JP4651513B2 - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP4651513B2
JP4651513B2 JP2005333252A JP2005333252A JP4651513B2 JP 4651513 B2 JP4651513 B2 JP 4651513B2 JP 2005333252 A JP2005333252 A JP 2005333252A JP 2005333252 A JP2005333252 A JP 2005333252A JP 4651513 B2 JP4651513 B2 JP 4651513B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ball
layer side
channel
flow path
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005333252A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007135845A (ja
Inventor
宏 相田
幸雄 松永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Newgin Co Ltd
Original Assignee
Newgin Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Newgin Co Ltd filed Critical Newgin Co Ltd
Priority to JP2005333252A priority Critical patent/JP4651513B2/ja
Publication of JP2007135845A publication Critical patent/JP2007135845A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4651513B2 publication Critical patent/JP4651513B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)
  • Slot Machines And Peripheral Devices (AREA)

Description

この発明は、球補給設備から補給される遊技球を球払出装置に流通案内する球払出流路構成部を備えた遊技機に関するものである。
パチンコ機、あるいは遊技球(パチンコ球)を利用したスロットマシン(一般に「パチンコ式スロットマシン」または「パロット」ともいう)等の遊技機では、機内で展開されるゲーム中に成立した入賞(例えばセーフ球の発生や図柄組合わせによる特典)に対し、機裏側に配置した球容器や球払出流路構成部等から構成される球貯留排出経路部内に貯留されたパチンコ球が、球払出流路構成部における球送出口に接続された球払出装置の払出し作動毎に、所定数の賞球として機前側の上球皿または下球皿側へ給出される。また、貸球用のカードおよびカードユニットを利用して貯留球を貸出し得るタイプの遊技機(一般に「カード式パチンコ遊技機」ともいう)では、前述した賞球払出しとは別に、遊技者による適正な球貸し操作に応答して、前記球払出装置または別途設置された別の球払出装置の払出し作動により、球貯留排出経路部内の貯留球が所定数の貸球として上球皿側へ給出されるようになっている。
前記カード式パチンコ遊技機では、前記球払出流路構成部に、貸球用の球送出路と、賞球用の球送出路とが機前側から見て前後に仕切られて2層で設けられている(例えば、特許文献1参照)。また、パチンコ機あるいはパチンコ式スロットマシンにおいて、一度に多量の賞球が必要となる特別遊技状態等が発生しても円滑に賞球を払出し得るように、賞球用の球送出路を特許文献1と同様に前後2層で設け、機外の球補給設備から適時にパチンコ球を補充投入して、常に球貯留排出経路部内に一定量以上のパチンコ球を貯留球として貯留するよう構成したものもある(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−346184号公報 特開2005−152270号公報
前記球貯留排出経路部、殊に球払出装置の上流に接続される球払出流路構成部では、貯留球の確保およびパチンコ球の流速を低下させる観点から、前記球送出路は蛇行状に形成されている。そのため、球送出路内にゴミ等の異物が入ってしまった場合等には、球詰まりが発生して遊技に支障を来たすおそれがあり、従って、球詰まりが発生した場合はその箇所を早期に確認して対処する必要がある。
前記特許文献1または2に開示の遊技機では、遊技ホール内の設置枠台(通称「島」)に設置された外枠に対して開閉自在に枢支される開閉枠の裏側に、前記球貯留排出経路部が配設されており、該開閉枠を開放することで球貯留排出給経路部の後側が露出するよう構成されている。そして、この開閉枠の開放状態において、前記球払出流路構成部に設けられた後層側の球送出路が、作業者から視認し得る状態となる。そこで、開閉枠を開放した際に手前側に位置する後層側の球送出路を覆蓋する蓋部材にスリットを形成し、該スリットを介して後層側の球送出路内の球詰まり状態を外部から視認するようにすることはできる。また特許文献2のように、球払出流路構成部の構成部材を透明な部材で形成することで、後層側の球送出路内の貯詰まり状態を外部から視認することが可能となる。
しかし、開閉枠を開放した際に手前側に位置する後層側の球送出路の奥側に前層側の球送出路が重なるように形成されているため、仮に前記スリットを後層側の球送出路から前層側の球送出路まで貫通形成したとしても、手前側(後層側)の球送出路内の貯留球で奥側(前層側)の球送出路が隠れてしまい、手前側(後層側)の球送出路内の貯留球の球抜きを行なわない限り、奥側(前層側)の球送出路内における球詰まり状態を視認することは困難である。また、特許文献2のように構成部材を透明とした場合であっても、前後の球送出路が重なっているため、手前側(後層側)の球送出路内の貯留球が、奥側(前層側)の球送出路内を視認するうえでの障害となるため、作業者は観察する位置や角度等を変えなければならず、奥側(前層側)の球送出路に生じた球詰まり等の不具合を簡単に視認するのは困難であった。
すなわち、本発明は、前述した従来の技術に内在している前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、前後2層で形成されている流路の何れの球詰まり状態も、簡単に外部から視認することができる遊技機を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本願の請求項1に係る遊技機は、
前後に開放する本体部(28)と、該本体部(28)の内部に設けられて仕切板(33)により前後に仕切られた前層側蛇行流路(35)および後層側蛇行流路(42)と、前記本体部(28)に設けられて前層側蛇行流路(35)および後層側蛇行流路(42)を夫々覆蓋する流路蓋部材(36,45)とから構成されて球補給設備から補給される遊技球を受入れる球払出流路構成部(29)、およびこの球払出流路構成部(29)の下流に接続されて、該球払出流路構成部(29)に受入れた遊技球を払出す球払出装置(30,30)が機裏側に配設された遊技機において、
前記前層側蛇行流路(35)における少なくとも一部は、前記後層側蛇行流路(42)に重畳しない位置に設けられ、
前記仕切板(33)には、前記前層側蛇行流路(35)における前記後層側蛇行流路(42)に重畳しない部位と対応する位置に貫通孔(43,44)が形成され、
前記後層側蛇行流路(42)を覆蓋する後流路蓋部材(45)は、外部から後層側蛇行流路内を視認可能な透光性部材で形成されていることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、後層側蛇行流路を覆蓋する後流路蓋部材を透視可能に構成したから、後層側蛇行流路に球詰まり等の不具合が生じた場合は、その不具合を外部から容易に視認することができる。また、前層側蛇行流路における後層側蛇行流路に重畳しない部位に対応する仕切板に貫通孔を形成したので、前層側蛇行流路に生じた球詰まり等の不具合を、後流路蓋部材および貫通孔を介して外部から簡単かつ確実に視認することができる。
請求項2に係る遊技機は、前記前層側蛇行流路(35)における屈曲部(35b)の全部または一部が、前記後層側蛇行流路(42)に重畳しないよう構成される。
