JP3878165B2 - 三次元計測装置 - Google Patents

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Description

本発明は、測定対象物の三次元形状等を計測する三次元計測装置に関するものである。
一般に、プリント基板は、ガラスエポキシ樹脂からなるベース基板の上に電極パターンを具備し、表面がレジスト膜によって保護されている。前記プリント基板上に電子部品を実装する場合、まず電極パターン上のレジスト膜による保護がされていない所定位置にクリームはんだが印刷される。次に、該クリームはんだの粘性に基づいてプリント基板上に電子部品が仮止めされる。その後、前記プリント基板がリフロー炉へ導かれ、所定のリフロー工程を経ることではんだ付けが行われる。昨今では、リフロー炉に導かれる前段階においてクリームはんだの印刷状態を検査する必要があり、かかる検査に際して三次元計測装置が用いられることがある。
近年、光を用いたいわゆる非接触式の三次元計測装置が種々提案されている。例えば、位相シフト法を用いた三次元計測装置においては、照射手段によって、可視光を光源とした縞状の光強度分布を有する光パターンを被測定物(この場合プリント基板)に照射する。そして、CCDカメラによって被測定物を撮像し、得た画像から前記光パターンの縞の位相差を解析することで、クリームはんだの三次元形状、特に高さが計測される(例えば、特許文献1参照。)。
特開平5−280945号公報
ところが、プリント基板のレジスト膜は、可視光に対する透過特性が不安定である。すなわち、レジスト膜は、照射手段によって照射される可視光を透過したり、透過しなかったりする場合がある。可視光は、レジスト膜を透過する場合には、ベース基板等で反射され、レジスト膜を透過しない場合には、レジスト膜の表面で反射されることとなる。このような場合、CCDカメラによって得られる画像におけるレジスト膜領域では、反射面がレジスト膜であるか、ベース基板であるかの判別がつきにくく、レジスト膜領域の高さの計測が困難となるおそれがある。本来であれば基板上に印刷されたクリームはんだの高さをより高精度で計測するためには、その基板内に高さ基準を採ることが望ましい。しかしながら、レジスト膜領域を高さ基準面として適正に利用できないため、その基板内に高さ基準を採ることができないといった不具合を生じるおそれがある。
そこで、本発明は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、対象物の三次元形状を計測するに際し、前記対象物内に高さ基準を適正に設定すること等によって、より正確に計測することのできる三次元計測装置を提供することにある。
以下、上記目的等を解決するのに適した各手段につき項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果等を付記する。
手段1.基板上の被計測物に対し、青色光及び紫外線のうち少なくとも一方のみを照射可能な照射手段と、前記光の照射された被計測物からの反射光のうち、少なくとも前記照射手段にて照射された波長を撮像可能な撮像手段と、該撮像手段にて撮像された画像データに基づき、少なくとも前記被計測物の高さを演算する演算手段とを備えたことを特徴とする三次元計測装置。
手段1によれば、照射手段によって、青色光や紫外線が、基板上の被計測物に照射される。このような比較的波長の短い光は、物の表面で反射しやすい性質を備えている。前記照射光よりも波長の長い可視光に対して、透過特性が不安定で、透過したり透過しなかったりするような物も存在する。この点、手段1では、被計測物の透過特性が不安定であっても、より確実に被計測物の表面で反射をさせることができる。このため、撮像手段によって、被計測物の表面を画像として捉えることができる。そして、演算手段によって、画像データに基づき、演算が行われることで、被計測物の表面の位置である高さをより正確に算出できる。なお、各手段における基板とは、プリント基板、ウエハ基板、実装基板等を含む趣旨である。
手段2.ベース基板と、該ベース基板の表面を被覆し、平面をなす被膜と、被計測物とを備えた基板に対し、青色光及び紫外線のうち少なくとも一方のみを照射可能な照射手段と、前記光の照射された基板からの反射光のうち、少なくとも前記照射手段にて照射された波長を撮像可能な撮像手段と、該撮像手段にて撮像された画像データに基づき、前記被膜によって形成された平面を高さ基準とし、少なくとも被計測物の高さを演算する演算手段とを備えたことを特徴とする三次元計測装置。
