JP3881887B2 - 化粧料 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、白うきの少ない自然な仕上がり感が得られる、更に毛穴、小じわ等の目立ち等の形態上の難点を見え難くする効果に優れた化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、皮膚上の毛穴、小じわ等の目立ち等の形態上の難点を、化粧料によりカバーするために、隠蔽力の高い顔料、即ち、屈折率が高く、且つ微粒子の着色力の高い顔料、例えば、二酸化チタン、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、有機色素等を化粧料に配合して、該形態上の難点に対するカバー力を高め、これによって肌に存在する毛穴、小じわ等の目立ち等の形態上の難点を隠すことが行われている。しかしながら、このような隠蔽力の高い顔料を多く含有した化粧料は、シミ・ソバカス等の色調上の難点に対しては効果があるものの、毛穴・小じわ等の目立ち等の形態上の難点に対しては、あまり効果が無く、逆に毛穴、小じわ等を目立たせてしまうという欠点を有する。また、前記隠蔽力の高い顔料を多く含有した化粧料によれば、厚化粧感を呈し、不透明になるため、肌の自然な感じが損なわれやすいという欠点を有する。
【0003】
一方、形態上の難点をカバーするための他の化粧料として、拡散反射型粉体を含有した化粧料(特開昭60−228406号公報)が提案されている。しかしながら、この化粧料に用いられる拡散反射型粉体は、毛穴、小じわ等の目立ち等の形態上の難点に対しては、若干の効果を有するものの、仕上がった感じが白っぽく、不自然であり、粉っぽい仕上がりを呈しがちであるという欠点を有する。
【0004】
また、形態上の難点をカバーするためのさらに他の化粧料として、金属酸化物を内包した樹脂粉体を含有した化粧料(特開平9−208437号公報)が提案されている。しかしながら、前記金属酸化物を内包した樹脂粉体を含有した化粧料においては、紫外線遮蔽能を発現させるために、平均粒子径が小さく、かつ高透明性である金属酸化物が用いられるので、かかる化粧料を使用した場合、毛穴や小じわ等の凹部に付着しても十分な隠蔽性が得られにくいという欠点を有する。したがって、前記金属酸化物を内包した樹脂粉体を含有した化粧料によれば、凹部を明るくすることができず、毛穴、小じわ等の目立ち等の形態上の難点を隠蔽する効果が得られにくいという欠点を有する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、白うきのない自然な仕上がり感が得られ、毛穴、小じわ等の目立ち等の形態上の難点を効果的に改善しうる化粧料を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、平均粒子径が0.12〜5.0μmである白色無機顔料をポリマー粒子内に分散させてなり、隠蔽性が10〜50である平均粒子径が10〜20μmの球状複合ポリマー粒子と、平均粒子径が2〜9μmであって、かつ屈折率が1.3〜1.8である球状粒子を含有してなる化粧料に関する。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の化粧料は、平均粒子径が0.12〜5.0μmである白色無機顔料を含有した球状複合ポリマー粒子であって、かつ平均粒子径が5〜40μmである球状複合ポリマー粒子を含有する。前記球状複合ポリマー粒子においては、前記平均粒子径を有する白色無機顔料を含有するため、かかる球状複合ポリマー粒子を含有した化粧料によれば、毛穴、小じわ等の目立ち等の形態上の難点を効果的に改善するに充分な隠蔽性を得ることができる。
【0008】
本明細書において、「球状複合ポリマー粒子」とは、ポリマーと白色無機顔料とを複合化させて得られた粒子をいう。
【0009】
また、前記用語「球状複合ポリマー粒子」に使用される用語「球状」には、真球状のもの;略球状のもの;正反射及び/又は乱反射を抑制する性質を発現する回転楕円体;球状のものの表面に凸凹のあるもの等が含まれる。
