JP5064055B2 - 車両用ドアのアウトハンドル装置 - Google Patents

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本発明は、車両用ドアとは反対側を開放した横断面略U字状に形成されるハンドル本体と、該ハンドル本体の外側を覆うカバーとを備える操作ハンドルが前記車両用ドアの外面側に配置され、前記ハンドル本体の長手方向に間隔をあけた位置に一体に設けられる第1および第2仕切り壁間で前記ハンドル本体には前記カバー側に開放した収容凹部が形成され、該収容凹部に収容される電気部品を埋没せしめるポッティング剤が前記収容凹部に充填され、前記電気部品に連なる導線が第1仕切り壁に関して前記収容凹部とは反対側で前記ハンドル本体から外部に導出される車両用ドアのアウトハンドル装置に関する。
車両用ドアのアウトハンドル装置において、カバーとともに操作ハンドルを構成するハンドル本体には、その長手方向に間隔をあけた位置に第1および第2仕切り壁が一体に設けられ、第1および第2仕切り壁間で前記ハンドル本体に形成される収容凹部に収容される電気部品を埋没せしめるポッティング剤が前記収容凹部に充填されることで、電気部品の防水性を確保するようにしたものが、特許文献1で知られている。
特開2004−169426号公報
ところが、上記特許文献1で開示されたものでは、相互間に収容凹部を形成するようにしてハンドル本体に一体に設けられる第1および第2仕切り壁のうち第1仕切り壁のカバー側の端部に保持溝が設けられており、電気部品に連なる導線は前記保持溝で保持されるようにして第1仕切り壁を乗り越えるように配置されている。而して第1仕切り壁のカバー側の端部は、前記導線を保持するために、収容凹部に充填されたポッティング剤の仕上げ面よりもカバー側に突出して形成されることになり、第1仕切り壁の前記仕上げ面からの突出分だけカバーの外面をドアの外面から離隔して配置せざるを得ず、アウトハンドル装置のデザイン上の自由度が狭められてしまう。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、操作ハンドルの一部を構成するカバーの外面を第1仕切り壁に対応する部分ではドア側により近接させることを可能としてデザイン上の自由度を高めた車両用ドアのアウトハンドル装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、車両用ドアとは反対側を開放した横断面略U字状に形成されるハンドル本体と、該ハンドル本体の外側を覆うカバーとを備える操作ハンドルが前記車両用ドアの外面側に配置され、前記ハンドル本体の長手方向に延び且つ前記カバー側に開放した収容凹部が該ハンドル本体に形成されるように、その収容凹部の長手方向一端壁及び他端壁となる第1及び第2仕切り壁が、その両仕切り壁の先端部を前記カバーの内面にそれぞれ対面させて前記ハンドル本体の前記カバーとの対向面に突設され、前記収容凹部に収容される電気部品を埋没せしめるポッティング剤が前記収容凹部に充填され、前記電気部品に連なる導線が前記第1仕切り壁に関して前記収容凹部とは反対側で前記ハンドル本体から外部に導出される車両用ドアのアウトハンドル装置において、前記第1仕切り壁に、保持孔を有する弾性部材が、前記保持孔を前記仕上げ面に対して前記カバーとは反対側に位置させるとともに第1仕切り壁から前記カバー側に該弾性部材が突出することを避けるようにして装着され、前記電気部品に連なる導線がその外周全周に前記弾性部材が弾発接触するようにして前記保持孔に挿通、保持され、前記弾性部材が、前記保持孔を有する弾性部材主部と、前記弾性部材主部の外周のうち前記カバー側に臨む部分を除く外周から外側方に突出する嵌合鍔部とを一体に有し、前記第1仕切り壁には、前記弾性部材主部を配置するようにして前記カバー側に開放した開口部と、前記嵌合鍔部を弾発、嵌合せしめるようにして前記開口部の周縁に開口する嵌合溝とが設けられることを特徴とする。
なお実施例のグロメット37,72が本発明の弾性部材に対応し、実施例のグロメット主部37aが本発明の弾性部材主部に対応する。
