JP2008009615A - セキュリティシステム制御装置及びセキュリティシステム制御方法 - Google Patents

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Toshihiro Shiimado
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功一 廣田
Masaki Ito
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Abstract

【課題】自車の周辺環境に応じてセキュリティレベルを最適化することができるセキュリティシステム制御装置、セキュリティシステム制御方法を提供する。
【解決手段】車両の異常発生のセンシングデータとセキュリティレベルとに基づいてセキュリティ機能を実行するセキュリティシステムを制御するセキュリティシステム制御装置であって、前記車両の周辺環境のセンシングデータを取得する周辺環境取得手段と、前記周辺環境のセンシングデータに基づいて、前記周辺環境に応じた前記セキュリティレベルを設定する設定手段と、を備えることを特徴とするセキュリティシステム制御装置。
【選択図】図1

Description

本発明はセキュリティシステム制御装置及びセキュリティシステム制御方法に関し、特にセキュリティレベルの最適化手法に関する。
従来、自車を駐車場に駐車する際に、その駐車場での過去の車両盗難率を管理センタから取得し、車両盗難率に応じて自車のセキュリティレベルを変更する車両盗難防止システムが知られている(例えば特許文献1)。
しかしながら、同じ駐車場内であっても車両盗難に遭いやすい位置は異なることが考えられる。また、同じ時刻であっても自車の周辺環境(例えば交通量、明るさ等)で車両盗難に遭いやすい状況であるか否かは変化する。特許文献1に記載されている車両盗難防止システムでは、駐車場の車両盗難率や駐車時刻、車種等に応じてセキュリティレベルを最適化しているが、自車の周辺環境に応じて動的にセキュリティレベルを最適化することはできない。すなわち、例えば昼間の時間帯は、盗難が発生しにくいとの想定から低いセキュリティレベルを設定するとしても、車両の駐車場所が昼間でも薄暗い場所の場合は明るい場所と比較して盗難等が発生し易いことが考えられ、そのような昼間でも薄暗い場所においてセキュリティシステムを適切に作動させることができないという問題がある。また、駐車場のみならず車両が駐車する可能性のあるあらゆる場所の周辺環境の特性を予めデータ化して保持しておくのは困難である。
特開2003−85676号公報
本発明は、自車の周辺環境に応じてセキュリティレベルを最適化することができるセキュリティシステム制御装置、セキュリティシステム制御方法を提供することを目的とする。
(1)上記目的を達成するためのセキュリティシステム制御装置は、車両の周辺環境のセンシングデータを取得する周辺環境取得手段と、前記周辺環境のセンシングデータに基づいて、前記周辺環境に応じたセキュリティレベルを設定する設定手段と、前記セキュリティレベルに基づいて、セキュリティ機能を実行するセキュリティシステムを制御する制御手段と、を備える。
このセキュリティシステム制御装置によると、周辺環境の変化に応じてセキュリティレベルを最適化することができる。セキュリティシステムは、最適化されたセキュリティレベルに基づいてセキュリティ機能を実行することができる。このため、周辺環境が変化しても常に同じセキュリティレベルに基づいてセキュリティ機能が実行される場合と比較して、セキュリティ機能の誤作動を抑制しセキュリティシステムを適切に動作させることができる。セキュリティ機能とは例えば、音による警報、光による警報、遠隔地のセキュリティセンタやユーザへの通知等がある。
(2)上記目的を達成するためのセキュリティシステム制御装置において、前記周辺環境のセンシングデータは、複数種類のセンシングデータであってもよく、前記設定手段は、前記複数種類のセンシングデータに基づいて、前記周辺環境に応じた前記セキュリティレベルを設定してもよい。
(3)上記目的を達成するためのセキュリティシステム制御装置において、前記周辺環境のセンシングデータは、カメラユニットから入力される前記車両の周辺の画像データを含んでもよく、前記設定手段は、前記画像データに基づいて前記車両の周辺の移動物体量を解析し、前記移動物体量に応じて前記セキュリティレベルを設定してもよい。
