JP2003093217A - 荷物等自動管理ロッカー装置 - Google Patents

荷物等自動管理ロッカー装置

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JP2003093217A
JP2003093217A JP2001295329A JP2001295329A JP2003093217A JP 2003093217 A JP2003093217 A JP 2003093217A JP 2001295329 A JP2001295329 A JP 2001295329A JP 2001295329 A JP2001295329 A JP 2001295329A JP 2003093217 A JP2003093217 A JP 2003093217A
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laundry
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JP2001295329A
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Yutaka Otsuka
豊 大塚
Yoshinobu Momose
孔宜 百瀬
Masanori Takagi
正典 高木
Norikazu Sato
典和 佐藤
Hiroshi Goto
浩 後藤
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Cleanup Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 宅配荷物の自動受け渡しとクリーニング洗濯
物や写真フィルムの自動受け渡しの機能を兼ね備え、か
つ、小型の荷物等自動管理ロッカー装置を提供する。 【構成】 複数のロッカーを有するロッカー部と各ロッ
カーの解錠施錠を制御する制御部とを備えた荷物等自動
管理ロッカー装置において、クリーニング業者への洗濯
物出荷用ロッカーまたはDPE業者への写真フィルム出
荷用ロッカーがロッカー部に含まれている荷物等自動管
理ロッカー装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は荷物等自動管理ロッ
カー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】マンション等の共同住宅のエントランス
等に設置し宅配物等の自動受け渡しを行う自動管理ロッ
カー装置は、近年、図2に示すようにeコマースのネッ
トシステムに組み込まれる方向にある。ある地域におい
て、商店20、クリーニング店21、配送業者22、地
域モールセンター(管理センター)23、金融機関2
4、マンションに設置された荷物等自動管理ロッカー装
置25をインターネット1あるいはオンラインで結び、
マンション居住者が荷物等自動管理ロッカー装置25の
発注システムを使用して商店20に品物を発注すると、
個人認証や代金決済のシステムが働き、最終的に品物が
荷物等自動管理ロッカー装置25に配送、収納され、そ
の後にマンション居住人が受け取るものである。
【0003】一方、洗濯物を自動的に受け渡す専用ロッ
カーや写真フィルム、焼付け写真を自動的に受け渡す専
用ロッカーもそれぞれ知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
専用ロッカーには次のような問題点がある。 1)不特定多数の者が同時に使用できるようにロッカー
ボックスの数を増やさねばならず、結果として大型とな
ってしまう。例えば、洗濯物クリーニング専用ロッカー
では20ボックス以上を備えるのが一般的であり、W2
00cm×D50cm×H180cm程度の大きさであ
る。したがって、マンションのエントランスやコンビニ
の店舗内などの狭いスペースに設置するのは困難であ
る。 2)特定物の専用ロッカーであるため、他の宅配物の受
け渡しと共用できない。したがって、マンションでの使
用に適していない。また、マンション内に宅配ロッカー
と専用ロッカーをともに設置するのはスペースの面から
も価格面からも困難である。 3)マンションの居住人は、マンションに設置されてい
る従来の荷物等自動管理ロッカー装置を用いて、写真フ
ィルムの現像や洗濯物のクリーニングを依頼するため
に、発送することはできなかった。別の専用ロッカー
