JP2002302014A - 車両管理装置、車載監視装置、車両管理方法、車両監視方法、車両管理プログラム、車両監視プログラム、車両管理プログラムを記録した記録媒体、車両監視プログラムを記録した記録媒体および車両管理システム - Google Patents

車両管理装置、車載監視装置、車両管理方法、車両監視方法、車両管理プログラム、車両監視プログラム、車両管理プログラムを記録した記録媒体、車両監視プログラムを記録した記録媒体および車両管理システム

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JP2002302014A JP2001109336A JP2001109336A JP2002302014A JP 2002302014 A JP2002302014 A JP 2002302014A JP 2001109336 A JP2001109336 A JP 2001109336A JP 2001109336 A JP2001109336 A JP 2001109336A JP 2002302014 A JP2002302014 A JP 2002302014A
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信一 向川
Tanichi Ando
丹一 安藤
Hideyuki Kobayashi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車の所有者(利用者)の不注意に起因して車
両の盗難が見過ごされるのを防止する。 【解決手段】 車両に搭載され、車両の状態を監視する
車載監視装置と、セキュリティーモードのON/OFF
を設定するための端末装置と、設定されたセキュリティ
ーモードに応じて動作を行うように車載監視装置を制御
する車両管理装置とを通信網を介して接続し、車両管理
システムを構成する。車両管理装置が車載監視装置から
エンジンの停止情報を受信すると(S101)、車両管
理装置の計時部が上記情報の受信から所定時間(例えば
15分)を計時する(S102)。上記所定時間内に、
車両管理装置が端末装置から上記変更指示を受信しなけ
れば、車両管理装置の制御部は、端末装置にセキュリテ
ィーモードのONへの変更を促す電子メールを送信する
(S103)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に搭載される
車載監視装置と、車両の監視モード(セキュリティーモ
ード)を設定するための端末装置と、端末装置にて設定
されたセキュリティーモードに応じて動作するように車
載監視装置を制御する車両管理装置とで構成される車両
管理システムに関するものである。特に、本発明は、端
末装置にてセキュリティーモードをONに変更し忘れた
場合でも、車両の管理および監視を確実にできる車両管
理装置および車載監視装置と、車両管理方法および車両
監視方法と、車両管理プログラムおよび車両監視プログ
ラムと、車両管理プログラムを記録した記録媒体および
車両監視プログラムを記録した記録媒体と、車両管理シ
ステムとに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、高級感のある車や、デザイン
面で個性のある車、さらには若者に人気の高い四輪駆動
車などの販売が盛んに行われているが、その反面、その
ような車の盗難が相次いで発生しており、車の所有者に
とって頭を抱える問題となっている。そこで、このよう
な車の盗難を未然に防止するためのシステムが、例えば
特開2000−52932号公報に開示されている。
【0003】上記システムは、図23に示すように、車
両101と、レスポンスセンタ102と、携帯電話機1
03およびビジネスペイジャ104とで構成されてい
る。車両101には、車両101の異常を検知するセキ
ュリティー装置101aと、レスポンスセンタ102と
の間で無線通信を行うための緊急通信サービス装置10
1bとが搭載されている。また、車両101におけるセ
キュリティーモードの設定は、リモコン105により行
うようになっている。
【0004】この構成において、セキュリティーモード
がONの状態で、セキュリティー装置101aが、例え
ば車のドアの開放という異常を検知すると、そのことが
緊急通信サービス装置101bを介してレスポンスセン
タ102に通知される。すると、レスポンスセンタ10
2は、車両101の所有者の携帯電話機103やビジネ
スペイジャ104に車の異常を通知する。これにより、
車両101の所有者は、車両101にて異常が発生した
ことを認識することができ、すぐさま車両101を駐車
している場所に出向くなどして、車両101の盗難を未
然に防止することが可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記システ
ムの構成では、車両101を駐車してから、所有者がリ
モコン105によりセキュリティーモードをONするの
を忘れた場合、永遠にセキュリティーモードがONされ
ないため、車両101の盗難を監視しなければならない
状態にあるにもかかわらず、そのような監視がなされ
ず、車両101の盗難を見過ごす可能性が生じる。
【0006】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、その目的は、所有者の不注意に起因し
て車両の盗難が見過ごされるのを確実に防止できる車両
管理装置および車載監視装置と、車両管理方法および車
両監視方法と、車両管理プログラムおよび車両監視プロ
グラムと、車両管理プログラムを記録した記録媒体およ
び車両監視プログラムを記録した記録媒体と、車両管理
システムとを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る車両管理装
置は、上記の課題を解決するために、車両に搭載され、
車両の状態を監視する車載監視装置を、端末装置によっ
て設定されるセキュリティーモードのON/OFFに応
じて動作させると共に、車載監視装置から送信される情
報に基づく車両の管理情報を端末装置に送信する車両管
理装置であって、車載監視装置から送信される情報を受
信してからの時間を計時する計時手段と、車載監視装置
から車両のエンジン停止情報を受信してから所定時間が
経過するまでに、端末装置によるセキュリティーモード
のONへの設定変更がなければ、端末装置にセキュリテ
ィーモードのONへの設定変更を促す情報を送信する設
定変更促進手段とを備えていることを特徴としている。
【0008】また、本発明に係る車両管理方法は、上記
の課題を解決するために、車両に搭載され、車両の状態
を監視する車載監視装置を、端末装置によって設定され
るセキュリティーモードのON/OFFに応じて動作さ
せると共に、車載監視装置から送信される情報に基づく
車両の管理情報を端末装置に送信する車両管理装置にお
ける車両管理方法であって、車載監視装置から送信され
る情報を受信してからの時間を(計時手段が)計時する
ステップと、車載監視装置から車両のエンジン停止情報
を受信してから所定時間が経過するまでに、端末装置に
よるセキュリティーモードのONへの設定変更がなけれ
ば、端末装置にセキュリティーモードのONへの設定変
更を促す情報を(設定変更促進手段が)送信するステッ
プとを有していることを特徴としている。
【0009】上記の構成によれば、端末装置にてセキュ
リティーモードが例えばOFFに設定されれば、車載監
視装置は、セキュリティーモードOFFに対応する動作
を行うように車両管理装置によって制御される。ここ
で、セキュリティーモードOFFに対応する動作とは、
例えば、車載監視装置が、エンジン停止情報や車両の位
置情報を車両管理装置に送信するなどの動作を言う。
【0010】一方、端末装置にてセキュリティーモード
が例えばONに設定されれば、車載監視装置は、セキュ
リティーモードONに対応する動作を行うように車両管
理装置によって制御される。ここで、セキュリティーモ
ードONに対応する動作とは、例えば、車載監視装置
が、ドアの開閉やエンジンの始動を検知すれば、その検
知情報や車両の位置情報を車両管理装置に送信したり、
必要に応じて、ハザードランプを点滅させたり、ホーン
を鳴らすなどの動作を言う。
【0011】車両管理装置は、車載監視装置から送信さ
れる情報に基づいて、車両の管理情報(車両に異常があ
った旨、車両の位置情報など)を端末装置に送信し、車
両の所有者(端末装置の利用者)に確認を促すようにす
る。
【0012】ここで、上記した車載監視装置と車両管理
装置と端末装置とで構成されるシステムにおいて、上記
車両管理装置では、車載監視装置から送信される情報を
受信してからの時間が計時手段にて計時される。つま
り、上記送信情報が、車両のエンジン停止情報であれ
ば、そのようなエンジン停止情報を受信してからの時間
が計時手段にて計時される。
【0013】そして、車載監視装置から車両のエンジン
停止情報を受信してから所定時間が経過するまでに、端
末装置によるセキュリティーモードのONへの設定変更
がなければ、設定変更促進手段により、セキュリティー
モードのONへの設定変更を促す情報(例えば電子メー
ル)が端末装置に送信される。
【0014】通常、車両のエンジンを停止させ、利用者
が車両から離れる場合は、セキュリティーモードをON
に設定して車両の盗難を監視するモードに入らなければ
ならない。しかし、利用者がセキュリティーモードのO
FFからONの設定変更をし忘れる場合もある。
【0015】このような場合でも、上記構成では、車両
のエンジン停止から所定時間経過後に、セキュリティー
モードのONへの変更を促す情報が車両管理装置から端
末装置に送信されるので、利用者がセキュリティーモー
ドのOFFからONへの設定変更をし忘れていた場合で
も、上記送信情報により、そのような設定変更のし忘れ
を利用者に認識させることができ、その時点で、セキュ
リティーモードの設定変更を行わせることができる。し
たがって、セキュリティーモードをONに設定する必要
があるにもかかわらず、利用者の不注意により、セキュ
リティーモードがOFFのまま維持され続けるような事
態を回避することができる。その結果、利用者の不注意
に起因する車両の盗難の見過ごしを確実に防止すること
ができる。
【0016】本発明に係る車両管理プログラムは、上記
の課題を解決するために、車両に搭載され、車両の状態
を監視する車載監視装置を、端末装置によって設定され
るセキュリティーモードのON/OFFに応じて動作さ
せると共に、車載監視装置から送信される情報に基づく
車両の管理情報を端末装置に送信する車両管理装置にお
ける車両管理プログラムであって、車載監視装置から送
信される情報を受信してからの時間を計時する手段と、
車載監視装置から車両のエンジン停止情報を受信してか
ら所定時間が経過するまでに、端末装置によるセキュリ
ティーモードのONへの設定変更がなければ、端末装置
にセキュリティーモードのONへの設定変更を促す情報
を送信する手段としてコンピュータを機能させるための
プログラムであることを特徴としている。
【0017】上記の車両管理プログラムをコンピュータ
が実行することにより、本発明の車両管理方法を実現す
ることが可能となる。この車両管理プログラムは、コン
ピュータにて読み取り可能な記録媒体に記録されてい
る。
【0018】本発明に係る車載監視装置は、上記の課題
を解決するために、車両に搭載され、車両の状態を監視
すると共に、端末装置によって設定されるセキュリティ
