JP3701529B2 - 補器の車体取付用ブラケット - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は補器の車体取付用ブラケットに関し、具体的には例えば電装品付きサンバイザなどの補器に給電を可能にする車体取付用ブラケットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車に備えられる補器として、例えば、フロントウィンドの上端のルーフに設置されるサンバイザや、ルーフに設置される可動のルームランプなどがある。サンバイザの種類によっては、例えばバイザにバニティーミラーが設けられたものがあり、夜間でも使用できるようにランプを備えたものがある。これらの補器の車体取付用ブラケットとしては、図6及び図7に示すようなサンバイザの取り付けに用いられるものがある。なお、図6及び図7ではサンバイザ側の部材として固定シャフトのみを示す。
【0003】
このようなランプを備えたサンバイザは、図6に示すように、固定シャフト1の先端を車体取付用ブラケット2に支持し、その車体取付用ブラケット2を車体に固定することで取り付けられている。そして、固定シャフト1内を通してその固定シャフト先端1aより導出されるワイヤハーネス3の先端に、車体内に配索されたワイヤハーネスの相手コネクタと接続されるコネクタ4が取り付けられている。
【0004】
上記コネクタ4は、ワイヤハーネス3の先端に固定された端子5を収容するコネクタハウジング6と、この端子5をコネクタハウジング6から不用意に抜け出ないようにし、且つ端子5の未係合状態を検知するランスとしての二重係止スペーサ7とを有している。この二重係止スペーサ7は、コネクタハウジング6の端子収容室に貫通するスペーサ装着孔部8に装着されて、上記端子5がコネクタハウジング6から抜け出ないようにすると共に、端子5がコネクタハウジング6の所定位置に収納されているか否かを検知する役目を担っている。
【0005】
このようなサンバイザの車体への取り付けは、図7に示すように、車体のインナパネル9とアウタパネル10との間の空間部に配索されたワイヤハーネスの相手コネクタ11に、上記サンバイザに接続されたコネクタ4を嵌合して接続した後、車体取付用ブラケット2をインナパネル9の装着孔に取り付け固定することで行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した車体取付用ブラケット2を用いてサンバイザの取り付けを行った場合、コネクタ4と相手コネクタ11との結合体がインナパネル9とアウタパネル10との間の空間部で移動可能であるため、走行時に異音の発生原因となる問題点があった。
【0007】
また、上記したコネクタ4と相手コネクタ11とを結合させる場合、作業者が、インナパネル9とアウタパネル10との間に空間部に配置された相手コネクタ11に、車体取付用ブラケット2側に接続されたコネクタ4を手探り状態で結合させる必要がある。そのため、作業者がこの結合作業に熟練を要するという問題点があった。
【0008】
さらに、固定シャフト1の先端1aからコネクタ4との間には、ワイヤハーネス3が導出されているため、車体取付用ブラケット2をインナパネル9に取り付ける際に、このワイヤハーネス3を車体取付用ブラケット2とインナパネル9との間に噛み込むという不具合が発生する可能性があった。
【0009】
そこで、本発明はこれらの事情に着目して創案されたものであり、コネクタ同士の嵌合の信頼性並びに異音の発生を防止できる補器の車体取付用ブラケットを提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、車体側パネルに電装品を備える補器を取り付ける車体取付用ブラケットであって、前記補器に設けられた固定シャフトがシャフト支持部で支持され且つ前記補器の補器側配線が前記シャフト支持部から導出されて端末が接続された第1コネクタを保持する補器側ブラケットと、前記補器側ブラケットに保持された前記第1コネクタに嵌合、接続する第2コネクタを備え且つ前記補器側ブラケットと車体パネルとの間に配置されるパネル側ブラケットとを備え、前記補器側ブラケットにグロメットスクリューが突設され、該グロメットスクリューが前記パネル側ブラケット及び前記車体パネルを貫通した状態で、該グロメットスクリューにグロメットスクリュー用突起が挿入されることにより前記パネル側ブラケットが前記補器側ブラケットと前記車体パネルとで挟持、固定され、前記第1コネクタは、前記シャフト支持部の上部を覆うキャップ部と、前記シャフト支持部から前記第1コネクタまでの間に配索される補器側配線を覆う配線カバー部とを備えることを特徴とする。
