JP2005314389A - 粉体化粧料 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、化粧料の外観に高い彩度を付与する効果(外観の高彩度感)、化粧料の外観に光輝性を付与する効果(外観の光輝性)、また、塗布部位に高く彩度を付与する効果(化粧膜の高彩度感)、塗布部位の質感を光学的に変化させ、透明感や立体感を付与する効果(質感改良効果)に優れ、肌への伸び広がりも良好な粉体化粧料を提供するものである。
【解決手段】 (a)化粧料粉体および(b)着色された、屈折率の異なる2種類以上の高分子化合物を含む干渉繊維を含有することを特徴とする粉体化粧料。
【選択図】 なし

Description

本発明は、新規な外観と、優れた化粧効果を有する粉体化粧料に関し、さらに詳細には、高彩度で優れた光輝性ある外観を有し、また、使用時に形成される化粧膜も高彩度で、塗布部位の質感を光学的に変化させることにより、従来にない透明感や立体感を付与するという新規な化粧効果に優れ、更に肌への伸び広がりも良好な粉体化粧料に関する。
粉体化粧料は、通常、色材を含む粉体及び油剤とから構成され、アイシャドウやファンデーション等のメークアップ化粧料に汎用されている化粧料剤型である。この粉体化粧料において、様々な色調や質感を付与する目的で高彩度な顔料や雲母チタン等のパール剤が用いられてきた。
一方で、繊維を配合する技術は、睫用化粧料のみならず、粉体化粧料においても検討されてきた。例えば、粉体粒子間に入り込み、粉体同士の二次凝集を防止して延展性に優れた化粧料を得る技術(例えば、特許文献1参照)や、球状粉体と繊維状粉体を組み合わせることで老化による皮膚表面の凹凸の喪失を光学的に補正する技術(例えば、特許文献2参照)等が知られている。
しかしながら、従来の繊維は、透明〜白色を呈しているため、色の彩度が低く、塗布部位の色調や光輝性を改善する目的で使用されることはなかった。また、粉体化粧料に、従来の雲母チタン等の粉体を用いても、充分な光輝性や透明感を付与することはできず、外観や塗布部位の色彩感覚を新鮮なものと感じられるには至らなかった。更に、化粧料における新規な素材である、干渉光を呈する繊維の利用も想定されるが、特に外観の質感の変化が少なく、十分な化粧効果を付与するものとは考えられていなかった。
特許第3230008号公報 特開2002−47120号公報
従って、使用時に形成される化粧膜が高彩度で、塗布部位の質感を光学的に変化させることにより、従来にない透明感や立体感を付与するという新規な化粧効果を有し、更に肌への伸び広がりも良く、しかも外観的にも高彩度で優れた光輝性を有する粉体化粧料の提供が求められていた。
本発明者は、上記課題を解決するために鋭意研究した結果、化粧料粉体および屈折率の異なる2種以上の高分子化合物を積層した構造を有し、且つ、着色された干渉光を呈する繊維を用いることにより、外観に、高彩度で光輝性に優れる新規な質感が付与され、また、使用した際は、塗布部位に高い彩度を付与でき、塗布部位の質感を光学的に変化させることにより、従来にない透明感や立体感が得られる、化粧効果に優れ、肌への伸び広がりも良好な粉体化粧料が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、次の成分(a)および(b)
(a)化粧料粉体
(b)着色された、屈折率の異なる2種類以上の高分子化合物を含む干渉繊維
を含有することを特徴とする粉体化粧料である。
本発明の粉体化粧料は、化粧料の外観に高い彩度を付与する効果(外観の高彩度感)および光輝性を付与する効果(外観の光輝性)を有すると共に、塗布部位に高い彩度を付与する効果(化粧膜の高彩度感)、塗布部位の質感を光学的に変化させ、透明感や立体感を付与する効果(質感改良効果)を有し、更に肌への伸び広がりにも優れるものである。
本発明の粉体化粧料に使用される成分(a)の化粧料粉体としては、球状、板状、針状等の形状、煙霧状、微粒子、顔料級等の粒子径、多孔質、無孔質等の粒子構造等により特に限定されず、無機粉体類、光輝性粉体類、有機粉体類、色素粉体類、金属粉体類、複合粉体類等の、通常化粧品に使用されるものを特に制限なく使用することができる。