【0010】
本発明において、平均粒子径は、エタノールを測定溶媒とし、レーザ回折式粒度分布測定器を用いて測定されて得られる体積基準平均粒子径により得られた値をいう。
【0011】
前記白色無機顔料は、平均粒子径が0.12〜5.0μmであり、より好ましくは0.13〜3.0μmであり、更に好ましくは0.15〜2.0μmである。前記白色無機顔料の平均粒子径が上記範囲内であれば、白色無機顔料が呈する隠蔽性が高くなるので、透明性が低くなるため、該白色無機顔料とポリマーとを複合化させた際に、毛穴、小じわ等の目立ち等の形態上の難点に対して効果的な隠蔽性を充分に得ることができるという優れた性質を発現する。
【0012】
また、前記白色無機顔料の屈折率は、特に限定されないが、屈折率が1.5〜2.8であることが好ましく、更には屈折率が2.0〜2.7であることがより好ましい。屈折率が1.5以上だと、透明性が低くなるため、毛穴、小じわ等の目立ち等の形態上の難点に対して効果的な隠蔽性を充分に得ることができる。なお、前記屈折率として、文献値〔例えば、「化学便覧」、日本化学会編、(1993年発行);「窯業工学ハンドブック」、社団法人日本セラミックス協会編、(1984年発行)等に記載の値が用いられ、文献値のない物質については、液浸法によって測定した値が用いられる。前記液浸法とは、屈折率を測定する方法であって、顕微鏡下で、屈折率が既知の液体に浸した試料と該液体との境界線付近を観察することを含む方法をいう〔坪井誠太郎著、「偏向顕微鏡」(1955)〕。前記液浸法は、液体に浸した試料と該液体との境界線付近において、一般に、Becke(ベッケ)線と呼ばれる輝線が見えるが、試料と等しい屈折率を有する液体中では、境界もBecke線も見えなくなるという現象を利用した測定方法である。
【0013】
前記白色無機顔料としては、例えば、酸化アルミニウム、酸化カルシウム、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、酸化ジルコニウム、酸化チタン(ルチル型、アナターゼ型等)等の金属酸化物;酸化亜鉛/酸化チタン複合酸化物、酸化アルミニウム/酸化マグネシウム複合酸化物、酸化カルシウム/酸化ジルコニウム複合金属酸化物等の複合酸化物;硫酸バリウム等の硫酸塩;炭酸カルシウム等の炭酸塩等が挙げられ、化粧料中における安定性等の観点から、酸化アルミニウム、酸化亜鉛、酸化ジルコニウム、酸化チタン、酸化亜鉛/酸化チタン複合酸化物が好ましい。前記白色無機顔料は、単独又は2種以上を組み合わせて用いてもよい。また、前記白色無機顔料は、必要に応じて、表面処理、例えば、撥水性を付与するシリコーン処理、撥水・撥油性を付与するフッ素処理等を施してもよい。本発明において、前記シリコーン処理を施した白色無機顔料を用いた場合、一般的な有機溶媒中への分散性に優れ、前記フッ素処理を施した白色無機顔料を用いた場合、フッ素系溶媒中への分散性に優れる。
【0014】
球状複合ポリマー粒子中における前記白色無機顔料の含有量は、充分な隠蔽性を得、毛穴、小じわ等の目立ち等の形態上の難点を効果的に隠蔽する観点から、5重量%以上が好ましく、また、毛穴、小じわ等の目立ち等を抑制する観点から、60重量%以下が好ましい。具体的には、球状複合ポリマー粒子中における前記白色無機顔料の含有量は、5〜60重量%が好ましく、特に20〜50重量%が好ましい。
【0015】
また、白色無機顔料を含有した球状複合ポリマー粒子の密度は、飛散等のない粒子の良好なハンドリング性を充分に発揮させる観点から、1.0g/cm3 以上であり、好ましくは、1.1g/cm3 以上であり、より好ましくは、1.25g/cm3 以上であり、化粧料中で球状複合ポリマー粒子が同重量配合されていても低密度である場合には粒子の数が多くなって、粒子の総体積が高密度の場合より体積的に大きくなり、皮膚上の凹部を効果的に埋める性質を充分に発現させる観点から、4.0g/cm3 以下であり、好ましくは、2.5g/cm3 以下であり、より好ましくは、3.0g/cm3 以下であることが望ましい。
