JP3870135B2 - セキュリティシステム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両のセキュリティシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、車の盗難や車上荒らし等を防止するため、種々のセキュリティシステムが提案されている。その一例として、リモコンの操作により、当該リモコンに内蔵されたICチップから認証キーが車載のコントローラに送信されて、イグニッションがロックされ、第3者によるエンジンの始動が不可能となるセキュリティシステムがある。このセキュリティシステムでは、再び認証キーを送信してコントローラがその認証キーを認証した後、利用者が鍵をイグニッションに差し込んで内部のシリンダを回転させると、イグニッションのロックが解除されてエンジンが始動するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来のセキュリティシステムでは、利用者自身が車両から離れる際に、セキュリティシステムを作動させるかどうかを判断し、リモコン等を用いて手動で操作する必要がある。例えば、長時間放置する可能性のある場所(自宅または勤務先の駐車場等)では、利用者は、自己の判断に基づいてセキュリティシステムを作動させる。一方、短時間しか駐車しない場所、または警報を作動させるための振動センサが誤作動を起こす可能性の高い場所(立体駐車場等)では、利用者は、自己の判断に基づいてセキュリティシステムを作動させない。加えて、夜間はセキュリティシステムを作動させ、昼間は作動させないという操作も手動で行われている。
【0004】
このように、上述のセキュリティシステムでは、目的地に到着した際に、利用者がその都度、セキュリティシステムを作動させるか否かを判断し、作動させたい場合には、手動でセキュリティシステムを作動させなければならない。そのため、利用者にとって判断という余分な手間が生じるという問題がある。また、必要な場所では、利用者は忘れずにセキュリティシステムの作動させておきたいが、どうしても作動忘れが発生しやすく、安全性において問題が生じる。
【0005】
一方、利用者が自己の判断に基づいて自発的にシステムを作動させるのではなく、イグニッションをオフにすると、自動的にセキュリティシステムが作動できるものもある。しかし、自動的に作動するセキュリティシステムは、防犯上、それほど必要性が高くない場合(あるいは作動させたくない場合)でも作動してしまうため、これを解除するという余計な操作が生じる。また、利用者が予期せぬ状況でセキュリティシステムが作動してしまい、利用者がその解除に手間取るという困難に遭遇する可能性もある。
【0006】
本発明の目的は、上述の問題点に鑑みて、利用者による操作忘れを防止可能とすると共に、必要性が低い場合には、作動させないセキュリティシステムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するため、本発明のセキュリティシステムは、車両のセキュリティ機能を作動させる作動位置を保存する作動位置保存手段と、車両の現在位置を測定する現在位置測定手段と、車両の現在位置が作動位置となることを検知する作動位置検知手段と、作動位置検知手段による検知に基づいて、セキュリティ機能を作動させることを促す作動催促手段と、セキュリティ機能の作動を指示する作動指示信号を検知する作動指示信号検知手段と、作動指示信号検知手段の検知に基づいて、セキュリティ機能を作動させるセキュリティ機能作動手段とを備えることを特徴としている。
【0009】
また、他の発明は、上述のセキュリティシステムにおいて、作動位置保存手段および現在位置測定手段は、ナビゲーションシステム内に設けられていることを特徴としている。
【0010】
また、他の発明は、上述の各セキュリティシステムにおいて、作動位置を設定する作動位置設定手段を、さらに備え、作動位置保存手段は、作動位置設定手段を通じて設定された作動位置を保存することを特徴としている。
【0012】
