JP2012032271A - 測定装置 - Google Patents

測定装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2012032271A
JP2012032271A JP2010171931A JP2010171931A JP2012032271A JP 2012032271 A JP2012032271 A JP 2012032271A JP 2010171931 A JP2010171931 A JP 2010171931A JP 2010171931 A JP2010171931 A JP 2010171931A JP 2012032271 A JP2012032271 A JP 2012032271A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sectional shape
data
wafer
shape data
cross
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010171931A
Other languages
English (en)
Inventor
Masakazu Kajita
昌和 梶田
Eiji Takahashi
英二 高橋
Masahito Amanaka
将人 甘中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP2010171931A priority Critical patent/JP2012032271A/ja
Publication of JP2012032271A publication Critical patent/JP2012032271A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Abstract

【課題】ウェハを搬送する際に生じる振動に起因して測定データに現れるオフセット成分のバラツキを除去する。
【解決手段】Y方向に光切断線を照射して平行断面形状データZf_X0を求める。X方向に光切断線を照射して直交断面形状データZg_Y0,Zg_Y1,・・・,Zg_Ynを求める。平行断面形状データZf_X0と直交断面形状データとの交差位置の高さデータが等しくなるようにオフセット値o(Y0),o(Y1),・・・,o(Yn)を求める。直交断面形状データZg_Y0,Zg_Y1,・・・,Zg_Ynにオフセット値o(Y0),o(Y1),・・・,o(Yn)を加算し、補正直交断面形状データZg_Y0´,Zg_Y1´,・・・,Zg_Yn´を求める。
【選択図】図7

