まれて、防水カ
バー41が破損したり扉2が開閉できなくなったりする
のを防止できる。
後に、捲り上げて下端を扉2に支持した防水カバー41
の下端を扉2から外そうとして、防水カバー41を仮に
無理やり引張っても、永久磁石42の吸着力が適正であ
れば、防水カバー41は破損することはない。また、屋
外に設置された自動販売機の、雨天の際の保守作業で
は、防水カバー41の下端を中扉本体5上端に支持し収
容部19の背面開口を作業に必要なだけ開放して作業を
行うことができるので、この背面開口から雨水が保守作
業中に侵入するのを防ぐことができる。その上、保守作
業終了後には、収容部19の背面開口を覆った状態の防
水カバー41の下端を扉2の背面に永久磁石42を介し
支持できるので、防水カバー41の下端が、扉2を閉じ
たとき、この扉2とケース1との間に挟まれて、防水カ
バー41が破損したり扉2が開閉できなくなったりする
のを防止できる。
【0027】なお、図示はしないが、防水カバー41の
上端を、扉2に回転自在に支持したり、渦巻きばねなど
で回転の一方方向に付勢して扉2に回動自在に支持した
りした、軸長方向が左右に水平な回転軸を介して扉2に
支持することによっても、前述実施例と同様の効果が得
られる。
上端を、扉2に回転自在に支持したり、渦巻きばねなど
で回転の一方方向に付勢して扉2に回動自在に支持した
りした、軸長方向が左右に水平な回転軸を介して扉2に
支持することによっても、前述実施例と同様の効果が得
られる。
【0028】
【発明の効果】この発明によれば、前面が開口し内部に
商品を貯蔵若しくは内部で原料から商品が製造されるケ
ースと、このケースの前面開口を覆う鋼板製の扉とで機
体が構成された自動販売機であって、前記扉内に形成さ
れ、背面が開口するとともに少なくともコインメカニズ
ムを収容する収容部、および可撓性材料からなり、前記
収容部の背面開口を覆うよう前記扉に上端が支持された
平板状の防水カバーを備えた自動販売機の防水カバー支
持構造において、前記防水カバーの下端に永久磁石を固
着し、垂下状態における防水カバーの前記永久磁石を鋼
板製の扉に吸着させることにより該防水カバーにより収
容部の背面開口を覆い、防水カバーを捲り上げて前記永
久磁石を鋼板製の扉の任意位置に吸着させることにより
収容部の背面開口を開放するように構成したことによ
り、垂下状態における防水カバーの下端を鋼板製の扉に
吸着させて収容部の背面開口を完全に覆った状態の防水
カバーを支持でき、また、収容部の背面開口が必要に応
じ保守作業に必要なだけ開放されるように捲り上げて防
水カバーを支持させておくことができ、捲り上げた防水
カバーに外力が加わったり、無理やり引っ張っても永久
磁石が扉から外れるのみで防水カバーが破損することを
防止できる。
商品を貯蔵若しくは内部で原料から商品が製造されるケ
ースと、このケースの前面開口を覆う鋼板製の扉とで機
体が構成された自動販売機であって、前記扉内に形成さ
れ、背面が開口するとともに少なくともコインメカニズ
ムを収容する収容部、および可撓性材料からなり、前記
収容部の背面開口を覆うよう前記扉に上端が支持された
平板状の防水カバーを備えた自動販売機の防水カバー支
持構造において、前記防水カバーの下端に永久磁石を固
着し、垂下状態における防水カバーの前記永久磁石を鋼
板製の扉に吸着させることにより該防水カバーにより収
容部の背面開口を覆い、防水カバーを捲り上げて前記永
久磁石を鋼板製の扉の任意位置に吸着させることにより
収容部の背面開口を開放するように構成したことによ
り、垂下状態における防水カバーの下端を鋼板製の扉に
吸着させて収容部の背面開口を完全に覆った状態の防水
カバーを支持でき、また、収容部の背面開口が必要に応
じ保守作業に必要なだけ開放されるように捲り上げて防
水カバーを支持させておくことができ、捲り上げた防水
カバーに外力が加わったり、無理やり引っ張っても永久
磁石が扉から外れるのみで防水カバーが破損することを
防止できる。
【0029】また、回転自在に扉に支持された、軸長方
向が左右に水平な回転軸を介して上端が扉に支持された
防水カバーであるものとしたので、保守作業の際に、収
容部の背面開口を必要に応じ必要なだけ開放できるとと
もに、必要なだけ開放した状態の防水カバーの下端を永
久磁石を介して扉の背面に支持できる。さらに、上記回
転軸が、回転の一方方向に付勢して扉に回転自在に支持
