JP2001292567A - Dc/dcコンバータ - Google Patents

Dc/dcコンバータ

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JP2001292567A
JP2001292567A JP2000104834A JP2000104834A JP2001292567A JP 2001292567 A JP2001292567 A JP 2001292567A JP 2000104834 A JP2000104834 A JP 2000104834A JP 2000104834 A JP2000104834 A JP 2000104834A JP 2001292567 A JP2001292567 A JP 2001292567A
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switch
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semiconductor element
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JP2000104834A
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Seiichi Yasuzawa
精一 安沢
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Japan Radio Co Ltd
Nagano Japan Radio Co Ltd
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Japan Radio Co Ltd
Nagano Japan Radio Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 昇圧電圧または降圧電圧を双方向で供給で
き、しかも簡易かつ安価に構成する。 【解決手段】 スイッチ素子S1および半導体素子S3
を直列接続して構成され電源PS1に並列接続される直
列回路と、スイッチ素子S2および半導体素子S4を直
列接続して構成され電源PS2に並列接続される直列回
路と、半導体素子S3、半導体素子S4およびチョーク
コイルLを直列接続して構成される直列回路とを備え、
スイッチ素子S1(またはS2)をスイッチングさせる
と共にスイッチS2(またはS1)オン状態にし、かつ
一方のスイッチ素子が属する直列回路内の半導体素子を
そのスイッチ素子のスイッチングに反転同期してスイッ
チングさせると共に他方のスイッチ素子が属する直列回
路内の半導体素子をオフ状態にすることにより、一方の
電源の電圧に基づいて昇圧電圧または降圧電圧を生成し
て他方の電源に供給可能に構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、第1の電源および
第2の電源のいずれか一方の電圧に基づいて生成した昇
圧電圧または降圧電圧を他方の電源に供給可能なDC/
DCコンバータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、電気自動車などでは、バッテリ
ーから直流電圧を供給することによって駆動用モータを
駆動することができ、下り坂道運転時などにおいては、
発電機(等価的には直流電源)として作動する駆動用モ
ータによって生成される直流電圧でバッテリーを充電す
ることができるようになっている。つまり、バッテリー
および駆動用モータ相互間において直流電圧を双方向で
供給し合うことが可能となっている。このような2つの
直流電源間において双方向で直流電圧を供給し合う場
合、一般的には、両直流電源間に双方向型のDC/DC
コンバータが配設されている。この種のDC/DCコン
バータとして、特開平7−99740号に開示されたD
C/DCコンバータ31,41が知られている。
【0003】DC/DCコンバータ31は、図12に示
すように、降圧コンバータでそれぞれ構成された2つの
スイッチングレギュレータ32,33を備えている。こ
のDC/DCコンバータ31では、一方の直流電源PS
1側の直流電圧V1が他方の直流電源PS2側の直流電
圧V2よりも高い電圧のときには、スイッチングレギュ
レータ32が、直流電圧V1を降圧して直流電源PS2
に供給する。逆に、直流電源PS2側の直流電圧V2が
直流電源PS1側の直流電圧V1よりも高い電圧のとき
には、スイッチングレギュレータ33が、直流電圧V2
を降圧して直流電源PS1に供給する。この結果、両直
流電源PS1,PS2間において直流電圧を双方向で供
給し合うことができようになっている。
【0004】一方、DC/DCコンバータ41は、図1
3に示すように、2つのスイッチ42,43と、1つの
スイッチングレギュレータ32とを備えている。このD
C/DCコンバータ41では、一方の直流電源PS1側
の直流電圧V1が他方の直流電源PS2側の直流電圧V
2よりも高い電圧のときには、スイッチ42,43の各
c接点を各a接点に切り替えることにより、スイッチン
グレギュレータ32が、直流電圧V1を降圧して直流電
源PS2に供給する。逆に、直流電源PS2側の直流電
圧V2が直流電源PS1側の直流電圧V1よりも高い電
圧のときには、スイッチ42,43の各c接点を各b接
点に切り替えることにより、スイッチングレギュレータ
32が、直流電圧V2を降圧して直流電源PS1に供給
する。この結果、両直流電源PS1,PS2間において
直流電圧を双方向で供給し合うことができるようになっ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
DC/DCコンバータ31,41には、以下の問題点が
ある。すなわち、両DC/DCコンバータ31,41
は、両直流電源PS1,PS2間において直流電圧を双
方向で供給し合うことができるが、スイッチングレギュ
レータ32,33自体は、双方向型ではなく、方向性を
有する単なる降圧コンバータで構成されている。このた
め、DC/DCコンバータ31では、2つのスイッチン
グレギュレータ32,33を用いる必要があり、装置の
コストを高騰させる要因になっている。また、スイッチ
ングレギュレータ32,33が単なる降圧コンバータの
ため、一方の直流電源PS1(またはPS2)の電圧を
昇圧して他方の直流電源PS2(またはPS1)に供給
することができないという問題点もある。さらに、DC
/DCコンバータ41では、1つのスイッチングレギュ
レータ32の方向性を2つのスイッチ42,43で切り
替える必要があることから、両直流電源PS1,PS2
およびスイッチングレギュレータ32間に両スイッチ4
2,43を接続するための配線引き回し作業が装置のコ
ストを高騰させる要因になっている。
【0006】本発明は、かかる問題点を解決すべくなさ
れたものであり、昇圧電圧または降圧電圧を双方向で供
給でき、しかも簡易かつ安価に構成可能なDC/DCコ
ンバータを提供することを主目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく請
求項1記載のDC/DCコンバータは、第1のスイッチ
素子および第1の半導体素子を直列接続して構成され第
1の電源に並列接続される第1の直列回路と、第2のス
イッチ素子および第2の半導体素子を直列接続して構成
され第2の電源に並列接続される第2の直列回路と、第
1の半導体素子、第2の半導体素子およびチョークコイ
ルを直列接続して構成される第3の直列回路とを備え、
両スイッチ素子のいずれか一方をスイッチングさせると
共に他方をオン状態にし、かついずれか一方のスイッチ
素子が属する直列回路内の半導体素子をそのスイッチ素
子のスイッチングに反転同期してスイッチングさせると
共に他方のスイッチ素子が属する直列回路内の半導体素
子をオフ状態にすることにより、いずれか一方の電源の
電圧に基づいて昇圧電圧および降圧電圧のいずれかを生
成して他方の電源に供給可能に構成されていることを特
徴とする。なお、本発明に係るDC/DCコンバータ
は、双方向性を有しているため、第1の電源を第2の電
源に置換し、かつ第2の電源を第1の電源に置換した場
合、各請求項に係る第1のスイッチ素子と第2のスイッ
チ素子とを置換し、かつ第1の半導体素子と第2の半導
体素子とを置換することができる。
【0008】請求項2記載のDC/DCコンバータは、
第1のスイッチ素子および第1の半導体素子を直列接続
して構成され第1の電源に並列接続される第1の直列回
路と、第2のスイッチ素子および第2の半導体素子を直
列接続して構成され第2の電源に並列接続される第2の
直列回路と、第1の半導体素子、第2の半導体素子およ
びチョークコイルを直列接続して構成される第3の直列
回路とを備え、両スイッチ素子のいずれか一方をスイッ
チングさせると共に他方をオン状態にし、かついずれか
一方のスイッチ素子が属する直列回路内の半導体素子を
転流用素子として作動させると共に他方のスイッチ素子
が属する直列回路内の半導体素子をオフ状態にすること
により、いずれか一方のスイッチ素子側の電源の電圧に
基づいて降圧電圧を生成して他方のスイッチ素子側の電
源に供給可能に構成されていることを特徴とする。
【0009】請求項3記載のDC/DCコンバータは、
請求項2記載のDC/DCコンバータにおいて、両半導
体素子の少なくとも一方は、転流用素子として作動可能
なボディダイオードを等価的に内蔵するFETで構成さ
れていることを特徴とする。
【0010】請求項4記載のDC/DCコンバータは、
請求項2記載のDC/DCコンバータにおいて、両半導
体素子の少なくとも一方は、転流用素子として作動する
ダイオードで構成されていることを特徴とする。
【0011】請求項5記載のDC/DCコンバータは、
請求項2から4のいずれかに記載のDC/DCコンバー
タにおいて、スイッチングさせるいずれか一方のスイッ
チ素子のオン期間においてチョークコイルに蓄積された
励磁エネルギーの放出状態を検出する検出手段を備え、
検出手段の検出結果に基づいて励磁エネルギーの放出完
了を判別した時点以降において、いずれか一方のスイッ
チ素子をオン状態にすることを特徴とする。
【0012】請求項6記載のDC/DCコンバータは、
請求項2から5のいずれかに記載のDC/DCコンバー
タにおいて、いずれか一方のスイッチ素子をスイッチン
グさせる際に、そのスイッチ素子に等価的に並列接続さ
れた容量性素子に蓄積されている電荷の少なくとも一部
が放出されたときに、そのスイッチ素子をオン状態に制
御することを特徴とする。
【0013】請求項7記載のDC/DCコンバータは、
請求項6記載のDC/DCコンバータにおいて、容量性
素子と、いずれか一方のスイッチ素子側の電源に等価的
に並列接続された蓄電手段と、チョークコイルとを少な
くとも含む共振回路内での共振現象によって容量性素子
の蓄積電荷の少なくとも一部が放出されたときに、その
スイッチ素子をオン状態にすることを特徴とする。
【0014】請求項8記載のDC/DCコンバータは、
請求項1から7のいずれかに記載のDC/DCコンバー
タにおいて、両電源の少なくとも一方の電圧を検出する
電圧検出手段を備え、電圧検出手段による検出電圧に基
づいて両スイッチ素子のいずれか一方をスイッチングさ
せると共に他方をオン状態にすることを特徴とする。
【0015】請求項9記載のDC/DCコンバータは、
請求項1から7のいずれかに記載のDC/DCコンバー
タにおいて、両電源の電圧差を検出する電圧差検出手段
を備え、電圧差検出手段による検出電圧差に基づいて両
スイッチ素子のいずれか一方をスイッチングさせると共
に他方をオン状態にすることを特徴とする。
【0016】請求項10記載のDC/DCコンバータ
は、請求項1から9のいずれかに記載のDC/DCコン
バータにおいて、両電源の電圧差が所定電圧以下のとき
に両スイッチ素子の少なくとも一方をオフ状態にするこ
とを特徴とする。
【0017】請求項11記載のDC/DCコンバータ
は、請求項1から10のいずれかに記載のDC/DCコ
ンバータにおいて、少なくとも一方の電源内に配設され
る蓄電手段の温度を検出する温度センサを備え、温度セ
ンサの検出温度に応じて両スイッチ素子の少なくとも一
方をオフ状態にすることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に係るDC/DCコンバータの好適な実施の形態につ
いて説明する。
【0019】最初に、本発明に係るDC/DCコンバー
タを双方向昇降圧型のDC/DCコンバータに適用した
実施の形態について説明する。
【0020】図1に示すように、DC/DCコンバータ
1は、例えば、電気自動車用の電源システムSに好適に
用いられる。この電源システムSでは、自動車用バッテ
リーとして機能し例えば複数の電気二重層コンデンサを
直列接続して構成された直流電源PS1と、DC/DC
コンバータ1と、タイヤ駆動用のモータ(制動時には発
電機(等価的には直流電源)として機能するため、以
下、「直流電源PS2」という)と、車内の各種操作情
報や直流電源PS1,PS2の電圧情報等に応じてDC
/DCコンバータ1を制御するドライビングコンピュー
タ2とで構成されている。
【0021】この電源システムSでは、ドライビングコ
ンピュータ2が、例えば、アクセルやブレーキなどの操
作情報IF11、直流電源PS1の電圧や電気二重層コ
ンデンサの表面温度に関する情報IF12、および直流
電源PS2の電圧情報IF13を逐次入力し、これらの
情報IF11〜IF13に基づき、DC/DCコンバー
タ1に対して制御信号SC1を出力することにより、D
C/DCコンバータ1を最適な動作モードに規定する。
具体的には、例えば、直流電源PS1の電圧が直流電源
PS2としてのモータを駆動するのに必要な電圧よりも
低下しているときには、ドライビングコンピュータ2
は、DC/DCコンバータ1に対して、直流電源PS1
の電圧を昇圧させた直流電圧を直流電源PS2に供給さ
せる。逆に、直流電源PS1の電圧がモータを駆動する
のに必要な電圧を超えているときには、ドライビングコ
ンピュータ2は、DC/DCコンバータ1に対して、直
流電源PS1の電圧を降圧させた直流電圧を直流電源P
S2に供給させる。一方、電気自動車の制動時などで
は、ドライビングコンピュータ2は、直流電源PS1の
充電電圧に応じて、DC/DCコンバータ1に対して、
直流電源PS2の電圧を昇圧または降圧させた直流電圧
を直流電源PS1に供給させる。したがって、この電源
システムSでは、1つのDC/DCコンバータ1に対し
て、昇圧電圧および降圧電圧のいずれか任意の一方を生
成させることができ、しかも、その生成した直流電圧を
直流電源PS1,PS2相互間において任意の向きに供
給することが可能となっている。
【0022】次に、DC/DCコンバータ1の基本的構
成および動作原理について説明する。
【0023】図2に示すように、DC/DCコンバータ
1は、本発明における第1のスイッチ素子に相当するス
イッチS1と、本発明における第1の半導体素子に相当
するスイッチS3とを直列接続した第1の直列回路が直
流電源PS1(第1の電源)に並列接続されると共にコ
ンデンサC1が直流電源PS1に並列接続されている。
また、本発明における第2のスイッチ素子に相当するス
イッチS2と、本発明における第2の半導体素子に相当
するスイッチS4とを直列接続した第2の直列回路が直
流電源PS2(第2の電源)に並列接続されると共にコ
ンデンサC2が直流電源PS2に並列接続されている。
さらに、スイッチS3、スイッチS4およびチョークコ
イルLを直列接続して第3の直列回路が構成されてい
る。この場合、スイッチS1〜S4は、FETやバイポ
ーラトランジスタが用いられる。なお、コンデンサC1
は、直流電源PS1にコンデンサや二次電池などの平滑
蓄電素子が内蔵されている場合には、不要とすることが
できる。同様にして、コンデンサC2についても、直流
電源PS2に平滑蓄電素子が内蔵されている場合には、
不要とすることができる。
【0024】このDC/DCコンバータ1では、直流電
源PS1の電圧V1を昇圧して直流電源PS2に供給す
る場合、図3に示すように、スイッチS1,S3をそれ
ぞれオン状態およびオフ状態に制御する。また、スイッ
チS4をスイッチングさせ、かつスイッチS4のオン期
間およびオフ期間にそれぞれオフ状態およびオン状態と
なるようにスイッチS2をスイッチS4に反転同期させ
てスイッチングさせる。これにより、DC/DCコンバ
ータ1は、スイッチS2,S4、チョークコイルLおよ
びコンデンサC2から構成される昇圧コンバータとして
作動する。なお、後述するように、FETにはボディダ
イオードが内蔵されているため、両スイッチS1,S2
をFETで構成した場合、オン/オフスイッチングさせ
るためのスイッチング制御信号を両FETのゲートにそ
れぞれ供給し、かつ、オン状態に制御するFETにのみ
オン状態に制御する制御信号をそのスイッチング制御信
号に重畳して供給することにより、両スイッチS1,S
2のスイッチングを制御することができる。また、昇圧
コンバータおよび降圧コンバータとしての動作自体は、
公知のため、以下、その説明を省略する。
【0025】さらに、直流電源PS2の電圧V2を昇圧
して直流電源PS1に供給する場合、図4に示すよう
に、スイッチS2,S4をそれぞれオン状態およびオフ
状態に制御し、スイッチS3をスイッチングさせ、かつ
スイッチS3のオン期間およびオフ期間にそれぞれオフ
状態およびオン状態となるようにスイッチS1をスイッ
チS3に反転同期させてスイッチングさせる。これによ
り、DC/DCコンバータ1は、スイッチS1,S3、
チョークコイルLおよびコンデンサC1から構成される
昇圧コンバータとして作動する。
【0026】一方、直流電源PS1の電圧V1を降圧し
て直流電源PS2に供給する場合、図5に示すように、
スイッチS2,S4をそれぞれオン状態およびオフ状態
に制御し、スイッチS1をスイッチングさせ、かつスイ
ッチS1のオン期間およびオフ期間にそれぞれオフ状態
およびオン状態となるようにスイッチS3をスイッチS
1に反転同期させてスイッチングさせる。これにより、
DC/DCコンバータ1は、スイッチS1,S3、チョ
ークコイルLおよびコンデンサC2から構成される降圧
コンバータとして作動する。また、直流電源PS2の電
圧V2を降圧して直流電源PS1に供給する場合、図6
に示すように、スイッチS1,S3をそれぞれオン状態
およびオフ状態に制御し、スイッチS2をスイッチング
させ、かつスイッチS2のオン期間およびオフ期間にそ
れぞれオフ状態およびオン状態となるようにスイッチS
4をスイッチS2に反転同期させてスイッチングさせ
る。これにより、DC/DCコンバータ1は、スイッチ
S2,S4、チョークコイルLおよびコンデンサC1か
ら構成される降圧コンバータとして作動する。
【0027】このように、このDC/DCコンバータ1
によれば、極めて簡易で安価な構成でありながら、スイ
ッチS1〜S4をオン/オフスイッチング、オン状態、
およびオフ状態のいずれかに制御するだけで、両直流電
源PS1,PS2間において双方向で昇圧直流電圧また
は降圧直流電圧を供給し合うことができる。また、DC
/DCコンバータ1自体が双方向性を有するため、方向
性を切り替えるためのスイッチを不要にすることができ
る。したがって、そのための配線接続作業を不要にする
ことができる結果、双方向で直流電圧を供給し合う電源
システム全体としてのコストを低減することができる。
なお、スイッチS1,S2をFETで構成した場合、ス
イッチS1内部のボディダイオードが直流電源PS2か
ら直流電源PS1への電流の通過を許容し、かつスイッ
チS2内部のボディダイオードが直流電源PS1から直
流電源PS2への電流の通過を許容するため、図5に示
す動作状態のときには、スイッチS1に対してのみスイ
ッチング制御し、図6に示す動作状態のときには、スイ
ッチS2に対してのみスイッチング制御を行ってもよ
い。したがって、両スイッチS1,S2に対するスイッ
チング制御も極めて容易となる。この場合、スイッチS
1,S2としてバイポーラトランジスタを用いるときに
は、各スイッチS1,S2にダイオードを並列接続する
ことにより、同様の効果を得ることができる。
【0028】次に、図7,8を参照して、本発明におけ
るDC/DCコンバータを降圧型のDC/DCコンバー
タ11に適用した好適な実施の形態について説明する。
なお、DC/DCコンバータ1と同一の構成要素につい
ては同一の符号を付して重複した説明を省略する。
【0029】図7に示すように、DC/DCコンバータ
11は、DC/DCコンバータ1のスイッチS3,S4
に代えて転流用素子としてのダイオードD1,D2を備
えるほか、スイッチング制御回路12、本発明における
検出手段に相当する電流検出回路13、および温度セン
サ14を備えている。この場合、スイッチング制御回路
12は、電圧V1,V2の電圧差を検出し、その電圧差
に応じてスイッチング制御信号SS1,SS2を出力してス
イッチング周波数制御方式およびPWM(Pulse Width
Modulation)制御方式の両制御方式に従ってスイッチS
1,S2をスイッチング制御する。また、電流検出回路
13は、例えば、カレントトランスやシャント抵抗など
で構成され、直流電源PS1から直流電源PS2側に流
れる電流I1、および直流電源PS2から直流電源PS
1側に流れる電流I2の電流値に応じた電圧値の検出信
号SDをスイッチング制御回路12に出力する。温度セ
ンサ14は、例えば直流電源PS1としてのバッテリー
の外筐に取り付けられ、その表面温度に応じた電圧値の
検出信号STをスイッチング制御回路12に出力する。
また、スイッチS1には、内部寄生容量としてのコンデ
ンサCS1とボディダイオードDS1とが、等価的に並
列接続され、スイッチS2には、内部寄生容量としての
コンデンサCS2とボディダイオードDS2とが、等価
的に並列接続されている。なお、コンデンサCS1(ま
たはCS2)は、内部寄生容量と、それとは別個独立し
てスイッチS1(またはS2)に並列接続したコンデン
サとの合成容量であってもよい。また、以下の説明にお
いて、理解を容易にするために、各ボディダイオードD
S1,DS2の順方向電圧を0Vとみなすこととする。
【0030】このDC/DCコンバータ11では、ま
ず、スイッチング制御回路12が、直流電源PS1,P
S2の各電圧V1,V2の電圧値を検出する。次いで、
直流電源PS1,PS2各々の充電終止電圧をVE1,V
E2とし、予め規定した所定電圧をVaとしたときに、電
圧V1が電圧V2よりも所定電圧Va分以上高い電圧で
あって(つまり、両電圧V1,V2の電圧差Vsが所定
電圧Va以上のとき)、電圧V2が充電終止電圧VE2よ
りも低い電圧のときに(以下、条件Aという)、スイッ
チング制御回路12は、スイッチS1,S2を制御する
ことにより、直流電源PS1の電圧V1を降圧して直流
電源PS2に供給する。また、電圧V2が電圧V1より
も所定電圧Va分以上高い電圧であって、電圧V1が充
電終止電圧VE1よりも低い電圧のときには(以下、条件
Bという)、スイッチング制御回路12は、スイッチS
1,S2を制御することにより、直流電源PS2の電圧
V2を降圧して直流電源PS1に供給する。一方、上記
の条件A,Bを満たさないときには、スイッチング制御
回路12は、両スイッチS1,S2の少なくとも一方を
オフ状態に制御する。
【0031】次に、スイッチS1,S2に対する具体的
な制御方法を説明する。なお、直流電源PS1から直流
電源PS2に降圧電圧を供給する際の動作と、直流電源
PS2から直流電源PS1に降圧電圧を供給する際の動
作とは、降圧電圧を供給する方向が逆向きとなるだけ
で、動作原理としては同一のため、以下、前者の動作を
代表して説明する。
【0032】最初に、スイッチング制御回路12が、ス
イッチング制御信号SS2を連続的に出力してスイッチS
2をオン状態に制御すると共に、図8(a)に示すよう
に、スイッチング制御信号SS1を出力してスイッチS1
をスイッチングさせる。この場合、スイッチS1がオン
状態に制御された際には、電圧V1に基づく電流I1
が、プラス入力端子、スイッチS1、電流検出回路1
3、チョークコイルL、スイッチS2、コンデンサC
1、およびマイナス入力端子からなる電流経路を流れ、
これにより、コンデンサC2および直流電源PS2内の
蓄電素子が充電され、かつチョークコイルLに励磁エネ
ルギーが蓄積される。この場合、電流I1は、同図
(b)に示すように、その電流値が時間の経過と共に徐
々に増加する。
【0033】次いで、スイッチング制御回路12が、ス
イッチング制御信号SS1の出力を停止してスイッチS1
をオフ状態に制御する。この際には、チョークコイルL
に蓄積されている励磁エネルギーに基づくフリーホイー
リング電流IF1が、図7に示す電流経路を流れる。こ
の場合、フリーホイーリング電流IF1は、図8(c)
に示すように、その電流値が時間の経過と共に徐々に低
下する。この間において、スイッチS1の両端電圧(電
圧V3とする)は、電圧V1とほぼ等しい電圧を維持す
る。やがて、チョークコイルLの励磁エネルギーが放出
し終わると、同図(c)に示すように、フリーホイーリ
ング電流IF1が流れなくなる。
【0034】この際には、ダイオードD1がオフ状態に
なり、この状態では、スイッチS1の両端の電圧V3と
電圧V2との加算値は、電圧V1の電圧値と比較して、
ほぼ電圧V2分高い電圧となる。したがって、電流I1
の電流経路と逆向きの電流経路を電流I3が流れる。こ
の場合、電流I3は、スイッチS1の両端電圧(電圧V
3)と電圧V2との加算値が、電圧V1と等しくなるま
で(つまり、電圧V3が電圧値(V1−V2)と等しく
なるまで)流れ続ける。一方、電圧V3が電圧値(V1
−V2)と等しくなった時点では、チョークコイルL
は、電流I3によって励磁されているため、その励磁エ
ネルギーがなくなるまで、電流I3を継続して流れ続け
させる。なお、電流I3が流れ続けている間において、
コンデンサCS1の電荷が放出し終わったときには、電
流I3は、ボディダイオードDS1を介してその電流経
路内を流れることになる。一方、この励磁エネルギーが
放出された時点では、電圧V1が、スイッチS1の両端
電圧(電圧V3)と電圧V2との加算値よりも高い電圧
になるため、電流I3とは逆向きの電流経路で電流I4
が流れることになる。
【0035】したがって、コンデンサC1、コンデンサ
CS1、電流検出回路13、チョークコイルL、コンデ
ンサC2からなり本発明における共振回路に相当する電
流経路内で、図8(d)に示すように、直列共振現象が
発生する。この場合、スイッチS1の両端の電圧V3
は、電圧V1の電圧値から徐々に低下し、0Vに達した
以降の状態では、ボディダイオードDS1によってクラ
ンプされて0Vに制限される。なお、正確には、絶対値
がボディダイオードDS1の順方向電圧(約1V)と等
しいマイナス電圧に制限される。また、電圧V3は、仮
にボディダイオードDS1によって電圧制限されない場
合、直列共振が始まってから直列共振における周期Tの
1/2の時間が経過した時点で、最も低下する。さら
に、その場合、電圧V3は、下記の式が成立するのを
条件として、0V以下となり、電圧V2の2倍の電圧と
電圧V1とが等しいときに、電圧V3の最低値が0Vと
なる。この場合、直列共振の周期Tは、コンデンサC
1,C2の容量がコンデンサCS1の容量と比較して十
分に大きいため、コンデンサCS1(逆向きに降圧電圧
を供給するときはコンデンサCS2)と、チョークコイ
ルLのインダクタンス値とで決定される。 2・V2≧V1・・・・・式
【0036】このため、このDC/DCコンバータ11
では、スイッチング制御回路12は、電流検出回路13
の検出信号SDに基づいてフリーホイーリング電流IF
1の放出完了(つまり、チョークコイルLの励磁エネル
ギーの放出完了)を判別した時点から例えば直列共振の
1/2周期が経過した時点で、スイッチS1をオン状態
に制御する。これは、スイッチS1の両端の電圧(電圧
V3)がほぼ0Vの状態(つまり、コンデンサCS1の
蓄積電荷が放出された状態)のため、いわゆる0ボルト
スイッチが行われることを意味する。なお、本明細書で
は、コンデンサCS1における蓄積電荷の少なくとも一
部が放出された状態でスイッチS1をオン状態またはオ
フ状態に制御する方式を総称して「0ボルトスイッチ」
という。また、スイッチS1がオン状態に制御される過
渡的状態におけるスイッチS1自身による半導体損失
は、0アンペアスイッチとなるため、殆ど無視すること
ができる。逆に、スイッチS1をオフ状態に制御する際
には、スイッチS1に並列接続されているコンデンサC
S1に電流が流れて充電されるため、スイッチS1には
極めて僅かな電流しか流れない。したがって、この際に
も0ボルトスイッチが行われる。このため、コンデンサ
CS1は、スイッチS1がオフ状態に制御される際の0
ボルトスイッチの達成に貢献する。この場合、コンデン
サCS1に蓄積された電荷は、直列共振によってコンデ
ンサC1または直流電源PS1に回生される。このた
め、その電荷の蓄積自体に起因する電力損失は極めて僅
かなものとなる。このように、スイッチS1をオン/オ
フ制御する際のスイッチング損失の低下を防止すること
ができるため、DC/DCコンバータ11の変換効率を
格段に向上させることができる。
【0037】なお、電圧V1および電圧V2の電圧値に
よっては、上記式を満たすことができずに、スイッチ
S1の両端電圧(電圧V3)が0Vに達しない状態でス
イッチS1をオン状態に制御する場合もあり得る。しか
し、そのような場合であっても、電圧V3が電圧V1の
電圧値と等しい状態でオン状態に制御するスイッチング
方式と比較して、装置の変換効率を十分に向上させるこ
とができる。
【0038】以後、スイッチング制御回路12が、上記
の処理を繰り返すことにより、電流I1とフライホイー
ル電流IF1との合成電流がコンデンサC2または直流
電源PS2に供給される。また、スイッチング制御回路
12は、直流電源PS2から直流電源PS1に降圧電圧
を供給する際には、温度センサ14から出力される検出
信号STに基づいて直流電源PS1の温度上昇を検出
し、所定温度を超えた場合には、スイッチング制御信号
SS2の出力を停止することによってスイッチS2をオフ
状態に制御する。さらに、スイッチング制御回路12
は、電圧V1および電圧V2の電圧値を定期的に判別
し、上記の条件Aおよび条件Bのいずれも満たさない場
合、スイッチS1,S2の少なくとも一方をオフ状態に
制御する。この場合、スイッチング制御信号SS1,SS2
のオンデューティー比を小さくするように制御すること
もできる。
【0039】以上のように、このDC/DCコンバータ
11によれば、スイッチS1(およびスイッチS2)を
0ボルトスイッチさせることにより、装置の変換効率を
格段に向上させることができる。また、スイッチS1
(またはスイッチS2)がオン状態に制御される際に
は、ダイオードD1(またはダイオードD2)が完全に
オフ状態に維持されているため、スイッチS1(または
S2)およびダイオードD1(またはD2)を介して電
圧V1(または電圧V2)が短絡することに起因する短
絡電流の発生を防止することもでき、これにより、短絡
電流に起因するノイズの発生も防止することができる。
【0040】なお、本発明は、上記した発明の実施の形
態に限定されず、その構成を適宜変更することができ
る。例えば、本発明におけるDC/DCコンバータは、
図2に示した構成に限らず、図9,10に示すDC/D
Cコンバータ21,22のように、各スイッチS1〜S
4およびチョークコイルLの接続位置を適宜変更が可能
である。また、両図に示すように、入力される直流電圧
の極性を逆にして接続することもできる。さらに、本発
明におけるDC/DCコンバータは、双方向性のため、
入出力を入れ替えてもよい。このため、DC/DCコン
バータ22と、図11に示すDC/DCコンバータ23
とは、実質的に等価回路となる。
【0041】また、DC/DCコンバータ11では、本
発明における検出手段として電流検出回路13を用いて
いるが、これに限らない。例えば、チョークコイルLに
代えて、トランスの一次巻線で本発明におけるチョーク
コイルを構成し、そのトランスの二次巻線の両端に誘起
する電圧を監視することで、チョークコイルとしてのト
ランスに蓄積された励磁エネルギーの放出完了を検出す
ることもできる。また、ダイオードD1,D2をそれぞ
れ流れるフリーホイーリング電流IF1,IF2を監視
することによってチョークコイルLのエネルギー放出完
了を検出することもできる。また、スイッチS1,S2
についても、バイポーラトランジスタを採用することも
できるし、ダイオードD1,D2に代えて、FETやバ
イポーラトランジスタなどのスイッチ素子を採用するこ
ともできる。この場合、スイッチ素子にダイオードD
1,D2と同じ向きにしてダイオードを並列接続するこ
ともできるのは勿論である。
【0042】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載のDC/D
Cコンバータによれば、2つのスイッチ素子、2つの半
導体素子、および1つのチョークコイルでDC/DCコ
ンバータを構成したことにより、簡易かつ安価な構成で
ありながら、それ自体で双方向性を有するため、方向性
を切り替えるためのスイッチなどを用いることなく、両
電源間に接続するだけで双方向で直流電圧を供給し合う
ことができる。したがって、そのための配線接続作業を
不要にすることができる結果、双方向で直流電圧を供給
し合う電源システム全体としてのコストを低減すること
ができる。さらに、外部に配設したスイッチなどで方向
性を切り替える必要がないため、無瞬断で直流電流を双
方向で供給し合うことができる。また、昇圧電圧および
降圧電圧のいずれか任意の一方を生成させることがで
き、しかも、その生成した直流電圧を両電源相互間にお
いて任意の向きに供給することができるため、電気自動
車やエレベータなどにおける各種電源システムに好適に
用いることができる。
【0043】また、請求項2記載のDC/DCコンバー
タによれば、それ自体で双方向性を有するため、両電源
間に接続するだけで双方向で降圧電圧を供給し合うこと
ができるため、請求項1記載のDC/DCコンバータと
同様の効果を得ることができる。
【0044】さらに、請求項3記載のDC/DCコンバ
ータによれば、転流用素子として作動可能なボディダイ
オードを等価的に内蔵するFETで両半導体素子の少な
くとも一方を構成したことにより、チョークコイルに蓄
積された励磁エネルギーの放出開始時に転流電流をボデ
ィダイオードに流すことができるため、いわゆる同期整
流の制御が容易となる。
【0045】また、請求項4記載のDC/DCコンバー
タによれば、転流用素子として作動するダイオードで両
半導体素子の少なくとも一方を構成したことにより、簡
易かつ安価に構成することができる。
【0046】また、請求項5記載のDC/DCコンバー
タによれば、チョークコイルに蓄積された励磁エネルギ
ーの放出完了を判別した時点以降においていずれか一方
のスイッチ素子をオン状態に制御することにより、DC
/DCコンバータの変換効率の向上および発生ノイズの
低減を図ることができる。
【0047】また、請求項6記載のDC/DCコンバー
タによれば、いずれか一方のスイッチ素子をスイッチン
グする際に、そのスイッチ素子に等価的に並列接続され
た容量性素子に蓄積されている電荷の少なくとも一部が
放出されたときにオン状態に制御することにより、0ボ
ルトスイッチを実現することができ、これにより、DC
/DCコンバータの変換効率を格段に向上させることが
できる。この場合、共振回路内での共振現象によって容
量性素子の蓄積電荷の少なくとも一部が放出されたとき
に、第1のスイッチ素子をオン状態に制御するのが好ま
しい。
【0048】また、請求項8記載のDC/DCコンバー
タによれば、例えば、電圧検出手段の検出電圧に基づい
て両電源の少なくとも一方の電圧が低下したと判別され
たときなどに、いずれか一方のスイッチ素子をスイッチ
ングさせ、かつ他方のスイッチ素子をオン状態にするこ
とにより、自動的に直流電圧を供給し、逆に所定電圧以
上に上昇したときには、両スイッチのいずれか一方をオ
フ状態にすることにより、直流電圧の供給を停止するこ
とができる。このため、スイッチ素子に対する不要なス
イッチングを回避することができる結果、スイッチング
ロスを回避することができる結果、DC/DCコンバー
タの変換効率を向上させることができる。
【0049】また、請求項9記載のDC/DCコンバー
タによれば、例えば、両電源における各電圧の電圧差が
所定電圧以上のときに、いずれか一方のスイッチ素子を
スイッチングさせ、かつ他方のスイッチ素子をオン状態
にすることにより、自動的に直流電圧を供給し、逆に所
定電圧以下のときに両スイッチ素子の少なくとも一方を
オフ状態に制御することにより、スイッチ素子に対する
不要なスイッチングを回避することができる。この結
果、スイッチングロスを回避することができるため、D
C/DCコンバータの変換効率を向上させることができ
る。
【0050】加えて、請求項10記載のDC/DCコン
バータによれば、両電源における各電圧の電圧差が所定
電圧以下のときに両スイッチ素子の少なくとも一方をオ
フ状態に制御することにより、請求項9記載のDC/D
Cコンバータと同様にして、DC/DCコンバータの変
換効率を向上させることができる。
【0051】また、請求項11記載のDC/DCコンバ
ータによれば、温度センサの検出温度に応じて両スイッ
チ素子のスイッチングを制御することにより、一方の電
源から他方の電源に直流電流を供給する際に、被供給側
電源の過熱を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る電源システムSの構
成図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るDC/DCコンバー
タ1の動作原理を説明するための動作原理図である。
【図3】スイッチS1〜S4の動作状態の一例を示す動
作状態図である。
【図4】スイッチS1〜S4の動作状態の一例を示す動
作状態図である。
【図5】スイッチS1〜S4の動作状態の一例を示す動
作状態図である。
【図6】スイッチS1〜S4の動作状態の一例を示す動
作状態図である。
【図7】本発明の実施の形態に係るDC/DCコンバー
タ11の回路図である。
【図8】DC/DCコンバータ11の動作を説明するた
めの信号波形図等であって、(a)はスイッチS1の動
作状態を示す動作状態図、(b)は電流I1の電流波形
図、(c)はフリーホイーリング電流IF1の電流波形
図、(d)はスイッチS1の両端の電圧V3の電圧波形
図である。
【図9】他の実施の形態に係るDC/DCコンバータ2
1の構成図である。
【図10】他の実施の形態に係るDC/DCコンバータ
22の構成図である。
【図11】他の実施の形態に係るDC/DCコンバータ
23の構成図である。
【図12】従来のDC/DCコンバータ31のブロック
図である。
【図13】従来の他のDC/DCコンバータ41のブロ
ック図である。
【符号の説明】
1,11,21〜23 DC/DCコンバータ 12 スイッチング制御回路 13 電流検出回路 14 温度センサ D1,D2 ダイオード L チョークコイル PS1,PS2 直流電源 S1〜S4 スイッチ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のスイッチ素子および第1の半導体
    素子を直列接続して構成され第1の電源に並列接続され
    る第1の直列回路と、第2のスイッチ素子および第2の
    半導体素子を直列接続して構成され第2の電源に並列接
    続される第2の直列回路と、前記第1の半導体素子、前
    記第2の半導体素子およびチョークコイルを直列接続し
    て構成される第3の直列回路とを備え、前記両スイッチ
    素子のいずれか一方をスイッチングさせると共に他方を
    オン状態にし、かつ前記いずれか一方のスイッチ素子が
    属する前記直列回路内の前記半導体素子をそのスイッチ
    素子のスイッチングに反転同期してスイッチングさせる
    と共に前記他方のスイッチ素子が属する前記直列回路内
    の前記半導体素子をオフ状態にすることにより、いずれ
    か一方の前記電源の電圧に基づいて昇圧電圧および降圧
    電圧のいずれかを生成して他方の前記電源に供給可能に
    構成されていることを特徴とするDC/DCコンバー
    タ。
  2. 【請求項2】 第1のスイッチ素子および第1の半導体
    素子を直列接続して構成され第1の電源に並列接続され
    る第1の直列回路と、第2のスイッチ素子および第2の
    半導体素子を直列接続して構成され第2の電源に並列接
    続される第2の直列回路と、前記第1の半導体素子、前
    記第2の半導体素子およびチョークコイルを直列接続し
    て構成される第3の直列回路とを備え、前記両スイッチ
    素子のいずれか一方をスイッチングさせると共に他方を
    オン状態にし、かつ前記いずれか一方のスイッチ素子が
    属する前記直列回路内の前記半導体素子を転流用素子と
    して作動させると共に前記他方のスイッチ素子が属する
    前記直列回路内の前記半導体素子をオフ状態にすること
    により、前記いずれか一方のスイッチ素子側の前記電源
    の電圧に基づいて降圧電圧を生成して前記他方のスイッ
    チ素子側の前記電源に供給可能に構成されていることを
    特徴とするDC/DCコンバータ。
  3. 【請求項3】 前記両半導体素子の少なくとも一方は、
    前記転流用素子として作動可能なボディダイオードを等
    価的に内蔵するFETで構成されていることを特徴とす
    る請求項2記載のDC/DCコンバータ。
  4. 【請求項4】 前記両半導体素子の少なくとも一方は、
    前記転流用素子として作動するダイオードで構成されて
    いることを特徴とする請求項2記載のDC/DCコンバ
    ータ。
  5. 【請求項5】 前記スイッチングさせる前記いずれか一
    方のスイッチ素子のオン期間において前記チョークコイ
    ルに蓄積された励磁エネルギーの放出状態を検出する検
    出手段を備え、当該検出手段の検出結果に基づいて前記
    励磁エネルギーの放出完了を判別した時点以降におい
    て、当該いずれか一方のスイッチ素子をオン状態にする
    ことを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載のD
    C/DCコンバータ。
  6. 【請求項6】 前記いずれか一方のスイッチ素子をスイ
    ッチングさせる際に、そのスイッチ素子に等価的に並列
    接続された容量性素子に蓄積されている電荷の少なくと
    も一部が放出されたときに、そのスイッチ素子をオン状
    態に制御することを特徴とする請求項2から5のいずれ
    かに記載のDC/DCコンバータ。
  7. 【請求項7】 前記容量性素子と、前記いずれか一方の
    スイッチ素子側の前記電源に等価的に並列接続された蓄
    電手段と、前記チョークコイルとを少なくとも含む共振
    回路内での共振現象によって当該容量性素子の蓄積電荷
    の少なくとも一部が放出されたときに、そのスイッチ素
    子をオン状態にすることを特徴とする請求項6記載のD
    C/DCコンバータ。
  8. 【請求項8】 前記両電源の少なくとも一方の電圧を検
    出する電圧検出手段を備え、当該電圧検出手段による検
    出電圧に基づいて前記両スイッチ素子のいずれか一方を
    スイッチングさせると共に他方をオン状態にすることを
    特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のDC/D
    Cコンバータ。
  9. 【請求項9】 前記両電源の電圧差を検出する電圧差検
    出手段を備え、当該電圧差検出手段による検出電圧差に
    基づいて前記両スイッチ素子のいずれか一方をスイッチ
    ングさせると共に他方をオン状態にすることを特徴とす
    る請求項1から7のいずれかに記載のDC/DCコンバ
    ータ。
  10. 【請求項10】 前記両電源の電圧差が所定電圧以下の
    ときに前記両スイッチ素子の少なくとも一方をオフ状態
    にすることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記
    載のDC/DCコンバータ。
  11. 【請求項11】 少なくとも一方の前記電源内に配設さ
    れる蓄電手段の温度を検出する温度センサを備え、当該
    温度センサの検出温度に応じて前記両スイッチ素子の少
    なくとも一方をオフ状態にすることを特徴とする請求項
    1から10のいずれかに記載のDC/DCコンバータ。
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