JP2000066534A - 画像形成装置及び像担持体ベルト - Google Patents

画像形成装置及び像担持体ベルト

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JP2000066534A
JP2000066534A JP25463498A JP25463498A JP2000066534A JP 2000066534 A JP2000066534 A JP 2000066534A JP 25463498 A JP25463498 A JP 25463498A JP 25463498 A JP25463498 A JP 25463498A JP 2000066534 A JP2000066534 A JP 2000066534A
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belt
image carrier
core
shaped image
forming apparatus
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JP25463498A
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English (en)
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Yoshiaki Sato
慶明 佐藤
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Canon Inc
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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 端部跡及びクリーニング不良、及びバンディ
ングの発生を防止することができ、更に、ベルト状の像
担持体の画像形成動作時の回転安定性、強度及び耐久性
が向上し、常に安定して高品位の画像を形成することが
できるた画像形成装置及び像担持体ベルトを提供する。 【解決手段】 ベルト状の像担持体9を有する画像形成
装置において、ベルト状の像担持体9は、端部同士をオ
ーバーラップさせて無端状に接合した、ベルト状の像担
持体9の周方向の張力に対して最も強度を有する芯体2
2aと、芯体22aが少なくともベルト状の像担持体9
の外周面から露出しないように芯体22aを覆って設け
られた被覆層22bと、を含む基層9Aを有し、芯体2
2aのベルト状の像担持体9の内周面側の端部23がベ
ルト状の像担持体9の少なくとも画像形成時の回転方向
を向くように設けられる構成とされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式或は
静電記録方式などを用いて像担持体に形成したトナー像
を記録材上に転写し、その後定着して永久画像を得る、
例えば複写機、プリンタなどの画像形成装置及び、斯か
る画像形成装置に備える像担持体ベルトに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばコンピュータの出力に用い
られるプリンタなどの画像形成装置には種々の方式のも
のが知られているが、特に、カラー画像形成装置として
は、電子写真方式、熱転写方式、インクジェット方式な
どが知られている。
【0003】これらの各方式の内、特に、電子写真方式
を用いる画像形成装置は、高速、高画質、静粛性の点で
他の方式に比べて優れており、昨今、広く普及してきて
いる。
【0004】この電子写真方式を用いる画像形成装置に
おいても種々の構成による様々な方式が知られている
が、例えばカラー画像形成装置においては、 電子写真感光体(感光体)表面に各色のトナー像を重
ねてカラートナー像を形成した後、一括して記録材に転
写する、所謂、多重現像方式、 感光体上に各色のトナー像の形成し、各色トナー像毎
に記録材への転写するというサイクルを繰り返し行う、
所謂、多重転写方式、 一度中間転写体上に各色のトナー像を順次転写した