発明によれば、第1仕切り壁に装着された弾性部材の保持孔に導線がその外周全周を弾性部材に弾発接触させるようにして挿通、保持されるので、収容凹部内にポッティング剤を充填したときに保持孔および導線間からポッティング剤が洩れることはない。しかも保持孔は、ポッティング剤の仕上げ面に対してカバーとは反対側に位置するものであり、また弾性部材は、第1仕切り壁からカバー側に突出しないようにして第1仕切り壁に装着されるので、第1仕切り壁のカバー側の端部ならびに弾性部材のカバー側の端部を、収容凹部に充填されたポッティング剤の仕上げ面よりもカバー側に突出させる必要がなく、カバーの外面を第1仕切り壁に対応する部分ではドア側により近接させることを可能としてデザイン上の自由度を高めることができる。
その上、弾性部材をカバー側からハンドル本体の第1仕切り壁にスライドさせて第1仕切り壁に装着することができ、弾性部材の第1仕切り壁への組付けが容易となる。
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
図1〜図11は本発明の施例を示すものであり、図1は車両用ドアの一部側面図、図2は図1の2−2線断面図、図3は操作ハンドルの分解斜視図、図4はポッティング剤の充填前のハンドル本体をカバー側から見た正面図、図5は図1の5−5線拡大断面図、図6は図1の6−6線拡大断面図、図7は図1の7−7線拡大断面図、図8はグロメットを装着する前の状態での図4の8−8線に沿う拡大断面図、図9は図4の9−9線に沿う拡大断面図、図10は図1の10−10線拡大断面図、図11は図1の11−11線拡大断面図である。
先ず図1〜図3において、たとえばサイドドアである車両用ドア15のアウターパネル16には、車両の前後方向(図1および図2の左右方向)に延びる操作ハンドル17が回動可能に取付けられる。この操作ハンドル17は、硬質の合成樹脂により形成されて車両の前後方向に延びるとともに前記アウターパネル16の外面側に配置されるハンドル本体18Aと、該ハンドル本体18Aの外側を覆う合成樹脂製のカバー19とを備えており、カバー19の下部外面には、合成樹脂から成るとともに外観性向上のためにメッキ加工が表面に施された意匠カバー20が接合される。
図4〜6を併せて参照して、ハンドル本体18Aは、アウターパネル16とは反対側に開いた略U字状の横断面形状を有して車両の前後方向に延びるものであり、その長手方向一端部(図1〜図4の右端部)には、アウターパネル16内に突入する略L字状の支持腕部18Aaが一体に設けられ、前記ハンドル本体18Aの他端部には、アウターパネル16内に突入する操作腕部18Abが一体に設けられる。
前記支持腕部18Aaには、アウターパネル16側に設けられた支軸22(図2参照)を挿入せしめる凹部23が設けられており、操作ハンドル17の一端部は、前記支軸22を介してアウターパネル16に回動可能に支承される。また前記操作腕部18Abは図示しないラッチ機構に連結されるものであり、車両用ドア15がアンロック状態にあるときに操作ハンドル17を操作することによって前記ラッチ機構は、車両用ドア15の閉状態を解除することになり、操作ハンドル17の操作により車両用ドア15を開放することが可能となる。
前記ハンドル本体18Aのカバー19との対向面には、そのハンドル本体18Aの長手方向に間隔をあけた位置において、カバー19の内面に各々の先端部が対面する第1および第2仕切り壁24A,25が一体に設けられており、それらの仕切り壁24A,25間でハンドル本体18Aには、カバー19側に開放した収容凹部26が形成され、即ち、その収容凹部26の長手方向一端壁及び他端壁が第1および第2仕切り壁24A,25でそれぞれ形成される。
前記収容凹部26には、電気部品が収容されるものであり、この実施例では、基板29の裏面側にタッチセンサ(図示せず)が設けられるとともに基板29の表面側に検出回路(図示せず)およびアンテナ30が配設されて成る電気部品としてのセンサユニット28が、操作ハンドル17に車両ユーザが触れたことを検出すべく前記収容凹部26に収容され、前記基板29の裏面側は両面接着テープ31によってハンドル本体18Aに接着される。しかも前記収容凹部26には、前記センサユニット28を埋没せしめるようにしてポッティング剤32が充填される。