また、他の発明のセキュリティシステムは、車両のセキュリティ機能を作動させる作動時刻を予め設定する作動時刻設定手段と、現在時刻を測定する現在時刻測定手段と、現在時刻が作動時刻となることを検知する作動時刻検知手段と、作動時刻検知手段による検知に基づいて、セキュリティ機能を作動させることを促す作動催促手段と、セキュリティ機能の作動を指示する作動指示信号を検知する作動指示信号検知手段と、作動指示信号検知手段の検知に基づいて、セキュリティ機能を作動させるセキュリティ機能作動手段とを備えることを特徴としている。
【0013】
また、他の発明は、上述のセキュリティシステムにおいて、セキュリティ機能作動手段は、イグニッションのオフに基づいて動作を行うことを特徴としている。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るセキュリティシステムの各実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
【0015】
図1は、セキュリティシステムの実施の形態の全体構成を示すブロック図である。図1に示すように、セキュリティシステムは、車両内のセキュリティ装置1と、このセキュリティ装置1に接続されたナビゲーションシステム2から、主に、構成される。ナビゲーションシステム2は、GPS(Global Positioning System)衛星3から車両の現在位置情報をから受信する。
【0016】
セキュリティ装置1は、利用者が操作するリモコン4から、もしくはナビゲーションシステム2からの作動開始命令が、作動指示信号検知手段となるコントローラ5へ送信されると、コントローラ5の制御により作動を開始する。セキュリティ装置1は、第3者による車両内への不法な侵入または車両の盗難を防止するための装置である。
【0017】
セキュリティ装置1は、リモコン4の操作部を操作すると、当該リモコン4に内蔵されたICチップ(図示省略)から認証キーがコントローラ5に送信されて、イグニッション6がロックされ、エンジンの始動を不可とする装置である。セキュリティ装置1は、再びリモコン4を操作して認証キーを送信し、コントローラ5がその認証キーを認証した後、利用者が鍵をイグニッション6に差し込んで内部のシリンダ(図示省略)を回転させると、イグニッション6のロックを解除する。これにより、エンジンは始動する。
【0018】
なお、セキュリティ装置1は、上述の構成に限定されるものではない。例えば、セキュリティ装置1は、何らかの振動を受けると、振動センサがそれを検知し、その検知に基づいて警報音を鳴らしたり、室内照明あるいは室外の照明を所定時間に渡って点滅させたり等、何らかの方法で車両の近くにいる人に不審者の進入やその不審な動作を知らせたり、あるいは当該不審者に警告を発するようなものでも良い。また、セキュリティ装置1は、振動センサによって振動を検知した際に、通信機器によって車両が振動していることを利用者の通信端末に送信して、利用者に知らせる等の手段を持つものでも良い。
【0019】
以上の説明は、セキュリティ装置1を手動で作動させる場合の説明である。しかし、この実施の形態では、上述の仕様に加え、予め目的地をナビゲーションシステム2を用いて登録し当該目的地に到着した後、利用者がイグニッション6から鍵を引き抜いて車両から離れると、自動的にセキュリティ装置1が作動する。つまり、目的地を登録すると、この目的地がセキュリティ装置1を作動させる作動位置であるとナビゲーションシステム2が判断し、この作動位置(=目的地)へ車両が到達すると、ナビゲーションシステム2からセキュリティ装置1を作動させるための作動指示信号がコントローラ5へ送信される。これにより、コントローラ5の制御によって、セキュリティ装置1が作動する。以下、本発明のセキュリティシステムの主要部をなすナビゲーションシステム2の構成について説明する。
【0020】
ナビゲーションシステム2は、作動位置設定手段となる作動位置設定部10と、作動位置保存手段となる作動位置保存部11と、現在位置測定手段となる現在位置測定部12と、作動位置検知手段となる作動位置検知部13と、作動時刻設定手段となる作動時刻設定部14と、現在時刻測定手段となる現在時刻測定部15と、作動時刻検知手段となる作動時刻検知部16と、セキュリティ機能作動手段となるセキュリティ機能作動部17と、制御部18と、作動催促手段となるディスプレイ19と、同手段となるスピーカ20とを有している。
