JP3871923B2 - パターン形成方法及びそれを用いたアクティブマトリクス基板の製造方法 - Google Patents

パターン形成方法及びそれを用いたアクティブマトリクス基板の製造方法 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パターン形成方法及びそれを用いたアクティブマトリクス基板の製造方法に関し、特に、1回のフォトレジスト工程で被エッチング膜に2つ以上の異なるパターンを形成する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体装置の高集積化は、微細パターンの形成手段であるフォトリソグラフィ技術とドライエッチング技術とに支えられて達成されてきた。しかし、このようにして半導体装置が高性能化されてくると、その製造工程が高度化し製造コストが増加するようになる。
【0003】
そこで、最近では、半導体装置の製造コストを大幅に低減すべく、パターンの製造工程を短縮させて全体の工程数を減らすことが強く要求されてきている。
【0004】
薄膜トランジスタをガラス基板上に形成する技術を例に挙げて説明すると、薄膜トランジスタは、マスクを用いたフォトリソグラフィ工程を通じて製造されるのが一般的であり、製造工程数を減らすためには、このマスク数を削減し、フォトグラフィ工程を減らすのが効果的である。
【0005】
例えば、逆スタガ型でチャネルエッチング方式のTFT素子を形成した液晶表示素子は、通常5、6枚のマスクを使用する。これに対して、1つのマスクで2種類の膜厚を有するフォトレジストパターンを形成する方法を用いることにより、マスク数を削減することができる。この方法によれば、従来必要とされたマスク数を4枚のマスク数で済む。この2種類の膜厚を有するフォトレジストパターンを形成する方法は、特開2000−164886公報に、(1)ハーフトーンマスクによる方法と、(2)レジストのリフロー(加熱軟化)による方法として開示されている。本発明は、この(2)の方法に関するものであり、これについて、図3,4を参照して説明する。同図は、逆スタガード型のTFTの製造工程の一部を示す模式断面図である。
【0006】
まず、図3(a)に示すように、ガラス等の透明基板からなる絶縁基板101上にゲート電極102を形成し、ゲート絶縁膜103、アモルファスシリコン(a−Si)膜104とn +型アモルファスシリコン(n +型a−Si)膜105と金属膜106とが積層して堆積され、さらに、公知のフォトリソグラフィ技術で、金属膜106上にレジストマスク107、108が隣接して形成される。
【0007】
次に、図3(b)に示すように、レジストマスク107、108を120〜180℃の間で5〜30分加熱処理するとレジストマスク107、108は、軟化して流動化し、レジストマスク107、108の間隔部分で連結され、連結レジストマスク109となる。
【0008】
このように形成された連結レジストマスク109は、レジスト膜全体が流動化するために、流動化して延びた領域はなだらかな傾斜を有し、レジスト膜の厚い部分117、118と、薄い部分119、120とに概略区分される。
【0009】
次に図3(c)に示す様にこの加熱リフローして形成された連結レジストマスク109をマスクとして、金属膜106、n +型a−Si膜105、a−Si膜104をエッチング除去し、a−Si膜104、n +型a−Si膜105、金属膜106からなる積層膜パターン110を形成する。
【0010】
この後、連結レジストマスク109に対しO2アッシング処理を施すと図4(a)のように連結レジストマスク109のうち厚い部分117、118が残って、それぞれ残存レジストマスク127、128となる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながらこの場合、図3(c)のアッシング前の連結レジストマスク109は、レジスト膜の厚い部分117、118と薄い部分119、120とが、明確に区分されないため、薄い部分119、120の除去を行っても除去領域が明確に画定されず、従って、残存レジストマスク127、128の平面形状が明確に画定された形状とはならない。
【0012】
