JP2002155684A - ブラインドのストッパー装置 - Google Patents

ブラインドのストッパー装置

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JP2002155684A
JP2002155684A JP2000355738A JP2000355738A JP2002155684A JP 2002155684 A JP2002155684 A JP 2002155684A JP 2000355738 A JP2000355738 A JP 2000355738A JP 2000355738 A JP2000355738 A JP 2000355738A JP 2002155684 A JP2002155684 A JP 2002155684A
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slider
case
stopper device
cord
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JP2000355738A
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Eiji Sakuma
英二 佐久間
Takashi Katsumata
俊 勝亦
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Nichibei Co Ltd
Original Assignee
Nichibei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブラインドの動作を短い手順で切換えること
ができるブラインドのストッパー装置を提供する。 【解決手段】 ケース内を昇降コードの移動方向にスラ
イド可能となったスライダーと、ケースに設けられた受
けローラと、スライダーと共にケース内を移動し、前記
受けローラとの間で昇降コードを挟持する挟持ローラ
と、スライダーのケースに対する移動を規制することに
より、ブラインドの動作シーケンスを決定する動作決定
機構30を備える。動作決定機構30は、スライダーに
設けられた案内カム溝32bと、ケースにスライダーの
移動方向に対して直交方向に移動可能に設けられた係合
子34とからなり、案内カム溝32bに、係合子34の
相対移動に応じて、係合子34の相対移動進路を変化さ
せる障害部38が設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブラインドの昇降
手段の挟持及び解放を切換えることによって、ブライン
ドの停止及び昇降の各動作を順次に行わせるブラインド
のストッパー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のブラインドのストッパー
装置としては、例えば特許第2912139号公報に開
示されたものがある。このストッパー装置は、昇降コー
ドが挿通するストッパーケースと、ストッパーケース内
を昇降コードの移動方向に移動可能となった移動枠と、
移動枠に軸支される挟持ローラと、前記昇降コードの移
動方向と直交する方向に相対移動可能に移動枠に支持さ
れる切換部材と、ストッパーケースに固定される挟持部
材と、から構成される。ストッパーケースには、前記挟
持ローラと噛合可能なローレット部と、挟持ローラを空
転可能な切欠部が形成されている。挟持ローラがローレ
ット部に噛合い状態で、昇降コードが移動すると、挟持
ローラが回転し且つ昇降コードからの摩擦を受けて、ロ
ーレット部に案内されて挟持ローラが移動して、移動枠
が移動することができるようになっている。前記切換部
材には案内溝が形成されており、案内溝にはストッパケ
ースにはめ合わされる係合子が挿入されており、係合子
が案内溝に形成された複数の係止部に係止すると、移動
枠の移動を規制し、移動枠が昇降コードと一緒に移動で
きなくなるようになっている。
【0003】ブラインド停止時は、挟持ローラと挟持部
材との間で昇降コードを挟み付けて、昇降コードの移動
を拘束している。ブラインドの上昇方向に昇降コードを
移動させると、挟持ローラが回転し、昇降コードからの
摩擦を受けて、移動枠が移動する。これに伴って、係合
子が案内溝を相対移動して、案内溝に形成された係止部
の1つに係止されると移動枠の移動が規制されて、昇降
コードのみが移動して、ブラインドの上昇ができる。次
いで、ブラインドの下降方向に昇降コードを移動させる
と、昇降コードと共に移動枠が移動し、係合子が係止部
から脱出して案内溝を相対移動して、案内溝に形成され
た別の係止部に到達する。この別の係止部に係合子が係
止されると移動枠の移動が規制されて、昇降コードのみ
が移動して、ブラインドの下降ができる。さらに、ブラ
インドの上昇方向に昇降コードを移動させると、昇降コ
ードと共に移動枠が移動し、係合子が係止部から脱出し
て案内溝を相対移動して、案内溝に形成されたさらに別
の係止部に到達する。このさらに別の係止部に係合子が
係止されると移動枠の移動が規制されて、昇降コードの
みが移動して、ブラインドの上昇ができる。次いで、さ
らに、ブラインドの下降方向に昇降コードを移動させる
と、昇降コードと共に移動枠が移動し、係合子が係止部
から脱出して案内溝を相対移動して、停止時の位置に戻
り、挟持ローラと挟持部材との間で昇降コードを挟み付
けて、昇降コードの移動を拘束する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなストッパー装置では、上記切換部材の案内溝と、
該案内溝に嵌め合わされる係合子との関係によって、停
止→上昇→下降→上昇→停止といった動作手順が一義的
に決められる。従って、停止から上昇させた後、停止、
上昇を繰り返す動作を行わせたい場合にも、上記手順に
従って行わなければならない。例えば、通常のブライン
ドで最下限高さから最上限高さまで上昇させる場合、昇
降コードを1度引いただけでは、最上限高さまで上昇さ
せることはできないので、途中で一度、停止させる必要
があるが、そのような場合に、上記従来の動作手順に従
う操作は煩わしいという欠点がある。
【0005】本発明はかかる課題に鑑みなされたもの
で、ブラインドの動作を短い手順で切換えることができ
るブラインドのストッパー装置を提供することをその目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうち請求項1記載の発明は、操作部の
操作により、ブラインドの昇降手段の挟持及び解放を切
換えることによって、ブラインドの停止及び昇降の各動
作を順次行わせるブラインドのストッパー装置におい
て、前記操作部の操作速度の差異によって、ブラインド
の動作シーケンスを異ならせることを特徴とする。操作
部の操作速度の差異で、ブラインドの動作シーケンスを
異ならせることで、ブラインドの所望の動作を短い手順
で行わせることができる。
【0007】本発明のうち請求項2記載の発明は、ブラ
インドの昇降コードの挟持及び解放を切換えることによ
って、ブラインドの停止及び昇降の各動作を順次に行わ
せるブラインドのストッパー装置において、昇降コード
が挿通するケースと、ケース内を昇降コードと共に移動
可能となったスライダーと、ケースに設けられた受部
と、スライダーと共にケース内を移動し、前記受部との
間で昇降コードを挟持可能な挟持部と、ケースとスライ
ダーとの間に設けられ、スライダーのケースに対する移
動を規制することにより、ブラインドの動作シーケンス
を決定する動作決定機構と、を備え、動作決定機構によ
る動作シーケンスが、スライダーのケースに対する相対
速度の差異により、変化することを特徴とする。
【0008】ストッパー装置は、受部と挟持部とが昇降
コードを挟持することにより、昇降コードの所定方向の
移動を阻止して、ブラインドを任意の高さに停止させて
いる。ブラインドの昇降を行わせるために、昇降コード
を操作してブラインドの所定方向と反対の方向に移動さ
せると、その移動がスライダーに伝達して、スライダー
が移動する。そして、動作決定機構によりスライダーは
移動が規制される。このとき、昇降コードの移動速度が
異なると、スライダーのケースに対する相対速度が異な
るために、動作決定機構によるブラインドの動作シーケ
ンスが異なるようになる。そして、動作決定機構により
決められた順序で、スライダーの移動が規制されると、
スライダーは昇降コードと共に移動することはできなく
なり、昇降コードのみが移動して、ブラインドの上昇ま
たは下降の動作を行う。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項2記載の前
記動作決定機構が、ケース側またはスライダー側のいず
れか一方に設けられた案内カム溝と、ケース側またはス
ライダー側のいずれか他方にスライダーの移動方向に対
して直交方向に移動可能に設けられた係合子と、からな
り、該係合子は案内カム溝を相対移動可能であり、該案
内カム溝には、係合子を係止する複数の係止部が形成さ
れると共に、係合子の相対速度に応じて係合子の相対移
動進路を変化させる障害部が備えられることを特徴とす
る。スライダーのケースに対する相対速度の相違によ
り、案内カム溝をスライドする係合子が障害部により異
なる進路を進み、これによって、案内カム溝をスライド
する係合子のスライド順路が変化する。こうして、スラ
イダーを移動速度によって異なる順序でその移動を規制
して、ブラインドの動作シーケンスを変化させることが
できる。
【0010】障害部としては、任意のものを使用するこ
とができるが、請求項4記載の発明では、障害部は、案
内カム溝の側面及び/または底面に設けられた突出手段
であり、さらに、請求項5記載の発明では、その突出手
段が、側面及び/または底面から出没方向に移動可能と
なり、突出方向に付勢されたものである。または、請求
項6記載の発明のように、前記障害部を、案内カム溝の
側面及び/または底面に形成された凹み手段とすること
もできる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。図2ないし図8は本発明に係るブラ
インドのストッパー装置の実施形態を表す図である。
【0012】このストッパー装置20は、横型ブライン
ド、プリーツスクリーン、ローマンシェード等の任意の
ブラインドに適用することができる。例えば、図1に示
すものは、ヘッドボックス10の下方に遮蔽材である多
数のスラット12が設けられて、遮蔽材12の最下方に
ボトムレール14が設けられたブラインドにおいて、ブ
ラインドの昇降手段である複数の昇降コード16の一端
がボトムレール14に幅方向所定間隔毎に取り付けら
れ、各昇降コード16の他端が遮蔽材12に形成された
挿通孔12aを通り、ヘッドボックス10内に導入され
て、ヘッドボックス10の端部に導かれて、本発明のス
トッパー装置20を挿通した後、ヘッドボックス10の
端部付近に設けられてスラットの回転操作を可能な中空
の操作棒18内を挿通して、操作棒18の下端から導出
してコード止め19に連結される。操作棒18下端から
導出された昇降コード16の他端またはコード止め19
は操作部となっており、この操作部を操作して、ストッ
パー装置20で昇降コード16の挟持及び解放を切換え
ることによって、ブラインドの任意の高さにおける停止
及び昇降を選択的に行わせるようになっている。
【0013】図2及び図3に示したように、ストッパー
装置20は、主に、ヘッドボックス10に固定されて、
昇降コード16が挿通するケース22と、ケース22内
を昇降コード16の移動方向にスライド可能となったス
ライダー24と、ケース22に設けられた受部である受
けローラ26と、スライダー24と共にケース22内を
移動し、前記受けローラ26との間で昇降コード16を
挟持する挟持部である挟持ローラ28と、スライダー2
4の移動を規制することによりブラインドの動作シーケ
ンスを決定する動作決定機構30とを備えている。
【0014】より詳細に説明すると、ケース22内の昇
降コード16移動方向の一端側には、回転可能に軸支さ
れた受部である受けローラ26が設けられており、受け
ローラ26と上下方向に対向するようにして係止斜面部
22aが形成されている。係止斜面部22aには、前記
挟持ローラ28と噛み合い可能な係止歯が形成されてお
り、係止斜面部22aは、一端側端部に向かうに従っ
て、受けローラ26に漸次接近する傾斜面となってい
る。また、ケース22内部には、ケース22内をスライ
ダー24がスライドするのを案内するための案内片22
bが突設されている。また、ケース22内の底面には、
昇降コード16移動方向と直交する方向に伸びる溝孔2
2cが形成されている。
【0015】スライダー24には、複数の昇降コード1
6が挿通しており、スライダー24の両端部には、複数
の昇降コード16がストッパー装置20内で互いに絡み
合わないように各昇降コード16を分離する分離部24
a、24aが形成されている。さらに、スライダー24
から揺動可能に一端が軸着されて一対のアーム25,2
5が延びており、各アーム25の他端に前記挟持ローラ
28が軸支されている。こうして、挟持ローラ28は、
スライダー24と一緒に昇降コード16の移動方向に移
動することができ、且つ、スライダー24に対して上下
に揺動可能となっている。
【0016】スライダー24内の中央部には、挟み付け
ローラ42が軸着されており、また、挟み付けローラ4
2から昇降コード16移動方向に対して若干の距離をお
いて、昇降コード16に向かって突出する突起44が形
成されており、これらの挟み付けローラ42と突起44
とで、昇降コード16の上下を挟み付けており、昇降コ
ード16の移動に伴って、スライダー24を追随させる
ことができるようになっている。
【0017】動作決定機構30は、図4に示したよう
に、スライダー24の底面に形成され、カム32と、前
記カム32に関わり合うピン部34aを持つ係合子34
と、から構成される。係合子34は、ケース22の前記
溝孔22cに嵌め込まれている。溝孔22cには、板バ
ネ36が嵌め込まれており、この板バネ36が溝孔22
cの溝底を構成している。従って、係合子34は、板バ
ネ36上を板バネ36の弾性力を受けつつスライド可能
となっている。
【0018】カム32は、略ハート形状をなしたカム突
起32aと、カム突起32aの周囲に形成され、前記係
合子34のピン部34aがスライドする案内カム溝32
bと、から構成される。図5にカム32とピン部34a
との係止関係を示す拡大図を示す。カム突起32aの略
ハート形状の凹部に対応する部分には、第1係止部32
cが形成される。また、案内カム溝32bには、カム突
起32aの略ハート形状の基部に対応する部分から伸び
る停止溝32dと、停止溝32dからカム突起32aを
挟んで反対側に位置する第2係止部32eと、が形成さ
れる。さらに、案内カム溝32bの前記第1係止部32
cの近傍には、係合子34のピン部34aのスライド移
動に対してそのスライド速度に応じて抵抗を与える障害
部38が形成されている。この実施形態の障害部38
は、具体的には、図6に示すように、案内カム溝32b
の底面に形成されて上方に突出する凸部で構成される。
ピン部34aの相対スライド速度が大きい場合には、凸
部38を乗り越えることができ、相対スライド速度が小
さい場合には、凸部38を乗り越えることができないよ
うになっている。また、ピン部34aは、凸部38を乗
り越える場合には、前記板バネ36を撓ませつつ行うこ
とができる。
【0019】以上のように構成されるストッパー装置2
0の作用を説明する。図2に示すように、スライダー2
4がケース22内の前記一端部(図2における左端部)
に接近している状態においては、挟持ローラ28が係止
斜面部22aによって受けローラ26の方へと押圧され
ており、挟持ローラ28と受けローラ26との間で昇降
コード16が挟持されて、昇降コード16の移動は拘束
されている。従って、ブラインドの遮蔽材12はその高
さで停止している。このとき、係合子34のピン部34
aは、案内カム溝32bの停止溝32d内に位置づけら
れている。
【0020】図2の状態から、ブラインドを上昇させる
場合には、操作部である昇降コード16の他端を操作し
て勢いよく下方に引っ張る。これにより、図2中、昇降
コード16は右側へと移動する。昇降コード16の移動
に追随して、スライダー24が移動する。これに伴っ
て、相対的に係合子34のピン部34aが停止溝32d
を出発して、案内カム溝32bをスライドして、図5の
凸部38へと到達する。昇降コード16の他端が勢いよ
く操作されているために、昇降コード16及びスライド
24の案内カム溝32bが大きな速度で移動し、換言す
れば、ピン部34aの相対スライド速度が大きく、従っ
て、ピン部34aは凸部38を乗り越えて、第2係止部
32eへと相対的に移動する。第2係止部32eへと到
達すると、それ以上のスライダー24のケース22に対
する移動は規制されて、図7に示す状態となる。この状
態では、挟持ローラ28が受けローラ26から離反する
ため、もはや挟持ローラ28と受けローラ26との間で
昇降コード16が挟持されておらず、昇降コード16は
解放される。そこで、昇降コード16の他端を下方に引
く操作は継続可能となる。昇降コード16は、挟み付け
ローラ42と突起44との間を通り抜けて、昇降コード
16の一端が上昇させられて、遮蔽材12は上昇する。
【0021】次に、昇降コード16の他端への操作を緩
めて力を解除すると、遮蔽材12及びボトムレール14
の自重によって、昇降コード16は図7中、左側へと移
動する。昇降コード16を挟み付ける挟み付けローラ4
2と突起44によって、昇降コード16と共にスライダ
ー24が移動する。これに伴って、相対的に係合子34
のピン部34aが第2係止部32eを出発して、再び停
止溝32dへと向かい、スライダー24は、昇降コード
16と共に左端へと移動する。これにより、挟持ローラ
28が係止斜面部22aによって左端へと向かうに従い
受けローラ26に接近するように揺動し、挟持ローラ2
8と受けローラ26との間で昇降コード16を挟持する
ため、昇降コード16の移動は拘束され、ブラインドは
停止して、図2の状態となる。
【0022】以上の動作、即ち、操作部を素早く引く操
作により、係合子34のピン部34aは、図5中、実線
の経路で相対的に案内カム溝32bを移動し、ブライン
ドの上昇、停止、上昇、停止を繰り返すことができる。
次に、ブラインドの下降をさせる場合について説明す
る。
【0023】図2の状態から、操作部である昇降コード
16の他端を操作してゆっくりと下方に引っ張る。これ
により、図2中、昇降コード16は右側へと移動し、昇
降コード16の移動に追随して、スライダー24が移動
する。これに伴って、相対的に係合子34のピン部34
aが停止溝32dを出発して、案内カム溝32bをスラ
イドして、図5の凸部38へと到達する。昇降コード1
6の他端がゆっくりと操作されているために、昇降コー
ド16及びスライド24の案内カム溝32bが小さな速
度で移動し、換言すれば、ピン部34aの相対スライド
速度が小さく、従って、ピン部34aは凸部38を乗り
越えることができない。そこで、昇降コード16への力
を解除すると、遮蔽材12及びボトムレール14の自重
によって、昇降コード16は図2中、左側へと移動し
て、第1係止部32cへと相対的に移動する。第1係止
部32cへと到達すると、それ以上のスライダー24の
ケース22に対する移動は規制されて、図8に示す状態
となる。この状態では、挟持ローラ28が受けローラ2
6から離反するため、もはや挟持ローラ28と受けロー
ラ26との間で昇降コード16が挟持されておらず、昇
降コード16は解放されており、遮蔽材12及びボトム
レール14の自重によって、昇降コード16の一端は下
降させられて、遮蔽材12は下降する。
【0024】遮蔽材12が下降している状態から、昇降
コード16の他端を操作して下方に少し引っ張った後、
その力を解除すると、最初に、図8中、昇降コード16
は右側へと移動して、昇降コード16の移動に追随して
スライダー24が移動して、相対的に係合子34のピン
部34aが第1係止部32cを出発して、図5の第2係
止部32eの方へ向かう。次いで、昇降コード16は左
側へと移動して、昇降コード16の移動に追随してスラ
イダー24が移動して、相対的に係合子34のピン部3
4aが停止溝32dへと向かい、スライダー24は、昇
降コード16と共に左端へと移動する。これにより、挟
持ローラ28が係止斜面部22aによって左端へと向か
うに従い受けローラ26に接近するように揺動し、挟持
ローラ28と受けローラ26との間で昇降コード16を
挟み付けるため、昇降コード16の移動は拘束され、ブ
ラインドは停止して、図2の状態となる。
【0025】以上の動作、即ち、操作部をゆっくりと若
干引く操作により、係合子34のピン部34aは、図5
中、一点鎖線の経路で相対的に案内カム溝32bを移動
し、ブラインドの下降、停止、下降、停止を繰り返すこ
とができる。但し、この場合、この手順の他に、下降の
後、操作部を引き続ける操作により上昇動作をさせるこ
ともできる。
【0026】こうして、操作部である昇降コード16の
他端を引く操作の速度によって、動作シーケンスを異な
らせることができる。
【0027】図9は、本発明の障害部の第2の実施形態
を表す図5相当図である。図において、第1実施形態と
同一部品は同一符号を付し、その詳細説明を省略する。
この障害部38−1は、案内カム溝32bの側面に形成
されて側方に突出する凸部で構成される。このような構
成の凸部38−1においても、ピン部34aの相対スラ
イド速度が大きい場合には、凸部38−1を超えて素通
りしていくが(図中、その経路を実線で示す)、ピン部
34aの相対スライド速度が小さい場合には、凸部38
−1に引っかかり(図中、その経路を一点鎖線で示
す)、通過することができない。従って、昇降コード1
6の操作速度によって、動作決定機構30の規制動作を
切換えることができ、第1実施形態と同様の作用・効果
が得られる。尚、この実施形態の場合には、ケース22
の溝孔22cの溝底を板バネ36にしなくても良い。
【0028】図10は、本発明の障害部の第3の実施形
態を表す図5相当図である。図において、第1実施形態
と同一部品は同一符号を付し、その詳細説明を省略す
る。この障害部38−2は、案内カム溝32bの側面に
形成されて側方に凹んだ凹部で構成される。このような
構成においても、ピン部34aの相対スライド速度が大
きい場合には、凹部38−2を素通りしていくが(図
中、その経路を実線で示す)、ピン部34aの相対スラ
イド速度が小さい場合には、凹部38−2にトラッキン
グされて、通過することができない(図中、その経路を
一点鎖線で示す)。従って、昇降コード16の操作速度
によって、動作決定機構30の規制動作を切換えること
ができ、第1実施形態と同様の作用・効果が得られる。
【0029】図11及び図12は、本発明の障害部の第
4の実施形態を表す図5相当図である。図において、第
1実施形態と同一部品は同一符号を付し、その詳細説明
を省略する。この障害部38−3は、案内カム溝32b
の側面及び底面に形成されて側方及び下方に凹んだ凹部
で構成される。このような構成においても、ピン部34
aの相対スライド速度が大きい場合には、凹部38−3
を素通りしていくが(図中、その経路を実線で示す)、
ピン部34aの相対スライド速度が小さい場合には、凹
部38−3にトラッキングされて、通過することができ
ない(図中、その経路を一点鎖線で示す)。従って、昇
降コード16の操作速度によって、動作決定機構30の
規制動作を切換えることができ、第1実施形態と同様の
作用・効果が得られる。
【0030】図13は、本発明の障害部の第5の実施形
態を表す図5相当図である。図において、第1実施形態
と同一部品は同一符号を付し、その詳細説明を省略す
る。この障害部38−4は、案内カム溝32bの側面に
形成されて側方に凹んだ凹部に一部が挿入され一部が案
内カム溝32bに出没可能に突出する出没部材38−4
Aと、出没部材38−4Aの後側にあって、出没部材3
8−4Aを案内カム溝32bに出没可能に支持する板バ
ネ38−4Bと、から構成される。このような構成にお
いて、ピン部34aの相対スライド速度が大きい場合に
は、ピン部34aが出没部材38−4Aを凹部に押し入
れながら、出没部材38−4Aを素通りしていくが(図
中、その経路を実線で示す)、ピン部34aの相対スラ
イド速度が小さい場合には、出没部材38−4Aに妨害
されて、出没部材38−4Aを通り過ぎることができな
いようになっている(図中、その経路を一点鎖線で示
す)。従って、昇降コード16の操作速度によって、動
作決定機構30の規制動作を切換えることができ、第1
実施形態と同様の作用・効果が得られる。
【0031】図14は、本発明の障害部の第6の実施形
態を表す図5相当図である。図において、第1実施形態
と同一部品は同一符号を付し、その詳細説明を省略す
る。この障害部38−5は、案内カム溝32bの側面に
一端が取り付けられ、他端が案内カム溝32b内へと伸
びて、ピン部34aの相対移動方向に対して鈍角をなす
ように配置された複数の板バネで構成される。このよう
な構成においても、ピン部34aの相対スライド速度が
大きい場合には、板バネ38−5を案内カム溝32bの
側面の方へ倒しながら、板バネ38−5を通過していく
が(図中、その経路を実線で示す)、ピン部34aの相
対スライド速度が小さい場合には、板バネ38−5を変
形させることができず、通過することができない(図
中、その経路を一点鎖線で示す)。従って、昇降コード
16の操作速度によって、動作決定機構30の規制動作
を切換えることができ、第1実施形態と同様の作用・効
果が得られる。
【0032】以上の実施形態においては、ブラインドの
ヘッドボックス内にストッパー装置を設け、操作部とし
て昇降コードを操作することにより、ブラインドの昇降
手段である昇降コードの挟持及び解放を切換えることに
よって、ブラインドの停止及び昇降の各動作を行わせる
ようにしたものを示したが、巻取パイプ内にストッパー
装置を設け、ブラインドの昇降手段である巻取パイプに
遮蔽材としてスクリーンの上端を巻取り及び巻解き可能
に連結し、巻取パイプに内蔵したスプリングの遮蔽材巻
取方向の付勢力によって、遮蔽材を巻取可能なロールス
クリーンにも適用することができる。
【0033】その場合には、操作部を操作して下方に引
っ張るとブラインドを下降させることができ、次に操作
部の操作を緩めて力を解除するとストッパー装置が巻取
パイプの回転を規制してブラインドを停止させることが
でき、一方操作部を操作して下方にゆっくり引っ張った
後その力を解除すると、ストッパー装置が巻取パイプの
回転を解放してブラインドをスプリングの付勢力によっ
て上昇させるようにすることができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、操
作部の操作速度の差異によって、ブラインドの動作シー
ケンスを変えることができるようになり、短い手順で所
望の動作を行わせることができるようになる。操作部の
操作速度に応じてブラインドの上昇、下降及び停止動作
を切換えることができるため、上昇あるいは下降動作を
連続して行わせることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用可能なブラインドの一例を表す斜
視図である。
【図2】本発明の第1実施形態を表す断面図であり、昇
降コードが挟持されたブラインド停止状態を表す。
【図3】本発明の第1実施形態の分解斜視図である。
【図4】スライダーの背面図である。
【図5】動作決定機構である案内カム溝とピン部との関
係を表す拡大図である。
【図6】図5の6−6線に沿って見た断面図である。
【図7】昇降コードが解放された、ブラインドの上昇状
態を表す図2相当図である。
【図8】昇降コードが解放された、ブラインドの下降状
態を表す図2相当図である。
【図9】本発明の障害部の第2の実施形態を表す図5相
当図である。
【図10】本発明の障害部の第3の実施形態を表す図5
相当図である。
【図11】本発明の障害部の第4の実施形態を表す図5
相当図である。
【図12】図11の12−12線に沿って見た断面図で
ある。
【図13】本発明の障害部の第5の実施形態を表す図5
相当図である。
【図14】本発明の障害部の第6の実施形態を表す図5
相当図である。
【符号の説明】 16 昇降コード 20 ストッパー装置 22 ケース 24 スライダー 26 受けローラ(受部) 28 挟持ローラ(挟持部) 30 動作決定機構 32b 案内カム溝 32c、32d 係止部 34 係合子 38 障害部 38−1 凸部(突出手段) 38−2 凹部(凹み手段) 38−3 凹部(凹み手段) 38−4A 出没部材(突出手段) 38−5 板バネ(突出手段)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作部の操作により、ブラインドの昇降
    手段の挟持及び解放を切換えることによって、ブライン
    ドの停止及び昇降の各動作を順次行わせるブラインドの
    ストッパー装置において、 前記操作部の操作速度の差異によって、ブラインドの動
    作シーケンスを異ならせることを特徴とするブラインド
    のストッパー装置。
  2. 【請求項2】 ブラインドの昇降コードの挟持及び解放
    を切換えることによって、ブラインドの停止及び昇降の
    各動作を順次に行わせるブラインドのストッパー装置に
    おいて、 昇降コード(16)が挿通するケース(22)と、 ケース(22)内を昇降コード(16)と共に移動可能
    となったスライダー(24)と、 ケース(22)に設けられた受部(26)と、 スライダー(24)と共にケース(22)内を移動し、
    前記受部(26)との間で昇降コード(16)を挟持可
    能な挟持部(28)と、 ケース(22)とスライダー(24)との間に設けら
    れ、スライダー(24)のケース(22)に対する移動
    を規制することにより、ブラインドの動作シーケンスを
    決定する動作決定機構(30)と、 を備え、動作決定機構(30)による動作シーケンス
    が、スライダー(24)のケース(22)に対する相対
    速度の差異により、変化することを特徴とするブライン
    ドのストッパー装置。
  3. 【請求項3】 前記動作決定機構(30)は、ケース
    (22)側またはスライダー(24)側のいずれか一方
    に設けられた案内カム溝(32b)と、ケース(22)
    側またはスライダー(24)側のいずれか他方にスライ
    ダー(24)の移動方向に対して直交方向に移動可能に
    設けられた係合子(34)と、からなり、該係合子(3
    4)は案内カム溝(32b)を相対移動可能であり、該
    案内カム溝(32b)には、係合子(34)を係止する
    複数の係止部(32c、32d)が形成されると共に、
    係合子(34)の相対速度に応じて係合子(34)の相
    対移動進路を変化させる障害部(38)が備えられるこ
    とを特徴とする請求項2記載のブラインドのストッパー
    装置。
  4. 【請求項4】 前記障害部(38)は、案内カム溝(3
    2b)の側面及び/または底面に設けられた突出手段
    (38、38−1、38−4、38−5)である請求項
    3記載のブラインドのストッパー装置。
  5. 【請求項5】 前記突出手段(38−4,38−5)
    は、側面及び/または底面から出没方向に移動可能とな
    り、突出方向に付勢されたものであることを特徴とする
    請求項4記載のブラインドのストッパー装置。
  6. 【請求項6】 前記障害部(38)は、案内カム溝(3
    2b)の側面及び/または底面に形成された凹み手段
    (38−2、38−3)である請求項3記載のブライン
    ドのストッパー装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010196320A (ja) * 2009-02-24 2010-09-09 Toso Co Ltd ブラインドのストッパ装置
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