【0016】
前記球状複合ポリマー粒子の平均粒子径は、毛穴やしわ部への選択付着性を発現させ、皮丘部への球状複合ポリマー粒子の付着を抑制し、化粧後に自然な仕上がり感を得る観点から、5μm以上であり、ざらつき感等を抑制して良好な使用感を得る観点から、40μm以下である。具体的には、前記球状複合ポリマー粒子の平均粒子径は、5〜40μmであり、8〜30μmが好ましく、10〜20μmがより好ましい。
【0017】
また、球状複合ポリマー粒子の隠蔽性は10〜50が好ましく、特に15〜40が好ましい。この隠蔽性が10以上だと、毛穴、小じわ等を十分に隠蔽でき、50以下では毛穴、小じわが白くなくて目立たない。本発明において隠蔽性は、実施例に示す方法によって求められる。
【0018】
球状複合ポリマー粒子に用いられるポリマーとしては、疎水的な性質を示し、重合体が透明若しくは半透明であり化粧品に通常用いられる、化粧品原料基準記載のものであれば特に限定されるものではなく、例えば、ナイロン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリメチルメタクリレート等の(メタ)アクリル系樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリウレタン樹脂等の熱可塑性樹脂、シリコーン樹脂、ラウリル(メタ)アクリレート−エチレングリコールジ(メタ)アクリレートコポリマー、イソステアリルアクリレート−ジビニルベンゼンコポリマー架橋ポリウレタン樹脂等の架橋ポリマー樹脂等が挙げられる。なかでも、物理的及び化学的強固であるという観点から、架橋ポリマー樹脂が好ましい。
【0019】
前記ポリマーと白色無機顔料とを複合化させる方法は、用いられるポリマーの種類により適宜選択することができる。例えば、ポリマーの種類がナイロン樹脂の場合、パラフィン等と環状ラクタムとを混合して、加熱、溶解させ、得られた混合物に、所望量の白色無機顔料の粉末を添加し、かき混ぜながら、重合促進剤、例えば、三塩化リン等を添加し、アルカリ重合を行ない、粒子を得、更に該粒子を濾別し、得られた粒子を、有機溶剤、例えば、イソプロピルアルコール、ベンゼン等で洗浄し、ついで、乾燥する方法等が挙げられる。また、例えば、ポリマーの種類がシリコーン樹脂の場合、アンモニア、アミン等の水溶液と白色無機顔料の粉末とを混合し、得られた混合物に加水分解性シラン、アルコキシシラン、アセトキシシラン等を混合してアルコキシシラン等を加水分解し、ついで、アルコキシシラン等の加水分解産物と、アルコキシシラン等の加水分解産物又は加水分解されていないアルコキシシラン等との縮合反応を行ない、粒子を得、更に該粒子を濾別し、その後、得られた粒子を水洗して乾燥する方法等が挙げられる。さらに、例えば、ポリマーの種類が、ラウリルメタアクリレート−エチレングリコールジメタアクリレートコポリマーの場合、モノマーとしてラウリルメタクリレートとエチレングリコールジメタクリレートと、重合開始剤としてのラウロイルパーオキサイドとを混合し、溶解し、その後、得られた混合物に、所望量の白色無機顔料を添加して分散させ、更に、得られた分散液をポリビニルアルコール水溶液に添加して分散させ、撹拌しながら加熱して重合(懸濁重合)を行ない、粒子を得、該粒子を濾別し、得られた粒子を水洗して乾燥する方法等が挙げられる。
【0020】
また、球状複合ポリマー粒子内における白色無機顔料の分散状態は、隠蔽性等の光学的特性の観点から、高分散状態であることが望ましい。前記分散状態をコントロールする方法としては、ホモジナイザー、高圧ホモジナイザー、超音波分散機、アトライターミル、ボールミル等の機械を用いる分散方法;低分子界面活性剤〔例えば、アニオン性界面活性剤(例えば、ラウリル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム等)、カチオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤等〕、高分子分散剤〔例えば、デンプン、ポリビニルアルコール、カルボキシメチルセルロース、メチルポリシロキサン等〕等を用いる分散方法等が挙げられる。
