JP4321099B2 - ドアハンドルグリップ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ドアを作動させるために操作されるドアハンドルグリップに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のドアハンドルグリップとしては、後述の特許文献1に記載のものが公知となっている。このドアハンドルグリップは、車両のドアのドアパネル上に配設されるものである。そして、ドアハンドルグリップは外方に開口部を有し、そこに、アンテナとアンテナに接続されるハーネスが配設され、開口部がドアハンドルカバーにより覆われている。更に、ドアハンドルグリップとドアハンドルカバーとは、ドアハンドルカバーに設けられた突起が、ドアハンドルグリップの取付け孔に挿入されることにより連結されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−030844号公報(3−6頁、図7参照)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のドアハンドルグリップでは、ハンドルカバーに設けられた突起を取付け孔に挿入してドアハンドルグリップを組立てる場合、突起とハーネスとが干渉する恐れがあった。従って、組立てる場合に、突起とハーネスとが干渉しない様に注意を払う必要があった。
【0005】
そこで、本発明は、ドアハンドルグリップの組立て性を向上することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明にて講じた技術的手段は、ドアパネル上に配設可能であり、ドアを作動させるために操作されるドアハンドルグリップであって、一方向に開口する収容部を備えるハンドル本体と、前記収容部の開口を覆うハンドルカバーと、前記収容部内に配設される電気部品と、該電気部品に接続されると共に前記収容部内に配索されるハーネスと、前記収容部内にて前記ハンドル本体と前記ハンドルカバーとを連結する連結部と、前記連結部を囲むリングと、該リングから径方向外側に形成され前記ハーネスを係止する爪とを備え、前記収容部内に前記ハンドル本体とは別体として配設されると共に、前記ハーネスを前記連結部を避けて案内するガイドと、前記ハンドル本体若しくは前記ハンドルカバーの何れか一方に形成され、前記何れか他方側に突出して、前記リングに当接して前記ガイドの位置を規制する凸部と、を備えることを構成としたことである。
【0007】
この構成によれば、ガイドにより、収容部内に配索されるハーネスが、ハンドル本体とハンドルカバーとを連結する連結部を避ける様に案内される。従って、ハンドル本体とハンドルカバーとを連結させて組立てる場合に、連結部とハーネスとが干渉することがなく、組立て易いものとなっている。
【0008】
好ましくは、前記ハンドル本体若しくは前記ハンドルカバーの少なくとも何れか一方に形成され、前記ガイドの位置を規制する規制部を備えると良い。
【0009】
この構成によれば、規制部によって、ガイドのドアハンドルグリップに対する位置が決められる。
【0010】
好ましくは、前記ガイドが、前記連結部を囲むリングと、該リングから径方向外側に形成され前記ハーネスを係止する爪を備えると良い。
【0011】
この構成によれば、爪にハーネスを係止させることにより、ハーネスは、リングの外側に案内されることとなる。つまり、ハーネスが、リングの内側に位置する連結部を避けて案内されることとなる。
【0012】
好ましくは、前記収容部内の前記ハンドル本体若しくは前記ハンドルカバーの少なくとも何れか一方に形成され、前記リングに当接して前記ガイドの位置を規制する凸部を備えると良い。
【0013】
この構成によれば、凸部がリングに当接することにより、ガイドのドアハンドルグリップに対する位置が位置決めされる。
【0014】
好ましくは、前記爪が、前記ハーネスの延在方向に複数並んで形成されており、該複数の爪の中の第1爪が、前記ハーネスを基準として一側に位置すると共に他側に向って曲がる鍵形状であり、前記複数の爪の中の第2爪が、前記ハーネスを基準として前記他側に位置すると共に前記一側に向って曲がる鉤形状であると良い。
【0015】
この構成によれば、ハーネスの延在方向の異なる位置に位置する第1爪と第2爪とが、ハーネスを挟む様に配設されているため、ガイドによるハーネスの案内が、安定したものとなる。
