JP2018115512A - 平面ハンドル - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ハンドルレバー4のキー穴60を塞ぐカバー装置7を備える。カバー装置7は、ハンドルカバー71、ハンドルカバー開方向ばね部材73、ロック部材74、ロック方向ばね部材75、ロック部材受部76、ロック解除孔(77)、及びロック解除キー(78)からなり、ハンドルカバー71を閉位置まで回動することにより、ハンドルカバー71をオートロックし、ロック解除キー(78)でロックを解除することにより、ハンドルカバー71を開位置までオートオープンするようにした。
【選択図】図9
Description
この文献1の平面ハンドルは、扉パネルに固着されるハンドルベースと、ハンドルベースに回転可能に挿通されるハンドル軸に回動軸を介してハンドルベースに対して起伏回動可能に装着されるハンドルレバーと、ハンドルベースの背面側にハンドル軸を介して回転可能に取り付けられ、ハンドルレバーの回転操作によりボックス本体などの固定枠体側の受け金に対して係脱可能な止め金とを備え、扉パネルの開閉時にハンドルレバーをハンドルベースから引き起こして回転操作することにより止め金を受け金に対して係脱し、扉パネルを閉めた後はハンドルレバーをハンドルベース上に倒伏して収納する形式になっている。
また、この平面ハンドルは、ハンドルベースにハンドルレバーの受け部に係脱可能な錠止部材を有する錠前ユニットが組み込まれて、錠前ユニットのキー穴がハンドルレバーに形成された開口に臨むようになっており、ハンドルベース上にハンドルレバーが収納された状態で、キーをキー穴に挿入し所定の施錠方向に回転操作することにより、ハンドルベース側の錠前ユニットの錠止部材とハンドルレバー側の受け部が係合してハンドルレバーが施錠され、キーを所定の解錠方向に回転操作することにより、錠前ユニットの錠止部材と受け部との係合が解除されてハンドルレバーが解錠されるようになっている。
扉パネルに固着されるハンドルベースと、前記ハンドルベースに回転可能に挿通されるハンドル軸に回動軸を介してハンドルベースに対して起伏回動可能に装着されるハンドルレバーと、前記ハンドルベースの背面側に前記ハンドル軸を介して回転可能に取り付けられ、前記ハンドルレバーの回転操作によりボックス本体などの固定枠体側の受け金に対して係脱可能な止め金と、前記ハンドルベース又は前記ハンドルレバーに組み込まれ、前記ハンドルレバー側又は前記ハンドルベース側の受け部に係脱可能な錠止部材を有する錠前ユニットとを備え、前記ハンドルレバーの回転操作により前記止め金と前記固定枠体側の受け金が係合された状態から、前記ハンドルレバーの表面に形成される開口に臨む前記錠前ユニットのキー穴にキーを挿入し所定方向に回転操作することにより、前記ハンドルレバーを施錠又は解錠する平面ハンドルにおいて、
前記ハンドルレバーの前記キー穴を塞ぐカバー装置を備え、
前記カバー装置は、
前記ハンドルベースの縁部に、ヒンジ部材を介して、前記ハンドルレバーの表面を覆って前記キー穴を塞ぐ閉位置と前記ハンドルレバーから離間して前記ハンドルレバーの回動・回転操作に干渉しない開位置との間で回動可能に装着されるハンドルカバーと、
前記ハンドルカバーを常態として前記開位置に向けて回動付勢するハンドルカバー開方向ばね部材と、
前記ハンドルベースの前記ハンドルカバーの回動側端部に対応する端部又は前記ハンドルカバーの回動側端部のいずれか一方に回動可能にかつロック方向ばね部材により他方側へ回動付勢されて取り付けられる先端にフックを有するロック部材、他方に形成され、前記ロック部材を内側にして受け、前記フックに係合可能な係止部を有するロック部材受部と、
前記ハンドルカバーの回動側端部又は前記ハンドルベースの前記ハンドルカバーの回動側端部に対応する端部のいずれか一方に前記ロック部材の前記ロック部材受部との対向面に対向して形成されるロック解除孔、及び先端に前記ロック解除孔を通して前記ロック部材を解除方向に押圧可能な突起を有するロック解除キーと、
を備え、