【0021】
前記球状複合ポリマー粒子は、単独又は2種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0022】
化粧料中における前記球状複合ポリマー粒子の含有量は、剤型等により異なり特に制限されないが、0.1〜50重量%、好ましくは、1〜20重量%であることが望ましい。前記球状複合ポリマー粒子の含有量は、上記範囲内であれば、毛穴、小じわ等の目立ちを見え難くする効果に優れるとともに、使用感も良好であり好ましい。
【0023】
また、本発明の化粧料には、白うきのない自然な仕上がり感を得、毛穴、小じわ等の目立ち等の形態上の難点を改善するという本発明の化粧料が有する効果を発揮させうるものであれば、必要に応じて、通常の化粧料に配合される成分を配合することができる。具体的には、本発明の化粧料には、白うきのない自然な仕上がり感を得、毛穴、小じわ等の目立ち等の形態上の難点を改善するという本発明の化粧料が有する効果を発揮させうる量的及び質的範囲で、例えば、ワセリン、ラノリン、セレシン、マイクロクリスタリンワックス、高級脂肪酸、高級アルコール等の固形・半固形油分;オリーブ油、ホホバ油、ひまし油、スクワラン、流動パラフィン、エステル油、ジグリセリド、トリグリセリド等の流動油分;メチルポリシロキサン等のシリコーン油;パーフルオロポリエーテル、フッ素変性シリコーン等のフッ素系油剤;水溶性及び/又は油溶性ポリマー;水;マイカ、タルク、セリサイト、硫酸バリウム等の体質顔料、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、酸化チタン等の無機着色顔料、赤色226号、黄色401号等の有機着色顔料、有機着色顔料をポリマー等でカプセル化したカプセル化有色顔料、有機色素等の色剤、その他防腐剤、酸化防止剤、増粘剤、香料、紫外線吸収剤、紫外線遮蔽剤、殺菌剤、制汗剤、保湿剤等を配合してもよい。
【0024】
本発明の化粧料は、粉末固形型、高含油粉末固形型、油分散型、水分散型、油中水乳化液、水中油乳化液等の剤型として用いられうるが、皮膚上の形態上の難点を効果的に隠すために、化粧下地として用いることが好適である観点から、液状化粧料に好適である。
【0025】
本発明の化粧料は、具体的には、例えば、パウダーファンデーション、液状ファンデーション、半固形ファンデーション、乳化液状ファンデーション、マスカラ等のメイクアップ化粧料、サンスクリーン乳化液等の乳化液等の薬用化粧料として用いられうるが、化粧下地として用いることが好適である観点から、特に、液状ファンデーション、乳化液状ファンデーション、乳化液に好適である。
【0026】
本発明の化粧料は、前記球状複合ポリマー粒子に加え、透明性が高く、光拡散透過性(ぼかし効果)が大きな他の球状粒子をさらに含有してもよい。前記球状粒子をさらに含有した化粧料によれば、より一層、白浮きのない自然な仕上がり感が得られ、毛穴、小じわ等の目立ち等の形態上の難点を改善するという効果を発現する。
【0027】
ここで、前記用語「球状粒子」に使用される用語「球状」には、前記「球状複合ポリマー粒子」に使用される用語「球状」と同様のものが含まれる。
【0028】
前記球状粒子は、皮丘部から皮溝部にかけて均一に付着するものであり、好適な球状粒子としては、平均粒子径が1〜10μm、好ましくは2〜9μmであり、屈折率が1.3〜1.8、好ましくは1.4〜1.6である球状粒子が挙げられる。球状粒子の屈折率が、1.8以下であれば、より、自然な仕上がり感を得ることができ、球状粒子の平均粒子径が、1μm以上であれば、球状粒子は、化粧膜に埋もれず、毛穴、小じわ等と皮丘部の境界部をぼかして見えにくくする効果である「ぼかし効果」を充分に発現し、10μm以下だと、その効果感が向上する。
【0029】
