JP2001340581A - パチンコ遊技機における球払出装置の組付構造 - Google Patents

パチンコ遊技機における球払出装置の組付構造

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 貸球用および賞球用の球払出装置の球詰まり
を好適に解消する一方、設置スペースの縮小化および正
確な組付けを図る。 【解決手段】 貸球用の第1球払出装置L1および賞球
用の第2球払出装置L2は全く同一で、矩形箱体状のケ
ース体35内に球通路を画成すると共に、該ケース体3
5の外壁面35a,35bに球流入口44および球流出
口を開口形成してケース体単位で構成される。これら第
1球払出装置L1および第2球払出装置L2を、一方のケ
ース体35に設けた球流入口44および球流出口に他方
のケース体35が干渉しない状態で相互に密着させ、こ
の状態で両球払出装置L1,L2を機構セット盤に設けた
設置部に組付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パチンコ遊技機
における球払出装置の組付構造に関し、更に詳細には、
機裏側に装備された機構セット盤における球貯留排出経
路部内に、貸球用の貯留球を通出案内する第1球送出路
および賞球用の貯留球を通出案内する第2球送出路を画
成したパチンコ遊技機において、前記球貯留排出経路部
の下部に、前記第1球送出路に整合する貸球払出し用の
第1球払出装置および前記第2球送出路に整合する賞球
払出し用の第2球払出装置を設置する組付構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機やアレンジボール機に代表さ
れるこの種のパチンコ遊技機は、遊技ホール内の設置枠
台(通称「島」)に縦向きの姿勢で設置されて遊技に供さ
れ、そして機内の遊技盤内で展開されるパチンコゲーム
中に成立した入賞(例えばセーフ球の発生や図柄組合わ
せによる得点)に対し、機裏側の機構セット盤に形成配
置した球容器や整流路および球送出路等から構成される
球貯留排出経路部内に貯留されたパチンコ球(貯留球)
を、前記球送出路の球送出口の下方に配設した球払出装
置の作動制御のもとに、所定数の賞球として機前側の上
球皿または下球皿側へ給出するようになっている。一
方、貸球用のカードおよびカードユニットを利用して貯
留球を貸出し得るタイプの遊技機(一般に「カード式パチ
ンコ遊技機」ともいう)では、前述した賞球払出しとは別
に、遊技者による適正な球貸し操作に応答して、所定数
の貯留球を貸球として上球皿側へ給出するようになって
いる。
【0003】すなわち前記カード式パチンコ遊技機で
は、遊技盤内で展開されるパチンコゲームで成立した入
賞(例えばセーフ球の発生、図柄組合わせ成立)に対して
所定数(1〜15個)の賞球を払出し得る一方、ゲームに
使用すべき貸球を球貸し金額に対して設定数毎(例えば
100円に対して25個)に払出し得るようになってい
る。そして当初、このようなカード式パチンコ遊技機に
実施(装備)されている球払出しの技術・手段について
は、電子・電気的制御形態の1基の球払出装置が採用さ
れ、この球払出装置の作動制御区分(球払出し制御区分
に基づいた貸球払出しと賞球払出し)により、貸球と賞
球とを区分して払出すようになっていた。
【0004】しかしながら、貸球払出しと賞球払出しと
を1基の球払出装置で兼用することは、貸球払出しと
賞球払出しとを同時に実行し得ない、貸球数と賞球数
とを正確に把握し得ない、等の課題を内在していた。従
って近年に至っては、1つの収容ケース内に貸球払出機
構部と賞球払出機構部とを内蔵した球払出装置が開発さ
れ、このようなタイプの球払出装置を装着したカード式
パチンコ遊技機が主流となっている。このようなカード
式パチンコ遊技機では、貸球払出しと賞球払出しを同時
に実行し得ると共に、貸球数と賞球数の正確な把握が可
能となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、貸球払出機
構部と賞球払出機構部とを内蔵した前記球払出装置で
は、払出機構部を構成する主要部品数が単純に2倍とな
るので、1つの払出機構部を内蔵した球払出装置と比較
して、その製造コスト(価格)も略2倍程度となってしま
う。ところが、例えば賞球払出機構部に故障が発生した
場合、故障していない貸球払出機構部を含めた該球払出
装置全体を、同一規格の新品の球払出装置と交換しなけ
ればならず、保守・管理費用が嵩む問題を内在してい
た。
【0006】このような問題から、賞球払出し専用の球
払出装置(第1球払出装置)と、これとは別に貸球払出し
専用の球払出装置(第2球払出装置)を準備し、前記球貯
留排出経路部の球送出路の下方に設けた設置部に2基の
球払出装置を上下に分離させて装着するようにした組付
構造も提案されている。このような組付構造では、例え
ば第1球払出装置に故障が発生した場合、第2球払出装
置はそのままに第1球払出装置のみを新品と交換すれば
よく、保守・管理費用を最低限に抑えることができる。
しかしながら、球貯留排出経路部の下方に2基の球払出
装置を適宜離間させかつ上下平面状に設置するようにな
っており、かなり広い設置スペースを確保する必要があ
るため、上球皿に至る球払出経路部の設計やその他各種
装置の設置等に大きな制約が起こっていた。
【0007】また前述の組付構造では、夫々の球払出装
置が互いに離間して非接触状態で設置されているから、
例えば第1球払出装置に球詰まりが発生した場合、第2
球払出装置が作動してもその振動が第1球払出装置へ伝
わることがないから、該第1球払出装置の球詰まりが解
消することがなかった。更に、例えば第1球払出装置が
故障して、故障した該球払出装置を取外して新しい球払
出装置を設置部に組付ける場合に、その組付け状態(向
き)が正確か否かを把握する対策が施されていなかった
ため、間違った向きに球払出装置を組付けてもそれを即
座に把握して確認することができなかった。
【0008】
【発明の目的】本発明は、前述した従来の技術に内在し
ている前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案
されたものであって、貸球用の球払出装置と賞球用の球
