JP3880360B2 - 偏波モード分散測定装置、方法、記録媒体 - Google Patents

偏波モード分散測定装置、方法、記録媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP3880360B2
JP3880360B2 JP2001315313A JP2001315313A JP3880360B2 JP 3880360 B2 JP3880360 B2 JP 3880360B2 JP 2001315313 A JP2001315313 A JP 2001315313A JP 2001315313 A JP2001315313 A JP 2001315313A JP 3880360 B2 JP3880360 B2 JP 3880360B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
incident light
light
polarization
measuring
mode dispersion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001315313A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003121302A (ja
Inventor
友勇 山下
元規 今村
健 小関
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Advantest Corp
Original Assignee
Advantest Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Advantest Corp filed Critical Advantest Corp
Priority to JP2001315313A priority Critical patent/JP3880360B2/ja
Priority to PCT/JP2002/010468 priority patent/WO2003034020A1/ja
Priority to DE10297323T priority patent/DE10297323T5/de
Priority to US10/491,787 priority patent/US7006207B2/en
Priority to CNB028199553A priority patent/CN100374843C/zh
Publication of JP2003121302A publication Critical patent/JP2003121302A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3880360B2 publication Critical patent/JP3880360B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01MTESTING STATIC OR DYNAMIC BALANCE OF MACHINES OR STRUCTURES; TESTING OF STRUCTURES OR APPARATUS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01M11/00Testing of optical apparatus; Testing structures by optical methods not otherwise provided for
    • G01M11/30Testing of optical devices, constituted by fibre optics or optical waveguides
    • G01M11/33Testing of optical devices, constituted by fibre optics or optical waveguides with a light emitter being disposed at one fibre or waveguide end-face, and a light receiver at the other end-face
    • G01M11/333Testing of optical devices, constituted by fibre optics or optical waveguides with a light emitter being disposed at one fibre or waveguide end-face, and a light receiver at the other end-face using modulated input signals
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01MTESTING STATIC OR DYNAMIC BALANCE OF MACHINES OR STRUCTURES; TESTING OF STRUCTURES OR APPARATUS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01M11/00Testing of optical apparatus; Testing structures by optical methods not otherwise provided for
    • G01M11/30Testing of optical devices, constituted by fibre optics or optical waveguides
    • G01M11/33Testing of optical devices, constituted by fibre optics or optical waveguides with a light emitter being disposed at one fibre or waveguide end-face, and a light receiver at the other end-face
    • G01M11/336Testing of optical devices, constituted by fibre optics or optical waveguides with a light emitter being disposed at one fibre or waveguide end-face, and a light receiver at the other end-face by measuring polarization mode dispersion [PMD]