前記ハンドルカバーを前記閉位置まで回動することにより、前記ハンドルカバーを前記ロック部材と前記係止部との係合によりオートロックし、
前記ロック解除キーの前記突起を前記ロック解除孔に通して前記ロック部材を前記係止部から押圧解除することにより、前記ハンドルカバーを前記開位置までオートオープンする、
ことを要旨とする。
(1)ハンドルベースは正面に開口を有する薄形のケース状に形成され、ハンドルカバーは前記ハンドルベースの表面を被覆可能に背面に開口を有する薄形のケース状に形成される。
(2)ロック部材は2つ対にして設けられ、ロック解除孔、ロック解除キーの突起は2つ対にして形成される。
(3)ロック部材受部の係止部はフックが係合可能な凸段部とフックを前記凸段部へ当接案内可能な傾斜面状のガイド部とからなる。
また、この平面ハンドルでは、特に、ハンドルカバーを閉位置まで回動することにより、ハンドルカバーをロック部材と係止部との係合によりオートロックし、ロック解除キーの突起をロック解除孔に通し、このロック解除キーでロック部材を係止部から押圧解除することにより、ハンドルカバーを開位置までオートオープンするようにしたので、ロック付きのハンドルカバーの開閉操作を容易に行うことができ、平面ハンドルの開閉操作を何ら支障なく行うことができる、という利点を併せて有する。
図1、図2に平面ハンドルの全体構成を示し、図3乃至図8にこの平面ハンドル各部の構成を示している。
また、この平面ハンドルHは、ハンドルレバー4にハンドルベース1の受け部140に係脱可能な錠止部材61を有する錠前ユニット6が組み込まれて、錠前ユニット6のキー穴60がハンドルレバー4に形成された開口420に臨むようになっており、ハンドルベース1上にハンドルレバー4が収納された状態で、キーKをキー穴60に挿入し所定の施錠方向に回転操作することにより、ハンドルレバー4側の錠前ユニット6の錠止部材61とハンドルベース1側の受け部140が係合してハンドルレバー4が施錠され、キーKを所定の解錠方向に回転操作することにより、錠前ユニット6の錠止部材61と受け部140との係合が解除されてハンドルレバー4が解錠されるようになっている。
そして、この平面ハンドルHでは、特に、ハンドルレバー4のキー穴60を塞ぐカバー装置7を併せて備えている。このカバー装置7は、ハンドルベース1の縁部に、ヒンジ部材72を介して、ハンドルレバー4の表面を覆ってキー穴60を塞ぐ閉位置とハンドルレバー4から離間してハンドルレバー4の回動・回転操作に干渉しない開位置との間で回動可能に装着されるハンドルカバー71と、ハンドルカバー71を常態として開位置に向けて回動付勢するハンドルカバー開方向ばね部材73と、ハンドルベース1のハンドルカバー71の回動側端部に対応する端部又はハンドルカバー71の回動側端部のいずれか一方に回動可能にかつロック方向ばね部材75により他方側へ回動付勢されて取り付けられる先端にフック741を有するロック部材74と、他方に形成され、ロック部材74を内側にして受け、フック741に係合可能な係止部76Fを有するロック部材受部76と、ハンドルカバー71の回動側端部又はハンドルベース1のハンドルカバー71の回動側端部に対応する端部のいずれか一方にロック部材74のロック部材受部76との対向面に対向して形成されるロック解除孔77、及び先端にロック解除孔77に通してロック部材74を解除方向に押圧可能な突起781を有するロック解除キー78(図8参照)と、を備えて構成される。
この場合、ハンドルベース1は、縦長の略平板状のプレートからなり、ハンドル取付部1Aは、プレートの上部側の中央に円形の穴10が貫通形成されるとともに、この穴10に連通してプレートの背面から軸筒部11を突出形成されこの軸筒部11にステンレスバネ鋼からなる曲面板バネ12(図1(c)、図2(c)参照)を介してハンドル軸2が回転可能に挿着されて構成され、ハンドル収納部1Bはプレートの正面に上部側の円形の穴10の上側半円の縁部からプレートの両側部縁部に沿って全体として略逆U字形の凸状部13を形成されてプレートの正面をケース状に形成され、両側の凸状部13間でプレートの下部側にハンドルレバー4の後述する錠前ユニット収納部42を収容可能に筒状の収容凹部14が形成され(さらに、この収容凹部14の内部奥側周面に錠前ユニット6のための受け部140を溝状に形成されて構成される。そして、このハンドルベース1は、プレートの上下方向中間部に複数のねじ穴を有する取付ボス19が正面側、背面側に突出して形成され、図1(b)に示すように、取付プレート16及び取付ねじ17で取り付けられるようになっている。