【0011】
このような構成の請求項1記載の発明では、第1コネクタに補器側配線を接続した状態で、第1コネクタが補器側ブラケットに保持され、パネル側ブラケットと補器側ブラケットとを重ねることにより、第1コネクタと第2コネクタとを接続させることができる。また、補器側ブラケットに形成されたグロメットスクリューをパネル側ブラケットと車体パネルとを貫通した状態で、グロメットスクリューにグロメットスクリュー用突起を挿入することにより、補器側ブラケットと車体パネルとでパネル側ブラケットを挟持して車体取付用ブラケット全体を取付、固定することができる。このため、請求項1記載の発明では、第1コネクタと第2コネクタとががたつくことがなく異音の発生を防止することができる。また、車体パネルと補器側ブラケットとでパネル側ブラケットを挟持するため、第1コネクタと第2コネクタとの接続を確実に行うことができる。
【0013】
また、請求項1記載の発明では、シャフト支持部から導出された補器側配線をキャップ部と配線カバー部とで覆うため、補器側配線が必要以上にシャフト支持部から引き出されるのを防止することができる。このため、配線がパネル側に噛み込まれるのを防止することができる。
【0014】
さらに、請求項2記載の発明は、請求項1記載の補器の車体取付用ブラケットであって、前記グロメットスクリュー用突起は、前記補器側ブラケットを覆うカバーに突設されていることを特徴とする。
【0015】
したがって、請求項2記載の発明では、請求項1記載の発明の作用に加えて、カバーを補器側ブラケットに装着することにより、補器側ブラケットを車体パネルに固定すると共に、パネル側ブラケットを車体パネルと補器側ブラケットとで容易に挟持することが可能となる。
【0016】
また、請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の補器の車体取付用ブラケットであって、前記補器は、車体のルーフ部分に配設されるサンバイザであることを特徴とする。
【0017】
したがって、請求項3記載の発明は、請求項1及び請求項2に記載の発明の作用に加えて、補器側ブラケットで保持する第1コネクタを汎用化して、車室側に位置する補器側ブラケットやカバーをルーフ構造に応じて適宜構造を変更することが可能となる。また、乗員から近い位置での異音の発生を防止することで、車両の高級感を向上することができる。
【0018】
さらに、請求項4記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の補器の車体取付用ブラケットであって、前記第1コネクタは、前記補器側ブラケットに着脱可能に保持されていることを特徴とする。
【0019】
したがって、請求項4記載の発明では、請求項1〜請求項3に記載した発明の作用に加えて、補器側ブラケットと第1コネクタとが別体であるため、それぞれが要求される特性に応じて形成材料を適宜選択することができる。このため、補器側ブラケット全体のコストを低減させることが可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る補器の車体取付用ブラケットの詳細を図面に示す実施形態に基づいて説明する。なお、これらの実施形態では、補器として前席のルーフ部分に取り付ける電装品付きサンバイザを適用したものである。
【0021】
図1は本実施形態の補器の車体取付用ブラケット20を示す分解斜視図である。同図に示すように、車体取付用ブラケット20は、補器側ブラケットとしてのバイザ側ブラケット21と、バイザ側ブラケット21に装着される第1コネクタとしての雌コネクタ部22と、パネル側ブラケット23と、バイザ側ブラケット21の下面を覆うカバー24とからなる。
【0022】
バイザ側ブラケット21は、図2に示すように、略板状のバイザ側ブラケット本体25と、このバイザ側ブラケット本体25の上面中央に突設された筒状のシャフト支持部26と、バイザ側ブラケット本体25の一端側で且つシャフト支持部26の両側方にそれぞれ突設された筒状のグロメットスクリュー27、27とを備えている。
【0023】
シャフト支持部26の筒穴28は、バイザ側ブラケット本体25を貫通し、すなわち、バイザ側ブラケット21を取り付けた際に車室側を向く面(以下、車室側面という)まで貫通するように形成されている。このシャフト支持部26の筒穴28内には、図1及び図5に示すように、車室側面からサンバイザの固定シャフト29が挿入、保持されるようになっている。また、シャフト支持部26の上部には、両側に対をなすように形成された配線導出用切欠き30、30が形成されている。なお、図2中、符号36はシャフト支持部26に挿入、保持される固定シャフト29の端部から導出された補器側配線としてのバイザ側配線であり、符号37はバイザ側配線36の端末に接続された雌コネクタ端子である。
