JP2012092600A - 車両ドア制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スイングドア制御を実行する際にドアミラーが格納位置に移動させられた状態であったとしても、障害物を正しく検出することができる車両ドア制御装置を提供する。
【解決手段】スマート制御部30はIDコードが照合した場合にIDコードが照合したことを示す照合信号をトリガ信号としてスイングドア制御部13に出力する。そして、スイングドア制御部13は、外部からトリガ信号を入力すると、ドアミラー電動格納部12にドアミラー開閉信号を出力してドアミラー40を使用位置に移動させ、レーザセンサ11から障害物の距離情報を入力して障害物の有無を判定し、障害物が存在しないと判定した場合、ドア開閉部20を駆動してスイングドア制御を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両のドアを開閉するスイングドア制御を実行する車両ドア制御装置に関する。
従来より、車両ドアと接触する可能性がある障害物を検出する車両ドア開度制御装置が、例えば特許文献1で提案されている。この車両ドア開度制御装置には、車両ドアの回転軸の近傍に設置されたレーザセンサが備えられている。
レーザセンサは、車両ドアの表面に対して車両ドアが開扉される方向に所定角度φずれた平面を走査するように車両ドアに設置されている。これにより、車両ドアが開扉される際、常に、車両ドアよりも所定角度φだけ先に存在する障害物をレーザセンサによって検出できるようになっている。
特開2010−101150号公報
ユーザが車両のドアに触れることなくドアの開閉を行えるスイングドア制御において、ドアの周辺に存在する障害物を検出する際に上記の車両ドア開度制御装置を用いることが考えられる。
しかしながら、駐車時等、ドアミラーが折りたたまれて格納位置に移動させられた状態ではレーザセンサで障害物を正しく検出できず、ドアが障害物に衝突してしまう可能性があった。このことについて、図7を参照して説明する。
図7(a)は車両のドアミラーが使用位置に移動させられた模式図であり、図7(b)はドアミラーが格納位置に移動させられた模式図である。
図7(a)に示されるように、車両42のドアミラー40が使用位置に移動させられた状態では、上述のようにレーザセンサ11のレーザ光は、ドア43の表面に対してドア43が開扉される方向に所定角度φずれた平面50を走査するようになっている。
一方、ドアミラー40が使用位置から格納位置に移動させられると、ドアミラー40に固定されたレーザセンサ11もドアミラー40と一体となって移動する。このため、図7(b)に示されるように、ドアミラー40が格納位置に移動させられた状態では、レーザセンサ11のレーザ光が走査される平面50は車両42のドア43に交差してしまう。
そして、レーザセンサ11による障害物検出は、ドアミラー40が格納されているか否かに関わらず実施されるので、ドアミラー40が格納されていると正しく障害物検出ができないという問題がある。
本発明は上記点に鑑み、スイングドア制御を実行する際にドアミラーが格納位置に移動させられた状態であったとしても、障害物を正しく検出することができる車両ドア制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、車両(42)に備えられた電動格納式のドアミラー(40)に固定され、路面に対して交差すると共に車両(42)のドア(43)から当該ドア(43)が開扉される方向に所定角度だけ回転した平面(50)を走査するようにレーザ光を照射し、障害物によって反射された反射光を受光することで、障害物の距離情報を取得するレーザセンサ(11)を備えている。
また、ドアミラー(40)を使用位置または格納位置に回動させる回動機構および回動モータを有するドアミラー電動格納部(12)と、ユーザの指令に従って、車両(42)のドア(43)を開閉するスイングドア制御を行うスイングドア制御部(13)と、を備えている。
そして、スイングドア制御部(13)は、外部からトリガ信号を入力すると、ドアミラー電動格納部(12)にドアミラー開閉信号を出力してドアミラー(40)を使用位置に移動させ、レーザセンサ(11)から障害物の距離情報を入力して障害物の有無を判定し、障害物が存在しないと判定した場合、スイングドア制御を行うことを特徴とする。
これによると、スイングドア制御部(13)はドア(43)を開閉させる前に車両(42)のドアミラー(40)を使用位置に移動させているので、ドアミラー(40)に固定されたレーザセンサ(11)によってドア(43)の周辺に位置する障害物の検出を行うことができる。したがって、スイングドア制御部(13)がスイングドア制御を実行する際にドアミラー(40)が格納位置に移動させられた状態であったとしても、レーザセンサ(11)によって障害物を正しく検出することができる。
請求項2に記載の発明では、スイングドア制御部(13)は、ユーザ(60)からスイングドア制御を行う指令信号をトリガ信号として入力することを特徴とする。これにより、スイングドア制御の前に、スイングドア制御部(13)がドアミラー(40)を使用位置に移動させ、この後に障害物検出を開始することができる。
請求項3に記載の発明では、車両(42)には、ユーザ(60)に携帯される携帯機(61)との間で無線通信を行うことにより、IDコードが照合するか否かを判定し、IDコードが照合した場合に車両(42)のドア(43)の施錠制御または解錠制御を行うスマート制御部(30)が備えられており、スイングドア制御部(13)は、スマート制御部(30)からIDコードが照合したことを示す照合信号をトリガ信号として入力することを特徴とする。
これによると、車両(42)のスマートエントリーシステムにおいて、ユーザ(60)が車両(42)に近づいた際に、スイングドア制御部(13)によってドアミラー(40)を使用位置に移動させ、この後に障害物検出を開始することができる。
請求項4に記載の発明では、車両(42)のドア(43)のドアノブ(44)にはスイッチ(例えばタッチセンサまたは機械式スイッチ)が備えられており、このスイッチにユーザ(60)が触れることでスイッチから接触信号が出力されるようになっており、スイングドア制御部(13)は、接触信号をトリガ信号として入力することを特徴とする。
これによると、ユーザ(60)がドアノブ(44)に触れた際に、スイングドア制御部(13)によってドアミラー(40)を使用位置に移動させ、この後に障害物検出を開始することができる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の第1実施形態に係る車両ドア制御装置を備えたスイングドアシステムのブロック構成図である。 (a)はレーザセンサの構成の一例を示した図であり、(b)はドアミラーにレーザセンサを取り付けた模式図である。 (a)はレーザセンサのレーザ光の走査平面を示した図であり、(b)はレーザセンサによる走査範囲を示した図である。 (a)はスマートエントリーシステムの模式図であり、(b)はドアミラーが開いていく様子を示した図である。 車両のドアが開いていく様子を示した図である。 本発明の第2実施形態において、ユーザがドアノブのスイッチに触れる様子を示した図である。 課題を説明するための図であり、(a)は車両のドアミラーが使用位置に移動させられた模式図、(b)はドアミラーが格納位置に移動させられた模式図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図を参照して説明する。本実施形態に係る車両ドア制御装置は、ユーザが車両のドアに触れることなくドアの開閉を行えるスイングドアシステムに採用されるものである。
なお、以下では、「発明が解決しようとする課題」における図7に示す構成要素と同一のものには、同一符号を記してある。
図1は、本実施形態に係る車両ドア制御装置を備えたスイングドアシステムのブロック構成図である。この図に示されるように、スイングドアシステムは、車両ドア制御装置10と、ドア開閉部20と、スマート制御部30と、で構成されている。
車両ドア制御装置10は、上述のように、ユーザが車両のドアに触れることなくドアの開閉を行えるスイングドア制御を実行するための装置である。このような車両ドア制御装置10は、レーザセンサ11と、ドアミラー電動格納部12と、スイングドア制御部13と、を備えている。
レーザセンサ11は、車両に備えられた電動格納式のドアミラーに固定された物体検出用のセンサである。図2(a)は、レーザセンサ11の構成の一例を示した図である。この図に示されるように、レーザセンサ11は、発光素子11a(LD)と、ミラー11bと、モータ11cと、2つのレンズ11d、11eと、受光素子11f(PD)と、図示しない制御回路と、を備えて構成されている。
発光素子11aはレーザ光を発光する素子である。ミラー11bは円錐台形状をなしており、その一端面に発光素子11aが発生したレーザ光の反射面が形成され、他端面に障害物によって反射されたレーザ光を受光素子11fに向けて反射する反射面が形成されたものである。このミラー11bを、モータ11cによって両反射面を貫通する回転軸回りに回転させることにより、その回転軸を中心とする平面を走査するように、複数のレーザ光を出射することができる。
レンズ11dは、レーザ光がビーム状または所定の広がり角となるように設計されたレンズであり、レンズ11eは障害物にて反射したレーザ光を集光させるためのレンズである。制御回路は、レーザ光の照射から障害物で反射した反射光の受光までの経過時間から障害物までの距離を取得し、障害物の距離情報をスイングドア制御部13に出力する回路である。
なお、制御回路は障害物の有無を判定しても良い。この場合、レーザセンサ11はその判定結果を障害物の距離情報としてスイングドア制御部13に出力することとなる。
そして、図2(b)に示されるように、レーザセンサ11はドアミラー40のうち、路面に対向する下面41に固定されている。本実施形態では、ドアミラー40は路面に対して垂直な軸(回動軸)を中心として回動するような構成となっている。なお、図2(b)では車両の運転席側のドアミラー40を示しているが、助手席側のドアミラー40についても同様である。
図3(a)はレーザセンサ11のレーザ光の走査平面を示した図であり、図3(b)はレーザセンサ11による走査範囲を示した図である。
図3(a)に示されるように、レーザセンサ11は、路面に対して交差すると共に車両42のドア43から当該ドア43が開扉される方向に所定角度φだけ回転した平面50を走査するようにレーザ光を照射する。
この場合、図3(b)に示されるように、レーザセンサ11の走査範囲は、レーザセンサ11の設置位置(ドアミラー40の下部)から車両前方に向かう方向を開始位置(走査角度0°)に設定されている。例えば、レーザセンサ11は、上述した開始位置から、時計回りに所定の角度でレーザ光を繰り返し出射する。そして、レーザセンサ11から上空に向かってほぼ真上に伸びる角度(例えば走査角度約260°)が終了位置として設定される。これにより、スイングドアのドア開扉時に、ドア43において、レーザセンサ11の設置位置から車両前方の範囲に存在する部分に接触する可能性がある障害物が検出可能となる。
ドアミラー電動格納部12は、スイングドア制御部13から入力したドアミラー開閉信号に従って、ドアミラー40を使用位置または格納位置に移動させる装置である。このため、ドアミラー電動格納部12は、ドアミラー40を使用位置または格納位置に回動させる回動機構および回動モータを有している。ドアミラー40の使用位置は、例えば図3(a)に示されるように、ドアミラー40が開状態の位置である。一方、格納位置はドアミラー40を使用しない閉状態の位置である。
また、ドアミラー電動格納部12は、ドアミラー40の開度に応じたドアミラー開度信号を出力する。ここで、ドアミラー40の「開度」とは、路面に対して垂直な軸(回動軸)を中心軸として、ドアミラー40を格納位置から使用位置に移動させるときの当該格納位置に対する回転角度である。
スイングドア制御部13は、ユーザの指令に従って、車両42のドア43を開閉するスイングドア制御を行うスイングドアECUである。ECUは、図示しないCPU、ROM、EEPROM、RAM等を備えたマイクロコンピュータがROM等に記憶されたプログラムに従って所定の機能を実行する制御回路である。なお、ユーザの指令とは、ドア43を開閉させるためにユーザが例えば携帯キーや車内の操作ボタン等を操作することである。
また、スイングドア制御部13は、外部からトリガ信号を入力すると、ドアミラー電動格納部12にドアミラー開閉信号を出力してドアミラー40を使用位置に移動させ、レーザセンサ11から障害物の距離情報を入力して障害物の有無を判定し、障害物が存在しないと判定した場合、スイングドア制御を行う。本実施形態では、トリガ信号としてスマート制御部30が出力する照合信号が用いられる。
ドア開閉部20は、スイングドア制御部13から入力したドア開閉信号に従って、車両42のドア43を開閉する装置である。このようなドア開閉部20は、車両42のドア43を開閉する開閉機構および開閉モータを有しており、車両42に搭載されている。
スマート制御部30は、車両42に搭載されたスマートECUである。すなわち、スマート制御部30は、ユーザに携帯される携帯機との間で無線通信を行うことにより、IDコードが照合するか否かを判定し、IDコードが照合した場合に車両42のドア43の施錠制御または解錠制御を行う。
また、上述のように、スマート制御部30は、IDコードが照合した場合にIDコードが照合したことを示す照合信号をスイングドア制御部13に出力する。以上が本実施形態に係る車両ドア制御装置10およびスイングドアシステムの全体構成である。
次に、車両ドア制御装置10の作動について、図4および図5を参照して説明する。まず、図4(a)に示されるように、ユーザ60が携帯機61を所持した状態で車両42に近づき、スマートエントリーシステムのセンシングエリアに入ると、携帯機61はスマート制御部30からリクエスト信号を受信し、それに対応して自動的にIDコードを含んだ無線信号を送信する。これにより、スマート制御部30でIDコード認証が行われ、それが一致するとドア43のロック・アンロックの操作が可能となる。したがって、ユーザ60が携帯機61を携帯した状態で例えばドアノブ44を握るとドア43が解錠され、ユーザが例えばドア43のロックスイッチを押すとドア43が施錠される。
上記のようにスマートエントリーシステムが作動するに際し、スマート制御部30はIDコードが照合した場合にIDコードが照合したことを示す照合信号をスイングドア制御部13に出力する。
スイングドア制御部13は、スマート制御部30から入力した照合信号をトリガ信号としてドアミラー40を使用位置に移動させる。すなわち、スイングドア制御部13は、ドアミラー電動格納部12にドアミラー開閉信号を出力してドアミラー40を使用位置に移動させる。これにより、ドアミラー40は、図4(b)に示されるように、格納位置から使用位置に移動していく。このとき、ドアミラー電動格納部12はドアミラー40の開度を示すドアミラー開度信号を出力する。
また、スイングドア制御部13は、ドアミラー電動格納部12から入力したドアミラー開度信号からドアミラー40が完全に開ききって使用位置に移動したか否かを判定する。そして、スイングドア制御部13は、ドアミラー40が完全に開ききって使用位置に達したと判定すると、レーザセンサ11により障害物検出を開始する。
この後、ユーザ60がスイングドアの指令を出すと、スイングドア制御部13はドア開閉部20にドア開閉信号を出力する。例えば、車両42の運転席側のドア43を開けるとすると、図5に示されるように、ドア開閉部20はドア開閉信号に従って車両42のドア43を開けていく。このとき、ドア43の開度に合わせてレーザセンサ11の走査平面も移動する。このため、常にドアミラー40の前面をスキャンでき、ドア43に障害物が衝突する前に障害物を検出することができる。
レーザセンサ11によって障害物が検出されない場合は、スイングドア制御部13はドア開閉部20にドア43を開扉させる。一方、レーザセンサ11によって障害物が検出された場合は、スイングドア制御部13はドア開閉部20にドア43の開扉を停止させる。このようにして、スイングドア制御の前に障害物検出が可能となる。
以上説明したように、本実施形態では、スイングドア制御部13は、スマート制御部30からトリガ信号として照合信号を入力すると、ドアミラー電動格納部12を駆動してドアミラー40を使用位置に移動させ、レーザセンサ11による障害物検出を可能としている。
このように、スイングドア制御部13はドア43を開閉させる前に車両42のドアミラー40を使用位置に移動させているので、スイングドア制御を行う前にはレーザセンサ11による障害物検出を行うことができる。このため、ドアミラー40に固定されたレーザセンサ11によってドア43の周辺に位置する障害物の検出を行いつつ、スイングドア制御を行うことができる。したがって、スイングドア制御部13がスイングドア制御を実行する際にドアミラー40が格納位置に移動させられた状態であったとしても、レーザセンサ11によって障害物を正しく検出することができる。
(第2実施形態)
本実施形態では、第1実施形態と異なる部分について説明する。上記第1実施形態では、トリガ信号としてスマート制御部30からスイングドア制御部13に出力される照合信号が採用されていたが、本実施形態ではドアノブ44に設置されたスイッチの信号をトリガ信号として採用したことが特徴となっている。
図6は、ユーザ60がドアノブ44に触れる様子を示した図である。本実施形態では、このドアノブ44に図示しないスイッチが設けられている。このスイッチにユーザ60が触れると、スイッチから接触信号が出力されるようになっている。この接触信号はトリガ信号としてスイングドア制御部13に入力される。
以上のように、スイッチの接触信号をトリガ信号として用いることもできる。これにより、ユーザ60がドアノブ44に触れた際に、スイングドア制御部13がドアミラー40を使用位置に移動させるため、スイングドア制御の前に障害物検出を開始することができる。
(他の実施形態)
上記各実施形態で示された車両ドア制御装置10の構成は一例であり、上記で示した構成に限定されることなく、本発明の特徴を含んだ他の構成とすることもできる。例えば、また、レーザセンサ11は図2(a)に示された構成ではなく他の構成でも良いし、ドアミラー40の下面41ではなくドアミラー40の他の場所に固定されていても良い。
また、第1実施形態では、スマート制御部30からスイングドア制御部13に出力される照合信号がトリガ信号として用いられていたが、車両42がスマートエントリーシステムを搭載していない場合も考えられる。そのような場合は、ユーザ60からスイングドア制御部13へのドア43の開閉の指令信号がトリガ信号として採用される。また、ユーザ60がドアノブ44を引いたことを検出し、その検出信号をトリガ信号として採用しても良い。
上記各実施形態や、指令信号、検出信号はそれぞれトリガ信号として採用されるが、これらの複数のトリガ信号がスイングドア制御部13に入力するようにしても良い。すなわち、上記各実施形態を組み合わせても良い。この場合、最も早く入力されたトリガ信号を採用する等の優先順位を設定すれば良い。
10 車両ドア制御装置
11 レーザセンサ
12 ドアミラー電動格納部
13 スイングドア制御部
30 スマート制御部
40 ドアミラー
42 車両
43 車両のドア
44 ドアノブ
50 平面
60 ユーザ
61 携帯機

Claims (4)

  1. 車両(42)に備えられた電動格納式のドアミラー(40)に固定され、路面に対して交差すると共に前記車両(42)のドア(43)から当該ドア(43)が開扉される方向に所定角度だけ回転した平面(50)を走査するようにレーザ光を照射し、障害物によって反射された反射光を受光することで、前記障害物の距離情報を取得するレーザセンサ(11)と、
    前記ドアミラー(40)を使用位置または格納位置に回動させる回動機構および回動モータを有するドアミラー電動格納部(12)と、
    ユーザ(60)の指令に従って、前記車両(42)のドア(43)を開閉するスイングドア制御を行うスイングドア制御部(13)と、を備えており、
    前記スイングドア制御部(13)は、外部からトリガ信号を入力すると、前記ドアミラー電動格納部(12)にドアミラー開閉信号を出力して前記ドアミラー(40)を前記使用位置に移動させ、前記レーザセンサ(11)から前記障害物の距離情報を入力して前記障害物の有無を判定し、前記障害物が存在しないと判定した場合、前記スイングドア制御を行うことを特徴とする車両ドア制御装置。
  2. 前記スイングドア制御部(13)は、前記ユーザ(60)から前記スイングドア制御を行う指令信号を前記トリガ信号として入力することを特徴とする請求項1に記載の車両ドア制御装置。
  3. 前記車両(42)には、前記ユーザ(60)に携帯される携帯機(61)との間で無線通信を行うことにより、IDコードが照合するか否かを判定し、前記IDコードが照合した場合に前記車両(42)のドア(43)の施錠制御または解錠制御を行うスマート制御部(30)が備えられており、
    前記スイングドア制御部(13)は、前記スマート制御部(30)から前記IDコードが照合したことを示す照合信号を前記トリガ信号として入力することを特徴とする請求項1または2に記載の車両ドア制御装置。
  4. 前記車両(42)のドア(43)のドアノブ(44)にはスイッチが備えられており、このスイッチに前記ユーザ(60)が触れることで前記スイッチから接触信号が出力されるようになっており、
    前記スイングドア制御部(13)は、前記接触信号を前記トリガ信号として入力することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の車両ドア制御装置。
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