で、それぞれ、別の認証カードを用いて、宅配荷物、写
真フィルム、洗濯物の発送を行わなければならず、煩雑
であり、長い距離を移動しなければならない。 4)さらに、最近では、全国的にフランチャイズ展開を
しているクリーニング店、コンビニが宅配荷物、写真フ
ィルム、洗濯物の発送、受け取りの仲介を行い始めてお
り、その管理に対応できるロッカーが求められている。
【0005】そこで、本発明の目的は、上記問題点を解
決し、宅配荷物の自動受け渡しと洗濯物や写真フィルム
の自動受け渡しとの機能を兼ね備え、かつ、小型の荷物
等自動管理ロッカー装置を提供することである。さら
に、ネットシステムを利用して、現像、焼付け代やクリ
ーニング代の自動決済も可能である荷物等自動管理ロッ
カー装置を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、請求項1に
記載の本発明に係る荷物等自動管理ロッカー装置、すな
わち、複数のロッカーを有するロッカー部と各ロッカー
の解錠施錠を制御する制御部とを備えた荷物等自動管理
ロッカー装置において、クリーニング業者への洗濯物出
荷用ロッカー及びDPE業者への写真フィルム出荷用ロ
ッカーがロッカー部に含まれていることを特徴とする荷
物等自動管理ロッカー装置によって、達成される。
【0007】また、上記目的は、請求項2に記載の本発
明に係る荷物等自動管理ロッカー装置、すなわち、洗濯
物出荷用ロッカー及び写真フィルム出荷用ロッカーは上
下に隣り合う上段及び下段ロッカーからなり、上段ロッ
カーと下段ロッカーの扉は独立して開閉され、上段ロッ
カーと下段ロッカーの境の手前側には写真フィルム投入
用の第1の開口部を有する仕切板を設けるとともに仕切
り板の奥側は洗濯物投入用の第2の開口部とし、出荷時
には居住人が上段ロッカーを開け、下段ロッカーは施錠
したまま、必要に応じて第1の開口部からは写真フィル
ムを、第2の開口部からは洗濯物を投入した後に、上段
ロッカーを閉じ、その後に、配達人は下段ロッカーの扉
を開けて集荷することを特徴とする請求項1に記載の荷
物等自動管理ロッカー装置によっても、達成される。
【0008】
【発明の実施の態様】以下、本発明の実施形態につい
て、添付図面を参照して、説明する。
【0009】図1は、本発明に係る実施形態の荷物等自
動管理ロッカー装置の正面図である。荷物等自動管理ロ
ッカー装置3は、左からクリーニング洗濯物・写真フィ
ルム出荷用キャビネット31、制御部35を含むコント
ロール用キャビネット32、荷物受け渡し用キャビネッ
ト33、34が互いに接触して一体となって並んでい
る。高さは同一であり、180cm前後である。ロッカ
ーボックス360〜369は電気錠を備えた扉を有して
おり、側板、仕切板によって囲まれ区切られている。ロ
ッカーボックス360、361はコントロール用キャビ
ネット32の下部にある。ロッカーボックス365、3
66、368、369の内部にはハンガーを吊すための
パイプ370〜373が左右の側板にかけ渡して取り付
けられており、クリーニング仕上り品を吊して収納する
ことができる。
【0010】洗濯物・写真フィルム出荷用キャビネット
31は出荷用の上段ボックス311であり、引き取り用
の下段ボックス312からなり、両ボックスは内部で貫
通している。上段ボックス311の前面は電気錠を備え
た扉となっており、その電気錠の開閉は制御部35によ
ってコントロールされている。下段ボックス312の前
面は専用錠を備えた扉となっており、集荷業者はその鍵
を所持している。別の実施形態として、下段ボックス3
12の扉に電気錠を備え、その電気錠の開閉は制御部3
5によってコントロールされていてもよい。
【0011】図3は本発明に係る実施形態の洗濯物・写
真フィルム出荷用キャビネットの説明図であり、(a)
はその平面図、(b)はその正面図であり、(c)はそ
の右側面図である。上段ボックス311と下段ボックス
312との境の仕切板は手前から順に水平部313、傾
斜部314、開口部315からなる。
【0012】水平部313は上段ボックス311と下段
ボックス312の境を水平に手前部分を区切るものであ
る。その中央部には長方形の第1の開口部316が形成
され、その第1の開口部316には回転蓋317が回転
可能に取り付けられている。回転蓋317によって、通
常は第1の開口部316が塞がれているが、回転蓋31
7の縁近くを押すと回転蓋317が回転し隙間が生じ
る。この隙間は写真フィルムの円柱状ケースの直径より