【0024】
グロメットスクリュー27は、シャフト支持部26と同様に筒穴がバイザ側ブラケット本体25の車室側面まで貫通しており、側壁に高さ方向に沿って3つのスリット27Aが形成されている。また、グロメットスクリュー27の筒穴の径寸法は、上部の径寸法が下部(車室側)の径寸法より小さくなっている。
【0025】
また、バイザ側ブラケット本体25におけるシャフト支持部26より他端側位置には、上記した雌コネクタ22が配置されるコネクタ配置用凹部31が形成されている。そして、このコネクタ配置用凹部31の両側壁には、雌コネクタ22を係止するためのコネクタ係止片32、32が形成されている。さらに、コネクタ配置用凹部31の他端側の両側には、上方に起立して上記したパネル側ブラケット23に係合する係合突片33、33が突設されている。また、バイザ側ブラケット本体25におけるコネクタ配置用凹部31の両側方の周縁部には、パネル側ブラケット23の下部に形成された位置決め片34、34を収容する位置決め用凹部35が形成されている。
【0026】
雌コネクタ22は、図2〜図4に示すように、角筒形状の雌コネクタ本体38と、この雌コネクタ本体38の両側に形成された端子配線収納部39、39と、それぞれの端子配線収納部39の他端側上部から他端側へ向けて延在される折り曲げ部40と、折り曲げ部40の他端部に一体に形成された配線カバー部41、41と、これら配線カバー部41、41の他端に一体に形成されたキャップ部42と、端子配線収納部39、39から一端側へ延在された側壁43、43と、これら側壁43、43の一端側の上部から上方で延在されたキャップ保持部44、44とからなる。また、雌コネクタ本体38の両側壁には、当該雌コネクタ本体38の筒内に雌コネクタ端子37を挿入、配置するためのスリット38Aが形成されている。さらに、側壁43には、バイザ側ブラケット本体25に形成されたコネクタ係止片32、32に係止される係止用凹部45が形成されている。また、キャップ部42の開口縁の両側には、折り曲げ部40、40を折り曲げた状態で、キャップ保持部44、44に係合するキャップ係合部46、46が形成されている。なお、雌コネクタ本体38をバイザ側ブラケット本体21のコネクタ配置用凹部31に配置させた状態で折り曲げ部40、40で折り曲げることにより、キャップ部42をシャフト支持部26に被せることが可能となる。
【0027】
次に、パネル側ブラケット23の構成について説明する。図1に示すように、パネル側ブラケット23は、略平板状のパネル側ブラケット本体47と、第2コネクタとしての雄コネクタ48とから構成されている。パネル側ブラケット本体47は、上記したバイザ側ブラケット本体25と略同様の形状であり、略中央にシャフト支持部26を嵌合する支持部嵌合口49が開設されている。また、パネル側ブラケット本体47におけるバイザ側ブラケット25のグロメットスクリュー27、27に対応する位置には、グロメット挿通口50、50が開設されている。また、雄コネクタ48は、車体側ワイヤハーネス(図示省略する)が接続されるものであり、雌コネクタ22の雌コネクタ本体38に嵌合されてバイザ側配線36と接続可能となっている。なお、パネル側ブラケット本体47における雄コネクタ48の両側縁下部には、バイザ側ブラケット本体25の両側に形成された位置決め用凹部35に位置決め、収容される位置決め片34が形成されている。さらに、パネル側ブラケット本体47の他端側には、バイザ側ブラケット本体25に突設された係合突片33、33が収容、係合される突片収容口51が開設されている。
【0028】
次に、カバー24の構成について説明する。図1に示すように、カバー24は、バイザ側ブラケット本体25と略同形状の輪郭をもつカバー本体52と、カバー本体52の中央両側に突設されたロック片53、53と、バイザ側ブラケット本体25に形成されたグロメットスクリュー27、27にそれぞれ挿入されるグロメットスクリュー用突起54、54と、カバー本体52の周縁に沿って起立する側壁部55と、側壁部55の内側面に突設された組込み用爪56とからなる。また、カバー本体25の中央から他端側に向けて固定シャフト29を挿通させるための切欠き57が形成されている。
【0029】
以上、本実施形態に係る車体取付用ブラケット20の各部材について説明したが、次にこれら部材を組み付けてサンバイザを車体ルーフ部分へ取り付ける手順について図1を用いて説明する。
【0030】
