JP2007092510A - 車両用ドアハンドル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本願発明はグリップのアームを大型化することなく、電装品のハーネスをアームに固定できる構成を実現することを技術的課題とする。
【解決手段】グリップとドアパネルとの間に配置されるハンドルシートの基板部に形成したグリップのアームを挿通するアーム挿通孔と、このアーム挿通孔の縁部から平行に突設した一対の枠板部と、この枠板部に一体的に設けられ、ハーネスを挿通可能に貫通したハーネス締結孔を有する保持部とを備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、送信アンテナ等の電装品を内部に備えた車両用ドアハンドル装置に関するものである。
近年、操作者が無線装置を携帯して車両に接近又は離間するだけで、車両のドアロックのロック又はアンロックを行う、いわゆるスマートエントリーシステムが開発されている。このスマートエントリーシステムでは、車外の操作者の携帯する無線装置に向けて送信要求の電波(起動信号)を送信する送信アンテナがドアパネルの外側に突出して取り付けられるドアハンドルのグリップに内蔵されている。
このようなスマートエントリーシステム用の車両用ドアハンドル装置として、特許文献1によって開示されているように、操作者が握ってドアの開閉を操作するグリップがドアパネルに突出するように備えられている。このグリップは、ベースと、ベースに取り付けられるカバーとを備えた構成となっている。ベースには、ドアパネルに固定された部材に係合してグリップが回動する際の支点となるアームが設けられている。そして、グリップのベースとカバーの間には、送信アンテナ等の電装品が配置され、その電装品に接続されるハーネスがアームに形成された穴を通過してドアパネル内に引き出され、車両側の制御装置に接続される構成となっている。
また、上記の特許文献1のものとほぼ同様に構成されている特許文献2の車両用ドアハンドル装置では、ハーネスにコネクタを装着したまま挿通可能な穴がグリップを構成するベースに形成されている。ベースに設けられたアームにはハーネスが収納可能な溝がベースに形成された穴と連通するように設けられている。そして、グリップ内に配置された電装品に接続されるハーネスはベースに形成された穴を通過させてドアパネル内に引き出される。なお、アームに形成された溝内に導かれたハーネスの一部をアームの溝に収納した後、溝を覆うガイドをアームに取り付けることによってハーネスをアームに保持する構成となっている。
特開2002−30844号公報 特開2004―316164公報
上記した特許文献1に開示されたものの構成では、グリップのアームの大きさによってハーネスを通す穴の大きさが決まるため、複数のハーネスが電装品に接続されている場合やコネクタがハーネスの先端に接続されている場合にはアームを大きくしなければ、ハーネスを挿通することは困難であった。そのため、アームを大きく構成してハーネスを通す穴を大きくすることが考えられるが、そうすると車両用ドアハンドル装置が大型化してしまうため、好ましいものではなかった。
また、上記した特許文献2に開示された車両用ハンドル装置の構成でも、複数のハーネスを収納するためには溝を大きく形成しなければならない。また、アームに形成した溝内にハーネスを保持するためのガイドを設定しなければならないため、部品点数が増加し、特許文献1の技術に比べコストアップしてしまうという問題があった。
さらに、上記した従来技術の構成では、ハーネスが固定される位置がグリップに設けられたアームの先端よりもドアパネル側(車外側)に形成されている。そのため、ハーネスが固定される位置と車両側の制御装置に接続されるコネクタとの距離が長くなり、車両の走行やエンジンの振動などによってハーネスの一部が揺動してドアパネルの内側などに接触することによって異音が生じる恐れがあった。
したがって、本願発明では、グリップのアームを大型化することなく、電装品のハーネスをアームに固定できるようにし、さらにハーネスの固定位置とコネクタとの距離を短縮することにより、ハーネスの揺動を抑制し、異音の発生を防止する構成を実現することを技術的課題とする。
上記技術的課題を解決するために本発明の車両用ドアハンドル装置は、ドアパネルの内側に固定されるハンドルベースと、該ハンドルベースに回動可能に係合させる軸孔を有するアームが一端部に設けられ、電装品を収容する凹部が形成されたグリップと、このグリップの凹部を覆うカバーとから構成されたドアハンドルを備える車両用ドアハンドル装置において、前記電装品に接続されたハーネスを外部に引き出し可能に開口し、前記グリップに形成されたシート取付孔と、前記グリップに固定される基板部を備え、該基板部が前記グリップとドアパネルとの間に配置されるハンドルシートを設け、前記ハンドルシートには、前記基板部に形成され、前記グリップのアームを挿通するアーム挿通孔と、該アーム挿通孔の縁部から平行に突設した一対の枠板部と、該枠板部に一体的に設けられ、前記ハーネスを挿通可能に貫通させたハーネス締結孔を有する保持部とを備えたことを特徴とする。