具体的な例としては、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化セリウム、硫酸バリウム等の白色無機顔料、酸化鉄、カーボンブラック、酸化クロム、水酸化クロム、紺青、群青等の有色無機顔料、タルク、白雲母、金雲母、紅雲母、黒雲母、合成雲母、絹雲母(セリサイト)、合成セリサイト、カオリン、炭化珪素、ベントナイト、スメクタイト、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、酸化アンチモン、珪ソウ土、ケイ酸アルミニウム、メタケイ酸アルミニウムマグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ヒドロキシアパタイト、窒化ホウ素、無水ケイ酸等の白色体質粉体、二酸化チタン被覆雲母、二酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、酸化鉄雲母チタン、紺青処理雲母チタン、カルミン処理雲母チタン、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔等の光輝性粉体、ポリアミド系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリアクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、フッ素系樹脂、セルロース系樹脂、ポリスチレン系樹脂、スチレン−アクリル共重合体等のコポリマー樹脂、ポリプロピレン系樹脂、シリコーン樹脂、ウレタン樹脂等の有機高分子樹脂粉体、ステアリン酸亜鉛、N−アシルリジン等の有機低分子性粉体、澱粉、シルク粉末、セルロース粉末等の天然有機粉体、赤色201号、赤色202号、赤色205号、赤色226号、赤色228号、橙色203号、橙色204号、青色404号、黄色401号等の有機顔料粉体、赤色3号、赤色104号、赤色106号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、緑色3号、青色1号等のジルコニウム、バリウム又はアルミニウムレーキ等の有機顔料粉体あるいは更にアルミニウム粉、金粉、銀粉等の金属粉体、微粒子酸化チタン被覆雲母チタン、微粒子酸化亜鉛被覆雲母チタン、硫酸バリウム被覆雲母チタン、酸化チタン含有二酸化珪素、酸化亜鉛含有二酸化珪素等の複合粉体、ポリエチレンテレフタレート・アルミニウム・エポキシ積層末、ポリエチレンテレフタレート・ポリオレフィン積層フィルム末、ポリエチレンテレフタレート・ポリメチルメタクリレート積層フィルム末のラメ剤等が挙げられ、これら粉体はその1種又は2種以上を用いることができ、更に複合化したものを用いても良い。尚、これら粉体は、フッ素系化合物、シリコーン系化合物、金属石鹸、レシチン、水素添加レシチン、コラーゲン、炭化水素、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル、ワックス、ロウ、界面活性剤等の1種又は2種以上を用いて表面処理を施してあっても良い。
本発明の粉体化粧料に使用される成分(a)の化粧料粉体の配合量は、特に制約されないが、65〜95質量%(以下、単に「%」と示す)が好ましく、特に70〜90%が好ましい。配合量が65%未満では、粉体化粧料の優位な点である良好な肌への伸び広がりが得られない場合があり、95%を超えると透明感や立体感を付与する効果(質感改良効果)の点で劣るものとなる場合がある。
一方、本発明の粉体化粧料の成分(b)である、着色された、屈折率の異なる2種以上の高分子化合物を含む干渉繊維(以下、「着色干渉繊維」と略す)は、少なくとも2種類以上の高分子化合物で構成される層状の断面構造(積層断面)を有する複合繊維を、着色剤で着色した繊維であり、この複合繊維は干渉色として、赤色、黄色、緑色、青色、紫色等を呈するものである。断面形状については、平行積層部を保護層でつつんだ扁平断面干渉繊維が、化粧料として肌に付着しやすく、また一方向からの発色をより強くみせるためにも望ましい。この着色干渉繊維に使用される高分子化合物は、通常、化粧料に使用されるものであれば特に限定されないが、例えば、ナイロン、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリカーボネイト、ポリメチルメタクリレート、ポリエステル等があげられる。これらの高分子化合物のなかでも、ポリエチレンテレフタレートとナイロンの組み合わせは、干渉光を強く呈し、また繊維工程安定性も良好で、本願発明の効果がより顕著に現れるため好ましい。
