JP3886058B2 - 文字処理装置及びその編集方法 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、エディタやワードプロセッサ等の文字処理装置及びその編集方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の文字処理装置においては、文字群の切取範囲は、カーソルで切取の開始位置及び終了位置を指示することにより、指定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の切取範囲の指定方法では、文字群をストリーム又は矩形ブロックとして切り取ることはできるが、凸形や凹形の形状に切り取ることができなかった。そのため、一旦矩形に修正した後でないと切り取れないという欠点があった。
【0004】
本発明はこの点に着目してなされたものであり、文字群を凸形や凹形の形状でも切り取ることができる文字処理装置及びその編集方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明は、表示画面に文字群を表示する表示手段と、前記表示画面上で文字を1文字単位で指示するカーソルを表示するカーソル表示手段と、操作者から切取り開始の指示後に移動を指示されたカーソルの移動方向が転換したかを判断する方向転換判断手段と、前記切取り開始が指示された時の前記カーソルの位置と、前記方向転換判断手段により前記カーソルの移動方向が転換したと判断された時の当該カーソルの移動前の位置とを記憶する位置記憶手段と、前記カーソルの位置が、前記切取り開始が指示された時の前記カーソルの位置に戻った場合に、前記表示画面上で前記位置記憶手段に記憶されている複数の位置により囲まれる領域内に表示されている文字群を切り取る切取手段とを設けるようにしたものである。
【0006】
前記切取手段により切り取った文字群に書式情報を付加するための書式情報付加手段をさらに設けることが望ましい。
前記移動指示手段の指示により移動した前記カーソルの位置が、前記切取り開始が指示された時の位置と同じ位置であるか否かを判断する位置判断手段を更に有し、前記位置判断手段により同じ位置であると判断した場合、前記切取手段は文字群を切り取ることが望ましい。
【0007】
同じ目的を達成するため本発明は、表示画面に文字群を表示する表示手段を有し、文字群の編集を行う文字処理装置の編集方法において、前記表示画面上で文字を1文字単位で指示するカーソルを表示し、操作者から切取り開始が指示された時の前記カーソルの位置を位置メモリに記憶し、前記切取り開始の指示後に移動を指示された前記カーソルの移動方向が転換したかを判断し、前記カーソルの移動方向が転換したと判断された時の当該カーソルの移動前の位置を前記位置メモリに記憶し、前記カーソルの位置が、前記切取り開始が指示された時の前記カーソルの位置に戻った場合に、前記表示画面上で前記位置メモリに記憶されている複数の位置により囲まれる領域内に表示されている文字群を切り取るようにしたものである。
【0008】
【作用】
請求項1の文字処理装置又は請求項4の編集方法によれば、表示画面上で文字を1文字単位で指示するカーソルが表示され、操作者から切取り開始が指示された時の前記カーソルの位置が位置メモリに記憶され、前記切取り開始の指示後に移動を指示された前記カーソルの移動方向が転換したかが判断され、前記カーソルの移動方向が転換したと判断された時の当該カーソルの移動前の位置が前記位置メモリに記憶され、前記カーソルの位置が、前記切取り開始が指示された時の前記カーソルの位置に戻った場合に、前記表示画面上で前記位置メモリに記憶されている複数の位置により囲まれる領域内に表示されている文字群が切り取られる。
【0009】
請求項2の文字処理装置によれば、切り取った文字群の書式情報が付加される。
請求項3の文字処理装置によれば、移動指示手段の指示により移動したカーソルの位置が、切取り開始が指示された時の位置と同じ位置であるか否かが位置判断手段により判断され、位置判断手段により同じ位置であると判断した場合、切取手段により文字群が切り取られる。
【0010】
【実施例】
以下本発明の実施例を図面を参照して説明する。
【0011】
