JP2001088660A - 車両用盗難防止装置 - Google Patents

車両用盗難防止装置

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JP2001088660A
JP2001088660A JP27364599A JP27364599A JP2001088660A JP 2001088660 A JP2001088660 A JP 2001088660A JP 27364599 A JP27364599 A JP 27364599A JP 27364599 A JP27364599 A JP 27364599A JP 2001088660 A JP2001088660 A JP 2001088660A
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学 竹重
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両用盗難防止装置において、盗難防止制御
を車両の現在地に応じて最適に行う。 【解決手段】 車両の盗難に係わる状態が発生したとき
これを検出して所定の警報を行う盗難警報手段18,1
9と、車両の現在地を検出する現在地検出手段111と
を備えた車両用盗難防止装置において、上記盗難警報手
段18,19を、上記現在地検出手段111により検出
される車両の現在地に応じて警報形態を変更するように
構成する。かかる構成とすることで、車両の駐車位置の
如何に拘わらず、該車両の現在地に応じた警報形態での
警報がなされ、より的確な盗難防止が実現される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、駐車状態にある
車両の盗難を警報によって防止するようにした車両用盗
難防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、駐車車両の盗難の多発傾向を背景
として、車両の盗難を防止するための技術が種々提案さ
れている。
【0003】例えば、特開平7−165019号公報に
は、車両の盗難状態が検出されたときに、ホーンの吹鳴
とかライトの点灯等によって盗難行為の牽制を行うとと
もに、車両の所有者の携帯機に警報信号を送信して注意
を喚起するようにした盗難防止技術が提案されている。
【0004】また、特開平10−208194号公報に
は、車両が使用される国とか地域によって車両盗難防止
機能をセットした時のセット報知制御の仕様が異なるこ
とに鑑み、車両の現在地(国あるいは地域)を検出し、
車両盗難防止機能をセットした時には車両の現在地に応
じた仕様の下でセット報知制御を行う技術が提案されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上掲の各公
知技術のうち、前者の車両盗難防止技術においては、車
両盗難が検出されたときには、該車両の現在地(現在の
駐車位置)の如何に拘わらず、一律に所定の対応措置が
採られるとともに車両所有者に警報信号が報知されるも
のであることから、例えば現在地が自宅であって車両の
近くに所有者が居る場合でも、現在地が自宅から遠く離
れた位置であって車両の近くに所有者がいない場合で
も、同じ音量で盗難警報のホーンが吹鳴し、場合によっ
ては近所迷惑になることも考えられる。従って、最適な
盗難防止制御を実現するためには、車両の現在地に対応
した制御が行われることが必要となる。
【0006】この場合、上掲各公知技術のうち、後者の
車両盗難防止技術、即ち、車両の現在地を盗難防止制御
に反映させる技術の適用も考えられるが、この後者の車
両盗難防止技術における車両の現在地の検出は、国ある
いは地域毎に異なる盗難防止制御の仕様変更を行うため
のものであって、同一仕様が適用される領域内では意味
をなさないものである。
【0007】そこで本願発明は、駐車状態にある車両の
盗難防止制御を、該車両の現在地に応じて最適に行うこ
とを可能とした車両用盗難防止装置を提供することを目
的としてなされたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願発明ではかかる課題
を解決するための具体的手段として次のような構成を採
用している。
【0009】本願の第1の発明では、車両の盗難に係わ
る状態が発生したときこれを検出して所定の警報を行う
盗難警報手段と、車両の現在地を検出する現在地検出手
段とを備えた車両用盗難防止装置において、上記盗難警
報手段を、上記現在地検出手段により検出される車両の
現在地に応じて警報形態を変更するように構成したこと
を特徴としている。
【0010】本願の第2の発明では、車両の盗難に係わ
る状態が発生したときこれを検出して所定の警報を行う
盗難警報手段と、車両の現在地を検出する現在地検出手
段とを備えた車両用盗難防止装置において、上記盗難警
報手段を、上記現在地検出手段により検出される車両の
現在地に応じて盗難状態の検出スレッショルドを変更す
るように構成したことを特徴としている。
【0011】本願の第3の発明では、上記第1の発明に
かかる車両用盗難防止装置において、上記警報形態が警
報音による警報であって、上記車両の現在地に応じて警
報音の音量を変更することを特徴としている。
【0012】本願の第4の発明では、上記第3の発明に
かかる車両用盗難防止装置において、上記警報音の音量
を、車両の現在地が上記現在地検出手段に登録された上
記車両の登録位置及びその周辺であるときには小さく、
登録位置及びその周辺以外であるときには大きく設定す
ることを特徴としている。
【0013】本願の第5の発明では、上記第1の発明に
かかる車両用盗難防止装置において、上記警報形態が警
報音による警報と電話通報による警報とであって、上記
車両の現在地に応じて警報音による警報と電話通報によ
る警報とを選択的に切り換えることを特徴としている。
【0014】本願の第6の発明では、上記第5の発明に
かかる車両用盗難防止装置において、車両の現在地が上
記現在地検出手段に登録された上記車両の登録位置及び
その周辺であるときには、警報音による警報を禁止して
電話通報による警報を行うことを特徴としている。
【0015】本願の第7の発明では、上記第5の発明に
かかる車両用盗難防止装置において、車両の現在地が上
記現在地検出手段に登録された上記車両の登録位置及び
その周辺、又は登録された陸地でないときには、電話通
報による警報をした後、所定時間の経過時点で警報音に
よる警報を行うことを特徴としている。
【0016】本願の第8の発明では、上記第2の発明に
かかる車両用盗難防止装置において、車両の現在地が上
記現在地検出手段に登録された陸地でないときには、登
録された陸地であるときよりも盗難状態の検出スレッシ
ョルドを大きく設定することを特徴としている。
【0017】
【発明の効果】本願発明ではかかる構成とすることによ
り次のような効果が得られる。
【0018】 本願の第1の発明にかかる車両用盗難
防止装置によれば、上記盗難警報手段を、上記現在地検
出手段により検出される車両の現在地に応じて警報形態
を変更するように構成しているので、車両の駐車位置の
如何に拘わらず、該車両の現在地に応じた警報形態での
警報がなされ、より的確な盗難防止が実現される。
【0019】 本願の第2の発明にかかる車両用盗難
防止装置によれば、上記盗難警報手段を、上記現在地検
出手段により検出される車両の現在地に応じて盗難状態
の検出スレッショルドを変更するように構成しているの
で、車両の駐車位置の如何に拘わらず、該車両の現在地
に応じた最適な検出スレッショルドで盗難検出が行われ
ることから、その盗難検出の信頼性が向上し、より的確
な盗難防止が実現される。
【0020】 本願の第3の発明にかかる車両用盗難
防止装置によれば、上記警報形態を警報音による警報と
