JP4286680B2 - Dc/dcコンバータ、及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、DC/DCコンバータに関し、特に直流電圧を所定の倍率で昇圧できる、DC/DCコンバータ、及びプログラムに関する。
DC(直流)電圧を電圧変換するDC/DCコンバータは様々な装置に使用される。例えば、太陽電池を使用した発電装置、風力発電装置、燃料電池システム、ハイブリッド自動車等である。特に、自動車のように空間的、重量的な制約が強い技術領域にDC/DCコンバータを適用する場合、DC/DCコンバータヘの小型化・軽量化の要求が非常に強くなる。
図7は、従来よりよく知られている昇圧型DC/DCコンバータの回路構成図である。図7に示す回路では、スイッチSWが交互にオン/オフされる。スイッチSWのオン時にインダクターLに磁気エネルギーが蓄積され、スイッチSWのオフ時にインダクターLに蓄積された磁気エネルギーが電力として出力側に供給される。この時、電源電圧にインダクターLからの出力分が加わるので全体として昇圧された電圧が出力部で得られる。
しかし、このような昇圧方式では、インダクターLの磁気飽和を防止しつつ十分な昇圧を行うためには、重く大型のコアを用いたインダクターLが必要である。これは、DC/DCコンバータ全体の小型化・軽量化の阻害要因となる。
そこで、携帯電話等の小型化・軽量化の必要性が強い機器においては、フライング・キャパシタと呼ばれるコンデンサを使用するチャージポンプ回路が電圧変換方式として提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、従来より、スイッチドキャパシタンス方式を用いた安定化電源回路も提案されている(例えば、特許文献2参照)。
これらの方式では、フライング・キャパシタを電力の授受用に使用するのが一般的である。図8は、フラング・キャパシタを用いたDC/DCコンバータの従来例およびその動作状態を示す図であり、スイッチSW11、SW12等の交互切り換えにより、図8(a)及び図8(b)に示す状態が交互に繰り返される。
すなわち、図8(a)に示す状態では、SW11→ON、SW14→ON、SW12→OFF、SW13→OFFとされ、図8(b)に示す状態では、SW11→OFF、SW14→OFF、SW12→ON、SW13→ONとされる。
図8(a)に示す状態のとき、所定時間、電源E→SW11→フライング・キャパシタC11→SW14→電源Eのルートで電流I1が流れ、フライング・キャパシタC11には電荷が蓄積される。このとき、前回の動作タイミングにおいて出力キャパシタC12の正極には正電荷が蓄積されていたので、この電荷が出力側に放電される。
一方、図8(b)に示す状態のとき、所定時間、電源E→SW13→フライング・キャパシタC11→SW12→出力側のルートで電流I2が流れる。このとき、前の動作タイミングでフライング・キャパシタC11に蓄積されていた電荷が出力側に放電され、この分が電源電圧Eに加算されて出力側では昇圧された電圧が取り出せる(電源電圧のほぼ2倍)。また、同時に出力キャパシタC12は電流Icにより充電され、この後、再び図8(a)に示す状態となる。
図8に示した構成のDC/DCコンバータでは、出力キャパシタC12の耐電圧特性として、電源電圧の2倍の電圧が必要となる。また、所望の電源電圧の整数倍の出力を得るようにする場合、キャパシタC12の耐電圧は、フライング・キャパシタ数の増加に応じて2倍、3倍、4倍……と増加する。高耐圧の出力キャパシタはスイッチSW12がオフの間、電流供給できるように大容量のものが必要であり、その結果、大型のものとなり、DC/DCコンバータの大型化、高価格化につながってしまう。
また、図8に示した構成では、電源及びフライング・キャパシタC11からの電流と、出力キャパシタC12からの放電電流とが交互に出力側に供給されるので、出力電圧の不均一化や電力変換効率の低下(高耐圧のキャパシタを用いることで発熱量が多くなることに起因する)を招いていた。
更に、図8に示す方式では多くのスイッチが設けられているため、制御装置などを用いて高精度のオン/オフ制御を行う必要がある。
特開2003−61339号公報 特開2003−111388号公報
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、本発明は、小型化、軽量化、高効率化、低価格化を実現できる、DC/DCコンバータ、及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、本発明のDC/DCコンバータは、DC電源入力部と、複数のスイッチと、複数のキャパシタと、前記複数のキャパシタに接続された出力部とを有し、動作モードに応じた前記複数のスイッチのオン/オフ制御により前記複数のキャパシタを選択的に機能させることによって、昇圧、導通、回生の何れかの動作を行うことを特徴とする。
