JP3870906B2 - ヒステリシス回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はヒステリシス回路に関し、特に集積化した際にICチップ内に占める回路面積を小さくする目的のヒステリシス回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
ヒステリシス回路とは、入力電圧の上昇又は下降に応じて出力電圧が立ち上がり又は立ち下がる回路であって、出力電圧が立ち上がる時の入力電圧しきい値と、立ち下がる時の入力電圧しきい値とが異なる回路を指すものである。このヒステリシス回路は、入力信号波形の歪み是正や、入力信号に重畳したノイズに対する動作マージンを確保できることから、マイコンなどのディジタル回路内に外部からの信号を取り込む入力回路部分に多く採用される。こうした部分に採用されるヒステリシス回路は、ディジタル回路と一体的に集積化されるため、ICチップ内で占める回路面積が小さいことが求められる。
【0003】
このようなヒステリシス回路としては、従来より様々な回路方式が提案されている。図9は、そのような従来回路の一例である(特許文献1参照)。このヒステリシス回路1は、トランジスタQ1〜Q4、抵抗R1〜R6および定電流回路2からなり、出力トランジスタQ4を制御するトランジスタQ3のコレクタ電圧が、トランジスタQ2のベースに正帰還される回路構成となっている。トランジスタQ3のON/OFF動作に応じてトランジスタQ2がON/OFFすることで、抵抗R2、R3、R4からなる分圧回路の分圧比が変化する。その結果、入力電圧Vinの上昇時と下降時とにおいて、トランジスタQ3のON/OFF状態を反転させる入力電圧Vin の値(しきい値電圧)が変化するため、ヒステリシスが生成される。ここで、定電流回路2は、トランジスタQ3のOFF動作時においてトランジスタQ2および出力トランジスタQ4に対しベース電流を供給するためのものである。
【0004】
しかしながら、この回路構成は、複数のトランジスタを必要とする定電流回路2を備えているため、IC化する場合にチップ占有面積が大きくなる問題がある。加えて無信号入力時においても回路内に定電流(暗電流)が流れるため、消費電流が大きくなるという問題もある。
【0005】
図10は、図9の回路に改良を加えたもので、定電流回路2を必要としない回路構成とすることで素子数を少なくすると共に、無信号入力時に回路電流(暗電流)が流れないようにして消費電流を少なくした回路である(特許文献2参照)。しかしながら、この回路構成においても、入力ノードVinと接地ノードVssとの間には分圧回路18が設けら、3個の抵抗R12、R13、R14が直列接続して用いられている。また、これ以外にも抵抗R11、R15、R16、R17、R18と多数の抵抗が用いられている。一般にこのような回路を集積回路として形成する場合、抵抗素子はICチップ上でトランジスタよりも広い面積を必要とする。従って、このように抵抗素子を多数使用する回路構成では、ICチップを小型化することは困難であり、コストダウンも難しいという問題がある。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−183702号報
【0007】
【特許文献1】
特開2002−217693号報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、従来技術のこうした問題点を解決するためになされたもので、その目的は、必要とする抵抗個数の少ないヒステリシス回路を提供することにあり、それによってICチップの小型化を実現し、コストダウンを図ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するための請求項1に記載の発明は、次のように構成したことを特徴とするヒステリシス回路である。第1のNMOSトランジスタ(Q21)のゲートとソースとドレインは、それぞれ入力ノード(NVin)、相互接続ノードN1、相互接続ノードN2に接続する。第2のNMOSトランジスタ(Q22)のゲートとソースとドレインは、それぞれ相互接続ノードN1、接地ノード(NVss)、相互接続ノードN2に接続する。