具体的には、前記電気部品は、アンテナ、センサ、及びスイッチであり、前記アンテナ、前記センサ、及び前記スイッチには前記ハーネスがそれぞれ接続されており、前記複数のハーネスが前記リングを囲む様態で前記連結部材を避けて案内される構成である。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を、図面を参照にした実施の形態に基づいて説明する。図1は、ドアハンドル装置10が、ドア1(ドア)のアウタパネル2(ドアパネル)に配設された状態における断面図を示している。尚、本実施の形態としては、ドア1を、車両のサイドドアとして説明するが、ドアはこれに限られるものではない。車両のバックドアであってもよく、車両以外のドア、例えば建物に使用されるドアであっても良い。
【0017】
図1に示す様に、ドアハンドル装置10は、ハンドルグリップ11(ドアハンドルグリップ)と、ハンドルフレーム12とを備えている。ハンドルフレーム12は、長手方向(図示L方向)の中央付近に、アウタパネル2の凹部2aと整合する湾曲部12aを備えており、アウタパネル2のドア内側面2b側に固定されている。ハンドルフレーム12には、湾曲部12aを挟んでその長手方向の両側に、2つのフレーム開口部12d、12eが形成されている。一方、アウタパネル2も、パネル開口部2d、2eが形成されている。ハンドルフレーム12が、アウタパネル2に固定された状態では、フレーム開口部12d、12eは、パネル開口部2d、2eと、夫々一致する位置関係となっている。
【0018】
ハンドルフレーム12は、湾曲部12aを挟んでその長手方向の両側において、アウタパネル2に固定されている。ハンドルフレーム12の一端側(図1示右側)には、フレーム開口部12eに、キーシリンダ23と、それを覆うキーシリンダキャップ24が配設されている。また、ハンドルフレーム12の一端側には、スクリュー25が配設されている。スクリュー25は、ハンドルフレーム12とキーシリンダ23とを連結している。スクリュー25をねじ込むと、ハンドルフレーム12とキーシリンダ23とが、アウタパネル2を挟持する構成となっており、この挟持力によって、ハンドルフレーム12の一端側がアウタパネル2に固定される。尚、ハンドルフレーム12とキーシリンダキャップ24とが、アウタパネル2を挟持する構成であっても良い。
【0019】
ハンドルフレーム12の他端側(図1示左側)は、ナット21とスクリュー22とからなる固定手段20によって固定されている。ナット21は、フレーム12との間にアウタパネル2を挟持可能な構成となっている。そして、スクリュー22がナット21にねじ込まれることにより、ナット21とフレーム12がアウタパネル2を挟持し、フレーム12が、アウタパネル2に固定される。
【0020】
次に、図1から図5を参照にして、ハンドルグリップ11の説明をする。図2は、ハンドルグリップ11の正面図(図1におけるII方向矢視図)である。図3は、後に詳述するが、ハンドルグリップ11内に配索されるハーネス55(ハーネス)を案内するためのガイド60(ガイド)の斜視図である。図4は、ハンドルグリップ11内に配設される電気部品モジュール51と、それに接続されるハーネス55を示した正面図(図1におけるIV方向矢視図)であって、ハーネス55に、ガイド60が配設された状態を示した図である。図5は、ハンドルグリップ11内におけるハーネス55の配索状態を示す図である。
【0021】
ハンドルグリップ12は、図1、図2に示す様に、ハンドル本体30とハンドルカバー40を備えており、その間に中空間50を備える構成となっている。
【0022】
ハンドル本体30は、長形状であり、ドア1の厚方向(図示T方向)のドア1側(アウタパネル2と対向する側)(図1示下側)の外装を形成する外装部30aと、外装部30aと一体に形成される揺動中心アーム31、作動アーム32とを備えている。作動アーム32は、ハンドルグリップ11の長手方向(図示L方向)の一端部30b側(図1示右側)に形成されており、ドア1側(図1示下側)に延在している。作動アーム32は、アウタパネル2のパネル開口部2eを介して、ドア1内まで延在し、ハンドルフレーム12のフレーム開口部12e内に支持されている。この支持により、ハンドル本体30の作動アーム32は、ドア1に連結される構成となっている。更に、作動アーム32は、その先端にて、ベルクランクアーム33と係合している。このベルクランクアーム33は、ロッド等(図示なし)を介して、ドア1内に配設されるドアロック装置(図示なし)に連結されている。
【0023】
揺動中心アーム31は、ハンドルグリップ11の長手方向の他端部30c側(図1示左側)に形成されている。揺動中心アーム31は、アウタパネル2のパネル開口部2dを介して、ドア1内まで延在し、ハンドルフレーム12のフレーム開口部12d内に支持されている。この支持により、ハンドルグリップ11の他端部30c側は、ドア1に連結される構成となっている。以上説明した様に、ハンドルグリップ11は、アウタパネル2のドア外側面2c上に配設される。