この場合、軸挿通部40はハンドルベース1のハンドル取付部1Aの軸筒部11内に挿着されるハンドル軸2のハンドル取付部1Aの穴10内に突出される連結軸21(図1(c)、図2(c)参照)に連結可能に形成され、また、この軸挿通部40の周面で、ハンドルレバー4がハンドルベース1上に収納された状態で、ハンドルベース1の軸筒部11内の曲面板バネ12に対向する位置に曲面板バネ12を押圧可能に突起41が突出形成される。このようにしてハンドルレバー4は軸挿通部40がハンドルベース1のハンドル取付部1Aにハンドル軸2の連結軸21に回動軸3を介して連結され、ハンドルベース1に起伏回動可能に取り付けられる。そして、ハンドルレバー4の軸挿通部40の周面から突出された突起41がハンドル取付部1A内にハンドルレバー4の回動操作により回動軸3回りを回動可能に配置されて、軸筒部11内に回動軸3に近接して配置された曲面板バネ12に係合され、この突起41の回動軸3回りの回動により曲面板バネ12を押圧変形してこの曲面板バネ12に生じる反力により、ハンドルレバー4を任意の回動位置に保持するようになっている。したがって、ハンドルレバー4をハンドルベース1から引き起こすと、ハンドルレバー4の任意の引き起こし位置で、ハンドルレバー4の突起41により曲面板バネ12が押圧変形されてこの曲面板バネ12に生じる反力が突起41に加えられて、この引き起こし位置にハンドルレバー4が保持され、ハンドルレバー4をハンドルベース1上に倒伏し当接すると、このハンドルレバー4の倒伏位置で、ハンドルレバー4の突起41により曲面板バネ12が押圧変形されてこの曲面板バネ12に生じる反力が突起41に加えられて、この倒伏位置にハンドルレバー4が保持される。
また、この場合、ハンドルレバー4の回動側端部側となる下部側でハンドルベース1の収容凹部14に対向する位置に、正面に開口420を有する錠前ユニット収納部42が後方に向けて筒状に形成され、さらに、この錠前ユニット収納部42内部の奥側周面にハンドルベース1側の受け部140に対応して通し孔43を形成される。なお、錠前ユニット収納部42正面の開口420は錠前ユニット6の正面の直径と略同じ大きさの円形に形成される。この錠前ユニット収納部42内に、図1、図2に示すように、錠前ユニット6が挿着固定される。錠前ユニット6は所謂シリンダー錠で、ロータ6Rの後部に錠止部材61が作動連結されて、ロータ6Rの回転により錠止部材61が錠前ユニット収納部42の通し孔43から出没可能になっている。
このようにして錠前ユニット6は錠前ユニット収納部42に挿着され、図2(a)に示すように、この錠前ユニット6の正面が錠前ユニット収納部42の正面開口420に表出される。そして、ハンドルレバー4をハンドルベース1上に倒伏して収納した状態から、錠前ユニット6のキー穴60にキーKを通し、キーKの回転操作によりロータ6Rを施錠方向に回転して、錠前ユニット6を施錠状態にすると、錠止部材61が錠前ユニット収納部420の通し孔43から突出しハンドルベース1側の受け部140に係合されて、ハンドルレバー4を施錠し、反対に、キーKの回転操作によりロータ6Rをその反対方向に回転して、錠前ユニット6を解錠状態にすると、錠止部材61がハンドルベース1側の受け部140から離脱され錠前ユニット収納部42の通し孔43に没入して、ハンドルレバー4を解錠するようになっている。
このようにしてハンドルレバー4を任意の引き起こし位置で所定の開方向に回すことにより、ハンドルレバー4とハンドル軸2の間の回動軸3を介してハンドル軸2を同方向に一体回転して、止め金5が固定枠体側の受け金に係合し、ハンドルレバー4をこれとは反対の閉方向に回すと、回動軸3を介してハンドル軸2を同方向に一体回転して、止め金5が固定枠体側の受け金から離脱するようになっている。