大きいので、写真フィルムを入れた所定の袋をその隙間
から投入することができる。その袋には会員の氏名、住
所等を記入する。第1の開口部316の直下には写真フ
ィルム収納部318が形成されている。写真フィルム収
納部318は下段ボックス312の扉の裏面にコ字形の
側板と底板とを取り付けてある。写真フィルム収納部3
18の下部は写真フィルムを回収しやすいように、別部
品として、分割、回転可能となっている。他の実施形態
としては、下部が分割、スライド移動したり、あるい
は、分割、取り外し可能としてもよい。別の実施形態と
して、第1の開口部316の直下に回収用の袋をぶら下
げ投入させるように変更しても良い。
【0013】傾斜部314は手前から奥へ向かうにつれ
て、高くなるように傾斜して平板を配置したものであ
り、水平部とは密接していてもよいし、指が差し込めな
い程度の隙間があってもよい。傾斜部314によって、
第2の開口部315に腕を入れてその下方に収納されて
いる洗濯物を取り出すことができないように図ってあ
る。
【0014】第2の開口部315は所定の袋に入れた洗
濯物を投入するのに十分な寸法の隙間を有している。投
入された洗濯物4は下段ボックス312の中に溜る。下
段ボックス312の前面の扉は通常は施錠され、閉じて
いる。
【0015】図4は、本発明に係る実施形態の荷物等自
動管理ロッカー装置を用いた電子商取引のシステム図で
ある。荷物等自動管理ロッカー装置3は宅配荷物のみな
らず、写真フィルム、洗濯物の発送・受取りも無人で自
動的に行い、管理することができる。
【0016】図4においては荷物等自動管理ロッカー装
置3は図1に示した実施形態とは異なり、左からコント
ロール用キャビネット32、荷物受け渡し用キャビネッ
ト33、34、洗濯物・写真フィルム出荷用キャビネッ
ト31が互いに密接して並んでいる。制御部35にはル
ーター等のインターネット接続機器が備えられており、
インターネット1等の情報ネットワークに接続されてい
る。
【0017】会員の各居室に設置されたコンピュータ端
末51や会員が持ち歩いている携帯電話52、カーナビ
装置等の携帯情報装置もインターネット1に接続されて
いる。
【0018】さらに、クリーニング店、DPE取次ぎ
店、商店、配送業者、金融機関等のビジネス・プレーヤ
ー53もインターネット1に接続されている。
【0019】地域モールセンター23や管理センター5
4はインターネット1を介してビジネス・プレーヤー5
3と情報通信を行っている。
【0020】図5は実施形態の荷物等自動管理ロッカー
装置を用いた電子商取引システムのソフトウェア構成を
示す概略図である。
【0021】WEBロッカー制御ソフトウェア60と地
域WEBロッカーモール61とWEBレジ端末ソフト6
2と決済代行センター63の4つのグループに電子商取
引システムのソフトウェアは分類される。
【0022】WBEロッカー制御ソフトウェア60には
GUI部が含まれており、GraphicUser Interface(G
UI)により、アイコン等を用い表示して、使用しやす
いように考慮されている。
【0023】地域WEBロッカーモール61はモールシ
ステムとWEBレジ端末ソフト(サーバ側)を含んでお
り、ビジネス・プレーヤーの諸作業を自動化している。
【0024】WEBレジ端末ソフト62は帳票の自動管
理や自動印刷を行っている。
【0025】決済代行センター63は、決済・清算とモ
ール管理と他センター間通信を含んでおり、金融機関を
中心とする決済、清算を自動化する。
【0026】次に、洗濯物あるいは写真フィルムを発
送、引き取り、お届け、受け取る手段について説明す
る。
【0027】図6は会員が洗濯物を発送し、クリーニン
グを依頼する手順を示すフローチャート図である。
【0028】会員である個人は荷物等自動管理ロッカー
装置3の制御部35に備えられた液晶ディスプレイに表
示されたガイドにしたがって、会員カード(磁気カード
あるいはICカード)をカードリーダー挿入口へ挿し込
む(S1−1)。必要であれば暗証番号を入力する。次
に、制御部35に備えられたコンピュータ及びルーター
によって、インターネットを介し、地域WEBロッカー
モールのうちの「会員登録」のデータベースを呼び出し
て会員確認を行う(S1−2)。
【0029】会員認証がパスすれば、次のステップに進
み、他方、アウトであれば、初期画面へ戻る。次のステ
ップでは、液晶ディスプレイにメニューが表示され、会
