JPH059059U - 電話機におけるマイクロホンの組付構造 - Google Patents

電話機におけるマイクロホンの組付構造

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JPH059059U
JPH059059U JP6077591U JP6077591U JPH059059U JP H059059 U JPH059059 U JP H059059U JP 6077591 U JP6077591 U JP 6077591U JP 6077591 U JP6077591 U JP 6077591U JP H059059 U JPH059059 U JP H059059U
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JP
Japan
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microphone
lower case
substrate
receiving portion
holder
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Application number
JP6077591U
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English (en)
Inventor
辰雄 大和
健夫 吉益
Original Assignee
株式会社田村電機製作所
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 組立作業が容易で、かつ高密度実装を可能と
する。 【構成】 ロアーケース10の送話器収納部12の底面
にはマイクロホン受け部13が一体的に設けられてい
る。マイクロホン41は通話回路等が搭載された基板4
0に直付けされている。ホルダー30により、マイクロ
ホン41は保護される。ネジ38によりホルダー30は
基板40に、基板40はアッパーケース50に取り付け
られる。ネジ55によりアッパケース50がロアーケー
ス10に取付けられ、マイクロホン41は、クッション
材20を介して受け部13の凹陥部31aに圧接され
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ハンドセット内に通話回路等の基板を搭載したいわゆるワンピース タイプの電話機におけるマイクロホンの組付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、電話機におけるマイクロホンの取り付けにあたっては、マイクロホン のがたによる雑音を防止するために、ハンドセットの送話器収納部に堅牢に取り 付けられることと、マイクロホンの性能を最大限に引き出すために、密閉状態を 保持することが要求される。このため、ハンドセット内に通話回路等の基板を搭 載したいわゆるワンピースタイプの電話機におけるマイクロホンの組付け構造と しては、マイクロホンを密閉保持する全体がゴム等の弾性部材で形成されたマイ クホルダーを備え、このマイクホルダーに一体形成した取付片をネジにより、ロ アーケースの送話器収納部の底面に突出形成したスタッドに取り付けている。一 方、通話回路等を搭載した基板はハンドセットの握り部内を送話器収納部と受話 器収納部間にまたがるようにして配設され、握り部内面に突出形成したスタッド にネジ止めされている。そして、収納したマイクロホンと基板との電気的接続は リード線の配線により行っている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このように構成した従来のマイクロホンの取付構造においては、マイクロホン と基板との電気的接続をリード線によって行っているので、ハンドセットに対す る振動や衝撃等の外力が加わると断線し易く、またリード線の配線のためのスペ ースを確保するのに、基板を握り部の背面側に寄せて配設しなければならず、こ のためにワンピースタイプに必要な高密度実装ができないという欠点があった。 また、リード線の配線作業は、マイクロホンと基板とをハンドセット内部に固定 した後、これら両者間の僅かな隙間内で行うため、作業性が悪いという問題があ った。 本考案は上記した従来の欠点あるいは問題点に鑑みなされたもので、その目的 とするところは、組立作業が容易で、かつ高密度実装に適した電話機におけるマ イクロホンの取付構造を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本考案は、通話回路等を搭載した基板を内蔵した ハンドセットをアッパーケースとロアーケースとに分割し、このロアーケースに 設けた送話器収納部にマイクロホンを組み付ける構造であって、マイクロホンを 前記基板に直付けにするとともに、送話口と前記マイクロホンの先端が嵌入する 凹陥部とを有するマイクロホン受け部を前記ロアーケースの送話器収納部に一体 的に形成し、前記マイクロホンの外周を保護するホルダーと、前記マイクロホン 受け部と前記マイクロホンの先端部との間に介在するクッション材とを備え、前 記アッパーケースとロアーケースとを締結する際に前記マイクロホンの先端部を 前記マイクロホン受け部の凹陥部に圧接したものである。
【0005】
【作用】
本考案においては、マイクロホンの先端部との間に介在するクッション材によ り、マイクロホンは基板とマイクロホン受け部の凹陥部とに堅牢に挟持されると 同時に、マイクホルダーとクッション材とにより密閉状態が保持される。
【0006】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図に基づいて説明する。図1は本考案の側断面図、 図2は同分解斜視図である。これらの図において、符号10で示すものは全体が 合成樹脂からなる略箱状に形成されたロアーケースで、後述するアッパーケース 50と合体することによりハンドセットを構成する。ロアーケース10の一方端 には送話器収納部12が設けられ、他方端には図示を省略した受話器収納部が設 けられている。送話器収納部12の底面には凹陥部13aを有する断面コの字状 のスピーカ受け部13が一体的に突設されており、この受け部13の先端部内縁 には段部14が設けられている。また、この受け部13の底面には、一対の小孔 15、16が穿設されている。15は送話口で、16はブザーの鳴動孔である。 18は送話器収納部の底面に一体的に突出形成した中空状のスタッドである。
【0007】 20は全体がゴム等の弾性部材で形成された矩形状のクッション材で、前記受 け部13の段部14に嵌合できる形状を有しており、受け部13の小孔15、1 6に対応して小孔21、22が穿設されている。 30は全体がゴム等の薄膜状弾性部材で形成されたホルダーで、一対の円環状 のホルダー部31、32と3対の平坦状の脚部33とからなり、脚部33には一 対の位置決め孔35と一対の取り付け孔36が設けられている。ホルダー部31 、32の直径D1は受け部13の段部14の立上がり側面間の間隔D2よりもやや 小に形成されている。40は、電話機の通話回路等が搭載されたメイン基板であ り、マイクロホン41およびブザー42が直付けされている。また、この基板4 0には一対の位置決め孔43と一対の取付孔44および大径の逃げ穴45がそれ ぞれ設けられている。
【0008】 50は全体が合成樹脂からなるアッパーケースで、底面に一対の位置決め用ピ ン51、一対の取付用ボス52および中空状のディスタンスロッド53がそれぞ れ突出形成されている。ピン51は基板40とホルダー30をアッパーケース5 0に対して位置決めするものであり、ボス52の高さ、基板40の厚みおよびホ ルダー30の脚部33の厚みを足した長さよりも高く形成されている。また、デ ィスタンスロッド53は、ボス52よりも基板40の厚み分高く形成されている 。 このアッパーケース50の背面部の一部には、充電池60を収納するための収 納凹陥部54が設けられており、この凹陥部54にはアッパーケース50に対し て着脱自在なカバー61が備えられている。このカバー61を取り外すことによ りアッパーケース50の凹陥部54に対応した背面部分が外部に露呈する。充電 池60は本実施例の電話機が無線電話機であり、ハンドセットを充電器から取り 外して携帯して使用する場合の充電用である。
【0009】 本考案は以上のような構成であり、次に組立方法を説明する。まず、アッパー ケース50のピン51に基板40の孔43を挿入して、基板40をアッパーケー ス50に対して位置決めする。 次に、ホルダー30の孔35をピン51を挿入のガイドピンとしてピン51に 挿入しながらホルダー部31、32をマイクロホン41、ブザー42に圧入する 。 続いて、ネジ38をホルダー30の孔36および基板40の孔44に挿通させ 、アッパーケース50のボス52にねじ込むことによって、ホルダー30と基板 40とをアッパーケース50に取り付ける。このとき、アッパーケース50のデ ィスタンスロッド53は基板40の逃げ穴45内に嵌入している。
【0010】 次に、クッション材20を受け部13の段部14に載置する。 最後に、カバー61をアッパーケース50から取り外して、アッパーケース5 0の電池収納部54部分を外部に露呈する。そしてこの電池収納部54部分から ネジ55をアッパーケース50のディスタンスロッド53の中空部に挿通させて ロアーケース10のスタッド18にねじ込むことにより、アッパーケース50を ロアーケース10に取り付けてハンドセットを完成させる。このとき段部14の 立上がり側面間の間隔D1がホルダー部31、32の外径D2よりもやや大に形成 されているので、ホルダー部31、32のクッション材20への当接面は、クッ ション材20からはみ出すことなく押圧されてマイクロホン41は受け部13の 凹陥部13a内に圧接される。なお、本実施例では、基板40をロアーケース1 0に取り付けるのに、アッパーケース50に取り付けてアッパーケース50をロ アーケース10に取り付けることによって行っているが、これに限定されること なく基板40を直接ロアーケース10に取り付ける構造としてもよいことは勿論 である。
【0011】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、マイクロホンを前記基板に直付けにする とともに、マイクロホンの先端が嵌入する凹陥部を有するマイクロホン受け部を ロアーケースの送話器収納部に一体的に形成し、前記マイクロホンの外周を保護 するホルダーと、前記マイクロホン受け部と前記マイクロホンの先端部との間に 介在するクッション材とを備え、基板をロアーケースに固定する際にマイクロホ ンの先端部をマイクロホン受け部の凹陥部に圧接するようにしたので、基板をロ アーケースに取り付けると自動的にマイクロホンはマイクロホン受け部の凹陥部 に圧接されて組付けられるので、組立が容易となるとともに、リード線の配線作 業が必要なく、組立の自動化が可能となり、しかもリード線の断線がないために 品質の安定化を図ることができる。また、マイクロホンの基板への直付けによっ て、マイクロホンと基板との間の余分なスペースを省略でき、これによりハンド セット内の実装スペースに余裕が生じ、実装密度を高めることができる。さらに 、基板とロアーケースの底面との距離を受け部の高さで調整できるために、ロア ーケースのデザインに制約がなくなり、意匠的に優れたハンドセットを提供でき る等種々の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の側断面図である。
【図2】本考案の分解斜視図である。
【符号の説明】
10 ロアーケース 13 受け部 20 クッション材 30 ホルダー 40 メイン基板 41 マイクロホン 50 アッパーケース

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 通話回路等を搭載した基板を内蔵したハ
    ンドセットをアッパーケースとロアーケースとに分割
    し、このロアーケースに設けた送話器収納部にマイクロ
    ホンを組み付ける構造であって、マイクロホンを前記基
    板に直付けにするとともに、送話口と前記マイクロホン
    の先端が嵌入する凹陥部とを有するマイクロホン受け部
    を前記ロアーケースの送話器収納部に一体的に形成し、
    前記マイクロホンの外周を保護するホルダーと、前記マ
    イクロホン受け部と前記マイクロホンの先端部との間に
    介在するクッション材とを備え、前記基板をロアーケー
    スに固定する際に前記マイクロホンの先端部を前記マイ
    クロホン受け部の凹陥部に圧接したことを特徴とする電
    話機におけるマイクロホンの組付構造。
JP6077591U 1991-07-08 1991-07-08 電話機におけるマイクロホンの組付構造 Pending JPH059059U (ja)

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