このセキュリティシステム制御装置によると、車両周辺の画像データから解析した車両周辺の移動物体量に応じてセキュリティレベルを設定することができる。このため、車両周辺の人通りや交通量等に応じてセキュリティレベルを最適化することができる。例えば、人通りや交通量が多い場合はそれらが少ない場合と比較して車上あらし等の犯罪は発生しにくいとして、セキュリティレベルを下げることにより、単に人が往来しただけでもセキュリティ機能が作動することを防ぐことができる。
(4)上記目的を達成するためのセキュリティシステム制御装置において、前記周辺環境のセンシングデータは、マイクユニットから入力される前記車両の周辺の音量データを含んでもよく、前記設定手段は、前記音量データに応じて前記セキュリティレベルを設定してもよい。
このセキュリティシステム制御装置によると、車両周辺の音の大きさに応じてセキュリティレベルを最適化することができる。例えば、車両周辺の騒音が大きい場合は車両周辺がひっそりと静かな場合と比較して、人通りや交通量が多いとして、セキュリティレベルを下げることにより、騒音に過敏に反応してセキュリティ機能が作動することを防ぐことができる。
(5)上記目的を達成するためのセキュリティシステム制御装置において、前記周辺環境のセンシングデータは、照度計ユニットから入力される前記車両の周辺の照度データを含んでもよく、前記設定手段は、前記照度データに応じて前記セキュリティレベルを設定してもよい。
このセキュリティシステム制御装置によると、車両周辺の明るさに応じてセキュリティレベルを最適化することができる。例えば、車両周辺が暗い場合は明るい場合と比較して、車上あらし等の犯罪が発生しやすいとして、セキュリティレベルを上げることにより、時刻に関係なく昼間でも薄暗い場所ではセキュリティ機能を作動させやすくすること等ができる。
(6)上記目的を達成するためのセキュリティシステム制御方法は、セキュリティ機能を実行するセキュリティシステムを制御するセキュリティシステム制御方法であって、車両の周辺環境のセンシングデータを取得し、前記周辺環境のセンシングデータに基づいて、前記周辺環境に応じたセキュリティレベルを設定し、前記セキュリティレベルに基づいて、前記セキュリティ機能を実行するセキュリティシステムを制御する、ことを含む。
このセキュリティシステム制御方法によると、周辺環境の変化に応じてセキュリティレベルを最適化することができる。セキュリティシステムは、最適化されたセキュリティレベルに基づいてセキュリティ機能を実行することができる。このため、周辺環境が変化しても常に同じセキュリティレベルに基づいてセキュリティ機能が実行される場合と比較して、セキュリティ機能の誤作動を抑制しセキュリティシステムを適切に動作させることができる。セキュリティ機能とは例えば、音による警報、光による警報、遠隔地のセキュリティセンタやユーザへの通知等がある。
尚、本発明に備わる複数の手段の各機能は、構成自体で機能が特定されるハードウェア資源、プログラムにより機能が特定されるハードウェア資源、又はそれらの組み合わせにより実現される。また、これら複数の手段の各機能は、各々が物理的に互いに独立したハードウェア資源で実現されるものに限定されない。また、請求項に記載された方法の各動作の順序は、技術上の阻害要因がない限り、記載順に限定されるものではなく、どのような順序で実行されてもよく、また同時に実行されてもよい。
以下、本発明の実施形態を説明する。
図2は、本発明の一実施形態に係るセキュリティシステム制御装置1、ナビゲーション装置2及びセキュリティシステム10の構成を示すブロック図である。ナビゲーション装置2は、自動車、オートバイ等の車両に搭載される。ナビゲーション装置2は、目的地点までの推奨経路や自車の走行地点を案内する。ナビゲーション装置2は、セキュリティシステム10と相互に各種のデータを通信する。
セキュリティシステム10は、自動車、オートバイ等の車両に搭載される。セキュリティシステム10は、図示しないCPU、RAM、フラッシュメモリ、自車の異常発生をセンシングする各種のセンサ、犯罪者に対する威嚇や、周辺に対して異常発生を報知するために音や光で警報を発生する警報ユニット、遠隔地のセキュリティセンタやユーザに異常発生を報知する通信ユニット等を備える。各種センサは、例えば車両に何かが接触したことを検知する接触センサや、移動物体を検知するための赤外線センサ等である。その他のセンサが用いられてももちろんよい。セキュリティシステム10は、これらのセンサから出力された異常発生のセンシングデータとセキュリティレベルとに基づいてセキュリティ機能を実行する。尚、セキュリティシステム10は、ナビゲーション装置2とハードウェアを共有してもよく、例えば移動物体の検知には、後述するカメラユニット38が用いられてもよい。
方位センサ32は、推測航法に用いる地磁気センサ、左右車輪速度差センサ、振動ジャイロ、ガスレートジャイロ、光ファイバジャイロ等で構成されている。
GPSユニット34は、衛星航法に用いる3個又は4個の衛星から送られてくる軌道データを受信し、自車の現在地の緯度経度データを出力するためのアンテナ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等で構成される。
車速センサ36は、車両の走行速度の検出と、車両の走行位置を走行距離から特定するための推測航法とに用いられる。単位時間当たりの車輪の回転数から求まる車速を時間で積分することにより走行距離が求まる。電波や超音波を用いたドップラ対地速度センサ、光と空間フィルタを用いた対地速度センサを用いてもよい。
カメラユニット38は、車両周辺を被写範囲として網羅するように、例えば車両前方と車両後方の2箇所に設置され、車両周辺の人通りや交通量を検出するために用いられる。
照度計ユニット40は、車両周辺の明るさを検出するために用いられる。
マイクユニット42は、車両周辺の音の大きさを検出するために用いられる。
尚、カメラユニット38、照度計ユニット40及びマイクユニット42は、ナビゲーション装置2とは別体に構成され、カメラユニット38、照度計ユニット40及びマイクユニット42の出力データがナビゲーション装置2に入力されてもよい。
操作ユニット58は、目的地の入力等に用いるリモートコントローラ、操作パネルなどで構成される。
ディスプレイ60は、地図や各種の情報表示に用いるLCD(Liquid Crystal Display)、HUD(Head Up Display)等で構成される。
スピーカ62は、車両の走行経路、走行状態を案内する音声出力、および各種警告を通知する音声出力に用いられる。スピーカ62は、オーディオスピーカと共用してもよいし、ナビゲーション専用のものを設けてもよい。上述の警報ユニットとして用いられてもよい。
本実施形態では、セキュリティシステム制御装置1は、ナビゲーション装置2と殆どのハードウェアを共有している。これに対し、セキュリティシステム制御装置1は、ナビゲーション装置2と独立したハードウェアで構成されてもよい。
ハードディスク装置(HDD)56には、地図データ等が格納されている。地図データは、グラフ形式で地図をディジタル表現した情報で構成されるデータであって、自車位置の検出、推奨経路の探索及び表示に用いられる。地図データでは、交差点、曲がり点、行き止まり点などはノードであり、道路はノードとノードを結ぶリンクとして定義されている。また各リンクには距離、制限速度、レーン数、幅員、コーナーの半径等が属性情報として定義されている。
CPU50は、制御プログラムを実行することにより、セキュリティシステム制御装置1及び、ナビゲーション装置2内の各部を制御する。
RAM52は、CPU50で処理されるデータやプログラムを一時的に格納する。フラッシュメモリ54は、CPU50で実行される制御プログラムを格納している書き換え可能な不揮発性のメモリである。制御プログラムはHDD56に格納してもよい。制御プログラムや地図データは、所定のサーバからのネットワークを介したダウンロード、図示しないリムーバブルメモリ等のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体からの読み出し等によってもHDD56またはフラッシュメモリ54に格納することができる。
CPU50は、後述するセキュリティシステム制御処理を実行することにより、周辺環境取得手段、設定手段および制御手段として機能する。
以上、セキュリティシステム制御装置1、ナビゲーション装置2及びセキュリティシステム10の構成を説明した。
図1は、本実施形態に係るセキュリティシステム制御処理の流れを示すフローチャートである。このセキュリティシステム制御処理は、例えば自車に鍵がかけられたことが検知されると起動され、セキュリティシステム制御装置1のCPU50によって実行される。自車に鍵がかけられると、セキュリティシステム10は起動される。
はじめに、セキュリティシステム10の起動状態が取得される(ステップS100)。具体的には例えば、セキュリティシステム制御装置1からセキュリティシステム10の起動状態が問い合わせられ、セキュリティシステム10の起動状態を示す情報が取得される。
ステップS102では、セキュリティシステム10が起動されているか判定される。セキュリティシステム10が起動されている場合は、ステップS104の処理に進み、起動されていない場合は、ステップS100の処理に戻る。
ステップS104では、セキュリティレベル管理機能が起動される。具体的には例えば、カメラユニット38、照度計ユニット40及びマイクユニット42が車両の周辺環境をセンシングするために起動され、後述するステップS106、S108、S110、S112、S114、S116、S118の処理を実行するためのプログラム部品がHDD56等からRAM52にロードされる。
ステップS106では、自車周辺の交通量に基づいて警戒レベルL1が設定される。具体的には例えば、数秒間隔毎に自車周辺の様子がカメラユニット38によって撮影され、カメラユニット38から入力した各フレームの画像データが解析され、各フレーム間のオプティカルフローが検出される。オプティカルフローとは、画像中の点や図形が次の瞬間にどのような方向へどの程度の距離だけ移動したかを示すベクトルである。検出されたオプティカルフローを基に、フレーム間の移動物体領域が検出され、移動物体領域の画素数が画像データの全画素数に占める割合が算出される。算出された割合は、所定時間間隔毎にその平均値が求められる。このようにして求められた平均値から、自車周辺の人通りや交通量を検知することができる。図3は、移動物体領域が全体に占める割合の平均値の分類と警戒レベルとの対応付けの一例を示す図である。警戒レベルL1は、求められた平均値を基にこの対応付けを参照して設定される。警戒レベルL1は数値が大きい程、より警戒を要する状況であることを意味する。尚、自車周辺の交通量の検出は、上記の方法に限定されるものではなく他の方法を用いてよい。
ステップS108では、自車周辺の明るさに基づいて警戒レベルL2が設定される。図4は、照度の値の分類と警戒レベルとの対応付けの一例を示す図である。ステップS108では、照度計ユニット40から取得されたデータを基に、この対応付けが参照され、警戒レベルL2が設定される。警戒レベルL2は数値が大きい程、より警戒を要する状況であることを意味する。
ステップS110では、自車周辺の音の大きさに基づいて警戒レベルL3が設定される。図5は、音量を示す値の分類と警戒レベルとの対応付けの一例を示す図である。ステップS110では、マイクユニット42から取得されたデータを基に、この対応付けが参照され、警戒レベルL3が設定される。警戒レベルL3は数値が大きい程、より警戒を要する状況であることを意味する。
ステップS112では、警戒レベルL1、L2及びL3に基づいてセキュリティレベルが設定される。図6は、警戒レベルの総和(L1+L2+L3)とセキュリティレベルと警報作動の実行条件との対応の一例を示す図である。本実施形態では、セキュリティレベルは、各警戒レベルの総和の値の分類と対応付けて予め規定されており、数値が大きい程セキュリティレベルが高い、つまり警戒を要することを意味する。セキュリティレベルの設定は、前述の警戒レベルL1、L2及びL3の値を加算し、加算結果を基にこの対応付けを参照して行われる。尚、各センシングデータの値の分類と警戒レベルとの対応付けや、各警戒レベルに基づいたセキュリティレベルとの対応付けは、予め静的に規定されたものでなくてもよい。例えばセンシングデータの値の分類と警戒レベルとの対応付けは、その他の周辺環境のセンシングデータの値等に応じて動的に変更されてもよいし、センシングデータの値の分類は固定で警戒レベルの重み付けが変更されてもよい。
このように、本実施形態では、車両周辺の人通りや交通量に応じてセキュリティレベルを最適化することができる。そのため例えば、人通りや交通量が多い場合はそれらが少ない場合と比較して車上あらし等の犯罪は発生しにくいとして、セキュリティレベルを下げることにより、単に人が往来しただけでも警報が作動することを抑制することができる。また、本実施形態では、車両周辺の音の大きさに応じてセキュリティレベルを最適化することができる。そのため例えば、車両周辺の騒音が大きい場合は車両周辺がひっそりと静かな場合と比較して、人通りや交通量が多いとして、セキュリティレベルを下げることにより、騒音に過敏に反応して警報が作動することを抑制することができる。また、本実施形態では、車両周辺の明るさに応じてセキュリティレベルを最適化することができる。そのため例えば、車両周辺が暗い場合は明るい場合と比較して、車上あらし等の犯罪が発生しやすいとして、セキュリティレベルを上げることにより、時刻に関係なく昼間でも薄暗い場所では警報を作動させやすくすること等ができる。
また、本実施形態では、画像、音、明るさのように、複数種類のセンシングデータに基づいてセキュリティレベルが設定されるので、1種類のセンシングデータを用いてセキュリティレベルが設定される構成と比較して、より適切にセキュリティレベルを設定することができる。
ステップS114では、セキュリティレベルが変更される。具体的には例えば、ステップS112で設定されたセキュリティレベルがセキュリティシステム10に通知され、セキュリティシステム10で管理されているセキュリティレベルが変更される。
ステップS116では、異常発生のセンシングデータが取得される。具体的には例えば、接触センサや赤外線センサの出力データがセキュリティシステム10から取得される。
ステップS118では、異常発生のセンシングデータがセキュリティレベルに応じた実行条件を満たすか判定される。具体的には、図6に示すセキュリティレベルと警報作動の実行条件との対応付けが参照され、ステップS112で設定されたセキュリティレベルに対応する警報作動の実行条件を、ステップS116で取得された異常発生のセンシングデータが満たすかが判定される。
ステップS118で、異常発生のセンシングデータがセキュリティレベルに応じた実行条件を満たさないと判定された場合は、ステップS106の処理に戻り、異常発生のセンシングデータがセキュリティレベルに応じた実行条件を満たすと判定されるか、あるいは例えばセキュリティシステム10が終了されるまで、周辺環境のセンシングとセキュリティレベルの最適化が繰り返し実行される。
ステップS118で、異常発生のセンシングデータがセキュリティレベルに応じた実行条件を満たすと判定された場合、セキュリティシステム制御処理は終了し、セキュリティシステム10によって警報作動が実行される。
図6に示すようなセキュリティレベルと警報作動の実行条件との対応付けは、セキュリティシステム制御装置1とセキュリティシステム10とで共用されるものである。セキュリティシステム10は、セキュリティシステム制御装置1からセキュリティレベルの変更の通知を受け付けると、セキュリティシステム10で管理しているセキュリティレベルを通知されたレベルに変更する。図7は、セキュリティシステム10で実行されるセキュリティ監視処理の流れを示すフローチャートである。セキュリティ監視処理は、セキュリティシステム制御装置1によるセキュリティシステム制御処理(図1参照)と並行して、セキュリティシステム10によって実行されている。セキュリティシステム10は、異常発生のセンシングデータを取得し(ステップS200)、セキュリティレベルに応じた警報作動の実行条件を、異常発生のセンシングデータが満たすか否かを、判定する(ステップS202)。異常発生のセンシングデータがセキュリティレベルに応じた実行条件を満たすと、セキュリティシステム10は例えばアラーム音による警報作動を実行する(ステップS204)。
セキュリティレベルに応じた警報作動の実行条件について、図6を用いて説明する。例えば設定されたセキュリティレベルが最も低い「1」に設定されている場合は、接触センサからの出力データが「強い反応」に相当する所定の閾値を超えていることが、セキュリティシステム10が警報作動を実行する実行条件である。つまり例えば、犯罪者が車上あらしをはたらこうとして車両の窓ガラスを割る等の行為がなされたことが接触センサによって検出されてはじめて警報作動が実行されることを意味する。一方、セキュリティレベルが最も高い「4」に設定されている場合、つまり自車の周辺環境が最も警戒を要する状況であると想定される場合は、赤外線センサによって移動物体が検知されただけで警報作動が実行されることを意味する。
このように、本実施形態では、車両の周辺環境に応じて最適化されたセキュリティレベルに応じて警報作動の実行条件を変更し、異常発生のセンシングデータが実行条件を満たすとセキュリティシステム10が警報作動を実行するので、セキュリティシステム10は車両の周辺環境に応じて適切に動作することができる。
アラーム音による警報作動以外のセキュリティ機能として、例えばアラームランプを点滅させたり、遠隔地のセキュリティセンタやユーザに通信回線を介して報知する機能を、セキュリティシステム10は同時に実行してもよい。セキュリティシステム10は、セキュリティレベルに応じて、実行するセキュリティ機能を選択してもよいし、どのセキュリティレベルでどのセキュリティ機能を実行するかは、セキュリティシステム制御装置1から指定されたものに従ってもよい。また、セキュリティ機能の実行は、セキュリティシステム制御装置1がセキュリティシステム10に対して通知する明示的な指示に応じたものであってもよい。
以上説明したように、本実施形態のセキュリティシステム制御装置1によると、セキュリティシステム10が起動状態である間中、周辺環境の変化に応じてセキュリティレベルを常に最適化することができる。セキュリティシステム10は、周辺環境の変化に応じて常に最適化されているセキュリティレベルに基づいて、セキュリティ機能を実行することができる。したがって、周辺環境に応じることなく常に同じセキュリティレベルに基づいてセキュリティ機能が実行される場合と比較して、セキュリティ機能の誤作動を抑制しセキュリティシステム10を適切に動作させることができる。
(他の実施形態)
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態に適用可能である。例えば、周辺環境のセンシングは、上記に限らず自車周辺のにおいをセンシングするものであってもよい。また、車両のバッテリを浪費しないために、所定時間間隔毎にステップS106からステップS118までの処理が実行されるようにして、一度ステップS106からステップS118までの処理が実行されると、次の実行タイミングまでカメラユニット38、照度計ユニット40及びマイクユニット42を省電力モードに切り替えるようにしてもよい。また、ステップS106においても、画像データが撮影されるタイミング以外はカメラユニット38を省電力モードに切り替えるようにしてもよい。
本発明の一実施形態に係るセキュリティシステム制御処理を示すフローチャート。 本実施形態に係るセキュリティシステム制御装置の構成を示すブロック図。 本実施形態に係る移動物体量と警戒レベルの対応を示す図。 本実施形態に係る照度と警戒レベルの対応を示す図。 本実施形態に係る音量と警戒レベル対応図。 本実施形態に係るセキュリティレベルの対応を示す図。 本実施形態に係るセキュリティ監視処理を示すフローチャート。
符号の説明
1:セキュリティシステム制御装置、2:ナビゲーション装置、10:セキュリティシステム、32:方位センサ、34:GPSユニット、36:車速センサ、38:カメラユニット、40:照度計ユニット、42:マイクユニット、50:CPU(周辺環境取得手段、設定手段、制御手段)、52:RAM、54:フラッシュメモリ、56:HDD、58:操作ユニット、60:ディスプレイ、62:スピーカ

Claims (6)

  1. 車両の周辺環境のセンシングデータを取得する周辺環境取得手段と、
    前記周辺環境のセンシングデータに基づいて、前記周辺環境に応じたセキュリティレベルを設定する設定手段と、
    前記セキュリティレベルに基づいて、セキュリティ機能を実行するセキュリティシステムを制御する制御手段と、
    を備えるセキュリティシステム制御装置。
  2. 前記周辺環境のセンシングデータは、複数種類のセンシングデータであり、
    前記設定手段は、前記複数種類のセンシングデータに基づいて、前記周辺環境に応じた前記セキュリティレベルを設定する、
    請求項1に記載のセキュリティシステム制御装置。
  3. 前記周辺環境のセンシングデータは、カメラユニットから入力される前記車両の周辺の画像データを含み、
    前記設定手段は、前記画像データに基づいて前記車両の周辺の移動物体量を解析し、前記移動物体量に応じて前記セキュリティレベルを設定する、
    請求項1または2に記載のセキュリティシステム制御装置。
  4. 前記周辺環境のセンシングデータは、マイクユニットから入力される前記車両の周辺の音量データを含み、
    前記設定手段は、前記音量データに応じて前記セキュリティレベルを設定する、
    請求項1から3のいずれか一項に記載のセキュリティシステム制御装置。
  5. 前記周辺環境のセンシングデータは、照度計ユニットから入力される前記車両の周辺の照度データを含み、
    前記設定手段は、前記照度データに応じて前記セキュリティレベルを設定する、
    請求項1から4のいずれか一項に記載のセキュリティシステム制御装置。
  6. セキュリティ機能を実行するセキュリティシステムを制御するセキュリティシステム制御方法であって、
    車両の周辺環境のセンシングデータを取得し、
    前記周辺環境のセンシングデータに基づいて、前記周辺環境に応じたセキュリティレベルを設定し、
    前記セキュリティレベルに基づいて、前記セキュリティ機能を実行するセキュリティシステムを制御する、
    ことを含むセキュリティシステム制御方法。



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