払出装置とを同一タイプとし、夫々の球払出装置を相互
密着した状態で機構セット盤に装着するよう構成するこ
とで、両装置の球詰まりを好適に解消する一方、設置ス
ペースの縮小化および正確な組付けを図り得るようにし
たパチンコ遊技機における球払出装置の組付構造を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述した課題を克服し、
所期の目的を好適に達成するため本発明は、機裏側に装
備された機構セット盤における球貯留排出経路部内に、
貸球用の貯留球を通出案内する第1球送出路および賞球
用の貯留球を通出案内する第2球送出路が画成され、前
記球貯留排出経路部の下部に、前記第1球送出路に整合
する貸球払出し用の第1球払出装置と、前記第2球送出
路に整合する賞球払出し用の第2球払出装置とを設置し
たパチンコ遊技機において、前記第1球払出装置および
第2球払出装置は全く同一であって、球払出し機構部を
組み込んだ矩形箱体状のケース体内に球通路を画成する
と共に、該ケース体の外壁面に、前記球通路に整合する
球流入口および球流出口を開口形成してケース体単位で
構成され、前記第1球払出装置および前記第2球払出装
置を、一方のケース体に設けた球流入口および球流出口
に他方のケース体が干渉しない状態で相互に密着させ、
この状態で両球払出装置を前記機構セット盤に設けた設
置部に組付けることにより、第1球払出装置の前記球流
入口が前記第1球送出路の球送出口に整合すると共に、
前記第2球払出装置の前記球流入口が前記第2球送出路
の球送出口に整合するよう構成したことを特徴とする。
【0010】
【作用】全く同一に構成した貸球払出し用の第1球払出
装置および賞球払出し用の第2球払出装置を、夫々のケ
ース体における外壁面同士を部分的または全面的に相互
に密着した状態で機構セット盤の設置部に組付けるよう
にしたので、一方の球払出装置の作動時の振動が他方の
球払出装置に伝わり、相互の球払出装置に発生する球詰
まりが好適に解消され得る。殊に、第1球払出装置と第
2球払出装置とを、夫々のケース体の外壁面同士が全面
的に相互に密着した状態で組付けた場合には、前述した
球詰まり解消効果の他に、機構セット盤に対する設置ス
ペースの大幅な縮小化を図り得る。なお第1球払出装置
と第2球払出装置とは、前後方向の縦列状態で機構セッ
ト盤に組付けたり、左右方向の並列状態で該機構セット
盤に組付けるようにすれば、略1基の球払出装置の設置
スペースで2基の球払出装置の装着が可能となり、球払
出経路部の設計やその他各種装置の設置等に係る設計の
自由度が高められる。一方、第1球払出装置の第2位置
規制部に第2球払出装置の第1位置規制部を正しく整合
させるだけで、両球払出装置を同一向きで正確に組付け
得る。更に、夫々の球払出装置を同一向きで正確に相互
に密着させた場合は、夫々のケース体に設けた各挿通口
が整列するので、両球払出装置を設置部に組付けるため
の組付部材の共通的な挿通が許容される。但し、夫々の
球払出装置が同一向きで相互に密着されていない場合
は、前記各挿通口が非整列となって前記組付部材の共通
的な挿通が不可能となるから、両装置の組付けが正確か
否かが即座に確認し得る。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るパチンコ遊技
機における球払出装置の組付構造につき、好適な実施例
を挙げ、添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。
なお本実施例では、貸球用のカードおよびカードユニッ
トを利用して貯留球を貸出し得るカード式パチンコ機を
例とし、後述する機構セット盤における球貯留排出経路
部の下流側に、ユニット化された球払出装置が設置され
た形式を主に示す。
【0012】(パチンコ機)そこで、先ず本実施例に係る
球払出装置の組付構造が実施されるパチンコ機につい
て、図10および図11を参照して要約説明する。本実
施例のパチンコ機Pは、その基本的な概略構成として、
外枠Aの開口前面側に対して前枠Bが、連結支持手段お
よび施錠手段を利用して着脱および開放可能に組付けら
れている。そして前枠Bの内外部分には、横開き式のガ
ラス扉Dを組付けた窓枠Cと、ガラス扉Dの下部におい
て前枠Bに対して着脱および開放可能に組付けられる開
閉セット板の前側に上球皿Eが組付けられると共に、該
開閉セット板の後側に電動式の球送り装置(図示せず)等
がセットされている。また、前記前枠Bの下部に下球皿
Fおよび打球発射装置H等が設置されると共に、裏側に
機構セット盤G等が装備され、更に該前枠Bの後側に設
けた保持枠10の正面内部に、所要の遊技領域Jaを構
成した遊技盤Jが着脱交換可能にセットされる。一方、
貸球の払出し制御に必要とされる球貸しユニット(カバ
ー式)Kが、パチンコ機Pの側方(外枠Aの隣接部位)に
設置されて各電子制御部と接続されている。
【0013】(機構セット盤)前記機構セット盤Gは、前
枠B裏側に位置する前記遊技盤Jセット用の保持枠10
の裏側に着脱可能に装備され、該保持枠10に対応し得
る方形サイズに樹脂成形された本体11の中央部に遊技
盤裏面の点検用の窓口12が開口され、これに裏カバー
部材13が開閉および着脱可能に取着されており、この
窓口12の上部から右側部に亘る外周囲部に球貯留排出
経路部14等が配設されている。そして、この球貯留排
出経路部14の下側に、カセット形態とされる電動制御
式の球払出装置L1,L2が設置される一方、これら球払
出装置L1,L2の下方に該装置L 1,L2から払出された貸
球および賞球を前記上球皿Eまたは下球皿Fへ排出する
球排出経路(図示せず)が形成されており、前記球貯留排
出経路部14に貯留された所定数のパチンコ球(貯留球)
が、球払出装置L1,L2の作動により貸球または賞球と
して払出されるようになっている。
【0014】なお、機構セット盤Gのその他の構成とし
て、前記窓口12の下方に、アウト球およびセーフ球を
機外へ排出する球通出経路が形成される他に、球抜き装
置,セーフ球検出処理装置,賞球満杯検出装置および貸球
用の検出スイッチ(何れも図示せず)等が夫々設置され、
そして本体11の上方隅端部にターミナル基盤(集中基
盤ともいう)15が設置されている。また前記窓口12
の下方背面には、パチンコ機Pを全体的に制御するメイ