本発明の成分(b)の着色干渉繊維の製造に使用される着色剤としては、通常化粧料に使用されるものであれば特に制限されず、いずれのものも使用できる。この着色剤の例としては、赤色2号、赤色3号、赤色102号、赤色104号(1)、赤色105号(1)、赤色106号、黄色4号、黄色5号、緑色3号、青色1号、青色2号、赤色201号、赤色213号、赤色214号、赤色215号、赤色227号、赤色230号(1)、赤色230号(2)、赤色231号、赤色232号、橙色205号、橙色207号、黄色203号、緑色201号、緑色204号、緑色205号、青色202号、青色203号、青色205号、かっ色201号、赤色401号、赤色502号、赤色503号、赤色504号、赤色506号、橙色402号、黄色402号、黄色403号(1)、黄色406号、黄色407号、緑色401号、緑色402号、紫色401号、黒色401号等の水溶性のタール系色素、赤色202号、赤色218号、赤色223号、赤色226号、赤色228号、橙色201号、黄色201号、黄色205号、青色201号、青色204号、紫色201号、赤色404号、赤色405号、橙色401号、黄色401号、黄色404号、黄色405号、青色403号、青色404号等の水不溶性のタール系色素、クチナシ色素、ベニバナ色素、ウコン色素、パプリカ色素、アナトー色素、コチニール色素等の天然色素、酸性、塩基性色素、及び分散染料等が挙げられるが、中でも水溶性のタール系色素が着色性、安定性が高いため、顕著な化粧効果を得る点で最も好ましい。また、これらの着色剤は、1種又は2種以上を使用することが可能であり、種々の色調を演出することができる。
成分(b)の製造に当たって、繊維を着色する場合の着色量は、特に制限されず、目的に応じて決められるが、着色干渉繊維全体の0.01〜30質量%(以下、単に「%」と示す。)が好ましく、更に0.01〜10%が好ましい。この範囲であれば使用部位に高彩度な化粧膜を付与するといった化粧効果が充分に得られる。また、着色剤の色は、干渉色と同系色であると、光干渉に必要な波長を積層部に達することを阻害しないため、効果的である。干渉色と反対色で着色すると、干渉効果を発現する波長を着色剤が吸収してしまうため、干渉繊維の発色は減少してしま場合がある。このため、干渉繊維の発色と同系色もしくは補色関係にない色、特に同色で着色すると、干渉光を強く呈し、本願発明の効果がより顕著に現れるため、好ましい。なお、ここでいう同系色とは、P.C.C.S色彩体系の24色相環表上において、となりあう色相を意味し、例えば、干渉色が赤の場合は、赤紫〜橙を同系色とする。また、干渉色が黄色の時は、橙〜黄緑を、干渉色が緑の場合は、黄緑〜青を、干渉色が紫の場合は、青紫〜赤紫をそれぞれ同系色とする。
成分(b)の製造方法は、特に制限されず、従来の高分子化合物から繊維を得る方法が利用できるが、好ましい方法の例としては次の方法を挙げることができる。すなわち、特開平7−34324号公報、特開平11−1829号公報またはWO98/46815号パンフレットに記載の方法に従って屈折率の異なる高分子化合物を積層し、干渉光を呈する繊維(干渉繊維)を製造した後、それを常法に従って染料で着色する方法や、上記記載の方法中、繊維製造時にあらかじめ着色剤を高分子化合物に分散し、これをもちいて直接着色干渉繊維を製造する方法等があげられる。
また、成分(b)の長さ及び太さは、特に制限されず、使用部位での化粧効果や、良好な使用性と均一な化粧膜の形成の点から、0.01〜5mm程度の長さが好ましく、更に0.1〜3mmであることが好ましい。また、太さは、0.01〜20デニール(以下、単に「D」と示す)が好ましく、更に、0.1〜13Dが好ましい。また、成分(b)の断面形状は、円形であっても扁平な楕円形であっても良いが、楕円形の方がより干渉があらわれ好ましい。更に、成分(b)の効果を顕著に発現させるためには、各々の高分子化合物で構成される層が、5層ないし120層、好ましくは、30層ないし90層で交互に積層し、かつ、それぞれの層の厚みが0.02〜0.3μmの範囲にあることが好ましい。これらの繊維は、材質、太さ、長さの異なる1種又は2種以上を用いることができる。
上記成分(b)は、そのままで粉体化粧料中に配合することもできるが、表面処理することにより化粧料中での分散性が向上し、化粧効果及びその持続性を更に向上させることができるので、表面処理したものを使用することが好ましい。表面処理剤としては通常化粧料に使用されるものであれば特に制限されず、いずれのものも使用でき、その例としては、一般油剤、シリコーン油、フッ素化合物、界面活性剤、シリカ等が挙げられる。
上記処理剤中、特に、シリカ及び/又はフッ素化合物で表面処理することが好ましい。すなわち、シリカで表面処理した繊維は、分散性が特に向上し、化粧効果が顕著に現れるため好ましく、フッ素化合物で処理した繊維は分散性が向上し、化粧効果及びその持続性が優れる点で好ましい。
成分(b)に対する表面処理の方法は特に制限されないが、例えば、シリカの場合は、溶媒にシリカと成分(b)を入れ、成分(b)をシリカで被覆又は成分(b)にシリカを付着させる方法、シリカを溶媒に懸濁させた後、これを成分(b)に吹き付ける方法等が挙げられる。また、フッ素化合物の場合は、例えばフッ素化合物をアセトン、トルエン等の有機溶媒に加熱溶解せしめ、その中に成分(b)の1種又は2種以上の混合物を加え、撹拌後溶媒を留去して成分(b)上にフッ素化合物を被覆又は付着させ、場合によっては更に焼き付け処理をする方法がある。
成分(b)に対する表面処理剤の処理量は、特に制限されず、目的に応じて決められるが、表面処理された着色干渉繊維全体の0.01〜30%が好ましく、更に0.1〜20%が好ましい。この範囲であれば繊維の分散性が向上し、化粧効果が顕著に現れ、その効果の持続性が充分に得られる。
本発明の粉体化粧料中の成分(b)の配合量は、特に制限されないが、0.1〜30%が好ましく、0.5〜20%が更に好ましい。この範囲で用いれば、発明の効果が顕著に現れ、特に粉体同士の付着力が調整され、肌への伸び広がりが良好な粉体化粧料を得ることができる。
さらに、本発明の粉体化粧料には、上記成分(a)および(b)の他、更に成分(c)として油溶性樹脂成分を配合することができ、これにより、化粧効果の持続性を飛躍的に増大させることができる。
成分(c)の油溶性樹脂成分としては、通常化粧料に配合されるものであれば、特に制限されず、いずれのものも使用できる。具体的に成分(c)の例としては、ロジン酸ペンタエリスリット等のテルペン系樹脂、トリメチルシロキシケイ酸、キャンデリラレジン(ここで、キャンデリラレジンとは、キャンデリラワックスを有機溶剤にて分別抽出して得られる樹脂分で、樹脂分が好ましくは65%以上、更に好ましくは85%以上の割合で含有されるものである)、アクリル変性シリコーン、酢酸ビニル系樹脂、ポリビニルイソブチルエーテル、ポリイソブチレン等が挙げられるが、中でもテルペン系樹脂、トリメチルシロキシケイ酸、アクリル変性シリコーン、キャンデリラレジンが、使用部位の質感を変化させ、使用部位を際立たせるといった化粧効果及びその持続性の点でより好ましい。成分(c)の市販品の例としては、エステルガムHP(ハリマ化成社製)、シリコンKF−7312J、シリコンKP−540(以上、信越化学工業社製)、キャンデリラ樹脂E−1(日本ナチュラルプロダクツ社製)があげられる。また、これらの油溶性樹脂成分は、1種又は2種以上を使用することができる。
成分(c)の、粉体化粧料への配合量は、特に制限されないが、0.1〜20%が好ましく、0.5〜10%が更に好ましい。この範囲で用いれば、粉体同士の付着もなく、肌への伸び広がりが良好で、化粧効果の持続性に優れた粉体化粧料が得られる。
本発明の粉体化粧料は、上記した成分(a)、成分(b)(および必要により成分(c))を、通常化粧料に使用される成分と組み合わせ、混合機等を用いて均一に混合した後、必要に応じて粉砕等を行なって得た粉体を、そのまま容器に充填する方法、当該粉体を金皿や樹脂皿に充填し、プレス成型する方法、当該粉体を揮発性溶剤に分散し、スラリー状として金皿や樹脂皿に充填し、揮発性成分を取り除き成型する方法等により製造される。
本発明の粉体化粧料において、通常化粧料に使用される成分は、本発明の効果を損なわない範囲において、剤型を保持するためや他の目的で配合される。具体的な成分の例としては、エモリエント感を付与するための、炭化水素、高級脂肪酸エステル、動植物油脂、シリコーン油、フッ素系油剤等の油性成分、モイスチュア感を付与するための、水溶性高分子、アルコール類、水等の水性成分、その他各種の効果を付与するための、界面活性剤、皮膜形成剤、紫外線吸収剤、保湿剤、酸化防止剤、美容成分、防腐剤、香料などが挙げられ、これらを適宜配合することができる。
