JP2003158068A - パターン形成方法及びそれを用いたアクティブマトリクス基板の製造方法 - Google Patents
パターン形成方法及びそれを用いたアクティブマトリクス基板の製造方法Info
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- JP2003158068A JP2003158068A JP2001358878A JP2001358878A JP2003158068A JP 2003158068 A JP2003158068 A JP 2003158068A JP 2001358878 A JP2001358878 A JP 2001358878A JP 2001358878 A JP2001358878 A JP 2001358878A JP 2003158068 A JP2003158068 A JP 2003158068A
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Abstract
させて、膜厚の異なるレジストパターンを形成する場
合、レジスト膜全体が流動化するために、流動化して延
びた領域はなだらかな傾斜を有し、レジスト膜の厚い部
分と薄い部分とに不明瞭に区分される。これに対してO
2アッシング処理を施すと平面形状の定まらないレジス
トパターンが残り、このレジストパターンをマスクとし
てエッチングされる下地膜は精度の悪い平面形状を呈す
る。 【解決手段】レジストマスク7、8のリフローを薬液を
用いた溶解リフローにより行うので、マスクパターンを
膜厚の厚い部分17、18と新たに形成された薄い膜厚
の部分19、20とに明確に区分されたマスクパターン
とすることができる。従って、それをマスクにした下地
膜のエッチングパターンも精度の良いものとすることが
できる。
Description
及びそれを用いたアクティブマトリクス基板の製造方法
に関し、特に、1回のフォトレジスト工程で被エッチン
グ膜に2つ以上の異なるパターンを形成する方法に関す
る。
の形成手段であるフォトリソグラフィ技術とドライエッ
チング技術とに支えられて達成されてきた。しかし、こ
のようにして半導体装置が高性能化されてくると、その
製造工程が高度化し製造コストが増加するようになる。
トを大幅に低減すべく、パターンの製造工程を短縮させ
て全体の工程数を減らすことが強く要求されてきてい
る。
る技術を例に挙げて説明すると、薄膜トランジスタは、
マスクを用いたフォトリソグラフィ工程を通じて製造さ
れるのが一般的であり、製造工程数を減らすためには、
このマスク数を削減し、フォトグラフィ工程を減らすの
が効果的である。
方式のTFT素子を形成した液晶表示素子は、通常5、
6枚のマスクを使用する。これに対して、1つのマスク
で2種類の膜厚を有するフォトレジストパターンを形成
する方法を用いることにより、マスク数を削減すること
ができる。この方法によれば、従来必要とされたマスク
数を4枚のマスク数で済む。この2種類の膜厚を有する
フォトレジストパターンを形成する方法は、特開200
0−164886公報に、(1)ハーフトーンマスクに
よる方法と、(2)レジストのリフロー(加熱軟化)に
よる方法として開示されている。本発明は、この(2)
の方法に関するものであり、これについて、図3,4を
参照して説明する。同図は、逆スタガード型のTFTの
製造工程の一部を示す模式断面図である。
の透明基板からなる絶縁基板101上にゲート電極10
2を形成し、ゲート絶縁膜103、アモルファスシリコ
ン(a−Si)膜104とn +型アモルファスシリコン
(n +型a−Si)膜105と金属膜106とが積層し
て堆積され、さらに、公知のフォトリソグラフィ技術
で、金属膜106上にレジストマスク107、108が
隣接して形成される。
マスク107、108を120〜180℃の間で5〜3
0分加熱処理するとレジストマスク107、108は、
軟化して流動化し、レジストマスク107、108の間
隔部分で連結され、連結レジストマスク109となる。
109は、レジスト膜全体が流動化するために、流動化