し、上記車両の現在地に応じて警報音の音量を変更する
ようにしているので、車両の駐車位置の如何に拘わら
ず、該車両の現在地に応じた適正音量での警報がなされ
ることとなり、警報音の音量変更という簡易な手段によ
って上記に記載の効果が確実に達成されるものであ
る。
【0021】 本願の第4の発明にかかる車両用盗難
防止装置によれば、車両の現在地が登録位置及びその周
辺である場合(例えば、現在地が車両の所有者の自宅及
びその周辺であって、自宅の住人に警報が聞こえ易く、
且つ警報により周辺住人に迷惑を及ぼすことが懸念され
るような場合)には警報音の音量を小さくすることで、
また、車両の現在地が登録位置及びその周辺以外である
場合(例えば、現在地が車両の所有者の自宅及びその周
辺以外であって、自宅の住人に警報が聞こえにくく、且
つ警報により周辺住人に迷惑を及ぼすことが少ないよう
な場合)には警報音の音量を大きくすることで、車両の
現在地の如何に拘わらず、近所迷惑を抑制しつつ車両の
所有者等に確実に盗難報知を行うことができ、信頼性の
高い盗難防止が実現される。
【0022】 本願の第5の発明にかかる車両用盗難
防止装置によれば、上記警報形態を警報音による警報と
電話通報による警報とし、上記車両の現在地に応じて警
報音による警報と電話通報による警報とを選択的に切り
換えるようにしているので、例えば、車両の現在地が該
車両の所有者の自宅あるいはその周辺であるような場合
には、電話通報による警報を選択することで、警報音に
よる周辺住人への迷惑の回避しつつ、車両の所有者には
盗難警報を確実に伝達することができ、これにより上記
に記載の効果が確実に達成されるものである。
【0023】 本願の第6の発明にかかる車両用盗難
防止装置によれば、車両の現在地が上記現在地検出手段
に登録された上記車両の登録位置及びその周辺であると
きには、警報音による警報を禁止して電話通報による警
報を行うようにしているので、警報音による周辺住人へ
の迷惑の回避しつつ、車両の所有者には盗難警報を確実
に伝達することができ、これによって上記に記載の効
果が確実に達成されるものである。
【0024】 本願の第7の発明にかかる車両用盗難
防止装置によれば、車両の現在地が上記現在地検出手段
に登録された上記車両の登録位置及びその周辺、又は登
録された陸地でないときには、電話通報による警報をし
た後、所定時間の経過時点で警報音による警報を行うよ
うにしているので、例えば電話通報による警報を受けた
車両所有者が上記所定時間以内に適切な対応措置を講じ
た場合には、警報音による警報は行われず、従って、警
報音での警報によって周辺住民等に迷惑を及ぼすことが
確実に回避できることになる。
【0025】 本願の第8の発明にかかる車両用盗難
防止装置によれば、車両の現在地が上記現在地検出手段
に登録された陸地でないときには、登録された陸地であ
るときよりも盗難状態の検出スレッショルドを大きく設
定するようにしているので、登録された陸地においては
盗難検出がされ易いことから確実な盗難防止が実現され
る一方、登録された陸地でないとき、即ち、海上である
ときには波による振動で盗難の誤検出が発生し易い状態
であるが、この場合、検出スレッショルドを大きく設定
することで誤検出が可及的に防止され盗難検出の信頼性
が高まることになる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本願発明にかかる車両用盗
難防止装置を好適な実施形態に基づいて具体的に説明す
る。
【0027】図1には、本願発明にかかる車両用盗難防
止装置のシステム構成をブロック化して示している。こ
の車両用盗難防止装置は、車両側に搭載された車載機X
と、当該車両の使用者が携帯するキーレス操作用の携帯
機Yと、通信機Zとを備えて構成される。
【0028】車載機Xの構成 上記車載機Xは、車両側に搭載されて盗難に係わる状態
の検出と盗難に対する対応措置とを行うためのものであ
って、バーグラCPU1を備えている。そして、このバ
ーグラCPU1には、ナビゲーションCPU11と進入
検出センサ12と振動検出センサ13とドア用検出セン
サ14とキーレス送受信機15とドアロック検出センサ
16とドアキーシリンダ17とホーン18とバーグラホ
ーン19と無線電話20及びIGスイッチ21が付設さ
れており、これら各部材からそれぞれ信号が入力され
る。
【0029】上記ナビゲーションCPU11は、車両の
登録位置を記憶したメモリを内蔵する一方、車両の現在
地を検出する現在地センサ111と、情報表示を行うデ
ィスプレイ112と所要操作を行うスイッチ113とを
付設しており、車両の現在地がメモリに登録された登録
位置であるのかどうか(厳密には、後述のフローチャー
トに示すように、登録位置から所定範囲以内の領域であ
るかどうか)を判断してこれを上記バーグラCPU1に
現在地信号として出力する。
【0030】上記進入検出センサ12は、例えば車室内
に配置された赤外線センサ等で構成されるもので、車室
内に人が進入したかどうかを検出し、その検出信号を、
盗難に係わる状態を示す信号の一つとして、上記バーグ
ラCPU1に出力するものである。
【0031】上記振動検出センサ13は、車両はその駐
車状態(即ち、非盗難時)には原則として振動しない
が、盗難時には例えば自走に伴う振動とか搬送に伴う振
動が発生することから、車体に振動が生じた場合にこれ
を検出し、その検出信号を、盗難に係わる状態を示す信
号の一つとして、上記バーグラCPU1に出力するもの
である。
【0032】上記ドア開検出センサ14は、車両のドア
が開かれた時にこれを検出し、その検出信号を、盗難に
係わる状態を示す信号の一つとして、上記バーグラCP
U1に出力するものである。
【0033】上記キーレス送受信機15は、次述の携帯
機Y側のキーレス送受信機28との間で情報信号の送受
信を行うもので、この実施形態のものにおいては、上記
携帯機Y側からの各種操作信号を受けてこれを上記バー
グラCPU1に入力して、例えばドアの開施錠とかエン
ジンの始動・停止とか、ホーンの吹鳴等の各作動を実行
させる一方、車両側の盗難に係わる各種情報(例えば、
進入情報とか振動情報等)を上記携帯機Y側に送信して
これをディスプレイ27に表示させることができるよう
になっている。
【0034】上記ドアロック検出センサ16は、車両の
ドアがロック状態にあることを検出し、その検出信号
を、盗難に係わる状態を示す信号の一つとして、上記バ
ーグラCPU1に出力するものである。
【0035】上記ドアキーシリンダ17は、車両のドア
の開施錠を行うものであって、その操作の有無に関する
信号が盗難に係わる状態を示す信号の一つとして上記バ
ーグラCPU1に出力される。
【0036】上記ホーン18は、車両の通常使用時にお
いてドライバーの操作によって警報音を発生することを
基本的機能とするものであるが、この実施形態において
は、さらにこれを車両の盗難警報の一つとして利用する
ようになっており、その場合には上記バーグラCPU1
からの制御信号に基づいて吹鳴作動されるようになって
いる。尚、このホーン18の音量は、次述のバーグラホ
ーン19のそれよりも大きく設定されている。
【0037】上記バーグラホーン19は、車両の盗難時
に上記バーグラCPU1からの制御信号を受けて吹鳴作
動し、盗難の警報音を発生するものである。尚、このバ
ーグラホーン19は、盗難時のみに吹鳴作動し、且つ一
般に車体外部から見えにくい奥まった部位に装着される
ものであって、その音量は、上記ホーン18のそれより
も小さく設定されている。
【0038】上記無線電話20は、次述の通信機Zとの
間で無線での情報交換を行うものであって、上記バーグ
ラCPU1から出力される車両状態に関する情報(盗難
情報)を上記通信機Z側へ送信するとともに、該通信機
Z側から出力される盗難防止に関する情報信号を受けて
これを上記バーグラCPU1に入力するようになってい
る。
【0039】上記IGスイッチ21は、イグニッション
キーによるエンジン始動操作が行われた場合にこれを検
出して上記バーグラCPU1に入力するようになってい
る。
【0040】携帯機Yの構成 上記携帯機Yは、車両の所有者等(即ち、所有者の外、
正規の使用者を含む者)が携帯して遠隔操作によりドア
の開施錠を行うものであって、キーレストランスミッタ
CPU2を備えている。そして、このキーレストランス
ミッタCPU2には、遠隔操作用のスイッチ25と、ブ
ザー26とディスプレイ27、及びキーレス送受信機2
8が備えられている。
【0041】通信機Zの構成 上記通信機Zは、通信業者3を介して上記車載機Xとの
間で情報の授受を行うもので、通信機器としては、所定
施設の電話31(例えば、警察の電話)とか、車両の使
用者の自宅に備えられた家庭用電話32とか、無線電話
用アンナ33を介して通信される携帯電話等の無線電話
34等がある。
【0042】盗難防止装置の基本的な制御思想 この実施形態の盗難防止装置は、上記車載機Xと携帯機
Yと通信機Zとの組み合わせによって車両の盗難を未然
に防止せんとするものであって、その制御の内容は、車
載機X側における盗難に係わる状態の検出と、その検出
情報の通信機Z側への報知と、盗難検出に基づく車載機
X側での警報とを基本的な制御とし、さらにこの基本的
制御に、車両の現在地に基づく警報形態の変更制御と盗
難情報を受信した車両の所有者等の意思に基づく対応制
御とを加味したものであり、かかる制御思想が具現化さ
れることで盗難防止制御のより一層の適正化が図られる
ものである。
【0043】以下においては、かかる制御思想を踏まえ
た上で、実際の盗難防止制御を具体的に説明するが、こ
こでは実施例として、盗難防止の対象となる車両の現在
地と盗難時の警報形態とに基づいて、以下の四つの実施
例を想定している。
【0044】即ち、第1及び第2の実施例は、車両の現
在地を「所有者等の自宅か否か」を基準として判断する
ものにおいて、現在地が自宅かそれ以外であるかによっ
て警報形態を異ならせたものであり、第3及び第4の実
施例は、車両の現在地を「陸地か否か」を基準として判
断するものにおいて、現在地が陸地かそれ以外であるか
によって警報形態を異ならせたものである。
【0045】以下、本願発明にかかる車両用盗難防止装
置を、上記各実施例毎にそれぞれフローチャートに基づ
いて具体的に説明する。
【0046】第1の実施例 第1の実施例における盗難防止装置では、図2〜図5に
示す各フローチャートに基づいてその制御が実行され
る。
【0047】先ず、図2及び図3に示すフローチャート
に基づいて盗難検出制御が行われる。即ち、図2におい
て、バーグラCPU1がスタートすると、先ず、IGス
イッチ21のON−OFFが検出される(ステップS
1)。ここで、IGスイッチ21がON設定である場合
には、盗難検出の必要性はないため、これがOFF設定
となるまでIGスイッチ21の検出制御が繰り返され
る。
【0048】一方、ステップS2において、IGスイッ
チ21がOFF設定であると判断された場合は、エンジ
ンが停止され車両が駐車状態に入る可能性がある場合で
あるため、盗難検出をすべく、ステップS3へ移行し、
ドアロックの状態を検出する。即ち、ドアロック検出セ
ンサ16とキーレス送受信機15とドアキーシリンダ1
7の検出値を読み込む。そして、ステップS4において
は、車両の所有者等が意識的にドアロック操作を行った
がどうか、即ち、ドアキーシリンダ17又はキーレスト
ランスミッタCPU2によるドアロックがなされたかど
うか、を判断する。
【0049】ここで、かかる意識的なドアロック操作は
なされなかったと判断される場合には、ドアアンロック
直後に、例えば単発的なホーンの吹鳴とかハザードの点
灯によって所有者等にバーグラリセット(即ち、盗難防
止制御のリセット)を報知した後(ステップS6)、制
御をリターンする。これに対して、意識的なドアロック
操作(即ち、駐車を前提としたドアロック)がなされた
と判断される場合には、ドアロック直後に、例えば単発
的なホーンの吹鳴とかハザードの点灯によって所有者等
にバーグラセット(即ち、盗難防止制御のセット)を報
知し(ステップS5)、しかる後、次述のバーグラサブ
ルーチンの実行に移行する(ステップS7)。
【0050】図3に示すバーグラサブルーチンへの移行
後は、先ず、ステップS11ではナビゲーションの現在
地センサ111の検出値から車両の現在地を検出し、ス
テップS12では振動検出センサ13から振動の有無を
検出する。さらに、ステップS13では、ドア開検出セ
ンサ14の検出値B(ドア開を示す検出値)を読み込む
とともにキーレス送受信機15とドアキーシリンダ17
の作動を検出する。また、ステップS14では、進入検
出センサ12の検出値C(進入を示す検出値)を読み込
む。
【0051】次に、ステップS15においては、車両の
現在地が上記ナビゲーションCPU11のメモリに登録
された所有者等の自宅から所定範囲内の位置であるかど
うかを判断する。そして、この車両の現在地に応じて盗
難検出を行い、自宅から所定範囲以外の位置での駐車中
において盗難に係わる状態が検出されたときには後述す
る報知サブルーチン1Aに基づく報知制御が行われ、自
宅から所定範囲以内の位置での駐車中において盗難に係
わる状態が検出されたときには後述する報知サブルーチ
ン1Bに基づく報知制御が行われる。
【0052】即ち、ステップS15において、車両の現
在地が自宅から所定範囲以外の位置であると判断された
場合には、先ずステップS16において、振動検出セン
サ13の検出値「A」とその検出スレッショルド「Ta
1」とが比較され、「A>Ta1」のとき(即ち、車両
に所定レベル以上の振動が発生しており、車両が盗難状
態にあると判断されるとき)には報知サブルーチン1A
の実行へ移行する(ステップS19)が、「A≦Ta
1」のとき(即ち、車両に所定レベル以上の振動は発生
しておらず、車両は盗難状態にないと判断されるとき)
にはステップS17へ移行する。
【0053】ステップS17においては、キーレスによ
るアンロック(即ち、携帯機Yからの遠隔操作によるド
アのアンロック)又はドアキーシリンダ17によるアン
ロックが行われることなく、ドア開検出センサ14の検
出値が「B」となっているかどうか(換言すれば、所有
者等による意識的なドアアンロック操作を伴うことなく
ドアが開いているかどうか)が判断される。ここで、判
断が「YES」である場合には、盗難状態の発生と判断
されるため、報知サブルーチン1Aの実行へ移行する
(ステップS19)が、判断が「NO」の場合にはステ
ップS18へ移行する。
【0054】ステップS18においては、進入検出セン
サ12の検出値「C」とその検出スレッショルド「Tc
1」とが比較される。ここで、「T>Tc1」であると
きには、車内に人が進入しており、盗難状態の発生と判
断されるので、この場合には報知サブルーチン1Aの実
行へ移行する(ステップS19)。これに対して、「T
≦Tc1」であるときは平常状態と判断されるので、制
御をリターンする。
【0055】即ち、所定レベル以上の振動が発生してい
るとき、意識的なドアアンロック操作なしにドアが開か
れているとき、車内に人が進入しているとき、これらの
何れか一つの状態が検出された場合には「盗難状態の発
生」と判断して報知サブルーチン1Aによる警報制御が
行われ、これら各状態のいずれも発生していない場合に
は何ら警報制御は行われないものである。
【0056】一方、ステップS15において、車両の現
在地が自宅から所定範囲以内であると判断された場合に
は、先ずステップS20において、振動検出センサ13
の検出値「A」とその検出スレッショルド「Ta2(>
Ta1)」とが比較され、「A>Ta2」のとき(即
ち、車両に所定レベル以上の振動が発生しており、車両
が盗難状態にあると判断されるとき)には報知サブルー
チン1Bの実行へ移行する(ステップS23)が、「A
≦Ta2」のとき(即ち、車両に所定レベル以上の振動
は発生しておらず、車両は盗難状態にないと判断される
とき)にはステップS21へ移行する。
【0057】ステップS21においては、キーレスによ
るアンロック(即ち、携帯機Yからの遠隔操作によるド
アのアンロック)又はドアキーシリンダ17によるアン
ロックが行われることなく、ドア開検出センサ14の検
出値が「B」となっているかどうか(換言すれば、所有
者等による意識的なドアアンロック操作を伴うことなく
ドアが開いているかどうか)が判断される。ここで、判
断が「YES」である場合には、盗難状態の発生と判断
されるため、報知サブルーチン1Bの実行へ移行する
(ステップS23)が、判断が「NO」の場合にはステ
ップS22へ移行する。
【0058】ステップS22においては、進入検出セン
サ12の検出値「C」とその検出スレッショルド「Tc
2(>Tc1)」とが比較される。ここで、「T>Tc
2」であるときには、車内に人が進入しており、盗難状
態の発生と判断されるので、この場合には報知サブルー
チン1Bの実行へ移行する(ステップS23)。これに
対して、「T≦Tc2」であるときは平常状態と判断さ
れるので、制御をリターンする。
【0059】即ち、所定レベル以上の振動が発生してい
るとき、意識的なドアアンロック操作なしにドアが開か
れているとき、車内に人が進入しているとき、これらの
何れか一つの状態が検出された場合には「盗難状態の発
生」と判断して報知サブルーチン1Bによる警報制御が
行われ、これら各状態のいずれも発生していない場合に
は何ら警報制御は行われないものである。
【0060】尚、車両の現在地が自宅から所定範囲以外
である場合の振動レベルの検出スレッショルド「Ta
1」(ステップS16)と、車両の現在地が自宅から所
定範囲以内である場合の振動レベルの検出スレッショル
ド「Ta2」(ステップS20)との間に、「Ta2>
Ta1」という大小関係を持たせているのは、自宅での
駐車中には、例えばタイヤ交換に伴うジャッキアップ等
の作業によって、盗難には結びつかない振動が発生する
ことも考えられるため、「自宅から所定範囲以内」の場
合における振動の検出スレッショルドを、かかる作業が
行われる可能性が低い「自宅から所定範囲以外」の場合
における振動の検出スレッショルドよりも大きく設定し
て、「盗難状態」の検出を行われにくくし、その誤検出
を可及的に防止して盗難検出の信頼性を担保したもので
ある。
【0061】また、車両の現在地が自宅から所定範囲以
外である場合の進入検出レベルの検出スレッショルド
「Tc1」(ステップS18)と、車両の現在地が自宅
から所定範囲以内である場合の進入検出レベルの検出ス
レッショルド「Tc2」(ステップS22)との間に、
「Tc2>Tc1」という大小関係を持たせているの
は、自宅での駐車中には所有者等が車両の近くに居るこ
とが多く、該所有者等の影によって進入検出センサ12
が誤って「進入検出」を行う可能性が高いため、「自宅
から所定範囲以内」の場合における進入検出の検出スレ
ッショルドを、かかる状態の発生の可能性が低い「自宅
から所定範囲以外」の場合における進入検出の検出スレ
ッショルドよりも大きく設定して、「盗難状態」の検出
を行われにくくし、その誤検出を可及的に防止して盗難
検出の信頼性を担保したものである。
【0062】さらに、この実施例のものにおいては、上
述のように車両の現在地に応じて、振動検出センサ13
における振動レベルの検出スレッショルドと、進入検出
センサ12における進入検出レベルの検出スレッショル
ドとを共に変更するようにしているが、かかる構成に変
えて、例えば後述する第3の実施例のように、振動検出
センサ13における振動レベルの検出スレッショルド
と、進入検出センサ12における進入検出レベルの検出
スレッショルドのうち、振動検出センサ13における振
動レベルの検出スレッショルドのみを車両の現在地に応
じて変更するように構成することもできるものである。
即ち、本願発明においては、盗難状態の検出センサを複
数備えたものにおいて、これら全ての検出センサの検出
スレッショルドを車両の現在地に応じて変更することを
必ずしも必要とするものではなく、これら各検出センサ
のうちの一部の検出スレッショルドのみを変更するよう
に構成することもできるものである。
【0063】続いて、報知サブルーチン1A及び報知サ
ブルーチン1Bの制御内容について説明する。
【0064】報知サブルーチン1A 図4に示す報知サブルーチン1Aは、車両の現在地が登
録位置以外(即ち、自宅から所定範囲以外)で、且つ盗
難が発生している場合における報知制御である。
【0065】この報知サブルーチン1Aの制御において
は、先ず、タイマをスタートさせ(ステップS31)、
しかる後、上記車載機Xの無線電話20によって上記通
信機Zの予め設定された電話へ車両の盗難を自動通報す
る(ステップS32)。尚、この場合、所有者等への通
報の確実性の担保という観点から、例えば、先ず、最初
に所有者等の携帯電話に通報し、もし携帯電話がつなが
らなかった場合には所有者等の自宅の電話に通報すると
いう、二段階の通報形態をとっている。
【0066】次に、車両側において、ホーン18とバー
グラホーン19とを同時に作動させ、比較的大音量で警
報音を発生させ(ステップS33)、盗難行為者を牽制
すると同時に車両周辺の人の注意を喚起し、これらによ
って盗難行為の未然防止を図る。
【0067】そして、このホーン18とバーグラホーン
19とによる警報音の発生は、タイマがカウントアップ
するまでの所定時間継続される(ステップS37)こと
を原則とするが、この所定時間以内に所有者等による適
正なドアアンロック操作が行われた場合、即ち、ドアキ
ーシリンダ17とキーレス送受信機15の作動状態を検
出し(ステップS34)、ドアキーシリンダ17へのキ
ーの挿入によるドアアンロック操作(ステップS3
5)、又はキーレストランスミッタCPU2によるドア
アンロック操作(ステップS36)が行われた場合には
その時点で停止されるが、これらのドアアンロック操作
が行われない場合には上記所定時間継続され、所定時間
経過後にタイマをリセットして終了する(ステップS3
8)。
【0068】報知サブルーチン1B 図5に示す報知サブルーチン1Bは、車両の現在地が登
録位置(即ち、自宅から所定範囲以内)で、且つ盗難が
発生している場合における報知制御である。
【0069】この報知サブルーチン1Bの制御において
は、先ず、タイマをスタートさせ(ステップS41)、
しかる後、上記車載機Xの無線電話20によって上記通
信機Zの予め設定された電話へ車両の盗難を自動通報す
る(ステップS42)。尚、この場合、所有者等への通
報の確実性の担保という観点から、例えば、先ず、最初
に所有者等の自宅の電話に通報し、もしこの電話がつな
がらなかった場合には所有者等の携帯電話に通報すると
いう、二段階の通報形態をとっている。
【0070】次に、車両側において、ホーン18のみを
作動させ、比較的小音量で警報音を発生させ(ステップ
S43)、盗難行為者を牽制すると同時に所有者等の注
意を喚起し、これらによって盗難行為の未然防止を図
る。
【0071】ここで、この報知サブルーチン1Bにおい
ては、ホーン18のみによる警報としており、ホーン1
8とバーグラホーン19との双方による警報を行う上記
報知サブルーチン1Aの場合とはその警報形態が異なっ
ているが、これは報知サブルーチン1Bの場合には、所
有者等が車両の周辺にいることが多く小音量の警報音で
もこれを確認することができ、また自宅周辺で大音量の
警報音が発せられると周辺住人に迷惑を及ぼす恐れがあ
ること、等を考慮したものである。
【0072】上記ホーン18による警報音の発生は、タ
イマがカウントアップするまでの所定時間継続される
(ステップS47)ことを原則とするが、この所定時間
以内に所有者等による適正なドアアンロック操作が行わ
れた場合、即ち、ドアキーシリンダ17とキーレス送受
信機15の作動状態を検出し(ステップS44)、ドア
キーシリンダ17へのキーの挿入によるドアアンロック
操作(ステップS45)、又はキーレストランスミッタ
CPU2によるドアアンロック操作(ステップS46)
が行われた場合にはその時点で停止されるが、これらの
ドアアンロック操作が行われない場合には上記所定時間
継続され、所定時間経過後にタイマをリセットして終了
する(ステップS48)。
【0073】第2の実施例 第2の実施例における盗難防止装置は、そのシステム構
成及び盗難検出制御を上記第1の実施例の場合と同様と
しているので、該第1の実施例における該当説明部分
(即ち、図1〜図3に対応する部分)を援用することで
その説明を省略し、ここでは、図6に示す報知サブルー
チン1A及び図7に示す報知サブルーチン1Bのみにつ
いてその制御の内容を説明することとする。
【0074】報知サブルーチン1A 図6に示す報知サブルーチン1Aは、車両の現在地が登
録位置以外(即ち、自宅から所定範囲以外)で、且つ盗
難が発生している場合における報知制御である。
【0075】この報知サブルーチン1Aの制御において
は、先ず、タイマをスタートさせ(ステップS51)、
しかる後、上記車載機Xの無線電話20によって上記通
信機Zの予め設定された電話へ車両の盗難を自動通報す
る(ステップS52)。尚、この場合、所有者等への通
報の確実性の担保という観点から、例えば、先ず、最初
に所有者等の携帯電話に通報し、もし携帯電話がつなが
らなかった場合には所有者等の自宅の電話に通報すると
いう、二段階の通報形態をとっている。
【0076】次に、車両側において、ホーン18とバー
グラホーン19とを同時に作動させ、比較的大音量で警
報音を発生させ(ステップS53)、盗難行為者を牽制
すると同時に車両周辺の人の注意を喚起し、これらによ
って盗難行為の未然防止を図る。
【0077】そして、このホーン18とバーグラホーン
19とによる警報音の発生は、タイマがカウントアップ
するまでの所定時間継続される(ステップS57)こと
を原則とするが、この所定時間以内に所有者等による適
正なドアアンロック操作が行われた場合、即ち、ドアキ
ーシリンダ17とキーレス送受信機15の作動状態を検
出し(ステップS54)、ドアキーシリンダ17へのキ
ーの挿入によるドアアンロック操作(ステップS3
5)、又はキーレストランスミッタCPU2によるドア
アンロック操作(ステップS56)が行われた場合には
その時点で停止されるが、これらのドアアンロック操作
が行われない場合には上記所定時間継続され、所定時間
経過後にタイマをリセットして終了する(ステップS5
8)。
【0078】報知サブルーチン1B 図7に示す報知サブルーチン1Bは、車両の現在地が登
録位置(即ち、自宅から所定範囲以内)で、且つ盗難が
発生している場合における報知制御である。
【0079】この報知サブルーチン1Bの制御において
は、先ず、タイマをスタートさせ(ステップS61)、
しかる後、上記車載機Xの無線電話20によって上記通
信機Zの予め設定された電話へ車両の盗難を自動通報す
る(ステップS62)。尚、この場合、所有者等への通
報の確実性の担保という観点から、例えば、先ず、最初
に所有者等の自宅の電話に通報し、もしこの電話がつな
がらなかった場合には所有者等の携帯電話に通報すると
いう、二段階の通報形態をとっている。
【0080】次に、自動通報を受けた所有者等からの返
信指令の有無及びその返信指令の内容に基づいて警報形
態を変更する。即ち、例えば、自動通報を受けた所有者
等が車両の状態を確認し、その結果、(a)盗難検出の
誤りであって盗難行為は行われておらず、従って、警報
音の発生を回避したいと考え、ホーン停止信号を送信し
た場合(ステップS63)とか、(b)実際に盗難行為
が行われており盗難行為者の牽制のために大音量で警報
音を発生したいと考え、ホーン作動信号を送信した場合
(ステップS64)とか、(c)自動通報を受けた所有
者等が何らの返信指令を送信しなかった場合(ステップ
S65)のそれぞれにおいて警報形態を変更するもので
ある。
【0081】具体的には、所有者等からのホーン作動停
止信号を受信した場合には(ステップS63)、ホーン
18及びバーグラホーン19を共に作動させることな
く、タイマをリセット(ステップS72)して制御を終
了する。
【0082】これに対して、ホーン作動停止信号を受信
していない場合には、ステップS64に移行し、ここで
は所有者等からのホーン作動信号の受信の有無を判断す
る。そして、このホーン作動信号を受信した場合には、
ホーン18とバーグラホーン19とを共に作動させ、大
音量の警報音を発生させる(ステップS67)。
【0083】一方、ホーン作動信号を受信していない場
合には、所定時間(例えば、10秒間)経過するまで待
機し(ステップS65)、該所定時間の経過時点でホー
ン18のみを作動させ、小音量での警報音を発生させる
(ステップS66)。即ち、所有者等への電話での通報
に拘わらず、所定時間、所有者等からの応答がなかった
場合には、ホーン18を作動させて警報音を発生させる
ものであるが、これは、例えば、所有者等が電話通報を
受けて盗難状態を確認したものの、現場状況等によって
は、応答したくてもできない場合もあるため、かかる状
況の発生を考慮して、所定時間応答が無かった場合には
警報音を発生させるようにしたものである。
【0084】このような、所有者等の返信指令の有無及
び返信指令の内容によって異なった形態の盗難警報を行
うことで、盗難状態の誤検出に基づく警報音の発生によ
る周辺住民への迷惑を未然に防止しつ、実際に盗難状態
が発生している場合には警報音によって確実に盗難防止
を図ることができるものである。
【0085】そして、上記ホーン18のみによる警報音
及びホーン18とバーグラホーン19の双方による警報
音の発生は、共に、タイマがカウントアップするまでの
所定時間継続される(ステップS71)ことを原則とす
るが、この所定時間以内に所有者等による適正なドアア
ンロック操作が行われた場合、即ち、ドアキーシリンダ
17とキーレス送受信機15の作動状態を検出し(ステ
ップS68)、ドアキーシリンダ17へのキーの挿入に
よるドアアンロック操作(ステップS69)、又はキー
レストランスミッタCPU2によるドアアンロック操作
(ステップS70)が行われた場合にはその時点で停止
されるが、これらのドアアンロック操作が行われない場
合には上記所定時間継続され、所定時間経過後にタイマ
をリセットして終了する(ステップS72)。
【0086】第3の実施例 第3の実施例における盗難防止装置では、図8〜図11
に示す各フローチャートに基づいてその制御が実行され
る。尚、この実施例の車両用盗難防止装置においてもそ
のシステム構成は上記第1の実施例の場合と同様である
ため、第1の実施例における図1及びその該当説明部分
を援用することで、ここでの説明は省略する。
【0087】先ず、図8及び図9に示すフローチャート
に基づいて盗難検出制御が行われる。即ち、図8におい
て、バーグラCPU1がスタートすると、先ず、IGス
イッチ21のON−OFFが検出される(ステップS1
01)。ここで、IGスイッチ21がON設定である場
合には、盗難検出の必要性はないため、これがOFF設
定となるまでIGスイッチ21の検出制御が繰り返され
る。
【0088】一方、ステップS102において、IGス
イッチ21がOFF設定であると判断された場合は、エ
ンジンが停止され車両が駐車状態に入る可能性がある場
合であるため、ステップS103へ移行し、ドアロック
の状態検出を行う。即ち、ドアロック検出センサ16と
キーレス送受信機15とドアキーシリンダ17の検出値
を読み込む。そして、ステップS104においては、車
両の所有者等が意識的にドアロック操作を行ったがどう
か、即ち、ドアキーシリンダ17又はキーレストランス
ミッタCPU2によるドアロックがなされたかどうか、
を判断する。
【0089】ここで、かかる意識的なドアロック操作は
なされなかったと判断される場合には、ドアアンロック
直後に、例えば単発的なホーンの吹鳴とかハザードの点
灯によって所有者等にバーグラリセット(即ち、盗難防
止制御のリセット)を報知した後(ステップS10
6)、制御をリターンする。これに対して、意識的なド
アロック操作(即ち、駐車を前提としたドアロック)が
なされたと判断される場合には、ドアロック直後に、例
えば単発的なホーンの吹鳴とかハザードの点灯によって
所有者等にバーグラセット(即ち、盗難防止制御のセッ
ト)を報知し(ステップS105)、しかる後、次述の
バーグラサブルーチンの実行に移行する(ステップS1
07)。
【0090】図9に示すバーグラサブルーチンへの移行
後は、先ず、ステップS111ではナビゲーションの現
在地センサ111の検出値から車両の現在地を検出し、
ステップS112では振動検出センサ13から振動の有
無を検出する。さらに、ステップS113では、ドア開
検出センサ14の検出値B(ドア開を示す検出値)を読
み込むとともにキーレス送受信機15とドアキーシリン
ダ17の作動を検出する。また、ステップS114で
は、進入検出センサ12の検出値C(進入を示す検出
値)を読み込む。
【0091】次に、ステップS115においては、車両
の現在地が上記ナビゲーションCPU11のメモリに登
録された地図における陸地であるのか否かを判断する。
そして、この車両の現在地に応じて盗難検出を行い、現
在地が陸地であって陸地での駐車中に盗難に係わる状態
が検出されたときには後述する報知サブルーチン2Aに
基づく報知制御が行われる。また、現在地が陸地でな
く、フェリー乗船時等の海上であって、この海上での駐
車中において盗難に係わる状態が検出されたときには、
後述する報知サブルーチン2Bに基づく報知制御が行わ
れる。
【0092】即ち、ステップS115において、車両の
現在地が陸地であると判断された場合には、先ずステッ
プS116において、振動検出センサ13の検出値
「A」とその検出スレッショルド「Ta1」とが比較さ
れ、「A>Ta1」のとき(即ち、車両に所定レベル以
上の振動が発生しており、車両が盗難状態にあると判断
されるとき)には報知サブルーチン2Aの実行へ移行す
る(ステップS119)が、「A≦Ta1」のとき(即
ち、車両に所定レベル以上の振動は発生しておらず、車
両は盗難状態にないと判断されるとき)にはステップS
117へ移行する。
【0093】ステップS117においては、キーレスに
よるアンロック(即ち、携帯機Yからの遠隔操作による
ドアのアンロック)又はドアキーシリンダ17によるア
ンロックが行われることなく、ドア開検出センサ14の
検出値が「B」となっているかどうか(換言すれば、所
有者等による意識的なドアアンロック操作を伴うことな
くドアが開いているかどうか)が判断される。ここで、
判断が「YES」である場合には、盗難状態の発生と判
断されるため、報知サブルーチン2Aの実行へ移行する
(ステップS119)が、判断が「NO」の場合にはス
テップS118へ移行する。
【0094】ステップS118においては、進入検出セ
ンサ12の検出値「C」とその検出スレッショルド「T
c」とが比較される。ここで、「T>Tc」であるとき
には、車内に人が進入しており、盗難状態の発生と判断
されるので、この場合には報知サブルーチン2Aの実行
へ移行する(ステップS119)。これに対して、「T
≦Tc」であるときは平常状態と判断されるので、制御
をリターンする。
【0095】即ち、所定レベル以上の振動が発生してい
るとき、意識的なドアアンロック操作なしにドアが開か
れているとき、車内に人が進入しているとき、これらの
何れか一つの状態が検出された場合には「盗難状態の発
生」と判断して報知サブルーチン2Aによる警報制御が
行われ、これら各状態のいずれも発生していない場合に
は何ら警報制御は行われないものである。
【0096】一方、ステップS115において、車両の
現在地が陸地ではなく、例えばフェリー上であると判断
された場合には、先ずステップS120において、振動
検出センサ13の検出値「A」とその検出スレッショル
ド「Ta2(>Ta1)」とが比較され、「A>Ta
2」のとき(即ち、車両に所定レベル以上の振動が発生
しており、車両が盗難状態にあると判断されるとき)に
は報知サブルーチン2Bの実行へ移行する(ステップS
123)が、「A≦Ta2」のとき(即ち、車両に所定
レベル以上の振動は発生しておらず、車両は盗難状態に
ないと判断されるとき)にはステップS121へ移行す
る。
【0097】ステップS121においては、キーレスに
よるアンロック(即ち、携帯機Yからの遠隔操作による
ドアのアンロック)又はドアキーシリンダ17によるア
ンロックが行われることなく、ドア開検出センサ14の
検出値が「B」となっているかどうか(換言すれば、所
有者等による意識的なドアアンロック操作を伴うことな
くドアが開いているかどうか)が判断される。ここで、
判断が「YES」である場合には、盗難状態の発生と判
断されるため、報知サブルーチン2Bの実行へ移行する
(ステップS123)が、判断が「NO」の場合にはス
テップS122へ移行する。
【0098】ステップS122においては、進入検出セ
ンサ12の検出値「C」とその検出スレッショルド「T
c」とが比較される。ここで、「T>Tc」であるとき
には、車内に人が進入しており、盗難状態の発生と判断
されるので、この場合には報知サブルーチン2Bの実行
へ移行する(ステップS123)。これに対して、「T
≦Tc」であるときは平常状態と判断されるので、制御
をリターンする。
【0099】即ち、所定レベル以上の振動が発生してい
るとき、意識的なドアアンロック操作なしにドアが開か
れているとき、車内に人が進入しているとき、これらの
何れか一つの状態が検出された場合には「盗難状態の発
生」と判断して報知サブルーチン2Bによる警報制御が
行われ、これら各状態のいずれも発生していない場合に
は何ら警報制御は行われないものである。
【0100】尚、車両の現在地が陸地である場合の振動
レベルの検出スレッショルド「Ta1」(ステップS1
16)と、車両の現在地が陸地でなく海上である場合の
振動レベルの検出スレッショルド「Ta2」(ステップ
S120)との間に、「Ta2>Ta1」という大小関
係を持たせているのは、海上での駐車中は波動によるフ
ェリーの揺動がこれに積載された車両の振動として反映
され、実際には盗難行為に基づく車両の振動は発生して
いなくても高レベルの振動が検出され得ることから、車
両の現在地が海上である場合における振動の検出スレッ
ショルドを、かかる波動によるフェリーの振動を考慮す
る必要のない陸地での振動の検出スレッショルドよりも
大きく設定して「盗難状態」の検出を行われにくくし、
その誤検出を可及的に防止して盗難検出の信頼性を担保
するためである。
【0101】また、この実施例においては、上記第1の
実施例とは異なって、進入検出センサ12の検出スレッ
ショルドを、車両の現在地が陸地であるか否かに係わら
ず同一値に設定しているが、これは進入検出の性質上、
車両の現在地が陸地であるか否かを考慮する必要性が低
いためである。
【0102】続いて、報知サブルーチン2A及び報知サ
ブルーチン2Bの制御内容について説明する。
【0103】報知サブルーチン2A 図10に示す報知サブルーチン2Aは、車両の現在地が
登録された地図上の陸地であって、且つ盗難が発生して
いる場合における報知制御である。
【0104】この報知サブルーチン2Aの制御において
は、先ず、タイマをスタートさせ(ステップS13
1)、しかる後、上記車載機Xの無線電話20によって
上記通信機Zの予め設定された電話へ車両の盗難を自動
通報する(ステップS132)。尚、この場合、所有者
等への通報の確実性の担保という観点から、例えば、先
ず、最初に所有者等の携帯電話に通報し、もし携帯電話
がつながらなかった場合には所有者等の自宅の電話に通
報するという、二段階の通報形態をとっている。
【0105】次に、車両側において、ホーン18とバー
グラホーン19とを同時に作動させ、比較的大音量で警
報音を発生させ(ステップS133)、盗難行為者を牽
制すると同時に車両周辺の人の注意を喚起し、これらに
よって盗難行為の未然防止を図る。
【0106】そして、このホーン18とバーグラホーン
19とによる警報音の発生は、タイマがカウントアップ
するまでの所定時間継続される(ステップS137)こ
とを原則とするが、この所定時間以内に所有者等による
適正なドアアンロック操作が行われた場合、即ち、ドア
キーシリンダ17とキーレス送受信機15の作動状態を
検出し(ステップS134)、ドアキーシリンダ17へ
のキーの挿入によるドアアンロック操作(ステップS1
35)、又はキーレストランスミッタCPU2によるド
アアンロック操作(ステップS136)が行われた場合
にはその時点で停止されるが、これらのドアアンロック
操作が行われない場合には上記所定時間継続され、所定
時間経過後にタイマをリセットして終了する(ステップ
S138)。
【0107】報知サブルーチン2B 図11に示す報知サブルーチン2Bは、車両の現在地が
登録された地図上の陸地でなく、且つ盗難が発生してい
る場合における報知制御である。
【0108】この報知サブルーチン2Bの制御において
は、先ず、タイマをスタートさせ(ステップS14
1)、しかる後、上記車載機Xの無線電話20によって
上記通信機Zの予め設定された電話、例えば所有者等の
携帯電話へ自動通報する(ステップS142)。
【0109】次に、車両側において、ホーン18のみを
作動させ、比較的小音量で警報音を発生させ(ステップ
S143)、盗難行為者を牽制すると同時に所有者等の
注意を喚起し、これらによって盗難行為の未然防止を図
る。
【0110】ここで、この報知サブルーチン2Bにおい
ては、ホーン18のみによる警報としており、ホーン1
8とバーグラホーン19との双方による警報を行う上記
報知サブルーチン2Aの場合とはその警報形態が異なっ
ているが、これは報知サブルーチン2Bの場合には、所
有者等が車両の周辺にいることが多く小音量の警報音で
もこれを確認することができ、またフェリー上で大音量
の警報音が発せられると他の乗船客に迷惑を及ぼす恐れ
があること、等を考慮したものである。
【0111】上記ホーン18による警報音の発生は、タ
イマがカウントアップするまでの所定時間継続される
(ステップS147)ことを原則とするが、この所定時
間以内に所有者等による適正なドアアンロック操作が行
われた場合、即ち、ドアキーシリンダ17とキーレス送
受信機15の作動状態を検出し(ステップS144)、
ドアキーシリンダ17へのキーの挿入によるドアアンロ
ック操作(ステップS145)、又はキーレストランス
ミッタCPU2によるドアアンロック操作(ステップS
146)が行われた場合にはその時点で停止されるが、
これらのドアアンロック操作が行われない場合には上記
所定時間継続され、所定時間経過後にタイマをリセット
して終了する(ステップS148)。
【0112】第4の実施例 第4の実施例における盗難防止装置では、そのシステム
構成及び盗難検出制御は上記第1の実施例の場合と同様
であるので、該第1の実施例における該当説明部分(即
ち、図1〜図3に対応する部分)を援用することでその
説明を省略し、ここでは、図12に示す報知サブルーチ
ン2A及び図13に示す報知サブルーチン2Bのみにつ
いてその制御の内容を説明することとする。
【0113】報知サブルーチン2A 図12に示す報知サブルーチン2Aは、車両の現在地が
登録された地図上の陸地であって、且つ盗難が発生して
いる場合における報知制御である。
【0114】この報知サブルーチン2Aの制御において
は、先ず、タイマをスタートさせた後(ステップS15
1)、上記車載機Xの無線電話20によって上記通信機
Zの予め設定された電話へ車両の盗難を自動通報する
(ステップS152)。尚、この場合、所有者等への通
報の確実性の担保という観点から、例えば、先ず、最初
に所有者等の携帯電話に通報し、もし携帯電話がつなが
らなかった場合には所有者等の自宅の電話に通報すると
いう、二段階の通報形態をとっている。
【0115】次に、車両側において、ホーン18とバー
グラホーン19とを同時に作動させ、比較的大音量で警
報音を発生させ(ステップS153)、盗難行為者を牽
制すると同時に車両周辺の人の注意を喚起し、これらに
よって盗難行為の未然防止を図る。
【0116】そして、このホーン18とバーグラホーン
19とによる警報音の発生は、タイマがカウントアップ
するまでの所定時間継続される(ステップS157)こ
とを原則とするが、この所定時間以内に所有者等による
適正なドアアンロック操作が行われた場合、即ち、ドア
キーシリンダ17とキーレス送受信機15の作動状態を
検出し(ステップS154)、ドアキーシリンダ17へ
のキーの挿入によるドアアンロック操作(ステップS1
55)、又はキーレストランスミッタCPU2によるド
アアンロック操作(ステップS156)が行われた場合
にはその時点で停止されるが、これらのドアアンロック
操作が行われない場合には上記所定時間継続され、所定
時間経過後にタイマをリセットして終了する(ステップ
S158)。
【0117】報知サブルーチン2B 図13に示す報知サブルーチン2Bは、車両の現在地が
登録された地図上の陸地でなく、且つ盗難が発生してい
る場合における報知制御である。
【0118】この報知サブルーチン2Bの制御において
は、先ず、タイマをスタートさせ(ステップS16
1)、しかる後、上記車載機Xの無線電話20によって
上記通信機Zの予め設定された電話、例えば所有者等の
携帯電話へ自動通報する(ステップS162)。
【0119】次に、自動通報を受けた所有者等からの返
信指令の有無及びその返信指令の内容に基づいて警報形
態を変更する。即ち、例えば、自動通報を受けた所有者
等が車両の状態を確認し、その結果、(a)盗難検出の
誤りであって盗難行為は行われておらず、従って、警報
音の発生を回避したいと考え、ホーン停止信号を送信し
た場合(ステップS163)とか、(b)実際に盗難行
為が行われており盗難行為者の牽制のために大音量で警
報音を発生したいと考え、ホーン作動信号を送信した場
合(ステップS164)とか、(c)自動通報を受けた
所有者等が何らの返信指令を送信しなかった場合(ステ
ップS165)のそれぞれにおいて警報形態を変更する
ものである。
【0120】具体的には、所有者等からのホーン作動停
止信号を受信した場合には(ステップS163)、ホー
ン18及びバーグラホーン19を共に作動させることな
く、タイマをリセット(ステップS172)して制御を
終了する。
【0121】これに対して、ホーン作動停止信号を受信
していない場合には、ステップS164に移行し、ここ
では所有者等からのホーン作動信号の受信の有無を判断
する。そして、このホーン作動信号を受信した場合に
は、ホーン18とバーグラホーン19とを共に作動さ
せ、大音量の警報音を発生させる(ステップS16
7)。
【0122】一方、ホーン作動信号を受信していない場
合には、所定時間(例えば、10秒間)経過するまで待
機し(ステップS165)、該所定時間の経過時点でホ
ーン18のみを作動させ、小音量での警報音を発生させ
る(ステップS166)。
【0123】このような、所有者等の返信指令の有無及
び返信指令の内容によって異なった形態の盗難警報を行
うことで、盗難状態の誤検出に基づく警報音の発生によ
る周辺の人々への迷惑を未然に防止しつ、実際に盗難状
態が発生している場合には警報音によって確実に盗難防
止を図ることができるものである。
【0124】上記ホーン18による警報音、及び上記ホ
ーン18とバーグラホーン19の双方による警報音は、
タイマがカウントアップするまでの所定時間継続される
(ステップS171)ことを原則とするが、この所定時
間以内に所有者等による適正なドアアンロック操作が行
われた場合、即ち、ドアキーシリンダ17とキーレス送
受信機15の作動状態を検出し(ステップS168)、
ドアキーシリンダ17へのキーの挿入によるドアアンロ
ック操作(ステップS169)、又はキーレストランス
ミッタCPU2によるドアアンロック操作(ステップS
170)が行われた場合にはその時点で停止されるが、
これらのドアアンロック操作が行われない場合には上記
所定時間継続され、所定時間経過後にタイマをリセット
して終了する(ステップS172)。
【0125】その他 (1) 上記各実施例においては、盗難発生時の警報音
の音量を、ホーン18のみによる警報形態とホーン18
とバーグラホーン19の双方による警報形態との間で警
報形態を切り換えることで変化させるように構成してい
るが、本願発明はかかる構成に限定されるものではな
く、例えば、バーグラホーン19のみによる警報形態と
ホーン18とバーグラホーン19の双方による警報形態
との間で警報形態を切り換えることでこれを実現するよ
うに構成することもできるものである。
【0126】(2) また、盗難発生時の警報音の音量
を変化させる方法としては、上記各実施例に示したよう
に、作動させるホーンの数を切り換える方法の外に、音
量の異なるホーンを複数種類備えてこれらを選択的に作
動させる方法とか、ホーンへの供給電圧を調整して該ホ
ーンの発生音量そのものを変化させる方法とか、これら
各方法を適宜組み合わせる方法など、適宜選択できるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1の実施例に係る車両用盗難防止
装置のブロック図である
【図2】本願発明の第1の実施例に係る車両用盗難防止
装置における盗難検出制御のフローチャートである。
【図3】図2のバーグラサブルーチンの制御内容を示す
フローチャートである。
【図4】本願発明の第1の実施例に係る車両用盗難防止
装置における第1の報知制御のフローチャートである。
【図5】本願発明の第1の実施例に係る車両用盗難防止
装置における第2の報知制御のフローチャートである。
【図6】本願発明の第2の実施例に係る車両用盗難防止
装置における第1の報知制御のフローチャートである。
【図7】本願発明の第2の実施例に係る車両用盗難防止
装置における第2の報知制御のフローチャートである。
【図8】本願発明の第3の実施例に係る車両用盗難防止
装置における盗難検出制御のフローチャートである。
【図9】図8のバーグラサブルーチンの制御内容を示す
フローチャートである。
【図10】本願発明の第3の実施例に係る車両用盗難防
止装置における第1の報知制御のフローチャートであ
る。
【図11】本願発明の第3の実施例に係る車両用盗難防
止装置における第2の報知制御のフローチャートであ
る。
【図12】本願発明の第4の実施例に係る車両用盗難防
止装置における第1の報知制御のフローチャートであ
る。
【図13】本願発明の第4の実施例に係る車両用盗難防
止装置における第2の報知制御のフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1はバーグラCPU、2はキーレストランスミッタCP
U、3は通信業者、11はナビゲーションCPU、12
は進入検出センサ、13は振動検出センサ、14はドア
開検出センサ、15はキーレス送受信機、16はドアロ
ック検出センサ、17はドアキーシリンダ、18はホー
ン、19はバーグラホーン、20は無線電話、21はI
Gスイッチ、25はスイッチ2、26はブザー、27は
ディスプレイ、28はキーレス送受信機、31は所定施
設の電話、32は家庭用電話、33は無線電話用アン
ナ、34は無線電話、35は無線電話用アンナ、111
は現在地センサ、112はディスプレイ、113はスイ
ッチ、Xは車載機、Yは携帯機、Zは通信機である。
フロントページの続き Fターム(参考) 5C084 AA04 AA07 AA08 AA09 AA10 BB33 CC02 CC16 DD42 DD79 EE06 FF02 FF04 GG07 GG09 GG20 GG39 GG43 GG52 GG68 HH05 HH10 HH17

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の盗難に係わる状態が発生したとき
    これを検出して所定の警報を行う盗難警報手段と、車両
    の現在地を検出する現在地検出手段とを備えた車両用盗
    難防止装置であって、 上記盗難警報手段が、上記現在地検出手段により検出さ
    れる車両の現在地に応じて警報形態を変更するように構
    成されていることを特徴とする車両用盗難防止装置。
  2. 【請求項2】 車両の盗難に係わる状態が発生したとき
    これを検出して所定の警報を行う盗難警報手段と、車両
    の現在地を検出する現在地検出手段とを備えた車両用盗
    難防止装置であって、 上記盗難警報手段が、上記現在地検出手段により検出さ
    れる車両の現在地に応じて盗難状態の検出スレッショル
    ドを変更するように構成されていることを特徴とする車
    両用盗難防止装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 上記警報形態が警報音による警報であって、上記車両の
    現在地に応じて警報音の音量を変更することを特徴とす
    る車両用盗難防止装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 上記警報音の音量が、車両の現在地が上記現在地検出手
    段に登録された上記車両の登録位置及びその周辺である
    ときには小さく、登録位置及びその周辺以外であるとき
    には大きく設定されることを特徴とする車両用盗難防止
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項1において、 上記警報形態が警報音による警報と電話通報による警報
    とであって、上記車両の現在地に応じて警報音による警
    報と電話通報による警報とを選択的に切り換えるもので
    あることを特徴とする車両用盗難防止装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 車両の現在地が上記現在地検出手段に登録された上記車
    両の登録位置及びその周辺であるときには、警報音によ
    る警報を禁止して電話通報による警報を行うことを特徴
    とする車両用盗難防止装置。
  7. 【請求項7】 請求項5において、 車両の現在地が上記現在地検出手段に登録された上記車
    両の登録位置及びその周辺、又は登録された陸地でない
    ときには、電話通報による警報をした後、所定時間の経
    過時点で警報音による警報を行うことを特徴とする車両
    用盗難防止装置。
  8. 【請求項8】 請求項2において、 車両の現在地が上記現在地検出手段に登録された陸地で
    ないときには、登録された陸地であるときよりも盗難状
    態の検出スレッショルドを大きく設定することを特徴と
    する車両用盗難防止装置。
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