JP3735514B2 - 筐体嵌合構造 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話機等の携帯型通信端末等に使用される筐体の嵌合構造に関し、特に、筐体を構成するフロントケースとリアカバーを、筐体内に配設されるシールドカバーを介して脱落不能に締結することにより、ねじ等の締結手段を筐体表面に露出させることなく、筐体のキーを広く、かつ、自由なレイアウトで確保しつつ、フロントケースとリアカバーとを締結し、シールドカバーのシールド性,電気特性も向上させることができる筐体嵌合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、携帯電話機等の携帯型通信端末等に使用される筐体は、端末等の正面側を構成するフロントケースと背面側を構成するリアカバーとがねじ止めされることにより一体的に嵌合する構造となっている。
図5及び図6を参照して、従来の一般的な筐体嵌合構造について説明する。
図5及び図6は、それぞれ従来の筐体嵌合構造を示す分解斜視図である。
【0003】
これらの図に示すように、携帯電話機等の携帯型通信端末等に使用される筐体の嵌合構造は、筐体の正面側を構成するフロントケース101と、フロントケース101と一体的に嵌合し筐体の背面側を構成するリアカバー102と、フロントケース101及びリアカバー102の間に配設,挟持される印刷配線基板103と、印刷配線基板103上に配設されるシールドカバー104と、リアカバー102の表面に着脱可能に取り付けられるバッテリ105と、バッテリ105をカバーするバッテリカバー105aを備えている。
【0004】
フロントケース101は、携帯電話機等の正面側を構成するケースであり、図5及び図6に示すように、筐体の下側ほぼ半分がキー配設部101aとなっており、携帯電話機等のキー操作手段の実装領域として確保されている。
リアカバー102は、フロントケース101に嵌合して携帯電話機等の背面側を構成するカバー部材で、筐体下部側にはバッテリ105を着脱可能に収納するバッテリ収納部102aを備えている。
【0005】
そして、フロントケース101とリアカバー102には、それぞれ、筐体ほぼ中央部にねじ締めボス111とねじ孔121が、筐体の下部にねじ締めボス112とねじ孔122が、また、筐体の上部に係合爪113と係合部123がそれぞれ設けてある。
このような構成からなる従来の筐体嵌合構造では、フロントケース101とリアカバー102は、図5及び図6に示すように、締結用の複数のねじ106を用いることによって、印刷配線基板3を間に挟持した状態で一体的に嵌合,締結されて所定の携帯電話機等を構成するようになっている。
このような従来の筐体嵌合構造としては、例えば、特開平11−297288号公報に記載された「携帯無線機」等がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の筐体嵌合構造では、キー配設部の101aに配設されるキーがねじ止め手段によって制限されるという問題点があった。
すなわち、従来の筐体構造では、筐体の外観を考慮して、図5に示すように、フロントケースとリアカバーを締結するねじを、リアカバーのバッテリ収納部に配置することにより、バッテリによってねじを隠すようにしていた。
ところが、このような構成では、図5に示すように、ねじ締め用のボスがすべてフロントケースのキー配設部の内に位置することとなった。
このため、キーがねじ締めボスの存在によって制限されてしまい、キーを広く確保することができないばかりでなく、レイアウトのデザインの自由度も阻害されるという問題があった。
【0007】
この点、図6に示す構造のように、キーの確保とレイアウトの自由度を優先させてねじ止め位置をバッテリ収納部以外に配置することも可能であった。
ところが、この場合は、ねじ部がリアカバーの表面に露出することになるため、図6に示すように、ねじを隠すための蓋107やカバー等が別途必要となるという新たな問題が発生してしまった。
【0008】
さらに、これら従来の筐体嵌合構造では、図5及び図6に示したように、シールドカバーは印刷配線基板への係合のみで固定される構造となっていたため、安定したシールド性及び電気特性が得られないという問題点もあった。
【0009】
本発明は、このような従来の技術が有する問題を解決するために提案されたものであり、筐体を構成するフロントケースとリアカバーを、筐体内に配設されるシールドカバーを介して脱落不能に締結することにより、ねじ等の締結手段を筐体表面に露出させることなく、筐体に配設されるキーを広く、かつ、自由なレイアウトで確保しつつ、フロントケースとリアカバーとを堅固に締結し、シールドカバーのシールド性,電気特性も向上させることができる筐体嵌合構造の提供を目的とする。
【0010】
上記目的を達成するため、本発明の請求項1記載の筐体嵌合構造は、筐体の正面側を構成するフロントケースと、このフロントケースと一体的に嵌合し筐体の背面側を構成するリアカバーと、このフロントケース及びリアカバー間に配設,挟持される印刷配線基板と、この印刷配線基板上に配設されるシールドカバーと、前記リアカバーの表面に着脱可能に取り付けられるバッテリと、を備え、前記フロントケースが前記シールドカバーに固定されるとともに、前記リアカバーが前記シールドカバーに固定されることにより、前記フロントケースとリアカバーとが、前記シールドカバーを介して脱落不能に締結される構成としてある。
【0011】
特に、請求項2では、前記フロントケース内のキー配設部にキーを備えるとともに、前記シールドカバーが、前記キー配設部の外において、前記フロントケースとリアカバーを脱落不能に締結する構成としてある。
【0012】
具体的には、請求項3記載の筐体嵌合構造は、前記シールドカバーに、ねじ止め部を備えるとともに、前記フロントケースに、前記ねじ止め部に取り付けられるねじが螺合するねじ締めボスを備えた構成としてある。
特に、請求項4では、前記ねじ締めボスが、前記フロントケースのキー配設部の外に配設された構成としてある。
【0013】
また、請求項5記載の筐体嵌合構造は、前記シールドカバーに、前記リアカバーに対し脱落不能に嵌合する嵌合爪を備えた構成としてある。
特に、請求項6では、前記リアカバーに、前記嵌合爪が嵌合しつつリアカバー外部に突出する嵌合孔を備えるとともに、当該リアカバーに着脱可能に取り付けられる前記バッテリに、前記嵌合孔から突出する嵌合爪と当接する突起部を備えた構成としてある。
さらに、請求項7では、前記嵌合爪が、復帰弾性力をもって嵌脱自在に前記リアカバーに嵌合する構成としてある。
【0014】
このような構成からなる本発明の筐体嵌合構造によれば、フロントケースとリアカバーをシールドカバーを介して締結することにより、ねじ締めボスを、フロントケースのキー配設部の外に設けることができる。
これにより、フロントケース内のキーを広く確保することができ、ねじ締めボスの存在によってキーレイアウトが制限されることもなく、携帯電話機等のデザインの自由度を向上させることが可能となる。
【0015】
また、フロントケースとリアカバーを締結するシールドカバーは、リアカバー側に嵌合する嵌合爪が、バッテリの突起部が当接することによって押圧,付勢されるので、バッテリが取り付けられた状態では、弾性変形等が規制されることになる。
これにより、高い締結力をもってシールドカバーによるフロントカバーとリアカバーの締結を実現することができる。
さらに、本発明によれば、シールドカバーが印刷配線基板の板面上にねじ止め固定されるので、印刷配線基板に対し安定したシールド性及び電気特性を得ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の携帯電話機の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
[第一実施形態]
まず、図1及び図2を参照して本発明の携帯電話機の第一実施形態について説明する。
図1は、本発明の第一実施形態にかかる筐体嵌合構造を示す分解斜視図であり、図2は、本実施形態にかかる筐体嵌合構造のフロントケースとリアカバーの締結箇所を示す要部拡大断面図で、(a)はバッテリの取付け前の状態、(b)は取付け後の状態を示している。
【0017】
図1に示すように、本実施形態は、携帯電話機等の携帯型通信端末等に使用される筐体の嵌合構造であり、筐体の正面側を構成するフロントケース1と、フロントケース1と一体的に嵌合し筐体の背面側を構成するリアカバー2と、フロントケース1及びリアカバー2の間に配設,挟持される印刷配線基板3と、印刷配線基板3上に配設されるシールドカバー4、及びリアカバー2の筐体背面側表面に着脱可能に取り付けられるバッテリ5を備えている。
【0018】
フロントケース1は、携帯電話機等の正面側を構成するケース手段であり、図1に示すように、筐体の下側ほぼ半分がキー配設部1aとなっており、図示しない携帯電話機等のキー操作手段を実装,配設できる領域が確保されている。
リアカバー2は、フロントケース1に嵌合して携帯電話機等の背面側を構成するカバー部材で、図1に示すように、筐体下部側にはバッテリ5が着脱可能に収納されるバッテリ収納部2aを備えている。
なお、図1に示すように、本実施形態では、リアカバー2に取り付けられるバッテリ5を、バッテリ収納部2aに収納されるバッテリ本体5aと、リアカバー2の表面に一体化してバッテリ収納部2aを覆うカバー5bを別々に構成してある。
【0019】
そして、フロントケース1とリアカバー2は、印刷配線基板3を間に挟持した状態で一体的に嵌合,締結できるよう、それぞれ対応する位置に締結手段が設けてある。
具体的には、図1に示すように、筐体のほぼ中央部にねじ締めボス11と嵌合孔21が、筐体の下部側にねじ締めボス12とねじ孔22が、さらに、筐体の上部側に係合爪13と係合部23がそれぞれ設けてある。
なお、フロントケース1とリアカバー2の間に配設される印刷配線基板3には、図1に示すように、フロントケース1のねじ締めボス11,12に対応する位置にそれぞれねじ孔31,32が形成してある。
【0020】
筐体ほぼ中央部に配設されるねじ締めボス11及び嵌合孔21は、後述するように、印刷配線基板3上に配設されるシールドカバー4と締結,嵌合するようになっている。
ここで、フロントケース1のねじ締めボス11は、図1に示すように、キー配設部1aの範囲外の、筐体中央よりやや上部側に設けられている。
上述のように、フロントケース1は、携帯電話機等の筐体の正面側を構成しており、筐体の下側ほぼ半分がキー配設部1aとして確保されている。
本実施形態では、ねじ締めボス11を、このキー配設部1aの外に設けるようにしてあり、これによって、キー配設部1aを広く確保することができ、また、ねじ締めボス11によってキーレイアウトが制限されることなく、携帯電話機等のデザインの自由度を向上させるようにしてある。
【0021】
筐体下部側のねじ締めボス12とねじ孔22は、図1に示すように、ねじ孔22に取り付けられる締結用のねじ6が、印刷配線基板3のねじ孔32を貫通しつつねじ締めボス12に螺合するようになっている。
ここで、リアカバー2のねじ孔22は、図1に示すように、バッテリ収納部2aに位置しており、バッテリ5を収納することによって、ねじ孔22及びねじ6がバッテリ5に覆われて外部に露出しないようになっている。
【0022】
筐体上部側に配設される係合爪13と係合部23は、互いに係脱自在に係合するフック手段となっている。
この係合爪13と係合部23とは、図1に示すように、フロントケース1及びリアカバー2の筐体内側において係合するように形成してあり、フロントケース1とリアカバー2を嵌合,締結した状態では、これら係合爪13及び係合部23は筐体外部に露出することなく、筐体内に隠れるようになっている。
【0023】
なお、フロントケース1のねじ締めボス11,12は、それぞれケース内面から突設されており、これらねじ締めボス11,12が印刷配線基板3のねじ孔31,32周辺に当接することにより、印刷配線基板3を支持するスペーサとして機能するようになっている。
以上の構成により、フロントケース1とリアカバー2とは、間に印刷配線基板3を挟持した状態で、脱落不能に嵌合,締結されることになる。
そして、このフロントケース1及びリアカバー2の筐体ほぼ中央部に配設されるねじ締めボス11と嵌合孔21が、印刷配線基板3上に備えられるシールドカバー4と締結,嵌合するようになっている。
【0024】
シールドカバー4は、印刷配線基板3の筐体背面側の板面上に配設される遮蔽手段であり、図1に示すように、フロントケース1のねじ締めボス11に対応するねじ止め部41と、リアカバー2の嵌合孔21に対応する嵌合爪42を備えている。
また、このシールドカバー4には、図1に示すように、係合爪43が設けてあり、印刷配線基板3の長手方向両縁に設けられた凹部33に係合できるようになっている。
【0025】
シールドカバー4のねじ止め部41は、締結用のねじ6を取り付け可能な孔となっており、このねじ止め部41に取り付けられたねじ6が、印刷配線基板3のねじ孔31を貫通しつつフロントケース1のねじ締めボス11に螺合できるようになっている。これにより、シールドカバー4は、印刷配線基板3の板面上にねじ止めされることになる。
このように、本実施形態では、シールドカバー4が印刷配線基板3上にねじ止めにより固定されるようになっているので、印刷配線基板3に対し安定したシールド性及び電気特性を得ることが可能となる。
【0026】
シールドカバー4の嵌合爪42は、リアカバー2の嵌合孔21に脱落不能に嵌合する爪状部材で、シールドカバー4のねじ止め部41と干渉しない位置に、リアカバー2側に向かって突設されている。
この嵌合爪42は、図2に示すように、嵌合状態で嵌合孔21の周縁に係止可能な鉤状に形成してある。
そして、本実施形態では、この嵌合爪42を復帰弾性力を有する部材で形成してある。
これにより、嵌合爪42は、復帰弾性力をもって嵌脱自在にリアカバー2の嵌合孔21に嵌合することができる。
【0027】
この嵌合爪42が嵌合するリアカバー2の嵌合孔21は、嵌合爪42が嵌合しつつ、その先端部がリアカバー外部に突出する孔状に形成してある。
そして、リアカバー2に着脱可能に取り付けられるバッテリ5に、嵌合孔21から突出した嵌合爪42に当接する突起部51を備えるようにしてある。
ここで、本実施形態のバッテリ5は、上述したように、バッテリ収納部2aに収納されるバッテリ本体5aと、バッテリ収納部2aを覆うカバー5bとで構成してあるので、この嵌合爪42に当接する突起部51は、図2に示すように、バッテリ収納部2a内に収納されるバッテリ本体5aの端部に突設するようにしてある。
【0028】
このような構成により、図2に示すように、リアカバー2側に嵌合した嵌合爪42は、バッテリ5がリアカバー2に収納されると、バッテリ5の突起部51が当接することによって、鉤部の係止方向に押圧,付勢されることになる(図2参照)。
すなわち、バッテリ5が取り付けられた状態では、突起部51が嵌合爪10を押圧,支持した状態となり、図2(b)に示す矢印方向への回転変形を規制するようになる。
これにより、シールドカバー4は高い締結力でリアカバー2とフロントケース1を締結することになる。
【0029】
次に、以上のような構成からなる本実施形態にかかる筐体嵌合構造の組立手順について説明する。
まず、シールドカバー4の係合爪43を印刷配線基板3の凹部33に位置合わせしつつ係合させて取り付ける。
その後、この印刷配線基板3とシールドカバー4のユニットをフロントケース1上に位置決め,搭載し、シールドカバー4のねじ止め部41及び印刷配線基板3のねじ孔31を介して、ねじ6を筐体中央部のねじ締めボス11に螺合させ、締め付けて固定する。
【0030】
次いで、この印刷配線基板3を取り付けたフロントケース1にリアカバー2を位置合わせしつつ嵌め込むと、リアカバー2の嵌合孔21にシールドカバー4の嵌合爪42が復帰弾性力をもって嵌合する。
また、これと同時に、リアカバー2の係合部23がフロントケース1の係合爪4に係合する。
【0031】
その後、リアカバー2の筐体下部側のねじ孔22にねじ6を取り付け締め付ける。これにより、フロントケース1とリアカバー2が締結される。
この状態で、バッテリ5のバッテリ本体5aをバッテリ収納部2aに収納する。
このとき、図2に示すように、バッテリ本体5aの突起部51が嵌合孔21の上方から嵌合爪42に当接,押圧するように収納する。
そして、最後に、カバー5bをリアカバー2に取り付ける。
これにより、組立作業が完了する。
【0032】
以上のように、本実施形態にかかる筐体嵌合構造によれば、フロントケース1とリアカバー2をシールドカバー4を介して締結することにより、ねじ締めボス11を、フロントケース1のキー配設部1aの範囲外に設けることができる。
これにより、フロントケース1内のキー配設部1aを広く確保することができ、ねじ締めボス11の存在によってキーレイアウトが制限されることもなく、携帯電話機等のデザインの自由度を向上させることが可能となる。
【0033】
また、フロントケース1とリアカバー2を締結するシールドカバー4は、リアカバー2側に嵌合する嵌合爪42が、バッテリ5の突起部51が当接することによって押圧,付勢されるので、バッテリ5が取り付けられた状態では、弾性変形等が規制されることになる。
これにより、高い締結力をもってシールドカバー4によるフロントカバー1とリアカバー2の締結を実現することができる。
さらに、本実施形態によれば、シールドカバー4が印刷配線基板3の板面上にねじ止め固定されるので、印刷配線基板3に対し安定したシールド性及び電気特性を得ることができる。
【0034】
[第二実施形態]
次に、本発明の携帯電話機の第二実施形態について、図3及び図4を参照しつつ説明する。
図3は、本発明の第二実施形態にかかる筐体嵌合構造を示す分解斜視図であり、図4は、本実施形態にかかる筐体嵌合構造のフロントケースとリアカバーの締結箇所を示す要部拡大断面図で、(a)はバッテリの取付け前の状態、(b)は取付け後の状態を示している。
【0035】
同図に示すように、本実施形態は、上述した第一実施形態の変更実施形態であり、バッテリとして、第一実施形態におけるバッテリ本体5aとカバー5bとが一体的に構成されたバッテリパック5cを採用している。
また、図3に示すように、本実施形態のバッテリパック5cの採用にともない、リアカバー2には、バッテリパック5cのバッテリ収納部2aへの着脱を行うロックつまみ2bを設けてある。
バッテリパック5cの構成及びリアカバー2のバッテリ収納部2aに設けたロックつまみ2b以外は、上述の第一実施形態の携帯電話機と同様の構成となっている。
【0036】
以上のような構成からなる本実施形態の筐体嵌合構造においても、上述した第一実施形態の場合と同様の効果を奏することができる。
すなわち、本実施形態の筐体嵌合構造によっても、キー配設部1aを広く確保しつつ、デザインの自由度を向上させるとともに、安定したシールド性及び電気特性を維持し、かつ、高い締結力によるフロントカバー1とリアカバー2の締結を実現することができる。
【0037】
なお、本発明の携帯電話機は、上述した第一,第二の実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲で種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の筐体嵌合構造によれば、筐体を構成するフロントケースとリアカバーを、筐体内に配設されるシールドカバーを介して脱落不能に締結することにより、ねじ等の締結手段を筐体表面に露出させることなく、筐体に配設されるキーを広く、かつ、自由なレイアウトで確保しつつ、フロントケースとリアカバーとを堅固に締結し、シールドカバーのシールド性,電気特性も向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態にかかる筐体嵌合構造を示す分解斜視図である。
【図2】本発明の第一実施形態にかかる筐体嵌合構造のフロントケースとリアカバーの締結箇所を示す要部拡大断面図で、(a)はバッテリの取付け前の状態、(b)は取付け後の状態を示している。
【図3】本発明の第二実施形態にかかる筐体嵌合構造を示す分解斜視図である。
【図4】本発明の第二実施形態にかかる筐体嵌合構造のフロントケースとリアカバーの締結箇所を示す要部拡大断面図で、(a)はバッテリの取付け前の状態、(b)は取付け後の状態を示している。
【図5】従来の筐体嵌合構造を示す分解斜視図である。
【図6】従来の他の筐体嵌合構造を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 フロントケース
1a キー配設部
2 リアカバー
2a バッテリ収納部
3 印刷配線基板
4 シールドカバー
5 バッテリ
6 ねじ
11 ねじ締めボス
21 嵌合孔
41 ねじ止め部
42 嵌合爪

Claims (7)

  1. 筐体の正面側を構成するフロントケースと、このフロントケースと一体的に嵌合し筐体の背面側を構成するリアカバーと、このフロントケース及びリアカバー間に配設,挟持される印刷配線基板と、この印刷配線基板上に配設されるシールドカバーと、前記リアカバーの表面に着脱可能に取り付けられるバッテリと、を備え、
    前記フロントケースが前記シールドカバーに固定されるとともに、前記リアカバーが前記シールドカバーに固定されることにより、前記フロントケースとリアカバーとが、前記シールドカバーを介して脱落不能に締結されることを特徴とする筐体嵌合構造。
  2. 前記フロントケース内のキー配設部にキーを備えるとともに、
    前記シールドカバーが、前記キー配設部の外において、前記フロントケースとリアカバーを脱落不能に締結する請求項1記載の筐体嵌合構造。
  3. 前記シールドカバーに、ねじ止め部を備えるとともに、
    前記フロントケースに、前記ねじ止め部に取り付けられるねじが螺合するねじ締めボスを備えた請求項1又は2記載の筐体嵌合構造。
  4. 前記ねじ締めボスが、前記フロントケースのキー配設部の外に配設された請求項3記載の筐体嵌合構造。
  5. 前記シールドカバーに、前記リアカバーに対し脱落不能に嵌合する嵌合爪を備えた請求項1,2,3又は4記載の筐体嵌合構造。
  6. 前記リアカバーに、前記嵌合爪が嵌合しつつリアカバー外部に突出する嵌合孔を備えるとともに、
    当該リアカバーに着脱可能に取り付けられる前記バッテリに、前記嵌合孔から突出する嵌合爪と当接する突起部を備えた請求項5記載の筐体嵌合構造。
  7. 前記嵌合爪が、復帰弾性力をもって嵌脱自在に前記リアカバーに嵌合する請求項6記載の筐体嵌合構造。
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