【0024】
また、ハンドル本体30は、その長手方向のほぼ全長に渡って、ドア1の厚方向であって、ドア1の反対側(アウタパネル2の反対側)(図1示上側)方向(一方向)に開口する凹部34(収容部)が形成されている。そして、凹部34の開口を、ハンドルカバー40が覆う構成となっている。
【0025】
ハンドルカバー40は、その長手方向の両端において、ハンドル本体30に対して固定されている。つまり、ハンドルカバー40は、その一端側(図1示右側)がスクリュー41にて、他端側(図1示左側)が連結手段42(連結部)にて、ハンドル本体30に連結されている。連結手段42について詳説すると、連結手段42は、ハンドルカバー40に固定されるナット43と、ハンドル本体30側のスクリュー44により構成されている。すなわち、ハンドルカバー40の凹部34内には、ハンドル本体30側(図1示下側)に延在する様に円筒形状のボス40aが形成されている。そして、ナット43が、ボス40a内に溶着されている。スクリュー44は、ハンドル本体30外から、ハンドル本体30に形成される開口部30e(図1、図5示)を介して、凹部34内に延在している。そして、ナット43に締結している。以上説明した様に、連結手段42は、凹部34内にて、ハンドル本体30側とハンドルカバー40側を、ドア1の厚方向(図示T方向)に一体的に繋ぐ構成となっている。尚、ナット43とスクリュー44の配設構成は逆であっても良い。
【0026】
更に、図2に示す様に、ハンドル本体30とハンドルカバー40との間には、ハンドル本体30に形成された複数の係止孔30d(図1に一つのみ示す)と、ハンドルカバー40に形成された複数の係止爪40b(図1に一つのみ示す)からなる係止手段11a(図2示)が設けられている。この係止手段11aにより、ハンドルカバー40のハンドル本体30への固定が、より安定したものとなっている。
【0027】
ハンドルグリップ11の内部である中空間50内には、前述の電気部品モジュール51が配設されている。図4に詳しく示す様に、電気部品モジュール51は、アンテナ52(図1示)(電気部品)、センサ53(電気部品)、スイッチ54(電気部品)によって構成されている。
【0028】
アンテナ52は、フェライトコアを中心として導線を巻回したコイルによって構成されており、図4示紙面鉛直手前側(図1示下側)に開口する樹脂製のケース51a内に収容されている。また、センサ53は、板状の導体で、ケース51aの開口を覆う様に、ケース51aに配設されている。また、ケース51aには、樹脂製のポッティング剤51b(図4示ケース51a内の斜線部、図1は、ハッチングを省略)が充填されており、水密的な構造となっている。
【0029】
スイッチ54は、リミットスイッチであり、フレキシブルケーブル51c(図4示)を介して、ケース51a側と連結されている。図1に示す様に、スイッチ54上には、ゴム製の操作ボタン56が配設されている。操作ボタン56は、ハンドルカバー40に形成された操作ボタン開口部40c(図1、図2示)内に位置している。従って、ハンドルグリップ11のドア1の反対側(図1示上側)から、操作ボタン開口部40cを介して、操作ボタン56およびスイッチ54を操作することができる構成となっている。
【0030】
アンテナ52、センサ53、スイッチ54には、それぞれハーネス55が接続されており、ハーネス55は、凹部34内に配索されている。ハーネス55は、揺動中心アーム31付近からドア1内に延在し、最終的には車両のECU(図示なし)に電気的に接続されている。
【0031】
次に、図3から図5を参照して、ハーネス55の凹部34内の配索を案内するガイド60を説明する。図1および図5に示す様に、ガイド60は凹部34内に、ハンドル本体30とは別体として配設されるものである。ガイド60は樹脂製であって、図3に示す様に、輪形状であるリング61(リング)と、リング61から径方向外側に形成される複数の爪62(爪)によって構成されている。ガイド60は、6個の爪62を備えているが、図3に示す様に、それぞれのハーネス55は、その中の3個の爪62によって係止される。3個の爪62は、ハーネス55の延在する方向(図3示E方向)にそれぞれ並んで形成されている。そして、その中の爪62a(第1爪)は、ハーネス55を基準として図3示上側(ガイド60がハンドルグリップ11に配設された場合におけるドア1の厚方向であって、ドア1の反対側)(一側)に位置しており、図3示下側(ガイド60がハンドルグリップ11に配設された場合におけるドア1の厚方向であって、ドア1側)(他側)に向って曲がる鉤形状となっている。一方、3個の爪62の中の爪62b(第2爪)は、ハーネス55を基準として図3下側に位置しており、図3示上側に向って曲がる鉤形状となっている。つまり、爪62aと爪62bとがハーネス55の延在する方向に交互に並んでおり、そして、爪62aと爪62bとが、ハーネス55を上下側から挟む様に形成されている。従って、爪62によるハーネス55の係止、つまりハーネス55の案内が安定したものとなっている。