このような構成により、複数のスイッチ(例えば、図1に示すスイッチSW1〜SW4)をオン/オフ制御し、DC電源入力部の電源電圧により複数のキャパシタ(例えば、図1に示すキャパシタC1、C2)を個々に充電し、この複数のキャパシタに接続された出力部に昇圧された電圧を得る(昇圧)。また、回生モード時に、複数のスイッチ(例えば、図1に示すスイッチSW1〜SW4)をオン/オフ制御し、複数のキャパシタに蓄積された回生電力を電源側に返還する(回生)。また、複数のスイッチ(例えば、図1に示すスイッチSW1〜SW4)をオン/オフ制御し、DC電源入力部の電圧をそのまま出力部に出力する(導通)。
これにより、同一の回路で、スイッチ動作を変化させるだけで、昇圧回路、導通回路、回生回路のいずれにも使用できる。
また、本発明のDC/DCコンバータは、指示された動作モードと、前記DC電源入力部及び前記出力部の電圧に基づき、前記複数のスイッチのオン/オフ制御を行うスイッチング手段を更に有することを特徴とする。
このような構成により、複数のスイッチ(例えば、図1に示すスイッチSW1〜SW4)を指示された動作モードでオン/オフ制御すると共に、DC電源入力部の電圧と出力部の電圧を比較して、複数のスイッチをオン/オフ制御する。
これにより、例えば、指示されたモードが昇圧モードの場合に、負荷がモータであり回生ブレーキ動作により出力部の電圧が急に上昇したときに、これを検出して回生機能を作動させるように複数のスイッチ(例えば、図1に示すスイッチSW1〜SW4)をオン/オフ制御することができる。
また、本発明のDC/DCコンバータは、DC電源入力部と、直列に接続された第1及び第2のキャパシタと、前記第1及び第2のキャパシタに接続された出力部とを備えたDC/DCコンバータであって、前記DC電源入力部の正極側を、前記第1のキャパシタの正極側及び前記出力部の正極側に接続する第1のスイッチと、前記DC電源入力部の正極側を、前記第1のキャパシタの負極側及び前記第2のキャパシタの正極側に接続する第2のスイッチと、前記電源入力部の負極側を、前記第1のキャパシタの負極側及び前記第2のキャパシタの正極側に接続する第3のスイッチと、前記電源入力部の負極側を、前記第2のキャパシタの負極側及び前記出力部の負極側に接続する第4のスイッチとを有し、動作モードに応じて前記第1〜第4のスイッチのそれぞれがオン又はオフとなり、前記第1及び第2のキャパシタを選択的に機能させることによって、昇圧、導通、回生の何れかの動作を行うことを特徴とする。
このような構成により、第1〜第4のスイッチ(例えば、図1に示すスイッチSW1〜スイッチSW4)をオン/オフ制御し、第1のキャパシタ(例えば、図1に示すキャパシタC1)と第2のキャパシタ(例えば、図1に示すキャパシタC2)をDC電源入力部の電源電圧で交互に充電し、出力部から昇圧された電圧を出力する(昇圧)。また、第1のスイッチ〜第4のスイッチをオン/オフ制御し、第1のキャパシタと第2のキャパシタに蓄積された回生電力を交互に電源側に返還する(回生)。さらに、第1のスイッチと第4のスイッチをオン、第2のスイッチと第3のスイッチをオフとし、DC電源入力部の電源をそのまま出力部に導通させる(導通)。
これにより、同一の回路で、スイッチの動作を変化させるだけで、昇圧回路、導通回路、回生回路のいずれにも使用できる。
また、本発明のDC/DCコンバータは、指示された動作モードと、前記DC電源入力部及び前記出力部の電圧に基づき、前記第1〜第4のスイッチのオン/オフ制御を行うスイッチング手段を更に有することを特徴とする。
このような構成により、第1〜第4のスイッチ(例えば、図1に示すスイッチSW1〜SW4)を指示された動作モードでオン/オフ制御すると共に、DC電源入力部の電圧と出力部の電圧を比較して、複数のスイッチをオン/オフ制御する。
これにより、例えば、指示されたモードが昇圧モードの場合に、負荷がモータ(交流モータのインバータやブラシレスモータを含む)であり回生ブレーキ動作により出力部の電圧が急に上昇したときに、これを検出して回生機能を作動させるように第1〜第4のスイッチをオン/オフ制御することができる。
また、本発明のDC/DCコンバータは、前記第1〜第4のスイッチをフライホイールダイオード付きのトランジスタスイッチとしたことを特徴とする。
このような構成により、昇圧、回生、導通のそれぞれの動作モードについて、第1〜第4のスイッチ(例えば、図1に示すスイッチSW1〜SW4)をオン/オフ制御する場合に、あるスイッチについては一方方向にのみ電流が流れ、且つその電流の方向がフライホイールダイオードの順方向である場合には、当該トランジスタスイッチのオン/オフ制御を行わず、フライホイールダイオードのスイッチング作用(整流作用)を利用する。
これにより、オン/オフ制御するスイッチ数を減らし、スイッチング制御を簡易化できる。
また、本発明のDC/DCコンバータは、前記トランジスタスイッチは、IGBTであることを特徴とする。
これにより、高速、大電流、高圧のスイッチング制御が可能となる。
また、本発明のDC/DCコンバータは、前記第1及び第2のキャパシタは、フイルムコンデンサであることを特徴とする。
これにより、フイルムキャパシタの電荷の蓄積効率のよさ(電解キャパシタは80%程度で、フイルムキャパシタは98%程度)、小型、軽量、低価格という利点を利用でき、DC/DCコンバータの高効率化、小型化、低価格化を実現できる。
また、本発明のDC/DCコンバータは、前記第1及び第2のキャパシタは、セラミックコンデンサであることを特徴とする。
これにより、蓄電効率は、フィルムコンデンサを使用した場合と同等レベルを維持しつつ、更に小型化が図れる。
また、本発明のDC/DCコンバータは、昇圧モード時には、前記第1及び第4のスイッチを常時オフとし、前記第2及び第3のスイッチを交互にオン/オフさせることで、前記第2のスイッチのオン時に前記第2のスイッチ及び前記第4のスイッチのフライホイールダイオードを導通させ、前記第3のスイッチのオン時に前記第1のスイッチのフライホイールダイオード及び前記第3のスイッチを導通させ、導通モード時には、前記第1〜第4のスイッチを常時オフとし、前記第1及び第4のスイッチのフライホイールダイオードを導通させ、回生モード時には、前記第2及び第3のスイッチを常時オフとし、前記第1及び第4のスイッチを交互にオン/オフさせることで、前記第1のスイッチのオン時に前記第1のスイッチ及び前記第3のスイッチのフライホイールダイオードを導通させ、前記第4のスイッチのオン時に前記第2のスイッチのフライホイールダイオード及び前記第4のスイッチを導通させることを特徴とする。
このような構成により、昇圧モード時には、第1及び第4のスイッチ(例えば、図4に示すスイッチSW1、SW4)を常時オフとし、第2及び第3のスイッチ(例えば、図4に示すスイッチSW2、SW3)を交互にオン/オフさせることで、第2のスイッチのオン時に第2のスイッチ及び第4のスイッチのフライホイールダイオード(例えば、図4に示すフライホイールダイオードD4)を導通させ、第2のキャパシタ(例えば、図4に示すキャパシタC2)を充電する。また、第3のスイッチのオン時に第1のスイッチのフライホイールダイオード(例えば、図4に示すフライホイールダイオードD1)及び第3のスイッチを導通させ、第1のキャパシタ(例えば、図4に示すキャパシタC1)を充電する。
また、導通モード時には、第1〜第4のスイッチ(例えば、図5に示すSW1〜SW4)を常時オフとし、第1及び第4のスイッチのフライホイールダイオード(例えば、図5に示すフライホイールダイオードD1、D4)を導通させ、DC電源入力部の電圧をそのまま出力部に出力する。
また、回生モード時には、第2のスイッチ(例えば、図6に示すSW2)及び第3のスイッチ(例えば、図6に示すSW3)を常時オフとし、第1のスイッチ(例えば、図6に示すSW1)及び第4のスイッチ(例えば、図6に示すSW4)を交互にオン/オフさせることで、第1のスイッチのオン時に、第1のスイッチ及び第3のスイッチのフライホイールダイオード(例えば、図6に示すフライホイールダイオードD3)を導通させ、第1のキャパシタ(例えば、図6に示すキャパシタC1)に蓄積された回生電力をDC電源側に返還する。また、第4のスイッチのオン時に、第2のスイッチのフライホイールダイオード(例えば、図6に示すフライホイールダイオードD2)及び第4のスイッチを導通させ、第2のキャパシタ(例えば、図6に示すキャパシタC2)に蓄積された回生電力をDC電源側に返還する。
これにより、同一の回路で、スイッチの動作を変化させるだけで、昇圧回路、導通回路、回生回路のいずれにも使用できる。
また、本発明のDC/DCコンバータは、更に、前記第1及び第4のスイッチを常時オフとして、回生動作を阻止する回生阻止モードを有することを特徴とする。
これにより不要な回生を阻止したい場合に回生阻止モードを実現することができる。
また、本発明のコンピュータプログラムは、DC電源入力部と、複数のスイッチと、複数のキャパシタと、前記複数のキャパシタに接続された出力部とを有するDC/DCコンバータにおける前記複数のスイッチの制御をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、昇圧、導通、回生の何れかの動作モードに応じた前記複数のスイッチのオン/オフを制御し、前記複数のキャパシタを選択的に機能させる処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、本発明のコンピュータプログラムは、指示された動作モードと、入力電圧検出部により検出される前記DC電源入力部及び出力電圧検出部により検出される前記出力部の電圧に基づいて、前記複数のスイッチのオン/オフ制御処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、本発明のコンピュータプログラムは、DC電源入力部と、前記DC電源入力部の正極側を、第1のキャパシタの正極側及び出力部の正極側に接続する第1のスイッチと、前記DC電源入力部の正極側を、前記第1のキャパシタの負極側及び第2のキャパシタの正極側に接続する第2のスイッチと、前記DC電源入力部の負極側を、前記第1のキャパシタの負極側及び前記第2のキャパシタの正極側に接続する第3のスイッチと、前記DC電源入力部の負極側を、前記第2のキャパシタの負極側及び前記出力部の負極側に接続する第4のスイッチとを有するDC/DCコンバータにおいて、前記第1〜第4のスイッチの制御をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、昇圧、導通、回生の何れかの動作モードに応じた前記第1〜第4のスイッチのオン/オフを制御し、前記複数のキャパシタを選択的に機能させる処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、本発明のコンピュータプログラムは、指示された動作モードと、入力電圧検出部により検出される前記DC電源人力部及び出力電圧検出部により検出される前記出力部の電圧に基づいて、前記複数のスイッチのオン/オフ制御処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明のDC/DCコンバータにおいては、同一の回路でスイッチング動作を変更するだけで、昇圧回路、導通回路、回生回路のいずれにも使用できる。また、従来例のように、磁気エネルギーを蓄積するためのインダクターが不要となるため、DC/DCコンバータの小型化、軽量化、低価格化を実現できる。また、2個のキャパシタは、電源電圧と同程度の耐圧のものを使用でき、高耐圧の出力キャパシタは不要となる。
また、スイッチング制御するスイッチの数は常に2個であり、スイッチング制御が容易である。また、負荷の大きさに係らず、経時的に同一のスイッチングデューティー比で昇圧(1倍昇圧を含む)、回生が可能である。
次に本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明によるDC/DCコンバータの原理的構成例を示す図である。本発明のDC/DCコンバータは、2倍昇圧(DC電源入力部の電源電圧の略2倍の電圧を出力する)機能、1倍昇圧(電源電圧をそのまま導通出力する)機能、降圧(電源回生)機能を有する。
図1に示すDC/DCコンバータは、電源E、第1のスイッチSW1、第2のスイッチSW2、第3のスイッチSW3、及び第4のスイッチSW4を備えるスイッチング部1、第1のキャパシタC1、第2のキャパシタC2、出力部を有する。なお、第1のキャパシタC1と第2のキャパシタC2は直列に接続されており、フイルムコンデンサなどを使用するのが望ましい。
また、制御回路部2は、スイッチング部1内の第1のスイッチSW1、第2のスイッチSW2、第3のスイッチSW3、及び第4のスイッチSW4をオン/オフ制御する機能を有する。また、制御回路部2内の入力電圧検出部3は、電源電圧Eから供給される入力電圧を検出する機能を有し、出力電圧検出部4は、出力部の出力電圧を検出する機能を有する。電圧比較部5は、入力電圧検出部3により検出された電源電圧と、出力電圧検出部4により検出された出力電圧とを比較する機能を有する。
また、回生負荷検出部6は、電圧比較部5における電源電圧と出力電圧の比較結果を基に、例えば、2倍昇圧動作時に、「出力電圧>2×電源電圧」の場合に、回生負荷(回生ブレーキ時のモータなど、電力を発生している状態にある負荷)が接続されていると判断する。また、スイッチング制御部10は、第1のスイッチSW1、第2のスイッチSW2、第3のスイッチSW3、第4のスイッチSW4のオン/オフ制御を行うための手段である。また、スイッチング制御部10は、スイッチング部1内のスイッチSW1〜スイッチSW4のオン/オフ時間(デューティー比)を制御する機能も有している。
なお、この制御回路部2内の電圧比較部5およびスイッチング制御部10は、専用のハードウェアにより実現されるものであってもよく、また、制御回路部2内にメモリおよびCPU等のコンピュータシステムを設け、電圧比較部5およびスイッチング制御部10の機能を実現するためのプログラム(図示せず)をメモリにロードして実行することによりその機能を実現させるものであってもよい。
図1に示すDC/DCコンバータにおいては、第1のスイッチSW1、第2のスイッチSW2、第3のスイッチSW3、および第4のスイッチSW4のオン/オフ制御を行うことにより、2倍昇圧モード、1倍昇圧モード、降圧(電源回生)モードの3種類の動作モードを任意に実現することができる。動作モードの選択はアプリケーション等によって決められる。本発明を電気自動車に採用する場合、例えば、高速運転時に2倍昇圧モードが用いられ、低速運転時に1倍昇圧モードが用いられる。
まず、最も基本となる2倍昇圧モードについて説明する。2倍昇圧モードとは、電源電圧Eの略2倍の電圧(ほぼ2Eの電圧)を出力電圧とするモードである。
図2及び図3は、2倍昇圧モードについて説明するための図である。2倍昇圧モードにおいては、図2(a)に示すスイッチ回路が、図2(b)と等価となる。すなわち、図2(a)に示す回路中のスイッチSW1とスイッチSW4を、それぞれダイオードD1とダイオードD4に置き換えることができる。これについては、図3でその理由を説明する。
図3は、2倍昇圧モードの動作説明図である。図3において、最初に、図3(a)に示すように、SW3をオンとし、スイッチSW2をオフとすると、電源E→ダイオードD1→キャパシタC1→スイッチSW3→電源Eのルートで電流I1が流れる。このとき、キャパシタC1は電源電圧Eに応じて充電される。
次に、図3(b)に示すように、スイッチSW2をオンとし、スイッチSW3をオフとすると、電源E→スイッチSW2→キャパシタC2→ダイオードD4→電源Eのルートで電流I3が流れる。このとき、キャパシタC2は電源電圧Eに充電される。このスイッチング制御を交互に繰り返す。これにより、キャパシタC1及びキャパシタC2のそれぞれが電圧Eに充電され、キャパシタC1とキャパシタC2は直列に接続されているので、出力部に約2Eの電圧出力を得ることができる。そして、C1、C2から出力側に放電電流I2が出力される。
図3に示す2倍昇圧モードでは、ダイオードD1(図2(a)のスイッチSW1に相当)、ダイオードD4(図2(a)のスイッチSW4に相当)が設けられたブランチ(枝回路)に流れる電流の方向は一定方向のみであるため、スイッチSW1、SW4を常時閉とし、ダイオードのスイッチング作用(整流作用)のみを実現できればよい。
このように、本発明のDC/DCコンバータでは、ダイオードのスイッチング作用(電流を一方向に流す作用)が利用できる場合には、ダイオードをスイッチの代りに積極的に利用し、制御するスイッチ数を減らすように工夫している。具体的な例については、実施例の項で説明する。
次に、本発明のDC/DCコンバータの実施例について説明する。図4(a)は、本発明によるDC/DCコンバータの実施例を示す図であり、また、2倍昇圧モード時の動作を説明するための図である。また、図4(b)は、スイッチSW1、SW2の動作タイミングとキャパシタC1、C2への充電電流波形を示す図である。
図4に示すDC/DCコンバータは、電源E、入力側の平滑コンデンサ(電解コンデンサ)C4、2個(一対)のIGBT素子で構成されるIGBT部1およびIGBT部2、インダクターL、キャパシタC1、C2、C3を有する。なお、キャパシタC1、C2、C3は、本実施例では、フィルムコンデンサである。
図3の2倍昇圧の動作説明図と比較して、図4のIGBT部1の上側のIGBT素子(SW1)のフライホイールダイオードD1が、図3のダイオードD1に相当し、IGBT部1の下側のIGBT素子がスイッチSW2に相当する。また、図4のIGBT部2の上側のIGBT素子が図3のSW3に相当し、IGBT部2の下側のIGBT素子(SW4)のフライホイールダイオードD4が、図3のダイオードD4に相当する。
図4に示すDC/DCコンバータの2倍昇圧モードでは、スイッチSW1とスイッチSW4は常時オフとし、図4(b)に示すように、IGBT部1のスイッチSW2と、IGBT部2のスイッチSW3を交互にオン/オフするようにゲート電圧がスイッチイング制御部10から印加される。なお、2倍昇圧モードでは、IGBT部1のスイッチSW1、IGBT部2のスイッチSW4は、フライホイールダイオードD1及びD4のみを機能させる。
図4において、スイッチSW2がオン、スイッチSW3がオフのときは、電源E→スイッチSW2→インダクターL→キャパシタC2→フライホイールダイオードD4→電源Eのルートで電流I1が流れる。このとき、キャパシタC2が電源Eにより充電される。図4(b)にI1(C2の充電電流)の波形を示す。なお、実際には、この時電流I1がキャパシタC2を充電するだけでなく、負荷Rへの放電電流も流れている。
すなわち、同時にキャパシタC1、C2はキャパシタC3と負荷Rにも接続されているので、キャパシタC3が充電されるとともに、負荷Rに電流I3が出力電流として流れる。
一方、スイッチSW2がオフ、スイッチSW3がオンのときは、電源E→フライホイールダイオードD1→キャパシタC1→インダクターL→スイッチSW3→電源Eのルートで電流I2が流れる。このとき、キャパシタC1が電源電圧Eにより充電される。また、同時にキャパシタC1、C2は出力側にも接続されているので、キャパシタC3が充電されるとともに、負荷Rに電流I3が出力電流として流れる。
なお、インダクターLは、スイッチON時にIGBT部1、2とキャパシタC1、C2への突入電流を抑制するためのものであり、図7に示す従来回路のインダクターLの1/10以下の容量のもので十分である(時定敏にもよるが、例えば、10kHzのスイッチング周波数で4μH〜10μH)。従って、磁気エネルギーを蓄積するために用いられていた、図7に示す従来の大型のインダクターLとは使用目的が異なる。すなわち、インダクターLは本発明の必須構成要件ではない。
キャパシタC3は、出力電圧のリップルを平滑化するために設けられており、本発明の必須構成要件ではない。さらに、入力側の100μFの電解コンデンサC4は、電源のインピーダンスを下げるために設けられている(例えば、電源が回路部から離れ電源配線が長くなった場合、電源インピーダンスか上昇し、制御の誤作動を招くことがあるが電解コンデンサC4はこれを防止する。)。従って、この電解コンデンサC4は本発明の必須構成要件ではない。
スイッチSW2、SW3は交互にオン/オフされるが(理想的なデューティー比は50%)、現実のスイッチは理想的ではなく、ON/OFFに有限の過渡時間がかかるので、実際の上限は例えば、デューティー45%程度になる。このデューティー比は、スイッチSW1、SW2、コンデンサC1、C2等の特性に応じて、回路が最も効率良く昇圧動作するように設定すればよい。
なお、本発明のDC/DCコンバータでは、負荷インピーダンス/抵抗値の大きさに係わらず、デューティー比を固定したまま多少の電圧降下を伴うものの2倍昇圧を行うことができるが、このデューティー比については、図1に示す制御回路部2により制御することもできる。
すなわち、DC電源入力部の電圧Eを入力電圧検出部3により検出し、出力部の電圧を出力電圧検出部4により検出し、入力電圧検出部3により検出された入力電圧値と、出力電圧検出部4により検出された出力電圧値とを電圧比較部5により比較し、この比較値を基に、スイッチング制御部10より、スイッチSW2とスイッチSW3のオン/オフ時間のデューティー制御を行う。例えば、スイッチSW1、SW2、コンデンサC1、C2等の特性に応じて、回路が最も効率良く昇圧動作するデューティー比が45%であるとすると、この値に近づくように制御する。
本発明のDC/DCコンバータでは、出力電圧を2個のキャパシタで分圧しているので、出力側に高耐圧のキャパシタを使用する必要がなく、軽量で安価なフィルムコンデンサで十分に実現できる。この結果、キャパシタにおける発熱量が減り、電力変換の高効率化が図れる。
本発明のDC/DCコンバータでは、昇圧回路としてだけでなく、通常の整流回路(1倍昇圧回路)としても機能させることもできる。図5は、スイッチSW1、スイッチSW2、スイッチSW3およびスイッチSW4を常時オフとし、通常の整流回路として動作させる場合の例(1倍昇圧モード)を示したものである。
スイッチSW1乃至スイッチSW4のスイッチングが停止すると、電源Eから、IGBT部1のフライホイールダイオードD1とIGBT部2のフライホイールダイオードD4を通過してそのまま負荷Rに電流I1が流れる。すなわち、電源E→IBGT1のフライホイールダイオードD1→負荷R→IBGT2のフライホイールダイオードD4→電源Eのルートで電流I1が流れる。このとき、キャパシタC1、C2は昇圧に特に寄与せず、出力電圧は、入力電圧の約1倍となる。
また、本発明のDC/DCコンバータは、降圧(電源回生)機能を有している(降圧モード)。例えば、出力側の負荷としてモータなどが使用されており、回転数を減速制御(回生ブレーキ動作など)し、出力(負荷)側の電圧が上昇した場合、「出力(負荷)側が入力(電源)側の電圧の2倍となるまで、出力(負荷)側の電圧を降圧するように、(入力側にエネルギーを還す)、入力側のバッテリ等の電源に充電することができる。なお回生モード時は、必ずしも負荷側が入力側の電圧の2倍とする必要はなく、2.1倍や2.5倍等、負荷特性等に応じて適宜途中の値まで回生するようにしてもよい。
図6は、電源回生動作について説明するための図である。例えば、2倍昇圧動作時に、「出力電圧>2×電源電圧」となる場合に、この動作モードが使用できる。この電源回生モードでは、IGBT部1のスイッチSW2とIGBT部2のスイッチSW3を常時OFFとし、IGBT部1のスイッチSW1と、IGBT部2のスイッチSW4を交互にオン/オフするようにゲート電圧が印加される(図6(b)参照)。
スイッチSW1がオン、スイッチSW4オフのときは、キャパシタC1→スイッチSW1→電源E→フライホイールダイオードD3→インダクターL→キャパシタC1のルートで電流I1が流れる。このとき、電源EがキャパシタC1により充電される。
また、スイッチSW1がオフ、スイッチSW4がオンのときは、キャパシタC2→インダクターL→フライホイールダイオードD2→電源E→スイッチSW4→キャパシタC2のルートで電流I2が流れる。このとき、電源EがキャパシタC2により充電される。
このように、キャパシタC1とC2を交互に放電することで、出力側の電圧の略1/2倍の電圧になるまで余剰電力を入力側に移すことが可能である。また、出力側の電圧が上昇して、逆方向(=出力→入力)へ戻す電力が大きくなっても、電流波形が大きくなるだけで、常に同一のデューティー比のまま動作させることができる。
図9は、本発明を用いた実際の回路における各部の波形測定例を示す図であり、入力電圧199.8V、出力電圧393.3V、出力5.75kW時の波形を示したものである。この波形は2倍昇圧モード時のものである。
図9中の、符号a1はスイッチSW2をオン/オフするためのゲート波形、a2はスイッチSW2の電流波形、a3はスイッチSW3をオン/オフするためのゲート波形、a4はスイッチSW3の電流波形、a5はキャパシタC2の負極側における電流波形、a6はキャパシタC1の負極側における電流波形、a7は、電源EおよびキャパシタC4からIGBT部1に流れる電流波形、a8はキャパシタC3および負荷側に流れる電流波形を示している。
以上説明したように、本発明のDC/DCコンバータにおいては、スイッチSW1、スイッチSW2、スイッチSW3、スイッチSW4、IGBT部1、IGBT部2を同一の素子で構成すれば、図4、図5及び図6で説明した各動作を同一の回路で実現できる。
本発明のように、SW1とSW2を1つのIGBT部1で形成し、SW3とSW4を1つのIGBT部2で形成することで回路の小型化及び配線の簡略化が実現する。
また、出力電圧を2つのキャパシタで分圧しているので、高耐圧のキャパシタが不要となるため、低価格のものが使える。通常の回路においてキャパシタを直列で使用する場合は、電圧の偏りを防ぐ為のブリーダ抵抗が必要となるが、本発明ではそれも不要の為、その分電力変換効率が向上する。
また、スイッチング制御するスイッチの数は常に2個以下であり、スイッチング制御が容易である。また、負荷の大きさに係らず、経時的に同一のスイッチングデューティー比で昇圧(1倍昇圧を含む)、回生が可能である。また、同一の回路で、スイッチングする阻止モードではスイッチSW1SW2変化させるだけで、昇圧回路、導通回路、回生回路のいずれにも使用できる。
なお、実施例では第1及び第2のキャパシタがフィルムコンデンサの場合を説明したが、セラミックコンデンサ等の他のコンデンサを用いてもよい。セラミックコンデンサを使用した場合、蓄電効率はフィルムコンデンサと同等レベルを維持しつつ更に小型化が図られる。また発明によれば不要な回生を阻止したい場合に回生阻止モードを実現することもできる。この回生阻止モードではスイッチSW1、SW4を常時オフとし、それぞれのフライホイールダイオードを機能させればよい。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明のDC/DCコンバータは、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、本発明の原理を3倍以上の昇圧回路に適用することも可能である。
本発明においては、DC/DCコンバータの小型化、軽量化、低価格化を実現でき、また、電力変換の高効率化を実現できる効果を有するので、本発明は、ソーラーセルが太陽光から発電し、発電電圧を系統電圧レベルまで上昇させるインバータヘの入力(FC(燃料電池)、風力発電なども同様)、自動のハイブリット゛システムのモータ駆動電圧の昇圧、一般のバッテリ電圧以上の電圧が必要な負荷を使用するシステム、自動車等の移動体や設置場所が狭い家庭用電気機器への用途等に利用できる。
本発明によるDC/DCコンバータの原理的構成例を示す図。 2倍昇圧の原理を説明するための図その1。 2倍昇圧の原理を説明するための図その2。 2倍昇圧モード時の動作を説明するための図。 通常の整流回路として動作させる場合の例を示す図。 電源回生動作について説明するための図。 従来の昇圧型DC/DCコンバータの例を示す図。 従来のフライング・キャパシタを用いたDC/DCコンバータの例を示す図。 実際の回路における各部の測定波形例を示す図。
符号の説明
1 スイッチング部
2 制御回路部
3 入力電圧検出部
4 出力電圧検出部
5 電圧比較部
6 回生負荷検出部
10 スイッチング制御部
C1 キャパシタ
C2 キャパシタ
C3 キャパシタ
D1 ダイオード
D2 ダイオード
D3 ダイオード
D4 ダイオード
SW1 スイッチ
SW2 スイッチ
SW3 スイッチ
SW4 スイッチ

Claims (12)

  1. DC電源入力部と、直列に接続された第1及び第2のキャパシタと、前記第1及び第2のキャパシタに接続された出力部とを備えたDC/DCコンバータであって、
    前記DC電源入力部の正極側を、前記第1のキャパシタの正極側及び前記出力部の正極側に接続するフライホイールダイオード付の第1のスイッチと、
    前記DC電源入力部の正極側を、前記第1のキャパシタの負極側及び前記第2のキャパシタの正極側に接続するフライホイールダイオード付の第2のスイッチと、
    前記電源入力部の負極側を、前記第1のキャパシタの負極側及び前記第2のキャパシタの正極側に接続するフライホイールダイオード付の第3のスイッチと、
    前記電源入力部の負極側を、前記第2のキャパシタの負極側及び前記出力部の負極側に接続するフライホイールダイオード付の第4のスイッチと、を有し、
    昇圧モード時には、前記第1及び第4のスイッチを常時オフとし、前記第2及び第3のスイッチを交互にオン/オフさせることで、前記第2のスイッチのオン時に前記第2のスイッチ及び前記第4のスイッチのフライホイールダイオードを導通させ、前記第3のスイッチのオン時に前記第1のスイッチのフライホイールダイオード及び前記第3のスイッチを導通させ、
    導通モード時には、前記第1から第4のスイッチを常時オフとし、前記第1及び第4のス
    イッチのフライホイールダイオードを導通させ、
    回生モード時には、前記第2及び第3のスイッチを常時オフとし、前記第1及び第4のスイッチを交互にオン/オフさせることで、前記第1のスイッチのオン時に前記第1のスイッチ及び前記第3のスイッチのフライホイールダイオードを導通させ、前記第4のスイッチのオン時に前記第2のスイッチのフライホイールダイオード及び前記第4のスイッチを導通させ、前記第1及び第2のキャパシタを選択的に機能させることによって、昇圧、導通、回生の何れかの動作を行うことを特徴とするDC/DCコンバータ。
  2. 指示された動作モードと、前記DC電源入力部及び前記出力部の電圧に基づき、前記第1〜第4のスイッチのオン/オフ制御を行うスイッチング手段を
    更に有することを特徴とする請求項に記載のDC/DCコンバータ。
  3. 前記第1〜第4のスイッチをフライホイールダイオード付きのトランジスタスイッチとしたことを特徴とする請求項又は記載のDC/DCコンバータ。
  4. 前記トランジスタスイッチは、IGBTであること
    を特徴とする請求項に記載のDC/DCコンバータ。
  5. 前記第1及び第2のキャパシタは、フイルムコンデンサであることを特徴とする請求項からの何れかに記載のDC/DCコンバータ。
  6. 前記第1及び第2のキャパシタは、セラミックコンデンサであることを特徴とする請求項からの何れか1項記載のDC/DCコンバータ。
  7. 昇圧モード時には、前記第1及び第4のスイッチを常時オフとし、前記第2及び第3のスイッチを交互にオン/オフさせることで、前記第2のスイッチのオン時に前記第2のスイッチ及び前記第4のスイッチのフライホイールダイオードを導通させ、前記第3のスイッチのオン時に前記第1のスイッチのフライホイールダイオード及び前記第3のスイッチを導通させ、
    導通モード時には、前記第1から第4のスイッチを常時オフとし、前記第1及び第4のス
    イッチのフライホイールダイオードを導通させ、
    回生モード時には、前記第2及び第3のスイッチを常時オフとし、前記第1及び第4のスイッチを交互にオン/オフさせることで、前記第1のスイッチのオン時に前記第1のスイッチ及び前記第3のスイッチのフライホイールダイオードを導通させ、前記第4のスイッチのオン時に前記第2のスイッチのフライホイールダイオード及び前記第4のスイッチを導通させることを特徴とする請求項からの何れかに記載のDC/DCコンバータ。
  8. 更に、前記第1及び第4のスイッチを常時オフとして、回生動作を阻止する回生阻止モードを有することを特徴とする請求項記載のDC/DCコンバータ。
  9. DC電源入力部と、直列に接続された第1及び第2のキャパシタと、前記第1及び第2のキャパシタに接続された出力部とを備えたDC/DCコンバータであって、
    前記DC電源入力部の正極側を、前記第1のキャパシタの正極側及び前記出力部の正極側に接続するフライホイールダイオード付の第1のスイッチと、
    前記DC電源入力部の正極側を、前記第1のキャパシタの負極側及び前記第2のキャパシタの正極側に接続するフライホイールダイオード付の第2のスイッチと、
    前記電源入力部の負極側を、前記第1のキャパシタの負極側及び前記第2のキャパシタの正極側に接続するフライホイールダイオード付の第3のスイッチと、
    前記電源入力部の負極側を、前記第2のキャパシタの負極側及び前記出力部の負極側に接続するフライホイールダイオード付の第4のスイッチと、を有するDC/DCコンバータにおける前記複数のスイッチの制御をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    昇圧モード時には、前記第1及び第4のスイッチを常時オフとし、前記第2及び第3のスイッチを交互にオン/オフさせることで、前記第2のスイッチのオン時に前記第2のスイッチ及び前記第4のスイッチのフライホイールダイオードを導通させ、前記第3のスイッチのオン時に前記第1のスイッチのフライホイールダイオード及び前記第3のスイッチを導通させ、
    導通モード時には、前記第1から第4のスイッチを常時オフとし、前記第1及び第4のスイッチのフライホイールダイオードを導通させ、
    回生モード時には、前記第2及び第3のスイッチを常時オフとし、前記第1及び第4のスイッチを交互にオン/オフさせることで、前記第1のスイッチのオン時に前記第1のスイッチ及び前記第3のスイッチのフライホイールダイオードを導通させ、前記第4のスイッチのオン時に前記第2のスイッチのフライホイールダイオード及び前記第4のスイッチを導通させ、前記第1及び第2のキャパシタを選択的に機能させる処理をコンピュータに実行させること
    を特徴とするプログラム。
  10. 指示された動作モードと、入力電圧検出部により検出される前記DC電源入力部及び出力電圧検出部により検出される前記出力部の電圧に基づいて、前記複数のスイッチのオン/オフ制御処理をコンピュータに実行させること
    を特徴とする請求項に記載のプログラム。
  11. DC電源入力部と、前記DC電源入力部の正極側を、第1のキャパシタの正極側及び出力部の正極側に接続する第1のスイッチと、前記DC電源入力部の正極側を、前記第1のキャパシタの負極側及び第2のキャパシタの正極側に接続する第2のスイッチと、前記DC電源入力部の負極側を、前記第1のキャパシタの負極側及び前記第2のキャパシタの正極側に接続する第3のスイッチと、前記DC電源入力部の負極側を、前記第2のキャパシタの負極側及び前記出力部の負極側に接続する第4のスイッチとを有するDC/DCコンバータにおいて、前記第1から第4のスイッチの制御をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    昇圧、導通、回生の何れかの動作モードに応じて前記第1から第4のスイッチのオン/オフを制御し、前記複数のキャパシタを選択的に機能させる処理をコンピュータに実行させること
    を特徴とする請求項10に記載のプログラム。
  12. 指示された動作モードと、入力電圧検出部により検出される前記DC電源人力部及び出力電圧検出部により検出される前記出力部の電圧に基づいて、前記複数のスイッチのオン/オフ制御処理をコンピュータに実行させること
    を特徴とする請求項11に記載のプログラム。
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