JPH08117428A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JPH08117428A
JPH08117428A JP26381494A JP26381494A JPH08117428A JP H08117428 A JPH08117428 A JP H08117428A JP 26381494 A JP26381494 A JP 26381494A JP 26381494 A JP26381494 A JP 26381494A JP H08117428 A JPH08117428 A JP H08117428A
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JP
Japan
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power supply
ball
game
control board
circuit
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Withdrawn
Application number
JP26381494A
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English (en)
Inventor
Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH08117428A publication Critical patent/JPH08117428A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コストアップを招来することなく修理や部品
交換等を極力スムーズに行ない得る遊技機を提供する。 【構成】 差込プラグ250を外部電源と接続すること
により電源コネクタ80から供給された外部電源電力が
配線251を介して遊技制御基板199の電源回路に供
給されるとともに配線252を介して払出制御基板15
2の電源回路に供給され、外部電源電力を前記遊技制御
基板199の電源回路に供給するか否かを任意に切換操
作可能な電源切換スイッチ81を前記配線251に設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえばパチンコ遊技
機やコイン遊技機あるいはスロットマシン等で代表され
る遊技機に関し、詳しくは、外部電源からの電力により
作動する遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の遊技機において、従来から一般
的に知られているものに、たとえば、外部電源に接続さ
れる電源接続部を有し、その電源接続部に与えられた電
源からの電力が、遊技制御基板の電源回路と価値付与制
御基板の電源回路とに供給され、遊技制御基板により遊
技機の遊技状態が制御され、価値付与制御基板により、
前記遊技機の遊技状態が遊技者に価値を付与すべき状態
になった場合に価値を付与するための制御が行なわれる
ように構成されたものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種の従来の遊技機
においては、前記遊技制御基板による遊技制御系統にお
いて修理や部品交換等を行なう場合には、前記電源接続
部の接続を外して外部電源から電力が供給されない状態
にした後、修理や部品交換を行なっていた。ゆえに、前
記修理や部品交換を行なうに際しては、いちいち電源接
続部の接続を外す作業を前もって行なわざるを得ず、修
理や部品交換等において作業性が悪いという欠点があっ
た。
【0004】本発明は、係る実情に鑑み考え出されたも
のであり、その目的は、大幅なコストアップを招くこと
なく修理や部品交換等を極力スムーズに行ない得る遊技
機を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、外部電源から
の電力により作動する遊技機であって、前記外部電源と
接続するための電源接続部と、制御動作に必要な電力が
供給される電源回路を有し、前記遊技機の遊技状態を制
御するための遊技制御基板と、制御動作に必要な電力が
供給される電源回路を有し、前記遊技機の遊技状態が遊
技者に価値を付与すべき状態になった場合に価値を付与
するための制御を行なう価値付与制御基板と、前記電源
接続部に与えられた外部電源からの電力を前記遊技制御
基板の電源回路に供給する第1の電力供給路と、前記電
源接続部に与えられた外部電源からの電力を前記価値付
与制御基板の電源回路に供給する第2の電力供給路と、
前記第1の電力供給路に設けられ、前記電源接続部から
の電力を前記遊技制御基板の電源回路に供給するか否か
を任意に切換操作可能な電力供給切換操作手段とを含む
ことを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明によれば、外部電源が電源接続部に接続
される。制御動作に必要な電力が供給される電源回路を
有する遊技制御基板の働きにより、遊技機の遊技状態が
制御される。制御動作に必要な電力が供給される電源回
路を有する価値付与制御基板の働きにより、遊技機の遊
技状態が遊技者に価値を付与すべき状態になった場合に
価値を付与するための制御が行なわれる。そして、第1
の電力供給路により、前記電源接続部に与えられた外部
電源からの電力が前記遊技制御基板の電源回路に供給さ
れ、第2の電力供給路により、前記電源接続部に与えら
れた外部電源からの電力が前記価値付与制御基板の電源
回路に供給される。さらに、第1の電力供給路に設けら
れた電力供給切換操作手段の働きにより、前記電源接続
部からの電力を前記遊技制御基板の電源回路に供給する
か否かが任意に切換操作可能となる。
【0007】
【発明の実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づい
て詳細に説明する。なお、本実施例においては、遊技機
の一例としてパチンコ遊技機を示すが、本発明はこれに
限らず、たとえばコイン遊技機やスロットマシン等であ
ってもよい。
【0008】まず、図1,図2を参照し、実施例に係る
弾球遊技機の一例のパチンコ遊技機1の全体の構成につ
いて説明する。図1は、パチンコ遊技機1の正面図であ
り、図2は、パチンコ遊技機1の一部内部構造を示す全
体背面図である。
【0009】図1において、パチンコ遊技機1は、周知
のように額縁状に形成された前面枠2を有し、該前面枠
2の額縁状の開口には、扉保持枠3が周設され、その扉
保持枠3の上部にガラス板を有するガラス扉枠4が、そ
の下部に打球供給皿6を有する前面扉板5がそれぞれ開
閉自在に設けられている。また、前面枠2の下部の表面
には、前記打球供給皿6からあふれた余剰の景品玉を貯
留する余剰玉受皿20が設けられているとともに、打球
を発射する操作ハンドル21も設けられている。さら
に、前面枠2には、その上部に遊技状態が予め定められ
た特定遊技状態となったときに点灯または点滅する遊技
効果ランプ22が設けられているとともに、その開放側
側部には、図示しない施錠装置の錠の周囲を装飾する錠
飾りが設けられ、その錠飾りの内部に打球の発射動作が
行なわれてパチンコ遊技機1が稼働中であることを表示
する稼働ランプ23が内蔵されている。
【0010】前述した打球供給皿6について、さらに詳
細に説明すると、打球供給皿6は、その上流側に形成さ
れる景品玉払出口7aとその下流側に形成される供給口
7bとを連絡するように貯留整列路8が形成されてお
り、その貯留整列路8の中ほど底面裏面に玉検出器9が
設けられている。この玉検出器9は、打球供給皿6に残
留する打玉を検出するものである。なお、打球供給皿6
の上流側下部空間には、効果音を発生するスピーカ19
が内蔵されている。また、前記玉検出器9のやや上流側
にもう1つの同じ構造の玉検出器9aを設け、前記玉検
出器9が打玉の存在の検出をしなくなっても上流側の玉
検出器9aが打玉の存在を検出している場合には、玉詰
まり等のトラブルが発生していると判定して、前記玉検
