JP3870788B2 - ケーブル余長吸収構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、電気機器のケーブル余長を処理するケーブル余長吸収構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のかかるケーブル余長吸収構造としては、例えば、特開2001−114474号公報或いは特開平11−122742号公報等のように、ケーブル余長を処理する方法としてケーブルをケーブルラック(余長処理本体)に巻き付けることで、ケーブルの余長を吸収する構造がある。また、特開2000−108811号公報等のように、コネクタを係止保持するために車体側に合成樹脂や金属製の係止め部を形成したコネクタ格納構造がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前者の従来の技術にあっては、余長吸収体が必要になり、余分なスペースを取らねばならないし、原価が高騰する。また、後者の従来の技術にあっては、係止め構造が繰り返しの使用によりコネクタが傷みやすくなるばかりか、コネクタを係止めするための嵌合方向・嵌合位置に規制を与える形状を相手部品に設定しなければならないので、嵌合させる際、外れないように、見届ける必要があり、作業が煩わしく、改善が求められている。
【0004】
この発明は、このような従来の技術に着目してなされたものであり、小さなスペースでの取付を可能とし、原価が低減できるケーブル余長吸収構造を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、電気機器を載置可能なると共にその端部で前記電気機器に接続したケーブルが折り返し可能なるテーブルと、該テーブルの下側に前記ケーブルが配されることが可能な空隙部とが少なくとも形成されてなるケーブル余長吸収構造であって、前記ケーブルは、接続部材を介して前記電気機器に接続できるようになっており、前記テーブルに、前記ケーブルが挿通可能なるスリットを形成し、前記テーブルの開口に、前記接続部材上部を覆う位置と開成した位置とに開閉可能なる蓋体を配設することで、当該蓋体とテーブルとで、前記接続部材を挟持することができるようにしたことを特徴としている。
【0006】
請求項1に記載の発明によれば、電気機器をテーブルに載置した状態では、該電気機器に接続したケーブルはテーブルの端部で折り返して、テーブルの下側に配設されてなる空隙部でケーブルの余長を吸収できるので、ケーブル余長吸収構造がシンプルで、大きなスペースが必要なく、限られたスペースのものでもケーブルの余長吸収を可能とする。また、余長吸収構造として、特別な構造を必要としないので、原価が低減できる。更に、テーブルにケーブルの挿通可能なスリットが形成されてなるので、ケーブルの電気機器への接続部材を引っ張ると、テーブルのスリットを開いてケーブルを引っ張り出すことが可能である。
【0008】
また、蓋体とテーブルとにより接続部材を上下方向から挟むことで接続部材の使用時・非使用時に関わらず接続部材が遊動することが無くなる。更に、接続部材を上から押さえ込む蓋体により接続部材を直視できなくなり、見栄えを向上する。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のケーブル余長吸収構造であって、前記電気機器は携帯電話であり、前記テーブルは、該携帯電話の画面を横向きになるように寝かせ且つ該携帯電話の一部が露出した状態で該携帯電話を支持可能である。
【0010】
請求項2に記載の発明によれば、電気機器としての携帯電話が効率よく且つ最小限のスペースで収納することが可能である。携帯電話を完全に覆わないので、携帯電話の着脱行為を簡易に出来、作業の煩わしさを最も少なくできるし、電話受信状況を最も良好な状態に保つことが出来る。
【0011】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載のケーブル余長吸収構造であって、前記テーブルは、座席の間に配設されてなる自動車用のコンソールボックスに形成されてなる。
【0012】
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は請求項2に記載の効果に加え、座席の間に狭い空間に配されるコンソールボックスにテーブルが形成されてなるので、限られたスペースでもケーブルの余長吸収を可能とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。
【0014】
図1〜図5は、この発明の一実施形態を示す図である。ケーブル余長吸収構造1は、「電気機器」である携帯電話2を上側UPに載置可能なると共にその端部3aで前記携帯電話2に接続部材7により接続したケーブル4が折り返し可能なるテーブル3と、該テーブル3の下側LWRに前記ケーブル4が配されることが可能な空隙部5とが少なくとも形成されてなるものであって、前記テーブル3には、前記ケーブル4が挿通可能なるスリット6が形成されてなる。
【0015】
前記テーブル3は、前記接続部材7をスリット6で狭持可能なる弾性材料により形成されてなると共に前記テーブル3の上側UPの開口8には、前記接続部材7を覆う位置(図4参照)と開成した位置(図3参照)とに開閉可能なる蓋体9が配設されてなり、軸12により回転自在に軸支され、スプリング11により常時上側UP、つまり開成する方向に付勢されている。該蓋体9は、図示しないロックにより閉じた状態に保持されている。前記テーブル4には、携帯電話2を載置可能な段状に形成されてなる。蓋体9が閉じた状態で接続部材7が遊動しないようになっている。
