JP3869649B2 - ブラインドのストッパー装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ブラインドの昇降コードの挟持及び解放を切換えることによって、ブラインドの任意の高さにおける停止及び昇降を行わせるブラインドのストッパー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のブラインドのストッパー装置としては、例えば特許第2912139号公報に開示されたものがある。このストッパー装置は、昇降コードが挿通するストッパーケースと、ストッパーケース内を昇降コードの移動方向に移動可能となった移動枠と、移動枠に軸支される挟持ローラと、前記昇降コードの移動方向と直交する方向に相対移動可能に移動枠に支持される切換部材と、ストッパーケースに固定される挟持部材と、から構成される。ストッパーケースには、前記挟持ローラと噛合可能なローレット部と、挟持ローラを空転させるための切欠部が形成されている。挟持ローラがローレット部に噛合い状態で、昇降コードが移動すると、挟持ローラが回転し且つ昇降コードからの摩擦を受けて、ローレット部に案内されて挟持ローラが移動して、移動枠が移動することができるようになっている。前記切換部材には案内溝が形成されており、案内溝にはストッパケースにはめ合わされる係合子が挿入されており、係合子が案内溝に形成された複数の係止部に係止すると、移動枠の移動を規制し、移動枠が昇降コードと一緒に移動できなくなるようになっている。
【0003】
そして、ブラインド停止時は、挟持ローラと挟持部材との間で昇降コードを挟み付けて、昇降コードの移動を拘束している。ブラインドの昇降を行わせるために、昇降コードを操作して昇降コードを移動させると、挟持ローラが回転し、昇降コードからの摩擦を受けて、移動枠が移動する。そして、係合子が係止部に係止して、スライダーの移動が規制されると、スライダーは同じ方向に昇降コードと共に移動することはできなくなり、昇降コードのみが移動する。こうして、昇降コードは解放されて、ブラインドの上昇または下降を行うことができるようになる。また、昇降コードが解放された状態から、ブラインドを停止させるために昇降コードを操作して昇降コードを移動させると、係止部から係合子が外れ、挟持ローラが回転し、昇降コードからの摩擦を受けて、スライダーが移動し、挟持ローラと挟持部材との間で昇降コードを挟み付けて、昇降コードの移動を拘束する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のようなストッパー装置では、昇降コードの移動により、挟持ローラが回転し且つ昇降コードからの摩擦を受けて、移動枠が移動するようになっており、昇降コードの移動量は、挟持ローラの回転量と同じになる。従って、移動枠の移動量は、昇降コードの移動量と等しくはならず、それよりも少なくなる(1/2程度)。そのため、昇降コードの移動を拘束される状態、即ちブラインドを停止させるために、必要な昇降コードの移動量が大きくなり、結果として、昇降コードの戻り量が大きくなり、ブラインドの停止操作を開始した所からの実際の停止高さのずれが大きくなるという問題がある。
【0005】
本発明はかかる課題に鑑みなされたもので、ブラインドを停止させるために必要な昇降コードの移動量を少なくすることができ、結果として、昇降コード及びブラインドの戻り量を少なくすることができるブラインドのストッパー装置を提供することをその目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために、請求項1記載の発明による発明は、ブラインドの昇降コードの挟持及び解放を切換えることによって、ブラインドの任意の高さにおける停止及び昇降を行わせるブラインドのストッパー装置において、
昇降コードが挿通するケースと、
ケース内を昇降コードの移動方向に移動可能となったスライダーと、
ケースに設けられた受部と、
スライダーと共にケース内を移動し、前記受部との間で昇降コードを挟持可能な挟持部と、
ケースとスライダーとの間に設けられ、挟持部が受部とで昇降コードを挟持した状態から、挟持部が受部から離反するスライダーの第1方向の所定量の移動を許容した後スライダーの移動を規制し、その後のスライダーの第1方向と反対方向の第2所定量の移動を許容した後スライダーの移動を規制し、その後のスライダーの第1方向の第3所定量の移動を許容した後スライダーの移動を規制し、その後のスライダーの第1方向と反対方向の、挟持部が受部とで昇降コードを挟持するまでの第4所定量の移動を許容する規制機構と、
