JP3870122B2 - 電源供給回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、チャージポンプ回路を使用した電源供給回路に関し、特に、電源電圧より僅かに高い電圧を必要とする負荷に、高効率に電力供給することができる電源供給回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電源電圧より高い電圧を必要とする場合は、電源回路として、主にインダクタンスを利用したDC−DCコンバータが使用されている。DC−DCコンバータは、任意の電圧を発生させることができ、しかも消費電流の大きい負荷に効率よく電力を供給できるため、多くの用途に使用されている。しかし、DC−DCコンバータは、トランスやコイル等の部品が必要なため、小型化を図ることが困難であり、DC−DCコンバータのすべてを半導体集積回路に集積することができなかった。
【0003】
そのため、比較的消費電流の小さい負荷に電源を供給する場合には、小型化が可能で高効率なチャージポンプ回路が電源回路に使用されていた。しかし、チャージポンプ回路は、直流電源からの電源電圧で充電したコンデンサの電圧を加算して昇圧するため、出力電圧が電源電圧の整数倍の電圧しか得られず、電源電圧と負荷が必要とする電圧の関係によっては、負荷に必要以上の電圧が供給されて負荷の電力消費が大きくなり、著しく効率を低下させる場合があった。
【0004】
そこで、特開2001−169537号公報では、このようなチャージポンプ回路の欠点である、電源電圧の整数倍の出力電圧しか得られない点を改善したチャージポンプ回路が開示されている。特開2001−169537号公報では、電源に一番近いコンデンサに同容量の物を2個使用し、該2個のコンデンサを直列に接続して電源電圧で充電することにより、該各コンデンサは電源電圧の1/2の電圧に充電される。
【0005】
このように充電された2個のコンデンサを並列に接続して得られる電圧を、電源電圧と同じ電圧に充電されている他のコンデンサの電圧又は電源電圧に加算することで、電源電圧の(N+0.5)倍の電圧を得るようにしている。なお、Nは、N>0の整数である。更に、特開2001−169537号公報では、電源に一番近いコンデンサを4個にして、前記と同様に4個を並列に接続したものを電圧加算することで、電源電圧の1/4ステップごとに出力電圧を設定できる回路が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特開2001−169537号公報では、出力電圧が電源電圧の1/4ステップという細かさで昇圧できるようになったが、昇圧倍率を電源電圧に対して変更することができない。このため、例えば電源電圧が大きく変動するよう場合は、最低電源電圧に対して昇圧倍率を設定しなければならず、最高電源電圧時では効率が悪いという問題が考えられる。また、特開2001−169537号公報では、高電圧側からの逆流防止にはダイオードを使用しているため、ダイオードの順方向電圧によるロスが発生するという問題が考えられる。
【0007】
更に、フライバックコンデンサを直列に接続しているスイッチ素子に、バックゲートをソースに接続したNチャネル形MOSトランジスタを使用している。このため、これらの回路をIC化した場合に、チャージポンプ回路による昇圧動作の途中で、前記Nチャネル形MOSトランジスタのソース電圧がドレイン電圧より高くなると、Nチャネル形MOSトランジスタの寄生ダイオードに順方向電流が流れる。この結果、電源電圧と接地電圧との間に無効電流が流れ、最悪の場合、ラッチアップ現象を起こしてICが発熱し、ICに不具合が発生する可能性があった。
【0008】
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであり、直流電源が電池である場合のように、使用するにしたがって電源電圧が次第に低下するようなときにおいても、ほぼ一定の出力電圧が得られ、逆流防止用のダイオードの順方向電圧によるロスをなくし、IC化を行ってもMOSトランジスタの寄生ダイオードによる無効電流の発生を防止できると共にラッチアップの発生を防止することができる、チャージポンプ回路を使用した高効率の電源供給回路を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る電源供給回路は、直流電源から供給される電源電圧から所定の定電圧Vaを生成して出力する定電圧回路と、
該電源電圧の電圧検出を行い該電源電圧値の低下に応じて昇圧倍率を大きくして前記定電圧回路の出力電圧を昇圧する、前記電源電圧値に応じた倍率で前記定電圧回路の出力電圧を昇圧し負荷の電源として供給するチャージポンプ回路と
を備え、
前記チャージポンプ回路は、
前記定電圧回路の出力電圧で充電される2つの第1のコンデンサと、
対応する該第1のコンデンサにおける充電時の低電圧側、及び前記定電圧回路の出力電圧が入力される入力端をそれぞれ接続する各第1のスイッチ素子と、
対応する前記第1のコンデンサにおける充電時の高電圧側、及び前記負荷に対して電圧を出力する出力端をそれぞれ接続する各第2のスイッチ素子と、
前記各第1のコンデンサを直列に接続する第3のスイッチ素子と、
前記各第1のコンデンサと該第3のスイッチ素子との直列回路の一端を前記定電圧回路の出力電圧が入力される入力端に接続する第4のスイッチ素子と、
前記各第1のコンデンサと該第3のスイッチ素子との直列回路の他端を前記直流電源の負側電源電圧に接続する第5のスイッチ素子と、
前記各第1のコンデンサにおける、充電時の高圧側が前記第3のスイッチ素子に接続される第1のコンデンサの該高圧側を前記定電圧回路の出力電圧が入力される入力端に接続する第6のスイッチ素子と、
前記各第1のコンデンサにおける、充電時の低圧側が前記第3のスイッチ素子に接続される第1のコンデンサの該低圧側を前記直流電源の負側電源電圧に接続する第7のスイッチ素子と、
前記各第1のコンデンサを充電して得られる電圧で充電される第2のコンデンサと、
前記電源電圧の検出を行い、該検出した電圧値を示す信号を出力する電圧検出回路部と、
該電圧検出回路部からの信号に応じて、所定のクロック信号を基に前記第1から第7の各スイッチ素子のスイッチング制御をそれぞれ行うと共に、前記定電圧回路の動作制御を行う制御回路部と、
を備えるものである。
【0016】
一方、前記チャージポンプ回路は、前記定電圧回路の出力電圧で充電される2つの第1のコンデンサと、対応する該第1のコンデンサにおける充電時の低電圧側、及び前記定電圧回路の出力電圧が入力される入力端をそれぞれ接続する各第1のスイッチ素子と、対応する該第1のコンデンサにおける充電時の高電圧側、及び前記負荷に対して電圧を出力する出力端をそれぞれ接続する各第2のスイッチ素子と、前記各第1のコンデンサを直列に接続する第3のスイッチ素子と、前記各第1のコンデンサと該第3のスイッチ素子との直列回路の一端を前記定電圧回路の出力電圧が入力される入力端に接続する第4のスイッチ素子と、前記各第1のコンデンサと該第3のスイッチ素子との直列回路の他端を前記直流電源の負側電源電圧に接続する第5のスイッチ素子と、前記各第1のコンデンサにおける、充電時の高圧側が前記第3のスイッチ素子に接続される第1のコンデンサの該高圧側を前記定電圧回路の出力電圧が入力される入力端に接続する第6のスイッチ素子と、前記各第1のコンデンサにおける、充電時の低圧側が前記第3のスイッチ素子に接続される第1のコンデンサの該低圧側を前記直流電源の負側電源電圧に接続する第7のスイッチ素子と、前記各第1のコンデンサを充電して得られる電圧で充電される第2のコンデンサと、前記電源電圧の検出を行い、該検出した電圧値を示す信号を出力する電圧検出回路部と、該電圧検出回路部からの信号に応じて、所定のクロック信号を基に前記第1から第7の各スイッチ素子のスイッチング制御をそれぞれ行うと共に、前記定電圧回路の動作制御を行う制御回路部とを備えるようにした。
【0017】
この場合、前記制御回路部は、前記定電圧回路の出力電圧を昇圧させて出力する場合、該定電圧回路の出力電圧が入力される入力端と前記第2のコンデンサとの間に直列に接続された前記各スイッチ素子が同時にオンしないように各スイッチ素子のスイッチング制御を行うようにしてもよい。
【0018】
また、前記制御回路部は、前記定電圧回路の出力電圧が入力される入力端と、前記直流電源の負側電源電圧との間に直列に接続された各スイッチ素子が同時にオンしないように前記各スイッチ素子のスイッチング制御を行うようにしてもよい。
【0019】
また、前記第3及び第6の各スイッチ素子は、それぞれMOSトランジスタからなり、対応する該MOSトランジスタのサブストレートゲートを該MOSトランジスタのドレイン又はソースのいずれかに切り換えて接続する第1及び第2の各切り換えスイッチを備え、前記制御回路部は、対応する該MOSトランジスタのソース電圧がドレイン電圧より大きい場合はサブストレートゲートを該ソース側に、対応する該MOSトランジスタのソース電圧がドレイン電圧より小さい場合はサブストレートゲートを該ドレイン側に接続するように、前記第1及び第2の各切り換えスイッチの切り換え制御をそれぞれ行うようにした。
【0020】
具体的には、前記各第2のスイッチ素子は、第2のコンデンサから対応する第1のコンデンサに流れる電流を阻止する方向に寄生ダイオードが形成されるようにサブストレートゲートが接続されたMOSトランジスタからなると共に、前記第4のスイッチ素子は、第1のコンデンサから、前記定電圧回路の出力電圧が入力される入力端に流れる電流を阻止する方向に寄生ダイオードが形成されるようにサブストレートゲートが接続されたMOSトランジスタからなるようにした。
【0021】
また、前記制御回路部は、各第1のコンデンサを前記定電圧回路の出力電圧で充電する場合、前記第4及び第5の各スイッチ素子をオンさせて導通状態にした後、前記第3のスイッチ素子をオンさせて導通状態にするようにしてもよい。
【0022】
【発明の実施の形態】
次に、図面に示す実施の形態に基づいて、本発明を詳細に説明する。
第1の実施の形態.
図1は、本発明の第1の実施の形態における電源供給回路の例を示した回路図である。なお、図1では、3種類の倍率で昇圧を行うことができる3モードのチャージポンプ回路を例にして示している。
図1における電源供給回路1は、電池等の直流電源(図示せず)から入力された電源電圧VDDから所定の定電圧Vaを生成して出力電圧Voとして出力する定電圧回路2と、該定電圧回路2から入力端CPINに入力された電圧Voを昇圧して出力端CPOUTから出力するチャージポンプ回路3とで構成されている。チャージポンプ回路3の出力端CPOUTには、負荷回路11が接続されている。
【0023】
定電圧回路2は、ゲート電圧に応じて出力端から出力される電流を制御するPチャネル形MOSトランジスタ(以下、PMOSトランジスタと呼ぶ)からなる出力制御用トランジスタ21と、ゲートに入力される制御信号に応じて該出力制御用トランジスタ21のゲート電圧を制御するNチャネル形MOSトランジスタ(以下、NMOSトランジスタと呼ぶ)22と、該出力制御用トランジスタ21の動作制御を行う誤差増幅器23とを備えている。
【0024】
更に、定電圧回路2は、所定の基準電圧Vrを生成して出力する基準電圧発生回路24と、出力電圧Voを分圧する抵抗25及び抵抗26の直列回路と、コンデンサ27とを備えている。誤差増幅器23は、出力電圧Voが抵抗25と抵抗26で分圧された電圧の基準電圧Vrに対する誤差を増幅し出力して出力制御用トランジスタ21の動作制御を行う。出力制御用トランジスタ21のドレイン電圧はコンデンサ27で安定化され、出力端から定電圧Vaの出力電圧Voが出力される。
【0025】
チャージポンプ回路3は、定電圧回路2から入力された電圧Voを1倍、1.5倍又は2倍に昇圧して出力する3モードのチャージポンプ回路部31と、所定の周波数(100kHz〜1MHz)のクロック信号CLKを生成して出力するクロック信号発生回路部32と、該クロック信号発生回路部32から入力されたクロック信号CLKを基にしてチャージポンプ回路部31の昇圧動作の制御を行う制御回路部33とを備えている。更に、チャージポンプ回路3は、電源電圧VDDの検出を行い、該検出結果を制御回路部33に出力する電圧検出回路部34を備えている。なお、前記1.5倍はα倍を、前記2倍はβ倍をそれぞれなしている。
【0026】
チャージポンプ回路部31は、同じ容量の2個のコンデンサ(以下、フライバックコンデンサと呼ぶ)FC1,FC2と、チャージポンプ回路部31の出力電圧を安定化させるコンデンサ(以下、キャッチアップコンデンサと呼ぶ)C1と、PMOSトランジスタからなる第1スイッチ素子SW1、第2スイッチ素子SW2、第3スイッチ素子SW3、第4スイッチ素子SW4、第5スイッチ素子SW5、第6スイッチ素子SW6及び第7スイッチ素子SW7とを備えている。更に、チャージポンプ回路部31は、NMOSトランジスタからなる第8スイッチ素子SW8及び第9スイッチ素子SW9と、入力された制御信号に応じて切り換わる切り換えスイッチSW10及びSW11とを備えている。
【0027】
なお、第1スイッチ素子SW1と第6スイッチ素子SW6はそれぞれ第1のスイッチ素子をなし、第2スイッチ素子SW2と第5スイッチ素子SW5はそれぞれ第2のスイッチ素子をなし、第3スイッチ素子SW3は第3のスイッチ素子をなす。また、第4スイッチ素子SW4は第4のスイッチ素子を、第7スイッチ素子SW7は第6のスイッチ素子を、第8スイッチ素子SW8は第5のスイッチ素子を、第9スイッチ素子SW9は第7のスイッチ素子をそれぞれなしている。また、切り換えスイッチSW10は第1の切り換えスイッチを、切り換えスイッチSW11は第2の切り換えスイッチをそれぞれなし、フライバックコンデンサFC1及びFC2はそれぞれ第1のコンデンサを、キャッチアップコンデンサC1は第2のコンデンサをそれぞれなす。
【0028】
第1スイッチ素子から第9スイッチ素子SW1〜SW9の各ゲートには、制御回路部33からの制御信号S1〜S9が対応して入力されている。また、切り換えスイッチSW10及びSW11には、制御回路部33からの制御信号S10及びS11が対応して入力されている。また、定電圧回路2におけるNMOSトランジスタ22のゲート及び誤差増幅器23のイネーブル信号入力端には、制御回路部33からの制御信号S0がそれぞれ入力されている。
【0029】
チャージポンプ回路部31は、制御回路部33から入力される制御信号S0〜S11に応じて、入力された電圧Voを1倍、1.5倍又は2倍のいずれかに昇圧して出力端CPOUTから出力する。なお、チャージポンプ回路3において、入力された電圧Voに対して、1倍に昇圧する、すなわち定電圧回路2の出力電圧をそのまま出力する動作を第1動作モードとし、1.5倍に昇圧する動作を第2動作モードとし、2倍に昇圧する動作を第3動作モードとする。
【0030】
チャージポンプ回路部31において、定電圧回路2の出力電圧Voが入力される入力端CPINと負側電源電圧をなす接地電圧との間には、第4スイッチ素子SW4、フライバックコンデンサFC1、第3スイッチ素子SW3、フライバックコンデンサFC2及び第8スイッチ素子SW8が直列に接続されている。ここで、第4スイッチ素子SW4とフライバックコンデンサFC1との接続部をP1とし、フライバックコンデンサFC1と第3スイッチ素子SW3との接続部をP2とする。更に、第3スイッチ素子SW3とフライバックコンデンサFC2との接続部をP3とし、フライバックコンデンサFC2と第8スイッチ素子SW8との接続部をP4とする。
【0031】
入力端CPINと接続部P2との間には第1スイッチ素子SW1が、入力端CPINと接続部P3との間には第7スイッチ素子SW7が、入力端CPINと接続部P4との間には第6スイッチ素子SW6がそれぞれ接続されている。また、接続部P1と出力端CPOUTとの間には第2スイッチ素子SW2が、接続部P3と出力端CPOUTとの間には第5スイッチ素子SW5がそれぞれ接続され、接続部P2と接地電圧との間には第9スイッチ素子SW9が接続されている。
【0032】
切り換えスイッチSW10は、第3スイッチ素子SW3に対応して設けられており、入力される制御信号S10に応じて第3スイッチ素子SW3のサブストレートゲート(バックゲート)に対するソース又はドレインへの接続の切り換えを行う。同様に、切り換えスイッチSW11は、第7スイッチ素子SW7に対応して設けられており、入力される制御信号S11に応じて第7スイッチ素子SW7のサブストレートゲートに対するソース又はドレインへの接続の切り換えを行う。
【0033】
出力端CPOUTには、接地電圧との間にキャッチアップコンデンサC1と負荷回路11が並列に接続されている。負荷回路11は、例えばLED12、定電流回路13及び抵抗14の直列回路で形成されている。なお、図1では、負荷回路11として1つのLED12を有する場合を例にして示したが、複数のLEDを有する場合においても同様であり、この場合、図1において、出力端CPOUTと接地電圧との間に、複数の負荷回路11が並列に接続される。
【0034】
また、図1において、定電圧回路2における出力制御用トランジスタ21、NMOSトランジスタ22、誤差増幅器23、基準電圧発生回路24及び抵抗25,26、並びにチャージポンプ回路3におけるクロック信号発生回路部32、制御回路部33、電圧検出回路部34及びチャージポンプ回路部31の各スイッチ素子SW1〜SW11を1つのICに集積するようにしてもよく、更に負荷回路11の定電流回路13も含めて1つのICに集積するようにしてもよい。これらのように集積する場合、切り換えスイッチSW10及びSW11は、機械的な接点を有するスイッチではなく、電子回路で構成されたスイッチをなす。
【0035】
ここで、制御回路部33によるチャージポンプ回路部31の動作制御例について、図2のフローチャートを用いて説明する。
図2において、制御回路部33は、まず最初に、電圧検出回路部34で検出された電源電圧VDDが所定値V1、例えば4.0Vを超えているか否かを調べ(ステップST1)、4.0Vを超えている場合(YES)は、制御信号S0をハイレベルにして定電圧回路2におけるNMOSトランジスタ22をオンさせると共に誤差増幅器23の動作を停止させ、定電圧回路2から出力電圧Voとして電源電圧VDDが出力されるようにすると同時に、チャージポンプ回路部31に対して第1動作モードで動作させた(ステップST2)後、ステップST1に戻る。
【0036】
ステップST1で、4.0V以下である場合(NO)、制御回路部33は、電圧検出回路部34で検出された電源電圧VDDが所定値V1よりも小さい所定値V2、例えば3.2Vを超えているか否かを調べる(ステップST3)。ステップST3で、3.2Vを超えている場合(YES)、制御回路部33は、制御信号S0をローレベルにして定電圧回路2におけるNMOSトランジスタ22をオフさせると共に誤差増幅器23を作動させると同時に、チャージポンプ回路部31に対して第2動作モードで動作させ(ステップST4)、電圧検出回路部34で検出された電源電圧VDDが4.1Vを超えているか否かを調べる(ステップST5)。ステップST5で、4.1Vを超えている場合(YES)は、ステップST2に進み、4.1V以下である場合(NO)は、ステップST3に戻る。
【0037】
次に、ステップST3で、3.2V以下である場合(NO)、制御回路部33は、制御信号S0をローレベルにして定電圧回路2におけるNMOSトランジスタ22をオフさせると共に誤差増幅器23を作動させると同時に、チャージポンプ回路部31に対して第3動作モードで動作させ(ステップST6)、この後、電圧検出回路部34で検出された電源電圧VDDが3.3Vを超えているか否かを調べる(ステップST7)。ステップST7で、3.3Vを超えている場合(YES)は、ステップST4に進み、3.3V以下である場合(NO)は、ステップST6に戻る。このようにして、制御回路部33は、チャージポンプ回路部31に対して、電圧検出回路部34からの検出結果に応じて3モードでの動作を行わせる。
【0038】
次に、図2では、電圧検出回路部34からの検出結果に応じて、制御回路部33がチャージポンプ回路部31に対して3モードでの動作を行わせる場合について説明したが、制御回路部33は、電圧検出回路部34からの検出結果に応じて2モードでの動作を行わせるようにしてもよく、このようにした場合の、制御回路部33によるチャージポンプ回路部31の動作制御例について、図3のフローチャートを用いて説明する。なお、図3では、第1動作モードと第3動作モードの2モードでの動作を行わせる場合を示し、図2と同じ処理を行うフローは同じ符号で示し、ここではその説明を省略する。
【0039】
図3において、制御回路部33は、まず最初に図2のステップST1の処理を行い、ステップST1で4.0Vを超えている場合(YES)は、図2のステップST2の動作を行った後、ステップST1に戻る。また、制御回路部33は、ステップST1で4.0Vを超えていない場合(NO)は、図2のステップST6の動作を行った後、図2のステップST5の処理を行う。ステップST5で、4.1Vを超えている場合(YES)は、ステップST2に進み、4.1V以下である場合(NO)は、ステップST6に戻る。
【0040】
次に、図4は、第1動作モードと第2動作モードの2モードでの動作を行わせる場合の制御回路部33の動作例を示し、図4では、図2と同じ処理を行うフローは同じ符号で示し、ここではその説明を省略する。
図4において、制御回路部33は、まず最初に図2のステップST1の処理を行い、ステップST1で4.0Vを超えている場合(YES)は、図2のステップST2の動作を行った後、ステップST1に戻る。また、制御回路部33は、ステップST1で4.0V以下である場合(NO)は、図2のステップST4の動作を行った後、図2のステップST5の処理を行う。ステップST5で、4.1Vを超えている場合(YES)は、ステップST2に進み、4.1V以下である場合(NO)は、ステップST4に戻る。
【0041】
図5は、第2動作モードと第3動作モードの2モードでの動作を行わせる場合の制御回路部33の動作例を示し、図5では、図2と同じ処理を行うフローは同じ符号で示し、ここではその説明を省略する。
図5において、制御回路部33は、まず最初に、電圧検出回路部34で検出された電源電圧VDDが所定値V3、例えば3.5Vを超えているか否かを調べ(ステップST11)、3.5Vを超えている場合(YES)は、図2のステップST4の動作を行った後、ステップST11に戻る。
【0042】
また、制御回路部33は、ステップST11で3.5V以下である場合(NO)は、図2のステップST6の動作を行った後、電圧検出回路部34で検出された電源電圧VDDが3.7Vを超えているか否かを調べる(ステップST12)。ステップST12で、3.7Vを超えている場合(YES)は、ステップST4に進み、3.7V以下である場合(NO)は、ステップST6に戻る。
【0043】
次に、各動作モードでの制御回路部33及びチャージポンプ回路部31の動作についてもう少し詳細に説明する。
図6は、第1動作モードにおけるチャージポンプ回路部31の各スイッチ素子の状態を示した等価回路図である。図6を用いて、チャージポンプ回路3における第1動作モードの動作について説明する。
【0044】
図6から分かるように、第1動作モードでは、第1スイッチ素子SW1、第2スイッチ素子SW2、第3スイッチ素子SW3、第4スイッチ素子SW4、第5スイッチ素子SW5及び第7スイッチ素子SW7がそれぞれオンして導通状態になり、第6スイッチ素子SW6、第8スイッチ素子SW8及び第9スイッチ素子SW9がそれぞれオフして遮断状態になっている。更に、切り換えスイッチSW10は、第3スイッチ素子SW3のサブストレートゲートをソースに接続し、切り換えスイッチSW11は、第7スイッチ素子SW7のサブストレートゲートをソースに接続している。
【0045】
このように、第1動作モードでは、定電圧回路2の出力電圧Voがそのままチャージポンプ回路3の出力端CPOUTから出力される。第3スイッチ素子SW3と第7スイッチ素子SW7において、ソース−ドレイン間の電圧差はそれぞれ0Vであるから、各サブストレートゲートの接続はドレイン側又はソース側のどちらでもよいが、電流が流れている方向がソースからドレインに流れているため、図6では各サブストレートゲートをそれぞれソースに接続している。
【0046】
次に、第2動作モードについて説明する。図7は、第2動作モードにおける各制御信号S1〜S11の例を示したタイミングチャートであり、図8〜図13は、図7の各制御信号の状態に対するチャージポンプ回路部31の動作例を示した等価回路図である。図7〜図13を用いて、チャージポンプ回路3における第2動作モードの動作について説明する。
制御回路部33は、クロック信号CLKがハイ(High)レベルである状態aでは、制御信号S1,S2,S5〜S8,S10,S11をそれぞれハイレベルにし、制御信号S3,S4,S9をそれぞれロー(Low)レベルにしている。
【0047】
このような状態aでは、図8で示すように、第1スイッチ素子SW1、第2スイッチ素子SW2、第5スイッチ素子SW5、第6スイッチ素子SW6、第7スイッチ素子SW7及び第9スイッチ素子SW9がそれぞれオフして遮断状態であり、第3スイッチ素子SW3、第4スイッチ素子SW4及び第8スイッチ素子SW8がそれぞれオンして導通状態である。更に、切り換えスイッチSW10及びSW11は、対応する第3スイッチ素子SW3及び第7スイッチ素子SW7においてサブストレートゲートをソースにそれぞれ接続している。状態aでは、直列に接続された各フライバックコンデンサFC1及びFC2が入力された電圧Voで充電されるため、各フライバックコンデンサFC1及びFC2は電圧Voの1/2の電圧にそれぞれ充電される。
【0048】
次に、制御回路部33は、クロック信号CLKがローレベルに立ち下がると、直ちに、制御信号S3及びS4をハイレベルに立ち上げると共に制御信号S8及びS10をローレベルに立ち下げて、図7の状態bに遷移させる。状態aから状態bに遷移すると、図9で示すように、第3スイッチ素子SW3、第4スイッチ素子SW4及び第8スイッチ素子SW8がそれぞれオフして遮断状態になる。同時に、切り換えスイッチSW10は、第3スイッチ素子SW3のサブストレートゲートをドレインに接続する。状態bでは、すべてのスイッチ素子はオフして遮断状態になることから、フライバックコンデンサFC1及びFC2は、それぞれ電圧Voの1/2の電圧に充電されたままである。
【0049】
次に、制御回路部33は、クロック信号CLKがローレベルに立ち下がってから、所定時間t1後に制御信号S2、S5及びS11をそれぞれローレベルに立ち下げて、図7の状態cに遷移させる。状態bから状態cに遷移すると、図10で示すように、第2スイッチ素子SW2及び第5スイッチ素子SW5がそれぞれオンして導通状態になる。状態cでは、第2スイッチ素子SW2及び第5スイッチ素子SW5がそれぞれオンし、他のスイッチ素子はそれぞれオフとなり、フライバックコンデンサFC1及びFC2の各高電位側がそれぞれ出力端CPOUTに接続される。
【0050】
このとき、キャッチアップコンデンサC1の電圧が電圧Voよりも大きい場合、第4スイッチ素子SW4のドレイン電圧はソース電圧よりも大きくなるが、第4スイッチ素子SW4のサブストレートゲートはドレイン側に接続されているため、第4スイッチ素子SW4の寄生ダイオードを介して電流が流れることはない。同様に、第7スイッチ素子SW7のドレイン電圧はソース電圧よりも大きくなるが、第7スイッチ素子SW7のサブストレートゲートは切り換えスイッチSW11によってドレイン側に接続されているため、第7スイッチ素子SW7の寄生ダイオードを介して電流が流れることはない。
【0051】
また、第3スイッチ素子SW3において、ドレイン電圧はキャッチアップコンデンサC1の電圧と等しくなり、ソース電圧はキャッチアップコンデンサC1の電圧よりもVo/2低下した電圧になる。このため、第3スイッチ素子SW3において、ドレイン電圧がソース電圧よりも大きくなるが、切り換えスイッチSW10によって、第3スイッチ素子SW3のサブストレートゲートをドレイン側に接続しているため、第3スイッチ素子SW3の寄生ダイオードを介して電流が流れることはない。
【0052】
次に、制御回路部33は、状態cに遷移してから所定時間t2後に制御信号S1及びS6をそれぞれローレベルに立ち下げて、図7の状態dに遷移させる。状態cから状態dに遷移すると、図11で示すように、第1スイッチ素子SW1及び第6スイッチ素子SW6がそれぞれオンして導通状態になる。状態dでは、第1スイッチ素子SW1、第2スイッチ素子SW2、第5スイッチ素子SW5及び第6スイッチ素子SW6がそれぞれオンし、第3スイッチ素子SW3、第4スイッチ素子SW4、第7スイッチ素子SW7、第8スイッチ素子SW8及び第9スイッチ素子SW9がそれぞれオフしている。
【0053】
このため、各フライバックコンデンサFC1及びFC2の低電位側が入力端CPINに接続される。このことから、各フライバックコンデンサFC1及びFC2の高電位側の電圧は、それぞれ電圧Voの1.5倍の電圧になる。該電圧でキャッチアップコンデンサC1は充電され、キャッチアップコンデンサC1の電圧も電圧Voの1.5倍の電圧まで上昇する。
【0054】
次に、制御回路部33は、クロック信号CLKがハイレベルに立ち上がると、直ちに、制御信号S1,S2,S5,S6をハイレベルに立ち上げて、図7の状態eに遷移させる。状態dから状態eに遷移すると、図12で示すように、第1スイッチ素子SW1、第2スイッチ素子SW2、第5スイッチ素子SW5及び第6スイッチ素子SW6がそれぞれオフして遮断状態になる。状態eでは、すべてのスイッチ素子はオフし、フライバックコンデンサFC1及びFC2は、キャッチアップコンデンサC1に電荷を供給したため、充電電圧が電圧Vo/2よりも低下している。
【0055】
次に、制御回路部33は、クロック信号CLKがハイレベルに立ち上がってから、所定時間t3後に制御信号S4をローレベルに立ち下げると共に制御信号S8,S10,S11をそれぞれハイレベルに立ち上げて、図7の状態fに遷移させる。状態eから状態fに遷移すると、図13で示すように、第4スイッチ素子SW4及び第8スイッチ素子SW8がそれぞれオンして導通状態になる。また、切り換えスイッチSW10及びSW11は、対応する第3スイッチ素子SW3及び第7スイッチ素子SW7の各サブストレートゲートをそれぞれソース側に接続する。
【0056】
状態fでは、第4スイッチ素子SW4及び第8スイッチ素子SW8がそれぞれオンすることで、フライバックコンデンサFC1の高電圧側は電圧Voと同電圧になるため、逆にフライバックコンデンサFC1の低電圧側はVo/2よりも少し高い電圧になる。また、フライバックコンデンサFC2は、低電圧側は接地電圧になるため、逆に高電圧側はVo/2よりも少し低い電圧になる。このことから、第3スイッチ素子SW3のソース電圧はドレイン電圧より高くなる。このため、第3スイッチ素子SW3のサブストレートゲートは、対応する切り換えスイッチSW10によってドレイン側からソース側に切り換えて接続され、第3スイッチ素子SW3の寄生ダイオードによる無効電流の発生を防止すると同時に、サブストレートゲートをベースとする寄生トランジスタを介して流れる無効電流の発生を防止する。
【0057】
同様に、第7スイッチ素子SW7のソース電圧はドレイン電圧より高くなる。このため、第7スイッチ素子SW7のサブストレートゲートは、対応する切り換えスイッチSW11によってドレイン側からソース側に切り換えて接続され、第7スイッチ素子SW7の寄生ダイオードによる無効電流の発生を防止すると同時に、サブストレートゲートをベースとする寄生トランジスタを介して流れる無効電流の発生を防止する。
【0058】
また、制御回路部33は、状態fに遷移してから所定時間t4後に制御信号S3をローレベルに立ち下げて、図7の状態aに遷移させる。状態fから状態aに遷移すると、図8で示すように、第3スイッチ素子SW3がオンして導通状態になる。このように、第2動作モードでは、第7スイッチ素子SW7及び第9スイッチ素子SW9は、それぞれ使用されることはなく、オフして遮断状態のままである。
【0059】
ここで、クロック信号CLKがローレベルに立ち下がってから、第1スイッチ素子SW1及び第6スイッチ素子SW6をそれぞれオンさせるタイミングと、第2スイッチ素子SW2及び第5スイッチ素子SW5をそれぞれオンさせるタイミングをずらしている理由について説明する。
キャッチアップコンデンサC1の高電圧側の電圧は、通常、電圧Voよりも大きいことから、状態aで各フライバックコンデンサFC1及びFC2を充電するときに、第2スイッチ素子SW2及び第5スイッチ素子SW5のドレイン電圧がソース電圧より大きくなる。
【0060】
このため、第2スイッチ素子SW2及び第5スイッチ素子SW5において、サブストレートゲートをソース側に接続しておくと、MOSトランジスタの寄生ダイオードに順方向の電流が流れ、無効電流が発生する。そこで、第2スイッチ素子SW2及び第5スイッチ素子SW5において、サブストレートゲートをそれぞれドレイン側に接続して、フライバックコンデンサFC1及びFC2を充電するときには、MOSトランジスタの寄生ダイオードが逆方向になるようにすることで無効電流が流れることを防止している。
【0061】
状態bから状態cに遷移する際に、第1スイッチ素子SW1及び第6スイッチ素子SW6が第2スイッチ素子SW2及び第5スイッチ素子SW5よりも先にオンすると、フライバックコンデンサFC1及びFC2の各高電位側の電圧が電圧Voの1.5倍の電圧に上昇する。すると、第2スイッチ素子SW2及び第5スイッチ素子SW5において、サブストレートゲートがそれぞれドレイン側に接続されていることから、ソース側の電圧がドレイン側の電圧よりも大きくなるためサブストレートゲートを介してそれぞれ無効電流が流れる。そこで、状態bから状態cに遷移する際に、第2スイッチ素子SW2及び第5スイッチ素子SW5を第1スイッチ素子SW1及び第6スイッチ素子SW6よりも先にオンさせることで、このような無効電流の発生を防止することができる。
【0062】
次に、第4スイッチ素子SW4及び第8スイッチ素子SW8がオンするタイミングと第3スイッチ素子SW3がオンするタイミングを、状態eから状態fに遷移するときと状態fから状態aに遷移するときとでずらしている理由について説明する。
状態dでは、第3スイッチ素子SW3において、ゲート電圧はほぼ電圧Voであり、ドレイン電圧は電圧Voの約1.5倍の電圧になっているため、ゲート−ドレイン間の接合容量には、電圧Voの1/2の電圧で充電されており、極性はドレインを基準にするとゲート側がマイナスになる。このような状態は状態eでも同じである。
【0063】
状態eから状態fに遷移するときに、第8スイッチ素子SW8と第3スイッチ素子SW3がオンするタイミングを同じにすると、第8スイッチ素子SW8がオンすることによって、フライバックコンデンサFC2と第3スイッチ素子SW3のドレインとの接続部の電圧が電圧Voの約1/2に低下する。このため、第3スイッチ素子SW3において、ゲート−ドレイン間の接合容量に充電されている電荷の影響でゲート電圧が低下しようとする。
【0064】
このとき、第3スイッチ素子SW3をオンさせるために、第3スイッチ素子SW3のゲートにハイレベルからローレベルに変化する制御信号S3を入力すると、前述したゲート−ドレイン間の接合容量に充電されている電荷の影響でオーバドライブとなり、第3スイッチ素子SW3のゲート電圧は瞬間的にマイナス電圧になる。
【0065】
すると、第3スイッチ素子SW3のゲートを駆動する制御回路部33の出力回路は、通常CMOS構成になっているため、出力回路を構成しているNMOSトランジスタのベース基板に無効電流が流れ、該NMOSトランジスタの寄生トランジスタがオンしてラッチアップの発生要因となる。該ラッチアップの発生を防ぐために、制御回路部33は、第8スイッチ素子SW8がオンしてから所定時間t4が経過した後、第3スイッチ素子SW3をオンさせるようにする。
【0066】
次に、第3動作モードについて説明する。図14は、第3動作モードにおける各制御信号S1〜S11の例を示したタイミングチャートであり、図15〜図19は、図14の各制御信号の状態に対するチャージポンプ回路部31の動作例を示した等価回路図である。図14〜図19を用いて、チャージポンプ回路3における第3動作モードの動作について説明する。
制御回路部33は、クロック信号CLKがハイレベルである状態aでは、制御信号S1,S2,S5,S6,S8,S9,S11をそれぞれハイレベルにし、制御信号S3,S4,S7,S10をそれぞれローレベルにしている。
【0067】
このような状態aでは、図15で示すように、第1スイッチ素子SW1、第2スイッチ素子SW2、第3スイッチ素子SW3、第5スイッチ素子SW5及び第6スイッチ素子SW6がそれぞれオフして遮断状態であり、第4スイッチ素子SW4、第7スイッチ素子SW7、第8スイッチ素子SW8及び第9スイッチ素子SW9がそれぞれオンして導通状態である。更に、切り換えスイッチSW10は、第3スイッチ素子SW3においてサブストレートゲートをドレインに接続し、切り換えスイッチSW11は、第7スイッチ素子SW7においてサブストレートゲートをソースに接続する。状態aでは、2つのフライバックコンデンサFC1及びFC2は、それぞれ定電圧回路2の出力電圧Voで充電される。
【0068】
次に、制御回路部33は、クロック信号CLKがローレベルに立ち下がると、直ちに、制御信号S4及びS7をハイレベルに立ち上げると共に制御信号S8及びS10をローレベルに立ち下げて、図14の状態bに遷移させる。状態aから状態bに遷移すると、図16で示すように、第4スイッチ素子SW4、第7スイッチ素子SW7、第8スイッチ素子SW8及び第9スイッチ素子SW9がそれぞれオフして遮断状態になる。状態bでは、すべてのスイッチ素子はオフして遮断状態になり、切り換えスイッチSW10は、第3スイッチ素子SW3においてサブストレートゲートをドレインに接続し、切り換えスイッチSW11は、第7スイッチ素子SW7においてサブストレートゲートをソースに接続したままである。これらのことから、フライバックコンデンサFC1及びFC2は、それぞれ電圧Voに充電されたままである。
【0069】
次に、制御回路部33は、クロック信号CLKがローレベルに立ち下がってから、所定時間t5後に制御信号S2、S5及びS11をそれぞれローレベルに立ち下げて、図14の状態cに遷移させる。状態bから状態cに遷移すると、図17で示すように、第2スイッチ素子SW2及び第5スイッチ素子SW5がそれぞれオンして導通状態になると共に、切り換えスイッチSW11は、第7スイッチ素子SW7においてサブストレートゲートをドレインに接続する。状態cでは、第2スイッチ素子SW2及び第5スイッチ素子SW5がそれぞれオンし、他のスイッチ素子はそれぞれオフとなり、フライバックコンデンサFC1及びFC2の各高電位側がそれぞれ出力端CPOUTに接続される。
【0070】
このとき、第3スイッチ素子SW3において、ドレイン電圧はキャッチアップコンデンサC1の電圧と等しくなり、ソース電圧はキャッチアップコンデンサC1の電圧よりも電圧Vo低下した電圧になる。このため、第3スイッチ素子SW3において、ドレイン電圧がソース電圧よりも大きくなるが、切り換えスイッチSW10によって、第3スイッチ素子SW3のサブストレートゲートがドレイン側に接続されているため、第3スイッチ素子SW3の寄生ダイオードを介して電流が流れることはない。
【0071】
同様に、第7スイッチ素子SW7において、ドレイン電圧はキャッチアップコンデンサC1の電圧と等しくなり、ソース電圧は電圧Voになる。このため、第7スイッチ素子SW7において、ドレイン電圧がソース電圧よりも大きくなるが、切り換えスイッチSW10によって、第7スイッチ素子SW7のサブストレートゲートがドレイン側に接続されることから、第7スイッチ素子SW7の寄生ダイオードを介して電流が流れることはない。
【0072】
次に、制御回路部33は、状態cに遷移してから所定時間t6後に制御信号S1及びS6をそれぞれローレベルに立ち下げて、図14の状態dに遷移させる。状態cから状態dに遷移すると、図18で示すように、第1スイッチ素子SW1及び第6スイッチ素子SW6がそれぞれオンして導通状態になる。状態dでは、第1スイッチ素子SW1、第2スイッチ素子SW2、第5スイッチ素子SW5及び第6スイッチ素子SW6がそれぞれオンし、第3スイッチ素子SW3、第4スイッチ素子SW4、第7スイッチ素子SW7、第8スイッチ素子SW8及び第9スイッチ素子SW9がそれぞれオフしている。
【0073】
このため、各フライバックコンデンサFC1及びFC2の低電位側が入力端CPINに接続される。このことから、各フライバックコンデンサFC1及びFC2の高電位側の電圧は、それぞれ電圧Voの2倍の電圧になる。該電圧でキャッチアップコンデンサC1は充電され、キャッチアップコンデンサC1の電圧も電圧Voの2倍の電圧まで上昇する。
【0074】
次に、制御回路部33は、クロック信号CLKがハイレベルに立ち上がると、直ちに、制御信号S1,S2,S5,S6をそれぞれハイレベルに立ち上げて、図14の状態eに遷移させる。状態dから状態eに遷移すると、図19で示すように、第1スイッチ素子SW1、第2スイッチ素子SW2、第5スイッチ素子SW5及び第6スイッチ素子SW6がそれぞれオフして遮断状態になる。状態eでは、すべてのスイッチ素子はオフし、フライバックコンデンサFC1及びFC2は、キャッチアップコンデンサC1に電荷を供給したため、それぞれ充電電圧が電圧Voよりも低下している。
【0075】
また、制御回路部33は、状態eに遷移してから所定時間t7後に制御信号S4及びS7をそれぞれローレベルに立ち下げると共に制御信号S8及びS9をそれぞれハイレベルに立ち上げて、図14の状態aに遷移させる。状態eから状態aに遷移すると、図15で示すように、第4スイッチ素子SW4、第7スイッチ素子SW7、第8スイッチ素子SW8及び第9スイッチ素子SW9がそれぞれオンして導通状態になる。
【0076】
このように、第3動作モードでは、第3スイッチ素子SW3はオフして遮断状態のままであり、これに伴って第10スイッチ素子SW10は、第3スイッチ素子SW3のサブストレートゲートをソース側に接続した状態から変化することはない。なお、クロック信号CLKがローレベルに立ち下がってから、第1スイッチ素子SW1及び第6スイッチ素子SW6をそれぞれオンさせるタイミングと、第2スイッチ素子SW2及び第5スイッチ素子SW5をそれぞれオンさせるタイミングをずらしている理由は、第2動作モードの場合と同様である。
【0077】
このように、本第1の実施の形態における電源供給回路は、定電圧回路2からの出力電圧Voを入力電圧とし、該電圧Voに対して、1倍昇圧を行う第1動作モード、1.5倍昇圧を行う第2動作モード及び2倍昇圧を行う第3動作モードの3モードの昇圧動作を行うチャージポンプ回路3を備え、該チャージポンプ回路3は、電源電圧VDDの電圧値に応じて第1動作モード、第2動作モード又は第3動作モードのいずれかの動作を行うようにした。このことから、電池のように電圧が次第に低下する直流電源を用いた場合においても、概略一定の電圧を負荷回路に出力することができ、広範囲な入力電圧に対してチャージポンプ回路からの出力電圧を安定させることができ、電力効率を高めることができる。
【0078】
また、直列に接続されたフライバックコンデンサFC1及びFC2の高電圧側から入力端CPINに電流が逆流しないように、サブストレートゲートがドレインに接続された第4スイッチ素子SW4を設けると共に、キャッチアップコンデンサC1の高電圧側から、直列に接続されたフライバックコンデンサFC1及びFC2に電流が逆流しないように、サブストレートゲートがドレインに接続された第2スイッチ素子SW2を設けるようにした。このことから、ダイオードを使用することなくコンデンサの高電圧側から電流が逆流しないようにすることができ、ダイオードを使用した場合における該ダイオードの順方向電圧による電圧降下をなくすことができる。
【0079】
また、フライバックコンデンサFC1及びFC2の直列回路を電圧Voで充電する場合、第4スイッチ素子SW4及び第8スイッチ素子SW8をオンさせた後、第3スイッチ素子SW3をオンさせるようにした。このことから、第3スイッチ素子SW3のゲートを駆動する制御回路部33の出力回路を構成しているNMOSトランジスタのベース基板に無効電流が流れることを防止することができ、該NMOSトランジスタの寄生トランジスタがオンしてラッチアップが発生することを防止できる。
【0080】
また、フライバックコンデンサFC1及びFC2に充電された電圧を出力端CPOUTに出力する場合、切り換えスイッチSW10によって第3スイッチ素子SW3のサブストレートゲートをドレイン側に接続させた後、第2スイッチ素子SW2及び第5スイッチ素子SW5をオンさせてから第1スイッチ素子SW1及び第6スイッチ素子SW6をオンさせるようにした。このことから、第3スイッチ素子SW3において、寄生ダイオードを介して無効電流が流れることを防止できると共に、第2スイッチ素子SW2及び第5スイッチ素子SW5において、ソース側の電圧がドレイン側の電圧よりも高くなるようにすることができ、サブストレートゲートを介して無効電流が流れることを防止できる。
【0081】
【発明の効果】
上記の説明から明らかなように、本発明の電源供給回路によれば、チャージポンプ回路は、電源電圧の低下に応じて昇圧倍率を大きくし定電圧回路の出力電圧を昇圧するようにした。具体的には、電源電圧に応じてチャージポンプ回路の昇圧倍率を、入力電圧に対して、1倍、α倍又はβ倍のいずれかに選択するようにした。このことから、電池のように電圧が次第に低下する直流電源を使用した場合においても、ほぼ一定の電圧を負荷の電源として供給することができ、電力効率の向上を図ることができる。
【0082】
また、電源電圧をそのまま出力するモードを備えた定電圧回路を、チャージポンプ回路の前段に設けたため、広範囲な電源電圧に対し、チャージポンプ回路からの出力電圧を安定させることができると共に、電力効率を更に向上させることができる。
【0083】
また、従来使用されていた逆流防止用ダイオードの代わりに、スイッチ素子をなすMOSトランジスタを使用したため、該ダイオードの順方向電圧によるロスを低減させることができ、電力効率を更に一層向上させることができる。
【0084】
また、チャージポンプ回路の各スイッチ素子のスイッチングタイミングを細かく制御することにより、貫通電流や、定電圧回路への電流の逆流を防止することができる。
【0085】
更に、MOSトランジスタのサブストレートゲートをドレイン側又はソース側のいずれかに適切に接続すると共に、切り換えスイッチによって、昇圧動作時にスイッチ素子のサブストレートゲートをドレイン側又はソース側のいずれかに適切に切り換えることにより、スイッチ素子の寄生ダイオードを通して流れる無効電流をなくすことができ、電力効率の向上を図ることができると共に、ICの不具合を発生させるラッチアップを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態における電源供給回路の例を示した回路図である。
【図2】 制御回路部33によるチャージポンプ回路部31の動作制御例を示したフローチャートである。
【図3】 制御回路部33によるチャージポンプ回路部31の他の動作制御例を示したフローチャートである。
【図4】 制御回路部33によるチャージポンプ回路部31の他の動作制御例を示したフローチャートである。
【図5】 制御回路部33によるチャージポンプ回路部31の他の動作制御例を示したフローチャートである。
【図6】 第1動作モードにおけるチャージポンプ回路部31の各スイッチ素子の状態を示した等価回路図である。
【図7】 第2動作モードにおける図1の各制御信号S1〜S11の例を示したタイミングチャートである。
【図8】 図7の状態aに対するチャージポンプ回路部31の動作例を示した等価回路図である。
【図9】 図7の状態bに対するチャージポンプ回路部31の動作例を示した等価回路図である。
【図10】 図7の状態cに対するチャージポンプ回路部31の動作例を示した等価回路図である。
【図11】 図7の状態dに対するチャージポンプ回路部31の動作例を示した等価回路図である。
【図12】 図7の状態eに対するチャージポンプ回路部31の動作例を示した等価回路図である。
【図13】 図7の状態fに対するチャージポンプ回路部31の動作例を示した等価回路図である。
【図14】 第3動作モードにおける図1の各制御信号S1〜S11の例を示したタイミングチャートである。
【図15】 図14の状態aに対するチャージポンプ回路部31の動作例を示した等価回路図である。
【図16】 図14の状態bに対するチャージポンプ回路部31の動作例を示した等価回路図である。
【図17】 図14の状態cに対するチャージポンプ回路部31の動作例を示した等価回路図である。
【図18】 図14の状態dに対するチャージポンプ回路部31の動作例を示した等価回路図である。
【図19】 図14の状態eに対するチャージポンプ回路部31の動作例を示した等価回路図である。
【符号の説明】
1 電源供給回路
2 定電圧回路
3 チャージポンプ回路
11 負荷回路
31 チャージポンプ回路部
32 クロック信号発生回路部
33 制御回路部
34 電圧検出回路部
SW1 第1スイッチ素子
SW2 第2スイッチ素子
SW3 第3スイッチ素子
SW4 第4スイッチ素子
SW5 第5スイッチ素子
SW6 第6スイッチ素子
SW7 第7スイッチ素子
SW8 第8スイッチ素子
SW9 第9スイッチ素子
SW10,SW11 切り換えスイッチ
FC1,FC2 フライバックコンデンサ
C1 キャッチアップコンデンサ

Claims (6)

  1. 直流電源から供給される電源電圧から所定の定電圧Vaを生成して出力する定電圧回路と、
    該電源電圧の電圧検出を行い該電源電圧値の低下に応じて昇圧倍率を大きくして前記定電圧回路の出力電圧を昇圧する、前記電源電圧値に応じた倍率で前記定電圧回路の出力電圧を昇圧し負荷の電源として供給するチャージポンプ回路と、
    を備え、
    前記チャージポンプ回路は、
    前記定電圧回路の出力電圧で充電される2つの第1のコンデンサと、
    対応する該第1のコンデンサにおける充電時の低電圧側、及び前記定電圧回路の出力電圧が入力される入力端をそれぞれ接続する各第1のスイッチ素子と、
    対応する前記第1のコンデンサにおける充電時の高電圧側、及び前記負荷に対して電圧を出力する出力端をそれぞれ接続する各第2のスイッチ素子と、
    前記各第1のコンデンサを直列に接続する第3のスイッチ素子と、
    前記各第1のコンデンサと該第3のスイッチ素子との直列回路の一端を前記定電圧回路の出力電圧が入力される入力端に接続する第4のスイッチ素子と、
    前記各第1のコンデンサと該第3のスイッチ素子との直列回路の他端を前記直流電源の負側電源電圧に接続する第5のスイッチ素子と、
    前記各第1のコンデンサにおける、充電時の高圧側が前記第3のスイッチ素子に接続される第1のコンデンサの該高圧側を前記定電圧回路の出力電圧が入力される入力端に接続する第6のスイッチ素子と、
    前記各第1のコンデンサにおける、充電時の低圧側が前記第3のスイッチ素子に接続される第1のコンデンサの該低圧側を前記直流電源の負側電源電圧に接続する第7のスイッチ素子と、
    前記各第1のコンデンサを充電して得られる電圧で充電される第2のコンデンサと、
    前記電源電圧の検出を行い、該検出した電圧値を示す信号を出力する電圧検出回路部と、
    該電圧検出回路部からの信号に応じて、所定のクロック信号を基に前記第1から第7の各スイッチ素子のスイッチング制御をそれぞれ行うと共に、前記定電圧回路の動作制御を行う制御回路部と、
    を備えることを特徴とする電源供給回路。
  2. 前記制御回路部は、前記定電圧回路の出力電圧を昇圧させて出力する場合、該定電圧回路の出力電圧が入力される入力端と前記第2のコンデンサとの間に直列に接続された前記各スイッチ素子が同時にオンしないように各スイッチ素子のスイッチング制御を行うことを特徴とする請求項1記載の電源供給回路。
  3. 前記制御回路部は、前記定電圧回路の出力電圧が入力される入力端と、前記直流電源の負側電源電圧との間に直列に接続された各スイッチ素子が同時にオンしないように前記各スイッチ素子のスイッチング制御を行うことを特徴とする請求項1又は2記載の電源供給回路。
  4. 前記第3及び第6の各スイッチ素子は、それぞれMOSトランジスタからなり、対応する該MOSトランジスタのサブストレートゲートを該MOSトランジスタのドレイン又はソースのいずれかに切り換えて接続する第1及び第2の各切り換えスイッチを備え、前記制御回路部は、対応する該MOSトランジスタのソース電圧がドレイン電圧より大きい場合はサブストレートゲートを該ソース側に、対応する該MOSトランジスタのソース電圧がドレイン電圧より小さい場合はサブストレートゲートを該ドレイン側に接続するように、前記第1及び第2の各切り換えスイッチの切り換え制御をそれぞれ行うことを特徴とする請求項1、又は3記載の電源供給回路。
  5. 前記各第2のスイッチ素子は、第2のコンデンサから対応する第1のコンデンサに流れる電流を阻止する方向に寄生ダイオードが形成されるようにサブストレートゲートが接続されたMOSトランジスタからなると共に、前記第4のスイッチ素子は 、第1のコンデンサから、前記定電圧回路の出力電圧が入力される入力端に流れる電流を阻止する方向に寄生ダイオードが形成されるようにサブストレートゲートが接続されたMOSトランジスタからなることを特徴とする請求項1、、3又は4記載の電源供給回路。
  6. 前記制御回路部は、各第1のコンデンサを前記定電圧回路の出力電圧で充電する場合、前記第4及び第5の各スイッチ素子をオンさせて導通状態にした後、前記第3のスイッチ素子をオンさせて導通状態にすることを特徴とする請求項1、、3、4又は5記載の電源供給回路。
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