Description

本発明は、太陽電池ウェハのようにソーマークを有するウェハの三次元形状を測定する測定装置に関するものである。
従来、太陽電池ウェハ(以下、「ウェハ」と略す。)の外観検査は人による目視検査が行われてきたが、近年の太陽電池市場の拡大やウェハの検査時の人によるウェハ破損の低減等の様々な理由から、ウェハの外観検査を高速に行う外観検査装置が検討されている。
従来の外観検査装置として、レーザ変位計を使い、ウェハ表面の1ラインの凹凸を測定するソーマーク検査装置が知られている。
しかしながら、この技術では、ウェハ上の1ラインの凹凸のみの形状データが計測されており、ウェハの全面の形状データを計測するには、レーザ変位計の数を増やす必要があり、ウェハの全面の形状データを高分解能で計測するには一定の限界がある。
特許文献1には、物体(S)に複数本の光切断線を照射してコンベア(C)で搬送させながら、CCD素子(1)で同時に複数本の光切断線を撮像することで、物体(S)の表面形状を高速に求める三次元形状計測方法が開示されている。
特開平10−68607号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、物体(S)がコンベア(C)により搬送されているため、コンベア(C)によって物体(S)が振動されてしまう。これにより、測定データのオフセット成分がばらついてしまい、物体(S)の表面の三次元形状を正確に算出することができないという問題がある。
本発明の目的は、ウェハを搬送する際に生じる振動に起因して測定データに現れるオフセット成分のバラツキを除去する測定装置を提供することである。
(1)本発明による測定装置は、ソーマークを有するウェハの三次元形状を測定する測定装置であって、前記ソーマークの長手方向に向けて前記ウェハを搬送する搬送部と、前記ウェハの搬送方向と直交する直交方向に光切断線を照射して前記ウェハを連続撮像し、複数の光切断線画像データを取得する第1画像取得部と、前記搬送方向と平行な平行方向に光切断線を照射して前記ウェハを撮像し、光切断線画像データを取得する第2画像取得部と、前記第1画像取得部により取得された各光切断線画像データに対して光切断法により前記ウェハの前記直交方向の断面形状データである直交断面形状データを複数算出する第1形状算出部と、前記第2画像取得部により取得された光切断線画像データから光切断法により前記ウェハの前記平行方向の断面形状データである平行断面形状データを算出する第2形状算出部と、前記搬送部の振動に起因して現れる、各直交断面形状データのオフセット成分のバラツキを、前記平行断面形状データを用いて除去して補正直交断面形状データを算出し、前記補正直交断面形状データを前記平行方向に配列して前記ウェハの全面の三次元形状データを算出する三次元形状算出部とを備える。
この構成によれば、ウェハの搬送方向と平行な平行方向に光切断線が照射されて平行断面形状データが算出されている。そして、この平行断面形状データを用いて、各直交断面形状データが補正されている。そのため、搬送部の振動により現れる各直交段面形状データのオフセット成分のバラツキが除去され、ウェハ全面の三次元形状を精度良く測定することができる。
(2)前記三次元形状算出部は、前記平行断面形状データから、各直交断面形状データと前記平行断面形状データとの交差位置の高さデータを第1高さデータとして算出し、前記直交断面形状データから前記交差位置の高さデータを第2高さデータとして算出し、各交差位置において前記第1及び第2高さデータを等しくするオフセット値を算出し、算出したオフセット値に基づいて各直交断面形状データに対応する補正値を算出し、各直交断面形状データに対応する補正値を加算して、各補正直交断面形状データを算出することが好ましい。
この構成によれば、平行断面形状データと各直交断面形状データとの各交差位置における高さデータである第1、第2高さデータが等しくなるようにオフセット値が算出され、このオフセット値を用いて各直交断面形状データに対応する補正値が算出されている。そして、対応する補正値を用いて各直交断面形状データが補正されている。そのため、各直交断面形状データに現れるオフセット成分のバラツキを正確に除去することができる。
(3)前記第2画像取得部は、前記ウェハに対して、前記平行方向に複数の光切断線を照射し、前記第2形状算出部は、複数の光切断線のそれぞれに対する前記平行断面形状データを算出し、前記三次元形状算出部は、前記平行方向の位置が同じである前記交差位置のオフセット値を線形補間することで、各直交断面形状データに対応する補正値を算出することが好ましい。
この構成によれば、複数の平行断面形状データを用いて補正値が算出されているため、ウェハの進行方向を中心軸とする振動に起因するオフセット成分のバラツキも除去することができる。
(4)前記第1、第2画像取得部は、前記ウェハに対して斜め上方から光切断線を照射する照射部と、前記照射部よりも前記ウェハとの仰角が大きくなるように配置され、前記ウェハを上側から撮像する撮像部とを備えることが好ましい。
この構成によれば、高分解能の高さデータを得ることができる。
(5)前記照射部の光軸及び前記撮像部の光軸のなす角度は、80度以上であることが好ましい。
この構成によれば、高分解能の高さデータを得ることができる。
(6)前記第1、第2画像取得部は、前記搬送部による前記ウェハの搬送経路に設けられた1つの測定領域にそれぞれ波長の異なる光を用いて光切断線を照射することが好ましい。
この構成によれば、測定領域を1つ設ければよくなり、搬送経路を短くすることができる。
(7)前記第1画像取得部は、前記搬送部による前記ウェハの搬送経路に設けられた第1測定領域を撮像して前記直交光切断線画像データを取得し、前記第2画像取得部は、前記第1測定領域とは別に前記搬送経路に設けられた第2測定を撮像して前記平行光切断線画像データを取得することが好ましい。
この構成によれば、測定領域が2つ設けられているため、第1、第2画像取得部は同一波長の光を照射することができ、構成の簡便化を図ることができる。
(8)前記第1形状算出部及び前記第2形状算出部は、それぞれ、前記光切断線画像データにおいて、前記光切断線の長手方向に直交する複数のラインを設定し、各ラインにおいて輝度値が最大となる最大輝度画素を探索し、探索した最大輝度画素の輝度値と、前記最大輝度画素と同一ラインの周辺画素の輝度値とを用いて、各ラインの輝度値の重心座標を小数点付きで算出し、算出した各ラインの重心座標を前記光切断線を示す座標として算出することが好ましい。
この構成によれば、サブピクセル単位で光切断線の座標が算出されているため、平行断面形状データ及び直交断面形状高さデータをより正確に算出することができる。
(9)前記第1形状算出部は、前記第1画像取得部による前記ウェハの連続撮像処理と並行して、前記直交断面形状データを算出する処理を実行することが好ましい。
この構成によれば、ウェハの撮像処理と並行して、直交断面形状データを算出する処理が行われているため、処理の効率化を図ることができる。
本発明によれば、ウェハを搬送する際に生じる振動に起因して測定データに現れるオフセット成分のバラツキを除去することができる。
本発明の実施の形態による測定装置の全体構成図を示している。 ウェハに照射される光切断線を示した図である。 本発明の実施の形態による測定装置のブロック図を示している。 (A)はY方向の各位置における直交断面形状データを示したグラフである。(B)はウェハの各位置の高さを濃淡表示した図である。 搬送部の搬送面上のある位置での振動の測定結果を示したグラフである。 平行断面形状データの測定結果の一例を示したグラフである。 1個の平行断面形状データを用いて各直交断面形状データを補正する場合の処理を説明するための図である。 2個の平行断面形状データを用いて各直交断面形状データを補正する場合の処理を説明するための図である。 2個の平行断面形状データを用いて補正直交断面形状データを算出した場合の補正後のウェハの各位置の高さを濃淡表示した図である。 1つの測定領域を設けた場合の測定装置の全体構成図を示している。 本発明の実施の形態による測定装置がウェハ70の三次元形状を測定する際のメインルーチンを示すフローチャートである。 光切断線画像の一例を示した図である。 探索処理の詳細を示すフローチャートである。 重心算出処理の詳細を示すフローチャートである。 iライン目における最大輝度画素を中心としたときの輝度値の分布を示したグラフである。 図11のフローチャートの処理を時系列で示したタイミングチャートである。 探索処理と重心算出処理との処理の流れを概念的に示した図である。 直交断面形状データを算出する処理の説明図である。 光源とカメラとの設置状態を模式的に示した図である。
以下、本発明の一実施の形態における測定装置について説明する。図1は、本発明の実施の形態による測定装置の全体構成図を示している。図1に示すように、測定装置は、第1照射部10、第2照射部20、第1撮像ユニット30、第2撮像ユニット40、搬送部50、及び制御部60を備えている。図1において、Y方向は搬送部50による太陽電池ウェハ70の搬送方向を示している。また、X方向はY方向と直交し、かつ水平面と平行な方向を示している。Z方向は、X方向とY方向とのそれぞれに直交する高さ方向を示している。以下、太陽電池ウェハ70をウェハ70と記述する。
第1照射部10は、光源11を備えている。光源11は、例えば搬送部50の搬送経路上の所定の位置に設けられた測定領域SD1に向けて、扇状に拡がるように光を照射する。そして、光源11が照射する光と、搬送部50により搬送されるウェハ70との交線が、光切断線CL1となる。本実施の形態では、光切断線CL1は、長手方向がX方向(直交方向)とほぼ平行になるように照射され、ウェハ70の幅方向(X方向)のほぼ全域に照射されるため、ウェハ70の全面の三次元形状データを得ることができる。このような光切断線CL1の設定は、光源11の設置位置や射出する光の方向を調節することで容易に実現することができる。
光源11は、円筒状の筐体を備え、筐体の内部には、例えば半導体レーザと、光学系とが設けられている。光学系は、半導体レーザの射出側に設けられ、半導体レーザから射出されるレーザ光を扇状に広げて射出させる。また、光源11は、搬送方向の上流側から斜め下方に向けて光を照射して、ウェハ70に光切断線CL1を照射している。
第2照射部20は、光源21を備えている。光源21は、光源11と同様、測定領域SD1に対して下流側に設けられた測定領域SD2に向けて、扇状に拡がるように光を照射する。ここで、光源11は、光切断線CL2の長手方向がY方向(平行方向)となるように光を照射する。つまり、光切断線CL1は、長手方向がX方向であり、光切断線CL2は長手方向がY方向であり、両者は長手方向がほぼ直交する関係を有している。以下、光切断線CL1,CL2を特に区別しない場合、光切断線CLと記述する。図1の例では、光源21は、搬送部50の搬送方向の横側、つまり、X方向側から斜め下方に光を照射することで、ウェハ70に光切断線CL2を照射している。
測定領域SD1、SD2は、それぞれ、重ならないように搬送部50の搬送経路の別の箇所に設けられている。具体的には、測定領域SD1,SD2は、カメラ31,41のそれぞれの視野範囲が重ならないように、カメラ31,41を設置することで規定されている。
第1撮像ユニット30は、カメラ31を備えている。カメラ31は、ウェハ70を上側から一定の視野範囲で撮像するように配置されている。ここで、カメラ31は、受光面及び搬送部50の搬送面間の距離が所定距離になるように図略の台に取り付けられている。カメラ31が、ウェハ70を撮像することで取得した画像データを光切断線画像データと記述する。カメラ31の受光面は矩形状であり、受光面の一方の辺はY方向と平行であり、他方の辺はX方向と平行である。
カメラ31は、所定のフレームレート(例えば250fps)で、画像を撮像することができるCMOSカメラにより構成され、撮像した画像のアナログの画像データをデジタルの画像データに変換する。
第2撮像ユニット40は、第1撮像ユニット30に対してY方向の下流側に設けられ、カメラ41を備えている。カメラ41は、カメラ31と同一性能のカメラである。また、カメラ41は、搬送部50の搬送面との距離がカメラ31と同じ距離になるように、図略の台に取り付けられている。なお、図1の例では、第2撮像ユニット40を第1撮像ユニット30のY方向の下流側に設けているが、これに限定されず、第1撮像ユニット30を第2撮像ユニット40のY方向の下流側に設けてもよい。
制御部60は、RAM、ROM、CPU等を備える通常のコンピュータにより構成され、光源11,21及びカメラ31,41とケーブルを介して接続され、測定装置の全体制御を司る。
搬送部50は、例えばウェハ70を搬送する搬送ベルトと、搬送ベルトをX方向に向けて駆動させるモータとを含む1又は複数の搬送ユニットにより構成されている。ここで、搬送ベルトとしては、例えば2個のローラによって張架された無端ベルトが採用されている。2個ローラのうち一方のローラは駆動ローラであり、他方のローラは従動ローラである。そして、モータは駆動ローラを回動させることで、搬送ベルトを図1に示す時計回りの方向に回転させ、ウェハ70をY方向に一定の搬送速度で搬送させる。