【0032】
図1及び図5に示す様に、ハンドル本体30には、ハンドルカバー40側(図1示上側、図5示紙面鉛直手前側)に突出するリブ35(凸部、規制部)が形成されている。そして、ガイド60がハンドルグリップ11に配設された状態では、リング61が、リブ35に嵌る構成となっている。つまり、リブ35がリング61に当接して、ガイド60のハンドルグリップ11に対する位置が規制され、ガイド60のハンドルグリップ11に対する位置が決められる構成となっている。従って、ガイド60をハンドルグリップ11に配設し易いものとなっている。
【0033】
尚、凹部34内への、電気部品モジュール51の組付けおよびハーネス55の配索手順は、以下の通りである。ガイド60は、ハンドル本体30とは別体であり、まず、図4に示す様に、電気部品モジュール51に接続されたハーネス55に、ガイド60を組付けることができる。そして、電気部品モジュール51を凹部34内に組付けた後に、ガイド60のリング61を、リブ35に嵌めることにより、容易にハーネス55を凹部34内に配索することができる。
【0034】
そして、配索後のハーネス55を示す図1、図5から明らかな様に、ハーネス55は、爪62に係止されることにより凹部34内の配索が案内される。詳述すると、ガイド60がハンドルグリップ11に配設された状態では、リング61が連結手段42であるナット43、スクリュー44の回りを囲む構成となっている。そして、ハーネス55は、爪62に係止されることにより、リング61の外側に案内されることとなる。つまり、ハーネス55は、連結手段42を避けて凹部34内に案内される構成となっている。
【0035】
以上説明した様に、本発明では、ガイド60により、ハンドルグリップ11内に配索されるハーネス55が、連結手段42であるナット43とスクリュー44を避けて案内される構成となっている。従って、ハンドル本体30とハンドルカバー40とを組立てる際に、ナット43およびスクリュー44と、ハーネス55とが干渉することなく、組立て易いものとなっている。また、干渉によるハーネス55の損傷が起き難いものとなっている。
【0036】
ここで、ドアハンドル装置10の作動を簡単に説明する。まず、ドア1を開作動させる場合は、ハンドルグリップ11とアウタパネル2との間の空間に手を入れ、ハンドルグリップ11を図1示S方向に引っ張る。その結果、ベルクランクアーム33が作動して、ドアロック装置のラッチ機構(図示なし)が作動し、ドア1が車両ボデーに対して開作動可能となる。
【0037】
次に、アンテナ52、センサ53、スイッチ54の作動を説明する。これらは、ドアロック装置のアンロック状態とロック状態とを切替えるために作動する。ロック状態においては、アンテナ52は、車両のECUからの電気的信号に基づいて、所定の周波数のリクエスト信号を発信する。そして、車両のユーザーが携帯する電子キーが信号を受信した場合には、その電子キーが応答信号を発信する。車両のECUは、電子キーからの応答信号を図示しないアンテナを介して受信可能であり、受信した場合には、車両のユーザーが車両の近傍に存在すると認識して、アンロック待機状態となる。
【0038】
この状態で、車両のユーザーが、ハンドルグリップ11に手を近づけた場合、センサ53が、手の接近を検出し、電気的信号をECUに送る。センサ53としては、例えば、静電容量センサ等が用いられる。センサ53からの信号が入力されると、ECUは、ドアロック装置内のアクチュエータを駆動させ、ドアロック装置をロック状態からアンロック状態に切替える。
【0039】
また、アンロック状態においては、上記の様に、ECUが、車両のユーザーが車両の近傍に存在すると認識している場合であって、操作ボタン56を介してスイッチ54が操作された場合には、ECUは、ドアロック装置内のアクチュエータを駆動させ、ドアロック装置をロック状態に切替える。
【0040】
尚、本実施の形態ではリブ35はハンドル本体30に形成されていたが、リブ35は、ハンドルカバー40側に形成されるものであっても良く、更に、ハンドル本体30およびハンドルカバー40の両側に形成されるものでも良い。そして、リブ形状に限らず、例えば、軸形状で突出する様なものであっても良い。
【0041】
尚、本実施の形態ではガイド60は、爪62を6個備えるものであったが、爪62の数は、これに限られるものではない。また、本実施の形態では、複数の爪62を設けることによりハーネス55の案内を安定したものとしたが、安定性を譲歩すれば、それぞれのハーネス55を係止する爪62は、1個であっても良い。1個の場合は、ハーネス55を爪62に係止させる組付け作業が、より平易なものとなる。