員はディスプレイ上の「クリーニング」の部分に触れ
て、「クリーニング」を選択する(S1−3)。
【0030】すると、洗濯物・写真フィルム出荷用キャ
ビネットの上部の上段ボックスの電気錠を制御部35か
らの電気信号によって解錠し、会員は扉を手で開く(S
1−4)。
【0031】その直後に、上段ボックスと下段ボックス
との境の奥側に設けられた第2の開口部から洗濯物を投
入する(S1−5)。洗濯物は予め会員に配布された所
定の袋の中に封入してあり、その袋には所定の事項(会
員の氏名、住所、登録番号、洗濯物の種類、材質等)を
記入したラベルを貼ってある。
【0032】続いて、会員は扉を閉じると、自動的に電
気錠が施錠される(S1−6)。
【0033】直ちに、インターネットを通じて、自動的
に、クリーニング注文管理データベースに発注データが
追加され更新される(S1−7)とともに、クリーニン
グ店(A)へ注文情報が自動的に送信される(S1−
8)。
【0034】さらに、インターネットを通じて、自動的
に配送管理データベースが更新される(S1−9)とと
もに、配送業者(B)へ荷物等自動管理ロッカー装置を
特定する情報及び回収指示が電子メール等によって自動
的に送信される(S1−10)。
【0035】以上によって、洗濯物の発送は完了する
(S1−11)。
【0036】図7は配送業者の担当者(配達人)が洗濯
物を回収する手順を示すフローチャート図である。
【0037】配送業者の担当者は荷物等自動管理ロッカ
ー装置の所へ行き、所持している鍵によって、下段ボッ
クスの錠を解錠して扉を開く(S2−1)。他の実施形
態ではクリーニング店の店員が荷物等自動管理ロッカー
装置の所へ行き、所持している鍵によって、下段ボック
スの錠を解錠して扉を開くように変更しても良い。
【0038】そして、担当者あるいはクリーニング店の
店員が下段ボックス内に収納されている洗濯物を取り出
し、扉を閉じ、鍵を用いて施錠する(S2−2)。
【0039】さらに別の実施形態としては、下段ボック
スにも電気錠を取り付け、担当者あるいはクリーニング
店の店員が鍵によらずに、制御部の操作と会員カード
(配送登録カード)による本人確認の後に制御部によっ
て電気錠を自動的に解錠し扉を開けるように変更するこ
とができる。
【0040】同時に、インターネットを通じて、自動的
に配達管理データベースに回収データが追加され更新さ
れる(S2−3)とともに、棚データベースに回収デー
タが追加され、更新される(S2−4)。
【0041】以上によって、配送業者の担当者がクリー
ニング洗濯物を回収する手順は完了する(S2−5)。
【0042】その後に、担当者は回収した洗濯物をクリ
ーニング工場へ配達する(S2−6)。
【0043】図8は、配送業者の担当者が仕上りクリー
ニング品を荷物等自動管理ロッカー装置へお届けする手
順を示すフローチャート図である。
【0044】配送業者の担当者はクリーニング工場でク
リーニングが仕上った仕上りクリーニング品を積み込
む。各々の仕上りクリーニング品には、荷物等自動管理
ロッカー装置(お届け仕上りクリーニング品を一時保管
するロッカー装置)の所在場所、依頼人の氏名、連絡
先、クリーニング代金額、引落し金融機関名、引落し予
定日等を記入した伝票が添付されている。配送業者の担
当者は当該荷物等自動管理ロッカー装置の所へ移動し、
お届けしようとする仕上りクリーニング品をおろす。
【0045】次に、配送業者の担当者は荷物等自動管理
ロッカー装置の制御部に備え付けられている液晶ディス
プレイの表示にしたがって、カードリーダーの挿入口へ
会員カード(配送登録カード)を挿入する(S3−
1)。
【0046】すると、制御部に内蔵されているコンピュ
ータ及びルーターによって、インターネットを介し、地
域WEBロッカーモールのうち「会員登録」のデータベ
ースを呼び出して会員認証を行う(S3−2)。
【0047】会員認証がパスすれば次のステップに進
み、他方、アウトであれば初期画面へ戻る。次のステッ
プでは、液晶ディスプレイにメニューが表示され、配送
業者の担当者はディスプレイ上の「お届け」の部分に触
れて、「お届け」を選択する(S3−3)。
【0048】次に、ディスプレイ上の指示にしたがっ
て、配送業者は仕上りクリーニング品の依頼人(お届け
先)の会員番号を入力する(S3−4)。
【0049】さらに、ディスプレイ上の指示にしたがっ
て、配送業者はボックス選択を行う。すなわち、仕上り
クリーニングの大きさやハンガーの有無によって、ロッ