ところで第1仕切り壁24Aに関して前記収容凹部26とは反対側でハンドル本体18Aの一端側には導孔33が設けられており、前記センサユニット28の基板29に連なる導線、この実施例では6本の導線34,34…は、ハーネス35として纏められて前記導孔33から外部に導出される。
図7〜図9を併せて参照して、第1仕切り壁24Aには、前記各導線34,34…を個別に挿通、保持する保持孔36…を有してゴム等の弾性材料によって形成される弾性部材としてのグロメット37が、第1仕切り壁24Aからカバー19側に突出することがないようにして装着される。
前記グロメット37は、前記保持孔36…を有する弾性部材主部としてのグロメット主部37aと、グロメット主部37aの外周のうち前記カバー19側に臨む部分を除く外周から外側方に突出する嵌合鍔部37bとを一体に有する。一方、第1仕切り壁24Aには、前記グロメット主部37aを配置するようにして前記カバー19側に開放した開口部38と、前記嵌合鍔部37bを弾発、嵌合せしめるようにして前記開口部38の周縁に開口する嵌合溝39とが設けられており、グロメット37は、カバー19側からスライドさせて第1仕切り壁24Aに装着することができる。しかも前記嵌合鍔部37bの両面には略三角形の横断面形状を有する突起41,41が一体に突設されており、嵌合鍔部37bの前記嵌合溝39への嵌合時に、前記突起41…は、撓みつつ嵌合溝39の側面に弾発的に接触することになり、グロメット37および第1仕切り壁24A間のシール性が保持される。
ところで収容凹部26へのポッティング剤32の充填は前記導線34…を保持した前記グロメット37の第1仕切り壁24Aへの装着後になされるものであり、ポッティング剤32の仕上げ面40はグロメット37のカバー19側の端部と略同一平面に設定される。而して前記導線34…を保持すべくグロメット37に設けられる保持孔36…は、前記ポッティング剤32の仕上げ面40に対して前記カバー19とは反対側に位置することになる。しかも図8で明示するように、保持孔36…の中間部には横断面形状を略三角形状とした環状の突起42…が半径方向内方に突出するようにして突設されており、保持孔36…に挿通される導線34…の外周に前記突起42…が撓みつつ弾発的に接触することになり、グロメット37は、前記各導線34…の外周全周に弾発接触することになる。
前記カバー19は、ハンドル本体18Aを外側から覆うようにして該ハンドル本体18Aに締結されるものであり、ハンドル本体18Aに対して前記カバー19を位置決めするために、ハンドル本体18Aに一体に突設される複数の位置決め突部44…がカバー19に設けられる位置決め凹部45…にそれぞれ嵌合されるとともに、ハンドル本体18Aの一端側に設けられた略L字状の位置決め凹部46にカバー19に設けられた位置決め突部47が嵌合される。
而して図7で示すように、ハンドル本体18Aの一端側下部に挿通されるねじ部材48が、カバー19の一端側下部に螺合される。また図10で示すように、ハンドル本体18Aの他端側上部に挿通されるねじ部材50が、カバー19の他端側上部に螺合され、さらにカバー19の他端側下部に挿通されたねじ部材52がハンドル本体18Aの他端側下部に螺合される。すなわちカバー19は3つのねじ部材48,50,52でハンドル本体18Aに締結されることになる。しかもハンドル本体18Aおよびカバー19の外周対向部のうち下部対向部を除く部分は接着剤によって接着される。
前記意匠カバー20は、前記カバー19の下部表面を該カバー19の上部表面に滑らかに連なるように覆って前記カバー19に接合されるものであり、カバー19の下部表面には前記意匠カバー20の上端部を対向させるようにして下方に臨む段部19aが側面視では車両の前後方向に一直線状に延びるようにして形成され、その段部19aに対応する部分で前記カバー19には、該カバー19の長手方向に間隔をあけて複数個たとえば3個の矩形状の嵌合孔53…が設けられる。一方、意匠カバー20の上端部には、前記嵌合孔53…にそれぞれ嵌合する嵌合突起54…が一体に突設される。
また意匠カバー20の下部側縁には、前記カバー19の長手方向に間隔をあけた複数個所たとえば4個所で前記カバー19の下部側縁に係合する係合爪55…が一体に設けられ、意匠カバー20の内面にはカバー19の表面に接着するための接着剤56が塗布される。すなわち意匠カバー20は、嵌合突起54…を嵌合孔53…に嵌合するとともに係合爪55…をカバー19の下部側縁に係合するようにしてカバー19の下部表面に接合される。而してカバー19の他端側下部に挿通されてハンドル本体18Aの他端側下部に螺合されるねじ部材52は前記意匠カバー20で覆われる。
図10に注目して、前記操作ハンドル17のハンドル本体18Aにおける他端部には、車両ユーザの施錠意思を車両ユーザーがスイッチボタン58を押圧操作することによって確認するためのタクトスイッチ59が配設される。
スイッチボタン58は、押圧操作部58aを一端閉塞部に有するとともに他端開口部には内方に張りだす突縁部58bを有して、弾性材料により有底のたとえば矩形筒状に形成されるものであり,ハンドル本体18Aには、前記突縁部58bを受ける平坦な受け部61が設けられ、カバー19および意匠カバー20には、前記押圧操作部58aを臨ませる開口部62が設けられる。
前記タクトスイッチ59は基板63に配設されており、該基板63はスイッチホルダ64に固定される。而してスイッチボタン58は、前記スイッチホルダ64を覆うようにして該スイッチホルダ64に装着されるものであり、前記スイッチボタン58の押圧操作部58aを押圧操作したときに、該押圧操作部58aが前記タクトスイッチ59に弾性的に接触することになる。
而してスイッチボタン58は、ハンドル本体18Aと、カバー19および意匠カバー20との間に挟持されるものであり、開口部62の周縁でカバー19および意匠カバー20の内面に対向する鍔部58cが押圧操作部58aを囲むようにしてスイッチボタン58に形成される。
しかも前記スイッチボタン58の外周には、前記押圧操作部58aを押圧操作したときに必要以上にスイッチボタン58が撓むことを防止して防水性を高めるための筒状のケースカバー65が装着されるものであり、スイッチボタン58を囲繞する前記ケースカバー65は、前記鍔部58cと、スイッチボタン58の外周に一体に突設される環状突部58dとで軸方向移動を規制するようにしてスイッチボタン58に装着される。
また前記スイッチボタン58が配設される部分の下部に開口する水抜き孔66がハンドル本体18Aに設けられており、この水抜き孔66は、スイッチボタン58およびタクトスイッチ59が配設される部分で操作ハンドル17内に浸入した水を車両用ドア15の内部に導くようにしてハンドル本体18Aに形成される。
図11を併せて参照して、スイッチホルダ64で保持されたタクトスイッチ59と、収容凹部26に収容されたセンサユニット28の基板29との間は一対の導線67,67で接続されており、これらの導線67,67は、第2仕切り壁25のカバー19側の端部に設けられた保持溝68で保持されるようにして第2仕切り壁25を乗り越えるように配線される。しかも前記スイッチボタン58内には、導線67…およびタクトスイッチ59の接続部を覆うようにしてポッティング材69が充填される。
ところで第1仕切り壁24Aには、導線34…を保持するグロメット37を装着したのに対し、第2仕切り壁25では、タクトスイッチ59および基板29間を結ぶ導線67…が第2仕切り壁25を乗り越えるようにしたのは、収容凹部26に充填したポッティング剤32の仕上げ面40とカバー19との間の間隔を、タクトスイッチ59およびスイッチボタン58等の配置によって比較的大きくとらざるを得なかったので、前記仕上げ面40および前記カバー19間に前記導線67…を配線する充分なスペースがあることによるものであり、充分なスペースが得られないときには第2仕切り壁25にも第1仕切り壁24Aと同様にグロメットを装着するようにしてもよい。