本発明において、球状粒子は、正反射、乱反射を抑制する効果を有するものであればよく、同様の効果があれば、回転楕円体や表面に凹凸のある粒子であってもよい。このような球状粒子の具体例として、球状であるシリカ、アルミナ等の金属酸化物、硫酸バリウム等の硫酸塩、炭酸カルシウム等の炭酸塩等の無機化合物、ポリメチルメタクリレート等の熱可塑性樹脂、ナイロン樹脂、シリコーン樹脂、ウレタン樹脂、架橋ポリマー等の高分子化合物等から選ばれる1種又は2種以上の混合物として使用することができる。
【0030】
化粧料中における前記球状粒子の含有量は、化粧料の形状により異なり特に制限されないが、0.1〜30重量%、好ましくは0.5〜10重量%であることが望ましい。前記球状粒子の含有量は、上記範囲内であれば、毛穴、小じわ等の目立ち等の形態上の難点を見えにくくする効果に優れるとともに、使用感も良好であり好ましい。
【0031】
また、必要に応じて、前記通常の化粧料に配合される成分を配合することができる。
【0032】
【実施例】
(評価方法)
1.隠蔽性
(イ)球状複合ポリマー粒子1.304gを、シリコーンオイル(信越化学(株)製、商品名:KF−96−1000cs)15gに添加し、得られた混合物をホモディスパー(特殊機化工業(株)製、商品名:TKオートホモミキサー)にて、800 r/min で2分間予備分散し、ついで、6000 r/minで5分間分散させて、分散混合物を得る。その後、真空脱気を行ない、サンプル分散液を得る。
(ロ)20μmのスペーサーを挟んだガラス製セルに、前記サンプル分散液を注入し、該セルの片面に黒色人工皮革を張り付け、もう一方の面を色差計(日本電色工業製、商品名:SE2000型)にセットして測色し、L * 、a * 、b * 表色素で、L1* 値(色の明るさ; 明度) 、a1* 値(赤−緑方向の色度)及びb1* 値(黄−青方向の色度)のそれぞれを求める。これとは別に、サンプル分散液を注入せずに、黒色人工皮革を張り付けたガラス製セルにて同様に測色し、同様にL2* 値(色の明るさ;明度)、a2* 値(赤−緑方向の色度)及びb2* 値(赤−青方向の色度)のそれぞれを求め、下記式:
ΔE={(L1 * −L2* )2+(a1 * −a2* )2+(b1 * −b2* )2}1/2
に従って色差ΔEを求める。前記ΔEを隠蔽性の値とする。
【0033】
2.平均粒子径の測定方法
エタノールに、球状複合ポリマー粒子を適量添加し、得られた混合物を超音波分散機に供し、約10分間分散させる。次いで、得られた分散液を、粒度分布測定器(堀場製作所製、商品名:LA−920)に供し、分散溶媒:エタノール、循環速度:4、超音波分散:1分間にて体積平均粒子径を測定する。
【0034】
製造例1
300mL容のビーカーに、ラウリルメタクリレート:56g、エチレングリコールジメタクリレート:19g及びラウロイルパーオキシド:1.5gを仕込み、溶液を得た。また、平均粒子径0.25μmの酸化チタン(石原産業製、商品名:CR−50)を、メチルハイドロジェンポリシロキサンを用いて撥水処理(酸化チタンに対して2%)した。ついで、得られた溶液と、撥水処理した酸化チタン50gとを混合し、ついで分散させて、分散液を得た。その後、前記分散液を1重量%ポリビニルアルコール(日本合成化学工業製、商品名:ゴーセノールGH−17)水溶液750gに添加し、超音波分散機を用いて分散した(平均粒子径:11.5μm)。得られた分散液を1000mL容のセパラブルフラスコに仕込み、その後、該セパラブルフラスコ内の気相を窒素置換した。ついで、前記分散液を150 r/minで撹拌しながら、75℃で8時間、窒素雰囲気下に維持して、重合を行なった。重合終了後、得られた産物を濾過して固体を回収し、水で洗浄し、ついで、減圧乾燥して、白色無機顔料含有球状複合ポリマー粒子(平均粒子径:12.9μm、白色無機顔料含有率:40重量%):120gを得た。前記評価方法に従い、前記白色無機顔料含有球状複合ポリマー粒子の隠蔽性を測定した結果、隠蔽性は、27.0であった。
【0035】
製造例2
製造例1で使用した撥水処理した酸化チタンに代えて、未処理の酸化チタンを用いたほかは、製造例1と同様の操作を行ない、白色無機顔料含有球状複合ポリマー粒子:118gを得た(平均粒子径11.0μm、白色顔料含有率:40重量%)。前記評価方法に従い、前記白色無機顔料含有球状複合ポリマー粒子の隠蔽性を測定した結果、隠蔽性は、22.4であった。
