JP3877415B2 - 蝶番 - Google Patents

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信明 鎌田
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、パチンコ機などの正面パネルを取付枠に対して開閉自在に支持する蝶番に関し、特に、正面パネルの着脱を容易ならしめるように構成したものである。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ遊戯機の正面パネルは、開閉して裏側の機器の手入れを容易ならしめるために、取付枠に対して蝶番により開閉自在および着脱自在に取り付けられている。
【0003】
図7に示すように、木板を矩形に枠組みした取付枠3の片側上下に、一部を前方に突出した1対の固定金具5、6を取り付け、パチンコ機の正面パネル2の片側上下に、一部を前方に突出した1対の可動金具7、8を取り付け、固定金具5、6に穿孔した孔51、61へ可動金具7、8に設けたピン71、81を挿し込んで、パチンコ機の正面パネル2の開閉を行なわせるように構成した蝶番が従来より使用されている。
【0004】
このような従来の蝶番においては、パチンコ機の正面パネル2の着脱を行ない得るように、上下2つの蝶番の可動金具7、8のうち、下側の可動金具8のピン81を上側の可動金具7のピン71より長くしておき、装着時には、まず下側の固定金具6の孔61に下側の可動金具8の長いピン81を挿し入れて位置を合わせ、次に上側の固定金具5の孔51に上側の可動金具7の短いピン71を挿し込んで落とし込むことにより装着している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、パチンコ機の正面パネル2は重いので、1人で上下2つの固定金具5、6の孔51、61に上下2つの可動金具7、8のピン71、81をそれぞれ位置を合わせながら挿入することは、極めて困難な作業であった。
【0006】
そこで、この発明の蝶番は、このような着脱を容易ならしめるために考えられたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
垂直なピン52を有し、取付枠3に固定される固定金具5と、金属板を直角に曲げて垂直部分1Cと水平部分1A、1Bを形成し、水平部分1Aに固定金具5のピン52と係合する第1の鉤部15を形成し、第1の長孔31をあけたベース部材10と、このベース部材10の水平部分1A上で回動可能であって、ベース部材10の第1の鉤部15と対向する第2の鉤部25を形成し、第2の長孔23をあけた回動部材20と、ベース部材10の第1の長孔13を経て水平部分1Aの表面に突出し、回動部材20の第2の長孔23と係合して回動を阻止する突起31を有する係止部材30とよりなり、ベース部材 10 が正面パネルに固定される可動金具とを具備し、係止部材30の係止により上記回動部材20の回動を阻止した状態において、ベース部材10の第1の鉤部15と回動部材20の第2の鉤部25とにより固定金具5のピン52を囲む孔を形成し、回動部材20の回動可能な状態において、ベース部材10の第1の鉤部15と回動部材20の第2の鉤部25が開放して固定金具5のピン52が脱出できるように構成したものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
この発明の蝶番は、図6に示すように、木板を矩形に枠組みした取付枠の片側上下に取り付けられる1対の固定金具5、6と、パチンコ機の正面パネルの片側上下に取り付けられる上側の可動金具(図示せず)および下側の可動金具4とにより構成される。
【0009】
上下の固定金具5、6は、上下対称形であって、正面パネルの厚みに相当する長さだけ前方に突出させて舌片51、61を形成した金属板であり、舌片51、61にピン52、62が植設されている。上側の固定金具5のピン52は下向きに、下側の固定金具6のピン62は上向きにそれぞれ植設されている。
【0010】
正面パネルの下側に取り付けられる可動金具4は、固定金具6の上向きのピン61が嵌まる孔41をあけた金属板である。
【0011】
上側の可動金具は、図1の組立図に示すように、金属板を直角に曲げて垂直部分1Cと水平部分1A、1Bを形成した正面パネル2に固定されるベース部材10と、このベース部材10の水平部分 1A 上を回動し得る回動部材20と、この回動部材20と係合して回動を阻止する係止部材30とにより構成されている。
【0012】
ベース部材10の水平部分には、回動部材20の厚みに相当する段差11が設けられており、段差11の低い水平部分1Aには、回動部材20を回動自在に支持するピン28をかしめ止めする孔12と、回動部材20の回動角度を制限するために突出させたピン14と、係止部材30の突起31が出入りする長孔13とが形成されており、段差11の高い水平部分1Aには、上側の固定金具5のピン52と係合する鉤部15が形成されている。
【0013】
ベース部材10の垂直部分1Cには、正面パネル2に螺子止めするための孔19と、係止部材30の垂直な第1面3Aの狭い部分32が上下に摺動できるスリット16と、スリット16の直下端を後側へ折り曲げた舌片17と、スリット16の近傍において前側へ折り曲げた小舌片18が形成されている。
【0014】
回動部材20は、金属板を打ち抜き加工したもので、ベース部材10の孔12にかしめ止めするピン28を挿通するための窪み22を有する孔21と、固定金具5のピン52と係合する鉤部25と、ベース部材10より突出させたピン14が係合する円弧状の孔24と、係止部材30の突起31が係合する長孔23が形成されている。なお、孔21の周囲に形成した窪み22は、ピン28の頭部を嵌まり込ませるための窪みである。