次にこの施例の作用について説明すると、ハンドル本体18Aの長手方向に間隔をあけた位置に一体に設けられる第1および第2仕切り壁24A,2間で前記ハンドル本体18Aにはカバー19側に開放した収容凹部26が形成され、該収容凹部26に収容されるセンサユニット28を埋没せしめるポッティング剤32が収容凹部26に充填され、前記基板29に連なる導線34が第1仕切り壁24に関して収容凹部26とは反対側でハンドル本体18Aから外部に導出されるのであるが、保持孔36…をポッティング剤32の仕上げ面40に対してカバー19とは反対側に位置せしめるようにしてグロメット37が第1仕切り壁24Aに装着され、前記保持孔36…に導線34…がその外周全周をグロメット37に弾発接触させるようにして挿通、保持されるので、収容凹部26内にポッティング剤32を充填したときに保持孔36…および導線34…間からポッティング剤32が洩れることはない。
またグロメット37は、第1仕切り壁24Aからカバー19側に突出することがないようにして第1仕切り壁24Aに装着されるので、第1仕切り壁24Aのカバー19側の端部ならびにグロメット37のカバー19側の端部を、収容凹部26に充填されたポッティング剤32の仕上げ面40よりもカバー19側に突出させる必要がなく、カバー19の外面を第1仕切り壁24Aに対応する部分では車両用ドア15側により近接させることを可能としてデザイン上の自由度を高めることができる。
またグロメット37は、保持孔36…を有するグロメット主部37aと、グロメット主部37aの外周のうちカバー19側に臨む部分を除く外周から外側方に突出する嵌合鍔部37bとを一体に有し、第1仕切り壁24Aには、グロメット主部37aを配置するようにしてカバー19側に開放した開口部38と、嵌合鍔部37bを弾発、嵌合せしめるようにして開口部38の周縁に開口する嵌合溝39とが設けられており、グロメット37をカバー19側からハンドル本体18Aの第1仕切り壁24Aにスライドさせて第1仕切り壁24Aに装着することができ、グロメット37の第1仕切り壁24Aへの組付けが容易となる。
図12および図13は参考例を示すものであり、図12は第1仕切り壁へのグロメットの装着状態を示すための断面図、図13はグロメットの斜視図である。
先ず図12において、ハンドル本体18Bの第1仕切り壁24Bには、センサユニット28の基板29に連なる導線34…を個別に挿通、保持する保持孔71…を有してゴム等の弾性材料から成る弾性部材としてのグロメット72が、第1仕切り壁24Bからカバー19(前記実施例参照)側に突出することがないようにして装着される。
図13を併せて参照して、前記グロメット72は、前記保持孔71…を有して横断面形状を楕円形としたグロメット主部72aと、該グロメット主部72aの収容凹部26側の端部寄りから外側方に張り出す鍔部72bとを一体に有する。一方、第1仕切り壁24Bには、前記グロメット主部72aを嵌合するようにした横断面楕円形の装着孔70が設けられており、前記鍔部72bを収容凹部26側で第1仕切り壁24Bに当接、係合するようにしてグロメット主部72aを装着孔70に嵌合することでグロメット72が第1仕切り壁24Bに装着される。すなわちグロメット72は、第1仕切り壁24Bからカバー19側に突出することがないようにして第1仕切り壁24Bに装着される。
而して収容凹部26に充填されるポッティング剤32の仕上げ面40は、第1仕切り壁24Bのカバー19側の端部と略同一平面に設定されるものであり、前記導線34…を保持すべくグロメット72に設けられる保持孔71…は、前記ポッティング剤32の仕上げ面40に対して前記カバー19とは反対側に配置されることになる。しかも各導線34…は、その外周全周がグロメット72に弾発接触するようにして、前記保持孔71…に挿通、保持される。
