JP3868164B2 - 無端状ベルトの製造方法及び無端状ベルト並びに該無端状ベルトを用いた画像形成装置 - Google Patents

無端状ベルトの製造方法及び無端状ベルト並びに該無端状ベルトを用いた画像形成装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に使用される感光体ベルトや中間転写ベルトなどの無端状ベルトの製造方法及び無端状ベルトの製造方法、並びに、該無端状ベルトを用いた画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の画像形成装置として、第1の像担持体としての感光体上に静電潜像を形成し、該感光体上に形成された静電潜像をトナー像として可視像化した後、該感光体と同期して回転する中間転写ベルト上に、該感光体上に可視像化されたトナー像を一次転写し、該中間転写ベルトの回転に同期して搬送される第2の像担持体としての転写材に、該中間転写ベルト上に一次転写されたトナー像を二次転写する画像形成装置が知られている。
また、この種の画像形成装置の中間転写ベルトとして、回転する円筒状型の内周面上に液状樹脂を供給して遠心成形法により成形した無端状ベルトを使用するものが知られている。
【0003】
上記中間転写ベルトは、周知のように、駆動ローラや従動ローラからなる複数個の張架ローラに張架されて、上記感光体に接触しながら同期回転するように構成されている。このような複数個の張架ローラに張架されて回転する構成の中間転写ベルトでは、その回転時の蛇行によって転写画像に歪みが発生する虞が高い。
そこで、この種の中間転写ベルトには、該中間転写ベルトの蛇行に伴う不具合を解消するために、中間転写ベルトの内周面上に、その回転時の蛇行を防止するための寄り止め部材が設けられている。なお、この寄り止め部材は、一般的に、中間転写ベルトの一方もしくは両方の周縁部の内周面上に設けられる。
【0004】
この寄り止め部材を有する中間転写ベルトは、従来、以下のような方法により製造されていた。
まず、回転する円筒状型の内周面上に液状樹脂を供給して遠心成形法により無端状ベルトを成形する。
次いで、該無端状ベルトの一方もしくは両方の周縁部の内周面上に、該無端状ベルトの内周長に見合った長さにカットされた補強テープを接着する。この補強テープとしては、例えば、PETなどからなる帯状シートの該無端状ベルトへの接合面に、両面接着部材(一般的には、両面テープと呼ばれている)を貼付したものが用いられている。
そして、該無端状ベルトの内周面上に貼付された補強テープの上に、該補強テープの内周長に見合った長さに形成された寄り止め部材を接着する。この補強テープと寄り止め部材との接着方法としては、上記無端状ベルトと補強テープとの接着方法と同様、上記両面接着部材(両面テープ)が用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来の中間転写ベルトの製造方法においては、前述したように、無端状ベルトの成形作業、補強テープのカット作業、補強テープへの両面接着部材(両面テープ)の貼付作業、無端状ベルトの内周面への補強テープの接着作業、寄り止め部材の成形作業、寄り止め部材への両面接着部材(両面テープ)の貼付作業、無端状ベルトの内周面に接着された補強テープへの寄り止め部材の接着作業などの多くの作業工程が不可欠であった。
このため、この従来の製造方法により形成された中間転写ベルトは、その製品コストが必然的に高い価格となっていた。
【0006】
また、上記無端状ベルトの内周面に接着された補強テープへの寄り止め部材の接着工程では、該寄り止め部材を該無端状ベルトの周方向に沿って、蛇行しないように精度良く接着させる必要がある。
すなわち、この寄り止め部材の接着工程において、該寄り止め部材が補強テープに対して蛇行して接着されてしまうと、中間転写ベルト回転された際に、該寄り止め部材に沿って中間転写ベルト自体が蛇行してしまうため、転写画像に歪みが生じたり、中間転写ベルトの回転時の蛇行により該中間転写ベルトが張架ローラ(ガイドローラ)に乗り上げて、中間転写ベルトと感光体とが密着不良となり、画像不良や画像位置ズレが発生したりする。
また、上述のように、中間転写ベルトの張架ローラ(ガイドローラ)への乗り上げが多発すると、この乗り上げの繰り返しによって、該中間転写ベルトの乗り上げ部位に亀裂が発生して、中間転写ベルトが破損する。
しかしながら、従来の中間転写ベルトの製造方法においては、前述したように、この補強テープに対して両面接着部材(両面テープ)を介して寄り止め部材を接着していたため、該寄り止め部材を該無端状ベルトの周方向に沿って、蛇行しないように精度良く接着させることが困難であった。
【0007】
本発明は、以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、感光体ベルトや中間転写ベルトなどの無端状ベルトに対して寄り止め部材を容易に精度良く位置決めして配設させることができる無端状ベルトの製造方法及び無端状ベルト、並びに、該無端状ベルトを用いた画像形成装置を提供することである。
また、本発明の他の目的とするところは、寄り止め部材を有する無端状ベルトを、少ない作業工程で製造することができる安価な無端状ベルトの製造方法及び無端状ベルト、並びに、該無端状ベルトを用いた画像形成装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、回転する円筒状型の内周面上に液状樹脂を供給して遠心成形法により無端状ベルトを成形した後、該無端状ベルトの内周面上に、該無端状ベルトの回転時における蛇行を防止するための寄り止め部材を配設して構成された無端状ベルトの製造方法であって、上記無端状ベルトの内周面上に設けられる被嵌合部に嵌合して、該無端状ベルトに対する上記寄り止め部材の配設位置を位置決めするための嵌合部を、該寄り止め部材に設ける一方、上記円筒状型により該無端状ベルトを成形する際に、該円筒状型に形成した該無端状ベルトの被嵌合部に対応する形状の雌型によって、該無端状ベルトの内周面上に設けられる被嵌合部を同時に成形することを特徴とするものである。
【0009】
この無端状ベルトの製造方法においては、上記寄り止め部材に、上記無端状ベルトの内周面上に形成される被嵌合部に嵌合して、該無端状ベルトに対する上記寄り止め部材の配設位置を位置決めするための嵌合部が設けられる。一方、該無端状ベルトの内周面上には、上記円筒状型により該無端状ベルトを成形する際に、該円筒状型に形成された該無端状ベルトの被嵌合部に対応する形状の雌型によって、該寄り止め部材の嵌合部が嵌合する形状の被嵌合部が同時に成形される。これにより、寄り止め部材に設けられた嵌合部を、無端状ベルトの内周面上に成形された被嵌合部に嵌合させるだけの容易な作業で、該寄り止め部材を該無端状ベルトの周方向に沿って、蛇行しないように精度良く配設させることができるようになる。すなわち、無端状ベルトの内周面上に設けられる被嵌合部を、該無端状ベルトの成形と同時に成形せずに、該無端状ベルトの成形後の二次加工により形成した場合には、寄り止め部材に設けた嵌合部を無端状ベルトの被嵌合部に対して容易に嵌合させて配設することはできるが、該被嵌合部を二次加工した際の加工精度や加工位置の位置ズレなどによって、該無端状ベルトに対して両面接着部材(両面テープ)を用いて寄り止め部材を接着した場合と同様に、該寄り止め部材が無端状ベルトの周方向に対して蛇行した状態に配設される虞が高くなる。これに対し、この無端状ベルトの製造方法においては、無端状ベルトの内周面上に設けられる被嵌合部が、該無端状ベルトの成形と同時に成形されることにより、該被嵌合部が常に無端状ベルトの決められた位置に極めて高精度に形成されるようになるので、寄り止め部材に設けた嵌合部を無端状ベルトの被嵌合部に対して嵌合させるだけの容易な作業で、該寄り止め部材を該無端状ベルトの周方向に沿って蛇行しないように精度良く配設させることができる。
【0010】
請求項2の発明は、請求項1の無端状ベルトの製造方法において、上記円筒状型により該無端状ベルトを成形する際に、該円筒状型に形成した寄り止め部材に対応する形状の雌型によって、該寄り止め部材を成形することを特徴とするものである。
【0011】
この無端状ベルトの製造方法においては、上記円筒状型により該無端状ベルトを成形する際に、該円筒状型に形成した寄り止め部材に対応する形状の雌型によって、該無端状ベルトと一緒に該寄り止め部材が成形される。該無端状ベルトと寄り止め部材とは、別々の円筒状型によって個別に成形するようにしてもよいが、この無端状ベルトの製造方法のように、それらを1つの円筒状型を用いて一緒に成形することによって、個別に成形した場合に比較して、加工に要する手間や円筒状型を節約することができる。また、この無端状ベルトの製造方法においては、同一の原材料を使用して無端状ベルトと寄り止め部材とを形成することにより、製造時における環境条件や材料特性(例えば、伸び率など)が全く同一な信頼性の高い無端状ベルトを容易に得ることができるようになる。つまり、無端状ベルトと寄り止め部材との材質的な特性(伸び率など)が異なっている場合には、経時変化により該無端状ベルトの周長と寄り止め部材の周長とに差が生じて、該無端状ベルトから寄り止め部材が離脱する虞がある。
【0012】
請求項3の発明は、請求項1、2の無端状ベルトの製造方法において、上記無端状ベルトの被嵌合部と、上記寄り止め部材の嵌合部とが、凹凸形状に形成されていることを特徴とするものである。
【0013】
この無端状ベルトの製造方法においては、無端状ベルトの被嵌合部と寄り止め部材の嵌合部とが、凹凸形状に形成されているので、該無端状ベルトの被嵌合部に寄り止め部材の嵌合部を嵌合させることにより、該無端状ベルトの幅方向と周方向とに対する寄り止め部材の配設位置が決定される。従って、この無端状ベルトの製造方法においては、無端状ベルトに対する寄り止め部材の位置決め精度を考慮せずに、該無端状ベルトの被嵌合部に寄り止め部材の嵌合部を嵌合させるだけで、該寄り止め部材を該無端状ベルトの周方向に沿って蛇行しないように精度良く配設させることができる。