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Testing Of Optical Devices Or Fibers (AREA)
  • Optical Modulation, Optical Deflection, Nonlinear Optics, Optical Demodulation, Optical Logic Elements (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光通信に用いられる光ファイバおよび光コンポーネントの偏波モード分散の測定に関する。
【0002】
【従来の技術】
光ファイバの偏波モード分散を測定することは従来より行われている。例えば、特開平9−264814号公報にも、光ファイバの偏波モード分散測定装置についての記載がある。図3を参照して、特開平9−264814号公報に記載の光ファイバの偏波モード分散測定装置を説明する。
【0003】
まず、被測定光ファイバ104の偏波モード分散τPMDを式(1)のように定義する。
【0004】
【数1】
Figure 0003880360
ただし、θは偏光角、ψ1は光の進行方向に垂直な面内のある方向の位相推移、ψ2はψ1に直交する方向の位相推移である。ここで、被測定光ファイバ104の伝達関数行列[T]を式(2)のように定義する。
【0005】
【数2】
Figure 0003880360
ただし、|Tij|は各行列要素の振幅、φijは各行列要素の位相推移であり、ともに光角周波数ωの関数である。すると、式(1)のパラメータθ、ψ1、ψ2はそれぞれ式(3)、(4)、(5)のようにして求めることができる。
【0006】
θ(ω)=0.5cos-1(|T11|2−|T21|2) …(3)
ψ1(ω)=(φ11−φ22)/2 …(4)
ψ2(ω)=(φ21−φ12+π)/2 …(5)
よって、被測定光ファイバ104の伝達関数行列[T]を求めることにより、被測定光ファイバ104の偏波モード分散τPMDを求めることができる。
【0007】
被測定光ファイバ104の伝達関数行列[T]を求める方法を図3を参照して、説明する。まず、制御部109は偏波コントローラ103の出力光を偏光ビームスプリッタ105のp方向に一致する直線偏波として被測定光ファイバ104へ入射させる。このときの被測定光ファイバ104の出力光は以下の式(6)により表わされる。
【0008】
【数3】
Figure 0003880360
上記の出力光は偏光ビームスプリッタ105によりs偏光成分およびp偏光成分に分離されてO/E変換器1061,1062に入射されて
【0009】
【数4】
Figure 0003880360
が測定される。
【0010】
上記の測定が終了すると、制御部109は偏波コントローラ103の出力光を90゜回転させて偏光ビームスプリッタ105のs方向に一致する直線偏波として被測定光ファイバ104へ入射させる。このときの被測定光ファイバ104の出力光は以下の式(7)により表わされる。
【0011】
【数5】
Figure 0003880360
上記の出力光は偏光ビームスプリッタ105によりs偏光成分およびp偏光成分に分離されてO/E変換器1061,1062に入射されて、
【0012】
【数6】
Figure 0003880360
が測定される。
【0013】
ネットワークアナライザ107は上記のようにして測定された各パラメータと式(3)、(4)、(5)から、θ,ψ1,ψ2を求める。なお、ネットワークアナライザ107は、増幅器108を介して光強度変調器102における強度変調比を制御している。
【0014】
この後、上記の測定が波長可変光源101の出力波長を掃引して行われ、各測定結果からθ(ω),ψ1(ω),ψ2(ω)が求められる。そして、制御部109は式(1)から偏波モード分散τPMDを求める。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような方法では、制御部109により偏波コントローラ103の出力光の方向を、偏光ビームスプリッタ105のp方向あるいはs方向に切り替える必要がある。偏波コントローラ103の出力光の方向の切り替えは、波長可変光源101の波長掃引ごとに行う必要がある。よって、偏波モード分散τPMDの測定に時間がかかる。
【0016】
そこで、本発明は、偏波モード分散τPMDの測定にかかる時間を短縮した偏波モード分散の測定装置等を提供することを課題とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、被測定物の偏波モード分散を測定する偏波モード分散測定装置であって、被測定物から出射された光を受けて、p偏光およびs偏光に分離して出力する偏波分離手段と、波長が共通の第一入射光および第二入射光を生成する光生成手段と、第一入射光を第一強度変調周波数で強度変調して出射する第一光変調手段と、第二入射光を、第一強度変調周波数とは異なる第二強度変調周波数で強度変調して出射する第二光変調手段と、強度変調された第一入射光および第二入射光を合成して合成入射光を出射する偏波合成手段と、第一入射光については偏波分離手段におけるp偏光軸、第二入射光については偏波分離手段におけるs偏光軸にあわせて、合成入射光を被測定物に入射する光入射手段と、偏波分離手段の出力における第一入射光成分の位相推移相当値を計測する第一計測手段と、偏波分離手段の出力における第二入射光成分の位相推移相当値を計測する第二計測手段と、第一計測手段および第二計測手段の計測結果に基づき被測定物の偏波モード分散を測定する偏波モード分散測定手段と、を備えるように構成される。
【0018】
上記のように構成された偏波モード分散測定装置によれば、光入射手段により、第一入射光については偏波分離手段におけるp偏光軸にあわせて、合成入射光が被測定物に入射される。よって、第一計測手段が計測する偏波分離手段の出力における第一入射光成分の位相推移相当値は、被測定物の伝達関数行列を2×2の行列とすれば、第一列の位相推移相当値となる。
【0019】
また、光入射手段により、第二入射光については偏波分離手段におけるs偏光軸にあわせて、合成入射光が被測定物に入射される。よって、第二計測手段が計測する偏波分離手段の出力における第二入射光成分の位相推移相当値は、被測定物の伝達関数行列を2×2の行列とすれば、第二列の位相推移相当値となる。
【0020】
よって、第一計測手段および第二計測手段によって、被測定物の伝達関数行列の各要素の位相推移相当値を求めることができる。被測定物の伝達関数行列の各要素の位相推移相当値からは、直交する2つの成分の位相推移の差成分φ(ω)と同相成分ψ(ω)を求めることができる。さらに、φ(ω)とψ(ω)とに基づき被測定物の偏波モード分散を求めることができる。