第3のNMOSトランジスタ(Q23)のゲートとソースとドレインは、それぞれ出力ノード(NVout)、接地ノード(NVss)、相互接続ノードN1に接続する。第4のPMOSトランジスタ(Q24)のゲートとソースとドレインは、それぞれ接地ノード(NVss)、電源ノード(NVdd)、相互接続ノードN2に接続する。第5のPMOSトランジスタ(Q25)のゲートとソースとドレインは、それぞれ相互接続ノードN2、電源ノード(NVdd)、出力ノード(NVout)に接続する。第6のNMOSトランジスタ(Q26)のゲートとソースとドレインは、それぞれ電源ノード(NVdd)、接地ノード(NVss)、出力ノード(NVout)に接続する。電源ノード(NVdd)と接地ノード(NVss)との間には、電源ノード側を高電位として電源電圧(Vdd)を印加する。前記第4、第6のトランジスタ(Q24、Q26)は、常時導通状態にあってドレイン−ソース間抵抗が抵抗負荷として動作するように形成する。前記第1、第2、第3、第5のトランジスタ(Q21、Q22、Q23、Q25)は、各々のゲートに印加される電圧によりON/OFFのスイッチング動作をするように形成する。前記入力ノード(NVin)に入力電圧(Vin)を印加して、前記出力ノード(NVout)から出力電圧(Vout)を取り出す。このようにすれば、抵抗素子を1個も使用せずにMOSトランジスタのみでヒステリシス回路を構成することができる。
【0010】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のヒステリシス回路において、前記第1のトランジスタ(Q21)に代えて、第7のNPNトランジスタ(Q27)を、そのエミッタとコレクタをそれぞれ相互接続ノードN1、相互接続ノードN2に接続するとともに、そのベースと入力ノード(NVin)との間に第1の抵抗(R21)を追加接続し、更に前記第2のNMOSトランジスタ(Q22)に代えて、第8のNPNトランジスタ(Q28)を、そのベース、コレクタ、エミッタをそれぞれ前記相互接続ノードN1、相互接続ノードN2、接地ノード(NVss)に接続したことを特徴とするヒステリシス回路である。
【0011】
このようにすれば、抵抗素子は1個使用するのみで、残りはMOSトランジスタとバイポーラトランジスタとによりヒステリシス回路を構成することができる。
【0012】
また、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のヒステリシス回路において、前記第4のトランジスタ(Q24)に代えて、第2の抵抗(R22)を電源ノード(NVdd)と前記相互接続ノードN2との間に接続し、更に、前記第6のトランジスタ(Q26)に代えて、第3の抵抗(R23)を出力ノード(NVout)と接地ノード(NVss)との間に接続したことを特徴とするヒステリシス回路である。このヒステリシス回路は、抵抗素子を僅かに2個必要とするのみである。
【0013】
また、請求項4に記載の発明は、請求項2に記載のヒステリシス回路において、前記第4のトランジスタ(Q24)に代えて、第2の抵抗(R22)を電源ノード(NVdd)と相互接続ノードN2との間に接続し、更に、前記第6のトランジスタ(Q26)に代えて、第3の抵抗(R23)を出力ノード(NVout)と接地ノード(NVss)との間に接続したことを特徴とするヒステリシス回路である。このヒステリシス回路は、抵抗素子を3個必要とするのみである。
【0014】
また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のヒステリシス回路において、前記第5のトランジスタ(Q5)に代えて、第9のPNPトランジスタ(Q29)をそのコレクタ、ベース、エミッタをそれぞれ出力ノード(NVout)、相互接続ノードN2、電源ノード(NVdd)に接続し、更に前記第3のトランジスタ(Q23)に代えて、第10のNPNトランジスタ(Q30)をそのコレクタ、エミッタをそれぞれ相互接続ノードN1、接地ノード(NVss)に接続するとともに、そのベースと出力ノード(NVout)の間に第4の抵抗(R24)を追加挿入したことを特徴とするヒステリシス回路である。このヒステリシス回路は、抵抗素子を4個必要とするのみである。
