JPH02252882A - 宅配物受取設備 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、宅配物受取設備に関するものである。さら
に詳しくは、この発明は、居住者が不在の場合にも宅配
物を受は取ることができ、盗難の心配がなく、しかも複
数の宅配物を受は取ることのできる宅配物受取設備に関
するものである。

（従来の技術） 近年、宅配サービスは急速に発展してきており、物品の
購入者または送付者は重い荷物やかさばる荷物を持たず
に、自分の住居や相手先へとその品物を送ることが多く
なっている。

しかしながら、このような宅配サービスによって品物が
配達される場合、受取人である住居者が不在である場合
、宅配物をどのように扱うかが重要な課題であった。予
め荷物が配達されることを確認している場合には居住者
は隣人にその旨を伝え、宅配物を一時預かってもらうこ
ともできるが、多くの場合は配達人が持ちかえることに
なる。このことは宅配サービスの効率を低下させ、また
トラブルの原因ともなっていた。このような間組を解消
するものとして、予期しない配達に備えて、たとえば第
６図に例示したような収納ボックス（ア）を玄関先など
に配置し、配達人が扉（イ）を開けて収納ボックス（ア
）内部に荷物を入れられるようにすることも試みられて
いる。また、配達された荷物の盗難を防止するために、
第７図に例示したような鍵（つ）を扉（イ）に設けた収
納ボックス（ア）も提案されている。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、この第６図および第７図に示したような
収納ボックスを用いても居住者不在時の宅配物受取の問
題を解消する方策とはなっていないのが現状である。

すなわち、宅配物を受取る場合、そのスペースは収納ボ
ックス（ア）の大きさに限定されるため、複数の宅配物
をこのような収納ボックス（ア）に収納することはでき
ない、また、第７図に示したような宅配物の盗Ｉｌ防止
のための鍵（つ）を設けた収納ボックスの場合には、居
住者がその鍵（つ）の暗証番号等を配達人に教えるか、
あるいは隣人等にその番号を伝えておく必要があり、不
意の荷物の配達には対応することができないという欠点
がある。このように、現状においては居住者自身で宅配
物の受取の全てを管理することは不可能であった。　こ
の発明は、以上の通りの事情に鑑みてなされたものであ
り、従来の宅配物の受取システムの欠点を解消し、居住
者が不在の場合にも宅配物を受は取ることができ、盗難
の心配がなく、しかも簡便に、かつ複数の宅配物を受は
取ることのできる新しい宅配物受取設備を提供すること
を目的としている。

（課題を解決するための手段） この発明は、上記の課題を解決するものとして、外部よ
り開閉することができ、宅内で施錠およびその解除の切
換自在な外扉と、開閉自在な内扉および挿入宅配物を宅
内に押し出す駆動底板とを有する収納箱体に、宅配物の
挿入を検知して外扉を施錠し、内扉を開いて底板を１ｍ
動させる検知指示装！を備えてなることを特徴とする宅
配物受取設備を提供する。

この設備はまた、住宅の玄関ドアユニットと一体化して
なることを一つの好ましい態様としてもいる。

（作　用） この発明の宅配物受取設備においては、宅配物を収納箱
体に挿入すると、自動的にその宅配物を宅内に送り込む
ことができ、複数の荷物も容易に受は取ることができる
。収納箱体に挿入された宅配物は直ちに宅内に押し出さ
れるため、盗難も防止される。また、このような収納箱
体を玄関ドアユニットに配設することによって、省スペ
ースの宅配物受取ａ備が実現できる。

（実施例） 以下、図面に沿って実施例を示し、この発明の宅配物受
取設備についてさらに詳しく説明する。

第１図は、この発明の宅配物受取り、備の設置例を示し
た正面図である。

たとえばこの第１図に示したように、玄関ドアユニット
（１）の一部に宅配物の収納箱体（２）を配設し、ドア
ユニット（１）と一体化している。

この例においては収納箱体（２）に設けた外扉（３）の
開閉方向をドア（４）の開閉方向と反対の向きにしてお
り、外扉（３）と：〈ア（４）とが接触しないようにし
ている。外扉（３）には取手（５）を設けており、この
取手（５）による外扉（３）の開閉機構には、電気錠を
配備してもいる。

この電気錠により、外扉（３）を開けて宅配物を収納箱
体（２）内に挿入した後に、外扉（３）を閉めると、こ
の電気錠が作動し、外扉（３）をロックする。一方、収
納箱体（２）内が空の場合には、この電気錠は作動せず
、常時外扉（３）を開けることができるようにしている
。

収納箱体（２）の外扉（３）の上部には、収納箱体（２
）へ宅配物を入れてもよい状態を示すスタンバイ表示装
置（６）と動作中であることを示す動作表示装置（７）
を設けてもいる。この表示装置（６）（７）は、ＬＢＤ
等の適宜な光学表示素子を用いることができる。その配
設位置には特に制限はなく、任意の位置でよく、表示内
容および数についても格別の限定はない、このように表
示装置（６）（７）を設けることで、配達人は宅配物受
取設備の使用可否を確認することができる。

また収納箱体（２）の高さ（ｈ）や幅（ｗ）にも特に制
限はなく、標準的な荷物を基準として、玄関ドアユニッ
ト（１）の大きさに適合するように適宜に決めることが
できる。