手段2によれば、照射手段によって、青色光や紫外線が、基板に照射される。このような比較的波長の短い光は、物の表面で反射しやすい性質を備えている。例えば、照射手段によって、前記光よりも波長の長い可視光を照射すると、基板を被覆する被膜が、照射された可視光を透過したり透過しなかったりするといった、不安定な透過特性を示す場合がある。この場合、光の反射位置が判別しにくく、被膜領域に高さ基準を設定できないおそれがある。この点、手段2では、前記透過特性の不安定な被膜であっても、より確実に表面反射をさせることができる。このため、撮像手段によって、被膜の表面及び被計測物の表面を画像として捉えることができる。そして、演算手段によって、画像データに基づき、演算が行われることで、被膜の表面を高さ基準として、被計測物の表面の位置である高さを算出できる。従って、高さ基準を被計測物の設けられた基板内に適正に設定できるため、より正確に被計測物の高さを測定することができる。また、被計測物の測定と同時に、被膜も測定できる。このため、別途の手段によって、被膜の高さや別途の高さ基準を測定する必要がなく、装置の複雑化の抑制を図ることができる。
手段3.ベース基板と、該ベース基板の表面を被覆し、平面をなす被膜と、被計測物とを備えた基板に対し、紫外線のみを照射可能な照射手段と、前記光の照射された基板からの反射光のうち、紫外線のみを撮像可能な撮像手段と、該撮像手段にて撮像された画像データに基づき、前記被膜によって形成された平面を高さ基準とし、少なくとも被計測物の高さを演算する演算手段とを備えたことを特徴とする三次元計測装置。
手段3によれば、照射手段によって、紫外線が、基板に照射される。このような比較的波長の短い光は、物の表面で反射しやすい性質を備えている。例えば、照射手段によって、前記紫外線よりも波長の長い可視光を照射すると、基板を被覆する被膜が、照射された可視光を透過したり透過しなかったりするといった、不安定な透過特性を示す場合がある。この場合、光の反射位置が判別しにくく、被膜領域に高さ基準を設定できないおそれがある。この点、手段3では、前記透過特性の不安定な被膜であっても、より確実に表面反射をさせることができる。このため、撮像手段によって、被膜の表面及び被計測物の表面を画像として捉えることができる。そして、演算手段によって、前記画像データに基づき、演算が行われることで、被膜の表面を高さ基準として、被計測物の表面の位置である高さを算出できる。従って、高さ基準を被計測物の設けられた基板内に設定できるため、より正確に被計測物の高さを測定することができる。また、被計測物の測定と同時に、被膜も測定できる。このため、別途の手段によって、被膜の高さや別途の高さ基準を測定する必要がなく、装置の複雑化の抑制を図ることができる。さらに、撮像手段が紫外線のみを撮像可能であるため、屋内照明装置等の照明装置以外からの可視光が基板にあたる場合であっても、その可視光に影響されることなく、適切な画像データを得ることができる。加えて、可視光を照射した場合には、被膜の色によって反射される光量が少なくなり、撮像して得た画像データが利用できなかったり、前記被膜の色に応じて可視光の波長を変更する必要があったりといった不具合を生じる懸念がある。この点、手段3では、被膜の色に関係なく表面反射をさせることが可能であるため、前記懸念を払拭できる。なお、「紫外線のみを照射可能な照射手段」に代えて、「紫外線を含む光を照射可能な照射手段」としてもよい。この場合であっても、照射される光のうち紫外線が被膜の表面で反射され、撮像手段によって紫外線のみが撮像される。このため、被膜の表面を画像として捉えることができる。
手段4.前記基板はプリント基板であり、前記演算手段は、前記被膜としてのレジスト膜の表面を高さ基準として、少なくとも前記被計測物としてのクリームはんだの高さを演算するものであり、該クリームはんだの高さに基づき、その印刷状態の良否を判定する判定手段を設けたことを特徴とする手段2または3に記載の三次元計測装置。
手段4によれば、プリント基板のレジスト膜の表面を基準として、クリームはんだの高さが演算され、その演算された高さに基づいて、良否判定が行われる。このため、クリームはんだの計測に際して上記効果が奏され、しかもより正確に良否判定を行うことができる。
手段5.前記基板はウエハ基板であり、前記演算手段は、前記被膜としての酸化膜の表面を高さ基準として、少なくとも前記被計測物としてのはんだバンプの高さを演算するものであり、該はんだバンプの高さに基づき、その形状の良否を判定する判定手段を設けたことを特徴とする手段2または3に記載の三次元計測装置。
手段5によれば、ウエハ基板の酸化膜の表面を基準として、はんだバンプの高さが演算され、その演算された高さに基づいて、良否判定が行われる。このため、はんだバンプの計測に際して上記効果が奏され、しかもより正確に良否判定を行うことができる。
手段6.前記演算手段は、1回の高さ演算に複数の画像データを用いるものであって、前記照射手段は、前記複数の画像データを得るための撮像の度に、同一波長の光を照射することを特徴とする手段1乃至5のいずれかに記載の三次元計測装置。
手段6によれば、照射手段によって照射される光は、撮像の度に光の波長を変更されることなく、同一の波長の光が用いられる。このため、前記撮像手段がレンズを有する場合であっても、光の屈折が変わらない。従って、照明の波長によって得られる画像にずれが生じるといった不具合を抑制できる。その結果、被計測物の高さの算出精度を向上させることができる。
手段7.前記照射手段は、250nm以上、かつ、430nm以下の波長の光を照射することを特徴とする手段1乃至6のいずれかに記載の三次元計測装置。