【0021】
作動位置設定部10は、車両のセキュリティ装置1を作動させる作動位置を設定入力するためのものである。具体的には、作動位置設定部10は、ディスプレイ19上を触れることによって所定の項目を入力可能なタッチパネル方式の操作画面で構成されている。なお、作動位置設定部10は、ディスプレイ19上を触れるタッチパネル方式でなく、リモコン方式でも良い。この作動位置設定部10は、制御部18の制御によって作動する。
【0022】
作動位置保存部11は、作動位置設定部10によって設定された作動位置を保存する。また、作動位置保存部11は、利用者が作動位置設定部10を用いて入力したものだけではなく、予め定められた作動位置も記録可能である。すなわち、ハードディスク等のメディアに予めセキュリティ機能が作動する車両の作動位置が登録されていても良い。この作動位置保存部11では、制御部18の制御によって情報の読み出しあるいは書き換えが行われる。
【0023】
現在位置測定部12は、GPS衛星3からの送信電波を受けて車両の現在位置および走行速度を測定するGPS受信機で構成されている。この現在位置測定部12がGPS衛星3から取得した車両の現在位置情報は、制御部18に送られる。
【0024】
作動位置検知部13は、作動位置保存部11に保存されている作動位置に基づいて、車両の現在位置がその作動位置となった場合に、これを検知するものである。この作動位置検知部13による検知結果は、制御部18に送られる。
【0025】
作動時刻設定部14は、車両のセキュリティ装置1を作動させる作動時刻を設定入力するためのものである。具体的には、作動時刻設定部14は、ディスプレイ19上を触れることによって所定の項目を入力可能なタッチパネル方式の操作画面で構成されている。なお、作動時刻設定部14は、ディスプレイ19上を触れるタッチパネル方式でなく、リモコン方式でも良い。この作動時刻設定部14は、制御部18の制御によって作動する。
【0026】
現在時刻測定部15は、ナビゲーションシステム3に内蔵された現在時刻を測定するためのタイマーである。作動時刻検知部16は、作動時刻設定部14で設定入力された作動時刻に基づき、現在時刻測定部15で測定された現在時刻が作動時刻となった場合にこれを検知する。この作動時刻検知部による検知結果は、制御部18に送られる。
【0027】
セキュリティ機能作動部17は、作動位置検知手段13による検知に基づいて、セキュリティ装置1を作動させる。このセキュリティ機能作動部17は、制御部18の制御によって作動する。制御部18は、ナビゲーションシステム3内の各部の動作を制御する。ディスプレイ19は、ナビゲーションシステム3の表示画面であり、各種ナビゲーション情報を表示させる。また、ディスプレイ19は、タッチパネル式の操作入力部となっており、画面上を操作することにより、作動位置設定部10および作動時刻設定部14が起動できるようになっている。
【0028】
この実施の形態では、利用者が、ナビゲーションシステム2の機能を用いて目的地を登録すると、作動位置設定部10を操作して作動位置を入力したこととなる。すなわち、ナビゲーション機能の目的地の入力動作に連動して、セキュリティ機能の作動位置が設定入力され、作動位置保存部11に保存される。そして、車両が目的地に到着すると、作動位置検知部13がこれを検知する。制御部18は、作動位置検知部13の検知に基づいて、ディスプレイ19およびスピーカ20に、セキュリティ装置1を作動させる旨の警告させる。利用者がエンジンを停止させイグニッション6から鍵を抜き取ると、セキュリティ装置1が自動的に作動する。すなわち、イグニッション6のオフに基づいて、セキュリティ機能作動部17がこれに連動して、コントローラ5を介してセキュリティ装置1を作動させる。
【0029】