この場合、ハンドルカバー71は、ハンドルベース1の正面と略同じ大きさ、形状の縦に長い平板部711を有し、この平板部711の両側部、下部の各縁部に、ハンドルベース1の両側の各凸状部13の外側の各縁部、下部の縁部に当接可能に立ち上がり縁部712、713を一体に形成されて、全体として、背面を開放された薄形のケース状に構成される。
また、このハンドルカバー71は、図1、図2に示すように、ハンドルベース1の上縁部にヒンジ部材72、ハンドルカバー開方向ばね部材73を介して取り付けられる。
この場合、図3に示すように、ハンドルベース1の正面側の上端部中央に、ハンドルカバー71を取り付けるためのヒンジ部材72の一部をなす軸挿通部721が略円筒状に(ハンドルベース1の)幅方向に向けて形成される。そして、図5に示すように、ハンドルカバー71の上端部両側にヒンジ部材72の一部としてハンドルベース1上端部の軸挿通部721に所定の間隔を空けて連通可能に一対の軸受部722が略円筒状に(ハンドルカバー71の)幅方向に向けて形成される。
また、この場合、ハンドルカバー開方向ばね部材73には、図1(c)、図2(c)に示すように、コイルスプリングが用いられ、コイルスプリングの中央に略逆U字形に延びハンドルカバー71を押えるためのハンドルカバー側の押え部731が設けられ、コイルスプリングの両端にハンドルカバー側の押え部731との間に所定の角度を設定して直線的に延びハンドルベース1を押えるためのハンドルベース側の押え部732が設けられる。
このようにしてハンドルカバー71は、図1、図2に示すように、上端部両側の各軸受部722がハンドルベース1上端部中央の軸挿通部721の両側に所定の間隔を空けて同心的に合せられ、かつ各軸受部722と軸挿通部721との間にハンドルカバー開方向ばね部材73、すなわち、コイルスプリングがハンドルカバー側の押え部731をハンドルカバー71側に向けて、ハンドルベース側の各押え部732をハンドルベース1側に向けて配置され、これら軸受部722、軸挿通部721及びハンドルカバー開方向ばね部材73間に軸723(ヒンジ部材72の一部)が通されて結合され、ハンドルベース1の上縁部に、ヒンジ部材72及びハンドルカバー開方向ばね部材73を介して、ハンドルレバー4の表面を覆ってキー穴60を塞ぐ閉位置とハンドルレバー4から離間してハンドルレバー4の回動操作に干渉しない上方の開位置との間で、上下方向に回動可能に取り付けられる。
この場合、ロック部材74は、所定の幅(厚み)を有する側面視略カマ形状に形成され、先端にフック741が略鉤形に形成され、基端に軸挿通部742が略円筒形に幅方向に向けて形成される。また、このロック部材74のフック741の近傍には、両側面を貫通して、係止孔740が穿たれる。また、この場合、ロック部材74は2つ対にして設けられる。
これらのロック部材74は、図1、図2に示すように、ハンドルベース1のハンドルカバー71の回動側端部に対応する端部、すなわち、ハンドルベース1の下端部中央にシャフト取付部743が設けられて、このシャフト取付部743にシャフト744、ロック方向ばね部材75を介して取り付けられる。
この場合、図3に示すように、ハンドルベース1正面両側の各凸状部13の下端は内方に向けて少し延長され、これらの凸状延長部131の延長端の端面が相互に対向される。そして、これら凸状延長部131の各端面の中心に軸孔130を形成され、さらに、これら凸状延長部131間でプレートの下部に正面、背面間を貫通して2つの四角形の穴18を形成されて、シャフト取付部743が形成される。
また、この場合、ロック方向ばね部材75には、図7に示すように、コイルスプリングが用いられ、コイルスプリングの中央に略U字形に延びハンドルベース1に押えられるハンドルベース側の固定部751が設けられ、コイルスプリングの両端にハンドルベース側の固定部751との間に所定の角度を設定して直線的に少し延ばされ、そこから両側方に向けて所定の長さだけ直線的に延ばされて、ロック部材74の係止孔740に挿通係止可能なロック部材側の固定部752が設けられる。なお、シャフト744(図1、図2参照)は、シャフト取付部743の各軸孔130(図3参照)間に、各ロック部材74の軸挿通部742、ロック方向ばね部材75であるコイルスプリングを通して、架け渡し可能に形成される。