手段7によれば、照射手段によって、250nm以上、かつ、430nm以下の波長の光が照射される。このため、透過特性の不安定なものに対しても、より確実に表面反射をさせることができる。従って、撮像手段によって、前記被膜や前記被計測物等の表面を画像として確実に捉えることができる。なお、「250nm以上、かつ、430nm以下」に代えて、「300nm以上、かつ、380nm以下」または「300nm以上、かつ、350nm以下」としてもよい。この場合、透過特性の不安定なものに対しても、より一層確実に表面反射させることができる。さらに、「250nm以上、かつ、430nm以下の波長の光」に代えて、「250nm以上、かつ、430nm以下の範囲内に波長のピークを持つ光」、「300nm以上、かつ、380nm以下の範囲内に波長のピークを持つ光」または「300nm以上、かつ、350nm以下の範囲内に波長のピークを持つ光」としても、同様の作用効果が得られる。
手段8.前記照射手段は、60nm以内の波長域の光を照射することを特徴とする手段1乃至7のいずれかに記載の三次元計測装置。
手段8によれば、照射手段によって照射させる光の波長域は、60nm以内と比較的狭く設定されている。一般に、レンズを透過する際の光の屈折は、波長によって異なり、波長域が広い場合には色収差を生じるおそれがある。この点、手段8では、照明装置や撮像手段がレンズを有する場合でも、波長域が狭く、照射や撮像の際に生じる色収差を抑制できる。すなわち、照射される光がにじんだり、撮像された画像データがぼけたりすることなく、シャープな画像データが得られる。従って、該画像データに基づく被計測物の高さの算出精度の向上を図ることができる。なお、「60nm以内」に代えて、「30nm以内」としてもよい。この場合、色収差をさらに抑制することができ、その結果、画像データに基づく被計測物の高さの算出精度の一層の向上を図ることができる。
手段9.基板上の被計測物に対し、赤色光及び赤外線のうち少なくとも一方のみを照射可能な照射手段と、前記光の照射された被計測物からの反射光のうち、少なくとも前記照射手段にて照射された波長を撮像可能な撮像手段と、該撮像手段にて撮像された画像データに基づき、少なくとも前記被計測物の高さを演算する演算手段とを備えたことを特徴とする三次元計測装置。
手段9によれば、照射手段によって、赤色光や赤外線が、基板上の被計測物に照射される。このような比較的波長の長い光は、物体を透過しやすい性質を備えている。前記照射光よりも波長の短い可視光に対して、透過特性が不安定で、透過したり透過しなかったりするような物も存在する。例えば、被計測物の透過特性が安定しており、可視光を表面反射可能な場合であっても、基板上の被計測物以外の物の透過特性が不安定な場合がある。この点、手段9では、照射光が赤色光や赤外線であるため、前記透過特性の不安定な物に対して、照射光を透過させることができる。このため、撮像手段によって、確実に表面反射可能な物(被計測物等)の表面だけをより確実に捉えることができる。そして、演算手段によって、画像データに基づき、演算が行われることで、被計測物の表面の位置である高さをより正確に算出できる。なお、各手段における基板とは、プリント基板、ウエハ基板、実装基板等を含む趣旨である。
手段10.ベース基板と、該ベース基板上に形成された電極パターンと、前記ベース基板及び電極パターンの表面を被覆する被膜と、被計測物とを備えた基板に対し、赤色光及び赤外線のうち少なくとも一方のみを照射可能な照射手段と、前記光の照射された基板からの反射光のうち、少なくとも前記照射手段にて照射された波長を撮像可能な撮像手段と、該撮像手段にて撮像された画像データに基づき、前記電極パターンまたはベース基板を高さ基準とし、少なくとも被計測物の高さを演算する演算手段とを備えたことを特徴とする三次元計測装置。
手段10によれば、照射手段によって、赤色光や赤外線が、基板に照射される。このような比較的波長の長い光は、物体を透過しやすい性質を備えている。例えば、照射手段によって、前記光よりも波長の短い可視光を照射すると、基板を被覆する被膜が、照射された可視光を透過したり透過しなかったりするといった、不安定な透過特性を示す場合がある。この場合、光の反射位置が判別しにくく、被膜領域に高さ基準を設定できないおそれがある。この点、手段10では、照射光が赤色光や赤外線であるため、前記透過特性の不安定な被膜に対して、照射光をより確実に透過させ、被膜下にある電極パターンやベース基板で反射させることができる。このため、撮像手段によって、被計測物だけでなく、電極パターンやベース基板を画像として捉えることができる。そして、演算手段によって、画像データに基づき、演算が行われることで、電極パターンやベース基板を高さ基準として、被計測物の表面の位置である高さを算出できる。従って、高さ基準を被計測物の設けられた基板内に適正に設定できるため、より正確に被計測物の高さを測定することができる。