なお、上述の目的地の入力は、単にナビゲーションシステム2を利用して最終目的地までのルート検索を行うと、当該目的地の入力として認識し、セキュリティ装置1を連動させるものとなっていても良い。また、ナビゲーションシステム2を利用して目的地をルート検索をする際に、この目的地の到着後に、セキュリティ装置1を作動させるか否かを、その操作画面上において、利用者に選択させるようにしても良い。また、さらに、ナビゲーション機能とは別に設けられた作動位置設定部10を用いて、セキュリティ装置1の作動位置を入力した場合のみを、当該セキュリティシステムにおける作動位置の入力として認識し、セキュリティ装置1を連動させるように構成しても良い。これら3つのうちの1つを採用しても良いし、全てを有効としても良いし、選択的に2つを有効としても良い。
【0030】
このような構成とすると、自宅または勤務先駐車場等、利用者が定期的かつ長時間駐車させる場所を、セキュリティ装置1を作動位置として容易に登録することができ、このような場所で自動的にセキュリティ装置1を作動させることで、セキュリティ機能の設定忘れを防止することができる。すなわち、利用者は、予めセキュリティ装置1の作動位置を設定登録しておくことが出来るため、車両から離れる際にセキュリティ装置1を作動させるか否かを、その度毎に判断する必要がない。
【0031】
なお、上述したように目的地を設定した後、目的地に到着してイグニッション6から鍵を抜き取った際に、自動的にセキュリティ装置1を作動させるのではなく、利用者に対してセキュリティ装置1を作動するように促すメッセージを、単にディスプレイ19に画面表示したり、スピーカ20で音声出力するようにしても良い。この場合のディスプレイ19もしくはスピーカ20は、車両から離れる際にセキュリティ装置1を作動させることを促す作動催促手段となる。この場合、利用者が催促に基づいて手動で操作することによって、セキュリティ装置1を作動させることができる。加えて、セキュリティ機能を作動させることを確認的に告知した所定時間後に、自動的にセキュリティ機能を作動させるようにしても良い。
【0032】
作動催促後に自動的にセキュリティ装置1を作動させる場合、制御部18が催促後であることを認識し、セキュリティ機能作動部17に作動指示信号を送出させる。コントローラ5は、この作動指示信号を受け取り、この信号に基づいてセキュリティ装置1を作動させる。
【0033】
また、この実施の形態では、上述のようにルート検索等により目的地(作動位置)を設定入力し、作動位置に車両が到達した際にセキュリティ装置1を作動させるだけでなく、作動時刻となった際に車両のセキュリティ機能を作動させることも可能である。
【0034】
利用者が作動時刻設定部14を利用して、セキュリティ機能の作動時刻を設定入力すると、制御部18がこれを記憶する。そして、現在時刻測定部15が測定している現在時刻と、制御部18が記憶している作動時刻とが一致すると、これを作動時刻検知部16が検知する。制御部18は作動時刻検知部16の検知に基づいて、ディスプレイ19およびスピーカ20に、セキュリティ装置1を作動させる旨の警告させる。利用者がエンジンを停止させイグニッション6から鍵を抜き取ると、セキュリティ装置1が自動的に作動する。すなわち、イグニッション6のオフに基づいて、セキュリティ機能作動部17がこれに連動して、コントローラ5を介してセキュリティ装置1を作動させる。
【0035】
なお、上述したように作動時刻を設定した後に作動時刻となり、さらにイグニッション6から鍵を抜き取ることにより、自動的にセキュリティ装置1を作動させるのではなく、利用者に対してセキュリティ装置1を作動するように促すメッセージを、単にディスプレイ19に画面表示したり、スピーカ20で音声出力するようにしても良い。この場合のディスプレイ19もしくはスピーカ20は、作動時刻にセキュリティ装置1を作動させることを促す作動催促手段である。
【0036】
催促後に作動時刻となり自動的にセキュリティ装置1を作動させる場合、作動時刻検知部16の検知に基づいて、催促後でかつ作動時刻であることを制御部18が認識し、制御部18がセキュリティ機能作動部17に作動指示信号を送出させる。作動指示信号検知手段となるコントローラ5が、この作動指示信号を受け取り、この信号に基づいてセキュリティ装置1を作動させる。
【0037】
このような構成とすると、セキュリティ装置1の作動時刻を予め登録することができ、その時刻が来たら自動的にセキュリティ装置1を作動させることで、利用者の操作忘れを防止することができる。すなわち、利用者は、予めセキュリティ装置1を作動させる時刻を設定登録しておくことが出来るため、車両から離れる際にセキュリティ装置1を作動させるか否かを判断する必要がない。