【0021】
この場合、光入射手段が出射する光の方向の設定を切り替える必要はなく、設定を固定したままでよい。よって、偏波モード分散τPMDの測定にかかる時間を短縮した偏波モード分散の測定装置を提供できる。
【0022】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明であって、位相推移相当値は、位相推移を光角周波数で微分したものである。
【0023】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明であって、第一入射光および第二入射光の波長は可変であり、第一計測手段が、さらに偏波分離手段の出力における第一入射光成分の振幅相当値を計測するように構成される。
【0024】
上記のように構成された偏波モード分散測定装置によれば、第一計測手段が、さらに偏波分離手段の出力における第一入射光成分の振幅相当値を計測する。そこで、第一入射光成分の振幅相当値と、第一入射光および第二入射光の波長とに基づき、被測定物から出射される光の偏光角を測定できる。
【0025】
請求項4に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明であって、第一入射光および第二入射光の波長は可変であり、第二計測手段が、さらに偏波分離手段の出力における第二入射光成分の振幅相当値を計測するように構成される。
【0026】
請求項5に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明であって、第一入射光および第二入射光の波長は可変であり、第一計測手段が、さらに偏波分離手段の出力における第一入射光成分の振幅相当値を計測し、第二計測手段が、さらに偏波分離手段の出力における第二入射光成分の振幅相当値を計測するように構成される。
【0027】
上記のように構成された偏波モード分散測定装置によれば、第一入射光成分の振幅相当値と、第一入射光および第二入射光の波長とに基づき、被測定物の偏光角を測定できる。しかも、第二入射光成分の振幅相当値と、第一入射光および第二入射光の波長とに基づき、被測定物の偏光角を測定できる。よって、第一入射光成分の振幅相当値に基づいて求めた偏光角と、第二入射光成分の振幅相当値に基づいて求めた偏光角と、の平均をとるなどして、偏光角の計測精度を向上させられる。
【0028】
請求項6に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明であって、偏波モード分散測定手段は、第一計測手段および第二計測手段の計測結果に基づき被測定物の群遅延時間を測定するように構成される。
【0029】
被測定物の伝達関数行列の各要素の位相推移を光角周波数で微分したものに基づき被測定物の群遅延時間を測定することができる。
【0030】
請求項7に記載の発明は、請求項3ないし6のいずれか一項に記載の発明であって、振幅相当値は、振幅を二乗したものである。
【0031】
請求項8に記載の発明は、請求項1ないし7のいずれか一項に記載の発明であって、光生成手段は、単一の光源と、光源が生成する光を分岐して第一入射光および第二入射光を生成する光分岐手段と、を備えるように構成される。
【0032】
請求項9に記載の発明は、請求項1ないし7のいずれか一項に記載の発明であって、偏波分離手段の出力のp偏光成分を光電変換して第一計測手段および第二計測手段に出力する第一光電変換手段と、偏波分離手段の出力のs偏光成分を光電変換して第一計測手段および第二計測手段に出力する第二光電変換手段と、を備えるように構成される。
【0033】
請求項10に記載の発明は、被測定物の偏波モード分散を測定する偏波モード分散測定方法であって、被測定物から出射された光を受けて、p偏光およびs偏光に分離して出力する偏波分離工程と、波長が共通の第一入射光および第二入射光を生成する光生成工程と、第一入射光を第一強度変調周波数で強度変調して出射する第一光変調工程と、第二入射光を、第一強度変調周波数とは異なる第二強度変調周波数で強度変調して出射する第二光変調工程と、強度変調された第一入射光および第二入射光を合成して合成入射光を出射する偏波合成工程と、第一入射光については偏波分離工程におけるp偏光軸、第二入射光については偏波分離工程におけるs偏光軸にあわせて、合成入射光を被測定物に入射する光入射工程と、偏波分離工程の出力における第一入射光成分の位相推移相当値を計測する第一計測工程と、偏波分離工程の出力における第二入射光成分の位相推移相当値を計測する第二計測工程と、第一計測工程および第二計測工程の計測結果に基づき被測定物の偏波モード分散を測定する偏波モード分散測定工程と、を備えた偏波モード分散測定方法である。
【0034】
請求項11に記載の発明は、被測定物から出射された光を受けて、p偏光およびs偏光に分離して出力する偏波分離手段と、波長が共通の第一入射光および第二入射光を生成する光生成手段と、第一入射光を第一強度変調周波数で強度変調して出射する第一光変調手段と、第二入射光を、第一強度変調周波数とは異なる第二強度変調周波数で強度変調して出射する第二光変調手段と、強度変調された第一入射光および第二入射光を合成して合成入射光を出射する偏波合成手段と、第一入射光については偏波分離手段におけるp偏光軸、第二入射光については偏波分離手段におけるs偏光軸にあわせて、合成入射光を被測定物に入射する光入射手段と、偏波分離手段の出力における第一入射光成分の位相推移相当値を計測する第一計測手段と、偏波分離手段の出力における第二入射光成分の位相推移相当値を計測する第二計測手段と、を備えた偏波モード分散測定装置における、被測定物の偏波モード分散を測定する処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータによって読み取り可能な記録媒体であって、第一計測手段および第二計測手段の計測結果に基づき被測定物の偏波モード分散を測定する偏波モード分散測定処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータによって読み取り可能な記録媒体である。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0036】
図1は、本発明の実施形態にかかる偏波モード分散測定装置の構成を示すブロック図である。本発明の実施形態にかかる偏波モード分散測定装置は、被測定物(DUT)30の偏波モード分散τPMDを求めるためのものである。本発明の実施形態にかかる偏波モード分散測定装置は、制御部(偏波モード分散測定手段)2、波長可変光源4、光分岐器6、第一光変調器8a、第二光変調器8b、偏波合成器10、偏波コントローラ(光入射手段)12、偏波分離器16、第一光電(O/E)変換器18a、第二光電(O/E)変換器18b、第一計測部20a、第二計測部20b、増幅器22a、22bを備える。
【0037】
制御部2は、波長可変光源4および偏波コントローラ12を制御する。また、第一計測部20aおよび第二計測部20bの計測結果に基づき、被測定物30の偏波モード分散τPMDを求める偏波モード分散測定手段としての機能も果たす。また、被測定物30の群遅延時間τを求めるようにしてもよい。
【0038】
波長可変光源4は、制御部2の制御を受け、波長を変化させながら、光を生成する。なお、光角周波数ω=2πf=2πc/λである。ただし、cは光速、λは波長である。よって、波長λを変化させることは、光角周波数ωを変化させることにつながる。
【0039】
光分岐器6は、波長可変光源4から出射された光を分岐して、第一入射光を第一光変調器8aに、第二入射光を第二光変調器8bに、出射する。なお、第一入射光および第二入射光は、双方とも波長可変光源4から出射された光であるため、波長が共通である。よって、光角周波数ωも共通である。波長可変光源4および光分岐器6が光生成手段に対応する。
【0040】
第一光変調器8aは、第一入射光の強度変調を行う。すなわち、第一入射光の強度が、数GHz程度の固定の第一強度変調周波数fm1の正弦波となるように強度変調して偏波合成器10へ出射する。
【0041】
第二光変調器8bは、第二入射光の強度変調を行う。すなわち、第二入射光の強度が、数GHz程度の固定の第二強度変調周波数fm2の正弦波となるように強度変調して偏波合成器10へ出射する。なお、第二強度変調周波数fm2は、第一強度変調周波数fm1とは異なる。
【0042】
偏波合成器10は、第一光変調器8aの出射光および第二光変調器8bの出射光を合成して合成入射光を出射する。
【0043】
偏波コントローラ(光入射手段)12は、合成入射光の偏波状態を、制御部2の制御を受けて、制御する。すなわち、第一入射光については偏波分離器16におけるp偏光軸、第二入射光については偏波分離器16におけるs偏光軸にあわせる。そして、偏波状態を制御した合成入射光を被測定物30に入射する。
【0044】
合成入射光を被測定物30に入射すると、合成入射光が被測定物30を透過する。偏波分離器16は、被測定物30を透過した光すなわち被測定物30から出射された光を受けて、p偏光およびs偏光に分離して出力する。
【0045】
第一光電(O/E)変換器18aは、偏波分離器16の出力のp偏光成分を光電変換して第一計測部20aおよび第二計測部20bに出力する。第二光電(O/E)変換器18bは、偏波分離器16の出力のs偏光成分を光電変換して第一計測部20aおよび第二計測部20bに出力する。
【0046】
第一計測部20aは、偏波分離器16の出力における第一入射光成分の位相推移相当値および振幅相当値を計測する。位相推移相当値とは、位相推移に相当する値である。位相推移相当値は、位相推移そのものでもよいが、例えば、位相推移を光各周波数で微分した値が、位相推移相当値である。振幅相当値とは、振幅に相当する値である。振幅相当値は、振幅そのものでもよいが、例えば、振幅を二乗した値が、振幅相当値である。
【0047】
また、第一計測部20aは、増幅器22aを介して、第一光変調器8aにおける強度変調比を制御している。なお、第一計測部20aは、正確な偏波モード分散τPMDを求めるために、予め測定された被測定物30を通さない波長可変光源4の各波長毎の出力光についてのs偏光成分およびp偏光成分の値を記憶しており、該記憶値に基づいて第一光電(O/E)変換器18a、第二光電(O/E)変換器18bの出力値を校正して測定精度の向上を図っている。
【0048】
第二計測部20bは、偏波分離器16の出力における第二入射光成分の位相推移相当値および振幅相当値を計測する。位相推移相当値とは、位相推移に相当する値である。例えば、位相推移を光各周波数で微分した値が、位相推移相当値である。振幅相当値とは、振幅に相当する値である。例えば、振幅を二乗した値が、振幅相当値である。
【0049】
また、第二計測部20bは、増幅器22bを介して、第二光変調器8bにおける強度変調比を制御している。なお、第二計測部20bは、正確な偏波モード分散τPMDを求めるために、予め測定された被測定物30を通さない波長可変光源4の各波長毎の出力光についてのs偏光成分およびp偏光成分の値を記憶しており、該記憶値に基づいて第一光電(O/E)変換器18a、第二光電(O/E)変換器18bの出力値を校正して偏波モード分散τPMDを求め、測定精度の向上を図っている。
【0050】
次に、本発明の実施形態にかかる偏波モード分散測定装置の動作を図2のフローチャートを参照しながら説明する。
【0051】
まず、波長可変光源4の出力する光の光角周波数をωとする(S10)。図1を参照して、波長可変光源4は、光角周波数ωの光を出射する。この光は、光分岐器6により第一入射光と第二入射光とに分岐される。第一入射光は、第一光変調器8aにより、第一強度変調周波数fm1で強度変調され、偏波合成器10へ出射される。第二入射光は、第二光変調器8bにより、第二強度変調周波数fm2で強度変調され、偏波合成器10へ出射される。
【0052】
偏波合成器10は、強度変調された第一入射光および第二入射光を合成して合成入射光を出射する。合成入射光は偏波コントローラ(光入射手段)12により、第一入射光については偏波分離器16におけるp偏光軸、第二入射光については偏波分離器16におけるs偏光軸にあわせられる。そして、合成入射光は被測定物30に入射される。
【0053】
被測定物30を透過した合成入射光は、偏波分離器16によりp偏光およびs偏光に分離される。偏波分離器16が出力したp偏光成分は第一光電(O/E)変換器18aにより光電変換されて第一計測部20aおよび第二計測部20bに出力される。偏波分離器16が出力したs偏光成分は第二光電(O/E)変換器18bにより光電変換されて第一計測部20aおよび第二計測部20bに出力される。
【0054】
第一計測部20aおよび第二計測部20bは、第一光電(O/E)変換器18aおよび第二光電(O/E)変換器18bの出力に基づき、第一入射光成分(「fm1成分」という)および第二入射光成分(「fm2成分」という)の位相推移相当値および振幅相当値を求める(S12)(図2参照)。
【0055】
ここで、位相推移相当値の求め方および振幅相当値の求め方(S12)を説明する。
【0056】
まず、被測定物30の伝達関数行列[T]を式(10)のように定義する。
【0057】
【数7】
Figure 0003880360
ただし、伝達関数行列[T]の各要素は以下の式(11)の通りである。