された回転軸であるものとしたので、保守作業の際に収
容部の背面開口を必要に応じ必要なだけ開放できるとと
もに、必要なだけ開放した状態の防水カバーの下端を永
久磁石を介して扉の背面に支持でき、また回転軸から巻
戻した防水カバーで収容部の背面開口を完全に覆うこと
ができるとともに、この背面開口を完全に覆った状態の
防水カバーの下端を永久磁石を介して扉の背面に支持で
きる。
向が左右に水平な回転軸を介して上端が扉に支持された
防水カバーであるものとしたので、保守作業の際に、収
容部の背面開口を必要に応じ必要なだけ開放できるとと
もに、必要なだけ開放した状態の防水カバーの下端を永
久磁石を介して扉の背面に支持できる。さらに、上記回
転軸が、回転の一方方向に付勢して扉に回転自在に支持
された回転軸であるものとしたので、保守作業の際に収
容部の背面開口を必要に応じ必要なだけ開放できるとと
もに、必要なだけ開放した状態の防水カバーの下端を永
久磁石を介して扉の背面に支持でき、また回転軸から巻
戻した防水カバーで収容部の背面開口を完全に覆うこと
ができるとともに、この背面開口を完全に覆った状態の
防水カバーの下端を永久磁石を介して扉の背面に支持で
きる。
【0030】またさらに、上記回転軸が、回転の一方方
向に渦巻きばねで付勢して扉に回転自在に支持された回
転軸であるものとしたので、保守作業の際に収容部の背
面開口を必要に応じ必要なだけ開放できるとともに、必
要なだけ開放した状態の防水カバーの下端を永久磁石を
介して扉の背面に支持できる。また回転軸から巻戻した
防水カバーで収容部の背面開口を完全に覆うことができ
るとともに、この背面開口を完全に覆った状態の防水カ
バーの下端を永久磁石を介して扉の背面に支持できる。
向に渦巻きばねで付勢して扉に回転自在に支持された回
転軸であるものとしたので、保守作業の際に収容部の背
面開口を必要に応じ必要なだけ開放できるとともに、必
要なだけ開放した状態の防水カバーの下端を永久磁石を
介して扉の背面に支持できる。また回転軸から巻戻した
防水カバーで収容部の背面開口を完全に覆うことができ
るとともに、この背面開口を完全に覆った状態の防水カ
バーの下端を永久磁石を介して扉の背面に支持できる。
【0031】その結果、保守作業の際に、金銭処理装置
であるコインメカニズムおよび若しくは紙幣識別装置を
含む電気・電子機器を収容する収容部の背面開口から雨
水が保守作業中に侵入して電気・電子機器が破損した
り、無理やり引張って防水カバーを破損させたり、扉を
閉じたときにこの扉とケースとの間に防水カバーの下端
が挟まれて防水カバーが破損したり扉が開閉できなくな
ったりすることを防止できるという効果が得られる。
であるコインメカニズムおよび若しくは紙幣識別装置を
含む電気・電子機器を収容する収容部の背面開口から雨
水が保守作業中に侵入して電気・電子機器が破損した
り、無理やり引張って防水カバーを破損させたり、扉を
閉じたときにこの扉とケースとの間に防水カバーの下端
が挟まれて防水カバーが破損したり扉が開閉できなくな
ったりすることを防止できるという効果が得られる。
【図1】この発明の自動販売機の防水カバー支持構造の
構成を示し、(A)が防水カバーを開放した状態の、扉
の後方斜左上から見た要部斜視図、(B)が防水カバー
を閉じた状態の、扉の後方斜左上から見た要部斜視図
構成を示し、(A)が防水カバーを開放した状態の、扉
の後方斜左上から見た要部斜視図、(B)が防水カバー
を閉じた状態の、扉の後方斜左上から見た要部斜視図
【図2】この発明の対象となる自動販売機の構成を示
し、(A)が外観を示す、前方斜右上から見た斜視図、
(B)が(A)の内部構成を示す、扉および収納室扉を
開いた状態の、前方斜右上から見た斜視図
し、(A)が外観を示す、前方斜右上から見た斜視図、
(B)が(A)の内部構成を示す、扉および収納室扉を
開いた状態の、前方斜右上から見た斜視図
【図3】従来の自動販売機の防水カバー支持構造の構成
を示し、(A)が防水カバーを開放した状態の、扉の後
方斜左上から見た要部斜視図、(B)が防水カバーを閉
じた状態の、扉の後方斜左上から見た要部斜視図
を示し、(A)が防水カバーを開放した状態の、扉の後
方斜左上から見た要部斜視図、(B)が防水カバーを閉
じた状態の、扉の後方斜左上から見た要部斜視図