次に、このアッシング後の残存レジストマスク127、128を基に下地のn +型a−Si膜105と金属膜106、及びa−Si膜104の一部をエッチングすると、図4(b)のような構造となり、上述のように、平面形状が明確に画定されていない残存レジストマスク127、128が下地に転写され、a−Si膜104からなるアイランド112、バックチャネル113及びn +型a−Si膜105と金属膜106からなるソース・ドレイン電極111が形成されるが、特にバックチャネル113及びソース・ドレイン電極111は、その平面形状が明確に画定されない形状となる。このようにして、逆スタガード型のTFTが形成される。これ以降の工程の説明は省略されるが、例として、画素電極、パッシベーション絶縁膜等が形成されて、アクティブマトリクスTFT―LCD素子が形成されることになる。
【0013】
すなわち、本製造方法に従ってバックチャネル113及びソース・ドレイン電極111を形成した場合、バックチャネル113及びソース・ドレイン電極111の平面形状は、基板間のみならず、基板内での隣接する画素間でもばらつくことが予測される。
【0014】
本発明の目的は、1回のフォトレジスト工程でレジスト膜等の有機膜パターンを形成し、この有機膜パターンをマスクとして被エッチング膜に2つの異なるパターンを形成する場合、形状ばらつきの小さい被エッチング膜が得られることを可能とするパターン形成方法及びそれを用いたアクティブマトリクス基板の製造方法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1のパターン形成方法は、被エッチング膜の上に有機膜パターンを形成する工程と、前記有機膜パターンに薬液を浸透させる薬液リフローにより前記有機膜パターンを変形させ、膜厚の厚い厚膜有機膜部及び前記厚膜有機膜部よりも膜厚の薄い薄膜有機膜部を有する変形有機膜パターンとする工程と、前記変形有機膜パターンをマスクとして前記被エッチング膜をエッチングして前記被エッチング膜に第1のエッチングパターンを形成する工程と、前記変形有機膜パターンをエッチング処理して前記薄膜有機膜部を除去し、前記厚膜有機膜部が被エッチング膜の上に残存した残存有機膜パターンとする工程と、前記残存有機膜パターンをマスクとして前記被エッチング膜をエッチングして前記被エッチング膜に第2のエッチングパターンを形成する工程とを有することを特徴とする。
【0016】
本発明の第2のパターン形成方法は、被エッチング膜の上に同じ膜厚を有し隣接する第1の有機膜パターン及び第2の有機膜パターンを含む有機膜パターンを形成する工程と、前記有機膜パターンを変形させ、かつ、連結させて膜厚の厚い厚膜有機膜部及び前記厚膜有機パターンよりも膜厚の薄い薄膜有機膜部を有する連結有機膜パターンとする工程と、前記連結有機膜パターンをマスクとして前記被エッチング膜をエッチングして前記被エッチング膜に第1のエッチングパターンを形成する工程と、前記連結有機膜パターンを一様にエッチング処理して前記薄膜有機膜部を除去し、前記厚膜有機膜部が被エッチング膜の上に残存した第1の残存有機膜パターン及び第2の残存有機膜パターンとする工程と、前記第1の残存有機膜パターン及び前記第2の残存有機膜パターンをマスクとして前記被エッチング膜をエッチングして前記被エッチング膜に第2のエッチングパターンを形成する工程と、を有するパターン形成方法であって、前記第1の有機膜パターン及び第2の有機膜パターンを含む有機膜パターンの変形が、前記有機膜パターンに薬液を浸透させる薬液リフローにより行われることを特徴とする。
【0017】
本発明の第1、2のパターン形成方法は、次のような好適な適用形態を有している。
【0018】
第1に、前記薬液リフローが、前記有機膜に薬液の蒸気ガスを暴露させることにより行われる。
【0019】
第2に、前記薬液リフローの薬液は、以下に示す有機溶剤のうち少なくとも一つを含む有機溶液である。
有機溶剤(Rはアルキル基又は置換アルキル基、Arはフェニル基又はフェニル基以外の芳香環を示す):
・アルコール類(R−OH)
・エーテル類(R−O−R、Ar−O−R、Ar−O−Ar)
・エステル類
・ケトン類
・グリコール類
・アルキレングリコール類
・アルコキシアルコール類
・グリコールエーテル類
第3に、前記有機膜パターンの構成材料がレジスト膜、アクリル、ポリイミド、ポリアクリルアミドのいずれかである。
【0020】
第4に、前記有機膜パターンの変形が、前記有機膜パターンを薬液リフローした後、続いて、100〜180℃の範囲の温度で熱処理し、前記有機膜パターン中に含まれる有機溶剤を蒸発させる。
【0021】