【0015】
また、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のヒステリシス回路において、前記第8のトランジスタのコレクタと相互接続ノードN2との接続を断つと共に、当該第8のトランジスタ(Q28)のコレクタとベースとの間を短絡する配線を追加したことを特徴とするヒステリシス回路である。このヒステリシス回路も、抵抗素子は4個必要とするのみである。
【0016】
また、請求項7に記載の発明は、請求項6に記載のヒステリシス回路において、前記第7のトランジスタ(Q27)のエミッタと相互接続ノードN1との間に、コレクタとベースとを短絡した第11のNPNトランジスタ(Q31)を、そのエミッタを相互接続ノードN1側にして追加挿入したことを特徴とするヒステリシス回路である。このヒステリシス回路も、抵抗素子は4個必要とするのみである。
【0017】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)図1に本発明の第1の実施形態のヒステリシス回路の回路構成を示す。本ヒステリシス回路は、NMOSトランジスタQ21、Q22、Q23、Q26、PMOSトランジスタQ24、Q25とにより構成される。第1のトランジスタQ21のゲートは、入力電圧Vinが印加される入力ノードNVinに接続されており、入力電圧VinによりON/OFF制御される。ソースおよびドレインは、それぞれ相互接続ノードN1、N2に接続される。
【0018】
第2のトランジスタQ22は、ゲート、ドレイン、ソースがそれぞれ相互接続ノードN1、相互接続ノードN2、接地ノードNVssに接続され、相互接続ノードN1の電圧によりON/OFF制御される。
【0019】
第3のトランジスタQ23は、ゲート、ドレイン、ソースが、それぞれ出力ノードNVout、相互接続ノードN1、接地ノードNVssに接続される。出力ノードNVoutは、本ヒステリシス回路の出力電圧Voutが現れる出力端子であり、第3のトランジスタQ23は、この出力電圧VoutによりON/OFF制御される。後で説明するように、この第3のトランジスタQ23が、出力電圧VoutによりON/OFF制御されることにより、出力電圧Voutの立ち上がり、立ち下がりを決定する入力電圧Vinのしきい値に変化が生じ、ヒステリシスが生成されることになる。
【0020】
第4のトランジスタQ24は、ゲート、ドレイン、ソースが、それぞれ接地ノードNVss、相互接続ノードN2、電源ノードNVddに接続される。ゲートが接地ノードNVssに接続されていることにより、この第4のトランジスタQ24は、常にON状態にある。このとき、そのドレイン−ソース間は、適度な抵抗値になるように形成されおり、第1、第2のトランジスタQ21、Q22に対する共通の負荷抵抗として動作する。
【0021】
第5のトランジスタQ25のゲート、ドレイン、ソースは、それぞれ相互接続ノードN2、出力ノードNVout、電源ノードNVddに接続されており、相互接続ノードN2の電圧によりON/OFFのスイッチング動作をする。この第5のトランジスタQ25のON時のドレイン−ソース間電圧は非常に低くなるように形成されているので、この第5のトランジスタQ25がONすると出力ノードNVoutには電源電圧Vddが加わる。
【0022】
第6のトランジスタQ26のゲート、ドレイン、ソースは、それぞれ電源ノードNVdd、出力ノードNVout、接地ノードNVssに接続されている。ゲートが電源ノードNVddに接続されていることにより、この第6のトランジスタQ26も、第4のトランジスタQ24と同じく常にON状態にある。このときのドレイン−ソース間の抵抗値は、適度な抵抗値になるように形成されており、出力ノードNVoutと接地ノードNVssとの間の負荷抵抗として動作する。
【0023】
電源ノードNVddと接地ノードNVssとの間には、電源ノードNVdd側を高電位として直流の電源電圧Vddが印加され、回路を動作させる。
【0024】