カーボックスの大きさ、種類を選択する(S3−5)。
この選択は1つとは限らず、2つ以上の選択も可能であ
る。
【0050】すると、荷物受け渡し用のロッカーボック
スの前面に取り付けられている扉の電気錠を制御部から
の電気信号によって解錠し、配送業者の担当者が扉を手
で開く(S3−6)。電気錠が解錠した扉に取り付けら
れているLEDが点滅するので、配送業者の担当者は開
けることができるロッカーボックスを知ることができ
る。
【0051】直後に、配送業者の担当者はロッカーボッ
クスの中へ仕上りクリーニング品を入れる(S3−
7)。
【0052】続いて、配送業者の担当者は扉を閉じる
と、自動的に電気錠が施錠される(S3−8)。
【0053】すると、荷物等自動管理ロッカー装置の制
御部に内蔵されたメモリにお届け先の会員番号と仕上り
クリーニング品を収納しているロッカーボックスの番号
を記憶するとともに、液晶ディスプレイに会員番号をブ
リンクさせるなどして表示する。
【0054】さらに、インターネットを通じ、自動的に
棚データベースに入庫データが追加され更新される(S
3−9)とともに、会員に対しEメール等によって入庫
データが送信され(S3−10)、同時に、クリーニン
グ店(A)に対し入庫データが送信される(S3−1
1)。
【0055】さらにまた、インターネットを通じ、自動
的に、決済データベースに入庫データが追加され更新さ
れる(S3−12)とともに決済センターへ入庫データ
が送信される(S3−13)。
【0056】以上のようにして、配送業者の担当者が仕
上りクリーニング品をお届けする手順は完了する。
【0057】図9は会員が仕上りクリーニング品を荷物
等自動管理ロッカー装置から受け取る手順を示すフロー
チャート図である。
【0058】会員は荷物等自動管理ロッカー装置のディ
スプレイの表示にしたがってカードリーダーの挿入口へ
会員カードを挿入する(S4−1)。必要であれば、さ
らに暗証番号を入力する。
【0059】制御部に内蔵されているコンピュータ及び
ルーターによって、インターネットを介し、地域WEB
ロッカーモールのうち会員登録データベースを呼び出し
て会員認証を行う(S4−2)。
【0060】会員認証がパスすれば、次のステップに進
み、他方、アウトであれば、初期画面に戻る。次のステ
ップでは、液晶ディスプレイにメニューが表示され、会
員はディスプレイ上の「受取り」の部分に触れて、「受
取り」を選択する(S4−3)。
【0061】すると、その会員宛の仕上りクリーニング
品が収納されているロッカーボックスの電気錠を制御部
からの電気信号によって自動的に解錠する。そのロッカ
ーボックスの扉に取り付けられているLEDが点滅する
ので、会員はその扉を手で開ける(S4−4)。
【0062】会員はロッカーボックスの中から仕上りク
リーニング品を取り出す。(S4−5)。
【0063】その後に、会員が扉を閉じると、自動的に
電気錠が施錠される(S4−6)。
【0064】同時に、インターネットを通じ、自動的
に、棚データベースに出庫データが追加され更新される
(S4−7)とともに、クリーニング店(A)に対し出
庫データが送信される(S4−8)。
【0065】以上のようにして、会員が仕上りクリーニ
ング品を受け取る手順は完了する。
【0066】同様にして写真フィルムの自動発送・受取
りも可能である。さらに宅配荷物の発送や受取り、及び
電子商取引の商品の受け取りも自動的に行うことができ
るとともに、代金の決済も自動的に処理される。
【0067】
【発明の効果】本発明の荷物等自動管理ロッカー装置に
よれば、1つの多機能ロッカー装置によって、宅配荷物
の発送・受取り、電子商取引・テレホンショッピングの
商品の受取りとともに洗濯物・写真フィルムの発送・受
取りも自動的に行うことができるので、ロッカー装置を
小型化することができ、狭い場所にも設置可能であると
ともに、装置価格が比較的安くなるという効果が得られ
る。さらにロッカー装置の稼働率が高くなり、利用料収
入も増加するという効果が期待される。
【0068】さらに、本発明の荷物等自動管理ロッカー
装置によれば、宅配荷物の運送代金、電子商取引・テレ
ホンショッピングの商品代金、クリーニング代金、写真
フィルムの現像・焼増代金を自動的に決済できるので、
より安全確実に代金収入を得るとともに、管理が簡単で
ミスが生じにくく、事務費用や人件費を節約することが
できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施形態の荷物等自動管理ロッカ