後、記録材に一括転写する、所謂、中間転写方式、 などがある。
【0005】上記したような各種方式を有する電子写真
方式の、例えばカラー画像形成装置において、従来用い
られているドラム状の像担持体(感光体及び中間転写
体)に代わり、ベルト状の像担持体(像担持体ベル
ト)、つまり、感光ベルト、中間転写ベルトなどが用い
られるようになってきている。
【0006】像担持体ベルトを採用することで、ドラム
状の像担持体を採用する場合と比べて装置内の配置の自
由度が向上し、装置の小型軽量化を実現することができ
る、などの利点を有する。従って、今後、カラー画像形
成装置の小型化及び軽量化のニーズにあわせて像担持体
ベルトの採用はますます促進されると思われる。
【0007】ここで、従来の電子写真方式を用いるカラ
ー画像形成装置の一例をあげて、像担持体ベルトについ
て説明する。図9は従来の中間転写方式のカラー画像形
成装置の一例の概略構成を示す。尚、以下の記述におい
て、特に区別して説明する場合には、像担持体を第一及
び第二として区別するが、本明細書において「像担持
体」とは、感光体及び中間転写体に代表される、トナー
像を担持搬送する機能を有するものの総称であることを
理解されたい。
【0008】従来、電子写真方式、特に、中間転写方式
を用いるカラー画像形成装置は、第一の像担持体として
のドラム状の電子写真感光体(感光体)、即ち感光ドラ
ム1を矢印方向に回転可能に具備しており、感光ドラム
1表面は帯電ローラ2によって一様に帯電された後、例
えばレーザー露光光学系3からの走査レーザー光Lによ
って露光されて、その表面に色分解された画像情報に対
応する静電潜像が形成する。又、感光ドラム1近傍の現
像装置ローター21にはイエロー、マゼンタ、シアン、
黒の各色の現像装置が備えられており、各色の現像装置
は、現像装置ローター21の回転により感光ドラム1表
面と対向する現像位置まで順次配置されるように構成さ
れている。
【0009】感光ドラム1上に形成される各色の画像情
報に基づく静電潜像は、それぞれ対応する色の現像装置
によって現像されて、単色毎のトナー像が形成される。
この単色毎のトナー像は、矢印方向に回転する第二の像
担持体(中間転写体)としてのベルト状の像担持体、即
ち、中間転写ベルト9上に、一次転写ローラ10の働き
によって静電的に順次一次転写される。
【0010】こうして、中間転写ベルト9上に4色重な
って形成されたフルカラーのトナー像は、搬送されてく
る記録材18上に、二次転写ローラ11の働きによって
静電的に二次転写される。その後、記録材18上のフル
カラーの未定着トナー像は、定着装置4によって熱及び
圧力によって記録材18上に定着されて永久画像とな
り、記録材18は画像形成装置外に排出される。
【0011】一方、二次転写後に中間転写ベルト9上に
残留するトナーは二次クリーナー13により除去され
る。又、一次転写終了後の感光ドラム1上に残留するト
ナーは一次クリーナー17により除去される。
【0012】次に従来の中間転写ベルト9について更に
詳しく説明する。
【0013】上記のような概略構成を有する中間転写方
式を用いる従来のカラーが像形成装置において、中間転
写ベルト(第二の像担持体)9としては、従来一般に厚
さ100μm〜200μm、体積抵抗率1011Ωcm〜
1016Ωcm程度のPVdF、ポリアミド、ポリイミ
ド、PET及びポリカーボネートなどの樹脂フィルムベ
ルト、或は厚さ0.5mm〜2mm厚程度の低抵抗なゴ
ムの基層の上に厚さ数十μmの離型性の良い高抵抗な樹
脂層を設けたゴムベルトなどを用いられる。
【0014】中間転写ベルト9としては継ぎ目が無く、
周方向にわたって均一なベルトを用いることが理想であ
るが、生産性及びコストの観点から、シート状のものの
一方の端部と他方の端部をつなげることによってベルト
状に(無端状)形成されたものが多く用いられる。
【0015】図10に従来の像担持体ベルトの継ぎ目部
分を示した。先ず、例えば図10(a)に示すように端
部同士を突き合わせて接合した継ぎ目、或は図10
(b)に示すように端部同士をオーバーラップさせて接
合した継ぎ目などがある。
【0016】これらの内、継ぎ目部分の強度を維持する
ために、ベルト端部を任意の長さでオーバーラップさせ
て接合するのが一般的である。図11に上述の画像形成
装置に従って、ベルトの端部をオーバーラップさせて接
合した構造を持つ中間転写ベルトの断面を示す。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来、
端部同士をオーバーラップさせて接合した構造の像担持
体ベルトを用いることにより、いくつかの問題が生じ
る。以下に、図9に示す従来の画像形成装置に沿って説
明する。
【0018】中間転写ベルト9がオーバーラップ接合構
造を有する場合、図11に詳しく示すように、ベルトの
内周面側の端部27、及び外周面側の端部28部分では
段差が生じる。
【0019】特に、ベルトの外周面は画像を担持する面
であるので、段差のある端部28を含む領域で画像形成
を行うと、段差による一次転写部、及び二次転写部での
ニップ状態の変化、或は段差による二次クリーナー13
など他の部材と中間転写ベルト9との当接状態の変化が
原因で、形成画像に中間転写ベルト9の端部跡が現れた
り、或は転写残トナーの除去不良、即ち、クリーニング
不良が発生してしまう。
【0020】このような問題を避けるために、段差の激
しい端部28付近の領域では画像形成を行わないなどの
対策をとることもできるが、画像を形成する領域が限定
されることとなり、像担持体ベルトの使用上の自由度を
大幅に低下させてしまい、所謂、使いこなしを限定して
しまう。
【0021】又、中間転写ベルト9の段差部分で画像形
成を行わない場合であっても、段差部分が一次転写部及
び二次転写部、二次クリーナー13など他の部材との当
接部を通過する際に衝撃及び振動が発生してしまう。そ
の結果、中間転写ベルト9の回転むらが発生する、或は
衝撃及び振動がレーザー露光光学系3及び感光ドラム1
に伝わることで、感光ドラム1に形成中の潜像が乱さ
れ、バンディングなどの画像不良が現れてしまう。
【0022】更に、オーバーラップ接合構造を有するベ
ルトは図10(a)に示す端部を突き合わせて接合した
構造を有するベルトに比べて引張り強度的には強いので
あるが、例えば中間転写ベルト9のように像担持体ベル
トとして長時間使用する内に、端部の剥がれや捲れが生
じ、ついには接合部31(図11)の破断が生じてしま
い、耐久性が十分ではないという問題もある。
【0023】従って、本発明の目的は、形成画像に端部
跡及びクリーニング不良、更に、バンディングの発生を
防止することができ、従って、ベルト状の像担持体の利
点を最大限利用することができ、且つ、常に安定して高
品位の画像を形成することができる画像形成装置及び像
担持体ベルトを提供することである。
【0024】又、本発明の更なる目的は、ベルト状の像
担持体の画像形成動作時の回転が安定して画像形成の精
度が向上し、且つ、ベルト状の像担持体の強度及び耐久
性が向上した画像形成装置及び像担持体ベルトを提供す
ることにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
画像形成装置及び像担持体ベルトにて達成される。要約
すれば、本発明は、ベルト状の像担持体と、前記ベルト
状の像担持体の内周面に当接して前記ベルト状の像担持
体を駆動する駆動手段と、を有する画像形成装置におい
て、前記ベルト状の像担持体は、端部同士をオーバーラ
ップさせて無端状に接合した、前記ベルト状の像担持体
の周方向の張力に対して最も強度を有する芯体と、前記
芯体が少なくとも前記ベルト状の像担持体の外周面から
露出しないように前記芯体を覆って設けられた被覆層
と、を含む基層を有し、前記芯体の前記ベルト状の像担
持体の内周面側の端部が前記ベルト状の像担持体の少な
くとも画像形成時の回転方向を向くように設けられるこ
とを特徴とする画像形成装置である。本発明の一実施態
様によると、前記芯体は、前記ベルト状の像担持体の周
方向に少なくとも2周巻回される。
【0026】本発明の他の態様によると、ベルト状の像
担持体と、前記ベルト状の像担持体の内周面に当接して
前記ベルト状の像担持体を駆動する駆動手段と、を有す
る画像形成装置において、前記ベルト状の像担持体は、
端部同士を離間させて、前記ベルト状の像担持体の周方