手段11.ベース基板と、該ベース基板上に形成された電極パターンと、前記ベース基板及び電極パターンの表面を被覆する被膜と、被計測物とを備えた基板に対し、赤外線のみを照射可能な照射手段と、前記光の照射された基板からの反射光のうち、赤外線のみを撮像可能な撮像手段と、該撮像手段にて撮像された画像データに基づき、前記電極パターンまたはベース基板を高さ基準とし、少なくとも被計測物の高さを演算する演算手段とを備えたことを特徴とする三次元計測装置。
手段11によれば、照射手段によって、赤外線が、基板に照射される。このような比較的波長の長い光は、物の表面を透過しやすい性質を備えている。例えば、照射手段によって、前記赤外線よりも波長の短い可視光を照射すると、基板を被覆する被膜が、照射された可視光を透過したり透過しなかったりするといった、不安定な透過特性を示す場合がある。この場合、光の反射位置が判別しにくく、被膜領域に高さ基準を設定できないおそれがある。この点、手段11では、照射光が赤色光や赤外線であるため、前記透過特性の不安定な被膜に対して、照射光をより確実に透過させ、被膜下にある電極パターンやベース基板で反射させることができる。このため、撮像手段によって、被計測物だけでなく、電極パターンやベース基板を画像として捉えることができる。そして、演算手段によって、画像データに基づき、演算が行われることで、電極パターンやベース基板を高さ基準として、被計測物の表面の位置である高さを算出できる。従って、高さ基準を被計測物の設けられた基板内に適正に設定できるため、より正確に被計測物の高さを測定することができる。さらに、撮像手段が赤外線のみを撮像可能であるため、屋内照明装置等の照明装置以外からの可視光が基板にあたる場合であっても、その可視光に影響されることなく、適切な画像データを得ることができる。加えて、可視光を照射した場合には、被膜の色によって反射される光量が少なくなり、撮像して得た画像データが利用できなかったり、前記被膜の色に応じて可視光の波長を変更する必要があったりといった不具合を生じる懸念がある。この点、手段11では、被膜の色に関係なく、照射光を被膜に対して透過させ、被膜下の電極パターンやベース基板で反射させることが可能であるため、前記懸念を払拭できる。なお、「赤外線のみを照射可能な照射手段」に代えて、「赤外線を含む光を照射可能な照射手段」としてもよい。この場合であっても、照射される光のうち赤外線が被膜の表面を透過し電極パターンやベース基板によって反射させられ、撮像手段によって赤外線のみが撮像される。このため、被膜が画像とされることなく、高さ基準となる電極パターンやベース基板を画像として捉えることができる。
手段12.前記基板はプリント基板であり、前記演算手段は、前記被膜としてのレジスト膜下の電極パターンまたはベース基板を高さ基準として、少なくとも前記被計測物としてのクリームはんだの高さを演算するものであり、該クリームはんだの高さに基づき、その印刷状態の良否を判定する判定手段を設けたことを特徴とする手段10または11記載の三次元計測装置。
手段12によれば、プリント基板のレジスト膜下の電極パターンまたはベース基板を基準として、クリームはんだの高さが演算され、その演算された高さに基づいて、良否判定が行われる。このため、クリームはんだの計測に際して上記効果が奏され、しかもより正確に良否判定を行うことができる。
手段13.前記基板はウエハ基板であり、前記演算手段は、前記被膜としての酸化膜の下のウエハ面を基準として、少なくとも前記被計測物としてのはんだバンプの高さを演算するものであり、該はんだバンプの高さに基づき、その形状の良否を判定する判定手段を設けたことを特徴とする手段10または11に記載の三次元計測装置。
手段13によれば、ウエハ基板の酸化膜下のウエハ面を基準として、はんだバンプの高さが演算され、その演算された高さに基づいて、良否判定が行われる。このため、はんだバンプの計測に際して上記効果が奏され、しかもより正確に良否判定を行うことができる。
手段14.前記演算手段は、1回の高さ演算に複数の画像データを用いるものであって、前記照射手段は、前記複数の画像データを得るための撮像の度に、同一波長の光を照射することを特徴とする手段9乃至13のいずれかに記載の三次元計測装置。
手段14によれば、照射手段によって照射される光は、撮像の度に光の波長を変更されることなく、同一の波長の光が用いられる。このため、前記撮像手段がレンズを有する場合であっても、光の屈折が変わらない。従って、照明の波長によって得られる画像にずれが生じるといった不具合を抑制できる。その結果、被計測物の高さの算出精度を向上させることができる。
手段15.前記照射手段は、680nm以上、かつ、1500nm以下の波長の光を照射することを特徴とする手段9乃至14のいずれかに記載の三次元計測装置。