上記のうち、油性成分としては、動物油、植物油、合成油等の起源や、固形油、半固形油、液体油、揮発性油等の性状を問わず、各種の炭化水素類、油脂類、ロウ類、硬化油類、エステル油類、脂肪酸類、高級アルコール類、シリコーン油類、フッ素系油類、ラノリン誘導体類、油性ゲル化剤類等が使用される。より具体的には、流動パラフィン、スクワラン、ワセリン、パラフィンワックス、セレシンワックス、マイクロクリスタリンワックス、エチレンプロピレンコポリマー、モンタンワックス、フィッシュトロプスワックス等の炭化水素類、モクロウ、オリーブ油、ヒマシ油、ミンク油、マカデミアンナッツ油等の油脂類、ミツロウ、カルナウバワックス、キャンデリラワックス、ゲイロウ等のロウ類、ホホバ油、セチルイソオクタネート、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、トリオクタン酸グリセリル、ジイソステアリン酸ポリグリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、トリベヘン酸グリセリル、リンゴ酸ジイソステアリル、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール、コレスレロール脂肪酸エステル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル・ベヘニル・オクチルドデシル)等のエステル類、ステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ベヘニン酸、イソステアリン酸、オレイン酸等の脂肪酸類、ステアリルアルコール、セチルアルコール、ラウリルアルコール、オレイルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール等の高級アルコール類、低重合度ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、フッ素変性オルガノポリシロキサン等のシリコーン類、パーフルオロデカン、パーフルオロオクタン、パーフルオロポリエーテル等のフッ素系油剤類、ラノリン、酢酸ラノリン、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラノリンアルコール等のラノリン誘導体、デキストリン脂肪酸エステル、蔗糖脂肪酸エステル、デンプン脂肪酸エステル、12−ヒドロキシステアリン酸、ステアリン酸カルシウム等の油性ゲル化剤類等が挙げられる。
また、水性成分としては、親水性または水に可溶な成分が含まれ、例えば、親水性成分としては、エチルアルコール、イソプロピルアルコール等のアルコール類、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール等のグリコール類、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン等のグリセロール類が挙げられ、水可溶性成分としては、ソルビトール、マルチトール、ショ糖、でんぷん糖、ラクチトール等の糖類、グアーガム、コンドロイチン硫酸ナトリウム、ヒアルロン酸ナトリウム、アラビアガム、アルギン酸ナトリウム、カラギーナン、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシビニルポリマー、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸ナトリウム等の水溶性高分子、塩化ナトリウム、塩化マグネシウム、乳酸ナトリウム等の塩類、アロエベラ、ウィッチヘーゼル、ハマメリス、キュウリ、レモン、ラベンダー、ローズ等の植物抽出物等が挙げられる。
更に、界面活性剤としては、化粧品一般に用いられている界面活性剤であればいずれのものも使用でき、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤等が挙げられる。例えば界面活性剤として、ステアリン酸、ラウリン酸のような脂肪酸の無機及び有機塩、グリセリン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ポリグリセリン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ソルビタン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシアルキレンアルキル共変性オルガノポリシロキサン、ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン、レシチン等が挙げられる。