向に少なくとも2周巻回される、前記ベルト状の像担持
体の周方向の張力に対して最も強度を有する芯体と、前
記芯体が少なくとも前記ベルト状の像担持体の外周面か
ら露出しないように前記芯体を覆って設けられた被覆層
と、を含む基層を有し、前記芯体の前記ベルト状の像担
持体の内周面側の端部が前記ベルト状の像担持体の少な
くとも画像形成時の回転方向を向くように設けられるこ
とを特徴とする画像形成装置が提供される。
【0027】又、本発明の他の態様によると、内周面に
駆動手段が当接して駆動するベルト状の像担持体であっ
て、端部同士をオーバーラップさせて無端状に接合し
た、前記ベルト状の像担持体の周方向の張力に対して最
も強度を有する芯体と、前記芯体が少なくとも前記ベル
ト状の像担持体の外周面から露出しないように前記芯体
を覆って設けられた被覆層と、を含む基層を有し、前記
芯体の前記ベルト状の像担持体の内周面側の端部が前記
ベルト状の像担持体の少なくとも画像形成時の回転方向
を向くように設けられることを特徴とする像担持体ベル
トが提供される。本発明の一実施態様によると、前記芯
体は、前記ベルト状の像担持体の周方向に少なくとも2
周巻回される。
【0028】更に、本発明の他の態様によると、内周面
に駆動手段が当接して駆動するベルト状の像担持体であ
って、端部同士を離間させて、前記ベルト状の像担持体
の周方向に少なくとも2周巻回される、前記ベルト状の
像担持体の周方向の張力に対して最も強度を有する芯体
と、前記芯体が少なくとも前記ベルト状の像担持体の外
周面から露出しないように前記芯体を覆って設けられた
被覆層と、を含む基層を有し、前記芯体の前記ベルト状
の像担持体の内周面側の端部が前記ベルト状の像担持体
の少なくとも画像形成時の回転方向を向くように設けら
れることを特徴とする像担持体ベルトが提供される。
【0029】上記各本発明において、一実施態様による
と、前記芯体の端部は前記ベルト状の像担持体の幅方向
に対して角度を有するようにカットされる。
【0030】上記各本発明の他の実施態様によると、前
記ベルト状の像担持体は、更に、前記基層上に表層とし
て樹脂層を設けた。又、その一実施態様によると、前記
樹脂層は、離型性の良い樹脂にて形成される。更に、他
の実施態様によると、前記樹脂層はフッ素樹脂を分散さ
せたウレタン樹脂である。
【0031】上記各本発明の他の実施態様によると、前
記被覆層は、ゴム材を含む。又、その一実施態様による
と、前記ゴム材は、エピクロロヒドリン系ゴムを主体と
する。又、他の実施態様によると、前記ゴム材は、NB
Rゴムを主体とする。
【0032】又、上記各本発明の他の実施態様による
と、前記芯体は、帆布を含む。
【0033】更に、上記各本発明の他の実施態様による
と、前記ベルト状の像担持体は、中間転写ベルトであ
る。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像形成装置
及び像担持体ベルトを図面に則して更に詳しく説明す
る。
【0035】実施例1 図1は、本発明に係る画像形成装置の一実施例の概略構
成を示す。本実施例によると本発明は、電子写真方式、
特に、中間転写方式のカラー画像形成装置にて具現化さ
れているが、本発明はこれに限定されるものではないこ
とを理解されたい。
【0036】本実施例の画像形成装置は第一の像担持体
としてのドラム状の電子写真感光体(感光体)、即ち感
光ドラム1を矢印方向に回転可能に具備しており、画像
形成動作が開始されると、先ず感光ドラム1表面は一次
帯電手段としての帯電ローラ2によって一様に帯電され
る。その後、レーザー露光光学系3からの走査レーザー
光Lによって、感光ドラム1表面は露光されて、画像情
報に対応する静電潜像が形成する。
【0037】又、感光ドラム1近傍の現像装置ローター
21には各色の現像装置、即ち、黒現像装置5、マゼン
タ現像装置6、シアン現像装置7、イエロー現像装置8
が備えられており、各色の画像情報に応じて、各色の現
像装置は現像装置ローター21の回転により感光ドラム
1表面と対向する現像位置まで順次配置され、所望タイ
ミングで各色の現像を行う。
【0038】このようにして、感光ドラム1上に形成さ