手段15によれば、照射手段によって、680nm以上、かつ、1500nm以下の波長の光が照射される。このため、透過特性の不安定なものに対しても、より確実に表面反射をさせることができる。従って、撮像手段によって、前記被膜や前記被計測物等の表面を画像として確実に捉えることができる。なお、「680nm以上、かつ、1500nm以下」に代えて、「680nm以上、かつ、1000nm以下」または「1000nm以上、かつ、1500nm以下」としてもよく、さらに、「780nm以上、かつ、900nm以下」または「1100nm以上、かつ、1400nm以下」としてもよい。併せて、「680nm以上、かつ、1500nm以下の波長の光」に代えて、「680nm以上、かつ、1500nm以下の範囲内に波長のピークを持つ光」、「680nm以上、かつ、1000nm以下の範囲内に波長のピークを持つ光」または「1000nm以上、かつ、1500nm以下の範囲内に波長のピークを持つ光」としてもよく、さらに、「780nm以上、かつ、900nm以下の範囲内に波長のピークを持つ光」または「1100nm以上、かつ、1400nm以下の範囲内に波長のピークを持つ光」としてもよい。
手段16.前記照射手段は、60nm以内の波長域の光を照射することを特徴とする手段9乃至15のいずれかに記載の三次元計測装置。
手段16によれば、照射手段によって照射させる光の波長域は、60nm以内と比較的狭く設定されている。一般に、レンズを透過する際の光の屈折は、波長によって異なり、波長域が広い場合には色収差を生じるおそれがある。この点、手段16では、照明装置や撮像手段がレンズを有する場合でも、波長域が狭く、照射や撮像の際に生じる色収差を抑制できる。すなわち、照射される光がにじんだり、撮像された画像データがぼけたりすることなく、シャープな画像データが得られる。従って、該画像データに基づく被計測物の高さの算出精度の向上を図ることができる。なお、「60nm以内」に代えて、「30nm以内」としてもよい。この場合、色収差をさらに抑制することができ、その結果、画像データに基づく被計測物の高さの算出精度の一層の向上を図ることができる。
以下、一実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。図2に示すように、基板としてのプリント基板1は、平板状をなし(平面を備え)、ガラスエポキシ等からなるベース基板2に、銅箔からなる電極パターン3が設けられている。さらに、前記電極パターン3上には、被計測物としてのクリームはんだ4が印刷形成されている。また、プリント基板1は、電極パターン3の所定配線部分以外にクリームはんだ4がのらないように、被膜としての半透明のレジスト膜5によってコーティングされている。なお、レジスト膜5の表面は、略一定高さの平面をなしている。
図1は、本実施の形態における三次元計測装置を具備する印刷状態検査装置8を模式的に示す概略構成図である。同図に示すように、印刷状態検査装置8は、プリント基板1を載置するためのテーブル9と、プリント基板1の表面に対し斜め上方から所定の光成分パターンを照射するための照射手段を構成する照明装置10と、プリント基板1上の前記照射された部分を撮像するための撮像手段を構成するCCDカメラ11と、印刷状態検査装置8内における各種制御や画像処理、演算処理を実施するための制御装置12とを備えている。
前記テーブル9には、モータ15,16が設けられており、該モータ15,16が制御装置12により駆動制御されることによって、テーブル9上に載置されたプリント基板1が任意の方向(X軸方向及びY軸方向)へスライドさせられるようになっている。
また、図3に示すように、前記照明装置10は、光源17と、該光源17からの光を集める集光レンズ18と、照射レンズ19と、両レンズ18,19の間に配設された液晶光学シャッタ21とを備えている。光源17からの光は、液晶光学シャッタ21を介してプリント基板1上に照射されることで、特にプリント基板1に対し照度が正弦波状に変化する縞状の光パターンが照射される。また、液晶光学シャッタ21は、前記光パターンの位相を所定ピッチずつ変化させられるようになっている。
さらに、前記光源17から照射される光は、図4に示すように、クリームはんだ4の表面だけでなく、レジスト膜5の表面でも反射されるように、その波長が設定されている。但し、本実施の形態では、光源17は、紫外線を照射するものであり、例えば、LED、UVランプ等が用いられる。紫外線のような比較的短い波長の光は、表面反射しやすいため、レジスト膜5のような半透明のものに対しても、より確実にその表面で反射させることが可能となる。また、集光レンズ18及び照射レンズ19は、前記波長の光を透過可能であり、CCDカメラ11は、紫外線のみを撮像可能となっている。
特に、前記照射させる光の波長域は、比較的狭く設定されている。一般に、レンズを透過する際の光の屈折は、波長によって異なり、波長域が広い場合には色収差を生じるおそれがある。この点、本実施の形態では、波長域を狭くすることで、照射や撮像の際に生じる色収差を抑制でき、シャープな画像が得られるようになっている。
ここで、印刷状態検査装置8における検査手順について説明する。まず、プリント基板1がテーブル9上に載置されると、制御装置12はモータ15,16を駆動制御して所定の位置に移動させ、プリント基板1を初期位置に移動させる。この初期位置は、例えばCCDカメラ11の視野の大きさを1単位としてプリント基板1の表面を予め分割しておいた中の1つの位置である。