まず、図1に示すように、サンバイザの車体取付用ブラケット20を取り付けるルーフ部分のルーフトリム58にバイザ側ブラケット21の上部を収容するための取付開口部58Aを形成しておくと共に、インナパネル59の対応する位置にキャップ部42が被せられたシャフト支持部26及び雄コネクタ48の上部を収容可能なパネル側取付開口部59Aとグロメットスクリュー係合口59Bとを予め形成しておく。
【0031】
そして、バイザ側ブラケット21のシャフト支持部26に固定シャフト29の先端を挿入、保持する。次に、雌コネクタ22をバイザ側ブラケット21の上側に装着する。すなわち、雌コネクタ本体38を、バイザ側ブラケット本体25に形成したコネクタ配置用凹部31に配置すると共に、雌コネクタ22側の側壁43、43でシャフト支持部26を挟むように配置する。そして、シャフト支持部26の上部開口からバイザ側配線36を導出して、シャフト支持部26上部に形成された配線導出用切欠き30、30からシャフト支持部26の両側を通って、雌コネクタ本体38の両側に形成されたスリット38A、38Aにバイザ側配線36の端末に接続した雌コネクタ端子37、37を挿入、配置させる。その後、雌コネクタ22の折り曲げ部40、40を所定位置で折り曲げて、キャップ部42をシャフト支持部26の上部に被せる。このとき、シャフト支持部26の両側に配置されたバイザ側配線36、36は、雌コネクタ22側の配線カバー部41、41で覆われる。このため、バイザ側配線36はキャップ部42と配線カバー部41、41とで覆われるため、バイザ側ブラケット21の上側に余分に引き出されることがない。
【0032】
一方、パネル側ブラケット23の雄コネクタ48に、インナパネル59の上側に配索されている図示しない車体側ワイヤハーネスの端末をインナパネル59のパネル側取付開口部59Aを通して接続し、パネル側ブラケット23をルーフトリム58とインナパネル59との間に配置しておく。
【0033】
次に、ルーフトリム58の取付開口部58Aにバイザ側ブラケット21の上側を挿入して、バイザ側ブラケット21とパネル側ブラケット23とを重ね合わせる。このとき、キャップ部42が被せられたシャフト支持部26は、パネル側ブラケット23の支持部嵌合口49に挿入されると共に、雌コネクタ本体38と雄コネクタ48とが嵌合して仮接続される。また、グロメットスクリュー27、27は、パネル側ブラケット23のグロメット挿通口50、50と、インナパネル59のグロメットスクリュー係合口59B、59Bに嵌合した状態となる。さらに、位置決め片34,34とパネル側ブラケット本体47の裏面側との間に、ルーフトリム58の取付開口部58A縁部が挟持される。
【0034】
続いて、カバー24をバイザ側ブラケット21の下面側から装着する。すなわち、グロメットスクリュー用突起54、54をバイザ側ブラケット本体25の車室側面からグロメットスクリュー27、27に挿入する。すると、グロメットスクリュー用突起54、54は、グロメットスクリュー27、27を押し広げて膨大化させる。このため、インナパネル59のグロメットスリット係合口59Bから上に突出したグロメットスリット27は下方へ抜けることができなくなり、図5に示すように車体取付用ブラケット20全体が車体側に固定される。
【0035】
本実施形態では、バイザ側配線36がキャップ部42及び配線カバー部41で保護されているため、組み付けに際してパネル側へ噛み込まれることが防止できる。また、本実施形態では、雌コネクタ本体38と雄コネクタ48とが仮接続された後、カバー24を装着することで確実に接続を行うことができる。さらに、本実施形態では、雌コネクタ本体38がバイザ側ブラケット21に保持され、雄コネクタ48も同時に保持されるため、車両の走行時などにおいてもコネクタが揺動することがなく異音の発生を有効に防止することができる。また、本実施形態では、バイザ側ブラケット21から雌コネクタ22が外れている場合などの誤組み付け時には、バイザ側ブラケット21がインナパネル59に組み付かず、明確に誤組み付けを検知することが可能となる。さらに、雌コネクタ本体38と、雄コネクタ48とが半嵌合状態の場合でも、カバー24をバイザ側ブラケット21の下面側から装着することで、完全嵌合状態とすることができる。
【0036】
以上、実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、構成の要旨に付随する各種の変更が可能である。例えば、上記した実施形態では、第1コネクタを雌コネクタ、第2コネクタを雄コネクタに設定したが、これらが逆の構成としても勿論よい。また、上記した実施形態では、補器としてサンバイザを適用して説明したが、可動ランプなどの補器に本発明を適用できることはいうまでもない。