更にまた、紫外線吸収剤としては、例えばベンゾフェノン系、PABA系、ケイ皮酸系、サリチル酸系、4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン、オキシベンゾン等が、保湿剤としては、例えばタンパク質、ムコ多糖、コラーゲン、エラスチン、ケラチン等が、酸化防止剤としては、例えばα−トコフェロール、アスコルビン酸等がそれぞれ挙げられる。美容成分としては、例えばビタミン類、消炎剤、生薬等が、防腐剤としては、例えばパラオキシ安息香酸アルキル、フェノキシエタノール等が挙げられる。
このようにして得られる本発明の粉体化粧料は、ファンデーション、アイシャドウ、チークカラー、アイブロウ、おしろい、ボディーパウダー等の形態とすることができる。また、その形状も、固型状、粉末状等とすることができるが、使用性、使用感の点で固型状であることが好ましい。
以下に実施例をあげて本発明を更に説明する。尚、これらは本発明を何ら限定するものではない。
実 施 例 1
アイシャドウ:
表1に示す処方および下記製法により、本発明品1〜5及び比較品1〜4のアイシャドウを調製した。得られたアイシャドウのa.化粧料の外観に高い彩度を付与する効果(外観の高彩度感)、b.化粧料の外観に光輝性を付与する効果(外観の光輝性)、c.使用部位に高い彩度を付与する効果(化粧膜の高彩度感)、d.使用部位に透明感、立体感を付与する効果(質感改良効果)について下記の方法により官能評価を行った。その結果も表1に示す。尚、同時に被覆力や肌への伸び広がり、化粧料の塗布具へのとれ易さ等の使用性についても評価を行った。
(処 方)
Figure 2005314389
*1:2%メチルハイドロジェンポリシロキサン処理
*2:5%流動パラフィン処理
*3:2%パーフルオロアルキルリン酸エステルジエタノールアミン塩処理
*4:0.1%青色1号で着色した繊維(ポリエチレンテレフタレート、ナイロンを特
開平11−1829に従い、交互に51層積層したもの、0.5D、0.1mm)
(青色干渉光を呈する)
*5:0.1%青色1号で着色した繊維(0.5D、0.1mm)(干渉光を呈しない)
*6:無着色繊維(0.5D、0.1mm)(干渉光を呈しない)
*7:丸型、0.5mm、厚さ30μm
*8:シリコンKF96(20CS)(信越化学工業社製)
*9:キャンデリラレジン(組成:樹脂分90%、遊離アルコール5%、遊離脂肪酸分
2%、エステル分2%、炭化水素分1%、軟化点:47〜48℃)
*10:エステルガムHP(ハリマ化成社製)
(製 法)
A.成分(1)〜(11)を均一に混合し、110℃で加熱溶解した成分(12)〜
(17)及び成分(18)を加え、均一に混合する。
B.Aを金皿に充填し、プレス成型する。
(評価方法)
10名の官能パネルにより、各試料を下記a〜dについて、(1)の絶対評価基準を用いて7段階に評価し、各試料ごとの評点の平均値を(2)の4段階判定基準を用いて判定した。尚、被覆力や使用性(肌への伸び広がり、化粧料の塗布具へのとれ易さ)についても同様の評価方法を用いた。
a.外観の高彩度感
b.外観の光輝性
c.化粧膜の高彩度感
d.質感改良効果
(1)絶対評価基準
評 点 : 評 価
6 : 非常に良い
5 : 良い
4 : やや良い
3 : 普通
2 : やや悪い
1 : 悪い
0 : 非常に悪い
(2)4段階判定基準
評価平均点 : 判 定
5点を超える : 非常に良好(◎)
3点を超えて5点以下: 良 好 (○)
2点を超えて3点以下: やや不良 (△)
2点以下 : 不 良 (×)
表1の結果から明らかなように、本発明品1〜5のアイシャドウは、a.外観の高彩度感、b.外観の光輝性、c.化粧膜の高彩度感、d.質感改良効果のすべての面で優れるものであった。また、被覆力や使用性に関しても良好なものが得られた。但し、本発明品3に比べ、本発明品1は油溶性樹脂成分を配合しているため、同量の着色干渉繊維を用いても、より質感改良効果が得られ、その化粧効果の持続性にも優れるものであった。これに対し、干渉光を呈しないナイロン繊維を着色した比較品1及び干渉光を呈しない未着色のナイロン繊維と染料を混合した比較品2では、特に質感改良効果の点で、繊維の代わりに雲母チタンを配合した比較品3は特に外観の光輝性と質感改良効果の点で、またポリエチレンテレフタレート・アルミニウム・エポキシ積層末を配合した比較品4では、外観の高彩度感と化粧膜の高彩度感、質感改良効果の点で満足の行くものが得られなかった。また、特に比較品3、4は、本発明品に比べ使用性に関しても劣るものであった。
実 施 例 2
ファンデーション:
(成 分) (%)
(1)マイカ 15
(2)タルク 20
(3)セリサイト 残量
(4)酸化チタン*11 10
(5)微粒子酸化チタン 5
(6)着色干渉繊維*12 0.1
(7)ベンガラ 0.5
(8)黄酸化鉄 2
(9)黒酸化鉄 0.5
(10)ワセリン 1
(11)スクワラン 10
(12)トリオクタン酸グリセリル 5
(13)ホホバ油 0.1
*11:2%キャンデリラ樹脂E−1(日本ナチュラルプロダクツ社製)処理
*12:0.5%黄色4号で着色した繊維(ポリエチレンテレフタレート、ナイロンを
特開平11−1829に従い、交互に30層積層したもの、3D、0.05
mm)(黄色の干渉光を呈する)
(製 法)
A.成分(1)〜(9)を均一に混合し、加熱溶解した成分(10)〜(13)を加え
均一に混合する。
B.Aを金皿に充填し、プレス成型する。
以上のようにして得られたファンデーションは、外観の高彩度感、外観の光輝性、化粧膜の高彩度感、質感改良効果に優れ、肌への伸び広がり、塗布具へのとれ易さも良好なものであった。
実 施 例 3
おしろい:
(成 分) (%)
(1)タルク 残量
(2)シリル化処理無水ケイ酸*13
(3)硫酸バリウム 2
(4)ベンガラ被覆雲母チタン 2
(5)着色干渉繊維*14 30
*13:AEROSIL R972(日本アエロジール社製)
*14:0.05%赤色102号、0.05%黄色4号で着色した繊維(ポリエチレンテ
レフタレート、ナイロン、ポリプロピレンを特開平11−1829に従い、交
互に51層積層したもの、0.1D、0.05mm)(赤色の干渉光を呈する)
(製 法)
A.成分(1)〜(5)を均一に混合する。
B.Aを容器に充填し製品とする。
以上のようにして得られたおしろいは、外観の高彩度感、外観の光輝性、化粧膜の高彩度感、質感改良効果に優れ、肌への伸び広がりも良好でやわらかい感触を有するものであった。
実 施 例 4
チークカラー:
(成 分) (%)
(1)タルク 残量
(2)マイカ 20
(3)セリサイト 20
(4)着色干渉繊維*14
(5)コンジョウ被覆雲母チタン 10
(6)流動パラフィン 10
(7)ロジン酸ペンタエリスリット 5
(製 法)
A.成分(1)〜(5)を均一に混合し、加熱溶解した成分(6)〜(7)を加え均一
に混合する。
B.Aを樹脂皿にプレス成型する。
以上のようにして得られたチークカラーは、外観の高彩度感、外観の光輝性、化粧膜の高彩度感、質感改良効果に優れ、肌への伸び広がり、塗布具へのとれ易さも良好なものであった。
実 施 例 5
アイブロウ:
(成 分) (%)
(1)タルク 残量
(2)マイカ 20
(3)メチルシロキサン網状重合体*15 10
(4)着色干渉繊維*16
(5)トリオクタン酸グリセリル 19.9
(6)トリメチルシロキシケイ酸溶液*17 0.1
*15:トスパール145A(GE東芝シリコーン社製)
*16:1%黒色401号で着色した繊維(ポリプロピレン、ナイロンを特開平11−
1829に従い、交互に50層積層したもの、20D、3mm)(青色の干
渉光を呈する)
*17:シリコンKF−7312J
(製 法)
A.成分(1)〜(4)を均一に混合し、加熱溶解した成分(5)〜(6)を加え均一
に混合する。
B.Aを金皿にプレス成型する。
以上のようにして得られたアイブロウは、外観の光輝性、化粧膜の高彩度感、質感改良効果に優れ、伸び広がりも良好で、自然な眉を描くことができるものであった。
実 施 例 6
アイシャドウ:
(成 分) (%)
[化粧料成分]
(1)タルク 20
(2)マイカ 45.1
(3)ベントン38 0.5
(4)ナイロンパウダー 5
(5)着色干渉繊維*18 20
(6)黒色酸化鉄 0.2
(7)黄色酸化鉄 0.2
(8)群青 1.5
(9)赤色226 0.5
(10)シリコーン油 3
(11)流動パラフィン 3
(12)ポリブテン 1
[溶剤成分]
(13)精製水 60
(14)エタノール 60
*18:0.05%紫色401号で着色した繊維(特開平11−1829号公報に従
い、ポリエチレンテレフタレートおよびナイロンを、ポリエチレンテレフタレ
ート30層、ナイロン31で交互に61層積層した、断面が楕円形状のものを
、3%のパーフルオロアルキルリン酸エステルジエタノールアミン塩で処理し
たもの。(9D(長軸70μm、短軸17μm)、0.5mm)(紫色の干渉
光を呈する)
(製 法)