次に、このような回路構成の下で、入力電圧Vinの値が変化した場合の回路の動作を説明する。入力電圧Vinの値が“0 "V近傍の場合、第1、第2のトランジスタQ21、Q22は共にOFF状態になる。従って、相互接続ノード2の電圧は、第4のトランジスタ24がON状態にあることから電源電圧Vddに等しくなる。相互接続ノードN2の電圧が電源電圧Vddに等しいと、第5のトランジスタQ25のゲート−ソース間電圧は“0 "Vとなるため、第5のトランジスタQ25はOFFし、出力ノードNVoutには電流が供給されない。出力ノードNVoutに電流が供給されないと、第6のトランジスタQ26は常にON状態にあって抵抗として動作していることから、出力ノードNVoutの電圧、即ち、出力電圧Voutは“0 "Vとなる。この時、第3のトランジスタQ23は、ゲートに出力電圧Voutを受けているため、第3のトランジスタQ23もOFFする。
【0025】
このように、入力電圧Vinが“0 "V付近の場合には、第1、第2、第3、第5のトランジスタQ21、Q22、Q23、Q25は、全てOFF状態となるため、電源ノードNVoutからは電流が供給されない。従って、この時の暗電流はゼロとなる。
【0026】
この状態から入力電圧Vinを図8に示すように、徐々に上昇させた場合を考える。簡単のため第1、第2のトランジスタQ21、Q22のしきい値電圧Vthは等しいとする。ここで、MOSトランジスタのしきい値電圧Vthとは、ドレイン−ソース間に適当な電圧を印加した状態で、ゲート−ソース間電圧を徐々に増加させていった場合に、ドレイン電流が流れ始めるときのゲート−ソース間電圧のことである。第3のトランジスタQ23はOFFしており、第1のトランジスタQ21のソースが第2のトランジスタQ22のゲートに接続されているため、入力電圧Vinが第1、第2のトランジスタQ21、Q22のしきい値電圧Vthの和である2Vthに達するまでは、第2のトランジスタQ22はOFFしたままである。従って、出力電圧Voutは図8に示すように“0 "Vのままである。
【0027】
入力電圧Vinの値が2Vthを僅かに越えると第1、第2のトランジスタQ21、Q22は共にONし、第2のトランジスタQ22にドレイン電流が流れ始める。すると、第4のトランジスタQ24にもドレイン電流が流れ始め、相互接続ノードN2の電圧が低下して、第5のトランジスタQ25にもドレイン電流が流れ始める。第5のトランジスタQ25にドレイン電流が流れ始めると、そのドレイン−ソース間抵抗が低下を始める。出力電圧Voutは、電源電圧Vddを第5、第6のトランジスタQ25、Q26のドレイン−ソース間抵抗で分圧した電圧である。ここで先に述べたように、第6のトランジスタQ26のON抵抗は、第5のトランジスタQ25のON抵抗より高くなるように形成されている。従って、第5のトランジスタQ25にドレイン電流が流れ始めると、出力電圧Voutは急速に上昇を始める。
【0028】
出力ノードNVoutの電圧Voutが上昇を始めると、これに接続された第3のトランジスタQ23のゲート電圧も同様に上昇し、第3のトランジスタQ23のドレイン電流が流れ始める。ドレイン電流が流れ始めると第1のトランジスタQ21を流れた電流は、第3のトランジスタQ23を通って接地ノードVssに流れるようになる。これにより第4のトランジスタQ24のドレイン電流は更に増加し、相互接続ノードN2の電圧が更に低下して第5のトランジスタQ25のドレイン−ソース間抵抗は一層低下する。すると出力電圧Voutは更に上昇して、第3のトランジスタQ23のドレイン電流も一層増加し、そのドレイン−ソース間電圧は益々低下する。すると、第2のトランジスタQ22のゲート−ソース間電圧は低下を始め、そのドレイン電流は減少を始める。
【0029】
このような帰還動作が働くことにより、入力電圧Vinが第1、第2のトランジスタQ21、Q22のしきい値電圧Vthの和である2Vthを僅かに越えた瞬間、第1、第2、第5のトランジスタQ21、Q22、Q25はONするが、次の瞬間、第3のトランジスタQ23がONして、第2のトランジスタQ22はすぐさまOFF状態に戻る。すなわち、第1、第3、第5のトランジスタQ21、Q23、Q25はON状態、第2のトランジスタQ22はOFF状態で安定する。この時、出力電圧Voutは、殆ど電源電圧Vddに等しい高電圧に飽和した状態となる。このようにして、入力電圧Vinが2Vthを僅かに越えた瞬間に、出力電圧Voutは、電源電圧Vddまで瞬間的に立ち上がる動作をする(図8参照)。