ーモードのON/OFFに応じて動作するように車両管
理装置によって制御される車載監視装置であって、車両
の状態変化(例えば車両のエンジン停止)を検知する検
知手段と、上記検知手段が車両のエンジン停止を検知し
てからの時間を計時する計時手段と、上記エンジン停止
を検知してから所定時間が経過するまでに、車両管理装
置からセキュリティーモードのONに対応する動作への
変更指示を受信しなければ、セキュリティーモードON
に対応する動作を自動的に行う制御手段とを備えている
ことを特徴としている。
【0019】また、本発明の車両監視方法は、上記の課
題を解決するために、車両に搭載され、車両の状態を監
視すると共に、端末装置によって設定されるセキュリテ
ィーモードのON/OFFに応じて動作するように車両
管理装置によって制御される車載監視装置における車両
監視方法であって、車両のエンジン停止を(検知手段
が)検知するステップと、上記エンジン停止を検知して
からの時間を(計時手段が)計時するステップと、上記
エンジン停止を検知してから所定時間が経過するまで
に、車両管理装置からセキュリティーモードのONに対
応する動作への変更指示を受信しなければ、セキュリテ
ィーモードONに対応する動作を(制御手段が)自動的
に行うステップとを有していることを特徴としている。
【0020】上記の構成によれば、端末装置にてセキュ
リティーモードが例えばOFFに設定されれば、車載監
視装置は、セキュリティーモードOFFに対応する動作
を行うように車両管理装置によって制御される。ここ
で、セキュリティーモードOFFに対応する動作とは、
例えば、車載監視装置が、エンジン停止情報や車両の位
置情報を車両管理装置に送信するなどの動作を言う。
【0021】一方、端末装置にてセキュリティーモード
が例えばONに設定されれば、車載監視装置は、セキュ
リティーモードONに対応する動作を行うように車両管
理装置によって制御される。ここで、セキュリティーモ
ードONに対応する動作とは、例えば、車載監視装置
が、ドアの開閉やエンジンの始動を検知すれば、その検
知情報や車両の位置情報を車両管理装置に送信したり、
必要に応じて、ハザードランプを点滅させたり、ホーン
を鳴らすなどの動作を言う。
【0022】ここで、上記した車載監視装置と車両管理
装置と端末装置とで構成されるシステムにおいて、上記
車載監視装置では、車両の状態変化があった場合には、
それが検知手段にて検知される。このとき、上記車両の
状態変化が車両のエンジン停止であれば、上記検知手段
がエンジン停止を検知してからの時間が計時手段にて計
時される。そして、エンジン停止を検知してから所定時
間が経過するまでに、車両管理装置からセキュリティー
モードのONに対応する動作への変更指示を受信しなけ
れば、制御手段によって、セキュリティーモードONに
対応する上述した動作が自動的に行われる。
【0023】通常、車両のエンジンを停止させ、利用者
が車両から離れる場合は、セキュリティーモードをON
に設定して車両の盗難を監視するモードに入らなければ
ならない。しかし、利用者がセキュリティーモードのO
FFからONの設定変更をし忘れる場合もある。
【0024】このような場合でも、上記構成では、車両
のエンジン停止から所定時間経過後には、制御手段によ
って、セキュリティーモードONに対応する動作が自動
的に行われるので、利用者が端末装置側でセキュリティ
ーモードのOFFからONへの設定変更をし忘れていた
場合でも、セキュリティーモードがOFFのまま維持さ
れ続けるようなことがない。その結果、セキュリティー
モードの設定変更のし忘れという利用者の不注意に起因
する車両の盗難の見過ごしを確実に防止することができ
る。
【0025】本発明の車両監視プログラムは、上記の課
題を解決するために、車両に搭載され、車両の状態を監
視すると共に、端末装置によって設定されるセキュリテ
ィーモードのON/OFFに応じて動作するように車両
管理装置によって制御される車載監視装置における車両
監視プログラムであって、車両の状態変化を検知する手
段と、車両のエンジン停止を検知してからの時間を計時
する手段と、上記エンジン停止を検知してから所定時間
が経過するまでに、車両管理装置からセキュリティーモ
ードのONに対応する動作への変更指示を受信しなけれ
ば、セキュリティーモードONに対応する動作を自動的
に行う手段としてコンピュータを機能させるためのプロ
グラムであることを特徴としている。
【0026】上記の車両監視プログラムをコンピュータ
が実行することにより、本発明の車両監視方法を実現す
ることが可能となる。この車両監視プログラムは、コン
ピュータにて読み取り可能な記録媒体に記録されてい
る。
【0027】本発明の車載監視装置は、上記の課題を解
決するために、上述した車載監視装置において、車両管
理装置に送信すべき情報を記憶する記憶手段をさらに備
え、上記制御手段は、車載監視装置と車両管理装置との
間で通信不能と判断したときに、通信不能期間において
上記検知手段が検知した情報を上記記憶手段に記憶させ
ると共に、通信可能となった時点で、上記記憶手段に記
憶された情報を車両管理装置に送信することを特徴とし
ている。
【0028】上記の構成によれば、車載監視装置と車両
管理装置との間で通信不能となった場合には、制御手段
の制御により、車載監視装置から車両管理装置に送信さ
れるべき情報であって、検知手段が検知した情報が、記
憶手段で確保される。そして、通信可能となった時点
で、上記記憶手段に記憶された情報が車両管理装置に送
信される。
【0029】これにより、車両管理装置は、通信可能期
間における車両の状態は勿論のこと、通信不能期間にお
ける車両の状態をも把握することができ、通信不能期間
も含めて車両の管理情報を端末装置に送信することがで
きる。その結果、車両の状態を管理する車両管理装置の
本来の機能を確実に担保することができる。
【0030】本発明の車両管理システムは、上記の課題
を解決するために、上述した本発明の車両管理装置と、
車両に搭載され、車両の状態を監視する車載監視装置
と、セキュリティーモードのON/OFFを設定するた
めの端末装置とを通信網を介して通信可能に接続してな
ることを特徴としている。
【0031】また、本発明の車両管理システムは、上記
の課題を解決するために、上述した本発明の車載監視装
置と、セキュリティーモードのON/OFFを設定する
ための端末装置と、上記セキュリティーモードのON/
OFFに応じて動作するように車載監視装置を制御する
車両管理装置とを通信網を介して通信可能に接続してな
ることを特徴としている。
【0032】上記の構成によれば、車両管理装置と車載
監視装置と端末装置とを通信網を介して接続して車両管
理システムを構成した場合において、上記車両管理装置
と上記車載監視装置とのうち、どちらか一方を本発明の
車両管理装置または車載監視装置で構成することで、セ
キュリティーモードの設定変更のし忘れという利用者の
不注意に起因する車両の盗難の見過ごしを確実に防止で
きるシステムを構築することができる。これにより、利
用者も安心して本システムを利用することができる。
【0033】本発明の車両管理システムは、上記の課題
を解決するために、上記車載監視装置における動作モー
ドを上記車両管理装置を介さずに強制的に変更するため
のモード変更装置をさらに備えていることを特徴として
いる。
【0034】車両管理装置と車載監視装置と端末装置と
を通信網を介して接続して車両管理システムを構成した
場合においては、車両管理装置と車載監視装置との間で
通信が不能となる場合がある。車載監視装置を搭載した
車両を電波の届かなくなる地下駐車場に駐車した場合が
その例である。この場合は、端末装置側でいくらセキュ
リティーモードの設定変更を行っても、車両管理装置と
車載監視装置との間で通信不能となっている以上、車両
管理装置が端末装置にて設定されたセキュリティーモー
ドに応じた動作を行うように車載監視装置を制御するこ
とができない。
【0035】しかし、本発明のシステムでは、モード変
更装置(例えばリモコン)によって、車載監視装置にお
ける動作モードを車両管理装置を介さずに強制的に変更
できるので、上記のように車両を地下駐車場に駐車した
場合でも、その場でセキュリティーモードの設定変更を
行い、車載監視装置にセキュリティーモードONまたは
OFFに対応する動作を行わせることができる。これに
より、利用者は、電波の届かない場所に車両を駐車した
場合でも安心して本システムを利用することができ、車
両の駐車範囲を車両管理装置からの電波の届く範囲内
(例えば地上)に制限する必要がなくなる。
【0036】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について、
図面に基づいて説明すれば以下の通りである。
【0037】本発明は、車両に搭載され、車両の状態
(車両に対する異常の発生の有無)を監視する車載監視
装置と、車載監視装置における車両のセキュリティーモ
ードを設定するための端末装置と、端末装置にて設定さ
れたセキュリティーモードに応じて車載監視装置を動作
させると共に、車載監視装置から送信される情報に基づ
く車両の管理情報を端末装置に送信する車両管理装置と
で構成される車両管理システムに関するものである。
【0038】なお、上記のセキュリティーモードとは、
車載監視装置が車の異常を監視するモードのことであ
り、通常、車を走行している状態では、車の盗難や車上
荒らしにあうことはないので、セキュリティーモードは
端末装置または後述するリモコンによりOFFに設定さ
れる。一方、車の所有者が車を運転しない場合(所有者
が車を駐車してから一定時間(例えば15分)以上離れ
る場合)には、車の盗難や車上荒らしにあう危険が生じ
るので、通常、セキュリティーモードは端末装置または
リモコンによりONに設定される。
【0039】この車両管理システムにおいて、本発明
は、特に、システムの利用者が車から離れる際に、端末
装置やリモコンからセキュリティーモードをONに設定
し忘れた場合でも、車載監視装置がセキュリティーモー
ドONに対応する動作を行えるようにした点に特徴があ
る。この点を踏まえ、以下に、上記車両管理システムの
システム構成、当該システムを構成する各装置の構成、
および、当該システムにおける動作について説明するこ
とにする。
【0040】(1.システム構成)図3は、本発明に係
る車両管理システムの概略の構成を示している。本シス
テムは、車載監視装置1と、車両管理装置2と、端末装
置3とが、インターネットや公衆回線などの通信網4を
介して互いに通信可能に接続されてなっている。まず、
これらの各装置について簡単に説明すれば、以下の通り
である。
【0041】車載監視装置1は、車両に搭載され、車両
に異常(例えば盗難や車上荒らし)が発生していないか
どうかなど、車両の状態を監視する一種の車載端末であ
る。なお、上記した車両とは、乗用車、トラック、バ
ス、オートバイ、自転車など、移動可能な乗物を包括す
る表現であるが、以下では、特に乗用車(以下では、単
に車と記載する)を想定して説明する。
【0042】車載監視装置1は、端末装置3によって設
定され、車両管理装置2に登録されたセキュリティーモ
ードのON/OFF情報を受信して、設定されたセキュ
リティーモードに応じた動作を行う。例えば、セキュリ
ティーモードがONに設定されているときにドアの開閉
などがあった場合には、車載監視装置1は車に異常があ
ったと判断し、ホーンを鳴らしたり、ハザードランプを
