JP3459806B2 - 盗難検知装置 - Google Patents
盗難検知装置Info
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Description
バスやトラックといった大型車をはじめ、農業機械や建
設機械などを含む車輛等の盗難防止システムにおいて、
車輛等に不審人物が近づいたことを検知するための手段
である盗難検知装置に関するものである。
は、車輛等に不審人物が近づいたことを検知して盗難検
知信号を出力する盗難検知装置と、盗難検知信号を受信
したときに光や音等によって警報報知を行う警報報知装
置とからなるものがある。
等の扉をこじ開けたり、車輛等の上に乗ったりした場合
に発生する振動を検知して振動検知信号を出力する振動
検知センサと、この振動検知センサから出力される振動
検知信号に基づいて警報報知装置へ盗難検知信号を出力
する発信回路とを備えたものがある。
ことにより、車輛等の窃盗犯が、例えば車内の備品を盗
もうとして車輛等の扉をこじ開けたときに、車輛等に取
り付けられている盗難検知装置によって振動による車輛
等の異常を検知し、警報報知装置によって警報報知を行
うことができる。また、車輛等の所有者が車輛等を使用
するときには、所定のリモコン操作等を行って警報報知
装置を動作オフ状態にした後で、車輛等に乗り込めばよ
い。
検知手段が振動検知センサのみであるため、盗難を確実
に防止し得るように、その感度は常に高い感度に設定さ
れている。そのため、他の車輛等が近くを通ったときに
生じる振動までも検知してしまい、誤作動してしまうと
いった問題があった。特に、車輛等の保管場所が、トラ
ック等の大型車が通る広い道路に面している場所であっ
たり、列車が近くを通過する場所であったりすると、頻
繁に誤作動してしまうことになる。
として、人体検知センサと衝撃(振動)センサとを備
え、人体検知センサからの検知信号の後に衝撃(振動)
センサから検知信号があったときに警報を発するように
した乗物用防犯警報装置が提案されている(特開200
0−6761号公報)。
知センサが車輛等に近づく人間を検知してはじめて、衝
撃(振動)サンセによる検知を有効とするため、上記の
問題、すなわち、他の車輛等が近くを通ったときに生じ
る振動等による誤作動を、確実に防止することができ
る。
いった状況だけでなく、例えば、遠くから車輛等に向か
って石を投げられたような場合、上記の乗物用防犯警報
装置では、人体を検知していないため、このような投石
等による車輛等の振動を検知しても、警報を発すること
ができないといった問題があった。
れたもので、その目的は、遠くから車輛等に向かって石
を投げるといった、盗難とは異なる車輛等への嫌がらせ
等にも対応でき、かつ従来からの問題でもあった、他の
車輛等が近くを通ったときに生じる振動までも検知して
しまうといった誤作動にも十分に対応できる盗難検知装
置を提供することにある。
め、本発明の盗難検知装置は、車輛等に加わる振動を検
知した場合に振動検知信号を出力する振動検知手段と、
この振動検知手段から出力される振動検知信号に基づい
て盗難検知信号を出力する発信手段と、車輛等に人が近
づいたことを検知したときに人体検知信号を出力する人
体検知手段と、これら各手段の動作制御を行う制御手段
とを備え、前記制御手段は、通常は前記振動検知手段の
検知感度を低く設定し、この設定状態において前記人体
検知手段から出力される人体検知信号を受け取ると、前
記振動検知手段の検知感度を高く設定するように、前記
振動検知手段の検知感度を切り替えることを特徴とす
る。
人が車輛等に近づかないときには、振動検知手段の検知
感度は低くなっているものの、振動を検知した場合には
警報を発するようになっている。従って、例えば、遠く
から車輛等に向かって石を投げられた場合には、その石
による振動を確実に検知できるので、このような場合で
も警報を発することができる。また、人が近づいた場合
には、振動検知手段の検知感度を上げることにより、車
輛等のキー穴をいじるといったわずかな振動も確実に検
知することができるようになっている。
手段の検知感度を任意に設定、変更可能な検知感度設定
手段をさらに備えていることを特徴とする。このよう
に、使用者が、振動検知手段の検知感度を任意に設定、
変更できるようにすれば、車輛等を駐車する場所によっ
て、その場所にあった検知感度に調整することができ
る。
動がほとんど無い静かな環境に車輛等を駐車する場合に