このようにしてこれら2つのロック部材74は、図1、図2に示すように、シャフト取付部743、すなわち、ハンドルベース1の正面側下部で各凸状延長部131間の2つの穴18の位置にロック部材74が先端を前方に向けフック741を下方に向けて配置され、各ロック部材74間にロック方向ばね部材75が中央のハンドルベース側の固定部751をハンドルベース1側に向けて、両端のロック部材側の固定部752を前方に向けて配置されて各ロック部材74の係止孔740に挿通係止された状態で、シャフト744が各凸状延長部131の軸孔130間に、各ロック部材74の軸挿通部742、ロック方向ばね部材(コイルスプリング)75を通して、架け渡しされ、2つのロック部材74はハンドルベース1の正面側下部に回動可能にかつロック方向ばね部材75によりハンドルレバー1の表面を被覆した状態のハンドルカバー71の回動側端部、すなわち、下端側へ回動付勢可能に取り付けられる。
この場合、このロック部材受部76はハンドルカバー71の下部の立ち上がり縁部713の内面中央で前後方向中間部にハンドルカバー71の下部縁部に沿って凸段部761を形成されて、この凸段部761の正面方向の面を係止面76fとして設けられる。
また、ロック解除孔77は2つ対にして形成される。2つのロック解除孔77はハンドルカバー71の下部の立ち上がり縁部714において係止部76Fの両端に対応し係止部76F(係止面76f)の直前に隣接する位置に立ち上がり縁部713の外面、内面間を貫通して形成される。この場合、2つのロック解除孔77はそれぞれ四角形に形成され、立ち上がり縁部714の外面側の孔は内面側の孔に比べて少し大きく開口され、外面側の孔から内面側の孔に向けて孔の大きさが漸次小さく形成される。このようにして各ロック解除孔77の内周面はロック解除キー78の各突起781を各ロック部材74(この場合、各フック741の先端)に向けて案内するガイドになっている。
このようにしてハンドルカバー71を閉位置まで回動することにより、ハンドルカバー71をロック部材74と係止部76Fとの係合によりオートロックし、ロック解除キー78の各突起781を各ロック解除孔77に通して各ロック部材74を係止部76Fから押圧解除することにより、ハンドルカバー71を開位置までオートオープンするようになっている。
扉パネルDが固定枠体に対して閉じられているときは、図9(a)、(b)、(c)に示すように、ハンドルレバー4がハンドルベース1上に倒伏され、キーKにより錠前ユニット6が施錠状態に、すなわち、図1(c)に示すように、シリンダー錠6後部の錠止部材61が錠前ユニット収納部42の通し孔43から突出してハンドルベース1の受け部140に係合され、ハンドルレバー4が施錠される。そして、ハンドルカバー71が閉位置まで回動されて、ハンドルカバー71の両側及び下部の立ち上がり縁部712、713がハンドルベース1の両側縁部及び下部縁部の上に当接され、このハンドルカバー71でハンドルベース1上に収納されたハンドルレバー4の表面を覆い、ハンドルレバー4表面のキー穴60を覆い塞ぐ。そして、この状態は2つのロック部材74と係止部76Fとの係合により(オート)ロックされる。このようにしてハンドルレバー4表面のキー穴60がハンドルカバー71により完全に塞がれるので、従来のように、心無い者が悪戯でキー穴60にガムを詰めたり爪楊枝を差し込んだりすることはできない。これにより、ユーザーが扉パネルDを開けるときに、ハンドルカバー71のロックを解除してハンドルカバー71を開けば、ハンドルレバー4のキー穴60にキーKを差し込むことができ、ハンドルレバー4を解錠することができる。
そして、このような扉パネルDの施錠状態から、扉パネルDを開けるときは、図9(d)、(e)に示すように、まず、ロック解除キー78を使って、すなわち、ロック解除キー78の2つの突起781をハンドルカバー71下部の2つのロック解除孔77に通し、このロック解除キー78の押圧操作により各突起781で2つのロック部材74を押し上げて、各ロック部材74を係止部76Fから押圧解除すると、ハンドルカバー71はハンドルカバー開方向ばね部材73の回動付勢により、開位置まで自動的に跳ね上げられて開く(つまり、オートオープンされる)。これにより、ハンドルレバー4が外部に露呈される。次に、 ハンドルレバー4の施錠を解除する。この場合、キーKを錠前ユニット6のキー穴60に通しロータ6Rを解錠方向に回転して、錠前ユニット6を解錠状態にすると、錠止部材61がハンドルベース1の受け部140から離脱され、ハンドルレバー4が解錠される。次いで、図9(e)に2点鎖線で示すように、ハンドルレバー4をハンドルベース1から引き起こすと、このハンドルレバー4の任意の引き起こし位置で、ハンドルレバー4の突起41により曲面板バネ12が押圧変形されてこの曲面板バネ12に生じる反力により、この引き起こし位置にハンドルレバー4が保持される。続いて、この状態から、ハンドルレバー4を所定の開方向に回すと、ハンドルレバー4とハンドル軸2の間の回動軸3を介してハンドル軸2が同方向に一体回転して、止め金5が固定枠体側の受け金から離脱される。この状態から扉パネルDを開動し、扉パネルDを開く。
そして再び、扉パネルDを閉めるときは、扉パネルDの閉動後、まず、任意の引き起こし位置に保持されたハンドルレバー4を所定の閉方向に回し、ハンドルレバー4とハンドル軸2の間の回動軸3を介してハンドル軸2を同方向に一体回転して、止め金5を固定枠体側の受け金に係合させる。これにより扉パネルDが閉められる。次に、図10(a)、(b)に示すように、ハンドルレバー4をハンドルベース1上に倒伏すると、ハンドルレバー4の突起41により曲面板バネ12が押圧変形されてこの曲面板バネ12に生じる反力により、この倒伏位置にハンドルレバー4が保持される。これにより、扉パネルDを閉めた状態が保持される。そして、キーKを錠前ユニット6のキー穴60に通しロータ6Rを施錠方向に回転して、錠前ユニット6を施錠状態にすると、錠止部材61が錠前ユニット収納部42の通し孔43から突出してハンドルベース1の受け部140に係合し、ハンドルレバー4が施錠される。そして、図10(c)、(d)に示すように、ハンドルカバー71を閉位置まで回動して閉じれば、ハンドルベース1下部のロック部材74がハンドルカバー71下部のロック部材受部76に、この場合、係止部76Fのガイド部762に当接され、このガイド部762の案内により凸段部761を乗り越えて係止面76fに係合され、ハンドルカバー71はオートロックされる。これにより、ハンドルレバー4のキー穴60はハンドルカバー71により目隠しされて、心無い者がハンドルレバー4のキー穴60にガムや爪楊枝などを詰め込むなどの悪戯から保護することができる。
特に、このカバー装置7では、ハンドルカバー71を閉位置まで回動することにより、ハンドルカバー71をロック部材74と係止部76Fとの係合によりオートロックし、ロック解除キー78の突起781をロック解除孔77に通し、このロック解除キー78でロック部材74を係止部76Fから押圧解除することにより、ハンドルカバー71を開位置までオートオープンするようにしたので、ロック付きのハンドルカバー71の開閉操作を容易に行うことができ、平面ハンドルHの開閉操作をハンドルカバー71が邪魔になることなく何ら支障なく行うことができる。
このようにしても上記実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
また、この実施の形態では、ロック部材74は、ハンドルベース1のハンドルカバー71の回動側端部に対応する端部に回動可能にかつロック方向ばね部材75によりハンドルカバー71側へ回動付勢されて取り付けられ、ロック部材受部76がハンドルカバー71の回動側端部に形成されるものとしたが、これとは反対に、ロック部材は、ハンドルカバーの回動側端部に回動可能にかつロック方向ばね部材によりハンドルベース側へ回動付勢されて取り付けられ、ロック部材受部がハンドルベースのハンドルカバーの回動側端部に対応する端部に形成されてもよい。なお、この場合、ロック解除孔はハンドルベースのハンドルカバーの回動側端部に対応する端部に形成される。
このようにしても上記実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
さらに、この実施の形態では、ハンドルカバー71はハンドルベース1上のハンドルレバー4の表面を被覆可能に背面に開口を有する薄形のケース状に形成されているが、ハンドルレバー4の表面を覆いキー孔60を塞ぐことができれば、平板状であってもよい。
またさらに、この実施の形態では、ロック部材74が複数設けられ、ロック解除孔77、ロック解除キー78の突起781が複数形成されるものとしたが、ロック部材は1つ設けられて、ロック解除孔、ロック解除キーの突起は1つであってもよい。
このようにしても上記実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
またさらに、この実施の形態では、平面ハンドルに関し、錠前ユニット6がハンドルレバー4に組み込まれて、錠前ユニット6の錠止部材61をハンドルベース1側の受け部140に係脱可能に構成されているが、錠前ユニットがハンドルベースに組み込まれて、錠前ユニットの錠止部材をハンドルレバー側の受け部に係脱可能に構成されてもよく、このようにしても上記実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
1 ハンドルベース
1A ハンドル取付部
10 穴
11 軸筒部
12 曲面板バネ
1B ハンドル収納部
13 凸状部
130 軸孔
131 凸状延長部
14 収容凹部
140 受け部
15 パッキン
16 取付プレート
160 ねじ挿通孔
17 取付ねじ
18 穴
19 取付ボス
2 ハンドル軸
21 連結軸
22 軸部
23 ねじ
3 回動軸
4 ハンドルレバー
40 軸挿通部
41 突起
42 錠前ユニット収納部
420 開口
43 通し孔
5 止め金
50 軸穴
6 錠前ユニット(シリンダー錠)
6R ロータ
60 キー穴
61 錠止部材
K キー
7 カバー装置
71 ハンドルカバー
711 平板部
712 立ち上がり縁部
713 立ち上がり縁部
72 ヒンジ部材
721 軸挿通部
722 軸受部
723 軸
73 ハンドルカバー開方向ばね部材
731 ハンドルカバー側の押え部
732 ハンドルベース側の押え部
74 ロック部材
740 係止孔
741 フック
742 軸挿通部
743 シャフト取付部
744 シャフト
75 ロック方向ばね部材
751 ハンドルベース側の固定部
752 ロック部材側の固定部
76 ロック部材受部
76F 係止部
76f 係止面
761 凸段部
762 ガイド部
77 ロック解除孔
78 ロック解除キー
781 突起
D 扉パネル
D0 取付穴
Claims (4)
- 扉パネルに固着されるハンドルベースと、前記ハンドルベースに回転可能に挿通されるハンドル軸に回動軸を介してハンドルベースに対して起伏回動可能に装着されるハンドルレバーと、前記ハンドルベースの背面側に前記ハンドル軸を介して回転可能に取り付けられ、前記ハンドルレバーの回転操作によりボックス本体などの固定枠体側の受け金に対して係脱可能な止め金と、前記ハンドルベース又は前記ハンドルレバーに組み込まれ、前記ハンドルレバー側又は前記ハンドルベース側の受け部に係脱可能な錠止部材を有する錠前ユニットとを備え、前記ハンドルレバーの回転操作により前記止め金と前記固定枠体側の受け金が係合された状態から、前記ハンドルレバーの表面に形成される開口に臨む前記錠前ユニットのキー穴にキーを挿入し所定方向に回転操作することにより、前記ハンドルレバーを施錠又は解錠する平面ハンドルにおいて、
前記ハンドルレバーの前記キー穴を塞ぐカバー装置を備え、
前記カバー装置は、
前記ハンドルベースの縁部に、ヒンジ部材を介して、前記ハンドルレバーの表面を覆って前記キー穴を塞ぐ閉位置と前記ハンドルレバーから離間して前記ハンドルレバーの回動・回転操作に干渉しない開位置との間で回動可能に装着されるハンドルカバーと、
前記ハンドルカバーを常態として前記開位置に向けて回動付勢するハンドルカバー開方向ばね部材と、