A.成分(10)〜(14)を混合する。
B.Aに成分(1)〜(9)を添加し、デスパにて10分間混合攪拌する。
C.その後、所定の容器に流し込み、溶剤成分の回収及び乾燥を行って、アイシャド
ウを得た。
以上のようにして得たアイシャドウは、外観の高彩度感がより優れ、外観の光輝性に優れ、化粧膜の高彩度感、質感改良効果もより優れたものであった。また、肌への伸び広がり塗布具へのとれ易さも良好なものであった。
実 施 例 7
アイシャドウ:
着色干渉繊維*18を、下記の着色干渉繊維に代える以外は、実施例6と同様にしてアイシャドウを得た。
使用着色干渉繊維:
0.05%青色1号および0.05黄色4号で着色した繊維(特開平11−
1829号公報に従い、ポリエチレンテレフタレートおよびナイロンを、ポリ
エチレンテレフタレート30層、ナイロン31で交互に61層積層した、断
面が楕円形状のものを、3%のパーフルオロアルキルリン酸エステルジエタ
ノールアミン塩で処理したもの。(9D(長軸70μm、短軸17μm)、
0.5mm)(緑色の干渉光を呈する)
以上のようにして得たアイシャドウは、外観の高彩度感がより優れ、外観の光輝性に優れ、化粧膜の高彩度感、質感改良効果もより優れたものであった。また、肌への伸び広がり塗布具へのとれ易さも良好なものであった。
実 施 例 8
アイシャドウ:
着色干渉繊維*4を、下記の着色干渉繊維に代える以外は、実施例1の発明品1と同様にしてアイシャドウを得た。
使用着色干渉繊維:
0.1%青色1号で着色した繊維(ポリエチレンテレフタレート、ナイロンを特開
平11−1829号公報に従い、交互に61層積層した、断面が楕円形状のものを
、2%のシリカで処理したもの。(9D(長軸70μm、短軸17μm)、0.5
mm)(青色の干渉光を呈する)
以上のようにして得たアイシャドウは、外観の高彩度感がより優れ、外観の光輝性に優れ、化粧膜の高彩度感、質感改良効果もより優れたものであった。また、肌への伸び広がり塗布具へのとれ易さも良好なものであった。
本発明の粉体化粧料は、これを使用することにより形成される化粧膜が高彩度で、塗布部位の質感を光学的に変化させることにより、従来にない透明感や立体感を付与するという新規な化粧効果を有し、更に肌への伸び広がりも良いものである。更に外観的にも、高彩度で優れた光輝性を有するものである。
従って、粉体化粧料自体の性能が優れていることは勿論、その性能が外観から期待されるものであるので、特に、アイシャドウ、チークカラー、アイブロウ等のメークアップ化粧料として特に高い商品性を有するものである。

Claims (12)

  1. 次の成分(a)および(b)
    (a)化粧料粉体
    (b)着色された、屈折率の異なる2種類以上の高分子化合物を含む干渉繊維
    を含有することを特徴とする粉体化粧料。
  2. 前記成分(a)の含有量が65〜95質量%である請求項1記載の粉体化粧料。
  3. 前記成分(b)の含有量が0.1〜30質量%である請求項1または2記載の粉体化粧料。
  4. 前記成分(b)の繊維に含まれる高分子化合物の少なくとも1種がポリエチレンテレフタレート、ナイロンおよびポリプロピレンから選択されるものである請求項1〜3のいずれかに記載の粉体化粧料。
  5. 前記成分(b)の繊維を着色する着色剤が水溶性のタール系色素である請求項1〜4の何れかに記載の粉体化粧料。
  6. 前記成分(b)の繊維の長さが0.01mm以上5mm以下である請求項1〜5のいずれかに記載の粉体化粧料。
  7. 前記成分(b)の繊維の太さが0.01デニール以上20デニール以下である請求項1〜6のいずれかに記載の粉体化粧料。
  8. 前記成分(b)の繊維の表面がシリカで処理されたものである請求項1〜7のいずれかに記載の粉体化粧料。
  9. 前記成分(b)において、干渉繊維を着色する着色剤の色が、干渉繊維の干渉色の同系色である請求項1〜8のいずれかに記載の粉末化粧料。
  10. 更に成分(c)として油溶性樹脂成分を含有するものである請求項1〜9のいずれかに記載の粉体化粧料。
  11. 前記成分(c)の油溶性樹脂成分がテルペン系樹脂、トリメチルシロキシケイ酸、アクリル変性シリコーンまたはキャンデリラレジンから選ばれる1種又は2種以上である請求項10記載の粉体化粧料。
  12. 固型状である請求項1〜11のいずれかに記載の粉体化粧料。
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