【0030】
次に、入力電圧Vinが2Vthを越えている状態から、逆に徐々に減少させた場合の動作を説明する。入力電圧Vinが2Vthを越えた時以降、第3のトランジスタQ23はON状態にある。この状態では、第4のトランジスタQ24のドレイン電流は、第1、第3のトランジスタQ21、Q23を通って接地ノードNVssに流れている。第3のトランジスタQ23のON時のドレイン−ソース間電圧は殆ど“0 "Vになるように形成されている。このため、入力電圧Vinが徐々に低下しても、第1のトランジスタQ21のしきい値電圧Vthに達するまでは、第1のトランジスタQ21はON状態を維持する。従って、この間においては各トランジスタのON/OFF状態に変化はなく、出力電圧Voutは電源電圧Vddに維持されたままである。
【0031】
入力電圧Vinがしきい値電圧Vthよりも僅かに低くなったとする。第1のトランジスタQ21のドレイン電流は減少を始める。すると、先に説明した帰還動作とは逆の帰還動作が働き、第4のトランジスタQ24のドレイン電流は減少、相互接続ノードN2の電圧は上昇、第5のトランジスタQ25のゲート−ソース間電圧は減少、そのドレイン電流は減少してドレイン−ソース間抵抗は増加、それにより電源電圧Vddを分圧した出力電圧Voutは減少、第3のトランジスタQ23のゲート電圧は下降し、そのドレイン電流は減少しドレイン電圧は逆に上昇する。その結果、第1のトランジスタQ21のゲート−ソース間電圧は更に減少してそのドレイン電流は、一層減少方向に向かうという動作が行なわれる。
【0032】
このような帰還動作が働くことにより、入力電圧Vinの値が第1のトランジスタQ21のしきい値電圧Vthを僅かに下回った瞬間、第1、第3、第5のトランジスタQ21、Q23、Q25はOFF状態に変化する。第2のトランジスタQ22はOFF状態のままである。そしてこの状態では、出力ノードNVoutには、第5のトランジスタQ25から電流が供給されず、反面第6のトランジスタQ26を介して接地ノードNVssに接続されているため、出力電圧Voutは“0 "Vの低電圧となる。即ち、入力電圧Vinがしきい値電圧Vthを僅かに下回った瞬間に出力電圧Voutは、“0 "Vまで瞬間的に立ち下がる動作をする(図8参照)。
【0033】
このように、本実施形態のヒステリシス回路は、出力電圧Voutが立ち上がる時の入力電圧Vinのしきい値は2Vth、逆に出力電圧Voutが立ち下がるときのしきい値はVthとなり、その間にVthだけの差を生ずるヒステリシス回路として動作する。そして図1の回路図から分かるように、本実施形態のヒステリシス回路は抵抗素子を使用せず、全てMOSトランジスタで構成されている。従って、集積回路として形成した場合には、ICチップ上での占有表面積が小さくなり、ICチップの小型化、コストダウンに効果を発揮する。
【0034】
(第2の実施形態)図2に、本発明の第2の実施形態のヒステリシス回路の構成を示す。本ヒステリシス回路が図1の回路と異なる点は、第1のNMOSトランジスタQ21を第7のNPNトランジスタQ27に置き換え、且つ、そのベースと入力ノードNVinとの間に第1の抵抗R21を挿入した点、および第2のNMOSトランジスタQ22を、第8のNPNトランジスタQ28に置き換えた点にある。
【0035】
この場合の回路の動作は、図1における第1、第2のトランジスタQ21、Q22が電圧駆動型増幅素子であったのに対して、図2で置き換えた第7、第8のトランジスタQ27、Q28は電流駆動型増幅素子である点で少し異なる。すなわち、図1の場合には、第1、第2のトランジスタQ21、Q22は電圧駆動型増幅素子であるので、第1のトランジスタQ21を流れた電流が、第2のトランジスタQ2に流れ込むことはなかった。これに対して図2の回路の場合には、第7、第8のトランジスタQ27、Q28は、電流駆動型増幅素子であり、第3のトランジスタQ23がOFF状態ではダーリントン接続された形になっているため、第7のトランジスタQ27のエミッタ電流は、第8のトランジスタQ28のベースに流れ込み電流増幅される。従って、入力電圧Vinのしきい値の生じ方に若干の違いは生ずるが、前述した帰還動作に起因してヒステリシスを生じさせている点については、両者ともに同じである。