【0038】
次に、図2を用いて、ナビゲーションシステムを用いて目的地(作動位置)の設定入力をし、この目的地の設定入力に連動してセキュリティシステムが作動する場合の動作フローを説明する。図2は、本発明のセキュリティシステムにおいて、車両を作動位置に移動させた場合のセキュリティシステムの動作を示すフローチャート図である。
【0039】
まず、利用者は、セキュリティ装置1を作動させる位置を作動位置設定部10を用いて設定入力する。すると、作動位置保存部11は、設定入力された位置を作動位置として保存する(ステップS1)。
【0040】
作動位置検知部13は、ステップS1で設定入力された作動位置と、現在位置測定部12から送られてくる現在位置情報とを比較し、現在位置が作動位置であるか否かを検知する(ステップS2)。
【0041】
そして、制御部18は、車両が設定入力した作動位置と一致する位置にある状態となったら、ディスプレイ19に「車両が作動位置に来たため、セキュリティ装置1を作動させる」ということを表示させ、あるいは、スピーカ20に「車両が作動位置に来たため、セキュリティ装置1を作動させる」ということを音声出力させて、利用者に警告する(ステップS3)。
【0042】
次に、利用者が鍵を回転させてイグニッション6をオフとすると(ステップS4においてYES)、制御部18がセキュリティ機能作動部17を作動させ、これによってセキュリティ装置1が作動する(ステップS5)。これによって、処理が終了する。
【0043】
次に、図3を用いて、ナビゲーションシステムを用いて作動時刻の設定入力をし、作動時刻となったらセキュリティシステムが作動する場合の動作フローを説明する。図3は、本発明のセキュリティシステムにおいて、作動時刻にセキュリティ機能が作動するセキュリティシステムの動作を示すフローチャート図である。
【0044】
まず、利用者は、セキュリティ装置1を作動させる時刻を作動時刻設定部14を用いて設定入力する。制御部18は、設定入力された作動時刻を保存する(ステップS11)。
【0045】
作動時刻検知部16は、ステップS11で設定入力された作動時刻と、現在時刻測定部15から送られてくる現在時刻情報とを比較し、現在時刻が作動時刻であるか否かを検知する(ステップS12)。
【0046】
そして、制御部18は、現在時刻が設定入力した作動時刻と一致したら、ディスプレイ19に「作動時刻となったため、セキュリティ装置1を作動させる」ということを表示させ、あるいは、スピーカ20に「作動時刻となったため、セキュリティ装置1を作動させる」ということを音声出力させて、利用者に警告する(ステップS13)。
【0047】
次に、利用者が鍵を回転させてイグニッション6をオフとすると(ステップS14においてYES)、制御部18がセキュリティ機能作動部17を作動させ、これによってセキュリティ装置1が作動する(ステップS15)。これによって、処理が終了する。
【0048】
なお、上述の実施の形態は、本発明の好適な実施の形態の例であるが、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。例えば、上述の実施の形態では、セキュリティ装置1を作動させるためのユーザーインタフェースとしてナビゲーションシステム2が利用されているが、図4に示すように、GPS衛星3と通信可能な携帯電話(GPS機能付き携帯電話)21をユーザーインターフェースとして利用しても良い。この図4では図示していないが、携帯電話21の内部には、図1で示した各部が設けられており、携帯電話21を利用して、セキュリティ装置1を作動させる作動位置および作動時刻の設定入力が可能である。なお、携帯電話21は、セキュリティ装置1を作動させるコントローラ5に対して有線接続されていても良いし、無線接続されていても良い。
【0049】
また、上述の実施の形態では、現在地を測定する現在位置測定部12として、ルート検索等が可能なナビゲーションシステム2の機能を用いたが、図4で示す携帯電話21およびその他のGPS受信機等、単に車両の現在位置を測定できるものでも良い。また、上述の実施の形態では、現在時刻測定部15として、ナビゲーションシステム2に内蔵されたタイマーを用いたが、時計機能を備えたものであれば、かかるタイマー以外に外付けのタイマー、あるいは図4で示す携帯電話21内のタイマーでも良い。