ここで、搬送速度としては、光切断線CL1のY方向の幅をαとすると、カメラ31の周期が1/250=0.004sであり、α/0.004に設定すると、ウェハ70を隙間無く走査することができるため、例えばα/0.004に設定すればよい。なお、ウェハ70は、ソーマークの方向が搬送方向となるように搬送部50に載置されるものとする。したがって、ウェハ70は、ソーマークの方向に沿って搬送され、ソーマークの方向とほぼ直交する方向に光切断線CL1が照射されることになる。
ソーマークは、太陽電池ウェハの原材料となるシリコンインゴットをワイヤーソーでスライスする際に形成される筋状の溝である。そして、ソーマークは、ウェハ70の表面において、長手方向がおおよそ一定の方向を向くように多数形成される。
図2は、ウェハ70に照射される光切断線CLを示した図である。図2の例では、ウェハ70のX方向の両端側に2本の光切断線CL2が照射されている。図2に示すように、搬送部50によりウェハ70が搬送されるため、第1照射部10は、光切断線CL1がウェハ70のY方向の先端側から後端側に向けて移動するように、光切断線CL1をウェハ70に照射していることが分かる。
そして、カメラ31は、光切断線CL1が移動する都度、光切断線CL1が照射されたウェハ70を撮像し、複数の光切断線画像データを取得する。これにより、カメラ31は、ウェハ70の全面の光切断線CL1についての情報を得ることができる。そして、本測定装置は、各光切断線CL1に対する断面形状データである直交断面形状データを算出し、この直交断面形状データをY方向に配列することでウェハ70の全面の三次元形状データを算出している。
ここで、ウェハ70は搬送部50により搬送されている。そのため、ウェハ70はZ方向に振動する虞がある。特に、搬送部50を複数の搬送ユニットにより構成すると、ウェハ70は、隣接する搬送ユニットを跨ぐ際にZ方向に大きく振動する虞がある。また、搬送ユニットを構成する無端ベルトのZ方向への撓みによる振動、並びに駆動ローラ及び従動ローラのぐらつき及び表面の撓み等によって、ウェハ70がZ方向に振動することも考えられる。
そして、このようなウェハ70の振動は、直交断面形状データ毎に異なるオフセット成分となって現れる。そのため、各直交断面形状データは、共通の基準平面からのウェハ70の高さを表すことができなくなってしまう。
図4(A)は、Y方向の各位置における直交断面形状データを示したグラフであり、縦軸は高さ(μm)を示し、横軸はX方向の各位置を示している。なお、図4(A)の横軸の各位置は、図1に示すように、測定領域SD1をY方向を上側に向けて見たときの、下流側の一辺の右端の頂点を原点Oとしたときの原点Oからの距離をmm単位で示している。
図4(A)において、グラフYa〜Yeはそれぞれ、原点OからのY方向の位置が83.2mm、84mm、84.8mm、85.6mm、86.4mmの位置における直交断面形状データを示している。
図4(A)のグラフYa〜Yeが示すように、各直交断面形状データは、それぞれ、ウェハ70の断面形状を正しく捉えているが、搬送部50の振動により、Y方向の位置に応じてオフセット成分が異なっていることが分かる。
図4(B)は、直交断面形状データをY方向に並べて、ウェハ70の各位置の高さを濃淡表示した図である。図4(B)では薄くなるにつれて高いことを示している。
直交断面形状データに含まれるオフセット成分がY方向の位置に応じて異なっているため、図4(B)に示すように、ウェハ70の各位置の高さを濃淡表示すると、Y方向に向けて縞模様が現れていることが分かる。また、図4(B)に示す縞模様は、ほぼ周期的に現れているため、搬送部50がほぼ一定の周期で振動していることが分かる。
図5は、搬送部50の搬送面上のある位置PT(X=30mm)での振動の測定結果を示したグラフであり、縦軸は振動の高さを示し、横軸は搬送方向を示している。なお、図5の横軸に示す搬送方向は、ウェハ70の搬送速度Vに測定を開始してからの時間Tを乗じた値を示している。つまり、図5に示すグラフは、測定開始時の高さを0としたときの、位置PTのZ方向の位置の経時的変化を示している。図5に示すように、位置PTの高さは、時間の経過に伴って、ほぼ一定の周期で高低を繰り返しており、振動していることが分かる。この振動により、各直交断面形状データのオフセット成分がばらつくのである。
そこで、本実施の形態では、図2に示すようにY方向と平行に光切断線CL2を照射し、この光切断線CL2から得られる断面形状データである水平断面形状データを用いて、各直交断面形状データを補正し、各直交断面形状データのオフセット成分のバラツキを除去している。
図3は、本発明の実施の形態による測定装置のブロック図を示している。第1撮像ユニット30は、カメラ31及び第1座標算出部32を備えている。第2撮像ユニット40は、カメラ41及び第2座標算出部42を備えている。制御部60は、搬送制御部61、
照射制御部62、撮像制御部63、第1断面形状算出部64、第2断面形状算出部65、三次元形状算出部66を備えている。
第1座標算出部32及び第1断面形状算出部64は、第1形状算出部を構成し、カメラ31により取得された光切断線画像データから光切断法により直交断面形状データを算出する。
第1座標算出部32は、カメラ31により取得された光切断線画像データに現れる光切断線CL1の位置を示す座標を算出する。ここで、第1座標算出部32は、探索処理及び重心算出処理を実行し、光切断線画像データに現れる光切断線CL1の座標を算出する。
探索処理は、カメラ31により取得された光切断線画像データにおいて、Y方向に複数のラインを設定し、各ラインにおいて輝度値が最大となる最大輝度画素を探索する処理である。重心算出処理は、各ラインにおいて探索した最大輝度画素の輝度値と、最大輝度画素と同一ラインの周辺画素の輝度値とを用いて、各ラインの輝度値の重心座標を小数点付きで算出する処理である。
これにより、光切断線を示す座標がサブピクセル単位で求められ、画素分解能の低いカメラ31を採用したとしても、高精度に光切断線の座標を算出することができる。
ここで、第1座標算出部32は、カメラ31による光切断線画像データの撮像と並行して、直交断面形状データを算出する処理を実行する。詳細には、第1座標算出部32は、カメラ31による現フレームの光切断線画像データの撮像期間において、現フレームより1つ前のフレームの光切断線画像データに対する探索処理を実行すると同時に、現フレームより2つ前のフレームの光切断線画像データに対する重心算出処理を実行する。
つまり、第1座標算出部32は、パイプライン処理を実行し、1フレーム周期が経過する毎に、1本の光切断線CL1の座標を算出する。
第2座標算出部42及び第2断面形状算出部65は、第2形状算出部を構成し、カメラ41により取得された光切断線画像データから光切断法により平行断面形状データを算出する。
第2座標算出部42は、カメラ41により取得された光切断線画像データに対して、第1座標算出部32と同様にして、探索処理及び重心算出処理を実行し、光切断線画像データに現れる光切断線CL2の座標を算出する。ここで、カメラ41は、ウェハ70を1回だけ撮像して1枚の光切断線画像データを取得している。以下の説明では、カメラ41により撮像された光切断線画像データには、1本の光切断線CL2が含まれているものとする。
また、光源21はウェハ70のY方向の全域に光切断線CL2を照射している。そのため、カメラ41は、1回の撮像により、光切断線CL2がウェハ70のY方向全域に照射された光切断線画像データを取得することができる。
よって、カメラ41が取得する光切断線画像データは、ウェハ70の搬送による振動の影響を受けなくなる。また、光切断線CL2はソーマークとほぼ平行である。したがって、光切断線CL2から得られる平行断面形状データは、ウェハ70の反り等のウェハ70の大局的な面の形状を表すことになる。
図6は、平行断面形状データの測定結果の一例を示したグラフである。グラフXa,Xbは、それぞれ、X=12.5mm、58.75mmにおける平行断面形状データを示している。
グラフXaは、搬送方向(Y方向)に向けて下に凸の緩やかなカーブを描いて高さが減少しており、X=12.5mmの位置ではウェハ70はY方向に向けて多少反りを有していることが分かる。グラフXbは、搬送方向の中央部を底として両端に向かうにつれて高さが若干増えており、X=58.75mmの位置ではウェハ70はY方向に向けて若干の反りを有していることが分かる。
いずれにせよ、グラフXa、Xbが示す平行断面形状データは、図4(A)のグラフYa〜Yeに示す直交断面形状データのように高さが激しく変化しておらず、ウェハ70の大局的な形状を表していることが分かる。そして、この平行断面形状データを用いて各直交断面形状データを補正することで、各直交断面データは平行断面形状データが示す高さを基準として各位置のウェハ70の三次元形状を示すようになる。その結果、直交断面形状データに現れるオフセット成分のバラツキが除去される。
なお、以下の説明では、1つの平行断面形状データを用いて各直交断面形状データを補正する場合を例に挙げて説明するが、後述する変形例では、図6のように2つの平行断面形状データを用いて各直交断面形状データを補正する。
第1断面形状算出部64は、第1座標算出部32により算出された1本の光切断線CL1を構成する各座標のそれぞれについて、カメラ31の仰角及び光源11の仰角を用いて、各座標の高さデータを算出し、1本の光切断線CL1に対応する直交断面形状データを算出する。そして、第1断面形状算出部64は、このような処理を全ての光切断線CL1に対して実行し、全ての光切断線CL1に対応する直交断面形状データを算出する。
第2断面形状算出部65は、第1断面形状算出部64と同様、光切断線CL2に対応する平行断面形状データを算出する。ここで、第2座標算出部42は、1本の光切断線CL2の座標を算出しているため、第2断面形状算出部65は、1個の平行断面形状データを算出する。
三次元形状算出部66は、搬送部50の振動に起因して、各直交断面形状データに現れるオフセット成分のバラツキを、平行断面形状データを用いて除去し、補正直交断面形状データを算出し、補正直交断面形状データをY方向に並べ、ウェハ70の全面の三次元形状データを算出する。
ここで、三次元形状算出部66は、平行断面形状データから、各直交断面形状データと平行断面形状データとの交差位置の高さデータを第1高さデータとして算出する。また、三次元形状算出部66は、直交断面形状データから交差位置の高さデータを第2高さデータとして算出する。そして、三次元形状算出部66は、各交差位置において前記第1及び第2高さデータを等しくするオフセット値を算出する。そして、三次元形状算出部66は、算出したオフセット値に基づいて各直交断面形状データに対応する補正値を算出し、各直交断面形状データに対応する補正値を加算して、補正直交断面形状データを算出する。
図7は、1個の平行断面形状データを用いて各直交断面形状データを補正する場合の処理を説明するための図である。X方向の位置をX、Y方向の位置をYとおき、平行断面形状データZfを式(1)とおく。
Zf=f(X,Y) (1)
同様にして、直交断面形状データZgを式(2)とおく。
Zg=g(X,Y) (2)
以下の例では、第2断面形状算出部65は、X=X0における平行断面形状データZf_X0を求めているものとする。
式(1)において、X=X0の平行断面形状データZf_X0は、Zf_X0=f(X0,Y)と表される。
また、式(2)において、Y=Y0の直交断面形状データZg_Y0は、Zg_Y0=g(X,Y0)と表される。
三次元形状算出部66は、まず、平行断面形状データf(X0,Y)に、Y=Y0を代入し、位置(X0,Y0)における高さデータf(X0,Y0)を求める。つまり、位置(X0,Y0)が平行断面形状データZf_X0と直交断面形状データZg_Y0との交差位置であり、高さデータf(X0,Y0)が第1高さデータとなる。
また、三次元形状算出部66は、直交断面形状データg(X,Y0)に、X=X0を代入し、位置(X0,Y0)における高さデータg(X0,Y0)を求める。この高さデータg(X0,Y0)が交差位置である位置(X0,Y0)の第2高さデータとなる。
そして、三次元形状算出部66は、式(3)を解くことで、高さデータf(X0,Y0)を高さデータg(X0,Y0)に等しくするためのオフセット値o(Y0)を求める。このオフセット値o(Y0)が直交断面形状データZg_Y0に対応する補正値となる。
f(X0,Y0)=g(X0,Y0)+o(Y0) (3)
オフセット値o(Y0)が加えられた直交断面形状データZg_Y0をZg_Y0´とすると、Zg_Y0´は式(4)で表される。
Zg_Y0´=g(X,Y0)+o(Y0) (4)
これにより、直交断面形状データZg_Y0からオフセット成分のバラツキが除去され、補正直交断面形状データZg_Y0´が得られる。
以後、三次元形状算出部66は、Y=Y1,Y2,・・・,Ynについて、Y=Y0の場合と同様にして、交差位置である位置(X0,Y1),(X0,Y2),・・・,(X0,Y1)の対応するオフセット値o(Y1),o(Y2),・・・o(Yn)を求める。そして、三次元形状算出部66は、以下の式に示すように、直交断面形状データZg_Y1,Zg_Y2,・・・,Zg_Ynにオフセット値o(Y1),o(Y2),・・・,o(Yn)を加え、補正直交断面形状データZg_Y1´,Zg_Y2´,・・・,Zg_Yn´を求める。
Zg_Y1´=g(X,Y1)+o(Y1)
Zg_Y2´=g(X,Y2)+o(Y2)