【0014】
請求項4の発明は、請求項1、2、3の無端状ベルトの製造方法において、上記無端状ベルトの被嵌合部に、上記寄り止め部材の嵌合部を嵌合させる工程に先立って、該無端状ベルトと該寄り止め部材との少なくとも一方の接合面に、接着剤を塗布することを特徴とするものである。
【0015】
この無端状ベルトの製造方法においては、無端状ベルトの被嵌合部に、寄り止め部材の嵌合部を嵌合させる工程に先立って、該無端状ベルトと該寄り止め部材との少なくとも一方の接合面に接着剤が塗布されるので、該無端状ベルトから寄り止め部材が脱落する虞が極めて少ない信頼性の高い無端状ベルトを得ることができるようになる。
【0016】
請求項5の発明は、請求項1、2、3又は4の無端状ベルトの製造方法を用いて製造されている無端状ベルトであって、寄り止め部材の嵌合部を無端状ベルトの内周面上に設けられる被嵌合部に嵌合した状態で該寄り止め部材を無端状ベルトの内周面上に設けたことを特徴とするものである。
【0017】
この無端状ベルトは、請求項1、2、3又は4の無端状ベルトの製造方法を用いて製造されているので、回転時における蛇行が極めて少ない信頼性の高い無端状ベルトとなる。
【0018】
請求項6の発明は、請求項5の無端状ベルトにおいて、少なくとも、該無端状ベルトの表層が弾性体で形成されていることを特徴とするものである。
【0019】
この無端状ベルトにおいては、少なくとも、該無端状ベルトの表層が弾性体で形成されているので、該無端状ベルトが前記張架ローラ(ガイドローラ)に巻き掛けられている部位で、該無端状ベルトの外周面の曲率半径と内周面の曲率半径との間に差が生じても、該曲率半径の差によって無端状ベルトの表層に亀裂が生じる虞が解消される。
【0020】
請求項7の発明は、第1の像担持体上に静電潜像を形成し、該第1の像担持体上に形成された静電潜像をトナー像として可視像化した後、該第1の像担持体と同期して回転する中間転写ベルト上に、該第1の像担持体上に可視像化されたトナー像を一次転写し、該中間転写ベルトの回転に同期して搬送される第2の像担持体に、該中間転写ベルト上に一次転写されたトナー像を二次転写する画像形成装置において、上記中間転写ベルトとして、請求項5又は6の無端状ベルトを用いることを特徴とするものである。
【0021】
この画像形成装置においては、上記中間転写ベルトとして、請求項5又は6の無端状ベルトが用いられているので、中間転写ベルトの蛇行や張架ローラ(ガイドローラ)への乗り上げによる転写画像の歪みや画像不良及び画像位置ズレなどが生じることがない品質の高い転写画像が形成されるようになる。特に、該画像形成装置がフルカラー画像形成装置の場合には、色ズレの無い画像品質の優れたフルカラー画像が得られるようになる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を、電子写真方式のカラー画像形成装置(以下、「カラー複写機」という)に適用した実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係るカラー複写機の主要部である画像形成部の概略構成図である。このカラー複写機は、図1に示す画像形成部のほか、カラー画像読み取り部(以下、カラースキャナという)、給紙部、制御部等(何れも図示せず)で構成されている。
上記カラースキャナは、原稿のカラー画像情報を、例えばレッド(R),グリーン(G),ブルー(B)の色分解画像として読み取り、電気的な画像信号に変換する。そして、このカラースキャナで得たR,G,Bの色分解画像の信号強度レベルをもとにして、図示しない画像処理部で色変換処理を行い,ブラック(Bk),シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)のカラー画像データを得る。
【0023】
上記画像形成部は、図1に示すように、第1の像担持体としての感光体ベルト100、帯電手段としての帯電ローラ200、クリーニングブレードからなる感光体クリーニングユニット300、現像手段としての現像ユニット400、中間転写ユニット500、一次転写ユニット600、二次転写ユニット700、一対の定着ローラからなる定着ユニット800、露光手段としての書込光学ユニット900等で構成されている。
【0024】
図1において、感光体ベルト100は、駆動ローラ101、従動ローラ102、テンションローラ103によって回転自在に張架されており、駆動ローラ101が図示しない駆動手段により駆動回転されることによって、矢印で示す方向に回転される。この感光体ベルト100の周りには、帯電ローラ200、感光体クリーニングユニット300、現像ユニット400、中間転写ユニット500の中間転写体としての中間転写ベルト501等が配置されている。
現像ユニット400は、イエロー現像器400Y、マゼンタ現像器400M、シアン現像器400C、ブラック現像器400Bkの4個の現像器から構成されている。
中間転写ユニット500の中間転写ベルト501は、駆動ローラ502、従動ローラ503,504、テンションローラ505により張架されており、駆動ローラ502が図示しない駆動手段により駆動回転されることによって、矢印で示す方向に回転される。この中間転写ベルト501は、その背面側に配置された一次転写ユニット600の一次転写バイアスローラ601により、その背面が押圧されることによって、その表面が感光体ベルト100の表面に圧接されている。
【0025】
このカラー複写機によりフルカラー画像を形成するには、図1において、感光体ベルト100を帯電ローラ200により一様に帯電した後、まず、形成しようとするフルカラー画像を色分解して得られたイエロー成分画像に対応する画像光を、書込光学ユニット900により該感光体ベルト100上に露光することにより、該感光体ベルト100上にイエロー成分画像を書き込んでイエロー静電潜像を形成する。次いで、この感光体ベルト100上に形成されたイエロー静電潜像を、イエロー現像器400Yのイエロートナーにより顕像化(現像)して、該感光体ベルト100上にイエロートナー像を形成する。そして、中間転写ベルト501の裏面に接触する一次転写バイアスローラ601に高圧電源602から転写バイアスを印加して、該中間転写ベルト501の裏面に電荷を付与することで、該感光体ベルト100上に形成されたイエロートナー像を中間転写ベルト501上に一次転写させる。感光体ベルト100は、このイエロートナー像の中間転写ベルト501上への一次転写後、感光体クリーニングユニット300のブレード301によりクリーニングされる。
【0026】
次に、再び感光体ベルト100を帯電ローラ200により一様に帯電した後、形成しようとするフルカラー画像を色分解して得られたマゼンタ成分画像に対応する画像光を、書込光学ユニット900により該感光体ベルト100上に露光することにより、該感光体ベルト100上にマゼンタ成分画像を書き込んでマゼンタ静電潜像を形成する。次いで、この感光体ベルト100上に形成されたマゼンタ静電潜像を、マゼンタ現像器400Mによりマゼンタトナーにより顕像化(現像)して、該感光体ベルト100上にマゼンタトナー像を形成する。そして、一次転写バイアスローラ601に高圧電源602から転写バイアスを印加し、中間転写ベルト501の裏面に電荷を付与して、該感光体ベルト100上に形成されたマゼンタトナー像を、先に一次転写されているイエロートナー像に重ね合わせるように、中間転写ベルト501上に一次転写させる。感光体ベルト100は、このマゼンタトナー像の中間転写ベルト501上への一次転写後、感光体クリーニングユニット300のブレード301によりクリーニングされる。
【0027】
次に、再び感光体ベルト100を帯電ローラ200により一様に帯電した後、形成しようとするフルカラー画像を色分解して得られたシアン成分画像に対応する画像光を、書込光学ユニット900により該感光体ベルト100上に露光することにより、該感光体ベルト100上にシアン成分画像を書き込んでシアン静電潜像を形成する。次いで、この感光体ベルト100上に形成されたシアン静電潜像を、シアン現像器400Cによりシアントナーにより顕像化(現像)して、該感光体ベルト100上にシアントナー像を形成する。そして、一次転写バイアスローラ601に高圧電源602から転写バイアスを印加し、中間転写ベルト501の裏面に電荷を付与して、該感光体ベルト100上に形成されたシアントナー像を、先に一次転写されているイエロートナー像及びマゼンタトナー像に重ね合わせるように、中間転写ベルト501上に一次転写させる。感光体ベルト100は、このシアントナー像の中間転写ベルト501上への一次転写後、感光体クリーニングユニット300のブレード301によりクリーニングされる。
【0028】
次に、感光体ベルト100を帯電ローラ200により再度一様に帯電した後、形成しようとするフルカラー画像を色分解して得られたブラック成分画像に対応する画像光を、書込光学ユニット900により該感光体ベルト100上に露光することにより、該感光体ベルト100上にブラック成分画像を書き込んでブラック静電潜像を形成する。次いで、この感光体ベルト100上に形成されたブラック静電潜像を、ブラック現像器400Bkによりブラックトナーにより顕像化(現像)して、該感光体ベルト100上にブラックトナー像を形成する。そして、一次転写バイアスローラ601に高圧電源602から転写バイアスを印加し、中間転写ベルト501の裏面に電荷を付与して、該感光体ベルト100上に形成されたブラックトナー像を、先に一次転写されているイエロートナー像、マゼンタトナー像及びシアントナー像に重ね合わせるように、中間転写ベルト501上に一次転写させる。感光体ベルト100は、このブラックトナー像の中間転写ベルト501上への一次転写後、感光体クリーニングユニット300のブレード301によりクリーニングされる。
【0029】
一方、上述のようにして4色のトナー像が形成されている間に、図示しない給紙部から転写材Sを給紙する。この転写材Sは、上記4色のトナー像の中間転写ベルト501上への一次転写が完了するまで、その先端部がレジストローラ21のニップに挾持された状態で待機される。そして、上記4色のトナー像の中間転写ベルト501上への一次転写が完了した後、この中間転写ベルト501上に重ね合わせて一次転写されたフルカラートナー像の先端部が、転写材Sへの画像転写(二次転写)位置に合致するタイミングを見計らって、該レジストローラ21により転写材Sを再給紙する。また、該タイミングを取って、二次転写ユニット700の二次転写バイアスローラ701の周面を転写材Sの裏面に圧接させる。この状態で、二次転写バイアスローラ701に高圧電源702によって所定のバイアス電圧を印加して、該フルカラートナー像を転写材Sに一括転写させる。そして、該転写材Sに一括転写されたフルカラートナー像を定着ユニット800で定着させて、該転写材S上にフルカラー画像を形成した後、該転写材Sを装置外のトレー(図示せず)上に排出する。上記二次転写時において、転写材S上に転写されずに中間転写ベルト500上に残留したトナーは、該フルカラートナー像が転写材Sに一括転写された後、中間転写ベルトクリーニングユニット502のクリーニングローラにより除去される。
【0030】
また、本実施形態に係るカラー画像形成装置は、上述したような、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナーを用いてフルカラー画像を形成するフルカラーモードの他、
▲1▼イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのうちのいずれか1色のトナーを用いて単色画像を形成する単色モード、 ▲2▼イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのうちのいずれか2色のトナーを用いて2色画像を形成する2色モード、 ▲3▼イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのうちのいずれか3色のトナーを用いて3色画像を形成する3色モード、を有し、これらの4つのモードのうちの1つを操作部(不図示)にて指定することにより、指定されたモードに従って画像形成を実行するように構成されている。
【0031】
すなわち、このカラー画像形成装置において、上記単色モードが指定された場合には、まず、形成対象となる画像(カラー又はモノクロの何れであってもよい)を、単色画像として感光体ベルト100上に書き込んで、該感光体ベルト100上に該画像の静電潜像を形成する。次いで、該静電潜像をイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのうちのいずれか1色の指定されたトナーを用いて可視像化して、該感光体ベルト100上に指定された色の単色トナー像を形成する。そして、該感光体ベルト100上に形成された単色トナー像を中間転写ベルト501上に一次転写した後、該中間転写ベルト501上に一次転写された単色トナー像を転写材Sに二次転写し、該転写材Sに二次転写された単色トナー像を定着して単色画像形成を行う。
【0032】
また、このカラー画像形成装置において、上記2色モードが指定された場合には、まず、形成対象となる画像(カラー又はモノクロの何れであってもよい)を、指定した2色のカラー成分画像に色分解する。そして、1色目のカラー成分画像の静電潜像を感光体ベルト100上に形成し、該静電潜像を指定された1色目のトナーを用いて可視像化して、該感光体ベルト100上に指定された1色目のトナー像を形成し、この1色目のトナー像を中間転写ベルト501上に一次転写する。次いで、2色目のカラー成分画像の静電潜像を感光体ベルト100上に形成し、該静電潜像を指定された2色目のトナーを用いて可視像化して、該感光体ベルト100上に指定された2色目のトナー像を形成し、この2色目のトナー像を1色目のトナー像に重ね合わせるようにして中間転写ベルト501上に一次転写する。このようにして中間転写ベルト501上に一次転写された2色トナー像を転写材Sに一括して二次転写した後、該転写材Sに一括転写された2色トナー像を定着して2色画像形成を行う。
【0033】
更に、このカラー画像形成装置において、上記3色モードが指定された場合には、まず、形成対象となる画像(カラー又はモノクロの何れであってもよい)を、指定した3色のカラー成分画像に色分解する。そして、1色目のカラー成分画像の静電潜像を感光体ベルト100上に形成し、該静電潜像を指定された1色目のトナーを用いて可視像化して、該感光体ベルト100上に指定された1色目のトナー像を形成し、この1色目のトナー像を中間転写ベルト501上に一次転写する。次いで、2色目のカラー成分画像の静電潜像を感光体ベルト100上に形成し、該静電潜像を指定された2色目のトナーを用いて可視像化して、該感光体ベルト100上に指定された2色目のトナー像を形成し、この2色目のトナー像を1色目のトナー像に重ね合わせるようにして中間転写ベルト501上に一次転写する。更に、3色目のカラー成分画像の静電潜像を感光体ベルト100上に形成し、該静電潜像を指定された3色目のトナーを用いて可視像化して、該感光体ベルト100上に指定された3色目のトナー像を形成し、この3色目のトナー像を1色目のトナー像及び2色目のトナー像に重ね合わせるようにして中間転写ベルト501上に一次転写する。このようにして中間転写ベルト501上に一次転写された3色トナー像を転写材Sに一括して二次転写した後、該転写材Sに一括転写された3色トナー像を定着して3色画像形成を行う。
【0034】
ここで、上記2色モード、3色モード及びフルカラーモードのような複数色のトナー像からなる多色画像を転写材S上に形成する多色画像形成動作を、該操作部において設定した枚数分だけ連続して実行させる場合には、転写材Sの後端が二次転写バイアスローラ701のニップ部を十分に通過したタイミングで、高圧電源100からの二次転写バイアスローラ701への転写バイアス電圧をオフし、その後、中間転写ベルト501上に一次転写される次ページのトナー像を二次転写バイアスローラ701に付着させないようにするために、図示しない接離機構によって二次転写バイアスローラ701を中間転写ベルト501から離間させる。
【0035】
次に、本実施形態に係るカラー複写機に用いられる無端状ベルトとしての中間転写ベルト501を製造する方法について説明する。
図2に、上記中間転写ベルト501を製造する際に用いられる遠心成形装置の円筒状型1を示す。
この円筒状型1の内周面には、図2に示すように、中間転写ベルト501のベルト部分を成形するベルト成形領域Aと、該中間転写ベルト501の内周面の端部に取り付けられる寄り止め部材を成形する寄り止め部材成形領域Bとが設けられている。
そして、この円筒状型1のベルト成形領域Aの内周面には、該円筒状型1により成形される中間転写ベルト501の端部よりも若干内側の位置に対応する部位に、円筒状型1の円周方向に沿うようにほぼ等間隔に配列された複数個(ここでは24個)の突起部材2が設けられている(図3参照)。この突起部材2は、成形される中間転写ベルト501の厚みより高く形成されており、成形された中間転写ベルト501に埋没しないように形成されている(図4参照)。
一方、この円筒状型1の寄り止め部材成形領域Bの内周面には、上記複数の突起部材2に対応した形状(ここでは円柱形状)及び数の凹部3が形成されている。
【0036】
図2において、円筒状型1が回転され、この円筒状型1の内周面上に、中間転写ベルト501の原材料としての液状樹脂4が、供給ノズル5によりスプレー塗布や流し込みなどの方法により供給されることによって、周知の遠心成型法により、図4に示すような、均一な膜厚の無端状ベルトからなる中間転写ベルト501と、該中間転写ベルト501の内周面の端部に取り付けられる寄り止め部材6とが同時に成形される。
このようにして成形された中間転写ベルト501には、図4に示すように、その端部よりも若干内側の位置、すなわち、上記突起部材2に対応する位置に、被嵌合部としてのその円周方向に沿った複数個の貫通孔501aが形成される。
また、この中間転写ベルト501と同時に成形された寄り止め部材6には、図4に示すように、中間転写ベルト501に形成された各貫通孔501aに嵌合する嵌合部としての、該貫通孔501aに対応した形状及び数の凸部6aが形成される。
【0037】
ここで、中間転写ベルト501の両側の周縁部に上記寄り止め部材6を設ける場合には、上記円筒状型1のベルト成形領域Aの両端部位に、上記突起部材2を設けて、該中間転写ベルト501の両側の周縁部に貫通孔501aを形成する。また、該寄り止め部材6も、同時に2個成形されるように、該円筒状型1に2個の寄り止め部材成形領域Bを設ける。
【0038】
上述のようにして成形された中間転写ベルト501と寄り止め部材6とは、図5に示すように、遠心成型装置の円筒状型1から取り出した時点で、互いに連なった状態になっている。このように、中間転写ベルト501と寄り止め部材6とが連なって取り出されることにより、中間転写ベルト501と同一素材(同一の液状樹脂4)で成形された寄り止め部材6を誤りなく取り付けることができる。この中間転写ベルト501に連なった寄り止め部材6は、図5に破線で示す箇所に沿ってカットされて、中間転写ベルト501から切り離される。
そして、図6に示すように、中間転写ベルト501の各貫通孔501aに対して、寄り止め部材6の各凸部6aを、該中間転写ベルト501の内周面側から嵌合させることによって、寄り止め部材6が設けられた中間転写ベルト501が完成する。
【0039】
上述のように、この中間転写ベルトの製造方法においては、中間転写ベルト501に設けられた被嵌合部としての各貫通孔501aが、該中間転写ベルト501の成形と同時に成形されるので、該貫通孔501aが常に中間転写ベルト501の決められた位置に極めて高精度に形成されるようになる。
従って、この製造方法においては、寄り止め部材6に設けた嵌合部としての凸部6aを中間転写ベルト501の貫通孔501aに対して嵌合させるだけの容易な作業で、該寄り止め部材6を中間転写ベルト501の周方向に沿って蛇行しないように精度良く配設させることができる。
【0040】
また、この中間転写ベルトの製造方法においては、上記円筒状型1により中間転写ベルト501を成形する際に、該円筒状型1に形成した寄り止め部材6に対応する形状の雌型によって、該無端状ベルトと一緒に該寄り止め部材が成形される。
この中間転写ベルト501と寄り止め部材6とは、別々の円筒状型によって個別に成形するようにしてもよいが、この製造方法のように、それらを1つの円筒状型を用いて一緒に成形することによって、個別に成形した場合に比較して、加工に要する手間や円筒状型を節約することができる。また、この無端状ベルトの製造方法においては、同一の原材料を使用して無端状ベルトと寄り止め部材とを形成することにより、製造時における環境条件や材料特性(例えば、伸び率など)が全く同一な信頼性の高い無端状ベルトを容易に得ることができるようになる。
【0041】
更に、この中間転写ベルトの製造方法においては、中間転写ベルト501の貫通孔501aと寄り止め部材6の凸部6aとが嵌合されることにより、中間転写ベルト501の幅方向と周方向とに対する寄り止め部材6の配設位置が決定される。従って、この製造方法においては、中間転写ベルト501に対する寄り止め部材6の位置決め精度を考慮せずに、中間転写ベルト501の貫通孔501aと寄り止め部材6の凸部6aとを嵌合させるだけで、該寄り止め部材6を中間転写ベルト501の周方向に沿って蛇行しないように精度良く配設させることができる。
【0042】
ここで、中間転写ベルト501の貫通孔501aに対して、寄り止め部材6の凸部6aを嵌合させる場合には、該貫通孔501aへの凸部6aの嵌合に先立って、中間転写ベルト501と寄り止め部材6との少なくとも一方の接合面に接着剤7を塗布しておくことが好ましい。なお、該接着剤としては、例えば、アロンアルファ(商品名)のような瞬間接着剤が望ましい。
このように、貫通孔501aへの凸部6aの嵌合に先立って、中間転写ベルト501と寄り止め部材6との少なくとも一方の接合面に接着剤7を塗布しておくことで、中間転写ベルト501から寄り止め部材6が脱落する虞が極めて少ない信頼性の高い中間転写ベルトを得ることができるようになる。
【0043】
また、上記中間転写ベルト501は、少なくとも、その表層が弾性体で形成されていることが望ましい。
すなわち、中間転写ベルト501の表層を弾性体で形成することにより、中間転写ベルト501が駆動ローラ502や従動ローラ503,504などに巻き掛けられている部位で、該中間転写ベルト501の外周面の曲率半径と内周面の曲率半径との間に差が生じても、該曲率半径の差によって中間転写ベルト501の表層に亀裂が生じる虞が解消される。
【0044】
なお、ここでは、無端状ベルトの製造方法として、中間転写ベルト501の製造方法について例示したが、同様の製法により感光体ベルト100を形成することも可能である。
【0045】
【発明の効果】
請求項1乃至4の発明によれば、寄り止め部材に設けた嵌合部を無端状ベルトの被嵌合部に対して嵌合させるだけの容易な作業で、該寄り止め部材を該無端状ベルトの周方向に沿って蛇行しないように精度良く配設させることができるという優れた効果がある。
【0046】
特に、請求項2の発明によれば、1つの円筒状型により、無端状ベルトと寄り止め部材とが一緒に成形されるので、それらを個別に成形した場合に比較して、加工に要する手間や円筒状型を節約することができる。また、同一の原材料を使用して無端状ベルトと寄り止め部材とを形成することにより、製造時における環境条件や材料特性(例えば、伸び率など)が全く同一な信頼性の高い無端状ベルトを容易に得ることができるという優れた効果がある。
【0047】
また、請求項3の発明によれば、無端状ベルトに対する寄り止め部材の位置決め精度を考慮せずに、該無端状ベルトの被嵌合部に寄り止め部材の嵌合部を嵌合させるだけで、該寄り止め部材を該無端状ベルトの周方向に沿って蛇行しないように精度良く配設させることができるという優れた効果がある。
【0048】
請求項4の発明によれば、無端状ベルトの被嵌合部に、寄り止め部材の嵌合部を嵌合させる工程に先立って、該無端状ベルトと該寄り止め部材との少なくとも一方の接合面に接着剤が塗布されるので、該無端状ベルトから寄り止め部材が脱落する虞が極めて少ない信頼性の高い無端状ベルトを得ることができるという優れた効果がある。
【0049】
請求項5及び6の発明によれば、回転時における蛇行が極めて少ない信頼性の高い無端状ベルトが得られるという優れた効果がある。
【0050】
特に、請求項6の発明によれば、少なくとも、該無端状ベルトの表層が弾性体で形成されているので、該無端状ベルトが前記張架ローラ(ガイドローラ)に巻き掛けられている部位で、該無端状ベルトの外周面の曲率半径と内周面の曲率半径との間に差が生じても、該曲率半径の差によって無端状ベルトの表層に亀裂が生じる虞が解消されるという優れた効果がある。
【0051】
請求項7の発明によれば、上記中間転写ベルトとして、請求項5又は6の無端状ベルトが用いられているので、中間転写ベルトの蛇行や張架ローラ(ガイドローラ)への乗り上げによる転写画像の歪みや画像不良及び画像位置ズレなどが生じることがない品質の高い転写画像が形成されるようになる。特に、該画像形成装置がフルカラー画像形成装置の場合には、色ズレの無い画像品質の優れたフルカラー画像が得られるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る中間転写ベルトを用いたカラー複写機の概略構成図。
【図2】上記中間転写ベルトを遠心成型法により製造するための円筒状型の概略断面図。
【図3】図2のX−X線に沿った断面図。
【図4】上記円筒状型によって中間転写ベルト及び寄り止め部材が成形された状態を示す要部概略断面図。
【図5】上記円筒状型によって成形された中間転写ベルト及び寄り止め部材の概略平面図。
【図6】上記中間転写ベルトに上記寄り止め部材を取り付けた状態を示す要部概略断面図。
【符号の説明】
1 円筒状型
2 突起部材
3 円筒状型の凹部
4 液状樹脂
5 供給ノズル
6 寄り止め部材
6a 寄り止め部材の凸部
7 接着剤
100 感光体
200 帯電ローラ
300 感光体クリーニングユニット
400 現像ユニット
400Y イエロー現像装置
400M マゼンタ現像装置
400C シアン現像装置
400Bk ブラック現像装置
500 中間転写ユニット
501 中間転写ベルト
501a 中間転写ベルトの貫通孔
502 中間転写ベルトクリーニングユニット
601 一次転写バイアスローラ
701 二次転写バイアスローラ
800 定着ユニット
900 書込光学ユニット
A 円筒状型のベルト形成領域
B 円筒状型の寄り止め部材形成領域
S 転写材

Claims (7)

  1. 回転する円筒状型の内周面上に液状樹脂を供給して遠心成形法により無端状ベルトを成形した後、該無端状ベルトの内周面上に、該無端状ベルトの回転時における蛇行を防止するための寄り止め部材を配設して構成された無端状ベルトの製造方法であって、
    上記無端状ベルトの内周面上に設けられる被嵌合部に嵌合して、該無端状ベルトに対する上記寄り止め部材の配設位置を位置決めするための嵌合部を、該寄り止め部材に設ける一方、
    上記円筒状型により該無端状ベルトを成形する際に、該円筒状型に形成した該無端状ベルトの被嵌合部に対応する形状の雌型によって、該無端状ベルトの内周面上に設けられる被嵌合部を同時に成形することを特徴とする無端状ベルトの製造方法。
  2. 請求項1の無端状ベルトの製造方法において、
    上記円筒状型により該無端状ベルトを成形する際に、該円筒状型に形成した寄り止め部材に対応する形状の雌型によって、該寄り止め部材を成形することを特徴とする無端状ベルトの製造方法。
  3. 請求項1、2の無端状ベルトの製造方法において、
    上記無端状ベルトの被嵌合部と、上記寄り止め部材の嵌合部とが、凹凸形状に形成されていることを特徴とする無端状ベルトの製造方法。
  4. 請求項1、2、3の無端状ベルトの製造方法において、
    上記無端状ベルトの被嵌合部に、上記寄り止め部材の嵌合部を嵌合させる工程に先立って、該無端状ベルトと該寄り止め部材との少なくとも一方の接合面に、接着剤を塗布することを特徴とする無端状ベルトの製造方法。
  5. 請求項1、2、3又は4の無端状ベルトの製造方法を用いて製造されている無端状ベルトであって、
    寄り止め部材の嵌合部を無端状ベルトの内周面上に設けられる被嵌合部に嵌合した状態で該寄り止め部材を無端状ベルトの内周面上に設けたことを特徴とする無端状ベルト。
  6. 請求項5の無端状ベルトにおいて、
    少なくとも、該無端状ベルトの表層が弾性体で形成されていることを特徴とする無端状ベルト。
  7. 第1の像担持体上に静電潜像を形成し、該第1の像担持体上に形成された静電潜像をトナー像として可視像化した後、該第1の像担持体と同期して回転する中間転写ベルト上に、該第1の像担持体上に可視像化されたトナー像を一次転写し、該中間転写ベルトの回転に同期して搬送される第2の像担持体に、該中間転写ベルト上に一次転写されたトナー像を二次転写する画像形成装置において、
    上記中間転写ベルトとして、請求項5又は6の無端状ベルトを用いることを特徴とする画像形成装置。
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