ー装置の正面図である。
【図2】従来のeコマースのネットシステムを示す説明
図である。
【図3】本発明に係る実施形態の洗濯物・写真フィルム
出荷用キャビネットの説明図であり、(a)はその平面
図、(b)はその正面図であり、(c)はその右側面図
である。
【図4】本発明に係る実施形態の荷物等自動管理ロッカ
ー装置を用いた電子商取引のシステム図である。
【図5】実施形態の荷物等自動管理ロッカー装置を用い
た電子商取引システムのソフトウェア構成を示す概略図
である。
【図6】会員が洗濯物を発送し、クリーニングを依頼す
る手順を示すフローチャート図である。
【図7】配送業者の担当者が洗濯物を回収する手順を示
すフローチャート図である。
【図8】配送業者の担当者が仕上りクリーニング品を荷
物等自動管理ロッカー装置へお届けする手順を示すフロ
ーチャート図である。
【図9】会員が仕上りクリーニング品を荷物等自動管理
ロッカー装置から受け取る手順を示すフローチャート図
である。
【符号の説明】
1 インターネット 20 商店 21 クリーニング店 22 配送業者 23 地域モールセンター 24 金融機関 25 荷物等自動管理ロッカー装置 3 荷物等自動管理ロッカー装置 31 出荷用キャビネット 311 上段ボックス 312 下段ボックス 313 水平部 314 傾斜部 315 第2の開口部 316 第1の開口部 317 回転蓋 318 収納部 32 コントロール用キャビネット 33 荷物受け渡し用キャビネット 34 荷物受け渡し用キャビネット 35 制御部 360 ロッカーボックス 361 ロッカーボックス 362 ロッカーボックス 363 ロッカーボックス 364 ロッカーボックス 365 ロッカーボックス 366 ロッカーボックス 367 ロッカーボックス 368 ロッカーボックス 369 ロッカーボックス 370 パイプ 371 パイプ 372 パイプ 373 パイプ 4 洗濯物 51 コンピュータ端末 52 携帯電話 53 ビジネス・プレーヤー 54 管理センター 60 WEBロッカー制御ソフトウェア 61 地域WEBロッカーモール 62 WEBレジ端末ソフト 63 決済代行センター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高木 正典 東京都荒川区西日暮里6丁目22番22号 ク リナップ株式会社内 (72)発明者 佐藤 典和 東京都荒川区西日暮里6丁目22番22号 ク リナップ株式会社内 (72)発明者 後藤 浩 東京都荒川区西日暮里6丁目22番22号 ク リナップ株式会社内 Fターム(参考) 3B067 AA01 3K100 CA43 CA48 CA49 CA50 CC05 CD03 CD10

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のロッカーを有するロッカー部と各
    ロッカーの解錠施錠を制御する制御部とを備えた荷物等
    自動管理ロッカー装置において、 クリーニング業者への洗濯物出荷用ロッカー及びDPE
    業者への写真フィルム出荷用ロッカーがロッカー部に含
    まれていることを特徴とする荷物等自動管理ロッカー装
    置。
  2. 【請求項2】 洗濯物出荷用ロッカー及び写真フィルム
    出荷用ロッカーは上下に隣り合う上段及び下段ロッカー
    からなり、上段ロッカーと下段ロッカーの扉は独立して
    開閉され、上段ロッカーと下段ロッカーの境の手前側に
    は写真フィルム投入用の第1の開口部を有する仕切板を
    設けるとともに仕切り板の奥側は洗濯物投入用の第2の
    開口部とし、 出荷時には居住人が上段ロッカーを開け、下段ロッカー
    は施錠したまま、必要に応じて第1の開口部からは写真
    フィルムを、第2の開口部からは洗濯物を投入した後
    に、上段ロッカーを閉じ、その後に、配達人は下段ロッ
    カーの扉を開けて集荷することを特徴とする請求項1に
    記載の荷物等自動管理ロッカー装置。
  3. 【請求項3】 仕切り板は手前側の水平部と、水平部に
    設けられた第1の開口部と、手前から奥へ向かうにつれ
    て高くなる傾斜部とからなることを特徴とする請求項2
    に記載の荷物等自動管理ロッカー装置。
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