請求項2に係る発明では、前層側蛇行流路における球詰まりの発生し易い屈曲部の全部または一部を、後層側蛇行流路と重畳しないよう構成したから、前層側蛇行流路に発生した球詰まり等の不具合を、後流路蓋部材および貫通孔を介して外部から簡単かつ確実に視認することができる。
請求項3に係る遊技機は、前記後流路蓋部材(45)には、前記仕切板(33)に形成された貫通孔(43,44)に対応する位置に開口部(75,76)が形成されている。
請求項3に係る発明では、後流路蓋部材における仕切板に形成された貫通孔に対応する位置に開口部を形成したから、前層側蛇行流路に球詰まりが生じた場合は、後層側蛇行流路を後流路蓋部材で覆蓋した状態のまま、開口部および貫通孔を介して器具を前層側蛇行流路に挿入して球詰まりを容易に解消させることができる。
請求項4に係る遊技機は、前記後流路蓋部材(45)は、その一端縁および前記本体部(28)の対応する一端縁に設けた枢支手段(48)を介して本体部(28)に対して片開き自在に配設されている。
請求項4に係る発明では、後流路蓋部材を片開き可能に構成したから、例えば、後層側蛇行流路に球詰まりが生じた場合は、後流路蓋部材を開放して指先で容易に球詰まりを解消することができる。また、前層側蛇行流路に球詰まりが生じた場合は、後流路蓋部材を開放した後、後層側蛇行流路側から貫通孔に器具を挿入する等して球詰まりを容易に解消させることができる。更に、不具合解消後にあっては、開放されている後流路蓋部材を閉じると云った簡易な作業により、再び球払出流路構成部が遊技球を受け入れられる状態になるから手間が掛からない。更にまた、例えば後流路蓋部材に基板や電子部品等が配設されている場合は、該基板や電子部品等を後流路蓋部材から取外すことなく、該後流路蓋部材を開放するだけで不具合を解消することが可能となる。
請求項5に係る遊技機は、前記後流路蓋部材(45)には、機裏側に配設されて遊技を制御する制御基板(23)と信号線により電気的に接続された電子部品(66,67)が取付けられ、
当該後流路蓋部材(45)は、前記制御基板(23)の配設位置側に臨む一端縁に前記枢支手段(48)が設けられると共に、他端縁および前記本体部(28)の対応する他端縁に設けた係合手段(51)を介して本体部(28)に対して開放可能に閉成保持されるよう構成した。
請求項5に係る発明では、後流路蓋部材に配設した電子部品が信号線を介して接続される制御基板の配設位置側に臨む一端縁に枢支手段を設けたから、信号線に遊びを設けることなく当該後流路蓋部材に電子部品を取付けた状態で開閉作動を行なうことができるため、球詰まり等の不具合の解消に関する作業性を向上させることができる。また、信号線を必要以上に余裕をもって配線する必要はなく、該信号線が弛むことで生ずる各種の不具合の発生を未然に防ぐことができる。
本発明に係る遊技機によれば、前後2層で形成された流路に発生した球詰まり等の不具合を容易に視認することができる。
次に、本発明に係る遊技機につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。なお、実施例では、遊技機としてパチンコ式スロットマシン(以後「パロット」と指称する)を挙げて説明するが、本発明はパチンコ機等にも好適に実施可能である。また「前・後」とは、特に断わりのない限り、パロットを図1に示す正面側(前側)から見た状態で指称するものとする。
(パロットの基本構成について)
図1および図2に示す実施例に係るパロット10の概略構成としては、該パロット10の前面をなす前面扉11と、この前面扉11の側端に回動自在に枢支した内枠(開閉枠)12と、該パロット10の設置基体である外枠13とから基本的に構成され、該外枠13が島設備に取付け固定される。前面扉11は、外枠13に対して回動自在に枢支されると共に、その枢支端と反対側の裏面に設けた施錠装置14の操作により外枠13に対して内枠12と一体で開閉し得るよう構成される。なお、図1において符号15は、パロット10に併設され、パチンコ球を貸出す貸出装置を示し、該貸出装置15は、後述する主制御基板23に電気的に接続される。
前記前面扉11の前面中央には、前記内枠12に設置されて前面扉11の裏面に臨む可変表示装置16を覆う透明な窓部11aが設けられ、該窓部11aを介して可変表示装置16における複数のリール17,17,17を前側から視認し得るようになっている。前記窓部11aの下方位置には、入賞により払出されたパチンコ球を貯留すると共に、この貯留したパチンコ球を前面扉11の裏面に設けた球送り装置(図示せず)へ供給する上受け皿18が配設されている。また、前面扉11における最下部には、上受け皿18からオーバーフローしたパチンコ球を貯留する下受け皿19が配設してある。
前記上受け皿18の上面および前面には、開始操作手段を構成する各種操作ボタン(賭数設定ボタン20a,20b、リール停止ボタン21、スタートレバー22等)が設けられ、パロット10は、これらのボタン等を操作することにより一連の変動ゲームが可変表示装置16において実施されるようになっている。賭数設定ボタンは、遊技を行なうに際し、パチンコ球を最小単位の賭数(1BET分=5球分)で設定する最小賭数設定ボタン20aと、パチンコ球を最大単位の賭数(例えば3BET分)で設定する最大賭数設定ボタン20bがあり、これらのボタン20a,20bの操作により球送り装置を介してパチンコ球が機内に取込まれる。また、スタートレバー22は、可変表示装置16による変動ゲームを開始する際に操作するものであり、賭数設定ボタン20a,20bによりパチンコ球の適宜賭数を設定した後のレバー操作により、各リール17,17,17の回転が開始される。更に、リール停止ボタン21,21,21は、可変表示装置16の複数のリール17,17,17に対応して設けられ、当該停止ボタン21,21,21の押圧操作により回転しているリール17,17,17のうち対応するものを停止するよう構成される。
図2に示すように、前記内枠12の裏側略中央部には可変表示装置16が配設され、この可変表示装置16は、パロット10の幅方向に並列する複数(実施例では3つ)のリール17,17,17を備え、各リール17の外周には複数種類の図柄が所定間隔で設けられている。また各リール17は、対応的に接続されたステッピングモータ等の駆動手段(図示せず)により、他のリール17,17と独立して縦方向に回転または停止し得るよう構成され、各リール17が回転することで、前記窓部11aに図柄が連続的に変化しつつ表示されるようになっている。そして、リール17,17,17が停止した際に、窓部11aに設定された有効ラインに並んだ図柄に応じて、入賞や特別遊技状態へ移行したり、または通常状態のまま遊技者の遊技操作により次の変動ゲームが開始される。
前記内枠12の裏側には、主に可変表示装置16による遊技の進行や球送り装置が実施するパチンコ球の取込みを制御する統括的な制御手段としての主制御基板(制御基板)23や電源基板24が設けられている(図2参照)。また、内枠12の前側には、後述する球払出装置30,30で実施するパチンコ球の払出を制御するサブ制御手段として払出制御基板(図示せず)が設けられ、該払出制御基板は主制御基板23に電気的に接続されてパチンコ球の払出し制御がなされる。なお、前記主制御基板23は、内枠12の略中央で前記可変表示装置16の上側に位置している。
(球払出ユニットについて)
図2に示すように、前記内枠12の裏側(機裏側)には、その上部に位置して島設備の球補給設備(図示せず)から補給されるパチンコ球を貯留する球タンク25が配設されると共に、この球タンク底面の下流端(図2の右端)に開口された球出口に合わせた下部に斜状レール形の整流路部26が取着される。また整流路部26の下流端に、前記主制御基板23の一側方(図2の右方)に臨むように内枠12に着脱自在に取着された球払出ユニット27の球入口35c,42cが連絡し、球タンク25、整流路部26および球払出ユニット27に相当量のパチンコ球を貯留球として一時的に貯留し得るようになっている。なお、整流路部26は、球タンク25からのパチンコ球をパロット10の前後方向に2列整列状態で球払出ユニット27へ送出案内するよう構成される。