この参考例によれば、前記実施例とは異なり、グロメット72が収容凹部26側から第1仕切り壁24Bに装着されることになるが、収容凹部26内にポッティング剤32を充填したときに保持孔71…および導線34…間からポッティング剤32が洩れることはなく、また第1仕切り壁24Bのカバー19側の端部ならびにグロメット72のカバー19側の端部を、収容凹部26に充填されたポッティング剤32の仕上げ面40よりもカバー19側に突出させる必要がなく、カバー19の外面を第1仕切り壁24Bに対応する部分では車両用ドア15側により近接させることを可能としてデザイン上の自由度を高めることができる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
たとえば上記実施例では、電気部品であるセンサユニット28が、アンテナ30を含むものであったが、アンテナ30を含まないセンサユニットが電気部品として収容凹部26に収容されるものにも本発明を適用することができる。
本発明の実施例の車両用ドアの一部側面図 図1の2−2線断面図 操作ハンドルの分解斜視図 ポッティング剤の充填前のハンドル本体をカバー側から見た正面図 図1の5−5線拡大断面図 図1の6−6線拡大断面図 図1の7−7線拡大断面図 グロメットを装着する前の状態での図4の8−8線に沿う拡大断面図 図4の9−9線に沿う拡大断面図 図1の10−10線拡大断面図 図1の11−11線拡大断面図 参考例の第1仕切り壁へのグロメットの装着状態を示すための断面図 グロメットの斜視図
15・・・・車両用ドア
17・・・・操作ハンドル
18・・・ハンドル本体
19・・・・カバー
24・・・第1仕切り壁
25・・・・第2仕切り壁
26・・・・収容凹部
28・・・・電気部品であるセンサユニット
32・・・・ポッティング剤
34・・・・導線
・・・・保持孔
・・・・弾性部材であるグロメット
37a・・・弾性部材主部であるグロメット主部
37b・・・嵌合鍔部
38・・・・開口部
39・・・・嵌合溝
40・・・・仕上げ面

Claims (1)

  1. 車両用ドア(15)とは反対側を開放した横断面略U字状に形成されるハンドル本体(18)と、該ハンドル本体(18)の外側を覆うカバー(19)とを備える操作ハンドル(17)が前記車両用ドア(15)の外面側に配置され、前記ハンドル本体(18)の長手方向に延び且つ前記カバー(19)側に開放した収容凹部(26)が該ハンドル本体(18A)に形成されるように、その収容凹部(26)の長手方向一端壁及び他端壁となる第1及び第2仕切り壁(24A,25)が、その両仕切り壁(24A,25)の先端部を前記カバー(19)の内面にそれぞれ対面させて前記ハンドル本体(18A)の前記カバー(19)との対向面に突設され、前記収容凹部(26)に収容される電気部品(28)を埋没せしめるポッティング剤(32)が前記収容凹部(26)に充填され、前記電気部品(28)に連なる導線(34)が前記第1仕切り壁(24)に関して前記収容凹部(26)とは反対側で前記ハンドル本体(18)から外部に導出される車両用ドアのアウトハンドル装置において、
    前記第1仕切り壁(24)に、保持孔(3)を有する弾性部材(3)が、前記保持孔(3)を前記仕上げ面(40)に対して前記カバー(19)とは反対側に位置させるとともに第1仕切り壁(24)から前記カバー(19)側に該弾性部材(3)が突出することを避けるようにして装着され、
    前記電気部品(28)に連なる導線(34)がその外周全周に前記弾性部材(3)が弾発接触するようにして前記保持孔(3)に挿通、保持され
    前記弾性部材(37)は、前記保持孔(36)を有する弾性部材主部(37a)と、前記弾性部材主部(37a)の外周のうち前記カバー(19)側に臨む部分を除く外周から外側方に突出する嵌合鍔部(37b)とを一体に有し、
    前記第1仕切り壁(24A)には、前記弾性部材主部(37a)を配置するようにして前記カバー(19)側に開放した開口部(38)と、前記嵌合鍔部(37b)を弾発、嵌合せしめるようにして前記開口部(38)の周縁に開口する嵌合溝(39)とが設けられることを特徴とする、車両用ドアのアウトハンドル装置。
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