1 ケース 2 扉 3 扉本体 4 中扉 5 中扉本体 6 角孔 7 ねじ 8 箱体 9 機体 10 投入口 11 投入口 12 返却レバー 13 返却口 14 金銭処理装置 15 コインメカニズム 16 紙幣識別装置 17 制御装置 18 電気・電子機器 19 収容部 20 防水カバー 21 円孔部 22 ねじ 23 硬貨収納部 24 排出口 25 払出口 26 金庫 27 受け部 28 収納室扉 29 収納室 30 投入口 31 排出口 32 収納棚 33 シュータ 34 送出口 35 取出口 36 展示室 37 陳列棚 38 商品見本 39 照明灯 40 選択釦 41 防水カバー 42 永久磁石
Claims (4)
- 【請求項1】前面が開口し内部に商品を貯蔵若しくは内
部で原料から商品が製造されるケースと、このケースの
前面開口を覆う鋼板製の扉とで機体が構成された自動販
売機であって、前記扉内に形成され、背面が開口すると
ともに少なくともコインメカニズムを収容する収容部、
および可撓性材料からなり、前記収容部の背面開口を覆
うよう前記扉に上端が支持された平板状の防水カバーを
備えた自動販売機の防水カバー支持構造において、前記
防水カバーの下端に永久磁石を固着し、垂下状態におけ
る防水カバーの前記永久磁石を鋼板製の扉に吸着させる
ことにより該防水カバーにより収容部の背面開口を覆
い、防水カバーを捲り上げて前記永久磁石を鋼板製の扉
の任意位置に吸着させることにより収容部の背面開口を
開放することを特徴とする自動販売機の防水カバー支持
構造。 - 【請求項2】請求項1記載の自動販売機の防水カバー支
持構造において、防水カバーが、回転自在に扉に支持さ
れた、軸長方向が左右に水平な回転軸を介して上端が扉
に支持された防水カバーである自動販売機の防水カバー
支持構造。 - 【請求項3】請求項2記載の自動販売機の防水カバー支
持構造において、回転軸が、回転の一方方向に付勢して
扉に回転自在に支持された回転軸である自動販売機の防
水カバー支持構造。 - 【請求項4】請求項3記載の自動販売機の防水カバー支
持構造において、回転軸が、回転の一方方向に渦巻きば
ねで付勢して扉に回転自在に支持された回転軸である自
動販売機の防水カバー支持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08099693A JP3206686B2 (ja) | 1993-04-08 | 1993-04-08 | 自動販売機の防水カバー支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08099693A JP3206686B2 (ja) | 1993-04-08 | 1993-04-08 | 自動販売機の防水カバー支持構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06295380A JPH06295380A (ja) | 1994-10-21 |
JP3206686B2 true JP3206686B2 (ja) | 2001-09-10 |
Family
ID=13734107
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08099693A Expired - Fee Related JP3206686B2 (ja) | 1993-04-08 | 1993-04-08 | 自動販売機の防水カバー支持構造 |
Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP3206686B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100746920B1 (ko) * | 2001-12-13 | 2007-08-08 | 엘지엔시스(주) | 현금자동지급기용 캐쉬박스의 지폐빠짐방지장치 |
JP6677227B2 (ja) * | 2017-08-29 | 2020-04-08 | ダイキン工業株式会社 | 電気機器 |
-
1993
- 1993-04-08 JP JP08099693A patent/JP3206686B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
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