して延びた領域はなだらかな傾斜を有し、レジスト膜の
厚い部分117、118と、薄い部分119、120と
に概略区分される。
ーして形成された連結レジストマスク109をマスクと
して、金属膜106、n +型a−Si膜105、a−S
i膜104をエッチング除去し、a−Si膜104、n
+型a−Si膜105、金属膜106からなる積層膜パ
ターン110を形成する。
O2アッシング処理を施すと図4(a)のように連結レ
ジストマスク109のうち厚い部分117、118が残
って、それぞれ残存レジストマスク127、128とな
る。
合、図3(c)のアッシング前の連結レジストマスク1
09は、レジスト膜の厚い部分117、118と薄い部
分119、120とが、明確に区分されないため、薄い
部分119、120の除去を行っても除去領域が明確に
画定されず、従って、残存レジストマスク127、12
8の平面形状が明確に画定された形状とはならない。
スク127、128を基に下地のn+型a−Si膜10
5と金属膜106、及びa−Si膜104の一部をエッ
チングすると、図4(b)のような構造となり、上述の
ように、平面形状が明確に画定されていない残存レジス
トマスク127、128が下地に転写され、a−Si膜
104からなるアイランド112、バックチャネル11
3及びn +型a−Si膜105と金属膜106からなる
ソース・ドレイン電極111が形成されるが、特にバッ
クチャネル113及びソース・ドレイン電極111は、
その平面形状が明確に画定されない形状となる。このよ
うにして、逆スタガード型のTFTが形成される。これ
以降の工程の説明は省略されるが、例として、画素電
極、パッシベーション絶縁膜等が形成されて、アクティ
ブマトリクスTFT―LCD素子が形成されることにな
る。
ネル113及びソース・ドレイン電極111を形成した
場合、バックチャネル113及びソース・ドレイン電極
111の平面形状は、基板間のみならず、基板内での隣
接する画素間でもばらつくことが予測される。
程でレジスト膜等の有機膜パターンを形成し、この有機
膜パターンをマスクとして被エッチング膜に2つの異な
るパターンを形成する場合、形状ばらつきの小さい被エ
ッチング膜が得られることを可能とするパターン形成方
法及びそれを用いたアクティブマトリクス基板の製造方
法を提供することにある。
形成方法は、被エッチング膜の上に有機膜パターンを形
成する工程と、前記有機膜パターンを変形させ、膜厚の
厚い厚膜有機膜部及び前記厚膜有機膜部よりも膜厚の薄
い薄膜有機膜部を有する変形有機膜パターンとする工程
と、前記変形有機膜パターンをマスクとして前記被エッ
チング膜をエッチングして前記被エッチング膜に第1の
エッチングパターンを形成する工程と、前記変形有機膜
パターンをエッチング処理して前記薄膜有機膜部を除去
し、前記厚膜有機膜部が被エッチング膜の上に残存した
残存有機膜パターンとする工程と、前記残存有機膜パタ
ーンをマスクとして前記被エッチング膜をエッチングし
て前記被エッチング膜に第2のエッチングパターンを形
成する工程とを有することを特徴とし、前記有機膜パタ
ーンの変形が、前記有機膜パターンに薬液を浸透させる
薬液リフローにより行われる。
ッチング膜の上に同じ膜厚を有し隣接する第1の有機膜
パターン及び第2の有機膜パターンを含む有機膜パター
ンを形成する工程と、前記有機膜パターンを変形させ、
かつ、連結させて膜厚の厚い厚膜有機膜部及び前記厚膜
有機パターンよりも膜厚の薄い薄膜有機膜部を有する連
結有機膜パターンとする工程と、前記連結有機膜パター
ンをマスクとして前記被エッチング膜をエッチングして
前記被エッチング膜に第1のエッチングパターンを形成
する工程と、前記連結有機膜パターンを一様にエッチン
グ処理して前記薄膜有機膜部を除去し、前記厚膜有機膜
部が被エッチング膜の上に残存した第1の残存有機膜パ
ターン及び第2の残存有機膜パターンとする工程と、前
記第1の残存有機膜パターン及び前記第2の残存有機膜
パターンをマスクとして前記被エッチング膜をエッチン
グして前記被エッチング膜に第2のエッチングパターン