ン基板を収容した主制御装置16や、前記打球発射装置
Hを制御する発射制御基板を収容した発射制御装置1
7、前記球払出装置L1,L2を制御する払出制御基板を
収容した払出制御装置18、前記遊技盤Jでのパチンコ
ゲームに応じた効果音を発生制御する音制御基板を収容
した音制御装置19、球貸しユニットKと接続して各種
データの入力および出力を行なうためのコネクタを備え
たインターフェース20等が所要位置に設置固定される
一方、前記裏カバー部材13の背面に電源基板21が設
置固定されている。
【0015】(球貯留排出経路部)前記球貯留排出経路部
14は、機構セット盤Gの上部に上方開口状態で設置さ
れる球容器(「球タンク」とも云う)22と、この球容器2
2底面の下流端に開口された球出口に合わせた下部に取
着される斜状レール形の整流路部23と、左右蛇行状に
形成されて前記整流路部23の下流端に連絡するように
取着される球送出路部24とから構成され、相当量(例
えば500個程度)のパチンコ球を貯留球として一時的
に貯留し得るようになっている。そして実施例のパチン
コ機Pでは、前記球送出路部24が、図3に示す如く、
上側の第1球送出路部材25と下側の第2球送出路部材
26とに2分割され、夫々が別々に機構セット盤Gに装
着されるようになっている。
【0016】なお実施例の整流路部23は、図3に示す
ように、幅方向中央部で上方へ突出しかつ長手方向へ延
在する仕切板27により、貯留球を2列整列状態で球送
出路部24へ送出案内する第1整流路23aおよび第2
整流路23bとを並設した「4条タイプ」が例とされ、例
えば第1整流路23aを貸球用、第2整流路23bを賞
球用として実施に供される。また前記球送出路部24
は、図3,図5および図6に示す如く、貯留球を1列整
列状態で通出案内する「2条タイプ」として、前記第1球
送出路部材25内から第2球送出路部材26内に亘り、
第1球送出路24aおよび第2球送出路24bがパチン
コ機Pの前後方向へ並列的に画成され、この第1球送出
路24aが前記第1整流路23aに整合連通すると共に
第2球送出路24bが前記第2整流路23bに整合連通
している。すなわち、第1整流路23aおよび第2整流
路23bを夫々流下した貯留球は、その出口部で2列か
ら1列に整列されながら対応の第1球送出路24aおよ
び第2球送出路24b内へ流入する。なお、前記第1球
送出路24aおよび第2球送出路24bは左右蛇行状に
形成されており、また両球送出路24a,24bの途中
から球抜路30が画成されて、球排出路29に整合連通
している。
【0017】また前記第2球送出路部材26には、前記
第1球送出路24aの球送出口28aおよび第2球送出
路24bの球送出路28bに臨む貯留球通出規制部材3
1や、これら球送出路24a,24bと前記球抜路30
との分岐点に貯留球通出切換部材32等が設置されるよ
うになっている。このうち貯留球通出規制部材31は、
第1球送出路24a内の貸球としての貯留球の球送出口
28aからの通出と、第2球送出路24b内の賞球とし
ての貯留球の球送出口28bからの通出とを、同時に規
制するためのものである。また前記貯留球通出切換部材
32は、第1球送出路24aおよび第2球送出路24b
内の貯留球を、常には各球払出装置L1,L2側へ通出案
内すると共に、これら貯留球を機外へ排出する際に使用
するものである。
【0018】(球払出装置)本実施例のパチンコ機Pで
は、前記第1球送出路24aの球送出口28aに整合し
て貸球の払出しに供される第1球払出装置L1と、前記
第2球送出路24bの球送出口28bに整合して賞球の
払出しに供される第2球払出装置L2とを具備してい
る。これら第1球払出装置L1および第2球払出装置L2
は、前記第1球送出路24aの球送出口28aおよび前
記第2球送出路24bの球送出口28bがパチンコ機P
の前後方向へ並列的に開口形成されている前提のもと
で、前後組付形態として、第1球払出装置L1の前方壁
面および第2球払出装置L2の後方壁面を相互に密着さ
せた前後方向の縦列状態で、前記機構セット盤Gに設け
た設置部33に組付けるようになっている(図1および
図3)。
【0019】これら第1球払出装置L1および第2球払
出装置L2は全く同一タイプとされ、前記払出制御装置
18からの出力信号により制御作動されるもとで、同制
御装置18から貸球払出し指令信号は前記第1球払出装
置L1へ出力され、賞球払出し指令信号は前記第2球払
出装置L2へ出力され、これらの各信号に応じて遊技用
の貸球と入賞成立に対する賞球とを区分払出し得る。こ
のような第1球払出装置L1および第2球払出装置L
2は、その基本的な構成として図2に示す如く、矩形箱
体状に形成された合成樹脂製のケース体35内に、電動
式の球払出し機構部36および中継基板37を収容して
構成され、前記ケース体35単位のユニット体として取
扱い得るようになっている。
【0020】(ケース体)前記ケース体35は、前記設置
部33に密着的に整合し得るベース部材38と、このベ
ース部材38の開口部に整合密着するカバー部材39と
から構成され、カバー部材39の外側からベース部材3
8に向けてビス40をねじ込むことで両部材38,39
が組付けられて矩形箱体状を呈するようになっている。
そして前記ケース体35の内部は、図示左側に横断面コ
字形をなす合成樹脂製の樋部材41が設置されて球通路
42が画成され、この樋部材41の右側部分に球払出し
機構部36を収容するための収容室43が画成されてい
る。また前記ベース部材38の上面には、前記球通路4
2の上端に整合する球流入口44が開口形成されると共
に、該部材38の下面には、該球通路42の下端に整合
する球流出口45が開口形成されている。更に前記樋部
材41の壁部には、球払出し機構部36の球送り体46
が球通路42内へ臨ませるための通口41aが形成され
ている。
【0021】(球払出し機構部)前記球払出し機構部36
は、前記ベース部材38に立設されて前記通口41aに
隣接した位置に臨む支軸47に対して回転自在に支持さ
れた爪車状の前記球送り体46と、この球送り体46の
回転・停止規制をなす規制部材48の切換作動源である
電磁ソレノイド49と、球通路42内の貯留球の有無を
検出する上センサ50aおよび下センサ50bとからな
る貯留球用センサ50とを備えている。前記球送り体4
6は、ポリアセタール等の比較的硬質の合成樹脂からな
り、外周に形成した複数(実施例では6箇所)の区画爪部
46aにより区画された各球受け部46bを前記樋部材
41の通口41aから球通路42内へ臨ませ、この球受
け部46bにより球通路42内を流下する貯留球を1個
ずつ球圧を受けながら回転して排出し得るようになって
いる。また前記電磁ソレノイド49は、例としてフラッ
パータイプのもので、払出制御装置18からの払出し信
号に基づき作動制御されて、励磁信号に伴い磁力発生部
49aで磁力を発生し得る一方、そのフレーム枠49b
には前記規制部材48が傾動可能に支持されている。
【0022】前記規制部材48は、金属製レバー状のも
のが例とされ、電源投入時の作動状態において、常には
付勢手段としての引張バネ51により球送り体46の区
画爪部46aと係止する方向へ付勢保持されて、該球送
り体46の回転停止を図るようになっている。一方、前
記電磁ソレノイド49の通電による励磁作動に伴い磁力
発生部49bに磁力が発生し、その磁力により前記引張
バネ51の付勢力に抗して規制部材48が区画爪部46
aから離間して球送り体46の回転を許容するようにな
っている。また前記貯留球用センサ50は、前記中継基
板37の一端近傍に配設され、上下各センサ50a,5
0bは互いに1球分に適した検出間隔で配置されて前記
球通路42内へ臨み、上センサ50aにより払出し可能
な貯留球の有無を検出する一方、下センサ50bにより
払出された貯留球の有無を検出(カウント検出)するよう
になっている。このような貯留球用センサ50は、排出
された貯留球を下センサ50bにより1球ずつ検出する
毎に、当該検出信号を中継基板37を介して前記払出制
御装置18の払出制御基板へ出力するようになってい
る。なお前記中継基板37は、前記ビス40の挿通を許
容する挿通口37aが開設されると共に、ケース体35
の外側へ臨むコネクタ端子52がその下端部に設けられ
ている。
【0023】(球払出装置の組付構造)次に、前述のよう
に構成された球払出装置の組付構造につき説明する。実
施例の第1球払出装置L1および第2球払出装置L2は、
図1および図3に示す如く、第1球払出装置L1のケー
ス体35における前壁面(外壁面)35cおよび第2球払
出装置L2のケース体35における後壁面(外壁面)35
dを相互に密着させた前後方向の縦列状態に組付け、こ
のもとで前記機構セット盤Gの設置部33に対して3本
の組付部材としてのビス53を利用して共通的に組付け
られるようになっている。すなわち第1球払出装置L1
および第2球払出装置L2は、前記球流入口44が形成
されたケース体35の上壁面(外壁面)35aおよび球流
出口45が形成された該ケース体35の下壁面(外壁面)
35bを互いに密着させず、一方のケース体35の球流
入口44および球流出口45に他方のケース体35が干
渉しない状態で、前壁面35cおよび後壁面35dを全
面的に相互に密着させながら互いに組付けられるように
なっている。
【0024】これを前提とした第1球払出装置L1およ
び第2球払出装置L2では、図1に示す如く、前記ケー
ス体35におけるベース部材38の側面における4つの
隅角部のうちの3つの隅角部に、機構セット盤Gの設置
部33に組付けるための前記ビス53の干渉を回避する
凹部54が形成されている。また、ベース部材38の背
面における3つの各隅角部、すなわち前記凹部54を形
成した隅角部に対応した部位には、前記ビス53の挿通
を許容する挿通口55を設けた円筒ボス(第1位置規制
部)56が突出形成され、残り1つの隅角部近傍には通
口を有さない円形ボス(第1位置規制部)57が突出形成
されている。一方、カバー部材39の側面における3つ
の隅角部、すなわち前記ベース部材38の各凹部54が
形成された隅角部に対応する隅角部には、該凹部54に
連設的に整合する凹部(第2位置規制部)58が形成さ
れ、残りの隅角部には所要長の凹部(第2位置規制部)5
9が形成されている。換言すると、夫々の球払出装置L
1,L2のケース体35は、相互に密着される一方の後壁
面35dの所要位置に第1位置規制部としての円筒ボス
56および円形ボス57が設けられ、他方の前壁面35
cの所要位置に前記円筒ボス56および円形ボス57が
整合可能な凹部58,59を備えている。
【0025】これにより実施例では、前記第1球払出装
置L1におけるケース体35(カバー部材39)の各凹部
58,59に対し、前記第2球払出装置L2におけるケー
ス体35(ベース部材38)の各ボス56,57を対応的
に正しく整合させることで、両球払出装置L1,L2を前
後方向の縦列状態で同一向きに相互に密着した前後重ね
状態で整合させ得るようになっている。そして、前記第
2球払出装置L2に対して前記第1球払出装置L1を同一
向きで整合させた際には、該第1球払出装置L1におけ
る3つの各挿通口55と第2第球払出装置L2における
3つの各挿通口55とが夫々直列に整合するようにな
り、前記3本のビス53の共通的な挿通が許容されるよ
うになる。しかしながら、第1球払出装置L1と第2球
払出装置L2との向きが同一ではない場合(例えば180
度ずれている場合)は、3つの挿通口55のうちの1組
が整合しなくなるために、この挿通口55でのビス53
の挿通が規制され、設置向きの不適切な状態をすぐに認
識し得るようになっている。
【0026】なお、前記機構セット盤Gの前記設置部3
3には、図4および図5に示す如く、第1球払出装置L
1の前記各円筒ボス56および円形ボス57に対応した
嵌合凹部33a,33bが形成されている。また夫々の
嵌合凹部33aには、前記ビス53が螺合するネジ孔6
0が形成されている。
【0027】
【実施例の作用】次に、前述のように構成された本実施
例に係るパチンコ遊技機における球払出装置の組付構造
の作用につき説明する。
【0028】実施例の各球払出装置L1,L2は、矩形箱
状に形成された合成樹脂製のベース部材38に樋部材4
1をセットする一方、前記収容室43内に球払出し機構
部36をセットすると共に中継基板37をセットしたも
とで、該ベース部材38に前記カバー部材39を被覆し
てビス40をねじ込むことにより、前記ケース体35単
位のユニット体として取扱われる。
【0029】(機構セット盤への組付け)前述のようにケ
ース体35単位で取扱われる各球払出装置L1,L2は、
図3に示す如く、球貯留排出経路部14を予め組付けた
前記機構セット盤Gの設置部33に対し、先ず第1球払
出装置L1をセットし、次いでこの第1球払出装置L1
対して前記第2球払出装置L2を位置決めセットした
後、前記3本のビス53を利用して該機構セット盤Gに
一括して組付ける。すなわち第1球払出装置L1は、前
記円筒ボス56および円形ボス57を、前記設置部33
の各嵌合凹部33a,33bに整合させてセットして該
設置部33に仮組付けし、第2球払出装置L2は、前記
円筒ボス56および円形ボス57を、前記第1球払出装
置L1の夫々凹部58,59に整合させてセットして該第
1球払出装置L1に仮組付けし、次いで前後2段に積み
重ねた各球払出装置L1,L2の直列に整合した3組の各
挿通口55に3本のビス53を夫々挿通させ、夫々のビ
ス53を前記ネジ孔60にねじ込んで両球払出装置L1,
2を同時に組付ける。このとき第1球払出装置L1の球
流入口44が、前記球送出路部24における第1球送出
路24aの球送出口28aに整合し、該第1球送出路2
4aと球通路42が整合連通する。一方、第2球払出装
置L2の球流入口44が、前記球送出路部24における
第2球送出路24bの球送出口28bに整合し、該第2
球送出路24bと球通路42が整合連通する。
【0030】(パチンコ球の供給)前記パチンコ機Pを、
遊技ホール内の設置枠台(通称「島」)に縦向きの姿勢で設
置した後、機外の球補給設備から球貯留排出経路部14
における前記球容器22内へパチンコ球を供給すると、
パチンコ球は球容器22から整流路部23の第1整流路
23aまたは第2整流路23bへ流入する。そして第1
整流路23aへ流入したパチンコ球は、球送出路部24
の第1球送出路24a内へ流入し、第1球払出装置L1
へ到来して貸球用の貯留球として順次貯留され、第2整
流路23bへ流入したパチンコ球は、球送出路部24の
第2球送出路24b内へ流入し、第2球払出装置L2
到来して賞球用の貯留球として順次貯留される。
【0031】(貸球の払出し)そして貯留球が正常に貯留
された状態において、当該パチンコ機Pでのパチンコ遊
技に先立ち、遊技者が前記貸球用のカードおよび球貸し
ユニットKを利用して適正な球貸し操作をした場合に
は、この操作に応答して前記第1球払出装置L 1が作動
制御されることにより、第1球送出路24aおよび第1
整流路23a内の所定数の貯留球が貸球として前記上球
皿E側へ給出される。このとき、第1球払出装置L1
よび第2球払出装置L2の夫々のケース体35,35が相
互密着しているので、該第1球払出装置L1の作動時の
振動が前記第2球払出装置L2へ伝わる。
【0032】(賞球の払出し)一方、前記貸球を遊技球と
して前記遊技盤J内でパチンコゲームが展開されている
途中で入賞球が発生した場合には、これに応答して前記
第2球払出装置L2が作動制御されることにより、第2
球送出路24bおよび第2整流路23b内の所定数の貯
留球が賞球として前記上球皿E側へ給出される。このと
き、第1球払出装置L1および第2球払出装置L2の夫々
のケース体35,35が相互に密着しているので、該第
2球払出装置L2の作動時の振動が前記第1球払出装置
1へ伝わる。
【0033】(各球払出装置の交換)前記パチンコ機Pが
パチンコゲームに供されている際に、例えば比較的頻繁
に作動する前記第2球払出装置L2が故障した場合に
は、前記3本のビス53を弛めて取外したもとで、前記
第1球払出装置L1はそのままで当該第2球払出装置L2
のみを取外し、同タイプの新品の球払出装置を第2球払
出装置L2として装着する。すなわち、新品の第2球払
出装置L2を前記第1球払出装置L1に位置決めセット
し、前述したと同様に前記3本のビス53をネジ孔60
へねじ込むことで、既存の第1球払出装置L1と新品の
第2球払出装置L2とを一括して同時に組付けることが
できる。
【0034】また、前記第1球払出装置L1が故障した
場合には、前記3本のビス53を弛めて取外したもと
で、該第1球払出装置L1および第2球払出装置L2を一
括して設置部33から取外し、同タイプの新品の球払出
装置を第1球払出装置L1として装着する。すなわち前
記機構セット盤Gの設置部33に対し、先ず新品の第1
球払出装置L1をセットし、次いでこの第1球払出装置
1に対して既存の前記第2球払出装置L2を位置決めセ
ットした後、前述したと同様に前記3本のビス53をネ
ジ孔60へねじ込むことで、新品の第1球払出装置L1
と既存の第2球払出装置L2とを一括して同時に組付け
ることができる。
【0035】このように実施例に係る球払出装置の組付
構造では、前後方向の縦列状態で相互に密着して組付け
た第1球払出装置L1および第2球払出装置L2の何れか
一方が故障した場合、故障した当該の球払出装置のみを
新品に交換し、故障していない他方の球払出装置はその
まま継続使用することができるので、保守・管理費用を
低減し得る。
【0036】また、第1球払出装置L1および第2球払
出装置L2を前後方向の縦列状態に相互に密着させて積
重ねて組付けるようにすることにより、例えば第1球払
出装置L1に球詰まりが発生した場合は、第2球払出装
置L2の作動時の振動がこの第1球払出装置L1へ伝わる
ことにより、該装置L1の球詰まりを好適に解消し得
る。一方、第2球払出装置L2に球詰まりが発生した場
合も、第1球払出装置L1の作動時の振動がこの第2球
払出装置L2へ伝わることにより、該装置L2の球詰まり
を好適に解消し得る。なお、球送出路部24を半透明な
部材で構成すれば、球払出装置L1,L2での球詰まりを
容易に確認することができる。
【0037】更に、第1球払出装置L1および第2球払
出装置L2を前後方向の縦列状態で相互に密着させて(積
重ねて)組付けるようにすることにより、機構セット盤
Gに設ける設置部33は、1基の球払出装置分の占有ス
ペースとすることが可能となり、各球皿E,Fに至る球
払出経路部の設計やその他各種装置の設置等に係る設計
の自由度が高められる。
【0038】一方、第1球払出装置L1および第2球払
出装置L2は、夫々のケース体35に設けた円筒ボス5
6および円形ボス57と、凹部58,59とを正しく整
合させるだけで、夫々の球払出装置を同一向きで正確に
組付けることができ、位置決めの容易化および正確化を
図り得る。しかも、夫々の球払出装置L1,L2を同一向
きで正確に相互に密着させた際には、夫々のケース体3
5に設けた各挿通口55が整列するので、前記各ビス5
3の共通的な挿通が許容される一方、夫々の球払出装置
1,L2を非同一向きで相互に密着させてしまった際に
は、前記各ビス53の共通的な挿通が不可能となるか
ら、両者L1,L2の組付けが正確か否かを即座に確認し
得る。
【0039】
【組付態様の別例】なお前記実施例では、第1球払出装
置L1と第2球払出装置L2の組付態様として、第1球払
出装置L1の前壁面35cと第2球払出装置L2の後壁面
35dとを全面的に密着させた前後方向の縦列状態の組
付けを例示したが、組付態様はこれに限定されるもので
はない。すなわち、第1球払出装置L1のケース体35
に形成された球流入口44および球流出口45と、第2
球払出装置L2のケース体35とが干渉せず、かつ第2
球払出装置L2のケース体35に形成された球流入口4
4および球流出口45と、第1球払出装置L1のケース
体35とが干渉しないことを前提とすれば、例えば図7
に示すような様々な組付態様を適宜採用し得る。
【0040】このうち図7(a)は、第1球払出装置L1
の前壁面35cと第2球払出装置L2の後壁面35dと
を部分的に密着させた前後方向の縦列状態の組付態様を
例示しており、第1球払出装置L1に対して第2球払出
装置L2を右方にオフセットした状態で両払出装置L1,
2を設置部33へ設置したものである。また図7(b)
は、第1球払出装置L1の右側壁面35fと第2球払出
装置L2の左側壁面35eとを部分的に密着させた左右
方向の横列状態の組付態様を例示しており、第1球払出
装置L1に対して第2球払出装置L2を右上方にオフセッ
トした状態で両払出装置L1,L2を設置部33へ設置し
たものである。更に図7(c)は、設置部33に対して第
2球払出装置L2を前後逆向きに装着することを前提と
したもとで、第1球払出装置L1の上壁面35aと第2
球払出装置L2の下壁面35bとを部分的に密着させた
上下方向の横列状態の組付態様を例示しており、第1球
払出装置L 1に対して第2球払出装置L2を右上方にオフ
セットした状態で両払出装置L1,L 2を設置部33へ設
置したものである。
【0041】図7(a)〜(c)に図示した各形態では、第
1球払出装置L1および第2球払出装置L2は、夫々のケ
ース体35を部分的に相互に密着した状態で機構セット
盤の設置部33に組付けるようになっているので、例え
ば第1球払出装置L1の作動時の振動が第2球払出装置
2に伝わると共に、第2球払出装置L2の作動時の振動
が第1球払出装置L1に伝わるようになり、各球払出装
置L1,L2の球詰まりを相互に好適に解消し得る。なお
図7(a)では、第2球払出装置L2を設置部33に先に
設置した後に、第1球払出装置L1の後壁面35dを該
第2球払出装置L2の前壁面35cに部分的に密着する
ように設置してもよい。そして図7(b)では、第1球払
出装置L1の右下方に第2球払出装置L2を部分的に密着
した状態で設置するようにしてもよいし、また図7(c)
では、第1球払出装置L1の右下方に第2球払出装置L2
を部分的に密着した状態で設置するようにしてもよい。
更に図7(a)では、第1球払出装置L1に対して第2球
払出装置L2を上方にオフセットすると共に部分的に密
着した状態で両払出装置L1,L2を設置部33へ設置す
るようにしてもよい。
【0042】
【変更例】一方、図8は、変更例に係るパチンコ遊技機
における球払出装置の組付構造を示す機構セット盤の要
部拡大図であって、この変更例の組付構造では、図9に
示す側面組付形態の2基の球払出装置L1,L2を使用す
ることを前提としたもとで、夫々の球払出装置L1,L2
を機構セット盤Gの設置部33に対して左右方向に隣接
した横列状態に設置するようにしたものである。これに
伴って球貯留排出経路部14では、前記球送出路部24
に形成した賞球用の第2球送出路24bを途中から屈曲
させて直線状の第1球送出路24aの左側へ延在させ、
第1球送出路24aの球送出口28aおよび第2球送出
路24bの球送出口28bを、機構セット盤Gの左右方
向へ並列的に開口形成したものである。なお、各球払出
装置L 1,L2の内部構成は図1に示した球払出装置L
1(L2)と基本的に同一であるから、その詳細な説明は省
略すると共に同一部材は同一の符号を付して説明する。
【0043】貸球用の第1球払出装置L1は、前記設置
部33の図示右側へ専用のビス61を利用して組付ける
ことにより、該装置L1の球流入口44が第1球送出路
24aの球送出口28aに整合するようになる。一方、
賞球用の第2球払出装置L2は、前記設置部33の図示
左側へ専用のビス62を利用して組付けることにより、
該装置L2の球流入口44が第2球送出路24bの球送
出口28bに整合するようになる。このように、夫々の
球払出装置L1,L2を前記設置部33に組付けた際に
は、前記球流入口44および球流出口45が開口形成さ
れたケース体35の上,下壁面35a,35bではない一
壁面、すなわち一方のケース体35における左側壁面3
5eに他方のケース体35における右側壁面35fを全
面的に相互に密着させた左右方向の横列状態となる。
【0044】そして変更例では、例えば第1球払出装置
1が故障した場合には、ビス61を弛み外して当該装
置L1のみを設置部33から取外し、図9に示した同タ
イプの新品の球払出装置を第1球払出装置L1として前
記設置部33に仮組付けし、前記ビス61をねじ込むこ
とで交換作業が終了する。一方、第2球払出装置L2
故障した場合には、前記ビス62を弛み外して当該装置
2のみを設置部33から取外し、図9に示した同タイ
プの新品の球払出装置を第2球払出装置L2として前記
設置部33に仮組付けし、前記ビス62をねじ込むこと
で交換作業が終了する。
【0045】このように、変更例に係る球払出装置の組
付構造においても、左右方向の横列状態に設置された第
1球払出装置L1および第2球払出装置L2の何れか一方
が故障した場合、故障した当該の球払出装置のみを新品
に交換し、故障していない他方の球払出装置はそのまま
継続使用することができるので、保守・管理費用を低減
し得る。また、第1球払出装置L1および第2球払出装
置L2は、設置部33に対する占有スペースが小さくな
る向き(縦向き)で該設置部33に組付けるようにしたの
で、略1基の球払出装置の設置スペースで2基の球払出
装置を設置することが可能となり、各球皿E,Fに至る
球払出経路部の設計やその他各種装置の設置等に係る設
計の自由度が高められる。
【0046】更に、第1球払出装置L1および第2球払
出装置L2を左右方向の横列状態で相互に密着させて組
付けるようにすることにより、例えば第1球払出装置L
1に球詰まりが発生した場合は、第2球払出装置L2の作
動時の振動がこの第1球払出装置L1へ伝わることによ
り、該装置L1の球詰まりを好適に解消し得る。一方、
第2球払出装置L2に球詰まりが発生した場合も、第1
球払出装置L1の作動時の振動がこの第2球払出装置L2
へ伝わることにより、該装置L2の球詰まりを好適に解
消し得る。なお、球送出路部24を半透明な部材で構成
すれば、球払出装置L1,L2での球詰まりを容易に確認
することができる。
【0047】更に前記実施例では、機構セット盤G奥側
(前側)の第1球送出路24aが貸球用の送出路とされる
と共に手前側(後側)の第2球送出路24bが賞球用の送
出路とされていたので、先ず貸球払出し用の第1球払出
装置L1を設置部33に設置し、次いで賞球払出し用の
第2球払出装置L2を該第1球払出装置L1に設置するよ
うになっていた。しかしながら、前側の第1球送出路2
4aが賞球用の送出路とされると共に後側の第2球送出
路24bが貸球用の送出路とされる場合では、先ず賞球
払出し用の第2球払出装置L2を設置部33に設置し、
次いで貸球払出し用の第1球払出装置L1を該第2球払
出装置L2に設置するようになる。一方、前記変更例で
は、右側の第1球送出路24aが貸球用の送出路とされ
ると共に左側の第2球送出路24bが賞球用の送出路と
されていたので、設置部33の右部分に貸球払出し用の
第1球払出装置L1を設置すると共に該設置部33の左
部分に賞球払出し用の第2球払出装置L2を設置するよ
うになっていた。しかしながら、右側の第1球送出路2
4aが賞球用の送出路とされると共に左側の第2球送出
路24bが貸球用の送出路とされる場合では、設置部3
3の右部分に賞球払出し用の第2球払出装置L2を設置
すると共に該設置部33の左部分に貸球払出し用の第1
球払出装置L1を設置するようになる。
【0048】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係るパチン
コ遊技機における球払出装置の組付構造によれば、全く
同一に構成した貸球払出し用の第1球払出装置および賞
球払出し用の第2球払出装置を、夫々のケース体に設け
た球流入口および球流出口に他方のケース体が干渉しな
いように相互に密着させ、この状態で機構セット盤の設
置部に組付けるようにしたので、一方の球払出装置の作
動時の振動が他方の球払出装置に伝わるようになり、相
互の球払出装置の球詰まりを好適に解消し得る利点があ
る。この場合、第1球払出装置と第2球払出装置とは、
少なくとも夫々のケース体の外壁面の一壁面同士が部分
的に接触していればよい。但し、第1球払出装置と第2
球払出装置とを、夫々のケース体における外壁面の一壁
面同士を全面的に相互に密着させて組付けた場合には、
前述した球詰まり解消効果の他に、機構セット盤に対す
る設置スペースの大幅な縮小化を図り得る。殊に、第1
球払出装置と第2球払出装置とを、前後方向の縦列状態
で機構セット盤に組付けた場合は、1基の球払出装置の
設置スペースで2基の球払出装置の装着が可能となり、
球払出経路部の設計やその他各種装置の設置等に係る設
計の自由度が高められる有益な効果を奏する。なお、第
1球払出装置と第2球払出装置とは同一構成であるから
部品の共通化が可能であり、製造コストを低廉に抑える
ことができる。また第1球払出装置と第2球払出装置と
は、設置部に対して別々に着脱するようになっているの
で、例えば一方の球払出装置が故障した場合には、この
故障した球払出装置のみを脱着交換すればよく、メンテ
ナンス作業が容易となる利点もある。
【0049】また、夫々の球払出装置のケース体に設け
た第1位置規制部および第2位置規制部により、第1球
払出装置の第2位置規制部に第2球払出装置の第1位置
規制部を正しく整合させるだけで、両球払出装置を同一
向きで正確に組付け得る。更に、夫々の球払出装置を同
一向きで正確に相互に密着させた場合には、夫々のケー
ス体に設けた各挿通口が整列するので、両球払出装置を
設置部に組付けるための組付部材の共通的な挿通が許容
される一方、夫々の球払出装置を同一向きで相互密着さ
せなかった場合には、前記組付部材の共通的な挿通が不
可能となるから、両装置の組付けが正確か否かが即座に
確認し得る利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適実施例に係るパチンコ遊技機にお
ける球払出装置の組付構造に実施される球払出装置を示
す斜視図であって、(a)は同タイプの2基の球払出装置
を前後方向の縦列状態にセットした状態を示し、(b)は
同タイプの2基の球払出装置を前後方向へ組付ける状態
を示している。
【図2】図1に示す夫々の球払出装置の内部構造を、一
部破断して示す分解斜視図である。
【図3】球貯留排出経路部を構成する球送出路部材を機
構セット盤に組付けると共に、該機構セット盤の設置部
に2基の球払出装置を前後方向の縦列状態に組付けてい
る斜視図である。
【図4】機構セット盤の球貯留排出経路部の下方に設け
た設置部と、該設置部に装着する球払出装置を示す部分
拡大図である。
【図5】機構セット盤の設置部に組付けると共に貸球用
の貯留球を通出案内する第1球送出路に対応する第1球
払出装置と、この第1球払出装置に組付けると共に賞球
用の貯留球を通出案内する第2球送出路に対応する第2
球払出装置とを、一部破断して示す要部側面図である。
【図6】図5の通常実施状態から、第2球送出路に対応
した第2球払出装置のみを取外す場合を、一部破断して
示す要部側面図である。
【図7】第1球払出装置と第2球払出装置の組付態様の
別例を示す説明図である。
【図8】同タイプの2基の球払出装置を左右方向の横列
状態に組付けるようにした変更例に係る球払出装置の組
付構造を示す機構セット盤の要部正面図である。
【図9】(a)は、変更例に係る球払出装置の組付構造に
実施される球払出装置を示す斜視図、(b)は、(a)に示
す2基の球払出装置を左右方向の横列状態にセットした
状態の斜視図である。
【図10】本発明に係る球払出装置の組付構造を実施し
たカード式パチンコ機の正面図である。
【図11】図10に示したカード式パチンコ機の背面図
である。
【符号の説明】
14 球貯留排出経路部 24a 第1球送出路 24b 第2球送出路 28a,28b 球送出口 35 ケース体 35a 上壁面(外壁面) 35b 下壁面(外壁面) 35c 前壁面(外壁面) 35d 後壁面(外壁面) 35e 左側壁面(外壁面) 35f 右側壁面(外壁面) 42 球通路 44 球流入口 45 球流出口 53 ビス(組付部材) 55 挿通口 56 円筒ボス(第1位置規制部) 57 円形ボス(第1位置規制部) 58 凹部(第2位置規制部) 59 凹部(第2位置規制部) G 機構セット盤 L1 第1球払出装置 L2 第2球払出装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土師 正樹 愛知県名古屋市中村区烏森町3丁目56番地 株式会社ニューギン内 (72)発明者 小川 誠 愛知県名古屋市中村区烏森町3丁目56番地 株式会社ニューギン内 Fターム(参考) 2C088 BA13 BA17 BA32 DA24 EA25

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機裏側に装備された機構セット盤(G)に
    おける球貯留排出経路部(14)内に、貸球用の貯留球を通
    出案内する第1球送出路(24a)および賞球用の貯留球を
    通出案内する第2球送出路(24b)が画成され、前記球貯
    留排出経路部(14)の下部に、前記第1球送出路(24a)に
    整合する貸球払出し用の第1球払出装置(L1)と、前記第
    2球送出路(24b)に整合する賞球払出し用の第2球払出
    装置(L2)とを設置したパチンコ遊技機において、 前記第1球払出装置(L1)および第2球払出装置(L2)は全
    く同一であって、球払出し機構部(36)を組み込んだ矩形
    箱体状のケース体(35)内に球通路(42)を画成すると共
    に、該ケース体(35)の外壁面(35a,35b)に、前記球通路
    (42)に整合する球流入口(44)および球流出口(45)を開口
    形成してケース体単位で構成され、 前記第1球払出装置(L1)および前記第2球払出装置(L2)
    を、一方のケース体(35)に設けた球流入口(44)および球
    流出口(45)に他方のケース体(35)が干渉しない状態で相
    互に密着させ、この状態で両球払出装置(L1,L2)を前記
    機構セット盤(G)に設けた設置部(33)に組付けることに
    より、第1球払出装置(L1)の前記球流入口(44)が前記第
    1球送出路(24a)の球送出口(28a)に整合すると共に、前
    記第2球払出装置(L2)の前記球流入口(44)が前記第2球
    送出路(24b)の球送出口(28b)に整合するよう構成したこ
    とを特徴とするパチンコ遊技機における球払出装置の組
    付構造。
  2. 【請求項2】 前記第1球払出装置(L1)および第2球払
    出装置(L2)は、夫々のケース体(35,35)における外壁面
    (35a,35b,35c,35d,35e,35f)同士を、部分的に相互に密
    着させた状態で前記設置部(33)に組付けられる請求項1
    記載のパチンコ遊技機における球払出装置の組付構造。
  3. 【請求項3】 前記第1球払出装置(L1)および第2球払
    出装置(L2)は、夫々のケース体(35,35)における外壁面
    (35c,35d,35e,35f)同士を、全面的に相互に密着させた
    状態で前記設置部(33)に組付けられる請求項1記載のパ
    チンコ遊技機における球払出装置の組付構造。
  4. 【請求項4】 前記第1球払出装置(L1)および第2球払
    出装置(L2)は、一方のケース体(35)における外壁面(35
    c)に他方のケース体(35)における外壁面(35d)を相互に
    密着させた前後方向の縦列状態で、前記機構セット盤
    (G)の設置部(33)に組付けられる請求項1〜3の何れか
    に記載のパチンコ遊技機における球払出装置の組付構
    造。
  5. 【請求項5】 前記夫々の球払出装置(L1,L2)のケース
    体(35)は、相互に密着される一方の外壁面(35d)の所要
    位置に設けた第1位置規制部(56,57)と、他方の外壁面
    (35c)の所要位置に設けられて前記第1位置規制部(56,5
    7)が整合可能な第2位置規制部(58,59)とを備え、 第1球払出装置(L1)の第2位置規制部(58,59)に第2球
    払出装置(L2)の第1位置規制部(56,57)を正しく整合さ
    せることで、夫々の球払出装置(L1,L2)が同一向きに組
    付けられる請求項1〜4の何れかに記載のパチンコ遊技
    機における球払出装置の組付構造。
  6. 【請求項6】 前記夫々の球払出装置(L1,L2)のケース
    体(35)は、前記設置部(33)に係着可能な組付部材(53)の
    挿通を許容する挿通口(55)を備え、 前記第1球払出装置(L1)および第2球払出装置(L2)が同
    一向きに相互に密着した場合には、夫々の球払出装置(L
    1,L2)における各挿通口(55,55)が整合して、前記組付部
    材(53)の共通的な挿通を許容し、 前記第1球払出装置(L1)および第2球払出装置(L2)が同
    一向きに相互に密着しない場合には、夫々の球払出装置
    (L1,L2)における各挿通口(55,55)が整合せず、前記組付
    部材(53)の共通的な挿通を規制するようになっている請
    求項1〜5の何れかに記載のパチンコ遊技機における球
    払出装置の組付構造。
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