【0042】
尚、本実施の形態では、ハンドル本体30とハンドルカバー40とを連結する連結手段42が、ナット43とスクリュー44とにより構成されていたが、この構成に限られるものではない。例えば、カシメにより連結する構成であっても良く、或いは、ハンドル本体30とハンドルカバー40の何れか一方に形成される凸部が、何れか他方に形成される孔にスナップ式に嵌る様な構成であっても良い。
【0043】
【発明の効果】
本発明によれば、ガイドにより、収容部内に配索されるハーネスが、ハンドル本体とハンドルカバーとを連結する連結部を避ける様に案内される。従って、ハンドル本体とハンドルカバーとを連結させて組立てる場合に、連結部とハーネスとが干渉することがなく、組立て易いものとなっている。また、連結部とハーネスとの干渉による、ハーネスの損傷が起き難いものとなっている。
【0044】
本発明によれば、規制部によって、ガイドのドアハンドルグリップに対する位置が決められる。従って、ガイドをドアハンドルグリップに配設し易いものとなっている。
【0045】
本発明によれば、凸部がリングに当接することにより、ガイドのドアハンドルグリップに対する位置が位置決めされる。従って、ガイドをドアハンドルグリップに配設し易いものとなっている。
【0046】
本発明によれば、この構成によれば、ハーネスの延在方向の異なる位置に位置する第1爪と第2爪とが、ハーネスを挟む様に配設されているため、ガイドによるハーネスの案内が、安定したものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ドアハンドルグリップがドアのドアパネルに配設された状態における断面図である。
【図2】ドアハンドルグリップの正面図(図1におけるII方向矢視図)である。
【図3】ドアハンドルグリップに配設されるガイドの斜視図である。
【図4】ドアハンドルグリップに配設される電気部品の正面図(図1におけるIV方向矢視図)である。
【図5】ドアハンドルグリップ内におけるハーネスの配索状態を示す図(ドアハンドルグリップからハンドルカバーを外した状態における図1におけるII方向矢視の一部を示した図)である。
【符号の説明】
1 ドア(ドア)
2 アウタパネル(ドアパネル)
11 ハンドルグリップ(ドアハンドルグリップ)
30 ハンドル本体(ハンドル本体)
34 凹部(収容部)
35 リブ(凸部・規制部)
40 ハンドルカバー(ハンドルカバー)
42 連結手段(連結部)
52 アンテナ(電気部品)
53 センサ(電気部品)
54 スイッチ(電気部品)
55 ハーネス(ハーネス)
60 ガイド(ガイド)
61 リング(リング)
62 爪(爪)
62a 爪(第1爪)
62b 爪(第2爪)

Claims (3)

  1. ドアパネル上に配設可能であり、ドアを作動させるために操作されるドアハンドルグリップであって、
    一方向に開口する収容部を備えるハンドル本体と、
    前記収容部の開口を覆うハンドルカバーと、
    前記収容部内に配設される電気部品と、
    該電気部品に接続されると共に前記収容部内に配索されるハーネスと、
    前記収容部内にて前記ハンドル本体と前記ハンドルカバーとを連結する連結部と、
    前記連結部を囲むリングと、該リングから径方向外側に形成され前記ハーネスを係止する爪とを備え、前記収容部内に前記ハンドル本体とは別体として配設されると共に、前記ハーネスを前記連結部を避けて案内するガイドと、
    前記ハンドル本体若しくは前記ハンドルカバーの何れか一方に形成され、前記何れか他方側に突出して、前記リングに当接して前記ガイドの位置を規制する凸部と、を備えることを特徴とするドアハンドルグリップ。
  2. 前記爪が、前記ハーネスの延在方向に複数並んで形成されており、該複数の爪の中の第1爪が、前記ハーネスを基準として一側に位置すると共に他側に向って曲がる鍵形状であり、前記複数の爪の中の第2爪が、前記ハーネスを基準として前記他側に位置すると共に前記一側に向って曲がる鉤形状であることを特徴とする請求項1に記載のドアハンドルグリップ。
  3. 前記電気部品は、アンテナ、センサ、及びスイッチであり、
    前記アンテナ、前記センサ、及び前記スイッチには前記ハーネスがそれぞれ接続されており、
    前記複数のハーネスが前記リングを囲む様態で前記連結部材を避けて案内されることを特徴とする請求項1又は2に記載のドアハンドルグリップ。
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