このように構成することによって、アームを大型化することなく、グリップ内に収容された電装品に接続されたハーネスをグリップ内からアームに沿って配線することができる。また、グリップとドアパネルとの間に緩衝部材として設けられるハンドルシートにハーネスを挿通する保持部を設けているので、部品点数を増やさずに電装品のハーネスをグリップのアームに保持することができる。
また、本発明の車両用ドアハンドル装置では、前記ハンドルシートの基板部に、前記グリップのシート取付孔の一部を覆う固定部を設け、さらに、前記ハンドルシートのアーム挿通孔は、前記ハンドルベースに前記ハンドルシートを固定した状態で、前記シート取付孔の一部と連通するように形成され、前記アーム挿通孔から前記ハーネスが前記ハーネス締結孔に導かれるようにしたことが好ましい。
このように構成することによって、シート取付孔をコネクタが挿通できるように大きく開口した場合でも、ハンドルシートによって塞ぐことができる。また、アーム挿通孔には、ベースに形成されたアームが位置するため、実質的に開口したままとなる範囲を狭くすることができ、ハーネスにコネクタを接続した状態でもハーネスを保持部に挿入することが可能となる。
さらに、本発明の車両用ドアハンドル装置では、前記ハンドルシートに設けた保持部の側面に前記ハーネスを前記ハーネス締結孔に導入可能な切込部を設けるように構成することが好ましい。
このように構成することによって、ハーネス締結穴はコネクタの大きさに関係なく電装品に接続されているハーネスが挿通できる程度の大きさにすればよいので、保持部内でハーネスが揺動することを確実に防止することができる。
また、本発明の車両用ドアハンドル装置では、前記ハンドルシートに設けた保持部は、前記グリップのアームの先端よりもドアパネルの内方側に位置するように前記枠板部の先端部に設けることが好ましい。
このように構成することによって、ハーネスの先端に接続されたコネクタと保持部との距離を短縮することができる。したがって、固定されていないハーネスの部分も短縮されるので、車両の走行やエンジンの振動などによるハーネスの揺動を抑制することができ、ハーネスがドアパネルなどに接触して異音が発生することを防止することができる。
上述したように、本発明の車両用ドアハンドル装置では、グリップ内に収容された電装品に接続されたハーネスをグリップとドアパネルとの間に緩衝部材として設けられるハンドルシートに設けた保持部によって保持することにより、部品点数を増やすことなく、ハーネスをアームに沿って配索することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。図1は、本発明の実施形態である車両用ドアハンドル装置1を示す長手方向断面図である。このドアハンドル装置1に設けられるドアハンドル2は、車両前後方向(図1において左右方向)に長いグリップ3と、該グリップ3を車両のドアパネル6に固定するためのハンドルベース4と、図示しないシリンダ錠などが固定される外部取付部材5とからなる。
外部取付部材5は、ドアパネル6の車外側から所定の位置に取り付けられるものである。そして、この外部取付部材5にはネジ18を螺合するネジ止め部5aが形成されている。また、この外部取付部材5の車外側には、外部取付部材5を覆う外部カバー19が取り付けられている。
ドアハンドル2は樹脂製のグリップ3とカバー7で構成されており、図示しないビスによって一体的に固定されている。また、グリップ3の略中央部には凹部3aが形成され、この凹部3aとカバー7とで形成される中空部分8に後述する電装品9を収納する構成となっている。
また、グリップ3の一端には、凹部3aが形成された面の反対側の面から車両前方側(図1において右側)に向かって屈曲した略L字形状のアーム3bが突設されている。その突端には軸孔3cが形成されている。また、グリップ3において、アーム3bと反対側には、略コ字形状の突出部3dが突設されている。
さらにこのアーム3bに隣接するグリップ3の位置(図1において左側)にはドアパネル6の車内側(図1中下側)に開口したシート取付孔3e(図4)が形成されている。また、図4に示すように、このシート取付孔3eの周囲には後述するハンドルシート10の基板部10aが当接する鍔面3fが設けられている。