【0058】
【数8】
Figure 0003880360
ただし、φ(ω)は直交する2つの成分ψ1(ω)、ψ2(ω)の位相推移の差成分であり、ψ(ω)は直交する2つの成分ψ1(ω)、ψ2(ω)の位相推移の同相成分である。なお、ψ1(ω)は光の進行方向に垂直な面内のある方向の位相推移、ψ2(ω)はψ1に直交する方向の位相推移である。具体的には、φ(ω)=(ψ1(ω)−ψ2(ω))/2、ψ(ω)=(ψ1(ω)+ψ2(ω))/2である。また、Θ(ω)は、被測定物30から出射される光の偏光角である。
【0059】
ここで、合成入射光の偏波状態を、第一入射光については偏波分離器16におけるp偏光軸にあわせてある。よって、偏波分離器16のfm1成分出力は、以下の式(12)のようになる。
【0060】
【数9】
Figure 0003880360
fm1成分出力は、第一計測部20aが計測する。第一計測部20aには、第一光電(O/E)変換器18aを介して、T11(ω)の光が入射される。しかも、第一計測部20aには、第二光電(O/E)変換器18bを介して、T21(ω)の光が入射される。よって、第一計測部20aは、T11(ω)およびT21(ω)の位相推移Φ11、Φ21に相当する値、例えば位相推移Φ11、Φ21を光角周波数ωで微分した値、ならびに振幅|T11(ω)|、|T21(ω)|に相当する値、例えば振幅|T11(ω)|、|T21(ω)|を二乗した値、を計測できる。すなわち、第一計測部20aは、被測定物30の伝達関数行列の第一列の位相推移相当値および振幅相当値を計測できる。
【0061】
また、合成入射光の偏波状態を、第二入射光については偏波分離器16におけるs偏光軸にあわせてある。よって、偏波分離器16のfm2成分出力は、以下の式(13)のようになる。
【0062】
【数10】
Figure 0003880360
fm2成分出力は、第二計測部20bが計測する。よって、第二計測部20bには、第一光電(O/E)変換器18aを介して、T12(ω)の光が入射される。しかも、第二計測部20bには、第二光電(O/E)変換器18bを介して、T22(ω)の光が入射される。よって、第二計測部20bは、T12(ω)およびT22(ω)の位相推移Φ12、Φ22に相当する値、例えば位相推移Φ12、Φ22を光角周波数ωで微分した値、ならびに振幅|T12(ω)|、|T22(ω)|に相当する値、例えば振幅|T12(ω)|、|T22(ω)|を二乗した値、を計測できる。すなわち、第二計測部20bは、被測定物30の伝達関数行列の第二列の位相推移相当値および振幅相当値を計測できる。
【0063】
よって、被測定物30の位相推移Φ11、Φ21、Φ12、Φ22に相当する値(位相推移を光角周波数ωで微分した値)、ならびに振幅|T11(ω)|、|T21(ω)|、|T12(ω)|、|T22(ω)|に相当する値(振幅を二乗した値)を計測できる。
【0064】
次に、制御部2は、被測定物30の位相推移Φ11、Φ21、Φ12、Φ22に相当する値(位相推移を光角周波数ωで微分した値)、に基づき、φ(ω)、ψ(ω)を求める(S14)。
【0065】
まず、位相推移Φ11、Φ21、Φ12、Φ22を光角周波数で微分したものが群遅延時間である。群遅延時間は、式(14)のようになる。
【0066】
【数11】
Figure 0003880360
また、φ(ω)、ψ(ω)をテイラー展開して、一次近似すると、式(15)のようになる。φ(ω)=φ0+β(ω−ω0)、ψ(ω)=ψ0+γ(ω−ω0) …(15)
ここで、βはφ(ω)をωで微分したものであり、γはψ(ω)をωで微分したものである。よって、βおよびγは、式(16)のように求められる。
【0067】
【数12】
Figure 0003880360
βおよびγを求めれば、βおよびγを式(15)に代入することにより、φ(ω)、ψ(ω)を求めることができる。
【0068】
次に、制御部2は波長可変光源4を制御して、光角周波数をΔω増やす(S16)。このとき、光角周波数はω+Δωとなる。そして、fm1成分およびfm2成分の振幅を求める(S18)。振幅の計測法自体は光角周波数がωであるときの振幅の計測(S12)と同様である。
【0069】
そこで、制御部2は、光角周波数がωであるときの振幅および光角周波数がω+Δωであるときの振幅を使用して、Θ(ω)を計測する(S20)。ただし、Θ(ω)は被測定物30から出射される光の偏光角である。
【0070】
まず、第一計測部20aにより求められる|T11(ω)|、|T21(ω)|の相当値(振幅を二乗した値)を使用して、Θ(ω)を式(17)のようにして求める。
【0071】
Θ(ω)=0.5cos-1(|T11(ω)|2−|T21(ω)|2) …(17)
また、|T11(ω+Δω)|、|T21(ω+Δω)|の相当値(振幅を二乗した値)を使用して、Θ(ω+Δω)を式(18)のようにして求める。
【0072】
Θ(ω+Δω)=0.5cos-1(|T11(ω+Δω)|2−|T21(ω+Δω)|2) …(18)
また、Θ(ω)をテイラー展開して、一次近似すると、Θ(ω)=Θ0+α(ω−ω0) …(19)である。よって、αは式(20)のようにして求められる。
【0073】
α=(Θ(ω+Δω)−Θ(ω))/((ω+Δω)−ω) …(20)
αを式(19)に代入してΘ(ω)を求める。すなわち、Θ(ω)を、振幅|T11(ω)|、|T21(ω)|に相当する値(振幅を二乗した値)と、ω+Δω、ωといった光角周波数に基づき、求める。なお、光角周波数は波長と一定の関係があるので、振幅相当値と波長とに基づきΘ(ω)を求めることになる。
【0074】
次に、第二計測部20bにより求められる振幅|T12(ω)|、|T22(ω)|の相当値(振幅を二乗した値)を使用して、Θ(ω)を式(21)のようにして求める。
【0075】
Θ(ω)=0.5cos-1(|T12(ω)|2−|T22(ω)|2) …(21)
また、|T12(ω+Δω)|、|T22(ω+Δω)|の相当値(振幅を二乗した値)を使用して、Θ(ω+Δω)を式(22)のようにして求める。
【0076】
Θ(ω+Δω)=0.5cos-1(|T12(ω+Δω)|2−|T22(ω+Δω)|2) …(22)
そこで、式(20)により、αを求める。αを式(19)に代入してΘ(ω)を求める。すなわち、Θ(ω)を、振幅|T12(ω)|、|T22(ω)|に相当する値(振幅を二乗した値)と、ω+Δω、ωといった光角周波数に基づき、求める。なお、光角周波数は波長と一定の関係があるので、振幅相当値(振幅を二乗した値)と波長とに基づきΘ(ω)を求めることになる。
【0077】