【0037】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、請求項1記載の発明によれば、第1コネクタと第2コネクタとががたつくことがなく異音の発生を防止することができる。また、車体パネルと補器側ブラケットとでパネル側ブラケットを挟持するため、第1コネクタと第2コネクタとを確実に接続する効果がある。
【0038】
また、請求項1記載の発明によれば、補器側配線が必要以上にシャフト支持部から引き出されるのを防止でき、配線がパネル側に噛み込まれるのを防止する効果がある。
【0039】
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、カバーを補器側ブラケットに装着することにより、補器側ブラケットを車体パネルに固定すると共に、パネル側ブラケットを車体パネルと補器側ブラケットとで容易に挟持できるという効果がある。
【0040】
請求項3記載の発明によれば、請求項1及び請求項2に記載の発明の効果に加えて、補器側ブラケットで保持する第1コネクタを汎用化して、車室側に位置する補器側ブラケットやカバーをルーフ構造に応じて適宜構造を変更することが可能となる。また、乗員から近い位置での異音の発生を防止することで、車両の高級感を向上する効果がある。
【0041】
請求項4記載の発明によれば、請求項1〜請求項3に記載した発明の効果に加えて、補器側ブラケットと第1コネクタとが別体であるため、それぞれが要求される特性に応じて形成材料を適宜選択することができる。このため、補器側ブラケット全体のコストを低減させる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る補器(サンバイザ)の車体取付用ブラケットの実施形態を示す分解斜視図である。
【図2】実施形態の車体取付用ブラケットの要部分解斜視図である。
【図3】(a)は実施形態に用いた雌コネクタの平面図、(b)は雌コネクタの側面図である。
【図4】実施形態におけるのバイザ側ブラケットに雌コネクタを組み付ける状態を示す側面説明図である。
【図5】実施形態の車体取付用ブラケットの取付状態を示す断面図である。
【図6】従来の車体取付用ブラケットの側面図である。
【図7】従来の車体取付用ブラケットの取付状態を示す部分断面側面図である。
【符号の説明】
20 車体取付用ブラケット
21 バイザ側ブラケット
23 パネル側ブラケット
24 カバー
26 シャフト支持部
27 グロメットスクリュー
29 固定シャフト
36 バイザ側配線
38 雌コネクタ本体
41 配線カバー部
42 キャップ部
48 雄コネクタ
54 グロメットスクリュー用突起
59 インナパネル
Claims (4)
- 車体側パネルに電装品を備える補器を取り付ける車体取付用ブラケットであって、
前記補器に設けられた固定シャフトがシャフト支持部で支持され且つ前記補器の補器側配線が前記シャフト支持部から導出されて端末が接続された第1コネクタを保持する補器側ブラケットと、前記補器側ブラケットに保持された前記第1コネクタに嵌合、接続する第2コネクタを備え且つ前記補器側ブラケットと車体パネルとの間に配置されるパネル側ブラケットとを備え、
前記補器側ブラケットにグロメットスクリューが突設され、該グロメットスクリューが前記パネル側ブラケット及び前記車体パネルを貫通した状態で、該グロメットスクリューにグロメットスクリュー用突起が挿入されることにより前記パネル側ブラケットが前記補器側ブラケットと前記車体パネルとで挟持、固定され、前記第1コネクタは、前記シャフト支持部の上部を覆うキャップ部と、前記シャフト支持部から前記第1コネクタまでの間に配索される補器側配線を覆う配線カバー部とを備えることを特徴とする補器の車体取付用ブラケット。 - 請求項1記載の補器の車体取付用ブラケットであって、
前記グロメットスクリュー用突起は、前記補器側ブラケットを覆うカバーに突設されていることを特徴とする補器の車体取付用ブラケット。 - 請求項1又は請求項2に記載の補器の車体取付用ブラケットであって、
前記補器は、車体のルーフ部分に配設されるサンバイザであることを特徴とする補器の車体取付用ブラケット。 - 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の補器の車体取付用ブラケットであって、
前記第1コネクタは、前記補器側ブラケットに着脱可能に保持されていることを特徴とする補器の車体取付用ブラケット。
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