図1は、本発明の一実施例にかかる文字処理装置の構成を示すブロック図である。この装置は、以下に述べる構成要素と接続され、当該装置全体の制御を行うCPU1と、文字入力やカーソル移動、文字群の切取、貼付のためのキーを有するキーボード2と、例えば図2に示すようにカーソル9や文字が表示画面10に表示されるCRT(Cathode Ray Tube)3と、CPU1で実行されるプログラムやフォントデータを格納するROM4と、種々の目的のために使用されるRAM5とを備えている。RAM5は、テキストを格納するためのテキストメモリ部5aと、テキストの一部を切り取った領域を格納する切取メモリ部5bと、数値情報を一時的に格納するレジスタ部5cと、カーソル位置座標群を記憶するカーソル座標記憶部5dとを有する。
【0012】
切取メモリ部5bは、図3に示すように書式情報記憶部と文字データ記憶部の2つの部分からなり、書式情報記憶部には、文字サイズ、書体、文字ピッチ、行ピッチ、タブ桁等の情報が格納される。文字データ記憶部には、切り取った文字群が順に格納される。
【0013】
次に図4及び5を参照して本装置の動作を説明する。
【0014】
まず、テキストメモリ部5aには文字が格納されているものとする。CRT3の表示画面10には図2に示すようにカタカナ、平かな、アルファベットの文字が入力表示されている。ここではアルファベットの文字群の切取、すなわち、図2の切取りエリア11の領域を切り取る場合について説明する。
【0015】
アルファベットの文字群を切り取る際にはまず、カーソル9を文字「A」に位置させ、キーボード2上の切取開始キーを操作することによって切取開始プログラム(図4,5)が起動される。
【0016】
まず、ステップS1では、カーソル9の現在の位置、即ち文字「A」の座標をカーソル座標メモリ部5dの先頭X1、Y1に記憶させる。然る後、キーボード2のカーソル移動キーが操作されるまでプログラムはアイドル状態を保ち(ステップS2)、カーソル移動キーが操作されるとカーソル9は移動し、その位置を更新する(ステップS3)。カーソル位置を更新する毎に最初の座標に戻ったか否か判別する(ステップS4)。最初の座標だった場合は切取りエリア11が囲まれて領域が確定したわけで、その文字群を切取りメモリ部5bに格納する(ステップS7)。
【0017】
ステップS4に戻ってカーソル位置が最初の座標でない場合は、カーソルが方向転換したか否か判別する。図2で、カーソルが文字「B」「C」と移動してきて文字「F」に達したとき、カーソルは右方向から下方向に進路を変えたわけで、その方向を転換したか否かを判別する(ステップS5)。方向転換していない場合は再びカーソル移動キー入力待ちに戻る。カーソル方向転換した場合は移動する直前のカーソル位置、図2の例では文字「C」の位置をRAM5のカーソル座標メモリ部5dに記憶させる(ステップS6)。カーソル座標メモリ部5dは順次下のエリアを使用する。
【0018】
カーソル9が一回りして出発点に戻ってきた時、カーソル座標メモリ部5dにはカーソルが通った軌跡のうち方向転換したXY座標が記憶されている。図2の例では、文字「A」「C」「I」「L」「R」「M」の文字位置に相当する。これらの位置の座標を元にテキストメモリ5aから、切取りエリア11の文字群を取り出し、切取メモリ部5bのうちの文字データ部分に格納する(ステップS7)。このときの切取メモリ部5bの文字データ記憶部には図3に示すように文字「A」から文字「R」までのアルファベットが格納される。
【0019】
然る後、切り取った文字群の書式を設定するため、図6に示した書式情報設定画面を表示させる(ステップS8)。その後、キー入力待ち状態を維持し(ステップS9)、入力したキーに応じて2通りに分岐する。もし数値が入力された場合、レジスタ部5cに一旦格納し(ステップS11)、然る後にその数値をカッコ内に表示する(ステップS12)。その後、キー入力待ちに戻る。
【0020】
一方ステップS9での入力が改行キーだった場合はレジスタ部5cの内容を、切取りメモリ部5bの書式情報記憶部のカーソル位置に該当するメモリ部分(図6の状態ではカーソル9が文字サイズの欄にあるので、文字サイズのメモリ部分)に格納する。更に表示カーソルを下降させる(ステップS10)。
【0021】
最後のタブ桁まで入力されたか否か判別し、まだであればキー入力待ちに戻り、全て入力されれば切取作業が終了する(ステップS13)。
【0022】
なお、図7は切り取った文字群を貼付エリア12に貼り付けた場合の表示例を示す。
【0023】
以上のように本実施例では、カーソルが移動した軌跡によって囲まれた領域内の文字群を切り取るようにしたので、凹形、凸形のような矩形以外の複雑な形状で文字群を切り取ることができる。
【0024】