【0016】
前記携帯電話2の画面2aを横向きになるように寝かせ且つ携帯電話2の一部である上側UPの部位2bが露出した状態で支持可能である。
【0017】
前記テーブル3は、図示しない座席の間に配設されてなる自動車用のコンソールボックス10に形成されてなり、該コンソールボックス10の電話ポケット部13のマスク14の上側UPに前記テーブル3は載置されている。前記ポケット部13とマスク14とに支持されたグロメット15にケーブル4が挿通されている。前記マスク14は、樹脂爪14aとビス14bにより電話ポケット部13に固設されている。
【0018】
前記テーブル3は、自動車の前側FRに垂下されてなるロケートピン3bと外周下側LWRに形成されてなるリブ3cとを、前記ポケット部13に差し込むことで保持されている。前記ポケット部13は、前側FRに1点、後側RRに2点合計3点のビス13aにより固設されている。
【0019】
符号19は、図示しないトランスミッションの操作レバーが挿通されるようにコンソールボックス10に形成されてなる貫通穴で、該貫通穴19にフード20が配されている。符号21は、図示しないサイドブレーキの操作レバーが挿通されるようにコンソールボックス10に形成されてなる貫通穴で、該貫通穴21にフード22が配されている。
【0020】
次に、この実施形態の作用を説明する。この実施形態では、携帯電話2をテーブル3に載置した状態では、該携帯電話2に接続したケーブル4はテーブル3の端部3aで折り返して、テーブル3の下側LWRに配設されてなる空隙部5でケーブル3の余長を吸収できるので、ケーブル余長吸収構造1がシンプルで、大きなスペースが必要なく、限られたスペースのものでもケーブル4の余長吸収を可能とする。また、ケーブル余長吸収構造1として、特別な構造を必要としないので、原価が低減できる。更に、テーブル3にケーブル4の挿通可能なスリット6が形成されてなるので、ケーブル4の携帯電話2への接続部材7を引っ張ると、テーブル3のスリット6を開いてケーブル4を接続部材7と共に引っ張り出すことが可能である。
【0021】
また、スリット6が形成されてなるテーブル3が弾性材料によりなるので、該スリット6を通過する頻度が高くても接続部材7を痛めにくい。また、局所的な嵌合形状を有していないので、接続部材7の固定作業時に最後まで見届ける必要が無く、作業の煩わしさが低減できる。更に、蓋体9とテーブル3とにより接続部材7を上下方向から挟むことで接続部材7の使用時・非使用時に関わらず接続部材7が遊動することが無くなる。更に、接続部材7を上側UPから押さえ込む蓋体9により接続部材7を直視できなくなり、見栄えを向上する。
【0022】
また、「電気機器」としての携帯電話2が効率よく且つ最小限のスペースで収納することが可能である。携帯電話2の一部2bを露出して完全に覆わないので、携帯電話2の着脱行為を簡易に出来、作業の煩わしさを最も少なくできるし、電話受信状況を最も良好な状態に保つことが出来る。
【0023】
前記した図示しない座席の間に狭い空間に配されるコンソールボックス10にテーブル3が配されてなるので、限られたスペースでもケーブル4の余長吸収を可能とする。
【0024】
前記ケーブル余長吸収構造1は、コンソールボックス10に形成されてなるだけでなく、座席そのものに形成されてなるものでも、インストルメントパネルに形成されてなるものでも良い。また、電気機器として携帯電話2を例にして説明したが、携帯電話2に限定されるものではなく、トラーシーバーや携帯ラジオなどでも良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係るケーブル余長吸収構造を含むコンソールボックスの斜視図。
【図2】図1のコンソールボックスの分解斜視図。
【図3】図1のSA−SA線に沿った断面図。
【図4】図3のケーブルを収納した状態を示す断面図。
【図5】図1の要部の一部破断斜視説明図。
【符号の説明】
1 ケーブル余長吸収構造
2 携帯電話(電気機器)
3 テーブル
3a テーブルの端部
4 ケーブル
5 空隙部
6 スリット
7 接続部材
8 開口
9 蓋体
10 コンソールボックス
FR 前側
RR 後側
UP 上側
LWR 下側
Claims (3)
- 電気機器を載置可能なると共にその端部で前記電気機器に接続したケーブルが折り返し可能なるテーブルと、該テーブルの下側に前記ケーブルが配されることが可能な空隙部とが少なくとも形成されてなるケーブル余長吸収構造であって、
前記ケーブルは、接続部材を介して前記電気機器に接続できるようになっており、
前記テーブルに、前記ケーブルが挿通可能なるスリットを形成し、
前記テーブルの開口に、前記接続部材上部を覆う位置と開成した位置とに開閉可能なる蓋体を配設することで、当該蓋体とテーブルとで、前記接続部材を挟持することができるようにしたことを特徴とするケーブル余長吸収構造。 - 請求項1に記載のケーブル余長吸収構造であって、
前記電気機器は携帯電話であり、前記テーブルには、該携帯電話の画面を横向きになるように寝かせ且つ該携帯電話の一部が露出した状態で該携帯電話を支持可能であることを特徴とするケーブル余長吸収構造。 - 請求項1又は請求項2に記載のケーブル余長吸収構造であって、
前記テーブルは、座席の間に配設されてなる自動車用のコンソールボックスに形成されてなることを特徴とするケーブル余長吸収構造。
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