そして、制御装置12は、照明装置10を駆動制御して光パターンの照射を開始する。照射された光は、クリームはんだ4やレジスト膜5等のプリント基板1の表面で反射し、該反射光がCCDカメラ11によって撮像される。またこのとき、光パターンの位相を例えば4分の1ピッチずつシフトさせて、4種類の光パターンを順次切換制御する。さらに、このようにして各光パターンの照射が行われている間に、制御装置12はCCDカメラ11を駆動制御して、これら光パターン毎に検査エリア部分を撮像し、それぞれ4画面分の画像データを得る。
さて、制御装置12は画像メモリを備えており、画像データを順次記憶する。この記憶した画像データに基づいて、制御装置12は各種画像処理を行う。かかる画像処理が行われている間に、制御装置12は、モータ15,16を駆動制御してテーブル9を次の検査エリアへと移動せしめる。制御装置12は、ここでの画像データについても画像メモリへ格納する。一方、画像メモリでの画像処理が一旦終了した場合、すでに画像メモリには次の画像データが記憶されているので、速やかに制御装置12は次の画像処理を行うことができる。つまり、検査は、一方で次なる検査エリア(m+1番目)への移動及び画像入力を行い、他方ではm番目の画像処理及び比較判定を行う。以降、全ての検査エリアでの検査が完了するまで、交互に同様の上記並行処理が繰り返し行われる。このように、本実施の形態の印刷状態検査装置8においては、制御装置12の制御により検査エリアを移動しながら、順次画像処理を行うことにより、プリント基板1上のクリームはんだ4の印刷状態を高速かつ確実に検査することができるようになっている。
次に、制御装置12の行う画像処理及び演算処理、並びに、比較判定処理について説明する。制御装置12は、得られた4画面の画像データを用いて検査エリア内の高さを算出する。検査エリアに投影された光パターンに関して、高さの相違に基づく位相のずれが生じる。そこで、制御装置12では、各光パターンの画像データを用い、位相シフト法(縞走査法)の原理に基づいて反射面の高さを算出するのである。このようにして得られた高さデータは、撮像画面の画素単位に演算され、制御装置12のメモリに格納される。
得られた高さデータのうち、平面をなすレジスト膜5領域の高さをプリンタ基板1の高さ基準として、該プリント基板1に対する印刷されたクリームはんだ4の高さが算出される。また、前記クリームはんだ4の高さを積分することにより、印刷されたクリームはんだ4の量が算出される。そして、このようにして求めたクリームはんだ4の高さ、量等のデータが予め記憶されている基準データと比較判定され、この比較結果が許容範囲内にあるか否かによって、その検査エリアにおけるクリームはんだ4の印刷状態の良否が判定されるのである。
以上詳述したように、本実施の形態によれば、照明装置10によって、紫外線を照射することにより、半透明のレジスト膜5であっても、確実にその表面で光を反射させることができる。このため、印刷状態の良否を判定したいクリームはんだ4の印刷されたプリント基板1内のレジスト膜5の表面を検出することができると共に、該表面を基準高さとして利用できる。その結果、同一のプリント基板1以外に高さ基準を採る場合に比べて、クリームはんだ4の高さをより正確に算出できる。
また、クリームはんだ4の高さ測定と同時に、レジスト膜5の高さも測定できる。このため、別途の手段によって、レジスト膜の高さや別途の高さ基準を測定する必要がなく、装置の複雑化の抑制を図ることができる。
さらに、印刷状態検査装置8は、屋内照明装置の具備された屋内に設けられるのが一般的である。一般に、該屋内照明装置にあっては、可視光の放射エネルギーが大きく、本実施の形態で採用するような短い波長の光の放射エネルギーが、可視光に比べ充分に小さい。このため、屋内照明装置からの光がプリント基板1に照射されてしまうような場合であっても、CCDカメラ11によって撮像された画像を処理できなくなるといった不具合が生じにくい。
さらにまた、可視光を照射した場合には、レジスト膜5の色によって反射される光量が少なくなり、撮像して得た画像データが利用できなかったり、前記レジスト膜5の色に応じて可視光の波長を変更する必要があったりといった不具合を生じる懸念がある。この点、本実施の形態では、レジスト膜5の色に関係なく表面反射をさせることが可能であるため、前記懸念を払拭できる。
加えて、照明装置10から照射される光の波長域が、上述の通り比較的狭く設定されている。このため、色収差が生じにくく、光パターンがにじんだり、撮像された画像データがぼけたりすることなく、シャープな画像データが得られる。従って、該画像データに基づくクリームはんだ4の高さ、量等の算出精度の向上を図ることができる。
併せて、光パターンは、光パターン毎に光の波長を変更されることなく、同一の波長の光が用いられる。すなわち、光パターンを変更しても、レンズを透過する際の光の屈折が変わらないようになっている。このため、照明の波長によって得られる画像にずれが生じるといった不具合を抑制できる。その結果、画像データに基づくクリームはんだ4の高さ、量等の算出精度を向上させることができる。
以上説明した実施の形態において、例えば、次のように構成の一部を適宜変更して実施することも可能である。勿論、以下において例示しない他の変更例も当然可能である。
(a)上記実施の形態では、照明装置10から紫外線が照射されるようになっているが、レジスト膜5の表面で反射させることが可能であれば、青色光であってもよい。この場合、CCDカメラは、青色光を撮像可能なものとする必要がある。なお、照明装置10によって照射される光は、250nm以上かつ430nm以下の波長が好ましい。さらに好ましくは、300nm以上かつ380nm以下の波長であり、さらに一層好ましくは、300nm以上かつ350nm以下の波長である。なお、250nm以上かつ430nm以下の波長に代えて、250nm以上かつ430nm以下の範囲内に波長のピークを持つ光、300nm以上かつ380nm以下の範囲内に波長のピークを持つ光、または、300nm以上かつ350nm以下の範囲内に波長のピークを持つ光としても、同様の作用効果が得られる。
(b)光源12から紫外線が照射されるようになっているが、プリント基板1に到達する光の波長が所定の波長のみであればよいのであって、必ずしも光源12からの光の波長が所定の波長のみでなくてもよい。例えば、光源が所定の波長を含む波長域の広い光を照射するものであって、照明装置10とプリント基板1との間、または、照明装置10内に所定の波長のみ(所定の狭い波長域の波長のみ)を透過可能なフィルタを設けることとしてもよい。
(c)上記実施の形態では、光の波長域について、特に数値的な言及はしていないが、好ましくは60nm以内であり、さらに好ましくは、30nm以内である。
(d)上記実施の形態では、プリント基板1に照射される光を紫外線としているが、紫外線に加えて他の波長の光を照射し、撮像する光を紫外線のみとしても差し支えない。この場合、勿論CCDカメラ11が紫外線のみを撮像可能なものであってもよいし、CCDカメラとプリント基板1との間に紫外線のみを透過可能なフィルタを設けることとしてもよい。
(e)上記実施の形態では、撮像回数を4回としたが、3回であってもよいし、5回以上であってもよい。
(f)上記実施の形態では、プリント基板1に印刷形成されたクリームはんだ4の高さ等を計測する場合に具体化したが、ウエハ基板や実装基板等の検査装置にも適用できる。例えば、ウエハ基板の場合には、酸化膜の表面を基準高さとして、はんだバンプの高さ、形状、体積等を算出可能となる。
(g)上記実施の形態では、三次元計測方法として位相シフト法を採用しているが、他にも光切断法や、モアレ法、合焦法、共焦点法、空間コード法、格子縞投影法等といった各種三次元計測方法を採用することもできる。
(h)上記実施の形態の照明装置10に代えて、レジスト膜5を透過し、クリームはんだ4や電極パターン3等の表面で反射するような波長の光をプリント基板1に照射し、その波長の光を撮像するようにしてもよい。すなわち、照射光を上記実施の形態の紫外線に代えて赤外線や赤色光とし、赤外線や赤色光を撮像するようにしてもよい。赤外線及び赤色光のような比較的長い波長の光は、物体を比較的透過しやすいため、レジスト膜5のような半透明なものに対しては、透過させることが可能になる。
このようにすることで、図5に示すように、赤外線は、クリームはんだ4の表面で反射するとともに、半透明のレジスト膜5を透過し、電極パターン3等で反射することとなる。このため、例えば、電極パターン3を高さ基準として、クリームはんだ4の高さを算出できる。また、ベース基板2についても反射光が得られる場合は、ベース基板2を高さ基準とすることも可能である。
この場合、照射する光は、680nm以上かつ1500nm以下の波長が好ましい。なお、680nm以上かつ1000nm以下の波長、または、1000nm以上かつ1500nm以下の波長としてもよく、さらに、780nm以上かつ900nm以下の波長、または、1100nm以上かつ1400nm以下の波長としてもよい。また、680nm以上かつ1500nm以下の波長に代えて、680nm以上かつ1500nm以下の範囲内に波長のピークを持つ光、680nm以上かつ1000nm以下の範囲内に波長のピークを持つ光、1000nm以上かつ1500nm以下の範囲内に波長のピークを持つ光、780nm以上かつ900nm以下の範囲内に波長のピークを持つ光、または、1100nm以上かつ1400nm以下の範囲内に波長のピークを持つ光としても、同様の作用効果が得られる。
加えて、勿論上記(b)、(c)、(e)、(f)、(g)のように適宜変更して実施することも可能である。
印刷状態検査装置の構成を模式的に示す概略構成図である。 プリント基板の部分断面図である。 より詳細な印刷状態検査装置の構成を模式的に示す概略構成図である。 プリント基板における照明装置から照射される光の反射を説明するための模式図である。 別の実施の形態であって、赤外線や赤色光を照射した場合の、照射光の反射を説明するための模式図である。
符号の説明
1…基板としてのプリント基板、2…ベース基板、4…被計測物としてのクリームはんだ、5…被膜としてのレジスト膜、8…三次元計測装置を備えた印刷状態検査装置、10…照明手段としての照明装置、11…撮像手段としてのCCDカメラ、12…演算手段を構成する制御装置。

Claims (14)

  1. ベース基板と、該ベース基板の表面を被覆し、平面をなす被膜と、被計測物とを備えた基板に対し、青色光及び紫外線のうち少なくとも一方のみを照射可能な照射手段と、
    前記光の照射された基板からの反射光のうち、少なくとも前記照射手段にて照射された波長を撮像可能な撮像手段と、
    該撮像手段にて撮像された画像データに基づき、前記被膜によって形成された平面を高さ基準とし、少なくとも被計測物の高さを演算する演算手段とを備えたことを特徴とする三次元計測装置。
  2. ベース基板と、該ベース基板の表面を被覆し、平面をなす被膜と、被計測物とを備えた基板に対し、紫外線のみを照射可能な照射手段と、
    前記光の照射された基板からの反射光のうち、紫外線のみを撮像可能な撮像手段と、
    該撮像手段にて撮像された画像データに基づき、前記被膜によって形成された平面を高さ基準とし、少なくとも被計測物の高さを演算する演算手段とを備えたことを特徴とする三次元計測装置。
  3. 前記基板はプリント基板であり、
    前記演算手段は、前記被膜としてのレジスト膜の表面を高さ基準として、少なくとも前記被計測物としてのクリームはんだの高さを演算するものであり、
    該クリームはんだの高さに基づき、その印刷状態の良否を判定する判定手段を設けたことを特徴とする請求項またはに記載の三次元計測装置。
  4. 前記基板はウエハ基板であり、
    前記演算手段は、前記被膜としての酸化膜の表面を高さ基準として、少なくとも前記被計測物としてのはんだバンプの高さを演算するものであり、
    該はんだバンプの高さに基づき、その形状の良否を判定する判定手段を設けたことを特徴とする請求項またはに記載の三次元計測装置。
  5. 前記演算手段は、1回の高さ演算に複数の画像データを用いるものであって、
    前記照射手段は、前記複数の画像データを得るための撮像の度に、同一波長の光を照射することを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の三次元計測装置。
  6. 前記照射手段は、250nm以上、かつ、430nm以下の波長の光を照射することを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の三次元計測装置。
  7. 前記照射手段は、60nm以内の波長域の光を照射することを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の三次元計測装置。
  8. ベース基板と、該ベース基板上に形成された電極パターンと、前記ベース基板及び電極パターンの表面を被覆する被膜と、被計測物とを備えた基板に対し、赤色光及び赤外線のうち少なくとも一方のみを照射可能な照射手段と、前記光の照射された基板からの反射光のうち、少なくとも前記照射手段にて照射された波長を撮像可能な撮像手段と、該撮像手段にて撮像された画像データに基づき、前記電極パターンまたはベース基板を高さ基準とし、少なくとも被計測物の高さを演算する演算手段とを備えたことを特徴とする三次元計測装置。
  9. ベース基板と、該ベース基板上に形成された電極パターンと、前記ベース基板及び電極パターンの表面を被覆する被膜と、被計測物とを備えた基板に対し、赤外線のみを照射可能な照射手段と、前記光の照射された基板からの反射光のうち、赤外線のみを撮像可能な撮像手段と、該撮像手段にて撮像された画像データに基づき、前記電極パターンまたはベース基板を高さ基準とし、少なくとも被計測物の高さを演算する演算手段とを備えたことを特徴とする三次元計測装置。
  10. 前記基板はプリント基板であり、前記演算手段は、前記被膜としてのレジスト膜下の電極パターンまたはベース基板を高さ基準として、少なくとも前記被計測物としてのクリームはんだの高さを演算するものであり、該クリームはんだの高さに基づき、その印刷状態の良否を判定する判定手段を設けたことを特徴とする請求項またはに記載の三次元計測装置。
  11. 前記基板はウエハ基板であり、前記演算手段は、前記被膜としての酸化膜の下のウエハ面を基準として、少なくとも前記被計測物としてのはんだバンプの高さを演算するものであり、該はんだバンプの高さに基づき、その形状の良否を判定する判定手段を設けたことを特徴とする請求項またはに記載の三次元計測装置。
  12. 前記演算手段は、1回の高さ演算に複数の画像データを用いるものであって、前記照射手段は、前記複数の画像データを得るための撮像の度に、同一波長の光を照射することを特徴とする請求項乃至11のいずれかに記載の三次元計測装置。
  13. 前記照射手段は、680nm以上、かつ、1500nm以下の波長の光を照射することを特徴とする請求項乃至12のいずれかに記載の三次元計測装置。
  14. 前記照射手段は、60nm以内の波長域の光を照射することを特徴とする請求項乃至13のいずれかに記載の三次元計測装置。
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