【0036】
製造例3
300mL容のビーカーに、スチレン:75g及びラウロイルパーオキシド:2.0gを仕込み、溶液を得た。得られた溶液と、製造例1で使用した撥水処理を施した酸化チタン:25gとを混合し、ついで、分散させて、分散液を得た。その後、前記分散液を1重量%ポリビニルアルコール(日本合成化学工業製、商品名:ゴーセノールGH−17)水溶液750gに添加し、ついで、超音波分散機を用いて分散した(平均粒子径:11.5μm)。得られた分散液を1000mL容のセパラブルフラスコに仕込み、その後、該セパラブルフラスコ内の気相を窒素置換した。ついで、前記分散液を、150 r/minで撹拌しながら、75℃で8時間、窒素雰囲気下で維持して、重合を行なった。重合終了後、得られた産物を濾過して固体を回収し、水で洗浄し、ついで、減圧乾燥して白色無機顔料含有球状複合ポリマー粒子(平均粒子径:11.2μm、白色無機顔料含有率:25重量%):96gを得た。前記評価方法に従い、前記白色無機顔料含有球状複合ポリマー粒子の隠蔽性を測定した結果、隠蔽性は、20.1であった。
【0037】
比較製造例1
製造例1で使用した撥水処理した酸化チタンに代えて、平均粒子径が60nm(0.06μm)の紫外線吸収剤グレードの酸化チタン(商品名:MT−600B、テイカ社製)を、製造例1と同様に撥水処理して得られた撥水処理した酸化チタン25gを添加したほかは、製造例1と同様の操作を行ない、白色無機顔料含有球状複合ポリマー粒子(平均粒子径:11.0μm、白色無機顔料含有率25重量%):120gを得た。前記評価方法に従い、前記白色無機顔料含有球状複合ポリマー粒子の隠蔽性を測定した結果、隠蔽性は、9.1であった。
【0038】
比較製造例2
300mL容のビーカーに、ラウリルメタクリレート:56g、エチレングリコールジメタクリレート:19g及びラウロイルパーオキシド:1.5gを仕込み、溶液を得た。また、平均粒子径0.45μmの酸化チタン(石原産業製、商品名:CR−50)を、メチルハイドロジェンポリシロキサンを用いて、撥水処理(酸化チタンに対して2%)した。その後、前記分散液を1重量%ポリビニルアルコール(日本合成化学工業製、商品名:ゴーセノールGH−17)水溶液750gに添加し、ついで、超音波分散機を用いて充分に分散した(平均粒子径:3.5μm)。次いで、得られた分散液を1000mLのセパラブルフラスコに仕込み、その後、該セパラブルフラスコ内の気相を窒素置換した。ついで、前記分散液を、250r/min で撹拌しながら、75℃で8時間、窒素雰囲気下で維持して重合を行なった。重合終了後、得られた産物を濾過して固体を回収し、水で洗浄し、ついで、減圧乾燥して白色無機顔料含有球状複合ポリマー粒子(平均粒子径:3.2μm、白色無機顔料含有率:40重量%):120gを得た。前記評価方法に従い、前記白色無機顔料含有球状複合ポリマー粒子の隠蔽性を測定した結果、この白色無機顔料含有球状複合ポリマー粒子の隠蔽性は、42.4であった。
【0039】
実施例1
製造例1〜3並びに比較製造例1及び2で得られた白色無機顔料含有球状複合ポリマー粒子を用い、表1に示す組成で、以下のように、液状ファンデーションを製造し、該液状ファンデーションを使用したときの毛穴の見え難さ、小じわの見え難さ、自然な仕上がり感を評価した。
【0040】
(製法)
表1に示す組成で、成分(1)〜(3)のいずれかと、成分(4)〜(7)とを混合し、得られた混合物を粉砕機に供して、粉砕した。得られた粉砕物を、成分(10)に添加し、ディスパーで分散させ、液状ファンデーション(本発明品1〜3)を得た。また、成分(1)〜(3)のいずれかの成分の代わりに、成分(8)又は(9)を用い、本発明品1〜3の製法と同様に、液状ファンデーション(比較品1及び2)を得た。
【0041】
(評価方法)
それぞれの液状ファンデーションを用いて化粧したときの毛穴、小じわ等の目立ち等の形態上の難点を改善できているか否かの評価として、毛穴の見え難さ、小じわの見え難さ及び自然な仕上がり感について、20人の専門パネラーにより、下記評価基準で評価した。
