JP4351861B2 - 車両用ドアハンドル装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用ドアハンドル装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両用ドアハンドル装置としては、例えば特許文献1及び特許文献2に記載されたものが知られている。これら特許文献1及び特許文献2の車両用ドアハンドル装置は、その筐体を形成するドアハンドル内にドア開閉操作の利便性を向上させるための電気部品を収容している。
【0003】
例えば特許文献1では、ドアハンドル内にアンテナ等の電気部品を収容しうるようにドアハンドルがハンドル本体(ベース部)とハンドルカバーとで2分割されている。そして、組付けに際しては、ハンドル本体に電気部品を収容した状態でこれにハンドルカバーを固定するようにしている。具体的には、ハンドル本体の前方には取付け孔が形成されており、一方、ハンドルカバーにはこれに対応して突起が形成されている。ハンドル本体及びハンドルカバーは、取付け孔を貫通させたハンドルカバーの突起先端を熱カシメすることで部分的に固定されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−30844号公報([0033]、[0036]段落)
【特許文献2】
特開平10−308149号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この車両用ドアハンドル装置では、ドアハンドル内の電気部品と接続された信号線(ハーネス)をドアハンドル外部に引き出す必要がある。このため、突起(及び取付け孔)の近傍に信号線が配索される場合には、上記組付けに際してこれと接触等の干渉を生じることがあり、これに伴い当該電気部品の性能を劣化させることがある。
【0006】
組付けに際してこのような突起との干渉を避けるために、例えば粘着テープを用いて信号線をハンドルカバーに簡易固定することも行われている。しかしながら、この場合には当該工程の分だけ工数の増大を余儀なくされる。
【0007】
本発明の目的は、工数の増大することなく信号線と結合部材との干渉を抑制することができる車両用ドアハンドル装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、ハンドル本体及びハンドルカバーを備え、該ハンドル本体及び該ハンドルカバーにより形成される内部空間に電気部品が収容された車両用ドアハンドル装置において、前記ハンドル本体及び前記ハンドルカバーの一方には、前記電気部品と接続された信号線の引き出し方向と平行ではない方向に突出して該ハンドル本体及び該ハンドルカバーを結合する結合部材が設けられ、前記ハンドル本体及び前記ハンドルカバーの他方には、前記ハンドル本体及び前記ハンドルカバーの一方側に壁状に隆起する態様で突出して該結合部材を避けて前記信号線を位置決めする位置決め部材が設けられ、前記位置決め部材の先端の両側は、斜めに切り欠かれたガイド部を有し、前記ハンドル本体及び前記ハンドルカバーの組付け時に、前記結合部材は前記信号線を前記ガイド部に沿って前記位置決め部材の基端側に案内可能であることを要旨とする。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両用ドアハンドル装置において、前記位置決め部材は、前記結合部材を挟んで前記信号線の引き出し方向に離隔される2箇所に設けられていることを要旨とする。
【0010】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の車両用ドアハンドル装置において、前記信号線は複数であって、該複数の信号線は前記位置決め部材により2分されて位置決めされることを要旨とする。
【0011】
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の車両用ドアハンドル装置において、前記位置決め部材は、前記結合部材を包囲する態様で曲成されていることを要旨とする。
【0013】
(作用)
請求項1に記載の発明によれば、前記ハンドル本体及び前記ハンドルカバーの一方には、前記結合部材を避けて前記信号線を位置決めする位置決め部材が設けられている。従って、前記結合部材が、前記電気部品と接続された信号線の引き出し方向と平行ではない方向に突出する構成、即ち結合部材と信号線とが交差しうる構成であっても、位置決め部材を設けるのみで工数を増大することなく信号線と結合部材との干渉が抑制される。
【0014】
また、前記位置決め部材は、前記ハンドル本体及び前記ハンドルカバーの他方から壁状に隆起させた極めて簡易な形状とされる。
【0015】
さらに、位置決め部材の先端の両側は、斜めに切り欠かれたガイド部を有していることで、例えば前記信号線が位置決め部材の先端の両側から外れて前記結合部材と干渉しても、該結合部材の移動に伴い該信号線は該ガイド部に沿って基端側へと案内される。これにより、前記信号線は前記結合部材を避けるようにその位置決めが回復される。
【0016】
請求項2に記載の発明によれば、前記位置決め部材は、前記結合部材を挟んで前記信号線の引き出し方向に離隔される2箇所に設けられることで、前記結合部材をより確実に避けて前記信号線が位置決めされる。
【0017】
請求項3に記載の発明によれば、前記複数の信号線は前記位置決め部材により2分されて位置決めされることで、例えば片側に偏在して信号線が位置決めされる場合に比べて信号線の嵩張りが抑制される。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図4に従って説明する。
図4は、車両用ドアの斜視図である。同図に示されるように、車両用ドア10には、その外側に向けて突出する態様でドア開閉操作を行うためのアウトサイドハンドル11が取り付けられている。すなわち、アウトサイドハンドル11は、車両用ドア10を形成するドアアウタパネル10a(ドア外板)の車両後部側に取着されている。
【0019】
図1は、図4のA−A線断面図である。同図に示されるように、アウトサイドハンドル11は、ハンドル本体12と、同ハンドル本体12に覆設されて車体外部の意匠面を形成するハンドルカバー13とを備えている。そして、ハンドル本体12の一側(図1の左側であって車両前側に相当)には、ヒンジアーム部12aが形成されている。これらハンドル本体12及びハンドルカバー13は、それぞれ合成樹脂で成形されている。
【0020】
なお、アウトサイドハンドル11は、ハンドル本体12及びハンドルカバー13間の閉空間によって内部空間Sを形成しており、その内部空間Sには電気部品としての送信アンテナ21及びドア解錠用センサ22が収容されている。これら送信アンテナ21及びドア解錠用センサ22は、送信アンテナ21がハンドルカバー13側に、ドア解錠用センサ22がハンドル本体12側に配置されるように一体的に重畳されている。
【0021】
送信アンテナ21は、例えばフェライトにコイル状に導線が巻かれたループアンテナ形状をブロック状の樹脂体にて埋設した構造を有しており、一側(図1の左側)に現出するワイヤハーネスW1,W2によって電気信号線が構成されている。送信アンテナ21は、ドア開閉操作の利便性を向上させるシステムを構成する電気関連部品であって、例えばドア開閉操作を行う利用者が携行する携帯機に対し認証要求する信号を送信する。
【0022】
ドア解錠用センサ22は、例えば送信アンテナ21(樹脂体)の底面に沿って貼着された単一の平板電極構造を有しており、一側(図1の左側)に現出するワイヤハーネスW3によって電気信号線が構成されている。ドア解錠用センサ22は、ドア開閉操作の利便性を向上させるシステムを構成する電気関連部品であって、アウトサイドハンドル11に人体が触れる(若しくは近接する)ことに伴う容量の変化を検出する。
【0023】
また、アウトサイドハンドル11の他側(図1の右側であって車両後側に相当)には、ドア施錠用スイッチ23が設けられている。このドア施錠用スイッチ23は、ハンドルカバー13に配置されたボタン23aと、同ボタン23aに対応してハンドル本体12に配置された検知部23bとを有している。そして、ボタン23aは、ハンドルカバー13が形成するアウトサイドハンドル11の意匠面に露出しており、電気部品としての検知部23bは上記内部空間S内に収容されている。
【0024】
検知部23bには、FFC(Flexible Flat Cable :可撓性平形ケーブル)24が接続されている。前記送信アンテナ21には、これを貫通して一側(図1の左側)に現出するワイヤハーネスW4,W5が埋設されており、FFC24は送信アンテナ21の他側(図1の右側)においてワイヤハーネスW4,W5と接続されている。すなわち、これらFFC24及びワイヤハーネスW4,W5によってドア施錠用スイッチ23の電気信号線が構成されている。ドア施錠用スイッチ23は、ドア開閉操作の利便性を向上させるシステムを構成する電気関連部品であって、例えばボタン23aの押圧を検知部23bにて検知することで、利用者によるドア施錠操作を検出する。
【0025】
送信アンテナ21の一側(図1の左側)に現出されたワイヤハーネスW1〜W5(以下、各ワイヤハーネスW1〜W5を総称して「ワイヤハーネスW」という。)は、アウトサイドハンドル11の長手方向(図1において左右方向)に沿って引き出されている。そして、このワイヤハーネスWの更に先端側は、前記ヒンジアーム部12aに隣接して上記長手方向と略直交する方向(図1において上下方向)に開口する導出孔12bから導出されて車両用ドア10内へと引き込まれるようになっている。
【0026】
ここで、ハンドル本体12及びハンドルカバー13の結合構造について説明する。なお、組付けにあたって送信アンテナ21等の電気部品はハンドル本体12側に仮組みされている。図1に拡大して示されるように、ハンドル本体12には、送信アンテナ21及び導出孔12b間において導出孔12bと略平行に貫通する挿通孔12cが形成されている。一方、ハンドルカバー13には、挿通孔12cと略同心で略円筒状に突出する結合部材としてのボス部13aが形成されており、このボス部13aの内周面には略同心でナット31が熱溶着されている。すなわち、ボス部13aは、ワイヤハーネスWの引き出し方向(図1において左右方向)と略直交する方向(引き出し方向と平行ではない方向)に突出している。ハンドル本体12及びハンドルカバー13の一側は、図1において下側から挿通孔12cに挿通されるねじ32が、ナット31に締め付けられることで固定されている。
【0027】
また、ハンドル本体12の他側(図1の右側)には、図1において右上方向に貫通する挿通孔12dが形成されている。一方、ハンドルカバー13には、挿通孔12dと略同心で略円筒状に突出するボス部13bが形成されており、このボス部13bの内周面には略同心でナット33が熱溶着されている。ハンドル本体12及びハンドルカバー13の他側は、図1において左下側から挿通孔12dに挿通されるねじ34が、ナット33に締め付けられることで固定されている。
【0028】
ここで、本実施形態におけるハンドル本体12には、挿通孔12c(ボス部13a)を挟んでワイヤハーネスWの引き出し方向(図1において左右方向)に離隔される2つの位置決め部材としてのリブ36,37が一体形成されている。すなわち、ワイヤハーネスWの引き出し方向において、リブ36はボス部13aの一側(図1の左側)に配置されており、リブ37はボス部13aの他側(図1の右側)に配置されている。
【0029】
図2(a)(b)に図1の上側から見た立面図が示されるように、これらリブ36,37は、挿通孔12cと略同心円をなす前記ボス部13aの当接面12eを包囲する態様で曲成されている。図3(a)(b)に図2(a)のB−B線に沿った断面図が示されるように、これらリブ36,37は、ボス部13aの軸線と略平行に壁状に隆起する態様でハンドル本体12に突出形成されている。そして、リブ37の先端の両側は、それぞれ斜めに切り欠くことでガイド部38が形成されている。同様に、リブ36の先端の両側も、それぞれ斜めに切り欠くことでガイド部38が形成されているが、ここでは図示を割愛する。
【0030】
図2(a)に示されるように、複数のワイヤハーネスW(W1〜W5)は、リブ36,37により2分される態様で係止・位置決めされている。すなわち、5本のワイヤハーネスW1〜W5のうち3本がリブ36,37の一側(図2(a)の上側)に係止され、2本がリブ36,37の他側(図2(a)の下側)に係止されて、当接面12eを挟んで上記引き出し方向と直交する方向(図2(a)の上下方向)に押し広げられている。従って、ワイヤハーネスWは、当接面12e即ちボス部13aを避けて位置決めされている。
【0031】
また、既述のようにリブ37(36)の先端には、ガイド部38が形成されている。従って、図3(b)に示されるように、ワイヤハーネスWがリブ37(36)の先端から外れて組付け時にボス部13aと干渉しても、ボス部13aの移動に伴いワイヤハーネスWはガイド部38に沿って基端側へと円滑に案内される。これにより、ワイヤハーネスWはボス部13aを避けるようにその位置決めが回復される。
【0032】
以上詳述したように、本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、ハンドル本体12には、ボス部13aを避けてワイヤハーネスWを位置決めするリブ36,37が設けられている。従って、ボス部13aが、ワイヤハーネスWの引き出し方向と平行ではない方向に突出する構成、即ちボス部13aとワイヤハーネスWとが交差しうる構成であっても、リブ36,37を設けるのみで工数を増大することなくワイヤハーネスWとボス部13aとの干渉を抑制できる。そして、こうした干渉による送信アンテナ21等の性能劣化を防止することができる。
【0033】
(2)本実施形態では、リブ36,37を、ハンドル本体12から壁状に隆起させた極めて簡易な形状にできる。
(3)本実施形態では、リブ36,37の先端は、斜めに切り欠かれたガイド部38を有することで、例えばワイヤハーネスWがリブ36,37の先端から外れてボス部13aと干渉しても、ボス部13aの移動に伴いワイヤハーネスWはガイド部38に沿って基端側へと案内される。これにより、ワイヤハーネスWはボス部13aを避けるようにその位置決めが回復される。
【0034】
(4)本実施形態では、リブ36,37は、ボス部13aを挟んでワイヤハーネスWの引き出し方向に離隔される2箇所に設けられることで、ボス部13aをより確実に避けてワイヤハーネスWを位置決めできる。
【0035】
(5)本実施形態では、複数のワイヤハーネスW1〜W5を、リブ36,37によりその両側に2分して位置決めした。従って、例えば片側に偏在させてワイヤハーネスW1〜W5を位置決めする場合に比べてその嵩張りを抑制できる。
【0036】
なお、本発明の実施の形態は上記実施形態に限定されるものではなく、次のように変更してもよい。
・前記実施形態においては、複数のワイヤハーネスW1〜W5を2分してリブ36,37により位置決めした。これに対して、これら複数のワイヤハーネスW1〜W5を一側に偏在させてリブ36,37により位置決めしてもよい。この場合、リブ36,37のガイド部を、ワイヤハーネスW1〜W5を偏在させる側に形成することが好ましい。
【0037】
・前記実施形態においては、リブ36,37を、ボス部13aを挟んでワイヤハーネスWの引き出し方向に離隔される2箇所に設けたが、こうした位置決め部材は1箇所に設けるのみでもよく、3箇所以上に設けてもよい。
【0038】
・前記実施形態においては、位置決め部材として壁状に隆起するリブ36,37を採用した。これに対して、例えばピン状に隆起する位置決め部材を採用してもよい。
【0039】
・前記実施形態においては、ハンドル本体12に位置決め部材としてのリブ36,37を設けたが、これに代えてハンドルカバー13に位置決め部材を設けてもよい。この場合、組付け時におけるワイヤハーネスWの位置決めの効率性を考慮して、送信アンテナ21等の電気部品をハンドルカバー13側に仮組みしうる構成とすることが好ましい。また、こうした位置決め部材は、互いに干渉しないのであればハンドル本体12及びハンドルカバー13の両方に設けてもよい。
【0040】
・前記実施形態においては、結合部材としてのボス部13aをハンドルカバー13に形成したが、こうした結合部材としてのボス部を例えばハンドル本体12に形成してもよい。この場合、ボス部と略同心になるようにハンドルカバー13に挿通孔を形成し、前記実施形態に準じてハンドル本体12及びハンドルカバー13を締結する。
【0041】
また、こうしたボス部に対応して形成される挿通孔の周縁部に、例えば剛性向上のためのリブを形成してもよい。このリブがボス部側に隆起する場合には、ワイヤハーネスWとの干渉が発生しうることから当該リブはボス部とともに結合部材の一部を構成する。
【0042】