出器9の打玉不存在の検出出力を無効処理するように構
成してもよい。
【0011】また、打球供給皿6には、パチンコ遊技機
1に隣接して設けられるカードユニット50を介して遊
技玉を借り受ける際に操作する操作部が設けられてい
る。操作部として玉貸スイッチ15と返却スイッチ17
とモード切換スイッチ18とが設けられ、また、その玉
貸スイッチ15と返却スイッチ17の間に度数表示LE
D16が設けられている。玉貸スイッチ15は、カード
ユニット50によって遊技玉を借り受ける際に操作する
ものであり、返却スイッチ17は、遊技終了の際にカー
ドユニット50のカード挿入口55に差し込まれたカー
ドを返却するためのものである。なお、カードがカード
挿入口55に差し込まれていることは、カードユニット
50に設けられるカード投入表示ランプ54が点灯して
いることによりわかる。また、度数表示LED16は、
カードユニット50のカード挿入口55に差し込まれた
カードの残額が表示されるものである。また、モード切
換スイッチ18は、借り受けるべき遊技玉を前記玉貸ス
イッチ15を操作して行なうマニュアルモードと、打球
供給皿6の打玉の残量が前記玉検出器9によって検出さ
れなくなったときに自動的に遊技玉を払出す自動モード
と、のいずれかのモードに設定するものである。また、
11は自動モードを表示する自動玉貸表示器、12は玉
貸が可能な旨を表示する玉貸可表示器である。
【0012】ところで、前記ガラス扉枠5の後方であっ
て前面枠2の裏面には、遊技盤30が着脱自在に取付け
られている。この遊技盤30には、打玉を誘導する誘導
レール31がほぼ円状に設けられ、その誘導レール31
に囲まれる中側範囲が遊技領域32を構成し、その遊技
領域32に可変表示装置や可変入賞球装置および入賞口
等の遊技装置が配置されるものである。より詳細に説明
すると、遊技領域32のほぼ中央には、複数の回転ドラ
ム機構を内蔵する可変表示装置33が配置され、該可変
表示装置33の下部に始動入賞口34と可変入賞球装置
35とが配置されている。始動入賞口34は、可変表示
装置33の回転ドラム機構を回転せしめるためのもので
ある。また、可変入賞球装置35は、ソレノイド37に
よって開閉駆動される開閉板36を有し、該開閉板36
の内部が3つに区画され、そのうちの中央が特定入賞領
域として設定され、その特定入賞領域に特定入賞玉検出
器(Vスイッチ)320が臨み、左右に入賞玉検出器
(カウントスイッチ)319が臨設されている(31
9,320は図1には図示せず)。また、遊技領域32
の中央部左右に入賞口42a,42bが設けられ、遊技
領域32の上部外側に払出ランプ43と玉切れランプ4
4とが設けられている。
【0013】上記のように構成される遊技盤30の遊技
内容は、打玉が始動入賞口34に入賞して始動入賞玉検
出器(始動口スイッチ)321をONさせると、可変表
示装置33の回転ドラム機構が回転を開始し、所定時間
(たとえば5秒)が経過したときにその回転を停止す
る。そして、停止時の可変表示装置33に表示される図
柄の組合せが予め定められた大当り図柄の組合せである
ときに特定遊技状態(大当り遊技状態とも言う)となっ
て可変入賞球装置35の開閉板36を所定時間(たとえ
ば30秒間)が経過するまで、または所定個数(たとえ
ば10個)の入賞玉が発生するまで開放する。そして、
開閉板36の開放中に打玉が特定入賞領域に入賞して特
定入賞玉検出器320をONすると、継続権が発生し、
再度開閉板36の上記した開放動作を繰返す繰返し継続
制御が実行される。この継続権の発生は、所定回数(た
とえば16回)許容される。したがって、大当り遊技状
態になると、短い間に多量の入賞玉を獲得するチャンス
がある。このように大当り遊技状態という遊技者にとっ
て極めて大きなチャンスは、可変表示装置33の1回の
可変表示結果に基づいて発生するため、打球供給皿6の
残留玉がほとんどなくなった時点で発生する場合もあ
り、このような場合、続けて打玉を発射させて打玉を可
変入賞球装置35の特定入賞領域に入賞させる必要があ
るにもかかわらず、打玉が打球供給皿6に残存していな
いので、あわてて玉貸スイッチ15を操作して遊技玉を
借受けなければならない。しかし、玉貸スイッチ15を
操作してから遊技玉が払出され、しかもその玉が発射さ
れて可変入賞球装置35の特定入賞領域に到達するまで
に多少の時間がかかるため、その時間の間に有利なチャ
ンス(継続権の成立)を逃してしまうという不都合があ
るが、本実施例においては、モード切換スイッチ18を
自動モードに設定しておれば、玉検出器9が打玉の不存
在を検出した時点で自動的に遊技玉を打球供給皿6に払
出すので、上記したような不都合は生じない。一方、上
記したような自動モードに設定してあっても単位時間当
たりの景品玉払出度数が高い状態となったとき、たとえ
ば、上記した大当り遊技状態となったときには、その後
すぐに景品玉が払出されるので、遊技玉を自動的に払出
す必要がなく、磁気カードにおける残余玉貸情報を無駄
に消費することがない。
【0014】遊技盤30の裏面には、遊技盤30の表面
に設けられる前記の各種の入賞口または入賞球装置に入
賞した入賞玉を所定の入賞径路に沿って導く入賞玉集合
カバー体45(図2参照)が設けられているが、その入
賞玉集合カバー体45に導かれる入賞玉のうち、前記開
閉板36に入賞した入賞玉は、相対的に多い景品玉数
(たとえば15個)を払出すように制御され、開閉板3
6以外の入賞口に入賞した入賞玉は、相対的に少ない景
品玉数(たとえば5個)を払出すように制御される。そ
して、このような入賞玉の区別をするために、前記入賞
玉検出器319,320からの信号が後述する払出制御
基板152に送られるか、または遊技制御基板199
(図2参照)から払出制御基板152に払出数信号が送
られるようになっている。また、入賞玉集合カバー体4
5の裏面には、遊技盤30に設けられるスイッチ類、ラ
ンプ類、駆動源類等から延びる配線を中継する遊技中継
基板47が取付けられている。
【0015】上記のように構成されるパチンコ遊技機1
の側方に設けられるカードユニット50は、図1に示さ
れるように、使用可能状態であるか否かを表示する使用
可表示ランプ51と、カード内に記録された残額情報に
端数(100円未満の数)が存在する場合にその端数を
前記度数表示LED16に表示させるための端数表示ス
イッチ52と、当該カードユニット50がいずれの側の
パチンコ遊技機1に対応しているか否かを表示する連結
台方向表示器53と、カードがカードユニット50内に
投入中であることを表示するカード投入表示ランプ54
と、記録媒体としての磁気カードを挿入するカード挿入
口55と、該カード挿入口55の裏面に設けられるカー
ドリーダ機構を点検する場合に開放するためのカードユ
ニット錠56と、が設けられている。そして、このよう
に構成されるカードユニット50は、独自の制御回路に
よって制御されるものであるが、パチンコ遊技機1側に
設けられる前記スイッチ15、17、18、表示LED
16や、払出制御基板152とを接続する必要があるた
めパチンコ遊技機1の裏面に設けられる後述する機構板
60には、インタフェース基板138が設けられてい
る。なお、カードユニット50をパチンコ遊技機1に内
蔵してもよい。
【0016】次に、パチンコ遊技機1の裏面の構造につ
いて、図2に基づいて説明する。パチンコ遊技機の機構
板60には、その上部に玉タンク65が設けられ、パチ
ンコ遊技機1が遊技機設置島に設置された状態でその上
方からパチンコ玉がこの玉タンク65内に供給される。
67は玉欠乏検出器である。この玉タンク65内に貯留
されているパチンコ玉が玉払出装置97に供給され、こ
の玉払出装置97が作動することにより玉が打球供給皿
6内に払出される。
【0017】機構板60には、さらに、払出制御基板用
の基板ボックス149と、遊技制御を行なうための遊技
制御基板199を収納する遊技制御基板ボックス198
とが設けられている。図中33は可変表示装置であり、
47は遊技中継基板である。遊技領域に打込まれて入賞
領域あるいは可変入賞球装置内に入賞した入賞玉は、入
賞玉処理装置115により処理され、その入賞玉1個に
つき所定個数の景品玉が玉払出装置97から払出され
る。
【0018】196は打球発射装置であり、モータ19
7の回転力を利用して打玉が1つずつ遊技領域に発射さ
れる。図2において、パチンコ遊技機1の上方隅部分
に、ターミナル基板78が設けられている。このターミ
ナル基板は、外部電源と接続するための電源コネクタ8
0および電源スイッチ81が設けられている。さらに、
ターミナル基板78は、玉切れ情報出力端子79a、発
射制御信号入力端子79b、玉貸情報出力端子79c、
補給情報出力端子79dが設けられている。
【0019】前記遊技制御基板ボックス198には、前
記可変表示装置33が予め定められた特定の表示態様と
なり前記特定遊技状態が発生する確率を入力設定するた
めのキースイッチ200が設けられており、遊技場の係
員が所定のキーをこのキースイッチ(確率設定スイッ
チ)200に挿入した状態で操作することにより、前記
確率を、たとえば高確率,中確率,低確率の3段階に設
定することができる。そして、その確率の設定状態が設
定確率表示LED201により表示される。なお、この
キースイッチ200は必ずしも設ける必要はない。
【0020】パチンコ遊技機1の側部に設けられている
カードユニット50には、玉貸額設定スイッチ213が
設けられており、遊技場の係員がこの玉貸額設定スイッ
チ213を操作することにより、1回の玉貸動作に伴っ
て貸し出される玉貸額が設定される。
【0021】図3は、パチンコ遊技機におけるターミナ
ル基板部分を示す正面図であり、(A)はカバー部材で
カバーされた状態を示し、(B)はカバー部材を取除い
た状態が示されている。
【0022】ターミナル基板78には、発射装置モータ
197用のリレー80bと、玉切ランプ44と、ヒュー
ズ253,254と、電源スイッチ81と、電源コネク
タ80と、賞球ランプ43とが設けられている。さらに
ターミナル基板78には、前述した玉切情報出力端子7
9a,発射制御信号入力端子79b,玉貸情報出力端子
79c,補給情報出力端子79dが設けられている。
【0023】図3の(A)に示された78bは、ターミ
ナル基板78を収納している収納ケースを機構盤60側
にビス止固定するためのビス孔である。そして78d
は、ターミナル基板78の前面側をカバーするカバー部
材78cのほうをビス止固定するためのビス孔である。
図3(A)に示すように、カバー部材78cには、3ヶ
所に切欠開口78eが設けられており、カバー部材78
cを取付けた状態で、それぞれの切欠開口78eに、前
述した電源スイッチ81,電源コネクタ80,各種端子
79a〜79dが臨むように構成されている。その結
果、カバー部材78cが取付けられた状態で、電源コネ
クタ80に電源を接続することができ、電源スイッチ8
1をON,OFF操作することができ、各種端子79a
〜79dにコネクタを接続することができる。さらに、
カバー部材78cの表面側には、図3(A)に示すよう
に、前述した各種端子79a〜79dに入出力されるデ
ータを色分けしたシールが貼着されている。そして、図
3に示す実施例の場合には、玉切情報出力端子79aが
黒に、発射制御信号入力端子79bが赤に、玉貸情報出
力端子79cが青に、補給情報出力端子79dが緑に、
それぞれ色分けられている。
【0024】図4は、払出制御基板152とカードユニ
ット50に設けられているカードユニット制御基板21
0aと遊技制御基板199とに設けられている制御回路
を示すブロック図である。
【0025】カードユニット制御基板210aには、R
AM,ROM,CPU,I/Oポート等を含むカードユ
ニット制御用マイクロコンピュータ210と、スイッチ
からの検出信号をカードユニット制御用マイクロコンピ
ュータ210に入力するためのスイッチ回路211と、
カードユニット制御用マイクロコンピュータ210から
の表示制御信号を各種表示器に出力するための表示回路
212と、カードユニット制御用マイクロコンピュータ
210と払出制御基板152の払出制御用マイクロコン
ピュータ220との間で信号のやり取りを行なうための
フォトカプラで構成される信号回路214と、電源回路
215とが設けられている。このように両マイクロコン
ピュータ210,220間での信号のやり取りをフォト
カプラを介して一旦光信号に変換して行なっているため
に、両マイクロコンピュータ210,220間が電気的
に遮断された状態となり、一方の故障等に起因した異常
高電圧等が他方のマイクロコンピュータにまで伝送され
ないために、一方の故障が他方にまで悪影響を及ぼすこ
とを防止できる。さらに、このカードユニット制御基板
210aには、前記スイッチ回路211に接続された端
数表示スイッチ52と玉貸額設定スイッチ213とが設
けられ、さらに、前記表示回路212に接続された、ユ
ニット使用可表示器51とカード挿入表示器54と連結
方向表示器53とが設けられている。また、図4の57
は、インターフェイス基板138のコネクタ138aと
接続されるコネクタである。
【0026】さらに、前記スイッチ回路211には、玉
貸スイッチ15と返却スイッチ17とが接続されてお
り、前記表示回路212には、カード残額表示器16が
接続されている。
【0027】払出制御基板152には、フォトカプラで
構成される信号回路216が設けられており、カードユ
ニット制御用マイクロコンピュータ210と払出制御用
マイクロコンピュータ220との間で、前記信号回路2
14,216を介して、ユニット接続信号(VL),ユ
ニット動作信号(B RDY),玉貸要求信号(BR
Q),玉貸完了信号(EXS),P機動作信号(P R
DY)の各信号が送受信される。すなわち、カードユニ
ット制御用マイクロコンピュータ210と払出制御用マ
イクロコンピュータ220とが接続されている場合に
は、カードユニット制御用マイクロコンピュータ210
から払出制御用マイクロコンピュータ220に対しユニ
ット接続信号(VL)が伝送される。このユニット接続
信号(VL)の入力があることを条件として、パチンコ
遊技機が打球発射可能な状態となるとともに、入賞玉に
基づいた景品玉の払出制御が可能な状態となる。
【0028】パチンコ遊技機の電源が投入された段階で
払出制御用マイクロコンピュータ220からカードユニ
ット制御用マイクロコンピュータ210に対しP機動作
信号(P RDY)が出力される。次に、カードユニッ
ト50側においてカードが受付けられて玉貸スイッチ1
5が操作されてその検出信号が入力された段階で、ユニ
ット動作信号(B RDY)が払出制御用マイクロコン
ピュータ220に出力される。この時点から所定の遅延
時間だけ経過した時点で、玉貸要求信号(BRQ)がカ
ードユニット制御用マイクロコンピュータ210から払
出制御用マイクロコンピュータ220に出力される。こ
の所定の遅延時間を設けた理由は、ユニット動作信号
(B RDY)が入力されたことをパチンコ遊技機側で
判定するのに十分な時間を設けて、ノイズによる誤動作
を防止するためである。
【0029】前記遅延時間が経過した時点から、さらに
所定時間が経過した時点で、玉貸準備信号が払出制御用
マイクロコンピュータ220からカードユニット制御用
マイクロコンピュータ210に出力される。この時点か
ら所定時間が経過した段階で、前記玉貸要求信号(BR
Q)がOFFになりこれをもって玉貸指令信号がカード
ユニット制御用マイクロコンピュータ210から払出制
御用マイクロコンピュータ220に出力されたものとさ
れる。この時点から所定時間が経過した段階で、払出制
御用マイクロコンピュータ220が前記玉貸指令信号に
従って行なった玉貸制御動作が完了したことに基づいて
玉貸完了信号(EXS)が払出制御用マイクロコンピュ
ータ220からカードユニット制御用マイクロコンピュ
ータ210に出力される。
【0030】遊技制御基板199には、ワンチップ化さ
れた遊技制御用マイクロコンピュータ202が設けられ
ている。この遊技制御用マイクロコンピュータ202に
は、CPU203,RAM205,I/Oポート20
6,セキュリティ回路204等が設けられている。そし
て、ワンチップ化された遊技制御用マイクロコンピュー
タ202の外部にROM207と、アドレスデコード回
路208とが設けられている。アドレスデコード回路2
08は、遊技制御用マイクロコンピュータ202からの
アドレスデータをデコードし、遊技制御用マイクロコン
ピュータ202内のRAM205,I/Oポート20
6、あるいは前記ROM207にそれぞれチップセレク
ト信号を与える。
【0031】セキュリティ回路204は、前記ROM2
07に記憶されているプログラムの不正改造を監視する
機能を有するものである。セキュリティ回路204に
は、ROM207の記憶プログラムに対応するセキュリ
ティデータが記憶されており、電源投入時において、R
OM207に記憶されているプログラムを読出してその
プログラムと前記記憶されているセキュリティデータと
を比較して両者が整合性を有するか否か判別し、整合性
がとれている場合にのみCPU203を正常に動作可能
な状態にする。また、パチンコ遊技機の稼動中において
は、ROM207に記憶されているプログラムデータに
従ってCPU203が動作するのであるが、このROM
207に記憶されているプログラムデータのアドレスが
正常なアドレス範囲内を超えたものとなっているか否か
をセキュリティ回路204が判別し、正常なアドレス範
囲を超えているとセキュリティ回路204が判別した場
合には、CPU203が正常に制御動作できない状態に
する。
【0032】前記ROM207には、打玉がどの入賞領
域に入賞したかに応じて払出すべき景品玉の数である賞
球個数データが記憶されている。そして、入賞玉が検出
されて入賞信号が払出制御用マイクロコンピュータ22
0から信号回路217,209(ともにフォトカプラで
構成されている)を介して遊技制御用マイクロコンピュ
ータ202に入力されてくれば、遊技制御用マイクロコ
ンピュータ202は、打玉が入賞した入賞領域に対応す
る賞球個数データをROM207から読出して、信号回
路209,217を介して払出制御用マイクロコンピュ
ータ220に返信する。本実施例では、賞球個数信号
は、図示するように4本の信号線からなる4ビットデー
タ(D0〜D3)の形で払出制御用マイクロコンピュー
タ220に伝送される。
【0033】払出制御基板152には、さらにスイッチ
回路218が設けられており、入賞玉検出器122から
の検出信号,上皿玉検出器9からの検出信号,玉切れス
イッチ87a,87bからの検出信号,満タンスイッチ
114からの検出信号,自動玉貸スイッチ118からの
検出信号,玉払出検出器187からの検出信号が、それ
ぞれスイッチ回路218を介して払出制御用マイクロコ
ンピュータ220に入力される。払出制御基板152に
は、打止モードスイッチ154が設けられている。この
打止モードスイッチ154がスイッチ回路218に接続
されており、打止モードスイッチ154による打止モー
ド入力操作が行なわれれば、その打止モードデータがス
イッチ回路218を介して払出制御用マイクロコンピュ
ータ220に入力される。払出制御基板152には、さ
らにリセットスイッチ156が設けられており、このリ
セットスイッチ156がリセット回路221を介して払
出制御用マイクロコンピュータ220のリセット端子に
接続されている。そして、遊技場の係員がリセットスイ
ッチ156を操作してリセット操作を行なえば、そのリ
セット操作信号がリセット回路221を介して払出制御
用マイクロコンピュータ220に入力されて電源投入時
の状態になる。
【0034】払出制御基板152には、さらに電源回路
219が設けられており、外部電源AC24Vからの電
力がこの電源回路219に供給され、所定の直流電流に
変換された状態で各種制御回路や電子機器にこの直流電
流が供給される。また、AC24Vの電力が払出制御基
板152を介してカードユニット制御基板210aに設
けられている電源回路215にも供給され、この電源回
路215からカードユニット50に設けられている各種
制御回路や電子機器に電力が供給される。
【0035】図5は、払出制御用マイクロコンピュータ
220によって制御される各種制御機器を含む制御回路
を示すブロック図である。払出制御基板152には、前
述した回路以外に、LED回路222,モータ回路22
3,リレー回路224,ソレノイド回路225,情報出
力回路226,ブザー・LED回路227,ランプ回路
228が設けられている。払出制御基板152には、さ
らにエラー表示器155が設けられており、このエラー
表示器155が前記LED回路222に接続されてい
る。そして、払出制御用マイクロコンピュータ220か
らのエラーコード表示制御信号がLED回路222を介
してエラー表示器155に与えられる。払出制御用マイ
クロコンピュータ220から、モータ制御信号がモータ
回路223を介して払出モータ189に与えられるとと
もに、リレー回路224を介して発射モータ197に与
えられる。さらに、ソレノイド回路225を介してソレ
ノイド励磁用制御信号が入賞玉排出ソレノイド127に
与えられる。払出制御用マイクロコンピュータ220
は、情報出力回路226を介して、補給情報,玉貸情
報,玉貸条件成立情報を出力する。補給情報とは、景品
玉を所定個数(たとえば10個)払出す毎にその旨を表
わす出力パルスのことであり、補給情報出力端子79d
(図2参照)を介してホール用管理コンピュータに出力
される。玉貸情報とは、玉貸動作が行なわれたことを表
わす情報であり、玉貸情報出力端子79c(図2参照)
を介してホール用管理コンピュータに出力される。玉貸
条件成立情報とは、打球供給皿6に貸玉を払出すための
玉貸条件が成立したことを表わす情報であり、カードユ
ニット50に出力される。
【0036】払出制御用マイクロコンピュータ220
は、さらに、ブザー・LED回路227を介して、ブザ
ー制御信号をブザー10に与え、自動玉貸表示信号を自
動玉貸表示器11に与える。また、ランプ回路228を
介して、賞球ランプ点灯用制御信号を賞球ランプ43に
与え、玉切れランプ点灯用制御信号を玉切れランプ44
に与える。
【0037】図6は、ターミナル基板と払出制御回路基
板とインタフェース基板と周辺機器との接続状態を示す
結線図である。
【0038】ターミナル基板78には、電源コネクタ8
0が設けられており、プラグ250を外部電源に接続し
た上でプラグ80aを電源コネクタ80に差込めば、外
部電源からの電力がターミナル基板78に入力される。
すると、電源コネクタ80からヒューズ254,配線2
52,コネクタ153aを介して外部電源の電力が払出
制御基板152に供給される。また、電源スイッチ81
をONに操作すれば、ヒューズ253,配線251,コ
ネクタ90d,90c,199cを介して外部電源の電
力が遊技制御基板199に供給される。ターミナル基板
78には、玉切れ情報出力端子79a,発射制御信号入
力端子79b,玉貸情報出力端子79c,補給情報出力
端子79dが設けられている。そして、タンクレールに
設けられた玉欠乏検出器67(図2参照)が玉切れ状態
を検出すれば、玉切れ情報出力端子79aから玉切れ状
態になったことを表わす信号が外部(たとえばホール用
管理コンピュータ)に出力される。
【0039】パチンコ遊技機1が打止となり外部(たと
えばホール用管理コンピュータ)から発射制御信号入力
端子79bに信号が入力されれば、リレー80bが作動
してコネクタ153aから払出制御基板(賞球玉貸制御
基板)152に供給される電力が遮断され、払出制御基
板(賞球玉貸制御基板)152のコネクタ153cおよ
びコネクタ90e,90fを介して発射装置モータ19
7への電力の供給が停止され、打玉が遊技領域に発射で
きない状態となる。払出制御基板(賞球玉貸制御基板)
152のコネクタ153eを介して払出モータ(賞球モ
ータ)198に制御信号が与えられて所定個数の貸玉が
払出されれば、玉貸が行なわれた旨の情報がコネクタ1
53a,玉貸情報出力端子79cを介して外部(たとえ
ばホール用管理コンピュータ)に出力される。払出制御
基板(賞球玉貸制御基板)152の制御に従って払出モ
ータ(賞球モータ)189が動作して玉横送り螺旋体
(図示せず)を回転させて所定個数(たとえば10個)
の景品玉を横送りして落下口から払出せば、パルス信号
からなる補給情報がコネクタ153a,補給情報出力端
子79dを介して外部(たとえばホール用管理コンピュ
ータ)に出力される。
【0040】払出制御基板(賞球玉貸制御基板)152
には、コネクタ153eを介して、入賞玉排出ソレノイ
ド127,入賞玉検出器122,玉払出検出器(賞球セ
ンサ)187,玉切れスイッチ87a,87bがさらに
接続されている。そして、払出モータ(賞球モータ)1
89の回転に伴って玉払出検出器(賞球センサ)187
が玉横送り螺旋体の半回転したことを検出すれば、その
検出信号が払出制御基板(賞球玉貸制御基板)152に
入力される。また、入賞玉検出器122による検出信
号,玉切れスイッチ87a,87bの検出信号がコネク
タ153eを介して払出制御基板(賞球玉貸制御基板)
152に入力される。払出制御基板(賞球玉貸制御基
板)152は、コネクタ153eを介して入賞玉排出ソ
レノイド127を励磁制御し、入賞玉を下方に通過させ
て落下させる制御を行なう。
【0041】払出制御基板(賞球玉貸制御基板)152
は、前記玉払出検出器(賞球センサ)187からの検出
信号に基づいて、コネクタ153b,199bを介して
遊技制御基板199に入賞信号を出力し、遊技制御基板
199は、その入賞信号に基づいて前述した賞球個数信
号をコネクタ199b,153bを介して払出制御基板
(賞球玉貸制御基板)152に返信する。また、払出制
御基板(賞球玉貸制御基板)152には、前述したセレ
クトスイッチ154,エラー表示器155,リセットス
イッチ156が設けられている。さらにこの払出制御基
板152は、コネクタ153d,138bを介してイン
タフェース基板138に接続されており、このインタフ
ェース基板138がコネクタ138a,電気配線58,
コネクタ57を介してカードユニット50に接続されて
いる。そして、払出制御基板152とカードユニット5
0とが図4に基づいて説明した各種信号のやり取りを行
なう。また、満タンスイッチ114がコネクタ153f
を介して払出制御基板152に接続されており、満タン
スイッチ114の検出信号が入力される。
【0042】前記インタフェース基板138は、コネク
タ138cを介して打球供給皿6のコネクタ6aに接続
されており、カードユニット50と打球供給皿6との間
でインタフェース基板138を介して信号の送受信が行
なわれる。そして、この打球供給皿6には、前述した返
却スイッチ17,玉検出器9,度数表示LED16,玉
貸スイッチ15,モード切換スイッチ18,自動玉貸表
示器11,玉貸可表示器12が設けられている。
【0043】遊技制御基板199は、コネクタ199c
を介してターミナル基板78に接続されており、ターミ
ナル基板78からの電力が入力される。またコネクタ1
99a,90a,90bを介してスピーカ19が接続さ
れており、遊技制御基板199から音発生制御信号がス
ピーカ19に与えられる。図中10はブザーであり、コ
ネクタ138bを介してインタフェース基板138に接
続されており、玉貸時や払出エラー発生時等に払出制御
基板152からの制御信号がインタフェース138を介
してこのブザー10に与えられ、ブザー10から音が発
せられる。
【0044】図7は、遊技機の遊技状態を制御するため
の遊技制御基板に設けられている各種回路およびそれら
に接続されている周辺機器を示すブロック図である。
【0045】図7に示す制御回路は、その一部が遊技制
御基板199に設けられており、各種機器を制御するた
めのプログラムに従ってゲーム制御用のメイン基本回路
300が動作する。このメイン基本回路300には、C
PU,RAM,I/Oポート,セキュリティチェック回
路等が含まれたワンチップマイコン202と、後述する
大当りの発生確率に関する設定情報を記憶可能な設定記
憶用EEPROM301のほかに、ROM,サウンドジ
ェネレータ,クロック発生回路等が含まれている。ま
た、遊技制御基板199には、電源投入時にメイン基本
回路300のワンチップマイコン202にリセットパル
スを与えるための初期リセット回路303と、前述した
クロック発生回路から与えられるクロック信号を分周し
て定期的(たとえば2msec毎)にリセットパルスを
ワンチップマイコン202のCPUおよびサブ基本回路
302のCPUに与えられるパルス分周回路からなるク
ロック用リセットパルス発生回路304と、ワンチップ
マイコン202内のCPUからのアドレスデータをデコ
ードし、メイン基本回路300内のRAM,ROM,I
/Oポート,サウンドジェネレータにそれぞれチップセ
レクト信号を与えるアドレスデコード回路208とが設
けられている。
【0046】遊技制御回路199には電源回路312が
設けられており、外部電源としてのAC24Vからの電
力が電源スイッチ81,ヒューズ213,コネクタ19
9cを介して電源回路312に与えられる。そして、電
源回路312では、交流電流を複数種類の電圧の直流電
流に変換して、前述した各種回路や電気機器にその直流
電流を供給する。電源回路312のドラムランプ用電源
回路部分は、後述するドラムランプ322に直流電流を
供給する。
【0047】メイン基本回路302は、入力信号として
次のような信号が与えられる。払出制御基板152か
ら、入賞玉データ信号が信号回路209を介して入力さ
れる。パチンコ玉が始動入賞口34に入賞して始動口ス
イッチ321により検出されれば、その検出信号がスイ
ッチ回路308を介してメイン基本回路300に入力さ
れる。可変入賞球装置35内に入賞したパチンコ玉がカ
ウントスイッチ319により検出されれば、その検出信
号がスイッチ回路308を介してメイン基本回路300
に入力される。可変入賞球装置35内に入賞した入賞玉
が特定入賞領域(Vポケット)に入賞してVスイッチ3
20により検出されれば、その検出信号がスイッチ回路
308を介してメイン基本回路300に入力される。確
率設定スイッチ200(図2参照)が操作されて確率が
設定されればその設定情報がスイッチ回路308を介し
てメイン基本回路300に入力される。
【0048】可変表示装置33は、外周に複数種類の識
別情報が描かれた3つのドラムをそれぞれ回転駆動させ
るためのステッピングモータからなるドラムモータ右3
23,ドラムモータ中324,ドラムモータ左325が
設けられているとともに、その各ドラムモータ323〜
325によって回転駆動される右ドラム,中ドラム,左
ドラムの基準位置を検出するためのドラムセンサ右32
6,ドラムセンサ中327,ドラムセンサ左328を有
する。そして、ドラムセンサ右326,ドラムセンサ中
327,ドラムセンサ左328がそれぞれのドラムの基
準位置を検出すれば、その検出信号がセンサ回路311
を介してサブ基本回路302とメイン基本回路300と
に入力される。
【0049】パチンコ遊技機1の電源投入時に、メイン
基本回路300の設定記憶用EEPROM301に記憶
されている大当り発生確率に関する設定情報がワンチッ
プマイコン202に入力される。その入力された確率デ
ータは、ワンチップマイコン202のI/Oポート,C
PUを介してRAMにロードされる。この確率データは
少し高い第1の確率データ(設定1)と中程度の第2の
確率データ(設定2)と少し低い第3の確率データ(設
定3)との3種類があり、そのうちのいずれか1つの確
率データがEEPROM301に記憶されている。確率
設定スイッチ200を操作することにより、この設定記
憶用EEPROM301に記憶されている確率データを
後述するように更新することができる。次に、メイン基
本回路300やサブ基本回路302から以下に述べる各
種回路や機器に対して制御信号が出力される。払出制御
基板152に、入賞玉データ信号に対応する払出個数デ
ータ信号が信号回路209を介して出力される。音回路
305を介してスピーカ19に音発生用の制御信号が出
力される。7セグメント・LED回路306を介して、
前述した大当り時における可変入賞球装置の繰返し継続
制御の回数を表示する回数表示LED313に回数表示
制御信号を与え、第1の状態となった可変入賞球装置3
5内に入賞した入賞個数を表示する個数表示LED31
4に個数表示用制御信号を与え、始動入賞記憶数を表示
する記憶表示LED315に記憶表示用制御信号を与
え、可変入賞球装置35内の特定入賞領域(Vポケッ
ト)に打玉が入賞したことを表示するV表示LED31
6にV表示制御信号を与え、ラッキーナンバーを表示す
るL.N表示LED317に表示制御信号を与え、装飾
LED318に装飾表示制御信号を与え、さらに、設定
表示LED201に、確率設定スイッチ200により設
定された大当り発生確率の設定表示のための信号を与え
る。なお、ラッキーナンバーとは、遊技場が遊技者への
特別のサービスとして定めた番号であり、このラッキー
ナンバーに該当する番号で大当りが発生した場合に、遊
技者に特別の特典が与えられる。この特典とは、たとえ
ば、発生した大当りに伴って獲得した景品玉を景品交換
することなく引続き遊技に使用できる等である。そし
て、大当り時における番号がこのL.N表示LED31
7により表示され、その表示された番号が遊技場が定め
たラッキーナンバーに該当する場合には、前述した特典
が遊技者に与えられる。
【0050】メイン基本回路300は、ソレノイド・ラ
ンプ・情報出力回路307を介して、可変入賞球装置3
5を開閉駆動するためのソレノイド37にソレノイド励
磁用制御信号を与え、装飾ランプ22に装飾表示用制御
信号を与え、大当りが発生すれば大当り情報を、確率変
動状態になれば確率変動情報を、可変表示装置33を可
変開始するのに有効に利用される打玉の始動入賞が発生
すれば有効始動情報を、それぞれホール用管理コンピュ
ータ等に出力する。なお、確率変動状態とは、大当りが
発生する可変表示装置の表示結果のうち確率変動用の表
示結果が導出表示された場合に、その表示結果に従って
大当りが発生した後、以降の大当りが発生する確率が変
動(向上)する状態をいう。
【0051】また、サブ基本回路302は、ランプ回路
309を介して、可変表示装置33に設けられているド
ラムランプ322にドラムランプ点灯または点滅制御用
の信号を出力し、モータ回路310を介してドラムモー
タ右323,ドラムモータ中324,ドラムモータ左3
25にそれぞれモータ駆動用制御信号を与える。
【0052】図8は、メイン基本回路300の動作を示
すメインルーチンプログラムのフローチャートである。
このメインルーチンプログラムは、クロック用リセット
パルス発生回路304(図7参照)からのリセットパル
スに従ってたとえば2msec毎に1回実行される。ま
ず、ステップS(以下単にSという)1により、スタッ
クセットの処理が行なわれ、S2により、RAMが正常
か否かの判断が行なわれる。この判断は、図7に示した
ワンチップマイコン202内のRAMの所定アドレスの
内容を読出し、その値が所定の値と等しいか否かを調べ
ることにより行なわれる。プログラムの暴走時や電源投
入時直後には、RAMの格納データは不定であるため、
判断の答えがNOとなって制御がS3に進む。S3で
は、RAMに初期データが書込まれる。そしてS13に
進む。
【0053】一方、このメインルーチンの次回の実行に
際しては、RAMに初期データが格納されているため
に、S2によりYESの判断がなされてS4に進む。S
4では、サブCPUコマンド出力をセットする処理がな
される。サブCPUは、前述したサブ基本回路302内
に設けられている可変表示装置表示制御用のCPUであ
り、メイン基本回路300からサブ基本回路302に対
し、可変表示装置33を可変表示制御するための指令信
号が出力されるのであり、その指令信号をコマンドデー
タとしてセットするのである。次にS5に進み、データ
テーブルを選択する処理がなされる。このデータテーブ
ルは、前述した各種LEDや各種ランプを点灯または点
滅制御するためのデータをテーブルの形で記憶している
ものであり、遊技状態に応じてこのデータテーブルがル
ックアップされ、データが選択される。次にS6に進
み、その選択されたLED,ランプデータをセットする
処理がなされる。次にS7に進み、各種スイッチ319
〜321をチェックして、スイッチの検出があったか否
かあるいはスイッチに異常が発生したか否か等をチェッ
クする処理がなされる。次にS8に進み、スイッチに異
常が発生したか否かあるいはドラムモータ323〜32
5に回転異常が発生したか否かの判断がなされ、発生し
ていない場合にはS9に進むが発生している場合にはS
9の処理を行なうことなくS10に進む。S9では、プ
ロセス処理が行なわれる。このプロセス処理はパチンコ
遊技機1の遊技状態に応じて予め定められているプロセ
スNO.に従って割り振られている制御用プログラムを
実行する処理である。これにより、遊技状態に応じて予
め定められた順序で予め定められた遊技動作制御が実行
される。
【0054】次にS10では、確率設定チェック処理が
行なわれる。この処理は、大当り発生確率の設定操作の
チェック処理であり、図9に基づいて後述する。次にS
11に進み、当たり外れ決定用カウンタを更新する処理
がなされ、S12により、表示決定用カウンタを更新す
る処理がなされる。当たり外れ決定用カウンタとは、大
当りを発生させるか否かを決定するためのカウンタであ
り、たとえば、大当り発生確率が設定2の場合には、0
からカウントアップしてその上限である239までカウ
ントアップした後再度0からカウントアップし直すよう
に構成されている。そしてたとえば打玉の始動入賞のタ
イミングでこの当たり外れ決定用カウンタのカウント値
が読出されて、その読出された乱数値がたとえば「3」
であった場合には大当りを発生させるように事前決定さ
れる。表示決定用カウンタは、当たり外れ決定用カウン
タにより当たりと決定された後または外れと決定された
後、実際にどのような識別情報の組合せを可変表示装置
33により表示させるかを事前決定するためのカウンタ
である。
【0055】次に、S13に進み、I/O出力処理がな
される。これは、前記S4により設定されたコマンドデ
ータをサブ基本回路302に出力し、前記S6によりセ
ットされたデータをLED313〜318,装飾ランプ
22に出力する処理である。次にS14に進み、払出個
数制御が行なわれる。これは払出制御基板152からの
入賞信号やS7によるスイッチチェック結果に従って、
入賞に伴って払出すべき賞球個数を払出制御用基板15
2に出力するための制御である。次にS15に進み、表
示決定用カウンタを更新する処理がなされる。この更新
処理は、クロック用リセットパルス発生回路304から
のリセットパルスが入力されるまで続行される。その結
果、S1〜S14の処理がなされた後のリセット余り時
間を利用して繰返し表示決定用カウンタが更新されるこ
ととなる。
【0056】図9は、S10に示した確率設定チェック
サブルーチンプログラムを示すフローチャートである。
まず、確率設定スイッチ200の確率設定操作を行なわ
ない通常時に電源投入が行なわれた場合を説明する。S
16により、I/Oポートからのデータの入力処理を行
ない、S17により、確率設定スイッチ200が設定モ
ードになっているか否かの判断がなされる。確率設定ス
イッチ200は、ノーマル位置と確認位置と設定位置と
の3種類の異なった状態にキーを差込んで回転操作する
ことができる。そして、通常の電源投入時の場合には確
率設定スイッチ200が何ら操作されていないために、
確率設定スイッチ200はノーマル位置に設定されてノ
ーマルモードとなっているために、S17によりNOの
判断がなされてS18に進み、確率設定スイッチ200
が確認モードになっているか否かの判断がなされる。そ
して、確率設定スイッチ200は前述したようにノーマ
ルモードとなっているためにS19に進み、設定表示L
ED201により確率設定表示をクリアする処理がなさ
れる。次にS20に進み、イニシャル中であるか否かの
判断がなされる。電源投入時においてS3の初期化処理
が行なわれてから所定期間内であればS20によりYE
Sの判断がなされてS21に進み、設定完了タイマが終
了したか否かの判断がなされる。この設定完了タイマは
後述するS25に設定されてたとえば5秒程度を計時す
るものである。この段階では設定完了タイマはセットさ
れていないためにタイマの計時中ではなくS21により
YESの判断がなされる。次にS22に進み、設定記憶
用EEPROM301(図7参照)に記憶されている確
率設定データを読出してメイン基本回路300のワンチ
ップマイコン202のCPUに入力する処理がなされ
る。次にS23に進み、その入力された確率設定データ
に応じて前記S11により説明した当たり外れ決定用カ
ウンタのカウント上限値(最大値)をRAMにセットす
る処理がなされる。たとえば、入力された確率設定デー
タが設定2で通常確率の場合には、当たり外れ決定用カ
ウンタの最大値が239にセットされ、入力された確率
設定データが設定3で低確率の場合には当たり外れ決定
用カウンタの最大値が249にセットされ、入力された
確率設定データが設定1で高確率の場合には当たり外れ
決定用カウンタの最大値がたとえば229にセットさ
れ、中確率の設定2では前述したように239にセット
される。このようにセットした場合には設定3では大当
りの発生確率が1/250となり、設定2の場合には大
当りの発生確率が1/240となり、設定1の場合には
大当りの発生確率が1/230となる。
【0057】そして、電源投入後初期化処理が行なわれ
てから所定期間が経過した後においては、S20により
NOの判断がなされてそのままサブルーチンプログラム
が終了する。
【0058】次に、遊技場の係員が大当り発生確率を設
定変更するべく、確率設定スイッチ200を確認位置に
切換えた状態で電源スイッチ81を操作して電源をON
にした場合の動作を説明する。確率設定スイッチ200
が確認モードとなっているために、S16の処理の後S
17,S18に制御が進み、S18によりYESの判断
がなされてS24に進む。S24では、イニシャル中で
あるか否かの判断がなされる。そしてS3の初期化処理
が行なわれてから所定期間が経過していればS34に進
むが、所定期間が経過していなければS25に進み、設
定完了タイマをセットする処理がなれる。次に、S26
に進み、設定記憶用EEPROM301に記憶されてい
る大当り発生確率の設定データを読出してワンチップマ
イコン202のCPUに入力する処理が行なわれる。次
にS27に進み、その入力された設定データに応じて当
たり外れ決定用カウンタの最大値をRAMにセットする
処理がなされた後、S34に進み、設定表示LED20
1を表示するためのデータをセットする処理がなされ
る。なお、この実施例においては、電源がONされた後
前記設定完了タイマがタイムアップする時間(たとえば
5秒間)よりも少し長めの期間イニシャル中となってお
り、その期間中においては、S24,S28,S20に
よりYESの判断がなされることとなる。
【0059】次に遊技場の係員が確率設定スイッチ20
0を設定位置に操作して設定モードにすれば、S17に
よりYESの判断がなされてS28に進み、イニシャル
中であるか否かの判断がなされる。S3の初期化処理が
行なわれてから所定期間が経過していればNOの判断が
なされるが、所定期間が経過していなければS28では
YESの判断がなされてS29に進み、確率設定スイッ
チ200がノーマル位置から設定位置に切換えられたか
否かの判断がなされる。このS29では、確率設定スイ
ッチ200がノーマル位置から設定位置に切換えられた
後最初にこの確率設定チェックサブルーチンプログラム
が実行された段階でYESの判断がなされてそれ以降す
なわち2回目以降の確率設定チェックサブルーチンプロ
グラムの実行に際してはS29によりNOの判断がなさ
れる。
【0060】S29によりYESの判断がなされた場合
にはS30には、確率設定データを「1」加算更新する
処理がなされる。その結果、設定記憶用EEPROM3
01に記憶されている確率設定データがたとえば「1」
の場合には「2」となり、「2」であった場合には
「3」となり、「3」であった場合には「4」となる。
次にS31に進み、確率設定データが「4」であるか否
かの判断がなされ、NOの判断がなされた場合にはS3
1に進むが、「4」である場合にはS32に進み、確率
設定データを「1」にした後S33に進む。S33で
は、その確率設定データを設定記憶用EEPROM30
1に出力して設定記憶用EEPROM301に記憶され
ている確率設定データを書替える処理がなされた後S3
4に進む。S34では、その書替えられた新たな確率設
定データを設定表示LED201により表示させるため
の設定表示データをセットする処理がなされる。そし
て、遊技場の係員が確率設定スイッチ200をノーマル
位置に切換えて再度設定位置に切換える操作を行なう度
に、イニシャル中であることを条件としてS29により
YESの判断がなされ、確率設定データが「1」ずつ加
算更新され、確率設定データの値が1→2→3→1→2
…のように1から3までの値を循環することとなる。
【0061】次に遊技場の係員が確率設定を終了するべ
く確率設定スイッチ200をノーマル位置に切換えれ
ば、その切換信号がポート入力されて制御がS17,S
18,S19,S20に進み、未だにイニシャル中であ
る場合にはS21に進み、設定完了タイマが終了したか
否かの判断がなされ、終了していない段階ではS34に
進み、入力設定された確率設定表示データがセットされ
て入力設定された確率が設定表示LED201により表
示される。そして、設定完了タイマが終了するまでその
設定表示LED201による表示が続行され、設定完了
タイマが終了した段階でS22に進み、新たに設定記憶
用EEPROM301に設定記憶された確率設定データ
をワンチップマイコン202のCPUに入力する処理が
行なわれる。そしてS23により、その入力された確率
設定データに応じて当たり外れ決定用カウンタの最大値
がRAMにセットされる処理が行なわれる。
【0062】そして、時間が経過してイニシャル中でな
くなった段階でS20によりNOの判断がなされてサブ
ルーチンプログラムが終了する。
【0063】次に、以上に説明した実施例の特徴や変形
例等を以下に列挙する。 (1) 図3において、ターミナル基板78は、カバー
部材78c等からなる収納体に収納されている。この収
納体には、後述する電源供給切換操作手段の一例の電源
切換スイッチ81を外部から操作するための開口と、後
述する電源接続部の一部を構成する電源コネクタ80に
外部から外部電源を接続するための開口とを有する。
【0064】(2) 図4,図5において、払出制御用
マイコン220は、入賞玉検出器122からなる入賞玉
検出手段による入賞玉の検出に基づいて景品玉を払出す
ことにより遊技結果価値を遊技者に付与するものを説明
したが、入賞玉に応じて前記景品玉の払出しに代えてそ
の払出すべき景品玉に相当する得点等の価値情報を加算
記憶し、遊技終了時においてその累積的に加算記憶され
た価値情報に相当する景品玉を払出すかまたはその価値
情報を特定可能な情報が記録された記録媒体を遊技者に
排出するようにしてもよい。
【0065】また遊技制御用基板199は、制御動作に
必要な電力が供給される電源回路312を有し、前記遊
技機の遊技状態を制御する機能を有する。払出制御基板
152により、制御動作に必要な電力が供給される電源
回路219を有し、前記遊技機の遊技状態が遊技者に価
値を付与すべき状態になった場合に価値を付与するため
の制御を行なう遊技結果価値付与制御基板が構成されて
いる。
【0066】前記遊技制御基板は、制御用プログラムデ
ータを記憶しているプログラム記憶手段(ROM)と、
該プログラム記憶手段に記憶されているプログラムデー
タに従って制御動作を行なう制御動作手段(CPU)を
含んでいる。また、前記ワンチップマイコン202に、
前記プログラム記憶手段に記憶されているプログラムデ
ータが適正なものであるか否かを判別するセキュリティ
回路等からなるセキュリティ手段が設けられている。
【0067】このセキュリティ手段の働きにより、遊技
制御内容が適正でない状態で遊技が行なわれる不都合を
防止できる。カードユニット50により、遊技者の購入
代金の対価としての有価価値が特定可能な情報が記録さ
れた記録媒体の記録情報を読取って処理する記録媒体処
理手段が構成されている。この記録媒体処理手段は、遊
技機に内蔵する等して遊技機と一体に構成されたもので
もよい。そして、パチンコ遊技機1により、外部電源か
らの電力により作動する遊技機が構成されている。な
お、遊技機としては、遊技媒体のコインを貸出すコイン
遊技機やスロットマシンでもよく、また、前述した払出
すべき景品玉等に相当する得点等の価値情報を加算記憶
するタイプの遊技機においては、遊技媒体の一例として
前記価値情報を貸出すようにしてもよい。
【0068】電源コネクタ80と差込プラグ250とに
より、外部電源と接続するための電源接続部が構成され
ている。配線251により、前記電源接続部に与えられ
た電源からの電力を前記遊技制御基板の電源回路に供給
する第1の電力供給路が構成されている。配線252に
より、前記電源接続部に与えられた電源からの電力を前
記遊技価値付与制御基板の電源回路に供給する第2の電
力供給路が構成されている。前記電源スイッチ81によ
り、前記第1の電力供給路に設けられ、前記電源接続部
からの電力を前記遊技制御基板の電源回路に供給するか
否かを任意に切換操作可能な電力供給切換操作手段が構
成されている。
【0069】また、前記電力供給切換操作手段は前記電
源接続部とともに遊技機のターミナル基板78に設けら
れている(図3参照)。その結果、遊技機の電源供給を
遮断する際の作業性が向上する効果が奏される。さら
に、前記第1,第2の電力供給路には、それぞれヒュー
ズが設けられており、該ヒューズは前記ターミナル基板
78に設けられている(図3参照)。その結果、ヒュー
ズを交換する際の作業性が向上する効果が奏される。前
記ヒューズ253,254により、予め定められた許容
電流を超える異常電流が前記第1あるいは第2の電力供
給路に流れた場合にその電流の流れを遮断する電流遮断
手段が構成されている。また、図6に示した実施例で
は、電源コネクタ80にプラグ80aを抜き挿しするこ
とにより、外部電源との接続,接続解除が可能なものを
示すが、その代わりに、電源コネクタ80に接続されて
いる配線とプラグ80aに接続されている配線とを直接
接続するようにしてもよい。
【0070】コネクタ57,138a,接続配線58に
は、前記記録媒体処理装置と遊技機との間で情報の伝達
を行なうことができるように前記記録媒体処理装置と前
記遊技機とを情報伝達媒体で接続する接続手段が構成さ
れている。なお、情報伝達媒体としては、電気配線58
に限らず、たとえば、フォトカプラ等により一旦光信号
に変換した後再度電気信号に変換して記録媒体処理装置
と遊技機との間での情報を伝達可能にするものでもよ
い。さらには、投光された赤外線を受光することにより
情報を伝達するものであってもよく、また、電波により
情報伝達してもよい。カードユニット制御用マイコン2
10,信号回路214,216,払出制御用マイコン2
20,コネクタ57,138a,接続配線58により、
前記記録媒体処理手段と前記遊技機との間で情報の伝達
を行なう情報伝達手段が構成されている。前記確率設定
スイッチ200により、前記可変入賞装置を第1の状態
にできるように定められた特定遊技状態の発生確率を入
力設定操作可能な確率入力設定操作手段が構成されてい
る。
【0071】(3) 図8,図9において、S16〜S
34により、前記確率入力設定操作手段の操作に従って
前記特定遊技状態の発生確率を更新設定する発生確率更
新設定手段が構成されている。この発生確率更新設定手
段は、前記電源接続部に与えられた電源からの電力が前
記遊技制御基板の電源回路に供給開始されてから所定期
間内においてのみ前記特定遊技状態の発生確率を更新設
定可能に構成されている。そして、電源がその電力を遊
技制御基板の電源回路に供給開始させるには、前記電力
供給切換操作手段(電源切換スイッチ81)をON/O
FF操作するだけ事足りるため、設定作業が行ないやす
くなる。
【0072】前記設定記憶用EEPROM301によ
り、前記確率入力設定操作手段の操作に従って入力設定
された前記特定遊技状態の発生確率を記憶する発生確率
記憶手段が構成されている。前記S34,設定表示LE
D201により、入力設定された前記特定遊技状態の発
生確率に関する情報を表示する確率情報表示手段が構成
されている。
【0073】
【発明の効果】本発明によれば、わざわざ電源接続部の
接続を外さなくても電力供給切換操作手段を操作するこ
とにより遊技制御基板への電力供給を遮断することがで
きるので、その遊技制御系統の修理や部品交換等におい
て作業性が向上する。しかも、第1,第2の電力供給路
の電力供給を同時に切換える場合に比べて、第1の電力
供給路を流れる電力のみを切換えることができる比較的
小容量の小型の電力供給切換操作手段で事足りるため
に、コストを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】遊技機の一例のパチンコ遊技機を示す全体正面
図である。
【図2】パチンコ遊技機の一部内部構造を示す全体背面
図である。
【図3】ターミナル基板部分を示す正面図である。
【図4】本発明に用いられる制御回路を示すブロック図
である。
【図5】本発明に用いられる制御回路を示すブロック図
である。
【図6】ターミナル基板と遊技制御基板と払出制御基板
とインタフェース基板と各種周辺機器との配線接続状態
を示す結線図である。
【図7】本発明に用いられる制御回路を示すブロック図
である。
【図8】図7に示した制御回路の動作を示すメインルー
チンのフローチャートである。
【図9】図7に示した制御回路の動作を示す確率設定チ
ェックサブルーチンのフローチャートである。
【符号の説明】
250は電源接続部の一部を構成する差込プラグ、80
は電源接続部の一部を構成する電源コネクタ、199は
遊技制御基板、152は価値付与制御基板の一例の払出
制御基板、251は第1の電力供給路の一例の配線、2
52は第2の電力供給路の一例の配線、81は電力供給
切換操作手段の一例の電源切換スイッチ、78はターミ
ナル基板、253,254はヒューズである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部電源からの電力により作動する遊技
    機であって、 前記外部電源と接続するための電源接続部と、 制御動作に必要な電力が供給される電源回路を有し、前
    記遊技機の遊技状態を制御するための遊技制御基板と、 制御動作に必要な電力が供給される電源回路を有し、前
    記遊技機の遊技状態が遊技者に価値を付与すべき状態に
    なった場合に価値を付与するための制御を行なう価値付
    与制御基板と、 前記電源接続部に与えられた外部電源からの電力を前記
    遊技制御基板の電源回路に供給する第1の電力供給路
    と、 前記電源接続部に与えられた外部電源からの電力を前記
    価値付与制御基板の電源回路に供給する第2の電力供給
    路と、 前記第1の電力供給路に設けられ、前記電源接続部から
    の電力を前記遊技制御基板の電源回路に供給するか否か
    を任意に切換操作可能な電力供給切換操作手段とを含む
    ことを特徴とする、遊技機。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018117699A (ja) * 2017-01-23 2018-08-02 株式会社三共 遊技機
JP2019130249A (ja) * 2018-02-02 2019-08-08 株式会社大一商会 遊技機
JP2019146727A (ja) * 2018-02-27 2019-09-05 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機
JP2019187593A (ja) * 2018-04-20 2019-10-31 株式会社三共 遊技機
JP2019187591A (ja) * 2018-04-20 2019-10-31 株式会社三共 遊技機
JP2019187592A (ja) * 2018-04-20 2019-10-31 株式会社三共 遊技機

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