【0042】
〔評価基準〕
毛穴の見え難さ
◎:16人以上が毛穴が見え難いと評価した。
○:11〜15人が毛穴が見え難いと評価した。
△:6〜10人が毛穴が見え難いと評価した。
×:5人以下が毛穴が見え難いと評価した。
小じわの見え難さ
◎:16人以上が小じわが見え難いと評価した。
○:11〜15人が小じわが見え難いと評価した。
△:6〜10人が小じわが見え難いと評価した。
×:5人以下が小じわが見え難いと評価した。
自然な仕上がり感
◎:16人以上が自然な仕上がり感があると評価した。
○:11〜15人が自然な仕上がり感があると評価した。
△:6〜10人が自然な仕上がり感があると評価した。
×:5人以下が自然な仕上がり感があると評価した。
【0043】
各液状ファンデーションの評価結果を表1に示す。
【0044】
【表1】
【0045】
表1に示された結果から、球状複合ポリマー粒子の隠蔽性が10未満である比較品1及び球状複合ポリマー粒子の平均粒子径が5μm未満である比較品2に比較して、球状複合ポリマー粒子の隠蔽性が20.1〜27.0であり、かつ球状複合ポリマー粒子の平均粒子径が11.0〜12.9μmである本発明品1〜3は、いずれも、毛穴を見え難くする効果及び小じわを見え難くする効果に優れることがわかる。さらに、本発明品1〜3は、毛穴を見え難くする効果及び小じわを見え難くする効果に加え、自然な仕上がり感にも優れることがわかる。
【0046】
実施例2
製造例1〜3並びに比較製造例1及び2で得られた白色無機顔料含有球状複合ポリマー粒子を用い、表2に示す組成で、以下のように、乳化液状ファンデーションを製造し、該乳化液状ファンデーションを使用したときの毛穴の見え難さ、小じわの見え難さ及び自然な仕上がり感を評価した。
【0047】
(製法)
表2に示す組成で、油相成分である成分(13)と成分(14)とを、室温にて混合した。得られた混合物に、成分(1)〜(3)のいずれかと成分(4)〜(8)とを添加し、ディスパーで分散させた。得られた産物に、水相成分である成分(11)及び(12)を撹拌しながら添加し、得られた混合物を乳化させ、乳化液状ファンデーション(本発明品4〜6)を得た。また、成分(1)〜(3)のいずれかの代わりに、成分(9)又は(10)を用い、本発明品4〜6の製法と同様に、乳化液状ファンデーション(比較品3及び4)を得た。
【0048】
(評価方法)
実施例1と同様の手法及び評価基準により、毛穴の見え難さ、小じわの見え難さ及び自然な仕上がり感について、評価した。各乳化液状ファンデーションの評価結果を表2に示す。
【0049】
【表2】
【0050】
表2に示された結果から、球状複合ポリマー粒子の隠蔽性が10未満である比較品3及び球状複合ポリマー粒子の平均粒子径が5μm未満である比較品4に比較して、球状複合ポリマー粒子の隠蔽性が20.1〜27.0であり、かつ球状複合ポリマー粒子の平均粒子径が11.0〜12.9μmである本発明品4〜6は、いずれも、毛穴を見え難くする効果及び小じわを見え難くする効果に優れることがわかる。さらに、本発明品4〜6は、毛穴を見え難くする効果及び小じわを見え難くする効果に加え、自然な仕上がり感にも優れることがわかる。
【0051】
実施例3
製造例1〜3並びに比較製造例1及び2で得られた白色無機顔料含有球状複合ポリマー粒子を用い、表3に示す組成で、以下のように、パウダーファンデーションを製造し、該パウダーファンデーションを使用したときの毛穴の見え難さ、小じわの見え難さ、及び自然な仕上がり感を評価した。
【0052】
(製法)
表3に示す組成で、成分(1)〜(3)のいずれかと、成分(4)〜(7)及び成分(10)とを混合した。得られた混合物を、粉砕機に供して、粉砕した。得られた粉砕物と、成分(11)〜(13)を加温混合して均一にした混合物とを、高速ブレンダー〔三井鉱山社製、商品名:三井ヘンシュルミキサー〕で混合して均一にした。得られた混合物を粉砕機に供し、ついで、得られた粉砕物を、ふるいに通して該粉砕物の粒度を揃えた。得られた粉砕物を、数日間放置した後、金皿等の容器中で圧縮成型して、パウダーファンデーション(本発明品7〜9)を得た。また、成分(1)〜(3)のいずれかの成分の代わりに、成分(8)又は(9)を用い、本発明品7〜9の製法と同様に、パウダーファンデーション(比較品5及び6)を得た。