図1に示すように、ハンドルベース4は、グリップ3のアーム3b及び突出部3dが内部に装着されるもので、ドアパネル6の凹形状6aと一致する凹状部4aを有するように樹脂材料によって形成されている。また、ハンドルベース4は、ドアパネル6の車内側(図1中下側)の面に取り付けられる。このハンドルベース4には、グリップ3のアーム3bを挿入するためのハンドル挿通孔4bとハンドル装着部4cが形成されている。さらに、そのハンドル装着部4cの内部には、グリップ3のアーム3bの軸孔3cにはまり込むことでグリップ3を回動可能に軸支する軸支凸部4dが形成されている。
ハンドルベース4のハンドル挿通孔4b内には、ネジ12を螺合可能なネジ止め部材11が設けられている。このネジ止め部材11の基部11aとハンドルベース4との隙間にドアパネル6を挟み込んで、ネジ12を確実に締め込むことにより、ハンドルベース4はドアパネル6に固定されるようになっている。
一方、グリップ3の突出部3dは、ハンドルベース4の車両後側(図1中左側)で図示しないドアロック装置を作動させるためのハンドルレバー13が係合している。そして、グリップ3を車外側に引き出すように回転操作を与えると、グリップ3の突出部3dの移動に伴い、ハンドルレバー13も移動し、これによりドアロック装置を作動させてドアのロックが解除されるようになっている。
図2に示すようにグリップ3内の中空部8には、接触センサ電極9a、送信アンテナ9bなどで構成される電装品9が配置されている。このように構成された電装品9は、図示しない車両側の制御装置とともに、ドアロック装置の制御を行う。例えば、グリップ3に人の手が近づいたことをグリップ3に配置されたセンサ電極9aによって検出されると送信アンテナ9bから起動信号が車外方向に送信される。その起動信号に応じて操作者が携帯する電子キーから送信される無線信号を図示しない車体側に設けられた受信アンテナが受信し、その受信した無線信号が登録されている無線信号と一致したことを条件として、ドアロック装置を制御し、アンロック状態にあるときはロック状態に、ロック状態にあるときはアンロック状態へと移行させるように作動するものとなっている。
電装品9には、信号を送受信したり、電力を供給するためのハーネス14が接続されており、このハーネス14は、グリップ3に形成されたシート取付孔3eからハンドルシート10に形成されたアーム挿通孔10bを経由してハンドルベース4のハンドル挿通孔4bを通過し、車両ドア内に配線されている。
図1又は図5に示すように、グリップ3のシート取付孔3eには、ハンドルシート10が装着される。本実施形態のハンドルシート10は、図3に示すように、ドアパネル6に沿って配設する基板部10aを備えている。この基板部10aの車両前方側(図3において右側)に位置する一端側には、前記グリップ3のアーム3bを挿入可能なアーム挿入孔10bが設けられている。また、この基板部10aの車両後方側(図3において左側)の他端からアーム挿通孔10bにかけて上面側に突出した固定部10cが設けられている。この固定部10cには、カバー7のビス止部7aに対応するビス孔10dが形成されている。
さらに、この基板部10aには、前記アーム挿入孔10bの縁から一対の枠板部10eが設けられている。これら枠板部10eは、ドアパネル6の車内側(図1中下側)に突出して設けられるとともに、枠板部10eの突端側には、両枠板部にかけて後述する電装品9のハーネス14を保持する保持部15が架設されている。
なお、この保持部15は2つの枠体部10eのいずれか一方に設けてもよく、アーム3bから突出しないようにした枠板部10eの中央部に設けてもよい。
また、保持部15は、略筒状に形成してハーネス14を挿通可能に貫通したハーネス締結孔15aとして形成されている。
つぎに上記車両用ドアハンドル装置1の組み付け手順について説明する。
まず、図4に示すように、グリップ3の凹部3aに電装品9を収納し、電装品9に接続されたハーネス14をシート取付孔3eに挿通させるとともに、グリップ3の凹部3aを覆うようにカバー7をグリップ3に取り付け、図示しないビスによってカバー7をグリップ3に固定する。
このとき、電装品9は凹部3a内に接着剤などで固定されるか、カバー7の裏側にスポンジのような固定部材を設けてカバーを取り付けることにより、その固定部材が電装品9を凹部3a内に圧接して固定するようにすることが好ましい。
そして、図5に示すように、ハンドルシート10のアーム挿入孔10bにグリップ3のアーム3bを挿入すると共に、電装品9のハーネス14を通過させて引き出し、さらに保持部15に形成されたハーネス締結孔15aに挿通する。これにより、ハーネス14の途中部分がハンドルシート10に形成された保持部15に保持されることによってハーネス14がアーム3bに沿うように導かれて配線される。
また、ハンドルシート10の固定部10cをシート取付孔3eに嵌合し、ビス16によってハンドルシート10とカバー7を固定する。このとき、ハンドルシート10の基板部10aがグリップ3の鍔部3f(図4参照)に当接して、ハンドルシート10がグリップ3に固定される。
このようにして電装品9を備えたドアハンドル2が一体的に組みつけられる。なお、本実施例では、図示しない車両側制御装置に電装品9を接続するコネクタ17がハーネス14をハーネス締結孔15aに挿通した後、ハーネス14の端部に取り付ける。
つぎに、車両の組み立てライン上で、ハンドルベース4をドアパネル6の車内側から所定の位置に配置する。そして、ハンドルベース4のネジ止め部材11の基部11aをドアパネル6に形成された孔に挿入して、ネジ12を確実に締め込むことにより、ハンドルベース4がドアパネル6に固定される。
上記のようにドアパネル6に取り付けたハンドルベース4に対して、ドアハンドル2をドアパネル6の車外側からハンドルベース4に組み付ける。詳細には、ドアハンドル2のアーム3bをドアパネル6に形成された孔を介してハンドルベース4のハンドル挿通孔4bに挿入し、アーム3bの軸孔3cをハンドルベース4の軸支凸部4dに嵌め込む。そして、ドアハンドル2の突出部3dをドアパネル6の孔を介してハンドルベース4の装着孔4eに挿入し、突出部3dをハンドルレバー13に係合させることによりドアハンドル2がハンドルベース4に組み付けられる。
最後に、外部取付部材5をドアパネル6の車外側からハンドルベース4の装着孔4eに装着し、ネジ止め部5aにネジ18を締めつけることによりハンドルベース4の後端側がドアパネル6に固定される。これにより、ドアハンドル装置1の組み付けが完了する。
上記実施形態では、ハンドルシート10に設けた保持部15にハーネス締結孔15aを形成し、このハーネス締結孔15aの一方からハーネスを挿通させるように構成したが、図6に示すように保持部15の側面に切込部15bを設けるようにしてもよい。
このように構成することによって、ハーネス14の端部にコネクタ17を接続した状態でも、ハーネス14を保持部15に押し込んで、挿通させることができる。
また、保持部15のこの切込部15bは、図7に示すように一部が重複するように形成してハーネス14が保持部15から外れないようにしてもよい。このように構成すれば、ハーネス14が切込部15bから外れてしまうことを防止することができる。
保持部15の切込部15bについては、図8に示すように、アーム3b側となるように形成することもできる。図8に示すハンドルシート10は、一対の枠板部10eが、直立した枠板部分18aと、車両前方向に曲げ形成した枠板部分18bとから形成してあり、枠板部分18aの先端側に保持部15が設けてある。そして、枠板部分18bは、対面させた側板18b1と、これら側板を連結する平板部18b2とから形成し、さらに、側板18b1には、アーム3bに設けた凸部3gを突入させる小孔18b3が設けてある。
図9はこのハンドルシート10をハンドル2に組み付けた状態を示す。図示する如く、アーム挿入孔10bからアーム3bを突出させ、また、アーム側面に側板18b1を、アーム3b下面に平面部18b2を各々接触させ、さらに、小孔18b3にアーム3bの凸部3gを突入させるようにして組み付ける。
このハンドルシート10は、アーム3b側に切込部15bを形成しているので、保持部15とアーム3bによって、ハーネス14が外れることを確実に防止することができる。すなわち、アーム3b側に切込部15bを設けることによって、ハンドル後方側へのハーネス14の外れを保持部15の壁部によって防止し、前側へのハーネス14の外れをアーム3bによって防止するから、確実にハーネス14の外れを防止することができる。このハンドルシート10は、ハーネス14の引き回しによって加わるテンションにより、グリップ3から外れることを側板18b1、平面部18b2、小孔18b3などを設けることによって規制している。
他方、上記した保持部15は、ドアパネル6の車内側(図1中下側)に突出して設けられる枠板部10eの突端側にハーネス締結孔15aを設けて電装品9のハーネス14を保持している。したがって、この保持部15をアーム3bの先端よりも車内側に突出させることにより、コネクタ17が接続されるハーネス14の先端側に近いところでハーネス14を固定することができる。
これにより、コネクタ17と保持部15との間となるハーネス14部分の距離を短くすることができるので、車両走行中の振動や、エンジンの振動等が原因でハーネス14が振動した場合でも、振動によるハーネス14の揺動を防止することができる。すなわち、揺動するハーネス14の振幅を抑制することができるので、ドアパネル6に接触して異音が発生することを防止することができる。なお、図8のハンドルシート10については、枠板部分18aの先端を車内側に延設させることにより、上記同様にハーネス14の揺動を防止することができる。
また、コネクタ17が挿通できるようにシート取付孔3eを大きく形成した場合でも、シート取付孔3eはハンドルシート10の固定部10cによって大部分が塞がれるため、シート取付孔3eをアーム3bとハーネス14が挿通可能な大きさとすることにより、ハーネス14は固定部10cの表面にガイドされながら、シート取付孔3eに導かれる。したがって、ハーネス14をハーネス締結孔15aに挿通することによって、ハンドルシート10と保持部15との間のハーネス14部分を弛ませることなく、アーム3bに沿うように配線することができる。
上記のように構成することによって、電装品9のハーネス14にコネクタ17を接続した状態で電装品9の作動テストを行った後、ドアハンドル2に組み込むことができるので、接続不良などによる不具合を少なくすることが出来るようになる。
以上説明した様に構成された車両用ドアハンドル装置1は、操作者がドアハンドル2に手を近づけると、ドアハンドル2に内蔵された電装品9の接触センサ電極9aが静電容量の変化等によって手の近接状態を検出し、その変化量に基づいて送信アンテナ9bから起動信号を送信する。そして、操作者が携帯する電子キーからの無線信号が車両側制御装置の記憶している無線信号と一致した場合に、ドアロック装置をロック又はアンロック状態に切替わるように作動する。
本発明の車両用ドアハンドル装置の長手方向断面図。 上記ドアハンドル装置が備える電装品の斜視図。 上記ドアハンドル装置が備えるハンドルシートの斜視図。 ドアハンドルにハンドルシートを組み付ける前の状態をドアハンドルの下面から見た斜視図。 ドアハンドルにハンドルシートを組み付けた後の状態を示す図4同様の斜視図。 ハーネス保持部に切込部を設けた実施形態を示すドアハンドル装置の部分拡大斜視図。 ハーネス保持部を重ね合わせ形成した他の実施形態を示すドアハンドル装置の部分拡大斜視図。 上記ドアハンドル装置が備えるハンドルシートの他の実施形態を示す斜視図。 図8に示すハンドルシートをドアハンドルに組み付けた後の状態を示すドアハンドル装置の部分拡大斜視図。
符号の説明
1 車両用ドアハンドル装置
2 ドアハンドル
3 グリップ
3a 凹部
3b アーム
3c 軸孔
4 ハンドルベース
6 ドアパネル
7 カバー
9 電装品
10 ハンドルシート
10a 基板部
10b アーム挿通孔
10c 固定部
10d ビス孔
10e 枠板部
14 ハーネス
15 保持部
15a ハーネス締結孔
15b 切込部

Claims (4)

  1. ドアパネルの内側に固定されるハンドルベースと、該ハンドルベースに回動可能に係合させる軸孔を有するアームが一端部に設けられ、電装品を収容する凹部が形成されたグリップと、このグリップの凹部を覆うカバーとから構成されたドアハンドルを備える車両用ドアハンドル装置において、
    前記電装品に接続されたハーネスを外部に引き出し可能に開口し、前記グリップに形成されたシート取付孔と、
    前記グリップに固定される基板部を備え、該基板部が前記グリップとドアパネルとの間に配置されるハンドルシートを設け、
    前記ハンドルシートには、前記基板部に形成され、前記グリップのアームを挿通するアーム挿通孔と、該アーム挿通孔の縁部から平行に突設した一対の枠板部と、該枠板部に一体的に設けられ、前記ハーネスを挿通可能に貫通させたハーネス締結孔を有する保持部とを備えたことを特徴とする車両用ドアハンドル装置。
  2. 前記ハンドルシートの基板部には、前記グリップのシート取付孔の一部を覆う固定部を設けると共に、前記ハンドルシートのアーム挿通孔は、前記ハンドルベースに前記ハンドルシートを固定した状態で、前記シート取付孔の一部と連通するように形成され、前記アーム挿通孔から前記ハーネスが前記ハーネス締結孔に導かれるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の車両用ドアハンドル装置。
  3. ハンドルシートに設けた前記保持部の側面に前記ハーネスを前記ハーネス締結孔に導入可能な切込部を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用ドアハンドル装置。
  4. ハンドルシートに設けた前記保持部は、前記アームの先端よりもドアパネルの内方側に位置するように前記枠板部の先端部に設けられていることを特徴とする請求項2乃至3に記載の車両用ドアハンドル装置。
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