JP2008009615A - セキュリティシステム制御装置及びセキュリティシステム制御方法 - Google Patents
セキュリティシステム制御装置及びセキュリティシステム制御方法 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】車両の異常発生のセンシングデータとセキュリティレベルとに基づいてセキュリティ機能を実行するセキュリティシステムを制御するセキュリティシステム制御装置であって、前記車両の周辺環境のセンシングデータを取得する周辺環境取得手段と、前記周辺環境のセンシングデータに基づいて、前記周辺環境に応じた前記セキュリティレベルを設定する設定手段と、を備えることを特徴とするセキュリティシステム制御装置。
【選択図】図1
Description
しかしながら、同じ駐車場内であっても車両盗難に遭いやすい位置は異なることが考えられる。また、同じ時刻であっても自車の周辺環境(例えば交通量、明るさ等)で車両盗難に遭いやすい状況であるか否かは変化する。特許文献1に記載されている車両盗難防止システムでは、駐車場の車両盗難率や駐車時刻、車種等に応じてセキュリティレベルを最適化しているが、自車の周辺環境に応じて動的にセキュリティレベルを最適化することはできない。すなわち、例えば昼間の時間帯は、盗難が発生しにくいとの想定から低いセキュリティレベルを設定するとしても、車両の駐車場所が昼間でも薄暗い場所の場合は明るい場所と比較して盗難等が発生し易いことが考えられ、そのような昼間でも薄暗い場所においてセキュリティシステムを適切に作動させることができないという問題がある。また、駐車場のみならず車両が駐車する可能性のあるあらゆる場所の周辺環境の特性を予めデータ化して保持しておくのは困難である。
このセキュリティシステム制御装置によると、周辺環境の変化に応じてセキュリティレベルを最適化することができる。セキュリティシステムは、最適化されたセキュリティレベルに基づいてセキュリティ機能を実行することができる。このため、周辺環境が変化しても常に同じセキュリティレベルに基づいてセキュリティ機能が実行される場合と比較して、セキュリティ機能の誤作動を抑制しセキュリティシステムを適切に動作させることができる。セキュリティ機能とは例えば、音による警報、光による警報、遠隔地のセキュリティセンタやユーザへの通知等がある。
このセキュリティシステム制御装置によると、車両周辺の画像データから解析した車両周辺の移動物体量に応じてセキュリティレベルを設定することができる。このため、車両周辺の人通りや交通量等に応じてセキュリティレベルを最適化することができる。例えば、人通りや交通量が多い場合はそれらが少ない場合と比較して車上あらし等の犯罪は発生しにくいとして、セキュリティレベルを下げることにより、単に人が往来しただけでもセキュリティ機能が作動することを防ぐことができる。
このセキュリティシステム制御装置によると、車両周辺の音の大きさに応じてセキュリティレベルを最適化することができる。例えば、車両周辺の騒音が大きい場合は車両周辺がひっそりと静かな場合と比較して、人通りや交通量が多いとして、セキュリティレベルを下げることにより、騒音に過敏に反応してセキュリティ機能が作動することを防ぐことができる。
このセキュリティシステム制御装置によると、車両周辺の明るさに応じてセキュリティレベルを最適化することができる。例えば、車両周辺が暗い場合は明るい場合と比較して、車上あらし等の犯罪が発生しやすいとして、セキュリティレベルを上げることにより、時刻に関係なく昼間でも薄暗い場所ではセキュリティ機能を作動させやすくすること等ができる。
このセキュリティシステム制御方法によると、周辺環境の変化に応じてセキュリティレベルを最適化することができる。セキュリティシステムは、最適化されたセキュリティレベルに基づいてセキュリティ機能を実行することができる。このため、周辺環境が変化しても常に同じセキュリティレベルに基づいてセキュリティ機能が実行される場合と比較して、セキュリティ機能の誤作動を抑制しセキュリティシステムを適切に動作させることができる。セキュリティ機能とは例えば、音による警報、光による警報、遠隔地のセキュリティセンタやユーザへの通知等がある。
図2は、本発明の一実施形態に係るセキュリティシステム制御装置1、ナビゲーション装置2及びセキュリティシステム10の構成を示すブロック図である。ナビゲーション装置2は、自動車、オートバイ等の車両に搭載される。ナビゲーション装置2は、目的地点までの推奨経路や自車の走行地点を案内する。ナビゲーション装置2は、セキュリティシステム10と相互に各種のデータを通信する。
GPSユニット34は、衛星航法に用いる3個又は4個の衛星から送られてくる軌道データを受信し、自車の現在地の緯度経度データを出力するためのアンテナ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等で構成される。
照度計ユニット40は、車両周辺の明るさを検出するために用いられる。
マイクユニット42は、車両周辺の音の大きさを検出するために用いられる。
尚、カメラユニット38、照度計ユニット40及びマイクユニット42は、ナビゲーション装置2とは別体に構成され、カメラユニット38、照度計ユニット40及びマイクユニット42の出力データがナビゲーション装置2に入力されてもよい。
ディスプレイ60は、地図や各種の情報表示に用いるLCD(Liquid Crystal Display)、HUD(Head Up Display)等で構成される。
スピーカ62は、車両の走行経路、走行状態を案内する音声出力、および各種警告を通知する音声出力に用いられる。スピーカ62は、オーディオスピーカと共用してもよいし、ナビゲーション専用のものを設けてもよい。上述の警報ユニットとして用いられてもよい。
RAM52は、CPU50で処理されるデータやプログラムを一時的に格納する。フラッシュメモリ54は、CPU50で実行される制御プログラムを格納している書き換え可能な不揮発性のメモリである。制御プログラムはHDD56に格納してもよい。制御プログラムや地図データは、所定のサーバからのネットワークを介したダウンロード、図示しないリムーバブルメモリ等のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体からの読み出し等によってもHDD56またはフラッシュメモリ54に格納することができる。
CPU50は、後述するセキュリティシステム制御処理を実行することにより、周辺環境取得手段、設定手段および制御手段として機能する。
以上、セキュリティシステム制御装置1、ナビゲーション装置2及びセキュリティシステム10の構成を説明した。
ステップS102では、セキュリティシステム10が起動されているか判定される。セキュリティシステム10が起動されている場合は、ステップS104の処理に進み、起動されていない場合は、ステップS100の処理に戻る。
ステップS110では、自車周辺の音の大きさに基づいて警戒レベルL3が設定される。図5は、音量を示す値の分類と警戒レベルとの対応付けの一例を示す図である。ステップS110では、マイクユニット42から取得されたデータを基に、この対応付けが参照され、警戒レベルL3が設定される。警戒レベルL3は数値が大きい程、より警戒を要する状況であることを意味する。
ステップS118では、異常発生のセンシングデータがセキュリティレベルに応じた実行条件を満たすか判定される。具体的には、図6に示すセキュリティレベルと警報作動の実行条件との対応付けが参照され、ステップS112で設定されたセキュリティレベルに対応する警報作動の実行条件を、ステップS116で取得された異常発生のセンシングデータが満たすかが判定される。
ステップS118で、異常発生のセンシングデータがセキュリティレベルに応じた実行条件を満たすと判定された場合、セキュリティシステム制御処理は終了し、セキュリティシステム10によって警報作動が実行される。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態に適用可能である。例えば、周辺環境のセンシングは、上記に限らず自車周辺のにおいをセンシングするものであってもよい。また、車両のバッテリを浪費しないために、所定時間間隔毎にステップS106からステップS118までの処理が実行されるようにして、一度ステップS106からステップS118までの処理が実行されると、次の実行タイミングまでカメラユニット38、照度計ユニット40及びマイクユニット42を省電力モードに切り替えるようにしてもよい。また、ステップS106においても、画像データが撮影されるタイミング以外はカメラユニット38を省電力モードに切り替えるようにしてもよい。
Claims (6)
- 車両の周辺環境のセンシングデータを取得する周辺環境取得手段と、
前記周辺環境のセンシングデータに基づいて、前記周辺環境に応じたセキュリティレベルを設定する設定手段と、
前記セキュリティレベルに基づいて、セキュリティ機能を実行するセキュリティシステムを制御する制御手段と、
を備えるセキュリティシステム制御装置。 - 前記周辺環境のセンシングデータは、複数種類のセンシングデータであり、
前記設定手段は、前記複数種類のセンシングデータに基づいて、前記周辺環境に応じた前記セキュリティレベルを設定する、
請求項1に記載のセキュリティシステム制御装置。 - 前記周辺環境のセンシングデータは、カメラユニットから入力される前記車両の周辺の画像データを含み、
前記設定手段は、前記画像データに基づいて前記車両の周辺の移動物体量を解析し、前記移動物体量に応じて前記セキュリティレベルを設定する、
請求項1または2に記載のセキュリティシステム制御装置。 - 前記周辺環境のセンシングデータは、マイクユニットから入力される前記車両の周辺の音量データを含み、
前記設定手段は、前記音量データに応じて前記セキュリティレベルを設定する、
請求項1から3のいずれか一項に記載のセキュリティシステム制御装置。 - 前記周辺環境のセンシングデータは、照度計ユニットから入力される前記車両の周辺の照度データを含み、
前記設定手段は、前記照度データに応じて前記セキュリティレベルを設定する、
請求項1から4のいずれか一項に記載のセキュリティシステム制御装置。 - セキュリティ機能を実行するセキュリティシステムを制御するセキュリティシステム制御方法であって、
車両の周辺環境のセンシングデータを取得し、
前記周辺環境のセンシングデータに基づいて、前記周辺環境に応じたセキュリティレベルを設定し、
前記セキュリティレベルに基づいて、前記セキュリティ機能を実行するセキュリティシステムを制御する、
ことを含むセキュリティシステム制御方法。
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JP2006178199A JP2008009615A (ja) | 2006-06-28 | 2006-06-28 | セキュリティシステム制御装置及びセキュリティシステム制御方法 |
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2006
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