Zg_Yn´=g(X,Yn)+o(Yn)
これにより、直交断面形状データZg_Y1,Zg_Y2,・・・Zg_Ynに含まれるオフセット成分のバラツキが除去される。
例えば、Y=Y1について、三次元形状算出部66は、以下のようにして、直交断面形状データZg_Y1を補正する。
まず、平行断面形状データZf_X0(=f(X0,Y))にY=Y1を代入し、高さデータf(X0,Y1)を求める。次に、Y=Y1の直交断面形状データZg_Y1(=g(X,Y1))にX=X0を代入し、高さデータg(X0,Y1)を求める。
次に、f(X0,Y1)=g(X0,Y1)+o(Y1)から、オフセット値o(Y1)を求める。このオフセット値o(Y1)が直交断面形状データZg_Y1に対応する補正値となる。
次に、Zg_Y1´=g(X0,Y1))+o(Y1)から、補正直交断面形状データZg_Y1´を算出する。Y=Y2,・・・Ynの場合もこのようにして補正直交断面形状データZg_Y2´,・・・,Zg_Yn´が求められる。
なお、1個の平行断面形状データを用いる場合、図7に示すようにX方向の中央の位置(X=X0)の平行断面形状データを採用することが好ましい。これは、中央の位置がほぼ平均となると考えられるからである。
続いて、補正処理の変形例について説明する。この変形例は、2つの平行断面形状データを用いて、直交断面形状データを補正する。図8は、2個の平行断面形状データを用いて各直交断面形状データを補正する場合の処理を説明するための図である。
式(1)より、X=X0の平行断面形状データZf_X0は、Zf_X0=f(X0,Y)と表され、X=X1の平行断面形状データZf_X1は、Zf_X1=f(X1,Y)と表される。
また、式(2)より、Y=Y0の直交断面形状データZg_Y0は、Zg_Y0=g(X,Y0)と表される。
そして、平行断面形状データf(X0,Y)にY=Y0を代入し、高さデータf(X0,Y0)を求める。また、三次元形状算出部66は、直交断面形状データg(X,Y0)にX=X0を代入し、高さデータg(X0,Y0)を求める。そして、f(X0,Y0)=g(X0,Y0)+o(X0,Y0)を解き、オフセット値o(X0,Y0)を求める。
つまり、平行断面形状データZf_X0と直交断面形状データZg_Y0との交差位置である位置(X0,Y0)のオフセット値o(X0,Y0)を求める。
同様に、三次元形状算出部66は、平行断面形状データZf_X1=f(X1,Y)にY=Y0を代入し、高さデータf(X1,Y0)を求め、直交断面形状データZg_Y0=g(X,Y0)にX=X1を代入し、高さデータg(X1,Y0)を求める。そして、f(X1,Y0)=g(X1,Y0)+o(X1,Y0)を解き、オフセット値o(X1,Y0)を求める。つまり、平行断面形状データZf_X1と直交断面形状データZg_Y0との交差位置である位置(X1,Y0)のオフセット値o(X1,Y0)を求める。
次に、三次元形状算出部66は、オフセット値o(X0,Y0),o(X1,Y0)を式(5)を用いて線形補間し、オフセット値o(X,Y0)を求める。このオフセット値o(X,Y0)が直交断面形状データZg_Y0に対応する補正値となる。
o(X,Y0)=(o(X1,Y0)−o(X0,Y0))/(X1−X0)・(X−X0)+o(X0,Y0) (5)
式(5)はXの関数であるため、式(5)を用いれば、X方向の各位置における補正値が得られることが分かる。
次に、三次元形状算出部66は、式(6)に示すように、Y=Y0における直交断面形状データZg_Y0(=g(X,Y0))に、オフセット値o(X,Y0)を加え、補正直交断面形状データZg_Y0´を求める。
Zg_Y0´=Zg_Y0+o(X,Y0) (6)
同様にして、三次元形状算出部66は、Y=Y1,Y2,・・・,Ynとしたときのオフセット値o(X,Y1),o(X,Y2),・・・,o(X,Yn)を、式(5)を用いて算出する。このオフセット値o(X,Y1),o(X,Y2),・・・,o(X,Yn)が、直交断面形状データZg_Y1,Zg_Y2,・・・,Zg_Ynに対応する補正値となる。
そして、三次元形状算出部66は、下の式に示すように、補正直交断面形状データZg_Y1´,Zg_Y2´,・・・,Zg_Yn´を求める。
Zg_Y1´=g(X,Y1)+o(X,Y1)
Zg_Y2´=g(X,Y2)+o(X,Y2)