は、低い感度を、高い感度とそれほど差がないように
(低い感度を高めに)設定することで、検知性能を常に
高く保つことができる。一方、横を通る車輛等の振動や
列車の振動をもろに受けるような場所に駐車する場合に
は、低い感度を通常よりらさに低く設定して、これらの
振動を検知しないように設定すれば、このような振動に
よる誤作動を防止することができる。この設定は、駐車
場所に着いてから、使用者が検知感度を任意に設定、変
更して、振動検知手段が誤作動するか否かを実際に試し
てから、最適な検知感度に設定すればよい。
施の形態について図面を参照しつつ説明する。
形態を示す説明図である。
この盗難検知装置が搭載されている車輛等に加わる振動
を検知した場合に振動検知信号を出力する振動検知セン
サ1と、この振動検知センサ1から出力される振動検知
信号に基づいて盗難検知信号を出力する発信手段として
の発信回路3と、車輛等に人が近づいたことを検知した
ときに人体検知信号を出力する人体検知センサ2と、こ
れら各センサ1,2や発信回路3の動作制御を行う制御
部(例えば、CPU(central process
ing unit))4と、振動検知センサ1の検知感
度を高、低の2段階に切り替えるための切替信号や、
高、低の検知感度を任意に設定、変更するための操作信
号を出力する検知感度設定部5とを備えている。
ている。この振動検知センサ1は、本実施の形態では、
その検知感度が高、低の2段階に切り替え可能となって
おり、この切り替えを制御部4が行うようになってい
る。ここで、低い検知感度とは、他の車輛等が近くを通
ったときに生じる振動等を検知しない程度の感度のこと
である。また、高い検知感度とは、ここではその振動検
知センサ1が有する能力の最大限の感度のことである。
検知感度を低く設定し、この設定状態において、人体検
知センサ2から出力される人体検知信号を受け取ると、
振動検知センサ1の検知感度を高く設定するように、振
動検知センサ1の検知感度を切り替える。
いる人体検知センサが使用可能であり、例えば、赤外線
を用いて人体を検知するものや、超音波を用いて人体を
検知するものを使用することができる。この人体検知セ
ンサ2の設置場所は、車体であっても、車輛等の周囲
(例えばガレージの壁等)であってもよく、車体と車輛
等の周囲の両方であってもよい。また、人体検知センサ
2の設置個数は、設置する車輛等の形や大きさと人体検
知センサ2の検知可能範囲との兼ね合いによって適宜決
定すればよい。つまり、人体検知センサ2の設置場所や
設置個数は、車輛等の前後、左右および上下周辺部に所
定距離まで近づいた人を確実に検知できるように適宜調
整すればよい。
信号を盗難検知信号として警報報知装置へ出力するもの
であってもよく、また、信号線を通じて警報報知装置に
盗難検知信号を出力するものであってもよい。
することで、振動検知センサ1の検知感度を任意に設
定、変更するための操作部であり、例えば、図示は省略
しているが、振動検知センサ1を構成するコンパレータ
の基準電圧を変更したり、電子ボリュームを操作するこ
とで、検知感度の変更が可能である。
の周囲に取り付けてもよく、また、人が常時待機してい
る場所(例えば警備室等)に設けてもよい。
図面を参照しつつ説明する。
の一例を示すフローチャートである。
置を作動させて車輛等から離れる。
ンサ1によって車体の振動を常に検知する状態となる
(ステップS1)。このときの振動検知センサ1の検知
感度は、上記した如く、制御部4による制御によって、
低い検知感度に設定されている。すなわち、この状態で
は、横を通る車輛等の振動等は検知しないので、このよ
うな不要な振動検知による誤作動を防止することができ
る。その一方で、例えば、遠くから車輛等に向かって石
を投げられた場合には、その石による振動は確実に検知
できるので、この場合には警報を発することが可能とな
る。
5を操作して、振動検知センサ1の検知感度を任意に設
定、変更してもよい。使用者が検知感度設定部5を操作
しない場合には、振動検知センサ1の高、低の検知感度
は、初期設定された検知感度で作動することになる。、
振動検知センサ1は、わずかな振動も確実に検知し得る
状態となる。
サ1によって振動が検知されると(ステップS5、ステ
ップS6のループにおいて、ステップS6でYesと判
断されると)、振動検知センサ1は、制御部4に対して
振動検知信号を出力する(ステップS8)。制御部4
は、この振動検知信号を受け取ると、発信回路3へ所定