・前記実施形態においては、ボス部13aに設けられたナット31にねじ32を締め付けることでハンドル本体12及びハンドルカバー13を締結した。これに対して、例えばハンドル本体12の取付け孔を形成し、これに対応してハンドルカバー13に結合部材としての突起を形成する。そして、取付け孔を貫通させたハンドルカバー13の突起先端を熱カシメすることでハンドル本体12及びハンドルカバー13を固定してもよい。また、ハンドル本体12及びハンドルカバー13と、各形成される取付け孔及び突起との関係は逆であってもよい。また、結合部材としての構成はこれらに限定されるものではなく、本発明から逸脱しない範囲で適宜変更してもよい。
【0043】
・前記実施形態における信号線(ワイヤハーネスW)の引き出し方向及び結合部材(ボス部13a)の突出方向との関係は一例であって、少なくとも両方向が平行でなければ、即ち信号線と結合部材とが交差しうる構成であれば、位置決め部材を設けることで同様の効果が得られる。例えば、結合部材の突出方向は、ハンドル本体12に対するハンドルカバー13の組付け方向に限定されるものではなく、ボス部13bに準じて同組付け方向に傾斜していてもよい。
【0044】
・前記実施形態においては、信号線としてワイヤハーネスWを採用したが、その他の信号線を採用してもよい。
・前記実施形態においては、車体外部に露出するアウトサイドハンドル11の外側においてハンドル本体12とハンドルカバー13とが分割されるいわゆる外側割構造を採用した。これに対して、アウトサイドハンドル11の内側においてハンドル本体とハンドルカバーとが分割されるいわゆる内側割構造を採用してもよい。
【0045】
・前記実施形態において、アウトサイドハンドル11に収容される電気部品はそのドア開閉機能に応じて適宜変更してもよい。すなわち、採用されるシステム(E-Latch システム、スマートエントリーシステムなど)に応じて適宜変更してもよい。
【0046】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1乃至4に記載の発明によれば、工数の増大することなく信号線と結合部材との干渉を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す断面図。
【図2】同実施形態を示す立面図であって、(b)は(a)にハンドルカバーを取り付けた図。
【図3】図2(a)のB−B線に沿った断面図であって、(b)は(a)の状態にハンドルカバーを取り付ける図。
【図4】車両用ドアを示す斜視図。
【符号の説明】
11 アウトサイドハンドル
12 ハンドル本体
13 ハンドルカバー
S 内部空間
21 電気部品としての送信アンテナ
22 電気部品としてのドア解錠用センサ
23b 電気部品としての検知部
W(W1〜W5) 信号線としてのワイヤハーネス
13a 結合部材としてのボス部
36,37 位置決め部材としてのリブ
38 ガイド部
Claims (4)
- ハンドル本体及びハンドルカバーを備え、該ハンドル本体及び該ハンドルカバーにより形成される内部空間に電気部品が収容された車両用ドアハンドル装置において、
前記ハンドル本体及び前記ハンドルカバーの一方には、前記電気部品と接続された信号線の引き出し方向と平行ではない方向に突出して該ハンドル本体及び該ハンドルカバーを結合する結合部材が設けられ、
前記ハンドル本体及び前記ハンドルカバーの他方には、前記ハンドル本体及び前記ハンドルカバーの一方側に壁状に隆起する態様で突出して該結合部材を避けて前記信号線を位置決めする位置決め部材が設けられ、
前記位置決め部材の先端の両側は、斜めに切り欠かれたガイド部を有し、
前記ハンドル本体及び前記ハンドルカバーの組付け時に、前記結合部材は前記信号線を前記ガイド部に沿って前記位置決め部材の基端側に案内可能であることを特徴とする車両用ドアハンドル装置。 - 請求項1に記載の車両用ドアハンドル装置において、
前記位置決め部材は、前記結合部材を挟んで前記信号線の引き出し方向に離隔される2箇所に設けられていることを特徴とする車両用ドアハンドル装置。 - 請求項1または2に記載の車両用ドアハンドル装置において、
前記信号線は複数であって、該複数の信号線は前記位置決め部材により2分されて位置決めされることを特徴とする車両用ドアハンドル装置。 - 請求項2に記載の車両用ドアハンドル装置において、
前記位置決め部材は、前記結合部材を包囲する態様で曲成されていることを特徴とする車両用ドアハンドル装置。
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