【0053】
(評価方法)
実施例1と同様の手法及び評価基準により、毛穴の見え難さ、小じわの見え難さ及び自然な仕上がり感について、評価した。各パウダーファンデーションの評価結果を表3に示す。
【0054】
【表3】
【0055】
表3に示された結果から、球状複合ポリマー粒子の隠蔽性が10未満である比較品5及び球状複合ポリマー粒子の平均粒子径が5μm未満である比較品6に比較して、球状複合ポリマー粒子の隠蔽性が20.1〜27.0であり、かつ球状複合ポリマー粒子の平均粒子径が11.0〜12.9μmである本発明品7〜9は、いずれも、毛穴を見え難くする効果及び小じわを見え難くする効果に優れることがわかる。さらに、本発明品7〜9は、毛穴を見え難くする効果及び小じわを見え難くする効果に加え、自然な仕上がり感にも優れることがわかる。
【0056】
実施例4
製造例1及び3、比較製造例1及び2で得られた白色無機顔料含有球状複合ポリマー粒子と、平均粒子径4.0μmで屈折率1.49の球状PMMA(ポリメチルメタクリレート)樹脂粒子(球状粒子)又は平均粒子径8.0μmで屈折率1.56の球状ナイロン樹脂粉体(球状粒子)とを用い、表4に示す組成で、乳化液状ファンデーションを製造し、該乳化液状ファンデーションを使用したときの毛穴の見え難さ、小じわの見え難さ及び自然な仕上がり感を評価した。
【0057】
(製法)
表4に示す組成で、成分(1)又は(2)のいずれかと成分(3)又は(4)のいずれかと成分(5)〜(9)とを混合した。得られた混合物を、粉砕機に供して、粉砕した。得られた粉砕物と、成分(14)及び(15)とを、ディスパーで分散させた。得られた産物に、成分(12)及び(13)を攪拌しながら添加し、得られた混合物を乳化させ、乳化液状ファンデーション(本発明品10及び11)を得た。また、成分(1)又は(2)のいずれかの成分の代わりに、成分(10)又は(11)を用いたほかは、本発明品10及び11の製法と同様に操作を行ない、乳化液状ファンデーション(比較品7、8)を得た。
【0058】
(評価方法)
実施例1と同様の手法及び評価基準により、毛穴の見え難さ、小じわの見え難さ及び自然な仕上がり感について、評価した。各乳化液状ファンデーションの評価結果を表4に示す。
【0059】
【表4】
【0060】
表4に示された結果から、球状複合ポリマー粒子の隠蔽性が10未満である比較品7及び球状複合ポリマー粒子の平均粒子径が5μm未満である比較品8に比較して、球状複合ポリマー粒子の隠蔽性が20.1〜27.0であり、かつ球状複合ポリマー粒子の平均粒子径が11.0〜12.9μmである本発明品10及び11は、いずれも、毛穴を見え難くする効果及び小じわを見え難くする効果に優れることがわかる。さらに、本発明品10及び11は、毛穴を見え難くする効果及び小じわを見え難くする効果に加え、自然な仕上がり感にも優れることがわかる。
【0061】
【発明の効果】
本発明の化粧料によれば、特定の組成を有する球状複合ポリマー粒子を毛穴、小じわ等に選択的に付着させることができるため、毛穴、小じわ等の目立ち等の形態上の難点を見え難くすることができるという優れた効果を奏する。さらに、本発明の化粧料によれば、皮丘部への前記球状複合ポリマー粒子の付着が殆どないため、全体的に明るさが均一となり、自然な仕上がり感が得られるという優れた効果を奏する。
Claims (1)
- 平均粒子径が0.12〜5.0μmである白色無機顔料をポリマー粒子内に分散させてなり、隠蔽性が10〜50である平均粒子径が10〜20μmの球状複合ポリマー粒子と、平均粒子径が2〜9μmであって、かつ屈折率が1.3〜1.8である球状粒子を含有してなる化粧料。
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