本発明のアクティブマトリクス基板の製造方法は、基板上にゲート線を形成し、続いて、前記1基板上に前記ゲート線を覆うゲート絶縁膜を形成する工程と、前記ゲート絶縁膜上に半導体膜及び導電膜を順に堆積して半導体膜及び導電膜からなる積層膜を形成する工程と、前記積層膜の上に同じ膜厚を有し隣接する第1の有機膜パターン及び第2の有機膜パターンを形成する工程と、前記第1の有機膜パターン及び第2の有機膜パターンを変形させ、かつ、連結させて膜厚の厚い厚膜有機膜部及び前記厚膜有機パターンよりも膜厚の薄い薄膜有機膜部を有する連結有機膜パターンとする工程と、前記連結有機膜パターンをマスクとして前記積層膜をエッチングして前記積層膜からなる積層膜パターンを形成する工程と、前記連結有機膜パターンを一様にエッチング処理して前記薄膜有機膜部を除去し、前記厚膜有機膜部が前記積層膜パターンの上に残存した第1の残存有機膜パターン及び第2の残存有機膜パターンとする工程と、前記第1の残存有機膜パターン及び前記第2の残存有機膜パターンをマスクとして前記積層膜パターンをエッチングして前記積層膜パターンのうち前記導電膜をエッチング除去して前記第1の残存有機膜パターン及び前記第2の残存有機膜パターンの間に前記積層膜パターンのうち前記半導体膜を露出させて薄膜トランジスタのバックチャネルとする工程と、を有するアクティブマトリクス基板の製造方法であって、前記第1の有機膜パターン及び第2の有機膜パターンの変形が、前記第1の有機膜パターン及び第2の有機膜パターンに薬液を浸透させる薬液リフローにより行われ
、前記バックチャネルを除く領域の前記積層膜パターンは、前記薄膜トランジスタのソース・ドレイン電極、前記ソース・ドレイン電極の一方から延びるデータ線、前記ソース・ドレイン電極の他方から延びる画素電極を構成する。
【0022】
【発明の実施の形態】
まず、本発明の実施形態について、図1、2を用いて説明する。図1、2は、アクティブマトリクス基板上の薄膜トランジスタのアイランド部及びソース・ドレイン電極の製造方法を工程順に示す断面図である。
【0023】
まず、ガラス等の透明基板からなる絶縁基板1上にゲート電極2が形成され、ゲート絶縁膜3、アモルファスシリコン(a−Si)膜4とn +型アモルファスシリコン(n +型a−Si)膜5と金属膜6とが積層して堆積され、さらに、公知のフォトリソグラフィ技術で、金属膜6上にレジストマスク7、8が隣接して形成される。
【0024】
次に、図1(b)に示すように、レジストマスク7、8を基板ごと有機溶剤薬液、例えばプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PGMEA)の蒸気雰囲気中に暴露処理すると、レジストマスク7、8に薬液が浸透し溶解し始め、一部が流動化し、レジストマスク7、8の間隔部分で連結され、連結レジストマスク9となる。これをここでは、薬液リフロー、溶解リフロー又は薬液溶解リフローと呼ぶ。
【0025】
このようにして薬液溶解リフロー処理された連結レジストマスク9は、レジスト膜の表層部が流動化する為に、レジスト膜の厚い部分17、18と、薄い部分19、20とにある程度明確に区分される。レジストマスク7、8の薬液溶解リフロー処理では、レジスト膜の厚い部分17、18と、薄い部分19、20を明確に画定するのが、熱によるリフローに比べて容易であり、連結レジストマスク9の膜厚の変化は、急激に変化した2段階の膜厚になり、レジスト膜の薄い部分19は、レジスト膜の厚い部分17、18の間に均一に広がった形状に形成される。
【0026】
この場合薬液として、沸点が比較的低い(120℃以下、特に80℃以下が最適)有機溶剤を使用するほど、レジストが溶解する初期に粘度の低い状態の2段階の薬液溶解リフローが発生するので、明確な段差を呈する2段の膜厚を形成し易い。
【0027】
次に、図1(c)に示すように、この薬液溶解リフローした連結レジストマスク9をマスクとし金属膜6、n +型a−Si膜5、a−Si膜4を順にエッチング除去し、a−Si膜4、n +型a−Si膜5、金属膜6からなる積層膜パターン10を形成する。
【0028】
この後、薬液溶解リフローした連結レジストマスク9に対しレジスト膜の薄い部分19、20のみが除去されるようにO2アッシング処理を施すと、図2(a)のように、連結レジストマスク9のうち厚い部分17、18が残って、それぞれ残存レジストマスク27、28となる。
【0029】
次に、このアッシング後のレジストマスクを基に下地のn +型a−Si膜5と金属膜6、及びa−Si膜4の一部をエッチングして図2(b)のように、ソース・ドレイン電極11を形成し、同時にa−Si膜4からなるアイランド12及びアイランド中のバックチャネル13を形成する。
【0030】
このようにして、逆スタガード型のTFTが形成される。これ以降の工程の説明は省略されるが、例として、画素電極、パッシベーション絶縁膜等が形成されて、アクティブマトリクスTFT―LCD素子が形成されることになる。
【0031】
本発明によれば、レジストパターンのリフローに薬液溶解リフローを用いるので、レジストパターンの変形がほぼ原状の平面形状を維持しつつ行われ、かつ、レジストパターンの周りにレジストパターンがリフローして新たにエッチングのマスクとなり得る薄い膜厚のレジストパターンが形成される。さらに、溶解リフローしたレジストパターンをマスクとして、その下の被エッチング膜に第1のエッチングを行って、被エッチング膜に第1のパターンを形成し、続いて、薄い膜厚のレジストパターンをエッチング除去する。このとき、元のレジストパターンの位置に残ってできる残存レジストパターンは、元のレジストパターンからは平面形状が小さくなるものの、基板間、画素間でばらつきの小さい均一な平面形状としての残存レジストパターンが得られる。従って、残存レジストパターンをマスクとして形成されるソース・ドレイン電極、薄膜トランジスタのバックチャネルは基板間、画素間でばらつきの小さい均一な平面形状とすることができる。
【0032】
ここで、本発明の実施形態ではレジスト膜を用いたが、本発明はこれに限定されず、以下に示す有機膜が適用可能であり、その有機膜は、有機系材料と有機溶剤で主に構成されている有機膜と、無機系材料と有機溶剤で主に構成されている有機膜である。前者の有機系材料は、レジスト膜、アクリル、ポリイミド、ポリアクリルアミド等の樹脂及び高分子有機材料であり、後者の無機材料として、シロキサン又は、ポリシロキサン、ポリシラン、ポリシリーン、カルボシラン、シリコン、無機ガラス等が挙げられる。両者に用いられる有機溶剤は、既に記載した有機溶剤薬液が全てが使用可能である。
【0033】
また、有機膜が水溶性材料であるときは、ポリアクリル酸、ポリビニルアセタール、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、ポリエチレンイミン、ポリエチレンオキシド、スチレン−無水マレイン酸共重合体、ポリビニルアミン、ポリアリルアミン、オキサゾリン基含有水溶性樹脂、水溶性メラミン樹脂、水溶性尿素樹脂、アルキッド樹脂、スルホンアミドのうち1種類又はこれらの2種類以上の混合物である。
【0034】
有機膜が有機溶剤に溶解性の有る有機材料又は無機材料で構成されている場合には、薬液として有機溶剤の溶液が用いられる。有機膜が水に溶解性のある有機溶剤と有機材料又は有機溶剤と無機材料で構成されている場合には、薬液として少なくとも水を含む水溶液を用いることで同様の処理効果を起こすことも可能である。
【0035】
また、本発明の実施形態では、特に有機溶剤に溶解性のある有機系材料で有機膜が構成されている場合で、薬液に有機溶剤の溶液を用い、リフロー方法として前述の第1のリフロー方法、すなわち薬液蒸気に暴露するリフロー方法を用いた例を示した。しかしながら、リフロー方法としては、別のリフロー方法、すなわち薬液中へ浸漬するリフロー方法を用いることも可能である。
【0036】
ここで使用するレジストマスクの材料としては、次のような有機レジストが好ましい。例えば、高分子化合物と感光剤及びその他添加剤から形成されるものとして、有機材料のみからなるレジストや有機材料と無機材料との混合からなるレジストがある。
【0037】
有機材料のみからなるレジストでは、ポリビニル系の例としてポリビニルケイ皮酸エステルがある。また、ゴム系の例としては、環化ポリイソプレンや環化ポリブタジエンにビスアジド化合物を混合した物がある。ノボラック樹脂系の例としては、クレゾールノボラック樹脂とナフトキノンジアジド−5−スルフォン酸エステルを混合した物がある。さらにアクリル酸の共重合樹脂系の例として、ポリアクリルアミドやポリアミド酸がある。その他の例としては、臭素、ヨウ素を添加又は、多く含むレジストがある。
【0038】
一方、有機材料と無機材料からなるレジストとしては、Si含有レジストの例としてのシロキサン又は、ポリシロキサン、ポリシラン、ポリシリーン、カルボシランを含むレジストがあり、Si以外の金属含有レジストの例として、ゲルマニウムを含有するレジストがある。
【0039】
また、レジストマスクは、ネガ型あるいはポジ型のいずれのレジストで形成されていてもよい。ポジ型としては、ノボラック樹脂系の、例えば、クレゾールノボラック樹脂とナフトキノンジアジド−5−スルフォン酸エステルを混合した物が適している。ネガ型としては、ゴム系の、例えば、環化ポリイソプレンや環化ポリブタジエンにビスアジド化合物を混合した物が適している。
【0040】
また、有機溶剤として本発明の実施形態では、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PGMEA)を用いたが、有機溶剤は、以下に示す有機溶剤のうち少なくとも一つを含むものであれば、本実施形態の変形例として適用可能である。以下には、有機溶剤を上位概念としての有機溶剤と、それを具体化した下位概念の有機溶剤とに分けて示している。(Rはアルキル基又は置換アルキル基、Arはフェニル基又はフェニル基以外の芳香環を示す)
有機溶剤:
アルコール類(R−OH)
アルコキシアルコール類
エーテル類(R−O−R、Ar−O−R、Ar−O−Ar)
エステル類
ケトン類
グリコール類
アルキレングリコール類
グリコールエーテル類
上記有機溶剤の具体例:
・CH3OH、C25OH、CH3(CH2)XOH
・イソプロピルアルコール(IPA)
・エトキシエタノール
・メトキシアルコール
・長鎖アルキルエステル
・モノエタノールアミン(MEA)
・アセトン
・アセチルアセトン
・ジオキサン
・酢酸エチル
・酢酸ブチル
・トルエン
・メチルエチルケトン(MEK)
・ジエチルケトン
・ジメチルスルホキシド(DMSO)
・メチルイソブチルケトン(MIBK)
・ブチルカルビトール
・n−ブチルアセテート(nBA)
・ガンマーブチロラクトン
・エチルセロソルブアセテート(ECA)
・乳酸エチル
・ピルビン酸エチル
・2−ヘプタノン(MAK)
・3−メトキシブチルアセテート
・エチレングリコール
・プロピレングリコール
・ブチレングリコール
・エチレングリコールモノエチルエーテル
・ジエチレングリコールモノエチルエーテル
・エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート
・エチレングリコールモノメチルエーテル
・エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート
・エチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル
・ポリエチレングリコール
・ポリプロレングリコール
・ポリブチレングリコール
・ポリエチレングリコールモノエチルエーテル
・ポリジエチレングリコールモノエチルエーテル
・ポリエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート
・ポリエチレングリコールモノメチルエーテル
・ポリエチレングリコールモノメチルエーテルアセテート
・ポリエチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル
・メチル−3−メトキシプロピオネート(MMP)
・プロピレングリコールモノメチルエーテル(PGME)
・プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PGMEA)
・プロピレングリコールモノプロピルエーテル(PGP)
・プロピレングリコールモノエチルエーテル(PGEE)
・エチル−3−エトキシプロピオネート(FEP)
・ジプロピレングリコールモノエチルエーテル
・トリプロピレングリコールモノエチルエーテル
・ポリプロピレングリコールモノエチルエーテル
・プロピレングリコールモノメチルエーテルプロピオネート
・3−メトキシプロピオン酸メチル
・3−エトキシプロピオン酸エチル
・N−メチル−2−ピロリドン(NMP)
次に、薬液溶解リフローの為の処理として、主に有機溶剤の溶液の蒸気中に曝される方法を採用して説明する。
【0041】
有機溶剤の温度は、常温(20℃付近)に保つようにする。こうして、有機溶剤の蒸気にさらし、蒸気暴露処理する。ここで蒸気密度の高いアセトンやプロピレングリコールモノエチルエーテルを用いる場合には、0.1〜3分の蒸気暴露処理だが、蒸気密度の低いトリプロピレングリコールモノエチルエーテルや、N−メチル−2−ピロリドンを用いる場合には、5〜20分の処理を行なう。
【0042】
レジストに上述した薬液すなわち有機溶剤の溶液が浸透している状態ではレジストが溶解してリフローが起きる(ここでは、薬液リフロー、溶解リフロー又は薬液溶解リフローと呼ぶ)、薬液の供給を絶つと薬液は数十秒〜数分以内(有機溶剤の種類による)にレジスト中の有機溶剤が蒸発してレジストが固まる現象が見られた。また、溶解中は薬液が浸透しているのでレジストは膨張状態になるが、薬液が蒸発した後では体積が元に戻ることも見い出した。
【0043】
以上述べてきたように、本発明のパターン形成方法及びそれを用いたアクティブマトリクス基板の製造方法では、有機膜材料マスクパターンのリフローを薬液を用いた溶解リフローにより行うので、有機膜材料マスクパターンのリフロー後、有機膜材料マスクパターンを膜厚の厚い部分を構成する部分とリフローにより新たに形成された薄い膜厚の部分とに明確に区分されたマスクパターンとすることができる。従って、リフロー後に薄い部分を除去しても厚い部分の平面形状が基板間、基板内でばらつきが小さく、再現性良く形成され、それをマスクにした被エッチング膜のエッチングパターンも精度の良いものとすることができる。
【0044】
【発明の効果】
上述のように、本発明のパターン形成方法及びそれを用いたアクティブマトリクス基板の製造方法によれば、有機膜材料マスクパターンのリフローを薬液を用いた溶解リフローにより行うので、有機膜材料マスクパターンのリフロー後、有機膜材料マスクパターンを膜厚の厚い部分を構成する部分とリフローにより新たに形成された薄い膜厚の部分とに明確に区分されたマスクパターンとすることができる。従って、リフロー後に薄い部分を除去しても厚い部分の平面形状が基板間、基板内でばらつきが小さく、再現性良く形成され、それをマスクにした被エッチング膜のエッチングパターンも精度の良いものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の薄膜トランジスタの製造方法を工程順に示す断面図である。
【図2】図1に続く製造工程を示す断面図である。
【図3】従来の薄膜トランジスタの製造方法を工程順に示す断面図である。
【図4】図3に続く製造工程を示す断面図である。
【符号の説明】
1、101 絶縁基板
2、102 ゲート電極
3、103 ゲート絶縁膜
4、104 アモルファスシリコン
5、105 n+型アモルファスシリコン
6、106 金属膜
7、8、107、108 レジストマスク
9、109 連結レジストマスク
10、110 積層膜パターン
11、111 ソース・ドレイン電極
12、112 アイランド
13、113 バックチャネル
17、18、117、118 レジスト膜の厚い部分
19、20、119、120 レジスト膜の薄い部分
27、28、127、128 残存レジストマスク

Claims (13)

  1. 被エッチング膜の上に有機膜パターンを形成する工程と、前記有機膜パターンに薬液を浸透させる薬液リフローにより前記有機膜パターンを変形させ膜厚の厚い厚膜有機膜部及び前記厚膜有機膜部よりも膜厚の薄い薄膜有機膜部を有する変形有機膜パターンとする工程と、前記変形有機膜パターンをマスクとして前記被エッチング膜をエッチングして前記被エッチング膜に第1のエッチングパターンを形成する工程と、前記変形有機膜パターンをエッチング処理して前記薄膜有機膜部を除去し、前記厚膜有機膜部が被エッチング膜の上に残存した残存有機膜パターンとする工程と、前記残存有機膜パターンをマスクとして前記被エッチング膜をエッチングして前記被エッチング膜に第2のエッチングパターンを形成する工程とを有するパターン形成方法。
  2. 前記薬液リフローにより、前記厚膜有機膜部及び前記薄膜有機膜部の各々の少なくとも一部が平坦部となるように前記有機膜パターンを変形させることを特徴とする請求項1に記載のパターン形成方法。
  3. 前記薬液リフローにより、前記有機膜パターンを、前記厚膜有機膜部と前記薄膜有機膜部との間に明確な段差を呈するように、前記厚膜有機膜部と前記薄膜有機膜部との2段階の膜厚に変形させることを特徴とする請求項1又は2に記載のパターン形成方法。
  4. 前記薬液リフローで用いる薬液は、沸点が120℃以下の薬液であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のパターン形成方法。
  5. 前記薬液リフローで用いる薬液は、沸点が80℃以下の薬液であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のパターン形成方法。
  6. 前記薬液リフローで用いる薬液は有機溶液であることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載のパターン形成方法。
  7. 被エッチング膜の上に同じ膜厚を有し隣接する第1の有機膜パターン及び第2の有機膜パターンを含む有機膜パターンを形成する工程と、前記有機膜パターンを変形させ、かつ、連結させて膜厚の厚い厚膜有機膜部及び前記厚膜有機パターンよりも膜厚の薄い薄膜有機膜部を有する連結有機膜パターンとする工程と、前記連結有機膜パターンをマスクとして前記被エッチング膜をエッチングして前記被エッチング膜に第1のエッチングパターンを形成する工程と、前記連結有機膜パターンを一様にエッチング処理して前記薄膜有機膜部を除去し、前記厚膜有機膜部が被エッチング膜の上に残存した第1の残存有機膜パターン及び第2の残存有機膜パターンとする工程と、前記第1の残存有機膜パターン及び前記第2の残存有機膜パターンをマスクとして前記被エッチング膜をエッチングして前記被エッチング膜に第2のエッチングパターンを形成する工程と、を有するパターン形成方法であって、前記第1の有機膜パターン及び第2の有機膜パターンを含む有機膜パターンの変形が、前記有機膜パターンに薬液を浸透させる薬液リフローにより行われることを特徴とするパターン形成方法。
  8. 前記薬液リフローが、前記有機膜に薬液の蒸気ガスを暴露させることにより行われることを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載のパターン形成方法。
  9. 前記薬液リフローの薬液は、以下に示す有機溶剤のうち少なくとも一つを含む有機溶液である請求項1乃至8の何れか一項に記載のパターン形成方法。
    有機溶剤(Rはアルキル基又は置換アルキル基、Arはフェニル基又はフェニル基以外の芳香環を示す):
    ・アルコール類(R−OH)
    ・エーテル類(R−O−R、Ar−O−R、Ar−O−Ar)
    ・エステル類
    ・ケトン類
    ・グリコール類
    ・アルキレングリコール類
    ・アルコキシアルコール類
    ・グリコールエーテル類
  10. 前記有機膜パターンの構成材料がレジスト膜、アクリル、ポリイミド、ポリアクリルアミドのいずれかである請求項1乃至9のいずれか一項に記載のパターン形成方法。
  11. 前記有機膜パターンの変形が、前記有機膜パターンを薬液リフローした後、続いて、100〜180℃の範囲の温度で熱処理し、前記有機膜パターン中に含まれる有機溶剤を蒸発させることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載のパターン形成方法。
  12. 基板上にゲート線を形成し、続いて、前記1基板上に前記ゲート線を覆うゲート絶縁膜を形成する工程と、前記ゲート絶縁膜上に半導体膜及び導電膜を順に堆積して半導体膜及び導電膜からなる積層膜を形成する工程と、前記積層膜の上に同じ膜厚を有し隣接する第1の有機膜パターン及び第2の有機膜パターンを形成する工程と、前記第1の有機膜パターン及び第2の有機膜パターンを変形させ、かつ、連結させて膜厚の厚い厚膜有機膜部及び前記厚膜有機パターンよりも膜厚の薄い薄膜有機膜部を有する連結有機膜パターンとする工程と、前記連結有機膜パターンをマスクとして前記積層膜をエッチングして前記積層膜からなる積層膜パターンを形成する工程と、前記連結有機膜パターンを一様にエッチング処理して前記薄膜有機膜部を除去し、前記厚膜有機膜部が前記積層膜パターンの上に残存した第1の残存有機膜パターン及び第2の残存有機膜パターンとする工程と、前記第1の残存有機膜パターン及び前記第2の残存有機膜パターンをマスクとして前記積層膜パターンをエッチングして前記積層膜パターンのうち前記導電膜をエッチング除去して前記第1の残存有機膜パターン及び前記第2の残存有機膜パターンの間に前記積層膜パターンのうち前記半導体膜を露出させて薄膜トランジスタのバックチャネルとする工程と、を有するアクテブマトリクス基板の製造方法であって、前記第1の有機膜パターン及び第2の有機膜パターンの変形が、前記第1の有機膜パターン及び第2の有機膜パターンに薬液を浸透させる薬液リフローにより行われることを特徴とするアクティブマトリクス基板の製造方法。
  13. 前記バックチャネルを除く領域の前記積層膜パターンは、前記薄膜トランジスタのソース・ドレイン電極、前記ソース・ドレイン電極の一方から延びるデータ線、前記ソース・ドレイン電極の他方から延びる画素電極を構成する請求項12に記載のアクティブマトリクス基板の製造方法。
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