【0036】
バイポーラトランジスタであるNPNトランジスタのコレクタ−エミッタ間に適当な電圧を加えた状態で、ベース−エミッタ間の電圧を徐々に増加していき、コレクタ電流が流れ始める時のベース−エミッタ間電圧をVfとする。本実施形態の図2のヒステリシス回路の入力電圧Vinのしきい値は、第7、第8のトランジスタQ27、Q28の電流増幅率が十分に高く、第1の抵抗R21の値が比較的小さい場合には、Vfと2Vfの値となり、その差Vfだけのヒステリシスを生ずる。
【0037】
(第3の実施形態)図3に、本発明の第3の実施形態のヒステリシス回路の構成を示す。本ヒステリシス回路が図1の回路と異なる点は、第4のトランジスタQ24と第6のトランジスタQ26を、それぞれ第2の抵抗R22、第3の抵抗R23に置き換えた点にある。第4、第6のトランジスタQ24、Q26は、先に説明したように常時ON状態にあり、そのドレイン−ソース間はON状態においても適度の抵抗値を有するように形成されたものである。即ち、第4、第6のトランジスタQ24、Q26は、抵抗素子として機能していた。従って、これらを本来の抵抗素子に置き換えても何ら動作に影響を生ぜず、図3の回路は図1と同様の動作をするヒステリシス回路として機能する。入力電圧Vinのしきい値はVthと2Vthであり、その差Vthのヒステリシスを生ずる。
【0038】
(第4の実施形態)図4に、本発明の第4の実施形態のヒステリシス回路の構成を示す。本ヒステリシス回路は、第2の実施形態である図2の回路に対して、第3の実施形態の場合と同様に、第4のトランジスタQ24と第6のトランジスタQ26を、それぞれ第2の抵抗R22、第3の抵抗R23に置き換える変更を加えたものである。
【0039】
従って、第3の実施形態で説明したように、元々、抵抗素子として機能していたMOSトランジスタを、本来の抵抗素子に置き換えたのみであるので、第2の実施形態の図2と同様の動作をするヒステリシス回路として機能する。入力電圧Vinのしきい値はVfと2Vfであり、その差Vfだけのヒステリシスを生ずる。
【0040】
(第5の実施形態)図5に、本発明の第5の実施形態のヒステリシス回路の構成を示す。本ヒステリシス回路は、第4の実施形態である図4の回路における第5のトランジスタQ25を第9のPNPトランジスタQ29に置き換え、また、第3のトランジスタQ23を第10のNPNトランジスタQ30に置き換え、更にその第10のトランジスタQ30のベースと出力ノードNVoutの間に第4の抵抗R24を追加挿入したものである。
【0041】
第4の抵抗R24は、置き換えた第10のトランジスタQ30が電流駆動型増幅素子であるために、そのベース電流を制限するために挿入したものである。この回路も、出力電圧Voutが第4の抵抗R24、第10のトランジスタQ10にを介して入力側に帰還されることにより、第4の実施形態の図4と同様の動作をするヒステリシス回路として機能する。入力電圧Vinのしきい値も、同じくVfと2Vfであり、その差Vfだけのヒステリシスを生ずる。
【0042】
(第6の実施形態)図6に、本発明の第7の実施形態のヒステリシス回路の構成を示す。本ヒステリシス回路は、第5の実施形態である図5の回路において、第8のトランジスタQ28のコレクタと相互接続ノードN2との接続を断つと共に、該第8のトランジスタQ28のコレクタとベースとの間を短絡する配線を追加する変更を加えたものである。
【0043】
第8のトランジスタQ28のコレクタと相互接続ノードN2との接続が絶たれているため、第2の抵抗R22を流れた電流は、全て第7のトランジスタQ27に流れ込む。また、第8のトランジスタQ28は、ダイオード接続に変更されダイオードとして機能しているため、第7のトランジスタQ27のエミッタから流れ出た電流は電流増幅されない。従って、入力電圧Vinのしきい値は、第1の抵抗R21の影響を受け易くなり、第5の実施形態である図5の場合に比べ、ヒステリシスの幅においてほぼ同等か若干大きくなる。