を形成する工程と、を有するパターン形成方法であっ
て、前記第1の有機膜パターン及び第2の有機膜パター
ンを含む有機膜パターンの変形が、前記有機膜パターン
に薬液を浸透させる薬液リフローにより行われることを
特徴とする。
次のような好適な適用形態を有している。
に薬液の蒸気ガスを暴露させることにより行われる。
に示す有機溶剤のうち少なくとも一つを含む有機溶液で
ある。有機溶剤(Rはアルキル基又は置換アルキル基、
Arはフェニル基又はフェニル基以外の芳香環を示
す): ・アルコール類(R−OH) ・エーテル類(R−O−R、Ar−O−R、Ar−O−
Ar) ・エステル類 ・ケトン類 ・グリコール類 ・アルキレングリコール類 ・アルコキシアルコール類 ・グリコールエーテル類 第3に、前記有機膜パターンの構成材料がレジスト膜、
アクリル、ポリイミド、ポリアクリルアミドのいずれか
である。
記有機膜パターンを薬液リフローした後、続いて、10
0〜180℃の範囲の温度で熱処理し、前記有機膜パタ
ーン中に含まれる有機溶剤を蒸発させる。
方法は、基板上にゲート線を形成し、続いて、前記1基
板上に前記ゲート線を覆うゲート絶縁膜を形成する工程
と、前記ゲート絶縁膜上に半導体膜及び導電膜を順に堆
積して半導体膜及び導電膜からなる積層膜を形成する工
程と、前記積層膜の上に同じ膜厚を有し隣接する第1の
有機膜パターン及び第2の有機膜パターンを形成する工
程と、前記第1の有機膜パターン及び第2の有機膜パタ
ーンを変形させ、かつ、連結させて膜厚の厚い厚膜有機
膜部及び前記厚膜有機パターンよりも膜厚の薄い薄膜有
機膜部を有する連結有機膜パターンとする工程と、前記
連結有機膜パターンをマスクとして前記積層膜をエッチ
ングして前記積層膜からなる積層膜パターンを形成する
工程と、前記連結有機膜パターンを一様にエッチング処
理して前記薄膜有機膜部を除去し、前記厚膜有機膜部が
前記積層膜パターンの上に残存した第1の残存有機膜パ
ターン及び第2の残存有機膜パターンとする工程と、前
記第1の残存有機膜パターン及び前記第2の残存有機膜
パターンをマスクとして前記積層膜パターンをエッチン
グして前記積層膜パターンのうち前記導電膜をエッチン
グ除去して前記第1の残存有機膜パターン及び前記第2
の残存有機膜パターンの間に前記積層膜パターンのうち
前記半導体膜を露出させて薄膜トランジスタのバックチ
ャネルとする工程と、を有するアクティブマトリクス基
板の製造方法であって、前記第1の有機膜パターン及び
第2の有機膜パターンの変形が、前記第1の有機膜パタ
ーン及び第2の有機膜パターンに薬液を浸透させる薬液
リフローにより行われ、前記バックチャネルを除く領域
の前記積層膜パターンは、前記薄膜トランジスタのソー
ス・ドレイン電極、前記ソース・ドレイン電極の一方か
ら延びるデータ線、前記ソース・ドレイン電極の他方か
ら延びる画素電極を構成する。
て、図1、2を用いて説明する。図1、2は、アクティ
ブマトリクス基板上の薄膜トランジスタのアイランド部
及びソース・ドレイン電極の製造方法を工程順に示す断
面図である。
板1上にゲート電極2が形成され、ゲート絶縁膜3、ア
モルファスシリコン(a−Si)膜4とn +型アモルフ
ァスシリコン(n +型a−Si)膜5と金属膜6とが積
層して堆積され、さらに、公知のフォトリソグラフィ技
術で、金属膜6上にレジストマスク7、8が隣接して形
成される。
マスク7、8を基板ごと有機溶剤薬液、例えばプロピレ
ングリコールモノメチルエーテルアセテート(PGME
A)の蒸気雰囲気中に暴露処理すると、レジストマスク
7、8に薬液が浸透し溶解し始め、一部が流動化し、レ
ジストマスク7、8の間隔部分で連結され、連結レジス
トマスク9となる。これをここでは、薬液リフロー、溶
解リフロー又は薬液溶解リフローと呼ぶ。
た連結レジストマスク9は、レジスト膜の表層部が流動
化する為に、レジスト膜の厚い部分17、18と、薄い
部分19、20とにある程度明確に区分される。レジス
トマスク7、8の薬液溶解リフロー処理では、レジスト
膜の厚い部分17、18と、薄い部分19、20を明確
に画定するのが、熱によるリフローに比べて容易であ