このように、第一計測部20aにより求められる振幅|T11(ω)|、|T21(ω)|の相当値(振幅を二乗した値)に基づきΘ(ω)を求め、第二計測部20bにより求められる振幅|T12(ω)|、|T22(ω)|の相当値(振幅を二乗した値)に基づきΘ(ω)を求める。
【0078】
そして、制御部2は、|T11(ω)|、|T21(ω)|を二乗した値に基づき求められたΘ(ω)と、|T12(ω)|、|T22(ω)|を二乗した値に基づき求められたΘ(ω)とを平均するなどして、計測精度を向上して、Θ(ω)を求める(S22)。そして、fm1成分およびfm2成分の位相推移相当値と、fm1成分およびfm2成分の振幅相当値の計測(S12)に戻る。ただし、光角周波数ω+Δωのときの振幅相当値はすでに、S18で求めているので、S12における振幅相当値の計測は省略してもよい。そして、制御部2は、Θ(ω)、φ(ω)、ψ(ω)のテイラー展開の一次の係数α、β、γを使用して被測定物30の偏波モード分散τPMDを式(23)により求める(S24)。
【0079】
【数13】
Figure 0003880360
なお、必要があれば、被測定物30の群遅延時間τを式(24)のように、制御部2に求めさせてもよい。ただし、(a)、(b)、(c)のいずれの式を用いても良い。
【0080】
【数14】
Figure 0003880360
そして、任意の時点で電源を断つ事により終了する(S30)。
【0081】
本発明の実施形態によれば、偏波コントローラ(光入射手段)12により、第一入射光については偏波分離器16におけるp偏光軸にあわせて、合成入射光が被測定物30に入射される。よって、第一計測部20aが計測する偏波分離器16の出力における第一入射光成分の位相推移相当値および振幅相当値は、被測定物の伝達関数行列を2×2の行列とすれば、第一列T11、T21の位相推移Φ11、Φ21に相当する値、例えば位相推移Φ11、Φ21を光角周波数ωで微分した値、および振幅|T11(ω)|、|T21(ω)|に相当する値、例えば振幅|T11(ω)|、|T21(ω)|を二乗した値、となる。
【0082】
また、偏波コントローラ(光入射手段)12により、第二入射光については偏波分離器16におけるs偏光軸にあわせて、合成入射光が被測定物30に入射される。よって、第二計測部20bが計測する偏波分離器16の出力における第二入射光成分の位相推移および振幅は、被測定物の伝達関数行列を2×2の行列とすれば、第二列T12、T22の位相推移Φ12、Φ22に相当する値、例えば位相推移Φ12、Φ22を光角周波数ωで微分した値、および振幅|T12(ω)|、|T22(ω)|に相当する値、例えば振幅|T12(ω)|、|T22(ω)|を二乗した値、となる。
【0083】
よって、第一計測部20aおよび第二計測部20bによって、被測定物30の伝達関数行列の各要素の位相推移相当値および振幅相当値を求めることができる。被測定物30の伝達関数行列の各要素の位相推移相当値からは、直交する2つの成分の位相推移の差成分φ(ω)と同相成分ψ(ω)を求めることができる。また、被測定物30の伝達関数行列の各要素の振幅相当値からは、偏光角Θ(ω)を求めることができる。
【0084】
さらに、Θ(ω)、φ(ω)、ψ(ω)のテイラー展開の一次の係数α、β、γを使用して被測定物30の偏波モード分散τPMDを求めることができる。
【0085】
この場合、偏波コントローラ(光入射手段)12が出射する光の方向の設定を切り替える必要はなく、設定を固定したままでよい。よって、偏波モード分散τPMDの測定にかかる時間を短縮した偏波モード分散の測定装置を提供できる。
【0086】
しかも、第一入射光成分の振幅相当値と、第一入射光および第二入射光の波長(光角周波数)とに基づき、被測定物30の偏光角Θ(ω)を測定できる。しかも、第二入射光成分の振幅相当値と、第一入射光および第二入射光の波長とに基づき、被測定物30の偏光角Θ(ω)を測定できる。よって、第一入射光成分の振幅相当値に基づいて求めた偏光角と、第二入射光成分の振幅相当値に基づいて求めた偏光角と、の平均をとるなどして、偏光角Θ(ω)の計測精度を向上させられる。
【0087】
また、上記の実施形態は、以下のようにして実現できる。CPU、ハードディスク、メディア(フロッピーディスク、CD−ROMなど)読み取り装置を備えたコンピュータのメディア読み取り装置に、上記の各部分、特に制御部2における、α、β、γなどの各種パラメータの演算を実現するプログラムを記録したメディアを読み取らせて、ハードディスクにインストールする。このような方法でも、上記の機能を実現できる。
【0088】
【発明の効果】
本発明によれば、光入射手段により、第一入射光については偏波分離手段におけるp偏光軸にあわせて、合成入射光が被測定物に入射される。よって、第一計測手段が計測する偏波分離手段の出力における第一入射光成分の位相推移相当値は、被測定物の伝達関数行列を2×2の行列とすれば、第一列の位相推移相当値となる。
【0089】
また、光入射手段により、第二入射光については偏波分離手段におけるs偏光軸にあわせて、合成入射光が被測定物に入射される。よって、第二計測手段が計測する偏波分離手段の出力における第二入射光成分の位相推移相当値は、被測定物の伝達関数行列を2×2の行列とすれば、第二列の位相推移相当値となる。
【0090】
よって、第一計測手段および第二計測手段によって、被測定物の伝達関数行列の各要素の位相推移相当値を求めることができる。被測定物の伝達関数行列の各要素の位相推移相当値からは、直交する2つの成分の位相推移の差成分φ(ω)と同相成分ψ(ω)を求めることができる。さらに、φ(ω)とψ(ω)とに基づき被測定物の偏波モード分散を求めることができる。
【0091】
この場合、光入射手段が出射する光の方向の設定を切り替える必要はなく、設定を固定したままでよい。よって、偏波モード分散τPMDの測定にかかる時間を短縮した偏波モード分散の測定装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかる偏波モード分散測定装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態にかかる偏波モード分散測定装置の動作を示すフローチャートである。
【図3】従来技術の特開平9−264814号公報に記載の光ファイバの偏波モード分散測定装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
2 制御部(偏波モード分散測定手段)
4 波長可変光源
6 光分岐器
8a 第一光変調器
8b 第二光変調器
10 偏波合成器
12 偏波コントローラ(光入射手段)
16 偏波分離器
18a 第一光電(O/E)変換器
18b 第二光電(O/E)変換器
20a 第一計測部
20b 第二計測部
22a、22b 増幅器
30 被測定物(DUT)

Claims (11)

  1. 被測定物の偏波モード分散を測定する偏波モード分散測定装置であって、
    前記被測定物から出射された光を受けて、p偏光およびs偏光に分離して出力する偏波分離手段と、
    波長が共通の第一入射光および第二入射光を生成する光生成手段と、
    前記第一入射光を第一強度変調周波数で強度変調して出射する第一光変調手段と、
    前記第二入射光を、前記第一強度変調周波数とは異なる第二強度変調周波数で強度変調して出射する第二光変調手段と、
    強度変調された前記第一入射光および前記第二入射光を合成して合成入射光を出射する偏波合成手段と、
    前記第一入射光については前記偏波分離手段におけるp偏光軸、前記第二入射光については前記偏波分離手段におけるs偏光軸にあわせて、前記合成入射光を前記被測定物に入射する光入射手段と、
    前記偏波分離手段の出力における前記第一入射光成分の位相推移相当値を計測する第一計測手段と、
    前記偏波分離手段の出力における前記第二入射光成分の位相推移相当値を計測する第二計測手段と、
    前記第一計測手段および前記第二計測手段の計測結果に基づき被測定物の偏波モード分散を測定する偏波モード分散測定手段と、
    を備えた偏波モード分散測定装置。
  2. 前記位相推移相当値は、位相推移を光角周波数で微分したものである、請求項1に記載の偏波モード分散測定装置。
  3. 前記第一入射光および前記第二入射光の波長は可変であり、
    前記第一計測手段が、さらに前記偏波分離手段の出力における前記第一入射光成分の振幅相当値を計測する、
    請求項1または2に記載の偏波モード分散測定装置。
  4. 前記第一入射光および前記第二入射光の波長は可変であり、
    前記第二計測手段が、さらに前記偏波分離手段の出力における前記第二入射光成分の振幅相当値を計測する、
    請求項1または2に記載の偏波モード分散測定装置。
  5. 前記第一入射光および前記第二入射光の波長は可変であり、
    前記第一計測手段が、さらに前記偏波分離手段の出力における前記第一入射光成分の振幅相当値を計測し、
    前記第二計測手段が、さらに前記偏波分離手段の出力における前記第二入射光成分の振幅相当値を計測する、
    請求項1または2に記載の偏波モード分散測定装置。
  6. 前記偏波モード分散測定手段は、前記第一計測手段および前記第二計測手段の計測結果に基づき被測定物の群遅延時間を測定する、
    請求項1または2に記載の偏波モード分散測定装置。
  7. 前記振幅相当値は、振幅を二乗したものである、請求項3ないし6のいずれか一項に記載の偏波モード分散測定装置。
  8. 前記光生成手段は、
    単一の光源と、
    前記光源が生成する光を分岐して前記第一入射光および前記第二入射光を生成する光分岐手段と、
    を備えた請求項1ないし7のいずれか一項に記載の偏波モード分散測定装置。
  9. 前記偏波分離手段の出力のp偏光成分を光電変換して前記第一計測手段および前記第二計測手段に出力する第一光電変換手段と、
    前記偏波分離手段の出力のs偏光成分を光電変換して前記第一計測手段および前記第二計測手段に出力する第二光電変換手段と、
    を備えた請求項1ないし7のいずれか一項に記載の偏波モード分散測定装置。
  10. 被測定物の偏波モード分散を測定する偏波モード分散測定方法であって、
    前記被測定物から出射された光を受けて、p偏光およびs偏光に分離して出力する偏波分離工程と、
    波長が共通の第一入射光および第二入射光を生成する光生成工程と、
    前記第一入射光を第一強度変調周波数で強度変調して出射する第一光変調工程と、
    前記第二入射光を、前記第一強度変調周波数とは異なる第二強度変調周波数で強度変調して出射する第二光変調工程と、
    強度変調された前記第一入射光および前記第二入射光を合成して合成入射光を出射する偏波合成工程と、
    前記第一入射光については前記偏波分離工程におけるp偏光軸、前記第二入射光については前記偏波分離工程におけるs偏光軸にあわせて、前記合成入射光を前記被測定物に入射する光入射工程と、
    前記偏波分離工程の出力における前記第一入射光成分の位相推移相当値を計測する第一計測工程と、
    前記偏波分離工程の出力における前記第二入射光成分の位相推移相当値を計測する第二計測工程と、
    前記第一計測工程および前記第二計測工程の計測結果に基づき被測定物の偏波モード分散を測定する偏波モード分散測定工程と、
    を備えた偏波モード分散測定方法。
  11. 被測定物から出射された光を受けて、p偏光およびs偏光に分離して出力する偏波分離手段と、
    波長が共通の第一入射光および第二入射光を生成する光生成手段と、
    前記第一入射光を第一強度変調周波数で強度変調して出射する第一光変調手段と、
    前記第二入射光を、前記第一強度変調周波数とは異なる第二強度変調周波数で強度変調して出射する第二光変調手段と、
    強度変調された前記第一入射光および前記第二入射光を合成して合成入射光を出射する偏波合成手段と、
    前記第一入射光については前記偏波分離手段におけるp偏光軸、前記第二入射光については前記偏波分離手段におけるs偏光軸にあわせて、前記合成入射光を前記被測定物に入射する光入射手段と、
    前記偏波分離手段の出力における前記第一入射光成分の位相推移相当値を計測する第一計測手段と、
    前記偏波分離手段の出力における前記第二入射光成分の位相推移相当値を計測する第二計測手段と、
    を備えた偏波モード分散測定装置における、
    前記被測定物の偏波モード分散を測定する処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータによって読み取り可能な記録媒体であって、
    前記第一計測手段および前記第二計測手段の計測結果に基づき被測定物の偏波モード分散を測定する偏波モード分散測定処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータによって読み取り可能な記録媒体。
JP2001315313A 2001-10-12 2001-10-12 偏波モード分散測定装置、方法、記録媒体 Expired - Fee Related JP3880360B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001315313A JP3880360B2 (ja) 2001-10-12 2001-10-12 偏波モード分散測定装置、方法、記録媒体
PCT/JP2002/010468 WO2003034020A1 (fr) 2001-10-12 2002-10-09 Dispositif de mesure de dispersion de mode de polarisation, procede et support d'enregistrement associes
DE10297323T DE10297323T5 (de) 2001-10-12 2002-10-09 Polarisations-Modus-Streuungs-Messeinrichtung, Verfahren, Aufzeichnungsmedium
US10/491,787 US7006207B2 (en) 2001-10-12 2002-10-09 Polarization mode dispersion measuring device, method, recording medium
CNB028199553A CN100374843C (zh) 2001-10-12 2002-10-09 偏振模式色散测量器件和方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001315313A JP3880360B2 (ja) 2001-10-12 2001-10-12 偏波モード分散測定装置、方法、記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003121302A JP2003121302A (ja) 2003-04-23
JP3880360B2 true JP3880360B2 (ja) 2007-02-14