前記ハンドルベースの前記ハンドルカバーの回動側端部に対応する端部又は前記ハンドルカバーの回動側端部のいずれか一方に回動可能にかつロック方向ばね部材により他方側へ回動付勢されて取り付けられる先端にフックを有するロック部材、他方に形成され、前記ロック部材を内側にして受け、前記フックに係合可能な係止部を有するロック部材受部と、
前記ハンドルカバーの回動側端部又は前記ハンドルベースの前記ハンドルカバーの回動側端部に対応する端部のいずれか一方に前記ロック部材の前記ロック部材受部との対向面に対向して形成されるロック解除孔、及び先端に前記ロック解除孔を通して前記ロック部材を解除方向に押圧可能な突起を有するロック解除キーと、
を備え、
前記ハンドルカバーを前記閉位置まで回動することにより、前記ハンドルカバーを前記ロック部材と前記係止部との係合によりオートロックし、
前記ロック解除キーの前記突起を前記ロック解除孔に通して前記ロック部材を前記係止部から押圧解除することにより、前記ハンドルカバーを前記開位置までオートオープンする、
ことを特徴とする平面ハンドル。 - ハンドルベースは正面に開口を有する薄形のケース状に形成され、ハンドルカバーは前記ハンドルベースの表面を被覆可能に背面に開口を有する薄形のケース状に形成される請求項1に記載の平面ハンドル。
- ロック部材は2つ対にして設けられ、ロック解除孔、ロック解除キーの突起は2つ対にして形成される請求項1又は2に記載の平面ハンドル。
- ロック部材受部の係止部はフックが係合可能な凸段部とフックを前記凸段部へ当接案内可能な傾斜面状のガイド部とからなる請求項1乃至3のいずれかに記載の平面ハンドル。
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JP2017008322A JP6760856B2 (ja) | 2017-01-20 | 2017-01-20 | 平面ハンドル |
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JP (1) | JP6760856B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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GB2577667A (en) * | 2018-05-02 | 2020-04-08 | Linear Building Innovations Ltd | Cover plate for concealing a lock |
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2017
- 2017-01-20 JP JP2017008322A patent/JP6760856B2/ja active Active
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2577667A (en) * | 2018-05-02 | 2020-04-08 | Linear Building Innovations Ltd | Cover plate for concealing a lock |
GB2577667B (en) * | 2018-05-02 | 2023-03-01 | Linear Building Innovations Ltd | A hinged portal comprising a cover plate for concealing a lock |
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Publication number | Publication date |
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JP6760856B2 (ja) | 2020-09-23 |
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