【0015】
係止部材30は、金属板を打ち抜き加工したのち、直交する3方向に曲げ加工したものであって、第1の垂直部分3Aと、この第1の垂直部分3Aの下側部を直角に折り曲げた第2部分3Bと、この第2の垂直部分3Bの下部を直角に折り曲げた水平部分3Cが形成されている。この水平部分3Cは、指で押し下げる舌片となるものである。
【0016】
第1の垂直部分3Aの上端には、傾斜した頂面を有する突起31が形成され、下端には、スプリング29と係合する突起33が形成されている。
【0017】
次に、図1の組立図に基づいて、ベース部材10、回動部材20、係止部材30を組み立てて、上側の可動金具を構成する手順を説明する。
【0018】
まず、ベース部材10の段差の低い水平部分1Aに回動部材20を重ね合わせ、回動部材20の孔22および円弧状の孔24をベース部材10の孔12およびピン14にそれぞれ一致させ、ピン28を挿通したのち、ピン28をベース部材10の孔12にかしめ止めして固定する。このとき、回動部材20は、その円弧状の孔24とベース部材10のピン14とにより制限される角度範囲を回動することができる。
【0019】
次に、ベース部材10の垂直部分1Cに形成されたスリット16に、係止部材30の第1の垂直部分3Aを横向きにして突起31側から挿入し、次に上向きに回動して突起31をベース部材10の長孔13に挿し込んだのち、係止部材30の下端の突起33とベース部材10の舌片17との間にスプリング29を装填して、係止部材30に上向きの弾力を作用させると、図2または図3の斜視図に示すように組み立てることができる。
【0020】
取付枠3に正面パネル2を取り付ける際には、図2に示す状態において、係止部材30の舌片3Cを指で押し下げて、係止部材30の突起31と回動部材20のスリット23との係合を解除し、図3に示すように回動部材20を回動させて、ベース部材10の鉤部15と回動部材20の鉤部25とを開かせる。なお、係止部材30の舌片3Cを指で押し下げたとき、舌片3Cの移動範囲はベース部材10の小舌片18によって規制される。
【0021】
そして、図4の平面図に示すように、正面パネル2を取付枠3に対してほぼ直交させた状態にして、下側の可動金具4の孔41を下側の固定金具6のピン62に嵌め込み、上側の固定金具5のピン52に上側の可動金具のベース部材10の鉤部15を引っ掛けたのち、回動部材20を回動させて鉤部25を閉じると、係止部材30の突起31と回動部材20の長孔23が係合して、図5の平面図に示すように、ピン52を囲んで軸受となる孔を形成し、正面パネル2を開閉自在に保持し続ける。
【0022】
取付枠3から正面パネル2を取り外す際には、正面パネル2を開いて、図3の斜視図に示すように、ベース部材10の外側に露出している係止部材 30の舌片3Cをスプリング29の弾力に抗して押し下げ、係止部材30の突起31と回動部材20の長孔23との係合を解除して回動部材 20 をベース部材 10 の水平部分 1A の上を摺動させながら回動させると、ベース部材10の鉤部15と回動部材20の鉤部25とが開くので、固定金具5のピン52が出入可能となって、正面パネル2を容易に取り外すことができる。
【0023】
以上の実施の形態においては、この発明の蝶番をパチンコ機に適用したものについて説明したが、パチンコ機に限ることなく、他の機器に適用することができる。
【0024】
【発明の効果】
以上の実施の形態に基づく説明から明らかなように、この発明の蝶番によると、取付枠に対してパチンコ機などの重い正面パネルの着脱を極めて容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の蝶番の組立てる状態を示す組立図、
【図2】蝶番を組み立てた第1の状態を示す斜視図、
【図3】蝶番を組み立てた第2の状態を示す斜視図、
【図4】この発明の蝶番を取付枠に組み付ける状態を示す平面図、
【図5】この発明の蝶番を取付枠に組み付けた状態を示す平面図、
【図6】この発明の蝶番を組み付ける状態を説明するために用いる斜視図、
【図7】従来のパチンコ機における蝶番の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
2 正面パネル
3 取付枠
4 下側の可動金具
5 上側の固定金具
6 下側の固定金具
10 ベース部材
11 段差
13、23 長孔
14 ピン
15、25 鉤部
16 スリット
20 回動部材
21 孔
24 円弧状スリット
28 ピン
29 スプリング
30 係止部材
31、33 突起
3C 舌片

Claims (1)

  1. 垂直なピンを有し、取付枠に固定される固定金具と、
    金属板を直角に曲げて垂直部分と水平部分を形成し、該水平部分に上記固定金具のピンと係合する第1の鉤部を形成し、第1の長孔をあけたベース部材と、
    該ベース部材の水平部分上で回動可能であって、上記ベース部材の第1の鉤部と対向する第2の鉤部を形成し、第2の長孔をあけた回動部材と、
    上記ベース部材の第1の長孔を経て水平部分の表面に突出し、上記回動部材の第2の長孔と係合して回動を阻止する突起を有する係止部材とよりなり、上記ベース部材が正面パネルに固定される可動金具とを具備し、
    上記係止部材の係止により上記回動部材の回動を阻止した状態において、上記ベース部材の第1の鉤部と上記回動部材の第2の鉤部とにより上記固定金具のピンを囲む孔を形成し、上記回動部材の回動可能な状態において、上記ベース部材の第1の鉤部と上記回動部材の第2の鉤部が開放して上記固定金具のピンが脱出できるように構成したことを特徴とする蝶番。
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