前記球払出ユニット27は、図3〜図5に示す如く、合成樹脂材料等により縦長の矩形状に形成された本体部28を基体として、該本体部28の前後に複数の蓋部材36,45,54,62を着脱自在に取付けることで構成される。この球払出ユニット27における上部側に形成される球払出流路構成部29の下流には、カセット形態とされる電動制御式の球払出装置30,30が設置される設置部31が形成される一方、これら球払出装置30,30の下方に該装置30,30から払出された貸球および賞球を前記上受け皿18または下受け皿19へ排出したりパチンコ球を機外に排出する球払出・排出流路構成部32が形成されており、前記球払出流路構成部29を含む上流側に貯留された所定数のパチンコ球が、球払出装置30,30の作動により貸球または賞球として払出されるよう構成される。すなわち、球払出ユニット27には、その高さ方向の上部側から下部側に、球払出流路構成部29、球払出装置30,30の設置部31および球払出・排出流路構成部32が順に形成されている。
(球払出流路構成部について)
前記球払出流路構成部29が形成される部分の本体部28は前後に開放し、図6に示す如く、その内部に設けられた仕切板33により内部空間が前後に仕切られている。そして、前側に位置する前側空間内に、図7に示す如く、パチンコ球の流通を許容する間隔で離間するよう仕切板33から立設された一対の前画壁34,34により、直行部35aと屈曲部35bとが連設されて左右方向に蛇行する前層側蛇行流路(前層側流路)35が形成される。この前層側蛇行流路35の上流端である前球入口35cは、前記整流路部26の対応する球出口に連通接続し、整流路部26から前球入口35cを介して流入したパチンコ球は、該前層側蛇行流路35内に蛇行状に貯留されるようになっている。また前層側蛇行流路35の下流端である前球出口35dは、前記設置部31に設けられた前球流入口31aに連通接続されている。
前記前層側蛇行流路35は前方に開放しており、前記本体部28の対応する上部前側に着脱自在に取付けられる前流路蓋部材36により、当該前層側蛇行流路35の前面開放部が覆蓋されるよう構成される。この前流路蓋部材36は、図3に示す如く、本体部28における前側空間の全体を覆い得る寸法に形成された矩形板状の部材であって、その左右両端縁には、後方(本体部側)に延出する複数の第1係止爪37が設けられている。これに対し、本体部28における左右の外側面には、各第1係止爪37に対応する位置に、該第1係止爪37に形成した係止孔37aに挿脱可能で第1係止爪37に係合する第1係止片38が突設してある。すなわち、本体部28の前面側に臨ませた前流路蓋部材36の各第1係止爪37に、係止孔37aに挿通した対応する第1係止片38を係止することで、本体部28に対して前流路蓋部材36が取付けられて、前側空間および前層側蛇行流路35を覆蓋するようになっている。なお、各第1係止爪37は弾性変形可能に構成され、該第1係止爪37を本体部28の外側面から離間するように弾性変形させることで、第1係止片38との係止状態が解除され、前流路蓋部材36を本体部28から取外すことができるよう構成してある。
前記前流路蓋部材36の内面(前側空間に臨む面)には、前記前層側蛇行流路35に対応する位置に、該蛇行流路35を流通するパチンコ球を案内する第1突条部39が、前層側蛇行流路35における中央部を通るように蛇行状に形成されている。また前流路蓋部材36の内面には、図3に示す如く、上下に離間して複数の第1位置決めボス40が突設され、該ボス40の先端に突設した突部40aを、前記仕切板33の対応する位置に形成した前後に貫通する位置決め孔33aに嵌挿することで、前流路蓋部材36の本体部28に対する位置決めがなされるようになっている。更に、前流路蓋部材36の上部位置に前後に貫通する通孔36aが穿設されると共に、仕切板33における該通孔36aに対応する位置に前後に貫通する通孔33bが穿設されており、両通孔33b,36aに後方から挿通したネジ(図示せず)を介して球払出ユニット27が前記内枠12の裏側に取付けられるよう構成される。なお、前流路蓋部材36は、外部から前層側蛇行流路内を視認可能な透光性部材(合成樹脂材料等)で形成されており、球払出ユニット27を内枠12から取外した状態で、前流路蓋部材36を本体部28から取外すことなく前層側蛇行流路内の状態を確認し得るようになっている。また第1位置決めボス40および通孔36aは、何れも前層側蛇行流路35および後述の後層側蛇行流路42を避けた位置に設けられる。
前記仕切板33により仕切られて後側に位置する後側空間内に、図3〜図5および図8に示す如く、パチンコ球の流通を許容する間隔で離間するよう仕切板33から立設された一対の後画壁41,41により、直行部42aと屈曲部42bとが連設されて左右方向に蛇行する後層側蛇行流路(後層側流路)42が形成される。この後層側蛇行流路42の上流端である後球入口42cは、前記整流路部26の対応する球出口に連通接続し、整流路部26から後球入口42cを介して流入したパチンコ球は、該後層側蛇行流路内に蛇行状に貯留されるようになっている。また後層側蛇行流路42の下流端である後球出口42dは、前記設置部31に配設される後述の設置用蓋部材54に形成される後球流入口54aに連通接続されている。
前記後層側蛇行流路42は、その一部が前記前層側蛇行流路35と前後に重畳しないように形成されている。実施例では、図5,図7および図8に示す如く、前層側蛇行流路35の屈曲部35bと、後層側蛇行流路42の屈曲部42bとの略全部が重畳しないよう設定される。そして、前記仕切板33には、前層側蛇行流路35における後層側蛇行流路42に重畳しない屈曲部35bに対応する位置に、該屈曲部35bに倣う略円弧状の第1の貫通孔(貫通孔)43が前後に貫通するように穿設されると共に、直行部35aに対応する位置に、該直行部35aと略平行な所定長さの第2の貫通孔(貫通孔)44が前後に貫通するよう穿設され、各貫通孔43,44を介して前記本体部28の後側から前層側蛇行流路35に生じた球詰まり等の不具合を視認し得ると共に、器具等を各貫通孔43,44から前層側蛇行流路内に挿入して球詰まりを解消させ得るようになっている。なお、第2の貫通孔44は、直行部35aにおけるパチンコ球が転動する下側に位置する前画壁34に近接する位置に形成され、該前画壁上のゴミを好適に排出し得るようにしてある。また第1の貫通孔43は、実施例では屈曲部35bにおける内側に位置する前画壁34に近接する位置に形成してあるが、外側の前画壁34に近接させてもよい。
前記後層側蛇行流路42は後方に開放しており、前記本体部28の対応する上部後側に開閉および着脱自在に取付けられる後流路蓋部材45により、当該後層側蛇行流路42の後面開放部が覆蓋されるよう構成される。この後流路蓋部材45は、図3に示す如く、本体部28における後側空間の全体を覆い得る寸法に形成された矩形板状の部材であって、その一端縁において上下方向に所定間隔離間して複数(実施例では3つ)の係合部46が形成され、該係合部46には係合孔46aが穿設されている。これに対し、本体部28における対応する後側の一端縁には、各係合部46に対応する位置に、前記係合孔46aに挿脱可能で係合部46に係合するよう外方に開放するフック片47が形成してある。すなわち、本体部28の後面側に臨ませた後流路蓋部材45における各係合部46の係合孔46aにフック片47を挿通することで、当該後流路蓋部材45は本体部28に対して片開き自在に取付けられる(図9,図10参照)。また係合孔46aからフック片47を抜くことで、後流路蓋部材45を本体部28から容易に取外すことができるよう構成してある。実施例では、前記係合部46とフック片47とから、本体部28に対して後流路蓋部材45を片開き自在に枢支する枢支手段48が構成される。
前記後流路蓋部材45における係合部46が形成される側とは反対側の他端縁には、前方(本体部側)に延出する複数の第2係止爪(係止爪)49が上下方向に離間して設けられている。これに対し、前記本体部28における対応する他端縁側の外側面には、各第2係止爪49に対応する位置に、該第2係止爪49に形成した係止孔49aに挿脱可能で第2係止爪49に係合する第2係止片(係止片)50が突設されている。すなわち、前記枢支手段48により本体部28に枢支した後流路蓋部材45を所定方向に回動し、図9に示す如く、各第2係止爪49に、係止孔49aに挿通した対応する第2係止片50を係止することで、本体部28に対して後流路蓋部材45が閉成状態に保持されて、後側空間および後層側蛇行流路42を覆蓋するようになっている。なお、各第2係止爪49は弾性変形可能に構成され、該第2係止爪49を本体部28の外側面から離間するように弾性変形させることで、第2係止片50との係止状態が解除され、後流路蓋部材45を回動して本体部28の後側空間および後層側蛇行流路42を開放し得るよう構成してある。実施例では、前記第2係止爪49と第2係止片50とから、本体部28に対して後流路蓋部材45を閉成保持する係合手段51が構成される。