り、連結レジストマスク9の膜厚の変化は、急激に変化
した2段階の膜厚になり、レジスト膜の薄い部分19
は、レジスト膜の厚い部分17、18の間に均一に広が
った形状に形成される。
(120℃以下、特に80℃以下が最適)有機溶剤を使
用するほど、レジストが溶解する初期に粘度の低い状態
の2段階の薬液溶解リフローが発生するので、明確な段
差を呈する2段の膜厚を形成し易い。
溶解リフローした連結レジストマスク9をマスクとし金
属膜6、n +型a−Si膜5、a−Si膜4を順にエッ
チング除去し、a−Si膜4、n +型a−Si膜5、金
属膜6からなる積層膜パターン10を形成する。
トマスク9に対しレジスト膜の薄い部分19、20のみ
が除去されるようにO2アッシング処理を施すと、図2
(a)のように、連結レジストマスク9のうち厚い部分
17、18が残って、それぞれ残存レジストマスク2
7、28となる。
を基に下地のn +型a−Si膜5と金属膜6、及びa−
Si膜4の一部をエッチングして図2(b)のように、
ソース・ドレイン電極11を形成し、同時にa−Si膜
4からなるアイランド12及びアイランド中のバックチ
ャネル13を形成する。
が形成される。これ以降の工程の説明は省略されるが、
例として、画素電極、パッシベーション絶縁膜等が形成
されて、アクティブマトリクスTFT―LCD素子が形
成されることになる。
ローに薬液溶解リフローを用いるので、レジストパター
ンの変形がほぼ原状の平面形状を維持しつつ行われ、か
つ、レジストパターンの周りにレジストパターンがリフ
ローして新たにエッチングのマスクとなり得る薄い膜厚
のレジストパターンが形成される。さらに、溶解リフロ
ーしたレジストパターンをマスクとして、その下の被エ
ッチング膜に第1のエッチングを行って、被エッチング
膜に第1のパターンを形成し、続いて、薄い膜厚のレジ
ストパターンをエッチング除去する。このとき、元のレ
ジストパターンの位置に残ってできる残存レジストパタ
ーンは、元のレジストパターンからは平面形状が小さく
なるものの、基板間、画素間でばらつきの小さい均一な
平面形状としての残存レジストパターンが得られる。従
って、残存レジストパターンをマスクとして形成される
ソース・ドレイン電極、薄膜トランジスタのバックチャ
ネルは基板間、画素間でばらつきの小さい均一な平面形
状とすることができる。
を用いたが、本発明はこれに限定されず、以下に示す有
機膜が適用可能であり、その有機膜は、有機系材料と有
機溶剤で主に構成されている有機膜と、無機系材料と有
機溶剤で主に構成されている有機膜である。前者の有機
系材料は、レジスト膜、アクリル、ポリイミド、ポリア
クリルアミド等の樹脂及び高分子有機材料であり、後者
の無機材料として、シロキサン又は、ポリシロキサン、
ポリシラン、ポリシリーン、カルボシラン、シリコン、
無機ガラス等が挙げられる。両者に用いられる有機溶剤
は、既に記載した有機溶剤薬液が全てが使用可能であ
る。
ポリアクリル酸、ポリビニルアセタール、ポリビニルピ
ロリドン、ポリビニルアルコール、ポリエチレンイミ
ン、ポリエチレンオキシド、スチレン−無水マレイン酸
共重合体、ポリビニルアミン、ポリアリルアミン、オキ
サゾリン基含有水溶性樹脂、水溶性メラミン樹脂、水溶
性尿素樹脂、アルキッド樹脂、スルホンアミドのうち1
種類又はこれらの2種類以上の混合物である。
又は無機材料で構成されている場合には、薬液として有
機溶剤の溶液が用いられる。有機膜が水に溶解性のある
有機溶剤と有機材料又は有機溶剤と無機材料で構成され
ている場合には、薬液として少なくとも水を含む水溶液
を用いることで同様の処理効果を起こすことも可能であ
る。
剤に溶解性のある有機系材料で有機膜が構成されている
場合で、薬液に有機溶剤の溶液を用い、リフロー方法と
して前述の第1のリフロー方法、すなわち薬液蒸気に暴
露するリフロー方法を用いた例を示した。しかしなが
ら、リフロー方法としては、別のリフロー方法、すなわ
ち薬液中へ浸漬するリフロー方法を用いることも可能で
ある。
ては、次のような有機レジストが好ましい。例えば、高
分子化合物と感光剤及びその他添加剤から形成されるも