昇降コードに挟み付け力を付与して、昇降コードの移動量に対してスライダーをほぼ同じ移動量で追従させると共に、前記規制機構によってスライダーの移動が規制された状態では、昇降コードのスライダーに対する相対移動を許容する昇降コード追従手段と、を備える。
ストッパー装置は、受部と挟持部とが昇降コードを挟持することにより、昇降コードの所定方向の移動を阻止して、ブラインドを任意の高さに停止させている。ブラインドの昇降を行わせるために、昇降コードを操作してブラインドの前記所定方向と反対の方向に移動させると、その移動が昇降コード追従手段によって、スライダーに伝達して、スライダーが昇降コードの移動量に対してほぼ同じ移動量で追従移動する。そして、規制機構によってスライダーの移動が規制されるまで、スライダーは移動する。スライダーの移動が規制されると、スライダーは同じ方向に昇降コードと共に移動することはできなくなり、昇降コード追従手段によって昇降コードのみが移動する。こうして、昇降コードは解放されて、ブラインドの上昇または下降を行うことができるようになる。また、昇降コードが解放された状態から、ブラインドを停止させるために昇降コードをブラインドの所定方向と反対方向へ移動させると、規制機構の規制が解除されたスライダーが昇降コード追従手段によって昇降コードの移動量に対してほぼ同じ移動量で追従移動し、スライダーと共に移動する挟持部が受部に接近して、昇降コードを挟持する。こうして、再び、昇降コードの所定方向への移動を阻止して、ブラインドを任意の高さに停止させることができる。昇降コードの動きが、昇降コード追従手段によって、効率良くスライダーに伝達するために、昇降コードの少ない戻り量で停止を行わせることができる。従って、停止操作を開始した所からの実際の停止高さまでのずれを小さくすることができる。
【0007】
昇降コード追従手段としては、磁石による磁力を挟み付け力として昇降コードに付与するものや、錘による重力を挟み付け力として昇降コードに付与するものや、複数の突起を備えて、該複数の突起間による挟み付け力を昇降コードに付与するものとすることができる。
【0008】
昇降コード追従手段として、磁石による磁力や錘による重力を使用した場合には、昇降コードや他の部材に対して磁石や錘が分離可能であるために、組立時にこれらを外した状態で、昇降コードの挿通作業を行うことができ、挿通した後に、磁石や錘をセットすることで、挿通作業を完成させることができる。従って、作業性が良いものとなる。また、昇降コード追従手段が複数の突起を備えている場合であっても、対向する突起を、例えば、スライダーを構成する別の部品にそれぞれ形成して、これらの部品を一体に結合することで、スライダーを構成することも可能である。昇降コードをセットしてから、これらの別の部品を結合することで、作業性を良好にすることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。図2ないし図8は本発明に係るブラインドのストッパー装置の実施形態を表す図である。
【0010】
このストッパー装置20は、横型ブラインド、プリーツスクリーン、ローマンシェード等の昇降コードを用いる任意のブラインドに適用することができる。例えば、図1に示すものは、ヘッドボックス10の下方に遮蔽材である多数のスラット12が設けられて、遮蔽材12の最下方にボトムレール14が設けられたブラインドにおいて、複数の昇降コード16の一端がボトムレール14に幅方向所定間隔毎に取り付けられ、各昇降コード16の他端が遮蔽材12に形成された挿通孔12aを通り、ヘッドボックス10内に導入されて、ヘッドボックス10の端部に導かれて、本発明のストッパー装置20を挿通した後、ヘッドボックス10の端部付近に設けられてスラット12の回転操作を可能な中空の操作棒18内を挿通して、操作棒18の下端から導出してコード止め19に連結される。操作棒18下端から導出された昇降コード16の他端(またはコード止め19、以下、単に昇降コード16の他端という)を操作して、ストッパー装置20に昇降コード16の挟持及び解放を行わせることにより、ブラインドの任意の高さにおける停止及び昇降を行わせしめるようになっている。
【0011】
図2及び図3に示したように、ストッパー装置20は、主に、ヘッドボックス10に固定されて、昇降コード16が挿通するケース22と、ケース22内を昇降コード16の移動方向にスライド可能となったスライダー24と、ケース22に設けられた受部である受けローラ26と、スライダー24と共にケース22内を移動し、前記受けローラ26との間で昇降コード16を挟持する挟持部である挟持ローラ28と、スライダー24の移動を規制する規制機構30と、昇降コード16と係わり合って挟み付け力を付与し、昇降コード16の移動量をスライダー24の移動量へとほぼ100%の割合で伝達すると共に、前記規制機構30によってスライダー24の移動が規制された状態では、昇降コード16の移動量をスライダー24へと伝達しない昇降コード追従手段40と、を備えている。
【0012】
より詳細に説明すると、ケース22内の昇降コード16移動方向の一端側には、回転可能に軸支された受部である受けローラ26が設けられており、受けローラ26と上下方向に対向するようにして係止斜面部22aが形成されている。係止斜面部22aには、前記挟持ローラ28と噛み合い可能な係止歯が形成されており、係止斜面部22aは、一端側端部に向かうに従って、受けローラ26に漸次接近する傾斜面となっている。また、ケース22内部には、ケース22内をスライダー24がスライドするのを案内するための案内片22bが突設されている。また、ケース22内の底面には、昇降コード16移動方向と直交する方向に伸びる溝22cが形成されている。
【0013】
スライダー24には、複数の昇降コード16が挿通しており、スライダー24の両端部には、複数の昇降コード16がストッパー装置内で互いに絡み合わないように各昇降コード16を分離する分離部24a、24aが形成されている。さらに、スライダー24から揺動可能に一端が軸着された一対のアーム25,25が延びており、各アーム25の他端に前記挟持ローラ28が軸支されている。こうして、挟持ローラ28は、スライダー24と一緒に昇降コード16の移動方向に移動することができ、且つ、スライダー24に対して上下に揺動可能となっている。
【0014】
規制機構30は、図4に示したように、スライダー24の底面に形成される案内カム溝32と、ケース22の前記溝22c内にスライド可能に嵌め込まれると共に、前記案内溝32に嵌入するピン部34aを持つ係合子34と、から構成される。図5に案内カム溝32とピン部34aとの係止関係を示す拡大図を示す。案内カム溝32には、中央にハート状のカム突起が形成されて、その周囲をピン部34aが相対的に移動するようになっており、ブラインド停止時にピン部34aが位置づけられる停止位置32aと、ピン部34aが、順次、係止する複数の係止部32b、32c、32dが形成されている。ピン部34aが各係止部に係止すると、それ以上の同じ方向への相対移動は規制されるようになっている。
【0015】
スライダー24の上面中央には開口24bが、底面中央には開口24bに対向して凹部24cが形成されており、開口24bと凹部24cにそれぞれ昇降コード16の上下を挟み付けるようにして押圧する磁石42と磁性体44が配設されて、昇降コード追従手段40を構成している。これらは、磁力による互いの吸引力を利用して、昇降コード16を上下で挟み付けている。
【0016】
以上のように構成されるストッパー装置20の作用を説明する。図2に示すように、スライダー24がケース22内の前記一端部(図2における左端部)に接近している状態においては、挟持ローラ28が係止斜面部22aによって受けローラ26の方へと押圧されており、挟持ローラ28と受けローラ26との間で昇降コード16が挟持されて、昇降コード16の移動は拘束されている。従って、ブラインドの遮蔽材12はその高さで停止している。このとき、係合子34のピン部34aは、案内カム溝32の停止位置32aに位置づけられている。
【0017】
図2の状態から、操作棒18下端から導出された昇降コード16の他端を操作して下方に引っ張ると、図2中、昇降コード16は右側へと移動する。昇降コード16を上下で挟み付ける昇降コード追従手段40によって、昇降コード16と共にスライダー24が移動する。これに伴って、相対的に係合子34のピン部34aが停止位置32aを出発して、案内カム溝32を移動する。ピン部34aは、図5の係止部32bへと到達すると、それ以上のスライダー24のケース22に対する移動は規制されて、図6に示す状態となる。この状態では、挟持ローラ28が受けローラ26から離反するため、もはや挟持ローラ28と受けローラ26との間で昇降コード16が挟持されておらず、昇降コード16は解放される。一方、昇降コード追従手段40によって昇降コード16の上下方向に挟み付ける力は依然として作用しているが、昇降コード16の移動を阻止することはなく、昇降コード16の他端を下方に引く操作は継続可能となる。これによって、昇降コード16の一端は上昇させられて、遮蔽材12は上昇する。
【0018】
次に、昇降コード16の他端への操作を緩めて力を解除すると、遮蔽材12及びボトムレール14の自重によって、昇降コード16は図6中、左側へと移動する。昇降コード16を上下で挟み付ける昇降コード追従手段40によって、昇降コード16と共にスライダー24が移動する。これに伴って、相対的に係合子34のピン部34aが係止部32bを出発して、係止部32cへと到達すると、それ以上のスライダー24のケース22に対する移動は規制されて、図7に示す状態となる。この状態においても、挟持ローラ28が受けローラ26から離反しているため、昇降コード16は解放されており、一方、昇降コード追従手段40によって昇降コード16の上下方向に挟み付ける力は依然として作用しているが、昇降コード16の移動を阻止することはなく、これによって、昇降コード16の一端は下降させられて、遮蔽材12は下降する。
【0019】
次に、昇降コード16の他端を操作して再び下方に引っ張ると、図7中、昇降コード16は右側へと移動する。昇降コード16を上下で挟み付ける昇降コード追従手段40によって、昇降コード16と共にスライダー24が移動する。これに伴って、相対的に係合子34のピン部34aが係止部32cを出発して、図5の係止部32dへと到達すると、それ以上のスライダー24のケースに対する移動は規制されて、図8に示す状態となる。この状態でも、挟持ローラ28が受けローラ26から離反しているため昇降コード16は解放されている。一方、昇降コード追従手段40によって昇降コード16の上下方向に挟み付ける力は依然として作用しているが、昇降コード16の移動を阻止することはなく、昇降コード16の他端を下方に引く操作は継続可能となる。これによって、昇降コード16の一端は上昇させられて、遮蔽材12は上昇可能となる。
【0020】
次に、昇降コード16の他端への操作を緩めて力を解除すると、遮蔽材12及びボトムレール14の自重によって、昇降コード16は図8中、左側へと移動する。昇降コード16を上下で挟み付ける昇降コード追従手段40によって、昇降コード16と共にスライダー24が移動する。これに伴って、相対的に係合子34のピン部34aが係止部32dを出発して、停止位置32aへと向かい、スライダー24は、昇降コード16と共に左端へと移動する。これにより、挟持ローラ28が係止斜面部22aによって、左端へと向かうに従って受けローラ26に接近するように揺動し、挟持ローラ28と受けローラ26との間で昇降コード16を挟持するため、昇降コード16の移動は拘束され、ブラインドは停止する。
【0021】
本実施形態によれば、昇降コード追従手段40が、昇降コードからの摩擦や昇降コードによるローラの回転を利用しておらず、磁力によって昇降コード16を直接押え付ける力を利用しているため、昇降コード16の移動量が100%の割合でスライダー24の移動量に伝達されて、効率が良い。よって、図7の状態から図8の状態に転移する場合に、昇降コード16の戻り量を少なくすることが出来る。例えば、図1のような横型ブラインドの場合に、最大限遮蔽材12を上昇させてから停止させるときに、遮蔽材12のうちの最上段スラットとヘッドボックス10との間にできる隙間を小さくすることができる。一方、スライダー24の移動が規制された状態においては、昇降コード追従手段40が昇降コード16の移動を阻止することはない。
【0022】
また、この実施形態によれば、組立作業、特に昇降コード16の挿通作業を容易に行うことができる。従来の構成の場合、昇降コード16を挿通させるために、挟持ローラの周囲の狭い空間内に昇降コード16を挿通させなければならず、作業性が悪いという問題がある。この実施形態の場合には、スライダー24に昇降コード16を挿通させる際に、スライダー24の底面中央に形成された凹部24c内に磁性体44を装填しておき、昇降コード16をスライダー24に挿通させた後、上面中央に形成された開口24bから磁石42を嵌め入れる。これにより、昇降コード16の挿通作業を行う際には、昇降コード追従手段40による力を何ら受けることはないので、簡単に昇降コード16を挿通させることができる。
【0023】
図9は、本発明による第2の実施形態を表す図である。この実施形態では、昇降コード追従手段40が、昇降コード16に上方から載置する錘45によって構成される点で、第1実施形態と異なっており、それ以外の点では、第1実施形態と同様である。錘45の重力で昇降コード16を上下に挟み付けることにより、昇降コード16の移動量を100%の割合で、スライダー24の移動量に伝達すると共に、前記規制機構30によってスライダー24の移動が規制された状態では、昇降コード16の移動量をスライダー24へと伝達しないようにして、昇降コード16だけが移動できるようにすることができる。
【0024】
この実施形態においても、組立作業において、スライダー24に昇降コード16を挿通した後に、錘45を開口24bから挿入して、昇降コード16に載せれば良いので、昇降コード16の挿通作業を容易に行うことができ、作業性を良好にすることができる。
【0025】
図10及び図11は、本発明による第3の実施形態を表す図である。この実施形態では、昇降コード追従手段40が、昇降コード16を挟み付ける突起46、48によって構成される点で第1実施形態と異なっている。スライダー54は、一体品で構成することもできるが、この実施形態では、組立性を良くするために、上スライダー部56と、下スライダー部58とから構成し、上スライダー部56と下スライダー部58とをはめ込みにより一体品に結合している。
【0026】
上スライダー部56の下面には、下方に突出する突起46が形成されており、下スライダー部58の上面には、上方に突出する突起48が形成されており、上スライダー部56と下スライダー部58とが結合された状態において、突起46と突起48とは、昇降コード16の移動方向に対して、僅かな隙間を介して整列している。そして、昇降コード16は、突起46の一部を回り、突起46と突起48との間の隙間を通り、突起48の一部を回って、蛇行状にスライダー54内を挿通しており、突起46,48の間の隙間を挿通する際に、これらから挟み付け力が付与されるようになっている。この実施形態においても、この突起46,48による挟み付け力により、昇降コード16の移動量を100%の割合で、スライダー54の移動量に伝達すると共に、前記規制機構30によってスライダー54の移動が規制された状態では、昇降コード16の移動量をスライダー54へと伝達しないようにして、昇降コード16だけが移動できるようにすることができる。
【0027】
また、この実施形態においても、組立作業において、スライダー54の下スライダー部58に昇降コード16を通した後、上スライダー部56を下スライダー部58に結合することで、昇降コード16の挿通作業を行うことができ、作業性を良好にすることができる。
【0028】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、昇降コード追従手段によって、ブラインドを停止させるために必要な昇降コードの移動量を少なくすることができ、結果として、昇降コード及びブラインドの戻り量を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用可能なブラインドの一例を表す斜視図である。
【図2】本発明のストッパー装置の第1実施形態を表す断面図であり、昇降コードが挟持されたブラインド停止状態を表す。
【図3】本発明の第1実施形態の分解斜視図である。
【図4】スライダーの底面図である。
【図5】規制機構である案内カム溝とピン部との関係を表す拡大図である。
【図6】昇降コードが解放された、ブラインドの上昇状態を表す図2相当図である。
【図7】昇降コードが解放された、ブラインドの下降状態を表す図2相当図である。
【図8】昇降コードが解放された、ブラインドの上昇状態を表す図2相当図である。
【図9】本発明のストッパー装置の第2実施形態を表す断面図であり、昇降コードが挟持されたブラインド停止状態を表す。
【図10】本発明のストッパー装置の第3実施形態を表す断面図であり、昇降コードが挟持されたブラインド停止状態を表す。
【図11】本発明のストッパー装置の第3実施形態の分解斜視図である。
【符号の説明】
20 ストッパー装置
22 ケース
24、54 スライダー
26 受けローラ(受部)
28 挟持ローラ(挟持部)
30 規制機構
40 昇降コード追従手段
42 磁石
45 錘
46、48 突起

Claims (3)

  1. ブラインドの昇降コードの挟持及び解放を切換えることによって、ブラインドの任意の高さにおける停止及び昇降を行わせるブラインドのストッパー装置において、
    昇降コード(16)が挿通するケース(22)と、
    ケース(22)内を昇降コード(16)の移動方向に移動可能となったスライダー(24)と、
    ケース(22)に設けられた受部(26)と、
    スライダー(24)と共にケース(22)内を移動し、前記受部(26)との間で昇降コードを挟持可能な挟持部(28)と、
    ケース(22)とスライダー(24)との間に設けられ、挟持部(28)が受部(26)とで昇降コードを挟持した状態から、挟持部(28)が受部(26)から離反するスライダー(24)の第1方向の所定量の移動を許容した後スライダー(24)の移動を規制し、その後のスライダー(24)の第1方向と反対方向の第2所定量の移動を許容した後スライダー(24)の移動を規制し、その後のスライダー(24)の第1方向の第3所定量の移動を許容した後スライダー(24)の移動を規制し、その後のスライダー(24)の第1方向と反対方向の、挟持部(28)が受部(26)とで昇降コードを挟持するまでの第4所定量の移動を許容する規制機構(30)と、
    昇降コード(16)に挟み付け力を付与して、昇降コード(16)の移動量に対してスライダー(24)をほぼ同じ移動量で追従させると共に、前記規制機構(30)によってスライダー(24)の移動が規制された状態では、昇降コード(16)のスライダー(24)に対する相対移動を許容する昇降コード追従手段(40)と、を備え
    前記昇降コード追従手段(40)は、磁石(42)による磁力を挟み付け力として昇降コード(16)に付与するものであることを特徴とするブラインドのストッパー装置。
  2. ブラインドの昇降コードの挟持及び解放を切換えることによって、ブラインドの任意の高さにおける停止及び昇降を行わせるブラインドのストッパー装置において、
    昇降コード(16)が挿通するケース(22)と、
    ケース(22)内を昇降コード(16)の移動方向に移動可能となったスライダー(24)と、
    ケース(22)に設けられた受部(26)と、
    スライダー(24)と共にケース(22)内を移動し、前記受部(26)との間で昇降コードを挟持可能な挟持部(28)と、
    ケース(22)とスライダー(24)との間に設けられ、挟持部(28)が受部(26)とで昇降コードを挟持した状態から、挟持部(28)が受部(26)から離反するスライダー(24)の第1方向の所定量の移動を許容した後スライダー(24)の移動を規制し、その後のスライダー(24)の第1方向と反対方向の第2所定量の移動を許容した後スライダー(24)の移動を規制し、その後のスライダー(24)の第1方向の第3所定量の移動を許容した後スライダー(24)の移動を規制し、その後のスライダー(24)の第1方向と反対方向の、挟持部(28)が受部(26)とで昇降コードを挟持するまでの第4所定量の移動を許容する規制機構(30)と、
    昇降コード(16)に挟み付け力を付与して、昇降コード(16)の移動量に対してスライダー(24)をほぼ同じ移動量で追従させると共に、前記規制機構(30)によってスライダー(24)の移動が規制された状態では、昇降コード(16)のスライダー(24)に対する相対移動を許容する昇降コード追従手段(40)と、を備え
    前記昇降コード追従手段(40)は、錘(45)による重力を挟み付け力として昇降コード(16)に付与するものであることを特徴とするブラインドのストッパー装置。
  3. ブラインドの昇降コードの挟持及び解放を切換えることによって、ブラインドの任意の高さにおける停止及び昇降を行わせるブラインドのストッパー装置において、
    昇降コード(16)が挿通するケース(22)と、
    ケース(22)内を昇降コード(16)の移動方向に移動可能となったスライダー(24)と、
    ケース(22)に設けられた受部(26)と、
    スライダー(24)と共にケース(22)内を移動し、前記受部(26)との間で昇降コードを挟持可能な挟持部(28)と、
    ケース(22)とスライダー(24)との間に設けられ、挟持部(28)が受部(26)とで昇降コードを挟持した状態から、挟持部(28)が受部(26)から離反するスライダー(24)の第1方向の所定量の移動を許容した後スライダー(24)の移動を規制し、その後のスライダー(24)の第1方向と反対方向の第2所定量の移動を許容した後スライダー(24)の移動を規制し、その後のスライダー(24)の第1方向の第3所定量の移動を許容した後スライダー(24)の移動を規制し、その後のスライダー(24)の第1方向と反対方向の、挟持部(28)が受部(26)とで昇降コードを挟持するまでの第4所定量の移動を許容する規制機構(30)と、
    昇降コード(16)に挟み付け力を付与して、昇降コード(16)の移動量に対してスライダー(24)をほぼ同じ移動量で追従させると共に、前記規制機構(30)によってスライダー(24)の移動が規制された状態では、昇降コード(16)のスライダー(24)に対する相対移動を許容する昇降コード追従手段(40)と、を備え
    前記昇降コード追従手段(40)は、複数の突起(46,48)を備えて、該複数の突起(46,48)間による挟み付け力を昇降コード(16)に付与するものであることを特徴とするブラインドのストッパー装置。
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