前記後流路蓋部材45の内面(後側空間に臨む面)には、前記後層側蛇行流路42に対応する位置に、該蛇行流路42を流通するパチンコ球を案内する第2突条部52が、後層側蛇行流路42における中央部を通るように蛇行状に形成されている。また後流路蓋部材45の内面には、前記仕切板33に形成した各位置決め孔33aに対応する位置に第2位置決めボス53が突設され、該ボス53の中心に穿設した凹部53aに、前記前流路蓋部材36における第1位置決めボス40の突部40aが、位置決め孔33aを介して嵌挿されることで、後流路蓋部材45の本体部28に対する位置決めがなされるようになっている。更に、後流路蓋部材45における前記前流路蓋部材36に穿設した通孔36aに対応する位置に、ネジおよび工具等を挿入可能な挿通孔45aが形成されており、仕切板33および前流路蓋部材36に穿設した通孔33b,36aに挿通したネジを、該挿通孔45aに後方から挿入した工具を用いて締付けたり緩めるよう構成される。なお、後流路蓋部材45は、外部から後層側蛇行流路内を視認可能な透光性部材(合成樹脂材料等)で形成されており、前記外枠13に対して内枠12を開放することで機前面側に露出する球払出ユニット27において、作業者に対して手前側に位置する後流路蓋部材45を本体部28から取外すことなく後層側蛇行流路内の状態を確認し得るようになっている。
(球払出装置の設置部について)
前記本体部28に設けられる前記設置部31は、後方に開放すると共に、該設置部31に対応する後側に、前方(本体部側)に開放する矩形箱状の設置用蓋部材54が着脱自在にネジ止めされる。そして、設置部31および設置用蓋部材54により画成される内部空間に、前後2基の球払出装置30,30が収容保持されるよう構成され、前側に位置する球払出装置30に、前記前層側蛇行流路35の前球出口35dが前記前球流入口31aを介して連通接続される。また設置用蓋部材54には、本体部28に取付けた状態で前記後層側蛇行流路42の後球出口42dに連通接続する後球流入口54aが形成されており、後側に位置する球払出装置30には、後層側蛇行流路42の後球出口42dが後球流入口54aを介して連通接続されるよう構成される。なお、両球払出装置30,30は、図15に示すように、ケース体55の内部に球払出し機構56を内蔵した同一タイプとされ、パチンコ球が通過する球通路57が該ケース体55内に垂直に形成されている。
(球払出・排出流路構成部について)
前記本体部28における前記設置部31の下方側で球払出・排出流路構成部32が形成される部分は後方に開放し、その内部には、前記両球払出装置30,30から払出されたパチンコ球を流下案内する球払出通路58が形成されている。また本体部28には、球払出通路58に連通する上下2つの球払出口59,59が前方に開口するように形成され(図6参照)、球払出通路58に流入したパチンコ球は、各球払出口59を介して前記上受け皿18または下受け皿19に払出されるよう構成される。
前記球払出通路58の一側方には、図5および図8に示す如く、上下方向に延在する下部球抜路60が形成され、この下部球抜路60の上端は、前記前流路蓋部材36と本体部28と前記後流路蓋部材45とにより画成された上部球抜路61の下端に連通接続されている。そして、後述する球抜き部材69を開放操作することで、前後の蛇行流路35,42に貯留されているパチンコ球を、上下の球抜路60,61を介して機外に排出するよう構成される。
前記球払出・排出流路構成部32が形成される部位に対応する本体部28の後側には、下部蓋部材62が着脱自在に取付けられて、前記球払出通路58および下部球抜路60の後面側を覆蓋するよう構成される。この下部蓋部材62の本体部28に対する取付構造は、前記前流路蓋部材36と本体部28との取付構造と同じであって、下部蓋部材62の左右両端縁に形成された複数の第3係止爪63を、本体部28における左右外側面の対応位置に突設した第3係止片64に係止することで、下部蓋部材62が本体部28に取付けられる。また、各第3係止爪63を弾性変形して第3係止片64との係止状態を解除することで、下部蓋部材62は本体部28から取外されるようになっている。なお、下部蓋部材62における適宜位置に、前記後流路蓋部材45に形成した挿通孔45aと同一の機能を有する挿通孔62aが形成されており、該挿通孔62aに対応する本体部28に穿設した通孔28a(図5参照)に挿通したネジを、挿通孔62aに後方から挿入した工具を用いて締付けたり緩めるよう構成される。すなわち、実施例の球払出ユニット27は、内枠12に対して上下二箇所でネジ止めされる。また挿通孔62aおよび通孔28aは、前記球払出通路58および下部球抜路60を避けた位置に設けられている。
(電子部品の装着部について)
前記後流路蓋部材45および下部蓋部材62の後面には、図2に示す如く、複数の装着部65が設けられ、各装着部65に、電子部品としての各種のセンサ66や外部端子板67が着脱自在に装着されている。このセンサ66や外部端子板67は、前記内枠12に配設された主制御基板23に信号線(図示せず)を介して接続されている。この場合において、内枠12に取付けられた球払出ユニット27では、前記本体部28に片開き自在に枢支される後流路蓋部材45の枢支端縁は、主制御基板23の配設位置側に臨むよう設定されており、後流路蓋部材45を開閉する際に、該蓋部材45に装着されているセンサ66や外部端子板67と主制御基板23とを接続する信号線が引っ張られることがないようになっている。すなわち、センサ66や外部端子板67を取外すことなく、後流路蓋部材45を開閉作動し得るよう構成してある。
(球抜き部材について)
前記仕切板33には、前記後流路蓋部材45の枢支側とは反対側で、前後の蛇行流路35,42を避けた位置に、前後に貫通して上下方向に所定長さで延在する収容部68が形成され、該収容部68に、両蛇行流路35,42に貯留されているパチンコ球を排出するための球抜き部材69が配設されている。また、球抜き部材69の配設位置に対応して上下に位置する前後の蛇行流路35,42における屈曲部35b,42bを画成する外側の画壁34,41に球抜口34a,41aが形成され(図13,図14参照)、両球抜口34a,41aは、収容部68の下方に画成されて前記下部球抜路60に連通する上部球抜路61に連通可能に構成される。なお、上部球抜路61は、本体部28および前後の流路蓋部材36,45により画成されて上下方向に延在している。
前記球抜き部材69は、常には第1位置(球抜き規制位置)にあって前記前球抜口34aおよび後球抜口41aを閉成して、前後の蛇行流路35,42に貯留されているパチンコ球が上部球抜路61へ通出するのを規制する一方、前記第1位置から第2位置(球抜き許容位置)へ移動させることで前後の球抜口34a,41aを夫々開放して、前後の蛇行流路35,42に貯留されているパチンコ球が上部球抜路61へ通出するのを許容するスライドシャッター形態とされている。すなわち、実施例の球抜き部材69は、図7、図8および図13、図14に示すように、前記仕切部33を挟む前後の両空間に臨み、かつ前記の球抜口34a,41aの閉成と開放との切換えを同時に行なうよう構成してある。
前述のような機能を具有するべく球抜き部材69は、図11および図12に示す如く、前記収容部68を上下に移動可能な矩形状に形成された基体70の上端に連設されて、仕切板33の前側に臨む前規制部71と、基体70の後面側に設けられて仕切板33の後側に臨む後規制部72と、基体70の上端に連設されて、前記前規制部71から離間して略平行に延在する弾性片73とから基本的に構成され、全体が合成樹脂で一体成形されている。前記前規制部71は、前記前層側蛇行流路35の前球抜口34aに整合可能な形状に形成され、球抜き部材69を第1位置に位置決めした際に前規制部71で前球抜口34aを閉成し(図7参照)、球抜き部材69を第2位置に移動することで前規制部71が前球抜口34aを開放するよう構成される(図13参照)。また、前記後規制部72は、前記後層側蛇行流路42の後球抜口41aに整合可能な形状に形成され、球抜き部材69を第1位置に位置決めした際に後規制部72で後球抜口41aを閉成し(図8参照)、球抜き部材69を第2位置に移動することで後規制部72が後球抜口41aを開放するよう構成される(図14参照)。なお、前後の規制部71,72における蛇行流路35,42を向く内面は湾曲形成され、閉成状態で蛇行流路35,42を流通するパチンコ球の円滑な案内を行ない得るようになっている。
前記前規制部71の前面に、上下に離間して一対の前第1案内ピン71a,71aが突設されると共に、該前規制部71の後面に、上下に離間して一対の前第2案内ピン71b,71bが突設されている。また前記後規制部72の後面に、上下に離間して一対の後案内ピン72a,72aが突設される。そして、前第1案内ピン71a,71aが、前記前流路蓋部材36の対応する内面に形成されて上下方向に延在する前第1案内溝36bに摺動自在に挿入されると共に、前第2案内ピン71b,71bが、前記仕切板33の対応する前面に上下に離間して夫々上下方向に延在するよう形成された前第2案内溝33c,33cに夫々摺動自在に挿入され、更に、後案内ピン72a,72aが、前記後流路蓋部材45の対応する内面に形成されて上下方向に延在する後案内溝45bに摺動自在に挿入されている。すなわち、球抜き部材69は、各案内ピン71a,71b,72aが対応する案内溝36b,33c,45bに案内されて第1位置と第2位置との間を安定して移動するよう構成される。
前記弾性片73は、前記基体70との連設部を中心に揺動可能なレバー状を呈しており、その上端部には側方に延出する操作部73aが形成されて、該操作部73aは、前記本体部28に形成した操作口28bを介して外側方に延出するよう構成される。また弾性片73を挟んで前後に位置する前流路蓋部材36と仕切板33との対向面には、上下方向に延在する移動溝74aと、該移動溝74aの上下端部に形成されて前層側蛇行流路35から離間する方向に延出する上下の規制溝74b,74cとからなる操作溝74が対称の関係で夫々形成されている。そして、弾性片73の前後両側に突設した規制ピン73b,73bが対応する操作溝74,74に摺動可能に挿入されている。すなわち、弾性片73は、図7に示すように球抜き部材69を第1位置に位置決めした状態では、規制ピン73b,73bが下側の規制溝74c,74cに臨んで上下方向への移動が規制されており、指先操作により前記操作部73aを前規制部71側へ押圧操作すると、該弾性片73が基体70との連結部を中心として弾性的に変位して、規制ピン73b,73bが下側の規制溝74c,74cから抜けて移動溝74a,74aに移行するようになっている。従って、この状態で球抜き部材69を上方に移動することで、規制ピン73b,73bが移動溝74a,74aに沿って移動し、その上端に至ると、弾性片73の弾性復帰力によって規制ピン73b,73bが移動溝74a,74aから上側の規制溝74b,74bに移行し、上下方向への移動が規制されて第2位置に位置決め保持されるようになっている。このように、実施例の球抜き部材69は、第1位置および第2位置の何れの位置でも規制ピン73b,73bと規制溝74c,74bとにより位置保持されるので、当該パロット10の振動等によりパチンコ球の球抜き許容状態から球抜き規制状態への不意の変位や、球抜き規制状態から球抜き許容状態への不意の変位が好適に防止される。
〔実施例の作用〕
次に、前述した構成に係る実施例のパロットの作用につき説明する。
先ず、前記球払出ユニット27の組立ておよび、該ユニット27の前記内枠12への取付けについて説明する。球払出ユニット27の本体部28における球払出・排出流路構成部32の形成位置に対応する後側に、前記下部蓋部材62を、第3係止爪63および第3係止片64を介して取付ける。また、前記設置部31に前後2基の球払出装置30,30を装着すると共に、本体部28に対して前記設置用蓋部材54をネジ止め固定する。更に、本体部28における球払出流路構成部29の形成位置に対応する前側に、前記前流路蓋部材36を、第1係止爪37および第1係止片38を介して取付ける。更にまた、本体部28における球払出流路構成部29の形成位置に対応する後側に、前記後流路蓋部材45を、係合部46およびフック片47を介して片開き自在に枢支したもとで、前記第2係止爪49を第2係止片50に係止して該後流路蓋部材45が閉成保持されることで、当該球払出ユニット27の組立てが完了する。
このように組立てられた前記球払出ユニット27については、前記前面扉11に枢支された内枠12の裏側に対し、前記前流路蓋部材36を対向する向きで位置決めすると共に、前記仕切板33および前流路蓋部材36に形成した通孔33b,36aおよび本体部28に形成した通孔28aに後側からネジを挿通したもとで、後流路蓋部材45および下部蓋部材62に形成した挿通孔45a,62aに後方から挿入した工具を用いてネジを内枠12にねじ込むことで、当該球払出ユニット27は内枠12に位置決め固定される。また後流路蓋部材45および下部蓋部材62の後面に設けた各装着部65に、対応するセンサ66や外部端子板67を装着すると共に(図2参照)、各センサ66や外部端子板67と、前記内枠12に配設されている主制御基板23とを信号線により電気的に接続する。なお、前記球抜き部材69は第1位置に位置決めされて、前後の蛇行流路35,42に設けた球抜口34a,41aは夫々閉成されている(図7,図8参照)。
前記パロット10を島設備に縦向きの姿勢で設置した後、機外の球補給設備からパロット10に供給されるパチンコ球は、前記球タンク25から整流路部26を介して球払出ユニット27における前後の蛇行流路35,42に流入する。このとき、前記球抜き部材69は第1位置に位置決めされているので、パチンコ球は前記上部球抜路61に通出することなく、両蛇行流路35,42に順次貯留される。
そしてパチンコ球が正常に貯留された状態において、前記貸出装置15の適正な球貸し操作、あるいは当該パロット10で展開されるゲーム中に成立した入賞に対し、前記払出制御基板からの払出信号に基づいて、前記球払出装置30,30が作動し、球タンク25、整流路部26および前後の蛇行流路35,42に貯留されているパチンコ球が、貸球または賞球として球払出・排出流路構成部32の球払出通路58に通出され(図15(a)参照)、前記球払出口59,59を介して上受け皿18または下受け皿19へ給出される。なお、前記球抜き部材69は、前記規制ピン73b,73bが下側の規制溝74c,74cに臨んで位置保持されているから、当該パロット10の振動等によりパチンコ球の球抜き規制状態から球抜き許容状態へ不意に変位することはない。
前記パロット10が実施に供されている期間中において、前記球払出ユニット27で球詰り等が発生した場合は、前記外枠13に対して前面扉11を開放し、該前面扉11の裏側に配設されている内枠12を機前面側に露出させる。このとき、内枠12の裏側に配設されている球払出ユニット27の後側が露出することとなる。球払出ユニット27の前記後流路蓋部材45は、前述したように透光性部材で形成されて内部が視認可能に構成されているから、該後流路蓋部材45を本体部28に対して開放することなく、後層側蛇行流路42で発生している球詰まり箇所等を外部から確認することができる。そして、後層側蛇行流路42の球詰まりを解消する場合は、図4および図5に示すように、前記本体部28に対して後流路蓋部材45を前記フック片47を支点として回動して後層側蛇行流路42を開放することで、指先で容易に球詰まりを解消することができる。なお、前記整流路部26には図示しない球止め機構が配設されており、後流路蓋部材45を開放させるときには、当該球止め機構を作動させて球タンク25内のパチンコ球の流下を規制し、かつ前記球抜き部材69の操作に基づく球抜きをしたもとで行なうことが好ましい。
また、前記本体部28の仕切板33には、前層側蛇行流路35の屈曲部35bおよび直行部35aに対応する位置に第1の貫通孔43および第2の貫通孔44が形成されているから、閉成状態の前記後流路蓋部材45および各貫通孔43,44を介して前層側蛇行流路35で発生している球詰まり箇所等を外部から確認することができる。そして、前層側蛇行流路35の球詰まりを解消する場合は、前記本体部28に対して後流路蓋部材45を開放したもとで、後層側蛇行流路側から貫通孔43,44に器具を挿入する等して球詰まりを容易に解消させることができる。すなわち、球払出ユニット27を内枠12から取外すことなく、前層側蛇行流路35で発生した球詰まりを解消することができ、球詰まり解消作業の簡略化が図られる。
前述したように前層側蛇行流路35または後層側蛇行流路42の球詰まりの解消後は、開放されている後流路蓋部材45を閉成する簡易な作業により、再び球払出流路構成部29にパチンコ球を受け入れ得る状態になる。また、前記本体部28に対する後流路蓋部材45の枢支端縁は、前記内枠12に配設されている主制御基板23の配設位置側となっているから、当該後流路蓋部材45の後面に装着されているセンサ66や外部端子板67と主制御基板23とを接続する信号線に遊びを設けたり、あるいはセンサ66や外部端子板67を取外すことなく、当該後流路蓋部材45を開閉作動することができる。従って、信号線を必要以上に余裕をもって配線する必要はないから、該信号線が他の部品に引掛かったり後流路蓋部材45の開閉に際して本体部28との間に挟んでしまう等の、各種の不具合の発生を未然に防ぐことができる。
次に、前記パロット10が実施に供されている期間中において、前記球払出流路構成部29を含む上流側に貯留されているパチンコ球の全てを機外へ排出する必要が生じた場合には、第1位置に位置決め保持してある前記球抜き部材69を第2位置へ移動させる。すなわち、前記操作部73aを指先で押圧操作して規制ピン73b,73bを下側の規制溝74c,74cから移動溝74a,74aに移動したもとで、当該球抜き部材69を第2位置に移動する(図13,図14参照)。これにより、前記前層側蛇行流路35の前球抜口34aおよび後層側蛇行流路42の後球抜口41aは夫々開放されて前記上部球抜路61に連通するようになり、前層側蛇行流路35および後層側蛇行流路42に貯留されているパチンコ球は、各球抜口34a,41aを介して上部球抜路61へ順次通出され、前記下部球抜路60を介して機外へ排出される(図15(b)参照)。すなわち実施例のパロット10では、両球払出装置30,30へ到来する前のパチンコ球を、1つの球抜き部材69を第1位置から第2位置へ移動させるだけで機外へ排出することができる。なお、球抜き部材69は、前記規制ピン73b,73bが上側の規制溝74b,74bに臨んで位置保持されているから、球抜き時の振動等により球抜き許容状態から球抜き規制状態へ不意に変位するのは防止される。
そして、球抜き後は、前記球抜き部材69を第2位置から第1位置に移動することで、前層側蛇行流路35の前球抜口34aおよび後層側蛇行流路42の後球抜口41aは夫々閉成され、両蛇行流路35,42へのパチンコ球の貯留が可能となる。
〔変更例〕
本願は前述した実施例の構成に限定されるものでなく、その他の構成を適宜に採用することができる。
1. 実施例では、前層側蛇行流路で発生した球詰まりの解消に際して、後流路蓋部材を開放して行なうようにした場合で説明したが、該後流路蓋部材を閉成状態のまま行なうようにしてもよい。例えば、図16に示す如く、後流路蓋部材45における仕切板33に形成された前記第1および第2の貫通孔43,44に対応する位置に開口部75,76を形成する。この構成によれば、後流路蓋部材45を閉成状態としたまま、開口部75,76および貫通孔43,44を介して後方から器具等を前層側蛇行流路35に挿入することで、球詰まりを解消できる。なお、その他の構成は実施例と同じであり、図16では主要な部材の符号のみ付してある。
2. 実施例では、後層側蛇行流路で発生した球詰まりの解消に際して、後流路蓋部材を開放して行なうようにした場合で説明したが、該後流路蓋部材を閉成状態のまま行なうようにしてもよい。例えば、図17に示す如く、後流路蓋部材45における後層側蛇行流路42の直行部42aや屈曲部42bに対応する部位に、前後方向に貫通する挿入孔77,78を形成する。この構成によれば、後流路蓋部材45を閉成状態としたまま、挿入孔77,78を介して後方から器具等を後層側蛇行流路42に挿入することで、球詰まりを解消できる。なお、その他の構成は実施例と同じであり、図17では主要な部材の符号のみ付してある。
3. 図16および図17に示す変更例で採用される開口部75,76や挿入孔77,78は、夫々を単独で採用するものに限定されず、開口部75,76および挿入孔77,78を後流路蓋部材45に設けてもよい。
4. 実施例および変更例で示す貫通孔43,44、開口部75,76および挿入孔77,78の形状に関しては、各例で示すように所定長さを有するものに限定されるものではなく、蛇行流路内の球詰まりを外部から視認あるいは解消し得るものであれば、多数の孔を所定間隔で形成したもの等、その他各種の形状を採用し得る。
5. 実施例では、球払出ユニットに球払出流路構成部、球払出装置を配設する設置部および球払出・排出流路構成部を形成した場合で説明したが、球払出ユニットには少なくとも球払出流路構成部が形成されていればよく、設置部や球払出・排出流路構成部は別部材に形成する態様であってもよい。
6. 後流路蓋部材を本体部に対して開閉自在に枢支する枢支手段の構成、後流路蓋部材を本体部に対して閉成保持する係合手段の構成は、何れも実施例のものに限定されるものではなく、同一の機能を有するものであれば、各種の構成を採用し得る。
7. 実施例では前後の各蛇行流路に対応して球払出装置を夫々配設した構成としたが、両蛇行流路からのパチンコ球を受入れて球払出通路に排出可能であれば、球払出装置は1基であってもよい。
本発明の具体構成としては、以下の限定が可能である。
〔付記1〕
前記後流路蓋部材(45)には、前記後層側蛇行流路(42)に対応する部位に挿入孔(77,78)が形成されている請求項1〜5の何れかに記載の遊技機。
付記1に係る発明では、後層側蛇行流路を後流路蓋部材で覆蓋した状態のまま、挿入孔を介して器具を後層側蛇行流路に挿入して球詰まりを容易に解消させることができる。
〔付記2〕
前記仕切板(33)には、前記前層側蛇行流路(35)における直行部(35a)の前記後層側蛇行流路(42)に重畳していない部位に対応した位置に第2の貫通孔(44)が形成されている請求項2〜5および付記1の何れかに記載の遊技機。
付記2に係る発明では、前層側蛇行流路の直行部で発生した球詰まりを、第2の貫通孔から挿入した器具により簡単に解消することができる。
〔付記3〕
前記球払出流路構成部(29)および球払出装置(30,30)は、外枠(13)に対して開閉自在な開閉枠(12)の裏側に配設され、該開閉枠(12)を開放することで球払出流路構成部(29)の後側が露出するよう構成される請求項1〜5および付記1,2の何れかに記載の遊技機。
付記3に係る発明では、外枠に対して開閉自在な開閉枠の裏側に球払出流路構成部が配設されているから、該開閉枠を開放することで後層側蛇行流路を覆蓋している後流路蓋部材が露出し、この状態で作業者は前後の流路における球詰まり等の不具合を簡単に視認することができる。
本発明の実施例に係るパロットを示す正面図である。 実施例に係るパロットの背面図である。 実施例に係る球払出ユニットを、本体部から前後の流路蓋部材を取外した状態で示す概略斜視図である。 実施例に係る球払出ユニットを、本体部に対して後流路蓋部材を開放した状態で示す概略斜視図である。 実施例に係る球払出ユニットを、本体部に対して後流路蓋部材を開放した状態で示す背面図である。 実施例に係る球払出ユニットの本体部を示す側面図である。 実施例に係る球払出ユニットを、本体部から前流路蓋部材を取外した状態で示す要部正面図であって、球抜き部材を第1位置に位置保持した状態を示す。 実施例に係る球払出ユニットを、本体部から後流路蓋部材を取外した状態で示す要部背面図であって、球抜き部材を第1位置に位置保持した状態を示す。 実施例に係る球払出ユニットを、本体部に対して後流路蓋部材を閉成した状態で示す横断平面図である。 実施例に係る球払出ユニットを、本体部に対して後流路蓋部材を開放した状態で示す横断平面図である。 実施例に係る球抜き部材を示す概略斜視図である。 実施例に係る球抜き部材を示す概略斜視図である。 実施例に係る球払出ユニットを、本体部から前流路蓋部材を取外した状態で示す要部正面図であって、球抜き部材を第2位置に位置保持した状態を示す。 実施例に係る球払出ユニットを、本体部から後流路蓋部材を取外した状態で示す要部背面図であって、球抜き部材を第2位置に位置保持した状態を示す。 実施例に係る球抜き部材を第1位置および第2位置に位置保持した状態でのパチンコ球の流れを示す説明図である。 後流路蓋部材に開口部を形成した変更例に係る球払出ユニットの要部を示す概略斜視図である。 後流路蓋部材に挿入孔を形成した変更例に係る球払出ユニットの要部を示す概略斜視図である。
符号の説明
23 主制御基板(制御基板),28 本体部,29 球払出流路構成部
30 球払出装置,33 仕切板,35 前層側蛇行流路,35b 屈曲部
36 前流路蓋部材,42 後層側蛇行流路,43 第1の貫通孔(貫通孔)
44 第2の貫通孔(貫通孔),45 後流路蓋部材,48 枢支手段
51 係合手段,66 センサ(電子部品),67 外部端子板(電子部品)
75 開口部,76 開口部

Claims (5)

  1. 前後に開放する本体部と、該本体部の内部に設けられて仕切板により前後に仕切られた前層側蛇行流路および後層側蛇行流路と、前記本体部に設けられて前層側蛇行流路および後層側蛇行流路を夫々覆蓋する流路蓋部材とから構成されて球補給設備から補給される遊技球を受入れる球払出流路構成部、およびこの球払出流路構成部の下流に接続されて、該球払出流路構成部に受入れた遊技球を払出す球払出装置が機裏側に配設された遊技機において、
    前記前層側蛇行流路における少なくとも一部は、前記後層側蛇行流路に重畳しない位置に設けられ、
    前記仕切板には、前記前層側蛇行流路における前記後層側蛇行流路に重畳しない部位と対応する位置に貫通孔が形成され、
    前記後層側蛇行流路を覆蓋する後流路蓋部材は、外部から後層側蛇行流路内を視認可能な透光性部材で形成されている
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記前層側蛇行流路における屈曲部の全部または一部が、前記後層側蛇行流路に重畳しないよう構成される請求項1記載の遊技機。
  3. 前記後流路蓋部材には、前記仕切板に形成された貫通孔に対応する位置に開口部が形成されている請求項1または2記載の遊技機。
  4. 前記後流路蓋部材は、その一端縁および前記本体部の対応する一端縁に設けた枢支手段を介して本体部に対して片開き自在に配設されている請求項1〜3の何れかに記載の遊技機。
  5. 前記後流路蓋部材には、機裏側に配設されて遊技を制御する制御基板と信号線により電気的に接続された電子部品が取付けられ、
    当該後流路蓋部材は、前記制御基板の配設位置側に臨む一端縁に前記枢支手段が設けられると共に、他端縁および前記本体部の対応する他端縁に設けた係合手段を介して本体部に対して開放可能に閉成保持されるよう構成した請求項4記載の遊技機。
JP2005333252A 2005-11-17 2005-11-17 遊技機 Expired - Fee Related JP4651513B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005333252A JP4651513B2 (ja) 2005-11-17 2005-11-17 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005333252A JP4651513B2 (ja) 2005-11-17 2005-11-17 遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007135845A JP2007135845A (ja) 2007-06-07
JP4651513B2 true JP4651513B2 (ja) 2011-03-16

Family

ID=38199411

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005333252A Expired - Fee Related JP4651513B2 (ja) 2005-11-17 2005-11-17 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4651513B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6566636B2 (ja) * 2014-12-18 2019-08-28 株式会社三共 遊技機及び遊技用装置
JP6499436B2 (ja) * 2014-12-18 2019-04-10 株式会社三共 遊技機及び遊技用装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000093611A (ja) * 1997-03-19 2000-04-04 Toyomaru Industry Co Ltd 遊技機
JP2005152270A (ja) * 2003-11-25 2005-06-16 Aruze Corp 弾球遊技機

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06154402A (ja) * 1992-11-16 1994-06-03 Sophia Co Ltd 遊技球排出装置
JP4019386B2 (ja) * 1993-07-05 2007-12-12 株式会社大一商会 遊技機
JP3666898B2 (ja) * 1994-03-17 2005-06-29 株式会社大一商会 パチンコ機

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000093611A (ja) * 1997-03-19 2000-04-04 Toyomaru Industry Co Ltd 遊技機
JP2005152270A (ja) * 2003-11-25 2005-06-16 Aruze Corp 弾球遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007135845A (ja) 2007-06-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007289262A (ja) 遊技機
JP4651513B2 (ja) 遊技機
JP6826299B2 (ja) 遊技機
JP3893333B2 (ja) パチンコ遊技機
JP4040629B2 (ja) 弾球遊技機の球通路構造
JP3118686U (ja) 遊技機
JP5338046B2 (ja) 遊技機
JP4131548B2 (ja) スロットマシン
JP5179735B2 (ja) 遊技機
JP4051656B2 (ja) パチンコ遊技機
JP2005218688A (ja) パチンコ機
JP4482904B2 (ja) パチンコ遊技機の貯留球通出規制部材
JP6826303B2 (ja) 遊技機
JP4452944B2 (ja) 遊技機における検出スイッチの取付構造
JP3853995B2 (ja) パチンコ遊技機
JP2016209648A (ja) 遊技機
JP2006230914A (ja) 弾球遊技機の盤構造
JP4303517B2 (ja) 遊技機
JP4482903B2 (ja) パチンコ遊技機の貯留球通出規制部材
JP6761164B2 (ja) 遊技機
JP4527066B2 (ja) 遊技機における検出スイッチの取付構造
JP4688374B2 (ja) パチンコ遊技機
JP3948847B2 (ja) パチンコ遊技機
JP3990968B2 (ja) 球払出装置及び遊技機
JP5823363B2 (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080220

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101028

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101130

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101214

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4651513

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131224

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees