JP3869093B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、遊技領域を形成する遊技盤に配設される電気的遊技装置の各種電気部品と、該各種電気部品の駆動制御を行う電気的制御装置と、を備えた遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の遊技機、例えば、パチンコ遊技機は、近年、新しい技術が導入され、電子化が進むことに伴って、構造は更に複雑になり、特に、遊技盤背面に設けられた遊技制御手段関連の、各種電気部品相互を接続する中継基盤に、複数の配線接続用端子(コネクタ)や、リレースイッチ、或いは遊技機と外部の管理装置などを接続するための外部端子などが装着され、配線の増加などに伴って、より複雑化する傾向にあった。また、それら端子などが、中継基盤の両面に実装されることもあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来のように、中継基盤に複数の機能を集中させると、遊技機裏面から見て、その基盤の有する機能がわかりにくく、万一、改造した基盤を装着するなどの不正が行われたとしても、その改造が行われたことがわかりにくく、その発見までに時間がかかる。
また、中継基盤に余分なスペースがなくなり、断線などの故障があった場合に、それぞれの機能の入力と出力を調べて故障個所を見つけることが困難であり、どの部分が故障しているかを発見するまでに時間がかかる。同様に、入出力を調べることが難しくなって、検査機関での検査が行い難い。
また、中継基盤に複数の機能が集中していると、故障個所のみの交換が行いにくく、結局、他のまだ使える部品も含む基盤ごとそっくり交換しなければならず、そのために、まだ使える共通電気部品の再利用ができなくなって、大変不経済であった。
【0004】
また、中継基盤は、各種電気部品と電気的制御装置との配線接続を中継し、遊技に関する制御信号の送受信を行うことから、不正に電子部品や基盤等が取り付けられて、中継する制御信号が変換されたり、新たに制御信号が混入されたりすることがあった。このような制御信号の操作により、遊技特性が本来とは異なるものに変えられていた。
また、中継基盤の両面に電子部品や配線接続用端子等を実装した場合、中継基盤の裏面側に正規の部品とともに、上記のような不正な基盤や電子部品が取り付けられることがあった。このような改造は、そのままでは視認が困難であるため、発見に多くの時間を要した。
また、中継基盤の裏面側に配線接続用端子を実装した場合、コネクタの抜き差しが行いにくく、利便性を著しく欠いていた。
【0005】
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、中継基盤の有する機能をわかり易くするとともに、例えば、故障時など、必要に応じて基盤の部分交換を行うことが可能な遊技機を提供することを目的とする。
さらに、本発明は、中継基盤に対する不正な改造を防止することが可能な遊技機を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、遊技に関連する信号の遣り取りを行う各種電気部品と、該各種電気部品の駆動制御を行う電気的制御装置と、を備えた遊技機において、前記電気的制御装置と前記各種電気部品との信号線を中継接続する中継手段を備え、前記中継手段は、前記電気的制御装置と前記各種電気部品との信号線を中継接続するための配線接続用端子を片面に実装した中継基盤によって構成し、前記中継基盤は、クリア部材である基盤カバー部材で蓋覆されるとともに、当該中継基盤を取り付ける基盤ホルダーには、当該中継基盤の裏面側への不正基盤等の取り付けを妨げる不正基盤取付防止部を設け、前記基盤ホルダーは、透明材により有底箱形状に形成され、その内底面に前記不正基盤取付防止部を柱状に複数設けた構成とした。
【0007】
この請求項1記載の発明によれば、配線接続用端子を中継基盤の片面に実装したことにより、電気的制御装置及び各種電気的部品より延出する信号線を配線接続用端子に接続するのが容易となる。また、配線接続用端子を中継基盤の片面に実装したことにより、全ての配線接続用端子を視認することが可能となり、基盤の配線構成がわかり易くなる。また、配線接続用端子を中継基盤の片面に集中させたことにより、非実装面と対向する側に部品を実装するためのスペースを形成する必要がなくなる。つまり、中継基盤上に視認が困難な部分をなくすことができ、それにより不正な改造等の発見が容易となる。また、中継基盤がクリア部材である基盤カバー部材で蓋覆されているため、外部からでも、内部の中継基盤を視認することができ、中継基盤の配線状態や不正な改造等を速やかに発見することが可能となる。また、中継基盤が基盤カバー部材で蓋覆されているため、内部の中継基盤に不正な改造を働くことが困難となり、中継基盤に対する不正を低減することが可能となる。また、中継基盤を取り付ける基盤ホルダーには、不正基盤等の取付けを妨げる不正基盤取付防止部が設けられているため、不正基盤等を取り付けるスペースが消滅し、不正基盤等を中継基盤に取り付けることが困難となる。さらに、中継基盤を取り付ける基盤ホルダーには、不正基盤等の取付けを妨げる不正基盤取付防止部が柱状に複数設けられているため、不正基盤等を取り付けるスペースが消滅し、不正基盤等を中継基盤に取り付けることが困難となる。
【0008】
遊技機には、パチンコ遊技機、パチコン機、アレンジボール遊技機、或いは雀球遊技機などの弾球遊技機が含まれる。
【0014】
請求項2記載の発明は、遊技の制御を行う主遊技制御装置と、該主遊技制御装置と通信可能な従遊技制御装置との信号線の中継接続を行う中継手段を備え、前記中継手段は、前記主遊技制御装置と従遊技制御装置との信号線を中継接続するための配線接続用端子を片面に実装した中継基盤によって構成し、前記中継基盤は、クリア部材である基盤カバー部材で蓋覆されるとともに、当該中継基盤を取り付ける基盤ホルダーには、当該中継基盤の裏面側への不正基盤等の取り付けを妨げる不正基盤取付防止部を設け、前記基盤ホルダーは、透明材により有底箱形状に形成され、その内底面に前記不正基盤取付防止部を柱状に複数設けた構成とした。
【0015】
この請求項2記載の発明によれば、配線接続用端子を中継基盤の片面に実装したことにより、主遊技制御装置及び従遊技制御装置より延出する信号線を配線接続用端子に接続するのが容易となる。また、配線接続用端子を中継基盤の片面に実装したことにより、全ての配線接続用端子を視認することが可能となり、基盤の配線構成がわかり易くなる。また、配線接続用端子を中継基盤の片面に集中させたことにより、非実装面と対向する側に部品を実装するためのスペースを形成する必要がなくなる。つまり、中継基盤上に視認が困難な部分をなくすことができ、それにより不正な改造等の発見が容易となる。また、中継基盤がクリア部材である基盤カバー部材で蓋覆されているため、外部からでも、内部の中継基盤を視認することができ、中継基盤の配線状態や不正な改造等を速やかに発見することが可能となる。また、中継基盤が基盤カバー部材で蓋覆されているため、内部の中継基盤に不正な改造を働くことが困難となり、中継基盤に対する不正を低減することが可能となる。また、中継基盤を取り付ける基盤ホルダーには、不正基盤等の取付けを妨げる不正基盤取付防止部が設けられているため、不正基盤等を取り付けるスペースが消滅し、不正基盤等を中継基盤に取り付けることが困難となる。さらに、中継基盤を取り付ける基盤ホルダーには、不正基盤等の取付けを妨げる不正基盤取付防止部が柱状に複数設けられているため、不正基盤等を取り付けるスペースが消滅し、不正基盤等を中継基盤に取り付けることが困難となる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について、図1〜図14の図面を参照しながら説明する。
【0023】
[第1の実施の形態]
図1は、この発明の第1の実施の形態の遊技機として例示するパチンコ遊技機を示す正面図である。
【0024】
この実施の形態のパチンコ遊技機100は、内部の遊技領域1a(後述)内に遊技球を発射して遊技を行うもので、パチンコ遊技機100の前側上半部には、ガラス板101がガラス枠102に保持された状態で左端を軸心として片開き形式に開閉自在に取り付けられている。ガラス板101の奥側には遊技領域1aを構成する遊技盤1が着脱可能に設置されている。
【0025】
遊技盤1のガイドレール2で囲まれた遊技領域1aには、電気的遊技装置として例示する特図の可変表示装置(図柄表示装置)4、普図始動ゲート6,6、普図の可変表示装置7、風車と呼ばれる回転式方向変換部材10,…などの他に、電気的遊技装置として例示する特別変動入賞装置5、一般入賞口8,…、電気的遊技装置として例示する普通変動入賞装置を兼ねた特図始動口9、装飾ランプ11,…、サイドランプ12,…などが配置されている。遊技領域1aの最下端部中央にはアウト球を回収するためのアウト穴13が設けられている。
【0026】
可変表示装置4は、例えばTVユニットなどによって構成され、変動表示遊技などの遊技関連の画像が表示されるようになっている。
【0027】
また、パチンコ遊技機100の前側下半部には、発射部に遊技球を供給する上受皿105、パチンコ遊技機100の隣に並設されるカードユニット500のカード差込み口501に挿入されるプリペイドカードなどの有価価値媒体による球貸し操作を行うためのカード操作部108、上受皿105に収容しきれない遊技球を収容する下受皿107、前記遊技領域1aに向けて遊技球の発射操作を行うための操作ハンドル104などが設置されている。
【0028】
図2は、パチンコ遊技機の背面図である。
【0029】
パチンコ遊技機100の本体枠110に開閉可能に設置された遊技機本体100Aの裏機構盤100aの裏側には、予備球を貯留するための貯留タンク201、該貯留タンク201からの予備球を整列させて球抜きユニット203まで流下案内するための導出樋202、該導出樋202により流下案内される球の球抜きや球排出ユニット204への流下案内を行う球抜きユニット203、球抜きユニット203を介して流下案内された球を上受皿105(該上受皿105が満杯のときは下受け皿107)へ排出させる球排出ユニット204、スピーカー205、操作ハンドル104の操作に基づき球を遊技領域1aに発射させるハンドルユニット206、集められた入賞球を順次検出するセーフユニット207などが配設される他、共通制御回路(排出・発射・アンプ電源一体化回路)210、球排出用中継基盤230、カードユニット用外部接続端子基盤240、遊技機枠用外部接続端子基盤41、ターミナル基盤42等の各種制御装置及び中継基盤が配設されている。
【0030】
また、遊技盤1の裏面側には遊技系統の制御を行う役物制御回路220が設置され、遊技盤1の裏側に突出した特図の可変表示装置4の背部には役物制御系統の中継手段を備えた役物用中継基盤31、外部出力手段を備えた遊技盤用外部接続端子基盤32、不可逆性処理手段として例示するリレースイッチ173,…を備えたリレー基盤33等が配設されている。これら役物制御回路220、役物用中継基盤31、遊技盤用外部接続端子基盤32、リレー基盤33等は裏機構盤100aの中央開口部30を介して、裏機構盤100aの後方に突出している。
そして、役物制御回路220と役物用中継基盤31は接続線群175aによって、可変表示装置4と役物用中継基盤31は接続線群4aによって、役物用中継基盤31とリレー基盤33は接続線群171aによって、それぞれ電気的接続されている。また、役物用中継基盤31と普図始動ゲート6,6は接続線群6a,6aによって、役物制御回路220と変動入賞装置5及び普図の可変表示装置7は接続線群5aによって、役物制御回路220と共通制御回路(排出・発射・アンプ・電源一体化回路)210は接続線群220aによって、それぞれ電気的接続されている。また、役物制御回路220とセーフユニット207は接続線群207aと、共通制御回路210とハンドルユニット206は接続線群206aと、共通制御回路210と球排出用中継基盤230は接続線群230aと、共通制御回路210とカードユニット用外部接続端子基盤240は接続線群240aによって、それぞれ電気的接続されている。また、カードユニット用外部接続端子基盤240とカードユニット500は接続線群500aによって、球排出用中継基盤230と球排出ユニット204は接続線群204aによって、それぞれ電気的接続されている。
【0031】
その他の電気的接続関係は図7や図9にも示されているので、その説明は省略する。
上記接続線群のうち、特に、接続線群5a、220a、500aは、外から不正な改造や断線等を視認しうるように透明なチューブホルダー5b、220b、500bによって覆われている。
【0032】
図3はパチンコ遊技機に備わる遊技盤の背面図で、図4はパチンコ遊技機に備わる役物用中継基盤、遊技盤用外部接続端子基盤及びリレー基盤と、可変表示装置との固定構造を示す分解斜視図である。
【0033】
遊技盤1の裏側には、その中央開口部を避けた状態で入賞球を集合させて前記セーフユニット207に導くための上部入賞処理部材208a及び下部入賞球処理部材208bが取り付けられている。また、この遊技盤1の中央開口部(図に現れない)には、図3に示すように、特図の可変表示装置4がその後端部を後方に突出させた状態に設置され、該可変表示装置4の後端背面部の左側には役物用中継基盤31が、右側上段部には遊技盤用外部接続端子基盤32が、右側下段部にはリレー基盤33が、それぞれ配設されている。また、遊技盤1の背面部左側には、役物制御回路220が設置されている。
【0034】
そして、図3に示すように、役物用中継基盤31とリレー基盤33とが接続線群171aによって、リレー基盤33と遊技盤用外部接続端子基盤32とが接続線群172aによって、役物制御回路220と役物用中継基盤31とが接続線群175aによって、それぞれ電気的に接続されている。また、特図の可変表示装置4と役物用中継基盤31とが接続線群176aによって電気的に接続されている。
【0035】
役物用中継基盤31、遊技盤用外部接続端子基盤32及びリレー基盤33は、図4に示すように、特図の可変表示装置4の裏面側に基盤ホルダー35を介して固定されている。
即ち、基盤ホルダー35は透明材(例えば、樹脂材)により後方が開口した有底箱型形状に形成され、その前面側底部の取付穴160b,…から、可変表示装置4の背部に突設された取付支柱160c,…に向けてビス160a,…を通して特図の可変表示装置4の背部に固定されている。
役物用中継基盤31、遊技盤用外部接続端子基盤32及びリレー基盤33は、それぞれ、それら各基盤に設けられた取付穴161b,…から基盤ホルダー35内に突設された取付支柱161c,…に向けてビス161a,…を通して基盤ホルダー35内に取り付けられている。このように取り付けられた状態において、各基盤31、32、33間と、各基盤31、32、33と基盤ホルダー35の内周面との間に所定の空気流通スペースが保たれるようになっている。
【0036】
このように、役物用中継基盤31、遊技盤用外部接続端子基盤32及びリレー基盤33が、基盤ホルダー35を介して、可変表示装置4の後端背面部に取り付けられ、可変表示装置4と基盤ホルダー35との間と、基盤ホルダー35と各基盤31,32及び33との間に、それぞれ所定のスペースが保たれている。従って、可変表示装置4の後端背面部と基盤ホルダー35との間のスペースと透明な基盤ホルダー35とを介して、役物用中継基盤31、遊技盤用外部接続端子基盤32及びリレー基盤33の裏面側を覗き見ることにより、それら基盤31、32、33の裏側の異常、例えば、不正な改造などを発見し易くなる。また、役物用中継基盤31、遊技盤用外部接続端子基盤32及びリレー基盤33と基盤ホルダー35との間のスペース、及び各基盤31、32、33間相互の隙間や、各基盤31、32、33と基盤ホルダー35の内周面との隙間を介して、基盤31、32、33の熱が放熱されることとなる。
【0037】
役物用中継基盤31は、図4に示すように、役物制御回路220と電気的接続するためのコネクタ175b、及び、リレー基盤33と電気的接続するためのコネクタ171cが配設されるとともに、遊技盤1に配設される特図始動口(普通変動入賞装置)9、特図始動口9中の特図始動入賞検出器(図示省略)、特別変動入賞装置5、普図始動ゲート6,6中の普図始動検出器(図示省略)、装飾ランプ11,…及びサイドランプ12,…などの各種電気部品50(図7)と電気的接続するためのコネクタ181b,…などが配設され、管理装置400と役物制御回路220との間で送受信される各種データ(大当り、回転数、確率変動など)の中継を行うとともに、役物制御回路220と各種電気部品50との信号の遣り取りの中継を行う。
【0038】
遊技盤用外部接続端子基盤32は、リレー基盤33と電気的接続するためのコネクタ172b、管理装置400と電気的接続するための外部接続端子174,…などが配設され、管理装置400と役物制御回路220との間で送受信される各種データ(大当り、回転数、確率変動など)の中継を行う。
【0039】
リレー基盤33は、遊技盤用外部接続端子基盤32と電気的接続するためのコネクタ172c、役物用中継基盤31と電気的接続するためのコネクタ171b、リレースイッチ173,173,173等が配設され、管理装置400(図7)と役物制御回路220との間で送受信される各種データ(大当り、回転数、確率変動など)の中継を行うとともに、リレースイッチ173,173,173により信号の流れを一方向に規制し、ノイズや不正行為などにより生じた信号が反対方向に通過するのを阻止するようになっている。
【0040】
このように、役物用中継基盤31、遊技盤用外部接続端子基盤32及びリレー基盤33に配設する電子部品や接続端子は、機能に応じた基盤に配置される。そして、例えば、比較的寿命の短いリレースイッチ173,173,173などの電子部品については、リレー基盤33に集中して配置され、故障のときなどにはリレー基盤33ごと交換される。
【0041】
図5はパチンコ遊技機の裏機構盤に備わる遊技機枠用外部接続端子基盤およびターミナル基盤を示す正面図で、図6は遊技機枠用外部接続端子基盤およびターミナル基盤の本体枠への取付構造を示す分解斜視図である。
【0042】
遊技機枠用外部接続端子基盤41及びターミナル基盤42は、図5に示すように、裏機構盤100aの裏側に一体に設けられた基盤ホルダー45内に並設されている。
【0043】
基盤ホルダー45は、図6に示すように、裏機構盤100aの裏側右上端部に囲板45aに囲まれた状態で設けられ、内部には、ネジ止用の取付支柱261a,261a、先端に凸部を有する位置決め支柱262a,262a、及び先端に凹穴を有する位置決め支柱263a,…が設けられ、支柱263a,…側の囲板45aには、支柱261a、262a、263aと協同して基盤41、42を挟んで係止する止板264,264が設けられている。
【0044】
そして、遊技機枠用外部接続端子基盤41及びターミナル基盤42は、位置決め穴262b,…中に位置決め支柱262a,…の位置決め凸部を嵌入させるとともに、その一端側をそれら位置決め支柱263aと止板264,…との間に位置させた状態で、ビス261c,261cを取付穴261b,261bから取付支柱261a,261aに向けて通すことにより、基盤ホルダー45内に取り付けられている。これら遊技機枠用外部接続端子基盤41とターミナル基盤42とは接続線群272aにより相互に電気的に接続されている。
【0045】
遊技機枠用外部接続端子基盤41は、図6に示すように、管理装置400(図7)と電気的接続するための外部接続端子274,…、ターミナル基盤42と電気的接続するためのコネクタ272b、補給スイッチ201aと電気的接続するためのコネクタ275b等が配設され、管理装置400と共通制御回路210との間で送受信される各種信号(賞球信号、球貸信号、打止信号)の中継を行うとともに、補給スイッチ201aから島設備(球切りSOL)410(後述)へ送信される補給信号の中継を行う。
【0046】
ターミナル基盤42は、図6に示すように、リレースイッチ273a,273b,273c、電源スイッチ276、ヒューズ277、遊技機枠用外部接続端子基盤41と電気的接続するためのコネクタ272c、電源コード283aの電源入力端子283b、共通制御回路210と電気的接続するためのコネクタ281b,281b等が配設され、管理装置400と共通制御回路210との間で送受信される各種信号(賞球信号、球貸信号、打止信号)の中継を行うとともに、島設備から電力の供給を受けてパチンコ遊技機100に供給するようになっている。
【0047】
このように、遊技機枠用外部接続端子基盤41及びターミナル基盤42には電子部品や接続端子が機能に応じて配設されている。例えば、外部接続端子274,274,…などの寿命の長い電気部品は、遊技機枠用外部接続端子基盤41に集中して配設され、遊技盤1が交換されても、再利用できるようになっている。一方、ヒューズ277やリレースイッチ273a,273b,273cなどの比較的寿命の短い電気部品は、ターミナル基盤42に集中して配設され、故障のときなどには、ターミナル基盤42だけ交換すれば済む。
また、遊技機枠用外部接続端子基盤41とターミナル基盤42とに分けたことにより、遊技機枠用外部接続端子基盤41或いはターミナル基盤42のいずれに故障が生じたかを容易にチェックできるようになる。
【0048】
図7はパチンコ遊技機に配設された各種制御回路および各種ユニットの配線関係を示すブロック図、図8はパチンコ遊技機に備わる役物用中継基盤、リレー基盤及び遊技盤用外部接続端子基盤を経由する信号の流れを示すブロック図、図9はパチンコ遊技機に備わるターミナル基盤及び遊技機枠用外部接続端子基盤を経由する信号の流れを示すブロック図、図10はターミナル基盤に設けられたリレースイッチを流れる信号の信号方向を表したブロック図である。
【0049】
パチンコ遊技機100の遊技盤1側には、図7に示すように、役物制御回路220、役物用中継基盤31、遊技盤用外部接続端子基盤32、リレー基盤33、可変表示装置(図柄表示装置)4の他、特別変動入賞装置5,普通図柄(普図)の可変表示器7,特図始動口(普通変動入賞装置)9,特図始動口9中の特図始動検出器(図示省略)、普図始動ゲート6,6中の普図始動検出器(図示省略)、装飾ランプ11及びサイドランプ12,…などの各種電気部品50等が配設されている。一方、遊技機本体100A側には、共通制御回路(排出・発射・アンプ電源一体化回路)210、半端センサ小基盤202a、ハンドルユニット206、カードユニット用外部接続端子基盤(I/Fボード)240、カード操作基盤241、球排出用中継基盤230、セーフユニット207、球排出ユニット204、ガラス枠スイッチ102a、オーバーフロースイッチ209、ターミナル基盤42、遊技機枠用外部接続端子基盤41、補給スイッチ201a等が配設されている。
【0050】
パチンコ遊技機100は、遊技機枠用外部接続端子基盤41や遊技盤用外部接続端子基盤32を介して管理装置400と電気的に接続され、カードユニット用外部接続端子基盤240を介してカードユニット500と電気的に接続されている。
【0051】
役物制御回路220は、内部に読出し専用メモリたるROM21、書込みと読出しが可能なメモリたるRAM22、CPU(中央処理装置)23を備えている。
この役物制御回路220は、特図始動口9の始動入賞検出器からの検出信号などに基づき、役物用中継基盤31経由で、特図の可変表示装置4に変動指令信号を送って可変表示遊技(図柄の回転表示)を行わせたり、或いは、特図始動入賞検出器からの検出信号や特図の可変表示装置(図柄表示装置)4の可変表示遊技結果などに基づいて特別変動入賞装置5などの各種電気部品50に制御信号を送って所要の作動を行わせる。
【0052】
可変表示装置4による可変表示の結果、ROM21中に書き込まれている所定の停止態様(例えば、「1,1,1」、「2,2,2」、「3,3,3」、「5,5,5」、「7,7,7」などのぞろめ)で停止したときには、大当りと呼ばれる特別遊技状態を発生させ、役物制御回路220から役物用中継基盤31経由で動作指令信号が、関係する特別変動入賞装置5などの電気部品50に送られて予め定められた条件の下で周期的な開放動作が行われる。
【0053】
例えば、特別変動入賞装置5の開閉扉が所定時間開くことを1サイクル(その間に所定個数の球が入賞したときにはその時点までを1サイクル)とし、各サイクル遊技中その内部の所定箇所に球が入賞することを条件に所定の最大継続回数までそのサイクルが継続される遊技が行われる。この大当りがその所定の停止表示態様のうちの特別の表示態様(例えば、「3,3,3」、「5,5,5」などの予め定められた特別のぞろめ)で発生した場合には、役物制御回路220のROM21中の制御プログラムに沿って次回の大当たりの発生確率が高められる状態(確率変動状態)となる。
【0054】
また、役物制御回路220に、セーフユニット207からのセーフ球の検出信号が入力された場合には、この入力信号に基づいて、共通制御回路210から球排出用中継基盤230を介して球排出ユニット204に排出指令信号が送られて賞球の排出が行われる。
【0055】
役物制御回路220からは、図8に示すように、管理上必要な各種データ(大当り信号、図柄の回転表示信号、確率変動状態信号)が、役物用中継基盤31、リレー基盤33及び遊技盤用外部接続端子基盤32を経由して、管理装置400に送られて、大当りの発生回数、図柄の回転数、確率変動の発生回数などが集計される。
【0056】
管理装置400の集計に基づいて、打止めが必要なときには、図9に示すように、管理装置400から、遊技機枠用外部接続端子基盤41、ターミナル基盤42及び共通制御回路210経由でハンドルユニット206に停止指令信号が送られて、打球の発射動作の停止が行われる。
また、共通制御回路210からは、ターミナル基盤42及び遊技機枠用外部接続端子基盤41経由で、管理装置400に賞球信号や球貸信号などの所要の信号データが送られて集計される。
【0057】
共通制御回路210に、ガラス枠102が開いていることを知らせる検出信号及びオーバーフロー状態を知らせるオーバーフロースイッチ209からの検出信号が球排出用中継基盤230経由で送られた場合は、該共通制御回路210からハンドルユニット206へ停止指令信号が送られて打球の発射の停止が行われるとともに、球排出用中継基盤230経由で球排出ユニット204に停止指令信号が送られて賞球の排出の停止が行われる。
【0058】
共通制御回路210に、カードユニット500からのカード情報信号と、カード操作基盤241からの球貸し指令信号がカードユニット用外部接続端子基盤240経由で送られた場合は、共通制御回路210から球排出用中継基盤230経由で球排出ユニット204に球排出指令信号が送られて球の排出が行われる。
【0059】
共通制御回路210に、半端センサ小基盤202aから、排出用の予備球が半端状態になっていることを知らせる半端状態検出信号が送られた場合は、共通制御回路210から球排出用中継基盤230経由で球排出ユニット204に排出停止指令信号が送られて球の排出が停止される。
【0060】
共通制御回路210は電源回路を備え、ターミナル基盤42を介して島設備から供給される電力をパチンコ遊技機100に配設されている各種電気部品50及び電気的制御装置(例えば、役物制御回路220など)へ供給するようになっている。
【0061】
操作ハンドル104の回動操作に伴う発射信号は、図9に示すように、ハンドルユニット206から共通制御回路(排出・発射・アンプ電源一体化回路)210に送信される。この発射信号に基づいて、共通制御回路210により、ハンドルユニット206が作動されて、遊技球の遊技領域1aへの発射が行われる。
【0062】
カードユニット500のカード差込み口501にプリペイドカード等の有価価値媒体を挿入した状態で、カード操作部108において球貸操作をすると、図9に示すように、カードユニット500からの球貸信号が球排出用中継基盤230を介して球排出ユニット204に送られて貸球の上受皿105への排出が行われるとともに、その球貸信号が共通制御回路210、ターミナル基盤42及び遊技機枠用外部接続端子基盤41を介して管理装置400に送られて集計される。
【0063】
遊技盤1の各入賞部(例えば、一般入賞口8、特図始動口9、変動入賞装置5等)に入賞した球は、順次、セーフユニット207に検出(入賞部に検出器がある場合には該検出器にも検出)され、その検出による入賞信号が役物制御回路220を介して共通制御回路210に送られ、該共通制御回路210からの賞球排出指令信号が球排出用中継基盤230を介して球排出ユニット204に送られて賞球の排出が行われる。
【0064】
図10に示すように、貯留タンク201における予備球が所定量以下に減少した場合は、補給スイッチ201aの検出に基づく補給信号が遊技機枠用外部接続端子基盤41経由で、島設備の球切りソレノイド(SOL)410に送信されて、貯留タンク201への予備球の補給が行われる。
【0065】
ターミナル基盤42は、信号の流れを一方向に規制する不可逆性処理手段としてのリレースイッチ273a,273b,273cを備えている。そして、共通制御回路210からの賞球信号と球貸信号をリレースイッチ273a、273b及び遊技機枠用外部出力端子基盤274を介して、管理装置400に送信するが、その逆方向には信号(ノイズや、不正行為により生じた信号)が送信されないようになっている。
一方、管理装置400からの打止信号は、遊技機枠用外部出力端子基盤274及びリレースイッチ273cを介して共通制御回路210に送信されるが、その逆方向には信号(例えば、ノイズや、不正行為により生じた信号)が送信されないようになっている。
【0066】
このように、ノイズや、不正行為により生じた信号が、前記信号(賞球信号、球貸信号、打止信号)方向とは反対方向に流入しないよう機能している。従って、パチンコ遊技機100や管理装置400に配設されている各種電気部品50や電気的制御装置(例えば、役物制御回路220など)などは、ノイズの進入などが原因で、故障を生じることが少なくなる。
【0067】
この第1の実施の形態のパチンコ遊技機100によれば、役物用制御回路220と各種電気部品50及び管理装置400との間の電気的信号等の中継を行う基盤が、遊技盤用外部接続端子基盤32と役物用中継基盤31とリレー基盤33とに、それぞれ別個の基盤として構成されているため、遊技盤1の交換時や寿命切れ時等の際に、必要に応じて、遊技盤用外部接続端子基盤32、役物用中継基盤31及びリレー基盤33をそれぞれ独立に交換することが可能となる。
例えば、遊技盤用外部接続端子基盤32、役物用中継基盤31或いはリレー基盤33の何れかに故障が発生した場合や、遊技盤1の交換によって機能に変更が生じたときなどに、必要な基盤だけを交換し、残った基盤を継続して使用することが可能となり、基盤の交換に伴うコストを低減することが可能となる。また、遊技盤用外部接続端子基盤32、役物用中継基盤31或いはリレー基盤33の何れかに故障が発生した場合に、故障箇所を限定するための検査も容易となり、故障箇所の発見及び交換を迅速に行うことが可能となる。
【0068】
また、比較的寿命の短いリレースイッチ173,…が遊技盤用外部接続端子基盤32や役物用中継基盤31と別個のリレー基盤33に集中して配設されているので、リレースイッチ173,…の何れかが故障した場合には、遊技盤用外部接続端子基盤32や役物用中継基盤31はそのままで、リレー基盤33のみを交換するだけで済む。
【0069】
また、遊技機枠用外部接続端子基盤41とターミナル基盤42とに分けたことにより、遊技機枠用外部接続端子基盤41或いはターミナル基盤42のいずれに故障が生じたかを容易にチェックでき、交換や修理を迅速に行うことができる。また、比較的寿命の短いヒューズ277やリレースイッチ273a,273b,273cなどの電気部品はターミナル基盤42に集中して配設されているので、それら電子部品に故障が生じたときにはターミナル基盤42のみを交換するだけで済む。一方、外部接続端子274,274,…などの寿命の長い電気部品が集中的に配設された遊技機枠用外部接続端子基盤41は故障し難いため交換しなくて済むとともに、遊技盤1を交換しても共通に使える可能性がある。
【0070】
[第2の実施の形態]
第1の実施の形態では、役物中継基盤31を基盤ホルダー35に取り付けた状態において、透明な部材である基盤ホルダー35の内部を覗き見ることにより、役物中継基盤31の裏面側の不正な改造等を発見できるようになっていたが、第2の実施の形態では、中継基盤(役物中継基盤)31Aと基盤ホルダー35Aとの間に不正基盤取付防止部310,…を介在させることにより、中継基盤31Aの裏面側の不正な基盤等の取付を防止している。
また、第1の実施の形態では、共通制御回路210が役物制御回路220を介して役物中継基盤31と接続されていたが、第2の実施の形態では、役物制御回路220を構成する役物制御装置221、表示制御装置222、及び音制御装置223とともに、共通制御回路210を構成する排出制御装置211及び発射制御装置212が直接、中継基盤31Aに接続されている。
この第2の実施の形態特有の部分以外は、上記第1の実施の形態におけると同様である。
【0071】
この第2の実施の形態において、前述の第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
【0072】
図11は、第2の実施の形態のパチンコ遊技機に備わる中継基盤の、基盤ホルダーへの取付構造を示す斜視図、図12は、中継基盤が取り付けられた基盤ホルダーの断面図、図13は、中継基盤を介して各制御装置と各種電気部品との間で送受信される信号の流れを示すブロック図である。
【0073】
中継基盤31Aは、図11に示すように、遊技盤用外部接続端子基盤32及びリレー基盤33とともに、基盤ホルダー35Aの内部に固定され、透明な基盤カバー部材340に蓋覆された状態で、可変表示装置4の後端部に取り付けられている。
【0074】
中継基盤31Aの基盤カバー部材340側の片面(実装面)には、役物制御装置221(役物制御回路220)、表示制御装置222(役物制御回路220)、音制御装置223(役物制御回路220)、排出制御装置211(共通制御回路210)、及び発射制御装置212(共通制御回路210)と電気的に接続するためのコネクタ175Bが配設されるとともに、遊技盤1に配設される特図始動口(普通変動入賞装置)9、特図始動口9中の特図始動入賞検出器(図示省略)、特別変動入賞装置5、普図始動ゲート6,6中の普図始動検出器(図示省略)、装飾ランプ11,…及びサイドランプ12,…などの各種電気部品50と電気的に接続するためのコネクタ181b,…、リレー基盤33と電気的に接続するためのコネクタ171c等が配設されている。
【0075】
また、中継基盤31Aは、図13に示すように、電気的制御装置として以下に例示する役物制御装置221、表示制御装置222、音制御装置223、排出制御装置211及び発射制御装置212と、各種電気部品50との間で送受信される制御信号の中継を行うようになっている。
【0076】
基盤ホルダー35Aは、図11及び図12に示すように、透明材(例えば、樹脂材)により有底箱型形状に形成されていて、その内底面には、中継基盤31A及び基盤32、33の裏面側(非実装面)への不正基盤等の取付けを妨げる柱状の不正基盤取付防止部310,…が設けられている。
この不正基盤取付防止部310,…は、基盤の裏面側への不正基盤等の取付けを妨げることができれば、どのような形状でもよく、設置数量も適宜変更可能である。
【0077】
基盤カバー部材340は、図11に示すように、弾性変形可能な透明材(例えば、樹脂材)により有底箱型形状に形成され、その側面(図中、上側及び左側の側面)には、遊技盤1に配設される各種電気的部品50より延出する信号線等を通すための配線導出口344,344や、制御装置211、212、221、222、223より延出する信号線を通すための配線導出口343が形成されている。
【0078】
そして、中継基盤31A、遊技盤用外部接続端子基盤32及びリレー基盤33は、図11に示すように、それぞれ、その実装面の反対側の面を基盤ホルダー35A内の不正基盤取付防止部310,…に当接させた状態で、それら各基盤に設けられた取付穴161b,…から基盤ホルダー35A内に突設された取付支柱161c,…に向けてビス161a,…を通して基盤ホルダー35A内に取り付けられている。
この基盤ホルダー35Aには、その一端側の軸受け332,332に基盤カバー部材340の支軸342,342が嵌入した状態で、基盤カバー部材340が開閉可能に取り付けられている。この基盤カバー部材340の自由端側には、ストッパー341が設けられ、常時は、このストッパー341が基盤ホルダー35Aの係合穴331に係止され、基盤カバー部材340が基盤ホルダー35Aの開口部を蓋覆した状態に固定されている。
【0079】
このように、中継基盤31A及び基盤32、33が基盤ホルダー35A内に収容された状態において、中継基盤31A及び基盤32、33の裏面側(非実装面)と基盤ホルダー35A内の底面との間には、不正基盤取付防止部310,…が介在し、該不正基盤取付防止部310,…によって、中継基盤31A及び基盤32、33の裏面側への電子部品等の取付が妨げられるようになっている。
また、基盤ホルダー35Aが基盤カバー部材340により蓋覆された状態において、中継基盤31A及び基盤32、33の実装面が外部より透明な基盤カバー部材340を介して視認しうるようになっている。
【0080】
この第2の実施の形態のパチンコ遊技機100によれば、コネクタ175B,181b,…を中継基盤31Aの片面に実装したことにより、遊技盤1に配設される各種電気的部品50より延出する信号線や、制御装置211、212、221、222、223より延出する信号線をコネクタ175Bに接続するのが容易となる。
また、コネクタ175B,181b,…を中継基盤31Aの片面に実装したことにより、全てのコネクタ175B,181b,…を視認することが可能となり、基盤の配線構成がわかり易くなる。
【0081】
また、中継基盤31Aがクリア部材である基盤カバー部材340で蓋覆されているため、外部からでも、内部の中継基盤31Aを視認することができ、中継基盤31Aの配線状態や不正な改造等を速やかに発見することが可能となる。
また、中継基盤31Aが基盤カバー部材340で蓋覆されているため、内部の中継基盤31Aに不正な改造を働くことが困難となり、中継基盤31Aに対する不正を低減することが可能となる。
【0082】
また、中継基盤31Aを取り付ける基盤ホルダー35Aには、不正な基盤の取付けを妨げる不正基盤取付防止部310,…が設けられているため、不正な基盤などを取り付けるスペースが消滅し、不正な基盤等を中継基盤31Aに取り付けることが困難となる。
【0083】
[第3の実施の形態]
第2の実施の形態では、中継基盤31Aは、各制御装置(役物制御装置221、表示制御装置222、音制御装置223、排出制御装置211及び発射制御装置212)と、各種電気部品50との間で送受信される制御信号の中継を行うようになっていたが、第3の実施の形態では、各制御装置間で送受信される制御信号の中継を行うことも可能となっている。
【0084】
この第3の実施の形態において、前述の第2の実施の形態と同一部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
図14は、中継基盤を介して各制御装置間で送受信される信号の流れを示すブロック図である。
【0085】
中継基盤31Aは、図14に示すように、主遊技制御装置として例示する役物制御装置221、従遊技制御装置として以下に例示する表示制御装置222、音制御装置223、排出制御装置211及び発射制御装置212等と電気的に接続されている。
そして、中継基盤31Aは、役物制御装置221と、表示制御装置222、音制御装置223、排出制御装置211及び発射制御装置212との間で送受信される各種制御信号の中継が可能となっている。
【0086】
なお、本発明は、この実施の形態のパチンコ遊技機100に限られるものではなく、他のパチンコ遊技機、パチコン機、アレンジボール遊技機及び雀球遊技機などの弾球遊技機についても適用可能である。
また、以上の実施の形態例では、中継基盤(中継手段)として、中継基盤31A(役物中継基盤31)を例示したが、これに限られるものではなく、各制御装置間の中継を行う、例えば、球排出用中継基盤230などについても適用可能である。
その他、各基盤の取付け位置及び取付け方法など、具体的に示した細部構成、方法等は、発明の主旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
【0087】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、配線接続用端子を中継基盤の片面に実装したことにより、電気的制御装置及び各種電気的部品より延出する信号線を配線接続用端子に接続するのが容易となる。また、配線接続用端子を中継基盤の片面に実装したことにより、全ての配線接続用端子を視認することが可能となり、基盤の配線構成がわかり易くなる。また、配線接続用端子を中継基盤の片面に集中させたことにより、非実装面と対向する側に部品を実装するためのスペースを形成する必要がなくなる。つまり、中継基盤上に視認が困難な部分をなくすことができ、それにより不正な改造等の発見が容易となる。また、中継基盤がクリア部材である基盤カバー部材で蓋覆されているため、外部からでも、内部の中継基盤を視認することができ、中継基盤の配線状態や不正な改造等を速やかに発見することが可能となる。また、中継基盤が基盤カバー部材で蓋覆されているため、内部の中継基盤に不正な改造を働くことが困難となり、中継基盤に対する不正を低減することが可能となる。また、中継基盤を取り付ける基盤ホルダーには、不正基盤等の取付けを妨げる不正基盤取付防止部が設けられているため、不正基盤等を取り付けるスペースが消滅し、不正基盤等を中継基盤に取り付けることが困難となる。さらに、中継基盤を取り付ける基盤ホルダーには、不正基盤等の取付けを妨げる不正基盤取付防止部が柱状に複数設けられているため、不正基盤等を取り付けるスペースが消滅し、不正基盤等を中継基盤に取り付けることが困難となる。
【0090】
請求項2記載の発明によれば、配線接続用端子を中継基盤の片面に実装したことにより、主遊技制御装置及び従遊技制御装置より延出する信号線を配線接続用端子に接続するのが容易となる。また、配線接続用端子を中継基盤の片面に実装したことにより、全ての配線接続用端子を視認することが可能となり、基盤の配線構成がわかり易くなる。また、配線接続用端子を中継基盤の片面に集中させたことにより、非実装面と対向する側に部品を実装するためのスペースを形成する必要がなくなる。つまり、中継基盤上に視認が困難な部分をなくすことができ、それにより不正な改造等の発見が容易となる。また、中継基盤がクリア部材である基盤カバー部材で蓋覆されているため、外部からでも、内部の中継基盤を視認することができ、中継基盤の配線状態や不正な改造等を速やかに発見することが可能となる。また、中継基盤が基盤カバー部材で蓋覆されているため、内部の中継基盤に不正な改造を働くことが困難となり、中継基盤に対する不正を低減することが可能となる。また、中継基盤を取り付ける基盤ホルダーには、不正基盤等の取付けを妨げる不正基盤取付防止部が設けられているため、不正基盤等を取り付けるスペースが消滅し、不正基盤等を中継基盤に取り付けることが困難となる。さらに、中継基盤を取り付ける基盤ホルダーには、不正基盤等の取付けを妨げる不正基盤取付防止部が柱状に複数設けられているため、不正基盤等を取り付けるスペースが消滅し、不正基盤等を中継基盤に取り付けることが困難となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る遊技機として例示するパチンコ遊技機を示す正面図である。
【図2】図1のパチンコ遊技機の背面図である。
【図3】パチンコ遊技機に備わる遊技盤を示す背面図である。
【図4】パチンコ遊技機に備わる役物用中継基盤、遊技盤用外部接続端子基盤及びリレー基盤と、可変表示装置との固定構造を示す分解斜視図である。
【図5】パチンコ遊技機の裏機構盤に備わる遊技機枠用外部接続端子基盤およびターミナル基盤を示す正面図である。
【図6】遊技機枠用外部接続端子基盤およびターミナル基盤の本体枠への取付構造を示す分解斜視図である。
【図7】パチンコ遊技機に配設された各種制御回路および各種ユニットの配線関係を示すブロック図である。
【図8】パチンコ遊技機に備わる役物用中継基盤、リレー基盤及び遊技盤用外部接続端子基盤を経由する信号の流れを示すブロック図である。
【図9】パチンコ遊技機に備わるターミナル基盤及び遊技機枠用外部接続端子基盤を経由する信号の流れを示すブロック図である。
【図10】ターミナル基盤に設けられたリレースイッチを流れる信号の信号方向を表したブロック図である。
【図11】第2の実施の形態のパチンコ遊技機の備わる中継基盤の基盤ホルダーへの取付構造を示す斜視図である。
【図12】中継基盤が取り付けられた基盤ホルダーの断面図である。
【図13】図11の中継基盤を介して各制御装置と各種電気部品との間で送受信される信号の流れを示すブロック図である。
【図14】図11の中継基盤を介して各制御装置間で送受信される信号の流れを示すブロック図である。
【符号の説明】
1 遊技盤
4 可変表示装置
31 役物用中継基盤(中継手段)
32 遊技盤用外部接続端子基盤(外部出力手段)
33 リレー基盤
35 基盤ホルダー
41 遊技機枠用外部接続端子基盤
42 ターミナル基盤
45 基盤ホルダー
100 パチンコ遊技機(遊技機)
110 本体枠
173 リレースイッチ(不可逆性処理手段)
174 外部接続端子
201a 補給スイッチ
206 ハンドルユニット
207 セーフユニット
210 共通制御回路(排出・発射・アンプ電源一体化回路)
220 役物制御回路(電気的制御装置)
273 リレースイッチ
274 外部接続端子
400 管理装置
500 カードユニット
31A 中継基盤
35A 基盤ホルダー
310 不正基盤取付防止部
340 基盤カバー部材

Claims (2)

  1. 遊技に関連する信号の遣り取りを行う各種電気部品と、該各種電気部品の駆動制御を行う電気的制御装置と、を備えた遊技機において、
    前記電気的制御装置と前記各種電気部品との信号線を中継接続する中継手段を備え、
    前記中継手段は、
    前記電気的制御装置と前記各種電気部品との信号線を中継接続するための配線接続用端子を片面に実装した中継基盤によって構成し、
    前記中継基盤は、クリア部材である基盤カバー部材で蓋覆されるとともに、当該中継基盤を取り付ける基盤ホルダーには、当該中継基盤の裏面側への不正基盤等の取り付けを妨げる不正基盤取付防止部を設け、
    前記基盤ホルダーは、透明材により有底箱形状に形成され、その内底面に前記不正基盤取付防止部を柱状に複数設けたことを特徴とする遊技機。
  2. 遊技の制御を行う主遊技制御装置と、該主遊技制御装置と通信可能な従遊技制御装置との信号線の中継接続を行う中継手段を備え、
    前記中継手段は、
    前記主遊技制御装置と従遊技制御装置との信号線を中継接続するための配線接続用端子を片面に実装した中継基盤によって構成し、
    前記中継基盤は、クリア部材である基盤カバー部材で蓋覆されるとともに、当該中継基盤を取り付ける基盤ホルダーには、当該中継基盤の裏面側への不正基盤等の取り付けを妨げる不正基盤取付防止部を設け
    前記基盤ホルダーは、透明材により有底箱形状に形成され、その内底面に前記不正基盤取付防止部を柱状に複数設けたことを特徴とする遊技機。
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