のとして、有機材料のみからなるレジストや有機材料と
無機材料との混合からなるレジストがある。
ビニル系の例としてポリビニルケイ皮酸エステルがあ
る。また、ゴム系の例としては、環化ポリイソプレンや
環化ポリブタジエンにビスアジド化合物を混合した物が
ある。ノボラック樹脂系の例としては、クレゾールノボ
ラック樹脂とナフトキノンジアジド−5−スルフォン酸
エステルを混合した物がある。さらにアクリル酸の共重
合樹脂系の例として、ポリアクリルアミドやポリアミド
酸がある。その他の例としては、臭素、ヨウ素を添加又
は、多く含むレジストがある。
トとしては、Si含有レジストの例としてのシロキサン
又は、ポリシロキサン、ポリシラン、ポリシリーン、カ
ルボシランを含むレジストがあり、Si以外の金属含有
レジストの例として、ゲルマニウムを含有するレジスト
がある。
ポジ型のいずれのレジストで形成されていてもよい。ポ
ジ型としては、ノボラック樹脂系の、例えば、クレゾー
ルノボラック樹脂とナフトキノンジアジド−5−スルフ
ォン酸エステルを混合した物が適している。ネガ型とし
ては、ゴム系の、例えば、環化ポリイソプレンや環化ポ
リブタジエンにビスアジド化合物を混合した物が適して
いる。
は、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテー
ト(PGMEA)を用いたが、有機溶剤は、以下に示す
有機溶剤のうち少なくとも一つを含むものであれば、本
実施形態の変形例として適用可能である。以下には、有
機溶剤を上位概念としての有機溶剤と、それを具体化し
た下位概念の有機溶剤とに分けて示している。(Rはア
ルキル基又は置換アルキル基、Arはフェニル基又はフ
ェニル基以外の芳香環を示す) 有機溶剤: アルコール類(R−OH) アルコキシアルコール類 エーテル類(R−O−R、Ar−O−R、Ar−O−A
r) エステル類 ケトン類 グリコール類 アルキレングリコール類 グリコールエーテル類 上記有機溶剤の具体例: ・CH3OH、C2H5OH、CH3(CH2)XOH ・イソプロピルアルコール(IPA) ・エトキシエタノール ・メトキシアルコール ・長鎖アルキルエステル ・モノエタノールアミン(MEA) ・アセトン ・アセチルアセトン ・ジオキサン ・酢酸エチル ・酢酸ブチル ・トルエン ・メチルエチルケトン(MEK) ・ジエチルケトン ・ジメチルスルホキシド(DMSO) ・メチルイソブチルケトン(MIBK) ・ブチルカルビトール ・n−ブチルアセテート(nBA) ・ガンマーブチロラクトン ・エチルセロソルブアセテート(ECA) ・乳酸エチル ・ピルビン酸エチル ・2−ヘプタノン(MAK) ・3−メトキシブチルアセテート ・エチレングリコール ・プロピレングリコール ・ブチレングリコール ・エチレングリコールモノエチルエーテル ・ジエチレングリコールモノエチルエーテル ・エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート ・エチレングリコールモノメチルエーテル ・エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート ・エチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル ・ポリエチレングリコール ・ポリプロレングリコール ・ポリブチレングリコール ・ポリエチレングリコールモノエチルエーテル ・ポリジエチレングリコールモノエチルエーテル ・ポリエチレングリコールモノエチルエーテルアセテー
ト ・ポリエチレングリコールモノメチルエーテル ・ポリエチレングリコールモノメチルエーテルアセテー
ト ・ポリエチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル ・メチル−3−メトキシプロピオネート(MMP) ・プロピレングリコールモノメチルエーテル(PGM
E) ・プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート
(PGMEA) ・プロピレングリコールモノプロピルエーテル(PG
P) ・プロピレングリコールモノエチルエーテル(PGE
E) ・エチル−3−エトキシプロピオネート(FEP) ・ジプロピレングリコールモノエチルエーテル ・トリプロピレングリコールモノエチルエーテル ・ポリプロピレングリコールモノエチルエーテル ・プロピレングリコールモノメチルエーテルプロピオネ
ート ・3−メトキシプロピオン酸メチル ・3−エトキシプロピオン酸エチル ・N−メチル−2−ピロリドン(NMP) 次に、薬液溶解リフローの為の処理として、主に有機溶
剤の溶液の蒸気中に曝される方法を採用して説明する。
保つようにする。こうして、有機溶剤の蒸気にさらし、
蒸気暴露処理する。ここで蒸気密度の高いアセトンやプ
ロピレングリコールモノエチルエーテルを用いる場合に
は、0.1〜3分の蒸気暴露処理だが、蒸気密度の低い
トリプロピレングリコールモノエチルエーテルや、N−
メチル−2−ピロリドンを用いる場合には、5〜20分
の処理を行なう。
の溶液が浸透している状態ではレジストが溶解してリフ
ローが起きる(ここでは、薬液リフロー、溶解リフロー
又は薬液溶解リフローと呼ぶ)、薬液の供給を絶つと薬
液は数十秒〜数分以内(有機溶剤の種類による)にレジ
スト中の有機溶剤が蒸発してレジストが固まる現象が見
られた。また、溶解中は薬液が浸透しているのでレジス
トは膨張状態になるが、薬液が蒸発した後では体積が元
に戻ることも見い出した。
形成方法及びそれを用いたアクティブマトリクス基板の
製造方法では、有機膜材料マスクパターンのリフローを
薬液を用いた溶解リフローにより行うので、有機膜材料
マスクパターンのリフロー後、有機膜材料マスクパター
ンを膜厚の厚い部分を構成する部分とリフローにより新
たに形成された薄い膜厚の部分とに明確に区分されたマ
スクパターンとすることができる。従って、リフロー後
に薄い部分を除去しても厚い部分の平面形状が基板間、
基板内でばらつきが小さく、再現性良く形成され、それ
をマスクにした被エッチング膜のエッチングパターンも
精度の良いものとすることができる。
法及びそれを用いたアクティブマトリクス基板の製造方
法によれば、有機膜材料マスクパターンのリフローを薬
液を用いた溶解リフローにより行うので、有機膜材料マ
スクパターンのリフロー後、有機膜材料マスクパターン
を膜厚の厚い部分を構成する部分とリフローにより新た
に形成された薄い膜厚の部分とに明確に区分されたマス
クパターンとすることができる。従って、リフロー後に
薄い部分を除去しても厚い部分の平面形状が基板間、基
板内でばらつきが小さく、再現性良く形成され、それを
マスクにした被エッチング膜のエッチングパターンも精
度の良いものとすることができる。
法を工程順に示す断面図である。
示す断面図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 被エッチング膜の上に有機膜パターンを
形成する工程と、前記有機膜パターンを変形させ、膜厚
の厚い厚膜有機膜部及び前記厚膜有機膜部よりも膜厚の
薄い薄膜有機膜部を有する変形有機膜パターンとする工
程と、前記変形有機膜パターンをマスクとして前記被エ
ッチング膜をエッチングして前記被エッチング膜に第1
のエッチングパターンを形成する工程と、前記変形有機
膜パターンをエッチング処理して前記薄膜有機膜部を除
去し、前記厚膜有機膜部が被エッチング膜の上に残存し
た残存有機膜パターンとする工程と、前記残存有機膜パ
ターンをマスクとして前記被エッチング膜をエッチング
して前記被エッチング膜に第2のエッチングパターンを
形成する工程とを有するパターン形成方法。 - 【請求項2】 前記有機膜パターンの変形が、前記有機
膜パターンに薬液を浸透させる薬液リフローにより行わ
れる請求項1記載のパターン形成方法。 - 【請求項3】 被エッチング膜の上に同じ膜厚を有し隣
接する第1の有機膜パターン及び第2の有機膜パターン
を含む有機膜パターンを形成する工程と、前記有機膜パ
ターンを変形させ、かつ、連結させて膜厚の厚い厚膜有
機膜部及び前記厚膜有機パターンよりも膜厚の薄い薄膜