なお、上述した実施例ではカーソルによって文字の位置を指示するようにしたが、これに限るものではなく、表示画面上の位置を指示できるものであればよい。
【0025】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、表示画面に文字群が表示され、表示画面上で文字を1文字単位で指示するカーソルが表示され、操作者から切取り開始が指示された時のカーソルの位置が位置メモリに記憶され、切取り開始の指示後に移動を指示されたカーソルの移動方向が転換したかが判断され、カーソルの移動方向が転換したと判断された時のカーソルの移動前の位置が位置メモリに記憶され、カーソルの位置が、切取り開始が指示された時のカーソルの位置に戻った場合に、表示画面上で位置メモリに記憶されている複数の位置により囲まれる領域内に表示されている文字群が切り取られるので、凹形や凸形のような矩形以外の複雑な形状の文字群を、カーソルによる簡単な指定操作により切り取ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる文字処理装置の構成を示すブロック図である。
【図2】文字群の表示例を示す図である。
【図3】切り取った文字群に対応する情報を記憶する部分の構成を示す図である。
【図4】文字群の切取処理の手順を示すフローチャートである。
【図5】文字群の切取処理の手順を示すフローチャートである。
【図6】書式情報設定画面を示す図である。
【図7】切り取った文字群を貼り付けた状態の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 CPU
2 キーボード
3 CRT
4 ROM
5 RAM
5a テキストメモリ部
5b 切取メモリ部
5c レジスタ部
5d カーソル座標メモリ部
Claims (3)
- 表示画面に文字群を表示する表示手段と、
前記表示画面上で文字を1文字単位で指示するカーソルを表示するカーソル表示手段と、
操作者から切取り開始の指示後に移動を指示されたカーソルの移動方向が転換したかを判断する方向転換判断手段と、
前記切取り開始が指示された時の前記カーソルの位置と、前記方向転換判断手段により前記カーソルの移動方向が転換したと判断された時の当該カーソルの移動前の位置とを記憶する位置記憶手段と、
前記カーソルの位置が、前記切取り開始が指示された時の前記カーソルの位置に戻った場合に、前記表示画面上で前記位置記憶手段に記憶されている複数の位置により囲まれる領域内に表示されている文字群を切り取る切取手段とを設けたことを特徴とする文字処理装置。 - 前記切取手段により切り取った文字群に書式情報を付加するための書式情報付加手段をさらに設けたことを特徴とする請求項1記載の文字処理装置。
- 表示画面に文字群を表示する表示手段を有し、文字群の編集を行う文字処理装置の編集方法において、
前記表示画面上で文字を1文字単位で指示するカーソルを表示し、
操作者から切取り開始が指示された時の前記カーソルの位置を位置メモリに記憶し、
前記切取り開始の指示後に移動を指示された前記カーソルの移動方向が転換したかを判断し、
前記カーソルの移動方向が転換したと判断された時の当該カーソルの移動前の位置を前記位置メモリに記憶し、
前記カーソルの位置が、前記切取り開始が指示された時の前記カーソルの位置に戻った場合に、前記表示画面上で前記位置メモリに記憶されている複数の位置により囲まれる領域内に表示されている文字群を切り取ることを特徴とする文字処理装置の編集方法。
Priority Applications (1)
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JP16681695A JP3886058B2 (ja) | 1995-06-08 | 1995-06-08 | 文字処理装置及びその編集方法 |
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JPH08335218A JPH08335218A (ja) | 1996-12-17 |
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JP (1) | JP3886058B2 (ja) |
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1995
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