【0044】
(第7の実施形態)図7に、本発明の第6の実施形態のヒステリシス回路の構成を示す。本ヒステリシス回路は、第6の実施形態である図6の回路において、第7のトランジスタQ27のエミッタと相互接続ノードN1との間に、コレクタとベースを短絡した第11のトランジスタQ31を、そのエミッタを相互接続ノードN1側にして追加挿入したものである。
【0045】
追加した第11のトランジスタQ11は、ダイオードとして機能する。これにより入力電圧Vinのしきい値は、2Vthと3Vthに変化するが、ヒステリシスの幅はVthのままである。また、この場合も第6の実施形態の場合と同様、第7のトランジスタQ27のエミッタから流れ出た電流は、第11のトランジスタQ31によっても、また第8のトランジスタQ28によっても電流増幅されることがない。従って、入力電圧Vinのしきい値は、第1の抵抗R21の影響を受け易く、ヒステリシスの幅はVthとほぼ同等か若干大きくなる。
【0046】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の各ヒステリシス回路によれば、以下のような優れた効果を奏する。
請求項1記載のヒステリシス回路は、抵抗素子を1個も使用せず、MOSトランジスタのみを使用して回路が構成されている。従って、集積回路として形成する場合、ICチップ上での占有表面積を小さく形成することが可能となり、ICチップの小型化、併せてコストダウンに効果を発揮する。また、この回路構成は、無信号入力時に回路電流(暗電流)が流れない利点もある。
【0047】
請求項2ないし7に記載のヒステリシス回路は、回路の構成素子として抵抗素子を使用しているものの、その個数は従来のヒステリシス回路に比べて少なくなっており、代わってMOSトランジスタやバイポーラトランジスタを使用して回路構成がなされている。従って、この場合も、従来のヒステリシス回路と比べ、集積回路として形成する場合、ICチップ上での占有表面積を小さく形成することができ、ICチップの小型化、併せてコストダウンに効果を発揮する。また、これらの回路構成も、無信号入力時に回路電流(暗電流)が流れない利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態を表すヒステリシス回路図である。
【図2】 本発明の第2の実施形態を表すヒステリシス回路図である。
【図3】 本発明の第3の実施形態を表すヒステリシス回路図である。
【図4】 本発明の第4の実施形態を表すヒステリシス回路図である。
【図5】 本発明の第4の実施形態を表すヒステリシス回路図である。
【図6】 本発明の第6の実施形態を表すヒステリシス回路図である。
【図7】 本発明の第7の実施形態を表すヒステリシス回路図である。
【図8】 本発明回路によるヒステリシス動作を説明する図である。
【図9】 従来技術を示す図1相当図である。
【図10】 従来技術を示す他の図1相当図である。
【符号の説明】
図面中、N1、N2は相互接続ノード、NVinは入力ノード、NVddは電源ノード、NVssは接地ノード、NVoutは出力ノード、Vddは電源電圧、Voutは出力電圧、R21、R22、R23、R24はそれぞれ第1、第2、第3、第4の抵抗、Q21、Q22、Q23、Q26はそれそれ第1、第2、第3、第6のNMOSトランジスタ、Q24、Q25はそれそれ第4、第5のPMOSトランジスタ、Q27、Q28、Q30、Q31はそれそれ第7、第8、第10、第11のNPNトランジスタ、Q29は第9のPNPトランジスタを示す。

Claims (7)

  1. ゲートとソースとドレインが、それぞれ入力ノード(NVin)、相互接続ノードN1、相互接続ノードN2に接続された第1のNMOSトランジスタ(Q21)と、
    ゲートとソースとドレインが、それぞれ前記相互接続ノードN1、接地ノード(NVss)、前記相互接続ノードN2に接続された第2のNMOSトランジスタ(Q22)と、