点滅させたりして不審者を威嚇すると共に、車の異常情
報や車の現在の位置情報を車両管理装置2に送信する。
一方、セキュリティーモードがOFFに設定されている
ときにドアの開閉などがあった場合には、車載監視装置
1はそのようなドアの開閉を車の異常とは見なさず、例
えば車の位置や速度の情報を車両管理装置2に送信す
る。
【0043】車両管理装置2は、端末装置3にて設定さ
れたセキュリティーモードを登録し、現在登録されてい
るセキュリティーモードの情報を車載監視装置1に送信
して、車載監視装置1をセキュリティーモードに応じて
動作させる。また、車両管理装置2は、車載監視装置1
からの情報を受信して、車の状態を管理する機能も有し
ている。例えば、車両管理装置2は、車載監視装置1か
ら車の異常情報を受信すると、車の管理情報として、車
が異常である旨の電子メールを端末装置3に送信し、そ
の車の所有者へ知らせることになる。
【0044】端末装置3は、例えば携帯電話やPC(Pe
rsonal Computer )で構成されており、車両管理装置2
からの上記電子メールを受信したり、車両管理装置2に
現在の車の状態(異常であるか否か)を確認したり、セ
キュリティーモードのON/OFFを設定するのに用い
られる。なお、以下では、端末装置3を携帯電話で構成
し、携帯電話会社に固有のサービスであって、通信網4
に接続するための接続サービスを利用する場合を例に挙
げて説明する。
【0045】このようなシステムを構成することで、車
の所有者は、例えば家庭に居ながらでも、端末装置3に
て自分の車に異常があったかどうかを確認することがで
きる。また、端末装置3を汎用性の高い携帯電話で構成
することによって、誰でも簡単に本システムを利用する
ことが可能となる。
【0046】ところで、例えば、車を地下の駐車場に駐
車した場合や、車を地上に駐車して端末装置3を持って
利用者が地下に降りた場合には、車載監視装置1と車両
管理装置2、あるいは車両管理装置2と端末装置3との
間で通信が途絶える状態になる。この場合、端末装置3
側でセキュリティーモードの設定や変更を行っても、車
両管理装置2がその情報を受信できなかったり、また、
セキュリティーモードの情報を受信して登録できたとし
ても、その情報に応じた動作を行うように車載監視装置
1を制御することができなかったりする。この場合、車
載監視装置1は、設定されたセキュリティーモードに応
じた動作を行うことができない。
【0047】そこで、本システムでは、リモコン5によ
って、車両管理装置2を介さずに直接、車載監視装置1
のセキュリティーモードを強制的に切り替えることが可
能となっており、上記のように車載監視装置1、車両管
理装置2、端末装置3の相互間で通信が途絶えるような
場合でも対応可能となっている。
【0048】次に、本システムを構成する各装置の詳細
な構成について、以下に説明する。
【0049】(2.車載監視装置)図4は、車載監視装
置1の概略の構成を示している。同図に示すように、車
載監視装置1は、センサ11(検知手段)と、入出力部
12と、制御部13(制御手段)と、通信部14と、記
憶部15(記憶手段)と、計時部16(計時手段)とを
備えている。
【0050】センサ11は、車の状態変化を検知するも
のであり、その検知信号を入出力部12に送る。車の状
態変化には、車の異常の有無や、車の走行状態(例えば
速度、加速度、車の位置)の変化などが含まれている。
なお、センサ11の詳細については後述する。
【0051】入出力部12は、センサ11から上記検知
信号が入力されたときに、その検知信号に対応する信号
を制御部13に出力する。なお、センサ11から入出力
部12を介して制御部13に入力される信号を、以下で
は、単に、センサ11からの検知信号と呼ぶこともあ
る。
【0052】制御部13は、例えばマイクロコンピュー
タによって構成されており、車両管理装置2にて登録さ
れたセキュリティーモードのON/OFFに応じた動作
を行う。
【0053】例えば、車両管理装置2にてセキュリティ
ーモードがONに設定され、その情報が車載監視装置1
に送信されると、制御部13は、入出力部12から車の
異常を示す検知信号が入力されたときに、ハザードラン
プを点灯させたり、ホーンを鳴らすなどして、車の盗難
犯を威嚇すると共に、車に異常があった旨の情報や車の
現在の位置情報を通信部14を介して車両管理装置2に
送信する。
【0054】一方、車両管理装置2にてセキュリティー
モードがOFFに設定され、その情報が車載監視装置1
に送信された場合には、制御部13は、入出力部12か
ら検知信号が入力されても、その検知信号は車の異常を
示すものではないと判断する。その結果、制御部13
は、上記のように盗難犯を威嚇したり、車両管理装置2
に異常情報を送信することはしないが、車の現在の位置
情報や速度情報などの走行情報については車両管理装置
2に送信する。
【0055】通信部14は、制御部13の制御のもと
で、車両管理装置2もしくは後述するリモコン5との間
で情報を送受信するためのインターフェースを司ってい
る。
【0056】記憶部15は、車載監視装置1と車両管理
装置2との間で通信不能になった場合に、車両管理装置
2に送信すべき情報(例えばセンサ11からの検知信
号)を記憶するものである。例えば、車載監視装置1を
備えた車が地下に入ることで車両管理装置2との間で通
信不能になった場合には、通信可能となるまで、上記情
報が記憶部15に記憶される。そして、通信可能となっ
た時点で、制御部13の制御により、記憶部15に記憶
されていた情報が一度に車両管理装置2に送信されるこ
とになる。
【0057】また、記憶部15は、リモコン5のIDも
記憶している。制御部13は、セキュリティーモードの
設定あるいは変更にリモコン5が使用されたときには、
リモコン5から送信されるIDと記憶部15に記憶され
ているIDとを比較してIDの認証を行い、車載監視装
置1と1対1で対応するリモコン5により、セキュリテ
ィーモードの設定あるいは変更が行われているか否かを
判断する。したがって、制御部13は、車載監視装置1
と対応するリモコン5を用いた場合には、上記リモコン
5によって設定されるセキュリティーモードに応じた動
作を行い、車載監視装置1と対応しないリモコン5を用
いた場合には、上記リモコン5によって設定されるセキ
ュリティーモードに応じた動作を行わない。
【0058】計時部16は、現在の日時を計時するもの
である。これにより、制御部13は、例えば、センサ1
1にて次に示す各種情報を検知した日時や、各種情報を
検知してからどのくらいの時間が経過したかを、計時部
16での計時に基づいて把握することができる。
【0059】次に、上記したセンサ11の詳細について
以下に説明する。
【0060】センサ11は、基本的には、車に標準装備
されているセンサ(以下、標準センサと記載する)と、
オプションで装備されるセンサ(以下、オプションセン
サ)との2種類に大別される。上記の標準センサは、さ
らに、侵入検知センサと走行検知センサとで構成され、
上記のオプションセンサは、さらに、異常検知センサと
位置検出センサとで構成されている。
【0061】侵入検知センサは、各ドアやハッチの開
閉、トランクの開閉などを検知することによって、人間
の車への侵入または車に対する異常行為を検知する。各
ドアやハッチの開閉時、トランクの開閉時には、ルーム
ランプやトランクルームのランプが点灯または消灯する
ので、侵入検知センサは、各ランプの点灯/消灯を検知
することで、各ドアやハッチの開閉またはトランクの開
閉を検知することができる。
【0062】走行検知センサは、車が走行状態にあるか
否かを検知するものであり、キーの回転、セルモータの
始動によるバッテリーの電圧降下、ドアロックの有無、
シフトレバーの位置、サイドブレーキの操作、ウインカ
ーの点灯、ブレーキランプの点灯、シートベルトの着用
の有無、車速パルスなどを検知する各種センサで構成さ
れる。制御部13は、この車速パルスに基づいて、ソフ
トウェア的に車の速度を計算することができる。また、
走行検知センサは、一般にL端子と呼ばれている端子か
らの出力に基づいてエンジンの始動および回転数を検知
するセンサ、燃料の残量を検知するセンサ、エアバック
が開いたかどうかを検知するセンサ、車の走行中の加速
度を検知するセンサなどをさらに含んでいる。
【0063】走行検知センサは、基本的には、車のイン
ストルメントパネル内の警告灯により警告表示される情
報や、デジタルメータで表示される情報については検知
することが可能である。
【0064】異常検知センサは、振動センサ、レーダー
センサ、音響センサ、傾斜センサ、圧力センサ、赤外線
センサなどで構成されている。振動センサは、横を走る
車や風以外の異常な振動を検知するものであり、これに
よって、車内への侵入者や車の破壊の有無を検知するこ
とができる。レーダーセンサは、車内および車外の一定
速度以上で動く物体を検知するものであり、侵入者およ
び接近者の有無を検知できる。
【0065】音響センサは、特定の周波数帯の音を検知
するものであり、これによって、鍵のこじ開け、窓の破
壊、キーシリンダーの抜き取りの有無を検知できる。傾
斜センサは、車の傾きを検知するものであり、タイヤや
ホイールの盗難やレッカー移動の有無を検知できる。圧
力センサは、シートやマットに加わる圧力を検知するも
のであり、車内への侵入者の有無を検知できる。赤外線
センサは、赤外線の受光部への入射が阻止されるか否か
によって、侵入者の有無を検知する。
【0066】また、オプションセンサには、車内および
車外を撮影するための車載カメラも含まれており、車内
および車外の状況が通信部14を介して車両管理装置2
に送信されるようになっている。
【0067】異常検知の精度を向上させるためには、異
常検知センサの種類や数を増やすことが望ましいが、こ
れらの種類や数は、車の所有者の要望やコストとの兼ね
合いで決めればよい。
【0068】位置検出センサは、例えばGPS(Global
Positioning System )やPHS(Personal Handyphon
e System)を利用した既存の位置検出手段で構成されて
いる。このような位置検出センサを備えていることによ
り、車両管理装置2は、位置検出センサからの位置情報
に基づいて車の現在の位置を常に把握することができ、
例えば車が盗難にあった場合でも、その位置情報に基づ
いて、車を追跡することが可能となる。
【0069】なお、本実施形態では、オプションセンサ
としての上記各センサが全て車に備えられているものと
する。
【0070】(3.車両管理装置)図5は、車両管理装
置2の概略の構成を示している。同図に示すように、車
両管理装置2は、入力部21と、記憶部22と、出力部
23と、制御部24(設定変更促進手段)と、通信部2
5と、計時部26(計時手段)とを備えている。入力部
21、記憶部22、出力部23、制御部24、計時部2
6は、それぞれ入出力バス27を介して互いに接続され
ている。
【0071】入力部21は、例えば、キーボードやマウ
スによって構成されており、操作者が各種情報を入力す
るのに用いられる。例えば、車とその所有者との対応関
係や、所有者の端末装置3のID情報などはこの入力部
21を介して入力され、記憶部22に記憶されることに
なる。
【0072】記憶部22は、例えば、RAM(Random A
ccess Memory)、ROM(Read Only Memory)、ハード
ディスク、不揮発性の半導体メモリで構成され、入力部
21から入力される情報の他に、車載監視装置1からの
受信情報を受信時間と対応付けて記憶する。また、記憶
部22は、端末装置3にて入力されるセキュリティーモ
ード(ONかOFFか)を記憶(登録)するようになっ
ている。
【0073】出力部23は、例えば、CRT(Cathode
Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)などの
表示装置やプリンタで構成されている。車載監視装置1
からの受信情報や、端末装置3からの入力情報、記憶部
22の記憶内容などは、この出力部23にて確認するこ
とができる。
【0074】制御部24は、例えば、マイクロコンピュ
ータによって構成され、車両管理装置2の各部の動作を
制御すると共に、記憶部22に記憶されているセキュリ
ティーモードのON/OFF情報に応じた動作を行うよ
うに車載監視装置1を制御する。また、制御部24は、
車載監視装置1から送信される情報に基づいて、車の異
常の有無を判断し、判断した結果を端末装置3に送信す
る制御を行う。
【0075】また、制御部24は、記憶部22に記憶さ
れた端末装置3のID情報と、実際に端末装置3から送
信されるID情報とに基づいてID認証を行い、本シス
テムの利用者が正規に登録された者であるか否かを確認
する機能も有している。
【0076】ここで、端末装置3のID情報としては、
端末装置3を携帯電話で構成した場合は、各携帯電話の
電話番号がある。この場合、電話会社との契約で発信者
番号通知サービスを受けることにより、車両管理装置2
へのアクセスと同時に各携帯電話に固有のID情報も送
信されることになる。一方、端末装置3をPCで構成し
た場合は、車両管理装置2へのアクセス時に、PC側か
ら予め登録したID情報を入力することで、ID情報を
送信することができる。なお、端末装置3を携帯電話で
構成した場合でも、別途、ID情報の入力を行うように
してもよい。
【0077】通信部25は、制御部24の制御のもと
で、車両管理装置2と車載監視装置1および端末装置3
との間で情報を送受信するためのインターフェースを司
っている。これにより、車両管理装置2は、無線で最寄
りの基地局から通信網4を介して車載監視装置1および
端末装置3と情報の通信(例えばパケット通信)を行う
ことが可能となっている。
【0078】計時部26は、現在の日時を計時するもの
である。制御部24は、例えば、車載監視装置1から情
報の受信があった日時を、計時部26での計時により把
握することができる。
【0079】(4.端末装置)図6は、端末装置3の概
略の構成を示している。同図に示すように、端末装置3
は、入力部31と、制御部32と、通信部33と、表示
部34と、スピーカ35と、マイクロホン36と、記憶
部37とを備えており、これらは入出力バス38を介し
て互いに接続されている。
【0080】入力部31は、テンキーをはじめとするボ
タンやスイッチなどで構成されており、端末装置3の利
用者(=車の所有者)の操作に応じた信号を、入出力バ
ス38を介して制御部32に供給する。セキュリティモ
ードのON/OFFは、利用者がこの入力部31を操作
することにより設定されることになる。
【0081】制御部32は、例えばマイクロコンピュー
タによって構成されており、入力部31からの入力内容
に応じて各部の動作を制御する。通信部33は、制御部
32の制御のもとで、端末装置3と車両管理装置2との
間で情報を送受信するためのインターフェースを司って
いる。
【0082】表示部34は、例えばLCDによって構成
されており、入力部31による操作内容や後述する各種
メッセージを表示する。スピーカ35は、通話を行う相
手側からの音声を出力する。マイクロホン36は、通話
を行う相手に送信する利用者の音声を取り込む。記憶部
37は、車両管理装置2から送信される情報(メッセー
ジ)や、利用者が入力した情報を一時的に記憶する。
【0083】なお、端末装置3をPCで構成した場合に
は、入力部31は、キーボードやマウスで構成され、表
示部34は、LCDやCRTで構成される。
【0084】(5.リモコン)図7は、リモコン5の概
略の構成を示している。リモコン5は 車載監視装置1
における動作モードを車両管理装置2を介さずに強制的
に変更するためのモード変更装置として機能するもので
あり、同図に示すように、操作部51と、制御部52
と、通信部53と、記憶部54とを備えている。
【0085】操作部51は、セキュリティーモードのO
N/OFFを切り替えるためのボタンやスイッチで構成
されている。制御部52は、操作部51にて設定された
セキュリティーモードの情報を通信部53を介して車載
監視装置1に送る。通信部53は、リモコン5と車載監
視装置1との間で無線または赤外線通信を行うためのイ
ンターフェースを司っている。
【0086】記憶部54は、リモコン5のIDを記憶し
ている。制御部52は、車載監視装置1にセキュリティ
ーモードの情報を送信するときに、同時にそのIDを記
憶部54から読み出して、車載監視装置1に送信するよ
うになっている。これにより、特定のID以外のリモコ
ン5からのセキュリティーモードの設定によって、車載
監視装置1が誤動作するのを回避することが可能とな
る。
【0087】(6.動作)次に、本システムにおける動
作について説明する。なお、以下での説明の便宜上、車
を走行している状態を平常状態と呼び、車の所有者が車
を運転しない状態を警戒状態と呼ぶことにする。したが
って、セキュリティーモードONは、上記の警戒状態に
対応して設定され、セキュリティーモードOFFは、上
記の平常状態に対応して設定される。
【0088】以下では、まず、平常状態から警戒状態へ
の移行状態(6−1)、警戒状態(6−2)、警戒状態
から平常状態への移行状態(6−3)、および、平常状
態(6−4)の各状態での動作について説明し、その
後、本発明の特徴である、平常状態から監視状態への強
制的移行(6−5)について説明する。
【0089】また、以下での説明において、セキュリテ
ィーモードを設定あるいは変更する手段として端末装置
3を用いる場合、携帯電話であれば発信者番号通知サー
ビスにより、PCであれば入力部31からの入力によ
り、端末装置3のIDが車両管理装置2に送信され、車
両管理装置2にてID認証が適正に行われるものとす
る。また、セキュリティーモードを設定あるいは変更す
る手段としてリモコン5を用いる場合、リモコン5のI
Dが車載監視装置1に送信され、車載監視装置1にてI
D認証が適正に行われるものとする。
【0090】(6−1.平常状態から警戒状態への移行
状態)図8は、上記移行状態における本システムの動作
の流れを示している。この移行状態では、セキュリティ
ーモードをOFFからONに変更することが必要とされ
る。そこで、端末装置3を使ってセキュリティーモード
を変更する場合は、利用者は、端末装置3の入力部31
から、セキュリティーモードのONを設定入力し、制御
部32がセキュリティーモードをOFFからONに変更
する指示を車両管理装置2に送信する(S1)。
【0091】車両管理装置2が端末装置3からの上記指
示を受信すると(S2)、車両管理装置2の制御部24
は、記憶部22に登録されているセキュリティーモード
をONに変更すると共に、セキュリティーモードがON
に変更されたという情報を通信部25を介して車載監視
装置1に送信する(S3)。
【0092】車載監視装置1が車両管理装置2からの上
記情報を受信すると(S4)、車載監視装置1の制御部
13は、上記情報を受信したことを確認の意味で通信部
14を介して車両管理装置2に送信し(S5)、その
後、後述するS9に移行する。
【0093】一方、リモコン5を使ってセキュリティー
モードを変更する場合は、利用者は、リモコン5の操作
部51を操作してセキュリティーモードのOFFからO
Nへの変更を入力し、制御部52がセキュリティーモー
ドの変更指示を通信部53を介して車載監視装置1に送
信する(S6)。
【0094】車載監視装置1が上記情報を受信すると
(S7)、車載監視装置1の制御部13は、セキュリテ
ィーモードをOFFからONへ変更する旨を通信部14
を介して車両管理装置2に送信する(S8)。
【0095】このようにして、端末装置3あるいはリモ
コン5からの設定入力により、セキュリティーモードが
ONされると、制御部13は、確認の意味で、ハザード
ランプを3回点滅させる(S9)。その後、車載監視装
置1を搭載した車は、警戒状態に入り、制御部13は、
セキュリティーモードONに対応する動作を行うことに
なる(S10)。
【0096】なお、セキュリティーモードONに対応す
る動作とは、後述する警戒状態における車載監視装置1
の動作のことを言い、例えば、車載監視装置1が、ドア
の開閉やエンジンの始動を検知すれば、その検知情報や
車両の位置情報を車両管理装置2に送信したり、異常時
には、ハザードランプを点滅させたり、ホーンを鳴らす
などの動作を言う。
【0097】一方、車両管理装置2は、S5またはS8
における車載監視装置1からの応答受信に基づいて、セ
キュリティーモードがONの状態になったことを、電子
メールで端末装置3に送信する(S11)。
【0098】このように、本システムでは、セキュリテ
ィーモードの設定/変更を、端末装置3およびリモコン
5の両者で行うことができるので、車載監視装置1、車
両管理装置2、端末装置3の相互間での通信が途絶える
ような状況になった場合でも、リモコン5により、車の
そばでセキュリティーモードの設定/変更を行うことが
できる。つまり、例えば車載監視装置1を搭載した車
を、車両管理装置2からの電波の届かない場所(例えば
地下)に駐車した場合でも、そのような場所において利
用者の思い通りにセキュリティーモードの設定/変更が
できる。これにより、利用者は、電波の届かない場所に
車を駐車した場合でも安心して本システムを利用するこ
とができ、車の駐車範囲を車両管理装置2からの電波の
届く範囲内(例えば地上)に制限する必要がなくなる。
【0099】(6−2.警戒状態)次に、警戒状態にお
ける本システムの動作について、図9に基づいて説明す
る。
【0100】車が警戒状態に入っているとき、つまり、
セキュリティーモードがONとなっているときに、不審
者により例えば車のドア、トランク、ハッチが開けられ
ると、まず、車載監視装置1のセンサ11(侵入検知セ
ンサ)がそのような状況を検知する(S21)。そし
て、センサ11からの検知信号が入出力部12に入力さ
れ、上記検知信号に基づく車の異常信号(車の異常を示
す信号)が入出力部12から制御部13に入力される
と、制御部13は、ハザードランプを点滅させて不審者
を威嚇する制御を行い(S22)、その後、S25に移
行する。
【0101】一方、例えば、不審者が侵入検知センサを
パスして車の内部に侵入することもある。つまり、不審
者によっては、侵入検知センサの動作を何らかの手段に
より阻止し、ドアなどの開閉を侵入検知センサに検知さ
せないで車の内部に侵入する者もいる。この場合には、
次の工程として、車を盗むために、不審者が合鍵や配線
の直結により車のエンジンを始動させることが考えられ
る。
【0102】しかし、車載監視装置1は、センサ11と
して、上記の侵入検知センサ以外にも、標準装備されて
いる走行検知センサがあるので、不審者が侵入検知セン
サをパスして上記のように車のエンジンを始動させるこ
とができたとしても、そのエンジンの始動を走行検知セ
ンサにより検知することができる。
【0103】したがって、不審者が侵入検知センサをパ
スして車のエンジンを回転させたときに、センサ11
(走行検知センサ)がエンジンの始動を検知した場合に
は(S23)、センサ11からの検知信号が入出力部1
2に入力された後、上記検知信号に基づく車の異常信号
が入出力部12から制御部13に入力される。これによ
って、制御部13は、ホーンを例えば1分間鳴らし、ハ
ザードランプを常時点滅させて不審者を威嚇する制御を
行う(S24)。
【0104】なお、この威嚇により不審者がエンジンを
停止させた場合には、制御部13は、ホーンの鳴動を直
ちに停止させるが、ハザードランプの点滅は停止させな
い。
【0105】なお、S21およびS23での異常の検知
は、オプションセンサによる検知であっても勿論構わな
い。
【0106】このように、不審者が車内に侵入したとき
には、ホーンを鳴らしたり、ハザードランプを点滅させ
る威嚇を行うことで、当該車が監視されていることを不
審者に認識させることができる。これにより、不審者が
車の盗難を諦めることを期待でき、車の盗難を未然に防
止することが可能となる。また、ホーンを鳴らしたり、
ハザードランプを点滅させることで、周囲の人に車の異
常を訴えることができるので、周囲の人の協力を得て、
上記不審者を捕まえることも可能となる。
【0107】次に、制御部13は、不審者の車への侵入
を検知したという情報と、車の現在の位置情報とを、通
信部14を介して車両管理装置2に送信する(S2
5)。すると、車両管理装置2の制御部24は、不審者
が車へ侵入した可能性があることを電子メールで端末装
置3に送信し、車の確認を利用者に促す。ちなみに、図
10は、不審者によって車の運転席側のドアが開けられ
た場合に、車両管理装置2から端末装置3に送られる電
子メールの一例を示しており、図11は、不審者によっ
て車のエンジンが始動された場合に、車両管理装置2か
ら端末装置3に送られる電子メールの一例を示してい
る。
【0108】利用者は、この電子メールを見て車の確認
を行うことになる。電子メールを受信してから車の確認
までの対応が早ければ、利用者はその場で不審者を取り
押さえることができる。また、不審者は見当たらない
が、車に異常がある場合には、警察にすぐに連絡をとる
などの措置を講じることになる。
【0109】また、確認の結果、車に異常がなければ、
電子メール内に表示されたリンク先にリンクしてセキュ
リティーモード変更ページを開き、リセット操作を行
う。図12は、上記セキュリティーモード変更ページの
一例を示している。このリセット操作により、車両管理
装置2の制御部24は、車載監視装置1に対してハザー
ドランプの点滅および/またはホーンの鳴動を停止する
よう指示を出し、その指示を受けて、制御部13は、ハ
ザードランプの点滅および/またはホーンの鳴動を停止
させる。
【0110】一方、車を確認しに行った結果、既に車が
その場から盗難されている場合には、利用者が車の追跡
指示を出す(S26)。すなわち、利用者は、端末装置
3にて電子メール内に表示されたリンク先にアクセスし
て、図12に示したセキュリティーモード変更ページを
開き、車の現在位置の確認の指示を出す。すると、車両
管理装置2は、上記指示を受けて、車載監視装置1にセ
ンサ11の検知情報(位置、速度など)を送信するよう
指示を送る(S27)。
【0111】この結果、車載監視装置1の制御部13
は、現在車の追跡状態に入っていることを認識し、ホー
ンをランダムに鳴らしながら(S28)、センサ11の
検知情報を車両管理装置2に送信する(S29)。車両
管理装置2は、上記検知情報を受信すると、その内容を
端末装置3に送信することになる。ちなみに、図13
は、上記検知情報を受信した端末装置3の表示画面の一
例を示している。
【0112】制御部13は、S28およびS29の処理
を、車両管理装置2から追跡解除の指示があるまで、所
定時間ごと(例えば1分ごと)に繰り返す(S30、S
31)。制御部13は、追跡解除の指示を車両管理装置
2から受信すれば、上記した一連の処理を終了する。
【0113】ここで、上記したS25において車載監視
装置1からの情報を車両管理装置2が受信した場合にお
ける車両管理装置2の動作については、図14のフロー
チャートに示す通りである。
【0114】すなわち、車両管理装置2が車載監視装置
1から車の異常情報と位置情報とを受信すると(S4
1)、車両管理装置2の制御部24は、その受信日時を
計時部26での計時に基づいて把握し(S42)、受信
内容と受信日時とを対応付けて記憶部22に車別に記憶
させる(S43)。そして、制御部24は、車の所有者
の端末装置3に車の異常を電子メールで送信する(S4
4)。この場合、端末装置3のメールアドレスは、車の
所有者と対応付けて記憶部22に予め登録されており、
制御部24は、車の異常の発生時刻、発生場所、内容、
連絡先などを電子メールに含めて該当する端末装置3に
送信する。
【0115】なお、制御部24は、車の所有者の端末装
置3に上記の電子メールを送信すると共に、例えば警備
会社や駐車場の管理人が所有する端末に上記の電子メー
ルを送信するようにしてもよい。
【0116】以上のように、警戒状態においては、車が
盗難にあったとしても、その車を追跡できるので、盗難
車を早期に発見することができ、また、盗難犯を早期に
捕まえることができる。
【0117】なお、上述した車の警戒状態においては、
車載監視装置1が車の異常を検知すると、その時点でハ
ザードランプを点滅させたり(S22)、ホーンを鳴ら
したりしているが(S24、S28)、ハザードランプ
の点滅やホーンの鳴動を行わないようにしてもよい。こ
の場合、車載監視装置1が車の異常を検知している事実
を不審者に気付かれずに、盗難車を追跡することができ
る。
【0118】ハザードランプの点滅やホーンの鳴動を行
うと、これにより不審者が動揺し、不審者の盗難車の運
転が荒くなって人身事故や物損事故の発生する可能性が
高まる。しかし、上記のようにハザードランプの点滅や
ホーンの鳴動を行わず、不審者を泳がして盗難車を追跡
することにより、車の盗難による二次的な被害の発生を
防止することができる。
【0119】(6−3.警戒状態から平常状態への移行
状態)次に、上記移行状態における本システムの動作に
ついて、図15に基づいて説明する。
【0120】この移行状態では、セキュリティーモード
をONからOFFに変更することが必要とされる。そこ
で、端末装置3を使ってセキュリティーモードを変更す
る場合は、利用者は、端末装置3の入力部31から、セ
キュリティーモードのOFFを設定入力し、制御部32
がセキュリティーモードをONからOFFに変更する指
示を車両管理装置2に送信する(S51)。
【0121】車両管理装置2が端末装置3からの上記指
示を受信すると(S52)、車両管理装置2の制御部2
4は、記憶部22に登録されているセキュリティーモー
ドをOFFに変更すると共に、セキュリティーモードが
OFFに変更されたという情報を通信部25を介して車
載監視装置1に送信する(S53)。
【0122】車載監視装置1が車両管理装置2からの上
記情報を受信すると(S54)、車載監視装置1の制御
部13は、上記情報を受信したことを確認の意味で通信
部14を介して車両管理装置2に送信し(S55)、そ
の後、後述するS60に移行する。
【0123】一方、リモコン5を使ってセキュリティー
モードを設定あるいは変更する場合は、利用者は、リモ
コン5の操作部51を操作してセキュリティーモードの
ONからOFFへの変更を入力し、制御部52がセキュ
リティーモードの変更指示を通信部53を介して車載監
視装置1に送信する(S56)。
【0124】車載監視装置1が上記情報を受信すると
(S57)、車載監視装置1の制御部13は、即座に警
戒状態をクリアする(S58)。これは、それまでホー
ンが鳴り続けている状態であれば、それを即座に止める
ためである。その後、制御部13は、セキュリティーモ
ードをONからOFFへ変更する旨を通信部14を介し
て車両管理装置2に送信する(S59)。
【0125】このようにして、端末装置3あるいはリモ
コン5からの設定入力により、車載監視装置1にセキュ
リティーモードのOFFが指示されると、制御部13
は、確認の意味で、ハザードランプを2回点滅させる
(S60)。その後、車載監視装置1を搭載した車は、
平常状態に入り、制御部13は、セキュリティーモード
OFFに対応する動作を行うことになる(S61)。
【0126】なお、セキュリティーモードOFFに対応
する動作とは、後述する平常状態における車載監視装置
1の動作のことを言い、例えば、車載監視装置1が、エ
ンジン停止情報や車両の位置情報を車両管理装置2に送
信するなどの動作を言う。
【0127】一方、車両管理装置2は、S55またはS
59における車載監視装置1からの応答受信に基づい
て、セキュリティーモードがOFFの状態になったこと
を、電子メールで端末装置3に送信する(S62)。
【0128】このように、セキュリティーモードのON
からOFFへの変更を、端末装置3およびリモコン5の
両者で行うことができるので、車両管理装置2からの電
波の届かない場所(例えば地下駐車場)においても、リ
モコン5により、利用者の思い通りにセキュリティーモ
ードの設定/変更ができ、利用者は、地下駐車場におい
ても安心して本システムを利用することができる。
【0129】(6−4.平常状態)次に、平常状態にお
ける本システムの動作について、図16に基づいて説明
する。
【0130】車が平常状態にあるとき、つまり、セキュ
リティーモードがOFFとなっているときは、利用者が
車を運転している、あるいはこれから運転する状態にあ
るので、車両管理装置2は、車載監視装置1からの情報
に基づいて、車の走行状態を管理する。
【0131】より具体的には、まず、センサ11が車の
エンジンが始動されたか否かを検知する(S71)。そ
して、センサ11からの検知信号と車の位置情報とが入
出力部12に入力され、入出力部12からこれらに対応
する信号が制御部13に入力されると、制御部13は、
エンジンが始動された旨と、車の位置情報とを車両管理
装置2に送信する(S72)。
【0132】そして、センサ11が車のエンジン停止を
検知すれば(S73でYes)、制御部13は、車のエ
ンジンが停止した旨と車の位置情報とを車両管理装置2
に送信する(S74)。
【0133】一方、センサ11が車のエンジン停止を検
知しなければ(S73でNo)、制御部13は、センサ
11が検知する全ての情報(車の位置、速度など)を車
両管理装置2に送信し(S75)、一定時間(例えば5
分)経過ごとに(S76)、S73以降の処理を繰り返
す。
【0134】ここで、車載監視装置1からの情報を受信
した車両管理装置2は、図17に示す処理を行うことに
なる。すなわち、車両管理装置2は、図16のS72、
S74およびS75にて、車載監視装置1から検知情報
(エンジンの始動/停止、車の位置や速度などの情報)
を受信すると(S81)、車両管理装置2の制御部24
は、その受信日時を計時部26での計時に基づいて把握
し(S82)、受信内容と受信日時とを対応付けて記憶
部22に車別に記憶させる(S83)。
【0135】このように、車の平常状態においても、車
に関する情報を車両管理装置2に送信し、車両管理装置
2が上記情報を記憶することで、車両管理装置2は、記
憶した情報を車の盗難防止以外のサービスに役立てるこ
とが可能となる。例えば、センサ11の検知する情報に
基づけば、運転者のアクセルの踏み具合、車の速度、シ
ートベルトの着用の有無などが確実に分かるので、例え
ば車の事故時には、上記情報を警察に提供することで、
事故原因の早期究明を図ることができる。また、上記情
報を運転手ごとの履歴として蓄積しておけば、例えば、
保険会社は、そのような履歴情報に基づいて個々の運転
手の運転内容に応じた保険契約を結ぶことも可能とな
る。また、車の燃料が少なくなってきたら、燃料補給を
促す電子メールを端末装置3に送信するような簡単なサ
ービスも実現することができる。
【0136】次に、上述した(6−1)〜(6−4)の
各状態における車載監視装置1での情報送信処理につい
て、図18および図19に基づいて説明する。
【0137】まず、図18に示すように、セキュリティ
ーモードのON/OFFにかかわらず、センサ11の検
知情報(エンジンの始動/停止、車の位置情報など)の
ような、車両管理装置2に送信すべき情報(未送信情
報)が車載監視装置1にて発生すると(S90)、制御
部13は、車両管理装置2と通信が可能な状態であるか
否か、つまり、車が圏外状態にあるか否かを判断する
(S91)。例えば、車載監視装置1を搭載した車を地
下に駐車した場合や、車がトンネル内を走行している場
合には、車載監視装置1と車両管理装置2との間での無
線通信が不能な状態(車が圏外状態にある)となる。S
91にてこのような圏外状態でなければ、制御部13
は、上記未送信情報を車両管理装置2に送信する(S9
2)。
【0138】一方、S91にて圏外状態であれば、制御
部13は、記憶部15に未送信情報を記憶させ(S9
3)、所定時間(例えば5分)経過後に(S94)、再
びS91に戻って圏外状態か否かを判断する。そして、
圏外状態となっていなければ、制御部13は、通信可能
と判断して、記憶部15に記憶させた未送信情報を全て
車両管理装置2に送信する(S92)。
【0139】このように、制御部13は、車載監視装置
1と車両管理装置2との間で通信不能と判断したとき
に、通信不能期間においてセンサ11の検知情報を記憶
部15に記憶させると共に、通信可能となった時点で、
記憶部15に記憶された情報を車両管理装置2に送信す
る。これにより、車両管理装置2は、通信不能期間にお
ける車の状態をも把握することができ、通信不能期間も
含めて車の管理情報を端末装置3に送信することができ
る。その結果、車の状態を管理する車両管理装置2の本
来の機能を確実に担保することができる。
【0140】なお、圏外状態が長く続く場合には、S9
4における所定時間を徐々に長くしたり、一時的に情報
送信処理を中止するようにすることも可能である。
【0141】また、制御部13は、図19に示す処理を
行うことも可能である。すなわち、まず、セキュリティ
ーモードのON/OFFにかかわらず、センサ11の検
知情報(エンジンの始動/停止、車の位置情報など)の
ような、車両管理装置2に送信すべき情報(未送信情
報)が車載監視装置1にて発生すると(S95)、制御
部13は、上記未送信情報を、その発生順に記憶部15
に記憶させる(S96)。そして、制御部13は、上記
未送信情報の車両管理装置2への送信を、先頭の情報
(古い情報)から試みる(S97)。
【0142】この結果、未送信情報の送信ができた場合
には(S98にてYes)、制御部13は、記憶部15
から先頭の未送信情報を削除し(S99)、S97に戻
って上記と同様の処理を繰り返す。
【0143】一方、上記未送信情報の送信ができなかっ
た場合には(S98にてNo)、制御部13は、車載監
視装置1と車両管理装置2との間で通信が一時的に不能
となっていると判断する。
【0144】この場合、制御部13は、送信リトライタ
イマを起動する(S100)。すなわち、制御部13
は、制御部13が未送信情報の送信を試みた時刻から所
定時間(例えば5分)を計時部16に計時させる。上記
所定時間が経過すると、制御部13は、前回送信を試み
た情報と同じ未送信情報について、再びS97以降の処
理を試みる。以上の処理は、記憶部15に記憶された未
送信情報の車両管理装置2への送信が全て完了するまで
行われることになる。
【0145】このように、車載監視装置1が車両管理装
置2に送信すべき未送信情報を一時的に記憶する記憶部
15を備えているので、車載監視装置1と車両管理装置
2との間で通信が一時的に不能になった場合でも、その
ような通信不能期間における情報を記憶部15で確保で
きるのは、図18の場合と同様である。したがって、上
記のように通信可能となった時点で記憶部15に記憶さ
れた未送信情報を車両管理装置2に送信することで、車
両管理装置2は、通信不能期間も含めて車の状態を把握
することができることになり、通信不能期間も含めて車
の管理情報を端末装置3を介して利用者に知らせること
ができる。その結果、車の状態を管理する車両管理装置
2の本来の機能を確実に担保することができる。
【0146】(6−5.平常状態から監視状態への強制
的移行)次に、本発明のポイントである、平常状態から
監視状態への強制的移行について、図1および図2に基
づいて説明する。
【0147】例えば、平常状態において利用者が車を停
止させ、車から離れる場合に、利用者がセキュリティー
モードをONし忘れる、つまり、利用者が車の監視状態
を平常状態から警戒状態に移行させるのを忘れる場合が
ある。しかし、本システムでは、車両管理装置2が図1
の処理を行うか、車載監視装置1が図2の処理を行うこ
とにより、そのような設定忘れにも対処できるようにな
っている。
【0148】まず、車両管理装置2での処理について図
1に基づいて説明すると以下の通りである。
【0149】図16のS74にて、車両管理装置2が車
載監視装置1からエンジンの停止情報を受信すると(S
101)、計時部26が上記情報の受信から所定時間
(例えば15分)を計時する(S102)。ここで、上
記所定時間内に、車両管理装置2が端末装置3からセキ
ュリティーモードのONへの変更指示を受信すれば、制
御部24はセキュリティーモードをONに変更し、図8
のS3以降の通常の処理を行うことになる。
【0150】一方、上記所定時間内に、車両管理装置2
が端末装置3から上記変更指示を受信しなければ、制御
部24は、端末装置3にセキュリティーモードのONへ
の変更を促す電子メールを送信する(S103)。ここ
で、例えば、図20は、上記電子メールを受信した端末
装置3の表示画面の一例を示している。利用者は、上記
電子メールを見て、セキュリティーモードの変更し忘れ
に気付いたならば、端末装置3にてセキュリティーモー
ドをONに設定し、車両管理装置2に送信することにな
る。
【0151】以上のように、本発明のシステムにおいて
は、車両管理装置2が、車載監視装置1から送信される
情報を受信してからの時間を計時する計時部26と、車
載監視装置1から車のエンジン停止情報を受信してから
所定時間が経過するまでに、端末装置3によるセキュリ
ティーモードのONへの設定変更がなければ、端末装置
3にセキュリティーモードのONへの設定変更を促す情
報を送信する制御部24とを備えている構成である。こ
の構成において、車両管理装置2の制御部24は、上記
のように、エンジンの停止から所定時間経過後に、セキ
ュリティーモードのONへの変更指示を端末装置3に送
信するので、利用者にセキュリティーモードの変更忘れ
を気付かせることができ、セキュリティーモードの変更
を促すことができる。これにより、利用者の不注意によ
る車の盗難の見過ごしを防止することができ、利用者は
安心して本システムを利用することができる。
【0152】また、車載監視装置1での処理について図
2に基づいて説明すると以下の通りである。
【0153】図16のS74にて、車載監視装置1の制
御部13がセンサ11からの情報に基づいて車のエンジ
ン停止を確認すると(S111)、計時部16はエンジ
ン停止から所定時間(例えば15分)を計時する(S1
12)。上記所定時間内に、車載監視装置1が車両管理
装置2もしくはリモコン5からセキュリティーモードの
ONに対応する動作への変更指示を受信しなければ、制
御部13は、車両管理装置2にセキュリティーモードを
強制的にONする旨の情報を送信する(S113)。そ
の後、制御部13は、確認の意味で、ハザードランプを
3回点滅させ、車載監視装置1を搭載した車は、警戒状
態に入る(S114)。この結果、制御部13は、セキ
ュリティーモードONに対応する動作を行うことになる
(S115)。
【0154】以上のように、本発明は、車載監視装置1
が、車の状態変化を検知するセンサ11と、センサ11
が車のエンジン停止を検知してからの時間を計時する計
時部16と、上記エンジン停止を検知してから所定時間
が経過するまでに、車両管理装置2からセキュリティー
モードのONに対応する動作への変更指示を受信しなけ
れば、セキュリティーモードONに対応する動作を自動
的に行う制御部13とを備えている構成である。この構
成では、車のエンジン停止後、所定時間経過すれば、車
載監視装置1側で自動的にセキュリティーモードONに
対応する動作を行うので、利用者の不注意による車の盗
難の見過ごしを防止することができ、利用者は安心して
本システムを利用することができる。
【0155】なお、本発明は、上述の処理を行う車両管
理装置2と、上述の処理を行う車載監視装置1とのう
ち、少なくともどちらか一方を含んで車両管理システム
を構成すればよく、上記車両管理装置2と上記車載監視
装置1とを両方含まなければ本発明の車両管理システム
が成り立たないというわけではない。
【0156】(7.補足) 以上で説明した車載監視装置1および車両管理装置2
での処理は、プログラムで実現することが可能である。
このプログラムはコンピュータで読み取り可能な記録媒
体に格納されている。本発明では、この記録媒体とし
て、記憶部15・22であってもよいし、車載監視装置
1または車両管理装置2で処理が行われるために必要な
図示していないメモリ(例えばROMそのもの)であっ
てもよいし、また図示していないが外部記憶装置として
プログラム読み取り装置が設けられ、そこに記録媒体を
挿入することで読み取り可能なプログラムメディアであ
ってもよい。
【0157】上記いずれの場合においても、格納されて
いるプログラムはマイクロプロセッサ(図示せず)のア
クセスにより実行される構成であってもよいし、格納さ
れているプログラムを読み出し、読み出したプログラム
を図示されていないプログラム記憶エリアにダウンロー
ドすることにより、そのプログラムが実行される構成で
あってもよい。この場合、ダウンロード用のプログラム
は予め本体装置に格納されているものとする。
【0158】ここで、上記プログラムメディアは、本体
と分離可能に構成される記録媒体であり、磁気テープや
カセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)
ディスクやハードディスク等の磁気ディスクやCD−R
OM/MO/MD/DVD等の光ディスクのディスク
系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等の
カード系、あるいはマスクROM、EPROM、EEP
ROM、フラッシュROM等による半導体メモリを含め
た固定的にプログラムを担持する媒体であってもよい。
【0159】また、本発明においては、インターネット
を含む通信ネットワークと接続可能なシステム構成であ
ることから、通信ネットワークからプログラムをダウン
ロードするように流動的にプログラムを担持する媒体で
あってもよい。なお、このように通信ネットワークから
プログラムをダウンロードする場合には、そのダウンロ
ード用プログラムは予め本体装置に格納しておくか、あ
るいは別な記録媒体からインストールされるものであっ
てもよい。
【0160】なお、記録媒体に格納されている内容とし
てはプログラムに限定されず、データであってもよい。
【0161】本発明のシステムにおいては、車の監視
状態が警戒状態であるか平常状態であるかを問わず、車
載監視装置1が常に車の状態を監視している。したがっ
て、例えば、車が警戒状態のままで、1ヵ月以上も車に
乗らない状態が続いたことによって、車のバッテリーの
残容量が少なくなってきた場合には、車両管理装置2の
制御部24は、利用者に注意を促すような情報を端末装
置3に送信する。例えば図21は、車両管理装置2から
送信され、端末装置3にて表示されるメッセージの一例
である。このように、本発明のシステムは、車の盗難を
監視するのみならず、車の状態を常に監視するものであ
り、利用者にとって有益なサービスを実現するものとな
っている。
【0162】また、車両管理装置2の制御部24は、車
載監視装置1との間の通信状態も常に管理している。し
たがって、上記通信状態に変化が起きた場合には、例え
ば図22に示すメッセージを端末装置3に送信するよう
になっている。このとき、通信状態の変化は、上述した
ように、車載監視装置1を搭載した車が電波の届かない
場所に入った場合に起こるものもあるし、第三者からの
妨害電波の発生により起こるものもある。したがって、
車両管理装置2が上記通信状態をも監視および管理する
ことで、車を盗難やいたずらから確実に守ることができ
るシステムを提供することができる。
【0163】
【発明の効果】本発明に係る車両管理装置は、以上のよ
うに、車両に搭載され、車両の状態を監視する車載監視
装置を、端末装置によって設定されるセキュリティーモ
ードのON/OFFに応じて動作させると共に、車載監
視装置から送信される情報に基づく車両の管理情報を端
末装置に送信する車両管理装置であって、車載監視装置
から送信される情報を受信してからの時間を計時する計
時手段と、車載監視装置から車両のエンジン停止情報を
受信してから所定時間が経過するまでに、端末装置によ
るセキュリティーモードのONへの設定変更がなけれ
ば、端末装置にセキュリティーモードのONへの設定変
更を促す情報を送信する設定変更促進手段とを備えてい
る構成である。
【0164】また、本発明に係る車両管理方法は、以上
のように、車両に搭載され、車両の状態を監視する車載
監視装置を、端末装置によって設定されるセキュリティ
ーモードのON/OFFに応じて動作させると共に、車
載監視装置から送信される情報に基づく車両の管理情報
を端末装置に送信する車両管理装置における車両管理方
法であって、車載監視装置から送信される情報を受信し
てからの時間を(計時手段が)計時するステップと、車
載監視装置から車両のエンジン停止情報を受信してから
所定時間が経過するまでに、端末装置によるセキュリテ
ィーモードのONへの設定変更がなければ、端末装置に
セキュリティーモードのONへの設定変更を促す情報を
(設定変更促進手段が)送信するステップとを有してい
る構成である。
【0165】それゆえ、車載監視装置から車両のエンジ
ン停止情報を受信してから所定時間が経過するまでに、
端末装置によるセキュリティーモードのONへの設定変
更がなければ、設定変更促進手段により、セキュリティ
ーモードのONへの設定変更を促す情報(例えば電子メ
ール)が端末装置に送信される。
【0166】これにより、利用者がセキュリティーモー
ドのOFFからONへの設定変更をし忘れていた場合で
も、上記送信情報により、そのような設定変更のし忘れ
を利用者に認識させることができ、その時点で、セキュ
リティーモードの設定変更を行わせることができる。し
たがって、セキュリティーモードをONに設定する必要
があるにもかかわらず、利用者の不注意により、セキュ
リティーモードがOFFのまま維持され続けるような事
態を回避することができる。その結果、利用者の不注意
に起因する車両の盗難の見過ごしを確実に防止すること
ができるという効果を奏する。
【0167】本発明に係る車両管理プログラムは、以上
のように、車両に搭載され、車両の状態を監視する車載
監視装置を、端末装置によって設定されるセキュリティ
ーモードのON/OFFに応じて動作させると共に、車
載監視装置から送信される情報に基づく車両の管理情報
を端末装置に送信する車両管理装置における車両管理プ
ログラムであって、車載監視装置から送信される情報を
受信してからの時間を計時する手段と、車載監視装置か
ら車両のエンジン停止情報を受信してから所定時間が経
過するまでに、端末装置によるセキュリティーモードの
ONへの設定変更がなければ、端末装置にセキュリティ
ーモードのONへの設定変更を促す情報を送信する手段
としてコンピュータを機能させるためのプログラムであ
る構成である。
【0168】それゆえ、上記の車両管理プログラムをコ
ンピュータが実行することにより、本発明の車両管理方
法を実現することが可能となるという効果を奏する。こ
の車両管理プログラムは、コンピュータにて読み取り可
能な記録媒体に記録されている。
【0169】本発明に係る車載監視装置は、以上のよう
に、車両に搭載され、車両の状態を監視すると共に、端
末装置によって設定されるセキュリティーモードのON
/OFFに応じて動作するように車両管理装置によって
制御される車載監視装置であって、車両の状態変化(例
えば車両のエンジン停止)を検知する検知手段と、上記
検知手段が車両のエンジン停止を検知してからの時間を
計時する計時手段と、上記エンジン停止を検知してから
所定時間が経過するまでに、車両管理装置からセキュリ
ティーモードのONに対応する動作への変更指示を受信
しなければ、セキュリティーモードONに対応する動作
を自動的に行う制御手段とを備えている構成である。
【0170】また、本発明の車両監視方法は、以上のよ
うに、車両に搭載され、車両の状態を監視すると共に、
端末装置によって設定されるセキュリティーモードのO
N/OFFに応じて動作するように車両管理装置によっ
て制御される車載監視装置における車両監視方法であっ
て、車両のエンジン停止を(検知手段が)検知するステ
ップと、上記エンジン停止を検知してからの時間を(計
時手段が)計時するステップと、上記エンジン停止を検
知してから所定時間が経過するまでに、車両管理装置か
らセキュリティーモードのONに対応する動作への変更
指示を受信しなければ、セキュリティーモードONに対
応する動作を(制御手段が)自動的に行うステップとを
有している構成である。
【0171】それゆえ、車載監視装置では、車両のエン
ジン停止から所定時間経過後には、制御手段によって、
セキュリティーモードONに対応する動作が自動的に行
われるので、利用者が端末装置側でセキュリティーモー
ドのOFFからONへの設定変更をし忘れていた場合で
も、セキュリティーモードがOFFのまま維持され続け
るようなことがない。その結果、セキュリティーモード
の設定変更のし忘れという利用者の不注意に起因する車
両の盗難の見過ごしを確実に防止することができるとい
う効果を奏する。
【0172】本発明の車両監視プログラムは、以上のよ
うに、車両に搭載され、車両の状態を監視すると共に、
端末装置によって設定されるセキュリティーモードのO
N/OFFに応じて動作するように車両管理装置によっ
て制御される車載監視装置における車両監視プログラム
であって、車両の状態変化を検知する手段と、車両のエ
ンジン停止を検知してからの時間を計時する手段と、上
記エンジン停止を検知してから所定時間が経過するまで
に、車両管理装置からセキュリティーモードのONに対
応する動作への変更指示を受信しなければ、セキュリテ
ィーモードONに対応する動作を自動的に行う手段とし
てコンピュータを機能させるためのプログラムである構
成である。
【0173】それゆえ、上記の車両監視プログラムをコ
ンピュータが実行することにより、本発明の車両監視方
法を実現することが可能となるという効果を奏する。こ
の車両監視プログラムは、コンピュータにて読み取り可
能な記録媒体に記録されている。
【0174】本発明の車載監視装置は、以上のように、
上述した車載監視装置において、車両管理装置に送信す
べき情報を記憶する記憶手段をさらに備え、上記制御手
段は、車載監視装置と車両管理装置との間で通信不能と
判断したときに、通信不能期間において上記検知手段が
検知した情報を上記記憶手段に記憶させると共に、通信
可能となった時点で、上記記憶手段に記憶された情報を
車両管理装置に送信する構成である。
【0175】それゆえ、車載監視装置と車両管理装置と
の間で通信不能となった場合でも、制御手段の制御によ
り、車載監視装置から車両管理装置に送信されるべき情
報が記憶手段で確保される。したがって、上記情報を通
信可能時点で車両管理装置に送信することで、車両管理
装置は、通信不能期間における車両の状態を把握するこ
とができ、通信不能期間における車両の管理情報を端末
装置に送信することができる。その結果、車両の状態を
管理する車両管理装置の本来の機能を確実に担保するこ
とができるという効果を奏する。
【0176】本発明の車両管理システムは、以上のよう
に、上述した本発明の車両管理装置と、車両に搭載さ
れ、車両の状態を監視する車載監視装置と、セキュリテ
ィーモードのON/OFFを設定するための端末装置と
を通信網を介して通信可能に接続してなる構成である。
【0177】また、本発明の車両管理システムは、以上
のように、上述した本発明の車載監視装置と、セキュリ
ティーモードのON/OFFを設定するための端末装置
と、上記セキュリティーモードのON/OFFに応じて
動作するように車載監視装置を制御する車両管理装置と
を通信網を介して通信可能に接続してなる構成である。
【0178】それゆえ、車両管理装置と車載監視装置と
端末装置とを通信網を介して接続して車両管理システム
を構成した場合において、上記車両管理装置と上記車載
監視装置とのうち、どちらか一方を本発明の車両管理装
置または車載監視装置で構成することで、セキュリティ
ーモードの設定変更のし忘れという利用者の不注意に起
因する車両の盗難の見過ごしを確実に防止できるシステ
ムを構築することができる。これにより、利用者も安心
して本システムを利用することができるという効果を奏
する。
【0179】本発明の車両管理システムは、以上のよう
に、上記車載監視装置における動作モードを上記車両管
理装置を介さずに強制的に変更するためのモード変更装
置をさらに備えている構成である。
【0180】それゆえ、モード変更装置(例えばリモコ
ン)によって、車載監視装置における動作モードを車両
管理装置を介さずに強制的に変更できるので、車両を地
下駐車場に駐車した場合でも、その場でセキュリティー
モードの設定変更を行い、車載監視装置にセキュリティ
ーモードONまたはOFFに対応する動作を行わせるこ
とができる。これにより、利用者は、電波の届かない場
所に車両を駐車した場合でも安心して本システムを利用
することができ、車両の駐車範囲を車両管理装置からの
電波の届く範囲内(例えば地上)に制限する必要がなく
なるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両管理システムにおいて、利用
者が端末装置にてセキュリティーモードのOFFからO
Nへの設定変更をし忘れた場合に、上記システムを構成
する車両管理装置における動作の流れを示すフローチャ
ートである。
【図2】上記車両管理システムにおいて、利用者が端末
装置にてセキュリティーモードのOFFからONへの設
定変更をし忘れた場合に、上記システムを構成する車載
監視装置における動作の流れを示すフローチャートであ
る。
【図3】上記車両管理システムの概略の構成を示すブロ
ック図である。
【図4】上記車両管理システムを構成する車載監視装置
の概略の構成を示すブロック図である。
【図5】上記車両管理システムを構成する車両管理装置
の概略の構成を示すブロック図である。
【図6】上記車両管理システムを構成する端末装置の概
略の構成を示すブロック図である。
【図7】上記車両管理システムを構成するリモコンの概
略の構成を示すブロック図である。
【図8】車の状態が平常状態から警戒状態への移行状態
にある場合の本システムの動作の流れを示すフローチャ
ートである。
【図9】車の状態が警戒状態にある場合の本システムの
動作の流れを示すフローチャートである。
【図10】上記警戒状態において、不審者によって車の
運転席側のドアが開けられた場合に、車両管理装置から
端末装置に送られる電子メールの内容の一例を示す説明
図である。
【図11】上記警戒状態において、不審者によって車の
エンジンが始動された場合に、車両管理装置から端末装
置に送られる電子メールの内容の一例を示す説明図であ
る。
【図12】上記警戒状態において、上記電子メールに含
まれるリンク先にアクセスしたときに端末装置に表示さ
れるセキュリティーモード変更ページの一例を示す説明
図である。
【図13】上記警戒状態において、車の追跡状態に入っ
ているときに、車載監視装置から車両管理装置を介して
端末装置が受信するセンサの検知情報の表示画面の一例
を示す説明図である。
【図14】上記警戒状態において、車載監視装置からの
情報を受信する車両管理装置における動作の流れを示す
フローチャートである。
【図15】車の状態が警戒状態から平常状態への移行状
態にある場合の本システムの動作の流れを示すフローチ
ャートである。
【図16】車の状態が平常状態の場合の本システムの動
作の流れを示すフローチャートである。
【図17】上記平常状態において、車載監視装置からの
情報を受信する車両管理装置における動作の流れを示す
フローチャートである。
【図18】車載監視装置での情報送信処理の流れの一例
を示すフローチャートである。
【図19】車載監視装置での情報送信処理の流れの他の
例を示すフローチャートである。
【図20】利用者が端末装置にてセキュリティーモード
のOFFからONへの設定変更をし忘れていた場合に、
車両管理装置から端末装置に送信される、セキュリティ
ーモードのONへの変更を促す電子メールの内容の一例
を示す説明図である。
【図21】車のバッテリーの残容量が少なくなってきた
場合に、車両管理装置から送信され、端末装置にて表示
されるメッセージの一例を示す説明図である。
【図22】車両管理装置と車載監視装置との間の通信状
態に変化が起きた場合に、車両管理装置から送信され、
端末装置にて表示されるメッセージの一例を示す説明図
である。
【図23】従来の車の盗難を防止するシステムの概略の
構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 車載監視装置 2 車両管理装置 3 端末装置 4 通信網 5 リモコン(モード変更装置) 11 センサ(検知手段) 13 制御部(制御手段) 15 記憶部(記憶手段) 16 計時部(計時手段) 24 制御部(設定変更促進手段) 26 計時部(計時手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G08B 25/10 G08B 25/10 D G08G 1/13 G08G 1/13 (72)発明者 小林 秀行 京都府京都市下京区塩小路通堀川東入南不 動堂町801番地 オムロン株式会社内 Fターム(参考) 5C084 AA04 AA09 BB31 FF02 GG07 GG09 GG13 GG19 GG43 GG68 5C087 BB20 BB46 BB74 BB76 DD05 DD14 EE08 EE14 EE19 FF01 FF02 FF16 FF19 FF23 GG35 GG46 5H180 AA01 BB05 BB15 BB17 CC02 CC11 CC12 CC14 EE08 FF05 FF25 FF32 (54)【発明の名称】 車両管理装置、車載監視装置、車両管理方法、車両監視方法、車両管理プログラム、車両監視プ ログラム、車両管理プログラムを記録した記録媒体、車両監視プログラムを記録した記録媒体お よび車両管理システム

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両に搭載され、車両の状態を監視する車
    載監視装置を、端末装置によって設定されるセキュリテ
    ィーモードのON/OFFに応じて動作させると共に、
    車載監視装置から送信される情報に基づく車両の管理情
    報を端末装置に送信する車両管理装置であって、 車載監視装置から送信される情報を受信してからの時間
    を計時する計時手段と、 車載監視装置から車両のエンジン停止情報を受信してか
    ら所定時間が経過するまでに、端末装置によるセキュリ
    ティーモードのONへの設定変更がなければ、端末装置
    にセキュリティーモードのONへの設定変更を促す情報
    を送信する設定変更促進手段とを備えていることを特徴
    とする車両管理装置。
  2. 【請求項2】車両に搭載され、車両の状態を監視する車
    載監視装置を、端末装置によって設定されるセキュリテ
    ィーモードのON/OFFに応じて動作させると共に、
    車載監視装置から送信される情報に基づく車両の管理情
    報を端末装置に送信する車両管理装置における車両管理
    方法であって、 車載監視装置から送信される情報を受信してからの時間
    を計時するステップと、 車載監視装置から車両のエンジン停止情報を受信してか
    ら所定時間が経過するまでに、端末装置によるセキュリ
    ティーモードのONへの設定変更がなければ、端末装置
    にセキュリティーモードのONへの設定変更を促す情報
    を送信するステップとを有していることを特徴とする車
    両管理方法。
  3. 【請求項3】車両に搭載され、車両の状態を監視する車
    載監視装置を、端末装置によって設定されるセキュリテ
    ィーモードのON/OFFに応じて動作させると共に、
    車載監視装置から送信される情報に基づく車両の管理情
    報を端末装置に送信する車両管理装置における車両管理
    プログラムであって、 車載監視装置から送信される情報を受信してからの時間
    を計時する手段と、 車載監視装置から車両のエンジン停止情報を受信してか
    ら所定時間が経過するまでに、端末装置によるセキュリ
    ティーモードのONへの設定変更がなければ、端末装置
    にセキュリティーモードのONへの設定変更を促す情報
    を送信する手段としてコンピュータを機能させるための
    プログラムであることを特徴とする車両管理プログラ
    ム。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の車両管理プログラムをコ
    ンピュータにて読み取り可能に記録してなることを特徴
    とする車両管理プログラムを記録した記録媒体。
  5. 【請求項5】車両に搭載され、車両の状態を監視すると
    共に、端末装置によって設定されるセキュリティーモー
    ドのON/OFFに応じて動作するように車両管理装置
    によって制御される車載監視装置であって、 車両の状態変化を検知する検知手段と、 上記検知手段が車両のエンジン停止を検知してからの時
    間を計時する計時手段と、 上記エンジン停止を検知してから所定時間が経過するま
    でに、車両管理装置からセキュリティーモードのONに
    対応する動作への変更指示を受信しなければ、セキュリ
    ティーモードONに対応する動作を自動的に行う制御手
    段とを備えていることを特徴とする車載監視装置。
  6. 【請求項6】車両管理装置に送信すべき情報を記憶する
    記憶手段をさらに備え、 上記制御手段は、車載監視装置と車両管理装置との間で
    通信不能と判断したときに、通信不能期間において上記
    検知手段が検知した情報を上記記憶手段に記憶させると
    共に、通信可能となった時点で、上記記憶手段に記憶さ
    れた情報を車両管理装置に送信することを特徴とする請
    求項5に記載の車載監視装置。
  7. 【請求項7】車両に搭載され、車両の状態を監視すると
    共に、端末装置によって設定されるセキュリティーモー
    ドのON/OFFに応じて動作するように車両管理装置
    によって制御される車載監視装置における車両監視方法
    であって、 車両の状態変化を検知するステップと、 車両のエンジン停止を検知してからの時間を計時するス
    テップと、 上記エンジン停止を検知してから所定時間が経過するま
    でに、車両管理装置からセキュリティーモードのONに
    対応する動作への変更指示を受信しなければ、セキュリ
    ティーモードONに対応する動作を自動的に行うステッ
    プとを有していることを特徴とする車両監視方法。
  8. 【請求項8】車両に搭載され、車両の状態を監視すると
    共に、端末装置によって設定されるセキュリティーモー
    ドのON/OFFに応じて動作するように車両管理装置
    によって制御される車載監視装置における車両監視プロ
    グラムであって、 車両の状態変化を検知する手段と、 車両のエンジン停止を検知してからの時間を計時する手
    段と、 上記エンジン停止を検知してから所定時間が経過するま
    でに、車両管理装置からセキュリティーモードのONに
    対応する動作への変更指示を受信しなければ、セキュリ
    ティーモードONに対応する動作を自動的に行う手段と
    してコンピュータを機能させるためのプログラムである
    ことを特徴とする車両監視プログラム。
  9. 【請求項9】請求項8に記載の車両監視プログラムをコ
    ンピュータにて読み取り可能に記録してなることを特徴
    とする車両監視プログラムを記録した記録媒体。
  10. 【請求項10】請求項1に記載の車両管理装置と、 車両に搭載され、車両の状態を監視する車載監視装置
    と、 セキュリティーモードのON/OFFを設定するための
    端末装置とを通信網を介して通信可能に接続してなるこ
    とを特徴とする車両管理システム。
  11. 【請求項11】請求項5または6に記載の車載監視装置
    と、 セキュリティーモードのON/OFFを設定するための
    端末装置と、 上記セキュリティーモードのON/OFFに応じて動作
    するように車載監視装置を制御する車両管理装置とを通
    信網を介して通信可能に接続してなることを特徴とする
    車両管理システム。
  12. 【請求項12】上記車載監視装置における動作モードを
    上記車両管理装置を介さずに強制的に変更するためのモ
    ード変更装置をさらに備えていることを特徴とする請求
    項10または11に記載の車両管理システム。
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