Zg_Yn´=g(X,Yn)+o(X,Yn)
これにより、直交断面形状データZg_Y1〜Zg_Ynに含まれるオフセット成分のバラツキが除去される。この変形例では、2つの平行断面形状データZf_X0,Zf_X1を用いているため、測定中における搬送部50の上下振動による振動のみならず、Y方向を中心軸とする搬送部50の回転(捩れ)振動に起因して現れるオフセット成分のバラツキも除去することができる。
図9は、2個の平行断面形状データを用いて補正直交断面形状データを算出した場合の補正後のウェハ70の各位置の高さを濃淡表示した図である。なお、図9においては、濃度が薄くなるにつれて高いことを示している。図9の場合、図4(B)に現れていたY方向の縞模様が現れておらず、オフセット成分のバラツキが除去されていることが分かる。それに伴って、X方向に縞模様が現れ、ウェハ70が有するソーマークが現れていることが分かる。
なお、変形例に示すように2本の平行断面形状データを使用する場合、図1において、光源21を2個設け、一方の光源21にウェハ70のX方向の一方の端部の側に光切断線CL2を照射させ、他方の光源21にウェハ70のX方向の他方の端部側に光切断線CL2を照射させればよい。
そして、カメラ41に2本の光切断線CL2が照射された1枚の光切断線画像データを取得させる。そして、第2座標算出部42に、1枚の光切断線画像データに現れた2つの光切断線を示す座標を算出させる。そして、第2断面形状算出部65に2本の光切断線のそれぞれに対する平行断面形状データを算出させればよい。
なお、2本の平行断面形状データを用いる場合、図8に示すX0,X1を、ウェハ70の両端側に設定することが好ましい。これにより、振動の全体的な傾向を考慮した補正値を求めることができ、オフセット成分のバラツキをより正確に除去することができる。
図3に戻り、三次元形状算出部66は、上記の補正により得られた補正直交断面形状データZg_Y0´〜Zg_Yn´をY方向に向けて並べることで、ウェハ70の全面の三次元形状データを算出する。
搬送制御部61は、例えば、操作表示部80によりオペレータから検査開始の指示が受け付けられると、搬送部50を構成するモータに駆動信号を出力し、搬送部50にウェハ70を一定の搬送速度で搬送させる。
照射制御部62は、例えば、操作表示部80によりオペレータから検査開始の指示が受け付けられると、光源11,21を点灯させる。
撮像制御部63は、操作表示部80によりオペレータからの検査開始の指示が受け付けられると、カメラ31に撮像開始のコマンドを出力し、カメラ31に直交断面形状データの撮像処理を開始させる。また、撮像制御部63は、ウェハ70の全域が図1に示す測定領域SD2内に侵入したときカメラ41に平行断面形状データを撮像させる。
なお、図1では、光切断線CL1,CL2をそれぞれ測定領域SD1,SD2に照射する例を示したが、本発明はこれに限定されない。すなわち、光切断線CL1,CL2を同じ測定領域SDに照射してもよい。
図10は、1つの測定領域SDを設けた場合の測定装置の全体構成図を示している。図1では、搬送部50の搬送経路上に2つの測定領域SD1,SD2が設けられていた。図10では、この2つの測定領域SD1,SD2が1つの測定領域SDに集約されている。
光源11,21はそれぞれ波長の異なる光を用いて光切断線CL1,CL2を測定領域SDに照射する。光源11は波長λ1の光を照射し、光源21は波長λ2の光を照射する。
カメラ31,41は、測定領域SDを撮像するようにY方向に隣接して配置され、光切断線画像データを取得する。カメラ31は、波長λ1を透過するフィルタを備え、このフィルタを介してウェハ70からの反射光を受光して光切断線画像データを取得する。カメラ41は、波長λ2を透過するフィルタを備え、このフィルタを介してウェハ70からの反射光を受光して光切断線画像データを取得する。
よって、カメラ31が取得した光切断線画像データには、光切断線CL1のみが現れ、光切断線CL2が現れていない。一方、カメラ41が取得した光切断線画像データには、光切断線CL2のみ現れ、光切断線CL1が現れていない。
これにより、第1座標算出部32は光切断線CL1の座標を算出することができ、第1断面形状算出部64は光切断線CL1の直交断面形状データを算出することができる。また、第2座標算出部42は光切断線CL2の座標を算出することができ、第2断面形状算出部65は光切断線CL2の平行断面形状データを算出することができる。
次に、本測定装置がウェハ70の三次元形状を測定する際の処理について、フローチャートを用いて説明する。図11は、本発明の実施の形態による測定装置がウェハ70の三次元形状を測定する際のメインルーチンを示すフローチャートである。なお、図11において、カメラ31は、n枚の光切断線画像データを取得するものとする。まず、搬送制御部61により搬送部50が駆動され、ウェハ70の搬送が開始される(ステップS1)。
次に、カメラ31は、ウェハ70を撮像し、1フレーム目の光切断線画像データを取得する(ステップS2(1))。
図12は、光切断線画像の一例を示した図である。なお、図12に示す光切断線画像は、x座標(直交方向)の画素数がM個、y座標(平行方向)の画素数がN個、つまり、M行×N列の画像データであるものとする。また、各画素の画素値は、例えば0〜255の256階調で表される。以下、画素値のことを輝度値と記述する。
図12に示すようにx座標に沿って線状の光切断線CLが現れていることが分かる。図11に戻り、ステップS2(2)において、カメラ31は、ウェハ70を撮像し、2フレーム目の光切断線画像データを取得する。これと同時に、第1座標算出部32は、1フレーム目の光切断線画像データに対して探索処理を実行する。
ステップS2(3)において、カメラ31は、ウェハ70を撮像し、3フレーム目の光切断線画像データを取得する。これと同時に、第1座標算出部32は、2フレーム目の光切断線画像データに対して、探索処理を実行する。これと同時に、第1座標算出部32は、1フレーム目の光切断線画像データに対して、重心算出処理を実行する。
ステップS2(3)が終了した時点で、1フレーム目の光切断線画像データに現れた光切断線CL1の座標が得られる。
以後、ステップS2(4)〜S2(n)まで、ステップS2(3)と同様の処理が繰り返し実行される。ステップS2(n)が終了した時点で、1フレーム目〜n−2フレーム目の各光切断線画像データのそれぞれに現れた光切断線CL1の座標が得られる。
ステップS2(n+1)においては、カメラ31による撮像が終了されているため、探索処理及び重心処理のみが実行され、n−1フレーム目の光切断線画像データに現れた光切断線CL1の座標が得られる。
ステップS2(n+2)においては、探索処理も終了されているため、重心算出処理のみが実行され、nフレーム目の光切断線画像データに現れた光切断線CL1の座標が得られる。
以上のパイプライン処理より、カメラ31が1フレームの光切断線画像データを取得する度に、1本の光切断線CL1の座標が得られる。
図13は、探索処理の詳細を示すフローチャートである。まず、第1座標算出部32は、カメラ31が現在撮像している現フレームの1つ前のフレームの光切断線画像データを処理対象の画像データとして設定する(ステップS211)。
次に、第1座標算出部32は、光切断線画像データに設定する各ラインのライン番号を示すための変数iに0を代入し、iを初期化する(ステップS212)。この場合、図12に示すように、光切断線画像データに、y方向に沿って1本のラインが設定されていることが分かる。なお、i=0が図12に示す光切断線画像データの第1行目を表し、i=1が図12に示す光切断線画像データの第2行目を表すというように、1本のラインは光切断線画像データの1行に対応し、変数iは、光切断線画像データの各行と対応付けられている。
次に、第1座標算出部32は、iライン目において、輝度が最大となる最大輝度画素を探索する(ステップS213)。この場合、第1座標算出部32は、図12に示すiライン目において、例えば左端の画素から右端の画素を順次に注目画素として設定していくことで輝度最大画素を探索していく。具体的には、まず、左端の画素を注目画素として設定し、その輝度値及び座標を図略のバッファに格納する。ここで、座標としては、左端の画素から何番目の画素であるかを示す整数値を採用することができる。
次に、右隣の画素を注目画素として設定し、注目画素の輝度値がバッファに格納した輝度値以上の場合は、バッファを注目画素の輝度値及び座標で更新する。一方、注目画素の輝度値がバッファに格納した輝度値未満の場合は、バッファに格納した輝度値及び座標を更新しない。このような処理を繰り返し行い、最終的にバッファに格納されている座標を最大輝度画素の座標y_maxとして決定し、iライン目の最大輝度画素が探索される。
なお、求められたiライン目の最大輝度画素の座標y_maxは変数iと対応付けられて図略のバッファに格納される。
次に、第1座標算出部32は、全ラインについて、最大輝度画素の座標y_maxを求める処理が終了した場合(ステップS214でYES)、処理をリターンさせ、全ラインについて、最大輝度画素の座標y_maxを求める処理が終了していない場合(ステップS214でNO)、iを1インクリメントさせ(ステップS215)、処理をステップS213に戻す。
つまり、第1座標算出部32は、ステップS213〜S215の処理を繰り返すことで、図12に示す光切断線画像データの全ラインの最大輝度画素の座標y_maxを求めるのである。
図14は、重心算出処理の詳細を示すフローチャートである。まず、第1座標算出部32は、カメラ31が現在撮像している現フレームの2つ前のフレームの光切断線画像データを処理対象の画像データとして設定する(ステップS221)。
次に、第1座標算出部32は、探索処理と同様にして変数iに0を代入し、iを初期化する(ステップS222)。次に、第1座標算出部32は、iライン目において探索した最大輝度画素を中心として、y座標上にl個の周辺画素を抽出し、最大輝度画素と2・l個の周辺画素とを用いて、iライン目の最大輝度画素の重心座標y_subを求める(ステップS223)。
図15は、iライン目における最大輝度画素を中心としたときの輝度値の分布を示したグラフである。図15では、座標pが最大輝度画素の座標y_maxであり、右に8個、左に8個の合計17個の画素の輝度値の分布が示されている。
そして、第1座標算出部32は、例えば下記の式(7)を用いて、最大輝度の重心座標を求める。
但し、y_subは最大輝度の重心座標を示し、yjはiライン目における第j番目の画素の座標を示し、kjはyjの輝度値を示し、pは最大輝度画素の座標を示し、lは周辺画素を特定するためのインデックスである。
これにより、iライン目において、最大輝度の重心座標y_subが1画素以下の小数点つき値、つまりサブピクセル単位で求まることになる。なお、第1座標算出部32は、最大輝度の重心座標y_subを小数点の何桁目までを求めるかを予め定めておき、最大輝度の重心座標y_subがその桁数を超えると、四捨五入、切り捨て、又は切り上げる等の処理を行えばよい。
図15の例では、実線で示すグラフのピークのyの値が最大位輝度の重心座標y_subとなる。なお、図15の例では、周辺画素の個数をl=8としたが、これは一例であり、1以上であれば計算量が膨大とならない範囲で適宜、別の値を採用してもよい。
図14に戻り、第1座標算出部32は、全ラインについて、最大輝度の重心座標y_subを求める処理が終了した場合(ステップS224でYES)、処理をリターンさせ、全ラインについて、重心座標y_subを求める処理が終了していない場合(ステップS224でNO)、iを1インクリメントさせ(ステップS225)、処理をステップS223に戻す。
つまり、第1座標算出部32は、ステップS223〜S225の処理を繰り返すことで、図12に示す光切断線画像データの全ラインの最大輝度の重心座標y_subを求めるのである。ここで、第1座標算出部32が1枚の光切断線画像データにおいて求めた最大輝度の重心座標y_subの集合が光切断線CL1の座標として、第1断面形状算出部64に出力される。
なお、全ラインの最大輝度の重心座標y_subは、光切断線画像データのフレーム番号と、変数iと対応付けられて図略のバッファに格納される。
図16は、図11のフローチャートの処理を時系列で示したタイミングチャートである。図16に示す期間T1〜T(n+1)は、それぞれ、カメラ31が1フレームの光切断線画像データを取得するために要する時間、すなわち、フレーム周期を表している。
期間T1においては、図11に示すステップS2(1)が実行され、1フレーム目の光切断線画像データが撮像されている。期間T2においては、図11に示すステップS2(2)が実行され、2枚目のフレームの光切断線画像データの撮像と、1フレーム目の光切断線画像データの探索処理とが同時に行われている。
期間T3においては、図11に示すステップS2(3)が実行され、3フレーム目の光切断線画像データの撮像と、2フレーム目の光切断線画像データの探索処理と、1フレーム目の光切断線画像データの重心算出処理とが同時に行われている。
以後、期間T(n)まで、現フレームの光切断線画像データの撮像と、1つ前のフレームの光切断線画像データの探索処理と、2つ前のフレームの光切断線画像データの重心算出処理とが同時に行われ、1期間が経過する毎に、1列分の最大輝度の重心座標y_subが算出される。
図17は、探索処理と重心算出処理との処理の流れを概念的に示した図である。図17に示す縦軸は時間軸を示し、カメラ31のフレーム周期毎に目盛りが刻まれている。なお、上述したように、カメラ31のフレームレートは250fpsであるため、フレーム周期は4msecとなる。また、図17では、1フレームの光切断線画像データに設定されるライン数はi=0〜479の480本とされている。
期間T(q)において、ウェハ70が撮像され、qフレーム目の光切断線画像データが取得されている。次に、期間T(q+1)において、左側に向けて停止することなく一定速度で搬送されているウェハ70が撮像され、q+1フレーム目の光切断線画像データが取得されている。次に、期間T(q+2)において、左側に向けて停止することなく一定速度で搬送されているウェハ70が撮像され、q+2フレーム目の光切断線画像データが取得されている。
そして、期間T(q)において、q−1フレーム目の光切断線画像データに対し、i=0〜479本のラインが設定され、各ラインの最大輝度画素が探索されると同時に、q−2フレーム目の光切断線画像データに対し、i=0〜479本のラインが設定され、各ラインの最大輝度の重心座標y_subが算出されている。
また、期間T(q+1)、T(q+2)においても、期間T(q)と同様の処理が実行される。よって、期間T(q)が経過する毎に、i=0〜479の最大輝度の重心座標y_subが得られる。
図11に戻り、ステップS3において、第1断面形状算出部64は、第1座標算出部32により算出された光切断線CL1の座標から直交断面形状データを算出する。
第1断面形状算出部64は、具体的には下記の処理により直交断面形状データを算出する。まず、1フレームの光切断線画像データから算出されたi個の最大輝度の重心座標y_subを取得する。つまり、1本の光切断線CL1の座標を取得する。
次に、重心座標y_subと、画素分解能βとを下記の式(8)に代入し、高さデータZhを算出し、算出した高さデータを変数iの順番で配列することで、直交断面形状データを算出する。
Zh(μm)=β×y_sub×cosθ/sin(θ+φ) (8)
但し、θは光源11の仰角を示し、φはカメラ31の仰角を示す。また、カメラ31の画素分解能βは既知である。
図18は、直交断面形状データを算出する処理の説明図である。図19は、光源11とカメラ31との設置状態を模式的に示した図である。図18に示す四角形は光切断線画像データを示し、四角形内に示す太線は光切断線CL1を示している。
図19に示すように、光源11の光軸の仰角はZ方向を基準としてθに設定され、カメラ31の光軸の仰角はZ方向を基準としてφに設定されている。そして、光源11から照射された光がカメラ31に入射する位置は、ウェハ70の凹凸に応じて図18に示すy座標上で前後することになる。よって、最大輝度の重心座標y_subを式(8)に代入することで、ウェハ70の各位置における高さデータを求めることができる。つまり、1本の光切断線CL1に対応する直交断面形状データを求めることができる。
なお、画素分解能βは、図18に示すように、光切断線画像データのx座標の長さをML(μm)、y座標の長さをNL(μm)とし、縦方向のピクセル数をM、横方向のピクセル数をNとすると、β=NL/Nで表される。
第1断面形状算出部64は、このような処理を全てのフレームの光切断線画像データに現れる光切断線CL1に対して実行する。本実施の形態ではn枚の光切断線画像データが取得されているため、n個の直交断面形状データが得られる。
なお、図19において、θ+φは80度以上が好ましく、より好ましくは80度以上90度以下であり、更に好ましくは90度である。つまり、θ+φは90度に近づくほど好ましい。また、カメラ31は、光源11よりもウェハ70に対する仰角が大きくなるように配置することが好ましい。これにより、光源11〜13はウェハ70を斜め上方から照射し、カメラ31はウェハ70を真上付近から撮像することが可能となり、高分解能の高さデータを得ることが可能となる。また、光源21とカメラ41との関係も図19に示す関係と同一である。
図11に戻り、ステップS4において、カメラ41は、ウェハ70を撮像し、1枚の光切断面画像データを取得する。次に、第2座標算出部42は、第1座標算出部32と同様に探索処理を実行し、ステップS4で取得された光切断線画像データに現れた光切断線CL2の最大輝度画素を探索する(ステップS5)。ここで、光切断線CL2はY方向を向いているため、第2座標算出部42はX方向と平行に複数のラインを設定し、各ラインにおいて輝度値が最大となる最大輝度画素を探索すればよい。
次に、第2座標算出部42は、第1断面形状算出部64と同様に重心算出処理を実行し、光切断線CL2の座標をサブピクセル単位で算出する(ステップS6)。ここで、光切断線CL2はY方向と平行であるため、光切断線CL2の座標はX方向に前後して現れる。
次に、第2断面形状算出部65は、ステップS6で得られた光切断線CL2の座標(x_sub)を用いて、第1断面形状算出部64と同様に、光切断線CL2の平行断面形状データを算出する(ステップS7)。
次に、三次元形状算出部66は、平行断面形状データを用いてn個の直交断面形状データのそれぞれを補正し、n個の補正直交断面形状データを求める(ステップS8)。なお、この処理の詳細については上述した。
次に、三次元形状算出部66は、補正直交断面形状データをY方向に並べて配列し、ウェハ70の全面の三次元形状を算出する。
このように、本測定装置によれば、平行断面形状データを用いて直交断面形状データを補正しているため、直交断面形状データに現れるオフセット成分のバラツキを除去することができる。
なお、上記説明では、平行断面形状データを1個又は2個用いて直交断面形状データを補正したが、これに限定されず、3個以上の平行断面形状データを用いても良い。この場合、光切断線CL2を3本以上照射すればよい。
但し、3個以上の平行断面形状データを用いた場合、式(5)に示す補間処理が煩雑となるため、2個の平行断面形状データを用いることが好ましい。
10 第1照射部
20 第2照射部
11,21 光源
30 第1撮像ユニット
40 第2撮像ユニット
31,41 カメラ
32 第1座標算出部
42 第2座標算出部
50 搬送部
60 制御部
61 搬送制御部
62 照射制御部
63 撮像制御部
64 第1断面形状算出部
65 第2断面形状算出部
66 三次元形状算出部
70 ウェハ

Claims (9)

  1. ソーマークを有するウェハの三次元形状を測定する測定装置であって、
    前記ソーマークの長手方向に向けて前記ウェハを搬送する搬送部と、
    前記ウェハの搬送方向と直交する直交方向に光切断線を照射して前記ウェハを連続撮像し、複数の光切断線画像データを取得する第1画像取得部と、
    前記搬送方向と平行な平行方向に光切断線を照射して前記ウェハを撮像し、光切断線画像データを取得する第2画像取得部と、
    前記第1画像取得部により取得された各光切断線画像データに対して光切断法により前記ウェハの前記直交方向の断面形状データである直交断面形状データを複数算出する第1形状算出部と、
    前記第2画像取得部により取得された光切断線画像データから光切断法により前記ウェハの前記平行方向の断面形状データである平行断面形状データを算出する第2形状算出部と、
    前記搬送部の振動に起因して現れる、各直交断面形状データのオフセット成分のバラツキを、前記平行断面形状データを用いて除去して補正直交断面形状データを算出し、前記補正直交断面形状データを前記平行方向に配列して前記ウェハの全面の三次元形状データを算出する三次元形状算出部とを備える測定装置。
  2. 前記三次元形状算出部は、前記平行断面形状データから、各直交断面形状データと前記平行断面形状データとの交差位置の高さデータを第1高さデータとして算出し、前記直交断面形状データから前記交差位置の高さデータを第2高さデータとして算出し、各交差位置において前記第1及び第2高さデータを等しくするオフセット値を算出し、算出したオフセット値に基づいて各直交断面形状データに対応する補正値を算出し、各直交断面形状データに対応する補正値を加算して、各補正直交断面形状データを算出する請求項1記載の測定装置。
  3. 前記第2画像取得部は、前記ウェハに対して、前記平行方向に複数の光切断線を照射し、
    前記第2形状算出部は、複数の光切断線のそれぞれに対する前記平行断面形状データを算出し、
    前記三次元形状算出部は、前記平行方向の位置が同じである前記交差位置のオフセット値を線形補間することで、各直交断面形状データに対応する補正値を算出する請求項2記載の測定装置。
  4. 前記第1、第2画像取得部は、
    前記ウェハに対して斜め上方から光切断線を照射する照射部と、
    前記照射部よりも前記ウェハとの仰角が大きくなるように配置され、前記ウェハを上側から撮像する撮像部とを備える請求項1〜3のいずれかに記載の測定装置。
  5. 前記照射部の光軸及び前記撮像部の光軸のなす角度は、80度以上である請求項4記載の測定装置。
  6. 前記第1、第2画像取得部は、前記搬送部による前記ウェハの搬送経路に設けられた1つの測定領域にそれぞれ波長の異なる光を用いて光切断線を照射する請求項4又は5記載の測定装置。
  7. 前記第1画像取得部は、前記搬送部による前記ウェハの搬送経路に設けられた第1測定領域を撮像して前記直交光切断線画像データを取得し、
    前記第2画像取得部は、前記第1測定領域とは別に前記搬送経路に設けられた第2測定を撮像して前記平行光切断線画像データを取得する請求項1〜6のいずれかに記載の測定装置。
  8. 前記第1形状算出部及び前記第2形状算出部は、それぞれ、前記光切断線画像データにおいて、前記光切断線の長手方向に直交する複数のラインを設定し、各ラインにおいて輝度値が最大となる最大輝度画素を探索し、探索した最大輝度画素の輝度値と、前記最大輝度画素と同一ラインの周辺画素の輝度値とを用いて、各ラインの輝度値の重心座標を小数点付きで算出し、算出した各ラインの重心座標を前記光切断線を示す座標として算出する請求項1〜7のいずれかに記載の測定装置。
  9. 前記第1形状算出部は、前記第1画像取得部による前記ウェハの連続撮像処理と並行して、前記直交断面形状データを算出する処理を実行する請求項1〜8のいずれかに記載の測定装置。
JP2010171931A 2010-07-30 2010-07-30 測定装置 Pending JP2012032271A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010171931A JP2012032271A (ja) 2010-07-30 2010-07-30 測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010171931A JP2012032271A (ja) 2010-07-30 2010-07-30 測定装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012032271A true JP2012032271A (ja) 2012-02-16

Family

ID=45845850

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010171931A Pending JP2012032271A (ja) 2010-07-30 2010-07-30 測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2012032271A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013221799A (ja) * 2012-04-13 2013-10-28 Nippon Steel & Sumitomo Metal 形状計測装置及び形状計測方法
JP2014182012A (ja) * 2013-03-19 2014-09-29 Dainippon Printing Co Ltd 検査装置、検査方法、および、検査装置用のプログラム
CN105775624A (zh) * 2015-01-14 2016-07-20 株式会社大伸 输送物检查系统和输送装置
JP2016173297A (ja) * 2015-03-17 2016-09-29 日本碍子株式会社 ハニカム構造体のエロージョン評価方法
WO2016171263A1 (ja) * 2015-04-22 2016-10-27 新日鐵住金株式会社 形状測定装置及び形状測定方法
JP2017121995A (ja) * 2016-01-08 2017-07-13 株式会社ダイシン 搬送物判別制御システム及び搬送装置
JP2017173088A (ja) * 2016-03-23 2017-09-28 株式会社ホニック 段成形検査方法
KR102699354B1 (ko) 2018-08-30 2024-08-30 신포니아 테크놀로지 가부시끼가이샤 워크 카운트 제어 시스템, 파트 피더

Citations (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62259772A (ja) * 1986-05-02 1987-11-12 Disco Abrasive Syst Ltd アラサ計測手段付研削装置
JPH04105341A (ja) * 1990-08-24 1992-04-07 Hitachi Ltd 半導体装置のリード曲がり、浮き検出方法及び検出装置
JPH0674755A (ja) * 1992-08-25 1994-03-18 Mitsubishi Electric Corp 平坦度測定装置
JPH07324915A (ja) * 1994-04-04 1995-12-12 Hitachi Metals Ltd 断面形状測定方法及び測定装置
JPH1068607A (ja) * 1996-08-27 1998-03-10 Matsushita Electric Works Ltd 3次元形状計測方法
JP2000292132A (ja) * 1999-04-08 2000-10-20 Sumitomo Special Metals Co Ltd ワーク品質検査方法および装置
JP2001255125A (ja) * 2000-03-09 2001-09-21 Kobe Steel Ltd 光学的形状測定装置
JP2002221408A (ja) * 2001-01-26 2002-08-09 Minolta Co Ltd 光学測定装置
JP2002530644A (ja) * 1998-11-13 2002-09-17 アイシス イノヴェイション リミテッド 非接触トポグラフ解析装置および解析方法
JP2005140584A (ja) * 2003-11-05 2005-06-02 Ckd Corp 三次元計測装置
JP2007114135A (ja) * 2005-10-24 2007-05-10 Jfe Steel Kk スラブ縦割れ検出方法および装置
JP2008151609A (ja) * 2006-12-15 2008-07-03 Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial System Corp 形状測定装置
JP2009170643A (ja) * 2008-01-16 2009-07-30 Mitsubishi Materials Techno Corp 分離装置及び基板の検査装置
JP2010117337A (ja) * 2008-11-12 2010-05-27 Nippon Electro Sensari Device Kk 表面欠陥検査装置
JP2010164326A (ja) * 2009-01-13 2010-07-29 Kobe Steel Ltd 凹凸文字抽出のための画像処理方法

Patent Citations (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62259772A (ja) * 1986-05-02 1987-11-12 Disco Abrasive Syst Ltd アラサ計測手段付研削装置
JPH04105341A (ja) * 1990-08-24 1992-04-07 Hitachi Ltd 半導体装置のリード曲がり、浮き検出方法及び検出装置
JPH0674755A (ja) * 1992-08-25 1994-03-18 Mitsubishi Electric Corp 平坦度測定装置
JPH07324915A (ja) * 1994-04-04 1995-12-12 Hitachi Metals Ltd 断面形状測定方法及び測定装置
JPH1068607A (ja) * 1996-08-27 1998-03-10 Matsushita Electric Works Ltd 3次元形状計測方法
JP2002530644A (ja) * 1998-11-13 2002-09-17 アイシス イノヴェイション リミテッド 非接触トポグラフ解析装置および解析方法
JP2000292132A (ja) * 1999-04-08 2000-10-20 Sumitomo Special Metals Co Ltd ワーク品質検査方法および装置
JP2001255125A (ja) * 2000-03-09 2001-09-21 Kobe Steel Ltd 光学的形状測定装置
JP2002221408A (ja) * 2001-01-26 2002-08-09 Minolta Co Ltd 光学測定装置
JP2005140584A (ja) * 2003-11-05 2005-06-02 Ckd Corp 三次元計測装置
JP2007114135A (ja) * 2005-10-24 2007-05-10 Jfe Steel Kk スラブ縦割れ検出方法および装置
JP2008151609A (ja) * 2006-12-15 2008-07-03 Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial System Corp 形状測定装置
JP2009170643A (ja) * 2008-01-16 2009-07-30 Mitsubishi Materials Techno Corp 分離装置及び基板の検査装置
JP2010117337A (ja) * 2008-11-12 2010-05-27 Nippon Electro Sensari Device Kk 表面欠陥検査装置
JP2010164326A (ja) * 2009-01-13 2010-07-29 Kobe Steel Ltd 凹凸文字抽出のための画像処理方法

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013221799A (ja) * 2012-04-13 2013-10-28 Nippon Steel & Sumitomo Metal 形状計測装置及び形状計測方法
JP2014182012A (ja) * 2013-03-19 2014-09-29 Dainippon Printing Co Ltd 検査装置、検査方法、および、検査装置用のプログラム
CN108482956A (zh) * 2015-01-14 2018-09-04 株式会社大伸 输送物检查系统和输送装置
CN105775624A (zh) * 2015-01-14 2016-07-20 株式会社大伸 输送物检查系统和输送装置
JP2016130674A (ja) * 2015-01-14 2016-07-21 株式会社ダイシン 搬送物検査システム及び搬送装置
JP2016173297A (ja) * 2015-03-17 2016-09-29 日本碍子株式会社 ハニカム構造体のエロージョン評価方法
CN107735646B (zh) * 2015-04-22 2019-12-17 日本制铁株式会社 形状测定装置以及形状测定方法
US10451410B2 (en) 2015-04-22 2019-10-22 Nippon Steel Corporation Shape measurement apparatus and shape measurement method
KR101950634B1 (ko) 2015-04-22 2019-02-20 신닛테츠스미킨 카부시키카이샤 형상 측정 장치 및 형상 측정 방법
KR20170136618A (ko) * 2015-04-22 2017-12-11 신닛테츠스미킨 카부시키카이샤 형상 측정 장치 및 형상 측정 방법
JPWO2016171263A1 (ja) * 2015-04-22 2018-02-08 新日鐵住金株式会社 形状測定装置及び形状測定方法
CN107735646A (zh) * 2015-04-22 2018-02-23 新日铁住金株式会社 形状测定装置以及形状测定方法
WO2016171263A1 (ja) * 2015-04-22 2016-10-27 新日鐵住金株式会社 形状測定装置及び形状測定方法
TWI616388B (zh) * 2016-01-08 2018-03-01 Daishin Co Ltd 輸送物辨別控制系統及輸送裝置
CN106956916B (zh) * 2016-01-08 2019-05-17 株式会社大伸 输送物辨别控制系统及输送装置
CN106956916A (zh) * 2016-01-08 2017-07-18 株式会社大伸 输送物辨别控制系统及输送装置
JP2017121995A (ja) * 2016-01-08 2017-07-13 株式会社ダイシン 搬送物判別制御システム及び搬送装置
JP2017173088A (ja) * 2016-03-23 2017-09-28 株式会社ホニック 段成形検査方法
KR102699354B1 (ko) 2018-08-30 2024-08-30 신포니아 테크놀로지 가부시끼가이샤 워크 카운트 제어 시스템, 파트 피더

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2012032271A (ja) 測定装置
CN102074045B (zh) 一种投影重建的系统和方法
US8391591B2 (en) Method for measuring the growth of leaf disks of plants and apparatus suited therefor
RU2601421C2 (ru) Способ и система калибровки камеры
CN102192713A (zh) 外观检查装置
CN101782369B (zh) 影像量测对焦系统及方法
EP1990624A3 (en) Apparatus and method for evaluating an optical system
US20160232684A1 (en) Motion compensation method and apparatus for depth images
JP2012002596A (ja) 3次元形状測定装置
US20140118556A1 (en) Detection system
US20130329042A1 (en) Image pick-up device, image pick-up system equipped with image pick-up device, and image pick-up method
CN105579809B (zh) 测量方法、测量装置以及计算机可读记录介质
CN110672037A (zh) 基于相移法的线性光源光栅投影三维测量系统及方法
JP2016142679A (ja) 赤外線応力測定方法および赤外線応力測定装置
CN106012778B (zh) 用于高速公路路面应变测量的数字图像采集分析方法
US20150369589A1 (en) Positional shift amount measurement method, correction table generation apparatus, imaging apparatus, and projecting apparatus
JP2012242138A (ja) 形状計測装置
JP5956296B2 (ja) 形状計測装置及び形状計測方法
JP2011130290A (ja) カメラ画像の補正方法およびカメラ装置および座標変換パラメータ決定装置
JP6459026B2 (ja) 欠陥検査装置および欠陥検査方法
CN103761713A (zh) 一种微观驱油实验图像亮度不均匀的校正方法
JP5667891B2 (ja) 形状計測方法
TWI604196B (zh) 一種光流測速模組與其測速方法
KR101692159B1 (ko) 에지 위치 검출 장치 및 에지 위치 검출 방법
JP7148126B2 (ja) 移動体検知システム及び移動体検知システム用プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121001

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130814

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130903

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140107