    ゲートとソースとドレインが、それぞれ出力ノード(NVout)、接地ノード(NVss)、前記相互接続ノードN1に接続された第3のNMOSトランジスタ(Q23)と、
    ゲートとソースとドレインが、それぞれ接地ノード(NVss)、電源ノード(NVdd)、前記相互接続ノードN2に接続された第4のPMOSトランジスタ(Q24)と、
    ゲートとソースとドレインが、それぞれ前記相互接続ノードN2、電源ノード(NVdd)、出力ノード(NVout)に接続された第5のPMOSトランジスタ(Q25)と、
    ゲートとソースとドレインが、それぞれ電源ノード(NVdd)、接地ノード(NVss)、出力ノード(NVout)に接続された第6のNMOSトランジスタ(Q26)とにより構成され、
    前記電源ノード(NVdd)と接地ノード(NVss)との間には、電源ノード側を高電位として電源電圧(Vdd)が印加され、
    前記第4、第6のトランジスタ(Q24、Q26)は、常時導通状態にあってドレイン−ソース間抵抗が抵抗負荷として動作するように形成され、前記第1、第2、第3、第5のトランジスタは、各々のゲートに印加される電圧によりON/OFFのスイッチング動作をするように形成されたものであり、
    前記入力ノード(NVin)に入力電圧(Vin)を印加して、前記出力ノード(NVout)から出力電圧(Vout)を取り出すようにしたことを特徴とするヒステリシス回路。
  2. 請求項1に記載のヒステリシス回路において、前記第1のトランジスタ(Q21)に代えて、第7のNPNトランジスタ(Q27)を、そのエミッタとコレクタをそれぞれ前記相互接続ノードN1、相互接続ノードN2に接続するとともに、そのベースと入力ノード(NVin)との間に第1の抵抗(R21)を追加接続し、更に前記第2のNMOSトランジスタ(Q22)に代えて、第8のNPNトランジスタ(Q28)を、そのベース、コレクタ、エミッタをそれぞれ前記相互接続ノードN1、相互接続ノードN2、接地ノード(NVss)に接続したことを特徴とするヒステリシス回路。
  3. 請求項1に記載のヒステリシス回路において、前記第4のトランジスタ(Q24)に代えて、第2の抵抗(R22)を電源ノード(NVdd)と前記相互接続ノードN2との間に接続し、更に、前記第6のトランジスタ(Q26)に代えて、第3の抵抗(R23)を出力ノード(NVout)と接地ノード(NVss)との間に接続したことを特徴とするヒステリシス回路。
  4. 請求項2に記載のヒステリシス回路において、前記第4のトランジスタ(Q24)に代えて、第2の抵抗(R22)を電源ノード(NVdd)と前記相互接続ノードN2との間に接続し、更に、前記第6のトランジスタ(Q26)に代えて、第3の抵抗(R23)を出力ノード(NVout)と接地ノード(NVss)との間に接続したことを特徴とするヒステリシス回路。
  5. 請求項4に記載のヒステリシス回路において、前記第5のトランジスタ(Q5)に代えて、第9のPNPトランジスタ(Q29)をそのコレクタ、ベース、エミッタをそれぞれ出力ノード(NVout)、前記相互接続ノードN2、電源ノード(NVdd)に接続し、更に前記第3のトランジスタ(Q23)に代えて、第10のNPNトランジスタ(Q30)をそのコレクタ、エミッタをそれぞれ前記相互接続ノードN1、接地ノード(NVss)に接続するとともに、そのベースと出力ノード(NVout)の間に第4の抵抗(R24)を追加挿入したことを特徴とするヒステリシス回路。
  6. 請求項5に記載のヒステリシス回路において、前記第8のトランジスタのコレクタと前記相互接続ノードN2との接続を断つと共に、当該第8のトランジスタ(Q28)のコレクタとベースとの間を短絡する配線を追加したことを特徴とするヒステリシス回路。
  7. 請求項6に記載のヒステリシス回路において、前記第7のトランジスタ(Q27)のエミッタと前記相互接続ノードN1との間に、コレクタとベースとを短絡した第11のNPNトランジスタ(Q31)を、そのエミッタを前記相互接続ノードN1側にして追加挿入したことを特徴とするヒステリシス回路。
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