の信号を出力し、発信回路4は警報報知装置(図示せ
ず)へ盗難検知信号を出力する(ステップS9)。これ
により、警報報知装置は、警報音を出力する。
5、ステップS6のループ中)において、人が車輛等か
ら所定距離以上離れると(ステップS5でNoと判断さ
れると)、人体検知センサ2は、人体検知信号の出力を
停止する。制御部4は、人体検知信号が人体検知センサ
2から入力されなくなったことを確認すると、振動検知
センサ1の検知感度を、高い検知感度から再び低い検知
感度に切り替えて(ステップS7)、振動検知を継続す
る(ステップS1に戻る)。
ば、人が車輛等に近づいていない状態では、振動検知セ
ンサ1を低い検知感度に設定することで、周囲の振動を
検知してしまうといった誤作動を防止しつつ、車輛等に
加えられる振動は確実に検知可能としている。また、人
が車輛等に近づいてきたときには、振動検知センサ1を
高い検知感度に切り替えることで、わずかな振動でも確
実に検知し得るようにしている。
輛等に近づかないときには、振動検知手段の検知感度は
低くなっているものの、振動を検知した場合には警報を
発するようになっている。従って、近くを通る車輛等の
振動を検知するといった誤検出を防止しつつ、例えば遠
くから車輛等に向かって石を投げられた場合には、その
石による振動を確実に検知できるので、このような場合
でも警報を発することができる。また、人が近づいた場
合には、振動検知手段の検知感度を上げることにより、
車輛等のキー穴をいじるといったわずかな振動も確実に
検知することができるので、盗難を確実に防止すること
ができる。
用者が、振動検知手段の検知感度を任意に設定、変更で
きるようになっているので、車輛等を駐車する場所によ
って、その場所にあった検知感度に調整することができ
る。
明図である。
フローチャートである。
Claims (2)
- 【請求項1】 車輛等に加わる振動を検知した場合に振
動検知信号を出力する振動検知手段と、この振動検知手
段から出力される振動検知信号に基づいて盗難検知信号
を出力する発信手段と、車輛等に人が近づいたことを検
知したときに人体検知信号を出力する人体検知手段と、
これら各手段の動作制御を行う制御手段とを備え、 前記制御手段は、通常は前記振動検知手段の検知感度を
低く設定し、この設定状態において前記人体検知手段か
ら出力される人体検知信号を受け取ると、前記振動検知
手段の検知感度を高く設定するように、前記振動検知手
段の検知感度を切り替えることを特徴とする盗難検知装
置。 - 【請求項2】 前記振動検知手段の検知感度を任意に設
定、変更可能な検知感度設定手段をさらに備えているこ
とを特徴とする請求項1に記載の盗難検知装置。
Priority Applications (1)
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JP2000084164A JP3459806B2 (ja) | 2000-03-24 | 2000-03-24 | 盗難検知装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2000084164A JP3459806B2 (ja) | 2000-03-24 | 2000-03-24 | 盗難検知装置 |
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JP3459806B2 true JP3459806B2 (ja) | 2003-10-27 |
Family
ID=18600677
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000084164A Expired - Lifetime JP3459806B2 (ja) | 2000-03-24 | 2000-03-24 | 盗難検知装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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-
2000
- 2000-03-24 JP JP2000084164A patent/JP3459806B2/ja not_active Expired - Lifetime
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