第２図は、第１図に例示した収納箱体（２）の外観を示
した斜視図である。

外扉（３）に対向する宅内側には上下方向にスライドし
て、あるいは回転して開閉する内ＩＩ＃（８）を設けて
いる。この内扉（８）の開閉は、後述するように宅配物
の宅内への送り込みと連動するようにしている。この内
扉（８）にも図示していないが電気錠を配備しており、
収納箱体（２）の非動作時には内扉（８）をロックし、
盗難を防止している。収納箱体（２）の奥行き（１）に
ついても、第１図に示した高さ（ｈ）および幅（ｗ）と
同様に格別の制限はなく、宅配物を充分に挿入できるも
のとすることができる。

第３図および第４図は、第１図に例示した収納箱体（２
）の縦断面図および横断面図である。

第３図に例示したように、収納箱体（２）の内部には宅
配物（９）を乗せ、これを矢印（Ａ）で示した宅内に押
し出す底板（１０）を配備しており、底板（１０）はス
ライド自在なスライドアーム（１１）とその駆動機構に
よって水平方向に自動的にスライドするようにしている
。この底板（１０）のスライドによって、宅配物（９）
の宅内への押し出しが可能となる。

この場合、たとえば第４図に例示したように収納箱体（
２）の内側壁の適宜な位！には、宅配物（９）の挿入を
検知するセンサ（１２）を配備することができる。セン
サ（１２）の種類については特に制限はなく、超音波セ
ンサ、光電管等の任意のものを用いることができる。

第５図は、たとえば以上の構成からなる宅配物受取設備
の動作状態を例示した縦断面図である。

外扉（３）を開けて宅配物（９）を挿入し底板（１０）
に乗せ外扉（３）を閉めると、センサ（１２）によって
宅配物（９）が検知される。その検知信号の指示により
、外扉（３）に設けている電気錠（１５）が作動し、外
扉（３）はロックされ、また収納箱体（２）が動作して
いる旨を表示装置（７）に表示する０次いで、たとえば
この第５図に示したように内扉（８）が指示装置の指示
で上方へスライドして開き、センサ（１２）と連結した
指示装置によって駆動装置が作動し、スライドアーム（
１１）が伸張し、所定の位置まで底板（１０）を移動さ
せる。スライドアーム（１１）を所定の位置まで移動さ
せた後に、スイングアーム（１３）を上昇させる。底板
（１０）はシャフト（１４）でスライドアーム（１１）
に支持することにより、このスイングアーム（１３）の
動きにともなって傾斜する。この後、内扉（８）が宅配
物（９）の背面付近まで降り、スイングアーム（１３）
が降下して底板（１０）を水平にし、さらにスライドア
ーム（１１）が短縮して底板（１０）をもとの位置まで
戻す、これによって、宅配物（９）はその後端部を底板
（１０）で持ち上げられ、かつ内扉（８）で背面を押え
られながら、宅内へと押し出される。宅配物（９）の宅
内への押し出しが終了すると、内扉（８）は、さらに降
下し、閉じた後に電気錠でロックされる。これと同時に
、第１図に例示したスタンバイ表示装置（６）が点灯し
、外扉（３）のロック状態は解除される。内扉（８）、
スライドアーム（１１）およびスイングアーム（１３）
の上述したような移動は、モータ駆動、歯車あるいはチ
ェーン伝達機横等の適宜な構成によって実現される。ま
た、受配物（９）の押し出しは、以上の例に限られるこ
となく様々な機構が採用できる。内扉（８）も、上下ス
ライドでなく玉縁を支点としての回動、あるいは左右へ
の回動としてもよい。

以上のように、この発明の設備では宅配物を挿入すると
直ちに宅内への宅配物の送り込みが行われるため、複数
の宅配物を受は取ることが可能となる。また、宅配物の
宅内への送り込み終了後、内扉はロックされるなめに、
宅配物の盗難を防止することもできる。さらには、玄関
ユニットと一体化することによって、スペースを有効に
利用することができ、比較的大きな宅配物をも宅内へ自
動的に送り込むことがでる。

もちろんこの発明は、以上の例によって限定されるもの
ではない、玄関ユニットの構成、収納箱体の構造、構成
、形状および大きさ、さらにはその動作機構や、センサ
と連結した検知・指示装置の態様等の細部については様
々な態様が可能であることはいうまでもない。

（発明の効果） 以上詳しく説明した通り、この発明の宅配物受取設備に
よって、居住者が不在の場合でも、盗難を心配すること
なく安心して宅配物を自動的に受は取ることができ、し
かも簡便な構造とａ梢とすることができ、また複数の宅
配物を受は取ることもできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の宅配物受取設備の配置例を示した
正面図である。 第２図、第３図および第４図は、各々、この発明の宅配
物受取設備の収納箱体の一例を示した斜視図、縦断面図
および横断面図である。 第５図は、この発明の宅配物受取設備の動作時の例を示
した縦断面図である。 第６図および第７図は、各々、 クスの例を示した斜視図である。 １・・・玄関ユニット ２・・・収納箱体 ３・・・外　　　扉 ４・・・ド　　　ア ５・・・取　　　手 ６．７・・・表示装置 ８・・・内　　　扉 ９・・・宅配物 １０・・・底　　　板 １１・・・スライドアーム １２・・・セ　ン　す １３・・・スイングアーム １４・・・シャフト １５・・・電気錠

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）外部より開閉することができ、宅内で施錠および
   その解除の切換自在な外扉と、開閉自在な内扉および挿
   入宅配物を宅内に押し出す駆動底板とを有する収納箱体
   に、宅配物の挿入を検知して外扉を施錠し、内扉を開い
   て底板を駆動させる検知指示装置を備えてなることを特
   徴とする宅配物受取設備。
2. （２）住宅玄関ドアユニットと一体化してなることを特
   徴とする請求項（１）記載の宅配物受取設備。