【0050】
また、上述の実施の形態では、イグニッション6をオフした動作に連動して、セキュリティ装置1が作動するように構成されたが、開始時期をイグニッション6のオフに連動させず、ドアロック等他の動作に連動させるようにしても良い。
【0051】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のセキュリティシステムによれば、利用者による操作忘れを防止可能とすると共に、必要性が低い場合は作動させないことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のセキュリティシステムの全体構成を示すブロック図である。
【図2】本発明のセキュリティシステムにおいて、車両を作動位置に移動させた場合のセキュリティシステムの動作を示すフローチャート図である。
【図3】本発明のセキュリティシステムにおいて、作動時刻にセキュリティ機能が作動するセキュリティシステムの動作を示すフローチャート図である。
【図4】本発明の実施の形態のセキュリティシステムの全体構成の他の例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 セキュリティ装置
2 ナビゲーションシステム
5 コントローラ(作動指示信号検知手段)
6 イグニッション
10 作動位置設定部(作動位置設定手段)
11 作動位置保存部(作動位置保存手段)
12 現在位置測定部(現在位置測定手段)
13 作動位置検知部(作動位置検知手段)
14 現在時刻設定部(現在時刻設定手段)
15 作動時刻測定部(作動時刻測定手段)
16 作動時刻検知部(作動時刻検知手段)
17 セキュリティ機能作動部(セキュリティ機能作動手段)
18 制御部
19 ディスプレイ(作動催促手段)
20 スピーカ(作動催促手段)
21 携帯電話(作動位置保存手段と現在位置測定手段、または作動時刻設定手段と現在時刻測定手段を含む)
Claims (5)
- 車両のセキュリティ機能を作動させる作動位置を保存する作動位置保存手段と、
車両の現在位置を測定する現在位置測定手段と、
車両の現在位置が作動位置となることを検知する作動位置検知手段と、
上記作動位置検知手段による検知に基づいて、上記セキュリティ機能を作動させることを促す作動催促手段と、
上記セキュリティ機能の作動を指示する作動指示信号を検知する作動指示信号検知手段と、
上記作動指示信号検知手段の検知に基づいて、上記セキュリティ機能を作動させるセキュリティ機能作動手段と、
を備えることを特徴とするセキュリティシステム。 - 前記作動位置保存手段および前記現在位置測定手段は、ナビゲーションシステム内に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のセキュリティシステム。
- 前記作動位置を設定する作動位置設定手段を、さらに備え、
前記作動位置保存手段は、上記作動位置設定手段を通じて設定された前記作動位置を保存することを特徴とする請求項1または2に記載のセキュリティシステム。 - 車両のセキュリティ機能を作動させる作動時刻を設定する作動時刻設定手段と、
現在時刻を測定する現在時刻測定手段と、
現在時刻が上記作動時刻となることを検知する作動時刻検知手段と、
上記作動時刻検知手段による検知に基づいて、上記セキュリティ機能を作動させることを促す作動催促手段と、
上記セキュリティ機能の作動を指示する作動指示信号を検知する作動指示信号検知手段と、
上記作動指示信号検知手段の検知に基づいて、上記セキュリティ機能を作動させるセキュリティ機能作動手段と、
を備えることを特徴とするセキュリティシステム。 - 前記セキュリティ機能作動手段は、イグニッションのオフに基づいて動作を行うことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載のセキュリティシステム。
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