Family

ID=19133501

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001315313A Expired - Fee Related JP3880360B2 (ja) 2001-10-12 2001-10-12 偏波モード分散測定装置、方法、記録媒体

Country Status (5)

Country Link
US (1) US7006207B2 (ja)
JP (1) JP3880360B2 (ja)
CN (1) CN100374843C (ja)
DE (1) DE10297323T5 (ja)
WO (1) WO2003034020A1 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20090033944A1 (en) * 2002-09-13 2009-02-05 Hansjoerg Haisch Coded polarization-dependent interferometry
DE602004025713D1 (de) * 2003-09-04 2010-04-08 Deutsche Telekom Ag Prozesse und einrichtungen zur bestimmung einer durch pmdverursachten ausfallwahrscheinlichkeit eines optischen übertragungssystems
ATE363774T1 (de) * 2005-02-01 2007-06-15 Alcatel Lucent Optischer sender und verfahren zur modulation eines optischen signals
FR2938913A1 (fr) * 2008-11-27 2010-05-28 France Telecom Mesure du retard de groupe differentiel d'une liaison par fibre optique
JP5380324B2 (ja) * 2010-02-18 2014-01-08 日本電信電話株式会社 偏波モード分散測定装置及び偏波モード分散測定方法
CN101958754A (zh) * 2010-08-11 2011-01-26 中国计量科学研究院 一种色散标准器
CN101968562B (zh) * 2010-09-30 2012-05-23 上海电信工程有限公司 应用偏振模色散模块的城市管道通信光缆不中断割接方法
US9857316B2 (en) * 2012-01-13 2018-01-02 University Of Notre Dame Du Lac Methods and apparatus for electromagnetic signal polarimetry sensing
AT512044B1 (de) * 2012-01-17 2013-05-15 Femtolasers Produktions Gmbh Vorrichtung und verfahren zur optischen überprüfung einer probe
CN107389317B (zh) * 2017-07-25 2019-06-07 宏安集团有限公司 一种色散光纤色散系数的测量系统
CN114370992B (zh) * 2021-12-31 2023-06-20 中山大学 一种微腔色散探测装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3326319B2 (ja) * 1995-06-30 2002-09-24 古河電気工業株式会社 偏波モード分散の測定方法およびその装置
JPH0972872A (ja) * 1995-09-05 1997-03-18 Fuji Electric Co Ltd 接触燃焼式複合ガス検知装置
JP3131144B2 (ja) * 1996-03-29 2001-01-31 株式会社アドバンテスト 偏波モード分散の測定装置
US6519027B1 (en) * 2000-03-08 2003-02-11 Lucent Technologies Inc. Polarization mode dispersion measurement
US6362874B1 (en) * 2000-03-08 2002-03-26 Lucent Technologies Inc. Polarization mode dispersion measurement using phase-sensitive sideband detection
US6586724B2 (en) * 2001-04-26 2003-07-01 Nortel Networks Limited Chromatic dispersion discriminator

Also Published As

Publication number Publication date
US20050052638A1 (en) 2005-03-10
CN1568423A (zh) 2005-01-19
CN100374843C (zh) 2008-03-12
JP2003121302A (ja) 2003-04-23
US7006207B2 (en) 2006-02-28
WO2003034020A1 (fr) 2003-04-24
DE10297323T5 (de) 2005-02-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3131144B2 (ja) 偏波モード分散の測定装置
US7110119B2 (en) Determining an optical property by using superimposed delayed signals
JP3880360B2 (ja) 偏波モード分散測定装置、方法、記録媒体
JP2005221500A (ja) 信号変調を利用したヘテロダイン光ネットワーク解析
JPWO2003005002A1 (ja) 伝搬測定装置及び伝搬測定方法
US6671056B2 (en) Method and system for optical spectrum analysis with a depolarized local oscillator signal
US6486958B1 (en) Method and system for optical spectrum analysis with matched filter detection
US6862377B2 (en) System and method for PMD measurement from coherent spectral analysis
JP2006162616A (ja) データクロックサンプリングを用いたヘテロダインベース光スペクトラム分析
US6724468B2 (en) Single sweep phase shift method and apparatus for measuring chromatic and polarization dependent dispersion
JP3538619B2 (ja) 光変調器の特性評価方法、およびそれを用いた高周波発振装置の制御方法
JP2004340926A (ja) 光学部品の色分散を決定するための装置および方法
US20080205884A1 (en) Polarization Controlled Interferometric Chirp Characterization
JP2000329651A (ja) 偏波モード分散測定装置
JP2003526794A (ja) オプトエレクトロニクス伝送ラインのpmdを検出する装置
JP4101019B2 (ja) 偏波モード分散測定装置、方法、プログラムおよび該プログラムを記録した記録媒体
JP2690049B2 (ja) 偏波分散測定方法及び装置
JP4245402B2 (ja) 光特性測定装置、方法、プログラムおよび該プログラムを記録した記録媒体
US7126679B2 (en) Device method and program for measuring polarization mode dispersion and recording medium recording the program
WO2022130587A1 (ja) 光測定装置および光測定方法
US20020171829A1 (en) Apparatus and method of measuring polarization mode dispersion, and recording medium
JPH06331495A (ja) 零分散波長測定装置および零分散波長測定方法
JPH08201175A (ja) 偏光解析装置および偏波モード分散測定装置
JP2001091408A (ja) 偏波モード分散測定及び零分散波長測定装置
JPH11271179A (ja) 光ファイバの波長分散測定装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040318

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061101

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061107

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091117

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101117

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111117

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121117

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121117

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131117

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees