JP3870017B2 - バンパのランプ取付構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、バンパのランプ取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車のフロントバンパの両側部に凹部を設け、そこにフォグランプ等のランプが取り付けられたバンパのランプ取付構造がある。
【0003】
かかるバンパのランプ取付構造として、実開平1−171762号公報には、バンパ本体の裏面側におけるランプ取付穴(凹部)の上方位置に第1のランプ取付部を一体的に形成するとともに、ランプ取付穴の下方位置に第2のランプ取付部を一体的に形成し、ランプ取付穴にランプを嵌め込むようにしてランプの上部を第1ブラケットを介して第1ランプ取付部に固定するとともに、ランプの下部を第2のブラケットを介して第2のランプ取付部に固定したバンパのランプ取付構造が開示されており、かかる構成により、ランプを上下から固定しているので、ランプの取付強度を十分に確保することができる、と記載されている。
【0004】
また、特開2000−1139号公報には、バンパの開口部内に収容されたフォグランプユニットから上方へ突出された取付片をバンパ内に配設されたブラケットに締結するとともに、フォグランプユニットの背面に設けられた貫通係合部材を開口部の奥部に設けられた立て壁に開口された穴部に貫通係合して開口部内にフォグランプユニットを支持するようにし、さらに、取付片に引掛穴を設けるとともに、その引掛穴と係合してフォグランプユニットを揺動自在に支持可能な爪部をブラケットに設け、その爪部に引掛穴が係合された際に、フォグランプユニットが揺動される軌道を貫通係合部材が穴部に導かれる軌道に設定したフォグランプ取付構造が開示されており、かかる構成により、周辺部品を傷つけることなくバンパにフォグランプユニットを容易に取り付けることができる、と記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のようなバンパのランプ取付構造では、ブラケットが2つ必要であったり、ブラケットの他にランプ取付用の貫通係合部材等が必要であったりするため、部品点数が多く且つ構造も複雑となり、そのため、ランプをバンパに取り付けるために多大の組付工数を必要とする、という問題がある。
【0006】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、単一のブラケットを用いることにより多大な組付工数を必要とせず、しかも、ガタ付きを生じることなくランプがバンパに強固に取り付けられたバンパのランプ取付構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、
バンパにランプがブラケットを介して取り付けられたバンパのランプ取付構造において、
一端部に上記ランプが取り付けられた上記ブラケットの中間部がバンパに回動自在に取り付けられ、
上記ブラケットは、他端部に、該ブラケットの回動中心部との間で三角形配置となるように設けられた一対の係止部を有し、
上記バンパの上記ランプ対応部位に、各々、ランプ取付時におけるブラケット他端部の係止部の回動方向側部が当接してそれ以上の回動を規制するストッパ部と、該ブラケット他端部の係止部の上記ランプに対向する部分が当接してそのランプ側方向への移動を規制する規制部と、を有する一対の張出部が形成されていることを特徴とする。
【0008】
上記の構成によれば、単一のブラケットを左右のランプの取り付けに共用することができ、また、そのブラケットのみを用いるだけでランプをバンパに容易に取り付けることができ、さらに、その取付構造も簡単なものであるので、従来よりも、部品点数の低減が図られるとともに、ランプをバンパに取り付けるための組付工数が低減されることとなる。
【0009】
また、ブラケットがバンパに回動自在に取り付けられるとともに、ブラケット他端部の係止部のブラケット取付回動方向側部がストッパ部に当接してその回動が規制されることによりブラケットの過剰な回動が規制され、その結果ランプの取付位置がずれることなく高精度に取り付けることができ、さらに、ブラケット他端部の係止部のランプに対向する部分が規制部に当接してランプ側方向への移動が規制されることによりブラケットの同方向への移動が規制されることとなるので、ガタ付きが生じることなくブラケット及びランプが強固にバンパに取り付けられることとなる。
【0010】
ここで、バンパの規制部に対向する部位が開口部に形成されていることが好ましい。一般に、バンパは溶融樹脂を一対の金型によって構成されるキャビティに射出する射出成形によって成形されるが、張出部を成形するための構成をいずれか一方の金型のみに設けた場合、成形後に張出部がその金型に引っ掛かって射出成形体の取り出しが困難となってしまうため、これを防止するためにスライド型を設けることも考えられるが、成形型の構造が複雑になり、コスト高となるのに対し、一方の金型に凹部を形成し且つ他方の金型のその凹部に対向する部分に凸部を形成するようにし、上記構成のような規制部の対向部位を開口部に形成するようにして張出部を成形するようにすれば、成形型がコスト高となることなく、かつ射出成形体を容易に取り出すことができることとなる。また、ランプ取付時にブラケットを回動させる際、ブラケット他端部先端を斜め方向から一旦開口部の方に導くようにすれば、ブラケット他端部と張出部との干渉が防止され、ブラケット他端部の回動方向端部をストッパ部に当接させるとともに、ランプに対向する部分を規制部に当接させる作業性が良好なものとなる。
【0011】
また、規制部のブラケット他端部の係止部が当接する部位に、ブラケットの取外し方向への回動を抑制する係合部を形成する一方、ブラケット他端部の係止部に、その係合部が係合する被係合部を形成することが好ましい。かかる構成によれば、ブラケットの取外し方向への回動が抑制されるので、ブラケットのバンパへの取付状態がより強固なものとなる。具体的には、規制部及びブラケット他端部の係止部のいずれか一方に突条等の係合突起を設けるとともに、他方にその係合突起に係合する凹部を設けるようにすればよい。
【0012】
さらに、バンパにおけるブラケットの回動中心部とブラケット他端部との間に対応する部位に、ブラケットと当接してブラケット他端部のランプ側方向と逆方向への移動を阻止するリブを突設することが好ましい。かかる構成によれば、リブがブラケット他端部のランプ側方向と逆方向への移動を阻止し、ブラケット他端部の規制部への当接が維持されることとなるので、ブラケットのバンパへの取付状態が一層強固なものとなる。同様の作用効果は、ブラケットにおけるブラケットの回動中心部とブラケット他端部との間に、バンパと当接してブラケット他端部のランプ側方向と逆方向への移動を阻止するリブを突設するようにしても得ることができる。
【0013】
また、ブラケットの回動中心部は、バンパの表側から挿通されたボルトをバンパ裏側からナットにより締め付けることにより構成されており、そして、ナットの締付回動方向が、ブラケットのランプ取付時における回動方向と同一方向であることが好ましい。かかる構成によれば、最終的にナットを締め付けてブラケットを固定する際に、ブラケット他端部の回動方向側部がストッパ部に当接した状態が維持されるので、ランプの取付位置が一層高精度となるとともにブラケット他端部が張出部から外れることがなく、しかも、ナットを締め付ける作業性が良好なものとなる。
【0014】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、単一のブラケットを左右のランプの取り付けに共用することができ、また、そのブラケットのみを用いるだけでランプをバンパに容易に取り付けることができ、さらに、その取付構造も簡単なものであるので、従来よりも、部品点数の低減を図ることができるとともに、ランプをバンパに取り付けるための組付工数及びバンパの成形型のコストをも低減させることができる。
【0015】
また、ブラケットがバンパに回動自在に取り付けられるとともに、ブラケット他端部の係止部のブラケット取付回動方向側部がストッパ部に当接してその回動が規制されることによりブラケットの過剰な回動が規制され、さらに、ブラケット他端部の係止部のランプに対向する部分が規制部に当接してランプ側方向への移動が規制されることによりブラケットの同方向への移動が規制されることとなるので、ガタ付きを生じさせることなくランプをブラケットを介してバンパに強固に取り付けることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0017】
図1は、本発明の実施形態に係るバンパのランプ取付構造が設けられる自動車のバンパの右側(自動車の前進方向の右側)部分の正面図である。図2は、そのバンパのランプ取付構造の正面図である。図3は、図2におけるA−A断面図である。
【0018】
このバンパのランプ取付構造は、図1〜3に示すように、フロントバンパ1の車幅方向左右に設けられているランプ取付用凹部2にブラケット3を介してフォグランプ4を取り付けたものである。
【0019】
ブラケット3は、略逆二等辺三角形状の弾性板材によりブラケット本体5が形成されている。また、略逆二等辺三角形状のブラケット本体5の頂角部5a(図2の下方)から車体前方(図3の左方向)に突出して延びるように細長板状のランプ取付部6が一体的に形成されており、それがブラケット3の一端部を構成している。さらに、略逆二等辺三角形状のブラケット本体5の底辺部5bがブラケットの他端部を構成しており、上記底辺部5bの両底角部5c、5dに長方形板状片の係止部7,7がそれぞれ一体的に形成されている。
【0020】
ブラケット本体5は、頂角部5aが後方側となり且つ底辺部5bが前方側となるように略中央部に段が形成されている。そして、頂角部5aは、ランプ取付用凹部2の底部である縦壁部2aに当接し、表側よりブラケット本体5を貫通し、該ブラケット本体5に溶着された右ネジのボルト8が表側より上記縦壁部2aのボルト穴15に挿通されて該縦壁部2a裏面でナット9により締め付けられ、これによって、ブラケット3がそのボルト8位置を回動中心としてバンパ1に回動自在に取り付けられた状態となっている。また、底辺部5bは、縦壁部2aとの間に間隙を形成しているものの、その底辺部5bに対応するように、ボルト8位置を中心とした円弧状のリブ10が縦壁部2aに突設されており、そのリブ10先端が底辺部5bの裏面に当接し、これによって、ブラケット3の後方(ランプ側方向と逆方向)への移動が規制されている。
【0021】
ランプ取付部6は、その先端が「ロ」の字状に折り曲げられた筒状部6aに形成され、その筒状部6aの両端がランプ4下部に突設された一対の取付片4a,4aにより挟持されるとともに、取付片4a,4aに設けられたネジ棒挿通孔と筒状部6aとを貫通するようにランプ取付用ネジ棒11が挿通され、それをランプ取付用ナット12で締め付けることにより、ランプ4がブラケット3に取り付けられている。また、ランプ4は上記ネジ棒11に軸支されており、ネジ棒11を軸としたランプ4の向きの調整が可能となっている。なお、ランプ4の形状は円形であり、バンパ1に設けられているランプ取付用凹部2の開口形状もまたその形状に対応した円形である。
【0022】
各係止部7,7は、図2に示すようにブラケット3の取付回動方向(図2において反時計回り方向)を略直角に横切る短辺部7aと、ブラケット3の回動方向に大略沿う長辺部7bとからなる平面視略矩形状をなし、図2及び図4に示すような後述の張出部13,13に収容されている。また、係止部7の一対の短辺部7aのうちブラケット3の取付回動方向側の短辺部7aには、図5に示すように、後方(裏側)に折曲した折曲部7cが形成されており、これによって、ボルト8位置を回動中心として図2における左側方向(ブラケット取付方向)にブラケット3を回動させた際に、係止部7の折曲部7cが張出部13側部の開口端から容易に進入できるようになっているとともに上記折曲部7cは張出部13に当接して係止部7がそれ以上ブラケット取付方向に回動するのを規制するようになっている。一方、上記張出部13は、ブラケット3の回動方向に沿う壁部13aと、ブラケット3の取付回動方向を略直角に横切り上記係止部7の折曲部7cが当接するストッパ部13bと、上記壁部13a及びストッパ部13bに連続して一体形成され、上記ブラケット3の係止部7の前面側が当接し、該係止部7の前方(ランプ側方向)への移動を規制する規制部13cとで構成されている。さらに、その規制部13cには後方に突出し且つストッパ部13bに沿うように延びる係合突条13dが設けられている一方、ブラケット3の係止部7には上記係合突条13dに対応するように係合凹溝7dが設けられており、この係合突条13dと係合凹溝7dとが係合することにより、係止部7の図2における右側方向(ブラケット取り外し方向)への移動が規制され、これによって、ブラケット3の同方向への回動が抑制されている。以上のような構成により、張出部13に係止部7が係止されることとなり、ブラケット3のボルト8位置を回動中心とするブラケット取付方向及び取り外し方向への回動及び前方(ランプ側方向)への移動が規制されている。
【0023】
バンパ1の縦壁部2aには、ボルト8位置を中心とした弧状長穴の開口部14が、張出部13のストッパ部13bを起点としてブラケット3の係止部7のブラケット取り外し方向に延びるように設けられている。
【0024】
なお、図3において、バンパ1のランプ取付用凹部2の下部壁に開口した調製口1aは、ランプ4の上下方向の傾斜角を調整作業するためのものである。また、上記実施形態では、ランプをバンパの右側部分に取り付ける場合を示したが、ランプをバンパの左側部分に取り付ける場合も、上記実施形態と全く同一である。
【0025】
次に、バンパ1へのランプ4の取り付け方法について説明する。
【0026】
まず、予めボルト8が取り付けられたブラケット3のランプ取付部6にランプ4を取り付ける。
【0027】
次いで、ランプ4を取り付けたブラケット3をバンパ1の表側からランプ取付用凹部2に挿入するとともに、図6に示すように、ランプ取付用凹部2の縦壁部2aに設けられたボルト穴15にボルト8を挿通する。これにより、ブラケット3は、ボルト8位置を回動中心として縦壁部2aに回動自在に取り付けられた状態となる。
【0028】
次いで、図7に示すように、ブラケット3を右に回動させた状態から図2における左側方向(図7に矢印で示すブラケット取付方向)に回動させ、係止部7を張出部13に右側方から進入させる。このとき、ブラケット3の底辺部5bを後方に倒すようにし、係止部7が開口部14に導入された状態としてブラケット3を左側方向に回動させ、係止部7が張出部13に干渉しないようにする。
【0029】
そして、係止部7の折曲部7cから張出部13に回動進入を開始して、折曲部7cがストッパ部13bに当接した時点でブラケット3の回動を停止し、ナット9をボルト8に螺合してブラケット3が強固に上記縦壁部2aに固定されるように締め込む。このとき、ナット9の締付回動方向は、ブラケット3の取付回動方向と同一方向であるため、上記折曲部7cがストッパ部13b内側に圧接される。また、係止部7に設けられた係合凹溝7dと規制部13c裏側に設けられた係合突条13dとが係合することとなる。さらに、縦壁部2aに立設されたリブ10がブラケット本体5の底辺部5bの背面に当接することとなる。
【0030】
最後に、バンパ1に開口された調製口1aからナット12を操作してランプ4の上下方向の傾斜角を調製する。
【0031】
上記構成のバンパのランプ取付構造によれば、単一のブラケット3を左右のランプ4の取り付けに共用することができ、また、そのブラケット3のみを用いるだけでランプ4をバンパ1に容易に取り付けることができ、さらに、その取付構造も簡単なものであるので、従来よりも、部品点数の低減が図られるとともに、ランプ4をバンパ1に取り付けるための組付工数が低減されることとなる。
【0032】
また、ブラケット3がバンパ1に回動自在に取り付けられるとともに、係止部7がバンパ1に形成された張出部13に回動進入し、張出部13においては、折曲部7cがストッパ部13bに当接して係止部7の図2における左側方向(ブラケット取付方向)への回動が規制され、係止部7の前面側が規制部13cに当接して係止部7の前方(ランプ側方向)への移動が規制されることとなり、また、規制部13cの内側に設けられた係合突条13dが係止部7に設けられた係合凹溝7dに係合して係止部7の図2における右側方向(ブラケット取外し方向)への回動が規制されることとなり、さらに、縦壁部2aに立設されたリブ10の先端がブラケット本体5の底辺部5b背面に当接してブラケット3の後方(ランプ側方向と逆方向)への移動が阻止され、係止部7の規制部13cへの当接が維持されることとなることとなることから、ブラケット3のバンパ1への取付状態は極めて強固なものとなり、ガタ付きが生じることなくブラケット3及びランプ4がバンパ1に取り付けられることとなる。
【0033】
さらに、張出部13の規制部13c後方の縦壁部2aに開口部14が設けられているので、ランプ取付時にブラケット3を回動させる際、係止部7先端を斜め方向から一旦開口部14の方に導くようにすれば、係止部7と張出部13との干渉が回避され、係止部7の折曲部7cをストッパ部13bに容易に当接させることができるとともに、係止部7の前面側を規制部13cに当接させる作業性が良好なものとなる。加えて、バンパ1を射出成形により成形する場合、射出成形用の一対の金型のうち一方の金型に凹部を設け且つ他方の金型のその凹部に対向する部分に凸部を設け、開口部14が形成できるような金型構成で張出部13を成形するようにすれば、スライド型を有しない金型が使用でき、低コストで成形することができることとなる。
【0034】
そして、ナット9のボルト8に対する締付回動方向が、ブラケット3のランプ取付時における回動方向と同一方向であるので、係止部7を張出部13に進入させた後、最終的にナット9を締め付けて固定する際に、係止部7の折曲部7cがストッパ部13bに圧接された状態が維持され、係止部7が張出部13から外れることがなく、しかも、ナット9を締め付ける作業性が良好なものとなる。
【0035】
なお、上記実施形態では、規制部13cに係合突条13dを設け、該係合突条13dと係合する係合凹溝7dを係止部7の前面側に設けたが、特にこれに限定されるものではなく、規制部13cに係合凹溝を設けるとともに該係合凹溝と係合する係合突条を係止部7の前面側に設けるようにしてもよい。
【0036】
また、上記実施形態では、ブラケット本体の底辺部5b裏面に当接するリブ10を縦壁部2aに突設したが、縦壁部2aに当接するリブを底辺部5bに突設するようにしてもよい。
【0037】
また、上記実施形態では、ブラケット本体5に一対の係止部7,7を形成したが、係止部7は1つであってもよい。この場合、ブラケット本体は三角形状とせず矩形状とすることもできる。
【0038】
さらに、上記実施形態では、バンパ1の縦壁部2aに、張出部13の規制部13cに対応する部分及び該部分よりランプ取り外し方向にわたって連続した開口部14を形成したが、上記規制部13cに対応しない部分の開口部は必ずしも形成しなくてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係るバンパのランプ取付構造が設けられる自動車のバンパの右側部分の正面図である。
【図2】 本発明の実施形態に係るバンパのランプ取付構造の正面図である。
【図3】 図2におけるA−A断面図である。
【図4】 張出部の斜視図である。
【図5】 図2におけるB−B断面図である。
【図6】 ブラケットのバンパへの取り付け方法を示す説明図である。
【図7】 ブラケット回動前のバンパのランプ取付構造の正面図である。
【符号の説明】
1 バンパ
1a 調製口
2 ランプ取付用凹部
2a 縦壁部
3 ブラケット
4 ランプ
4a 取付片
5 ブラケット本体
5a 頂角部
5b 底辺部
5c,5d 底角部
6 ランプ取付部
6a 筒状部
7 係止部
7a 短辺部
7b 長辺部
7c 折曲部
7d 係合凹溝
8 ボルト
9 ナット
10 リブ
11 ランプ取付用ネジ棒
12 ランプ取付用ナット
13 張出部
13a 壁部
13b ストッパ部
13c 規制部
13d 係合突条
14 開口部
15 ボルト穴

Claims (6)

  1. バンパにランプがブラケットを介して取り付けられたバンパのランプ取付構造において、
    一端部に上記ランプが取り付けられた上記ブラケットの中間部がバンパに回動自在に取り付けられ、
    上記ブラケットは、他端部に、該ブラケットの回動中心部との間で三角形配置となるように設けられた一対の係止部を有し、
    上記バンパの上記ランプ対応部位に、各々、ランプ取付時におけるブラケット他端部の係止部の回動方向側部が当接してそれ以上の回動を規制するストッパ部と、該ブラケット他端部の係止部の上記ランプに対向する部分が当接してそのランプ側方向への移動を規制する規制部と、を有する一対の張出部が形成されていることを特徴とするバンパのランプ取付構造。
  2. 請求項1において、
    上記バンパの上記規制部に対向する部位が開口部に形成されていることを特徴とするバンパのランプ取付構造。
  3. 請求項1又は2において、
    上記規制部の上記ブラケット他端部の係止部が当接する部位に、上記ブラケットの取外し方向への回動を抑制する係合部を形成する一方、上記ブラケット他端部の係止部に、該係合部が係合する被係合部を形成したことを特徴とするバンパのランプ取付構造。
  4. 請求項1〜3のいずれかにおいて、
    上記バンパにおける上記ブラケットの回動中心部と上記ブラケット他端部との間に対応する部位に、上記ブラケットと当接して上記ブラケット他端部の上記ランプ側方向と逆方向への移動を阻止するリブを突設したことを特徴とするバンパのランプ取付構造。
  5. 請求項1〜3のいずれかにおいて、
    上記ブラケットにおける該ブラケットの回動中心部と上記ブラケット他端部との間に、上記バンパと当接して上記ブラケット他端部の上記ランプ側方向と逆方向への移動を阻止するリブを突設したことを特徴とするバンパのランプ取付構造。
  6. 請求項1〜5のいずれかにおいて、
    上記ブラケットの回動中心部は、上記バンパの表側から挿通されたボルトをバンパ裏側からナットにより締め付けることにより構成されており、
    上記ナットの締付回動方向が、上記ブラケットのランプ取付時における回動方向と同一方向であることを特徴とするバンパのランプ取付構造。
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