有機膜部を有する連結有機膜パターンとする工程と、前
記連結有機膜パターンをマスクとして前記被エッチング
膜をエッチングして前記被エッチング膜に第1のエッチ
ングパターンを形成する工程と、前記連結有機膜パター
ンを一様にエッチング処理して前記薄膜有機膜部を除去
し、前記厚膜有機膜部が被エッチング膜の上に残存した
第1の残存有機膜パターン及び第2の残存有機膜パター
ンとする工程と、前記第1の残存有機膜パターン及び前
記第2の残存有機膜パターンをマスクとして前記被エッ
チング膜をエッチングして前記被エッチング膜に第2の
エッチングパターンを形成する工程と、を有するパター
ン形成方法であって、前記第1の有機膜パターン及び第
2の有機膜パターンを含む有機膜パターンの変形が、前
記有機膜パターンを薬液に薬液を浸透させる薬液リフロ
ーにより行われることを特徴とするパターン形成方法。 - 【請求項4】 前記薬液リフローが、前記有機膜に薬液
の蒸気ガスを暴露させることにより行われる請求項2又
は3記載のパターン形成方法。 - 【請求項5】 前記薬液リフローの薬液は、以下に示す
有機溶剤のうち少なくとも一つを含む有機溶液である請
求項2、3又は4記載のパターン形成方法。有機溶剤
(Rはアルキル基又は置換アルキル基、Arはフェニル
基又はフェニル基以外の芳香環を示す): ・アルコール類(R−OH) ・エーテル類(R−O−R、Ar−O−R、Ar−O−
Ar) ・エステル類 ・ケトン類 ・グリコール類 ・アルキレングリコール類 ・アルコキシアルコール類 ・グリコールエーテル類 - 【請求項6】 前記有機膜パターンの構成材料がレジス
ト膜、アクリル、ポリイミド、ポリアクリルアミドのい
ずれかである請求項1乃至5のいずれか一に記載のパタ
ーン形成方法。 - 【請求項7】 前記有機膜パターンの変形が、前記有機
膜パターンを薬液リフローした後、続いて、100〜1
80℃の範囲の温度で熱処理し、前記有機膜パターン中
に含まれる有機溶剤を蒸発させる請求項1乃至6のいず
れか一に記載のパターン形成方法。 - 【請求項8】 基板上にゲート線を形成し、続いて、前
記1基板上に前記ゲート線を覆うゲート絶縁膜を形成す
る工程と、前記ゲート絶縁膜上に半導体膜及び導電膜を
順に堆積して半導体膜及び導電膜からなる積層膜を形成
する工程と、前記積層膜の上に同じ膜厚を有し隣接する
第1の有機膜パターン及び第2の有機膜パターンを形成
する工程と、前記第1の有機膜パターン及び第2の有機
膜パターンを変形させ、かつ、連結させて膜厚の厚い厚
膜有機膜部及び前記厚膜有機パターンよりも膜厚の薄い
薄膜有機膜部を有する連結有機膜パターンとする工程
と、前記連結有機膜パターンをマスクとして前記積層膜
をエッチングして前記積層膜からなる積層膜パターンを
形成する工程と、前記連結有機膜パターンを一様にエッ
チング処理して前記薄膜有機膜部を除去し、前記厚膜有
機膜部が前記積層膜パターンの上に残存した第1の残存
有機膜パターン及び第2の残存有機膜パターンとする工
程と、前記第1の残存有機膜パターン及び前記第2の残
存有機膜パターンをマスクとして前記積層膜パターンを
エッチングして前記積層膜パターンのうち前記導電膜を
エッチング除去して前記第1の残存有機膜パターン及び
前記第2の残存有機膜パターンの間に前記積層膜パター
ンのうち前記半導体膜を露出させて薄膜トランジスタの
バックチャネルとする工程と、を有するアクテブマトリ
クス基板の製造方法であって、前記第1の有機膜パター
ン及び第2の有機膜パターンの変形が、前記第1の有機
膜パターン及び第2の有機膜パターンに薬液を浸透させ
る薬液リフローにより行われることを特徴とするアクテ
ィブマトリクス基板の製造方法。 - 【請求項9】 前記バックチャネルを除く領域の前記積
層膜パターンは、前記薄膜トランジスタのソース・ドレ
イン電極、前記ソース・ドレイン電極の一方から延びる
データ線、前記ソース・ドレイン電極の他方から延びる
画素電極を構成する請求項8記載のアクティブマトリク
ス基板の製造方法。
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