れた単色のトナー像は、一次転写部25において、矢印
方向に回転する第二の像担持体(中間転写体)としての
ベルト状の像担持体、即ち、中間転写ベルト9上に、一
次転写ローラ10によって順次静電的に一次転写され
る。
【0039】例えば、フルカラー画像形成動作の場合に
は、マゼンタ、シアン、イエロー、黒について上記工程
が順次行われて、中間転写ベルト9上に4色重なったフ
ルカラーのトナー像が形成される。一方、この中間転写
ベルト9上のフルカラートナー像形成が終了するのに同
期するようにして記録材18が装置内に搬送され、その
後、記録材18を介して中間転写ベルト9に二次転写ロ
ーラ11が当接して、フルカラートナー像は記録材18
上に一括して二次転写される。
【0040】ここで、二次転写の際には、背面に接地、
或は適当なバイアス電圧を印加した二次転写対向ローラ
12を対向電極として、バイアス電源20より正極性バ
イアスを印加される転写ローラ11を記録材18の背面
(非画像形成面)に当接させる。又、中間転写ベルト9
は、テンションローラ16、駆動ローラ15及び上述の
二次転写対向ローラ12に張架されている。
【0041】上記の工程が終了すると、二次転写後に中
間転写ベルト9上に残留するトナーを二次クリーナー1
3により除去し、更に中間転写ベルト9を除電帯電器1
4により除電する。除電帯電器14としては、ACコロ
ナ帯電が用いられ、又、除電効率を上げるために、中間
転写ベルト9の背面(非画像担持面)には電極が設けら
れる。
【0042】又、一次転写終了後の感光ドラム1上に残
留するトナーは一次クリーナー17により除去され、感
光ドラム1は、続く画像形成動作に供される。
【0043】このようにして記録材18上に転写された
フルカラーの未定着トナー像は、その後定着装置4によ
って記録材18上に定着されて永久画像となり、記録材
18は画像形成装置外に排出される。
【0044】以上のような構成を有する本実施例の画像
形成装置において、感光ドラム(第一の像担持体)1は
OPC感光体であり、帯電ローラ2により負極性に一様
に帯電された後、走査レーザー光Lの露光によってこの
帯電電荷の減衰した部分を、現像剤としての負極性のト
ナーを用いて可視化する、所謂、反転現像を行う。
【0045】一次転写ローラ10には、バイアス電源1
9より正極性の転写バイアス電圧が印加される。又、一
次転写ローラ10としては105 Ωcm以下の低体積抵
抗率のローラが一般に用いられる。
【0046】次に、本発明の特徴である中間転写ベルト
(第二の像担持体)について更に詳しく説明する。図2
は、本実施例の画像形成装置の中間転写ベルト9近傍を
より詳しく示す。
【0047】中間転写ベルト9の基層9Aは、芯体22
aと、芯体22aの少なくとも外周面を覆う、例えばエ
ピクロロヒドリン系ゴムを主体とするゴムにて構成され
る被覆層22bとを有する。被覆層22bとしてはこの
他に、NBRゴム(ニトリルブタジエンゴム)、CRゴ
ム(クロロプレンゴム)なども用いることができる。基
層9Aは、周長が400mm、幅は250mmであり、
厚さは0.5〜2mmが好適であるが本実施例では約
0.7mmとした。
【0048】又、本実施例では、中間転写ベルト9の抵
抗値は、以下のような方法で測定され、又規定される。
図12は、抵抗値測定用の装置の概略構成を示す。中間
転写ベルト9の基層9Aを、直径50mmの一対の導体
ローラ41の軸に10kg重の力を加えることで張架
し、この一対のローラ41を約45rpmで回転させ
る。その状態で2つのローラ間に1kVの直流バイアス
を電源42によって印加し、その際流れる電流から中間
転写ベルトの抵抗を測定する。
【0049】中間転写ベルト9の基層9Aの抵抗値とし
ては、上述の測定で5〜500μAの電流が流れるもの
が好適であり、本実施例では60μAの電流が流れるも
のを用いた。
【0050】硬度はJIS−A測定において40度〜8
0度程度(厚さ10mmのペレットで測定)が好適であ
り、本実施例では53度とした。
【0051】上記の基層9Aの上には、離型性のよいP
TFEなどのフッ素樹脂を分散させた厚さ30μmのウ
レタン樹脂の表層9Bを設ける。
【0052】尚、基層9Aと表層9Bを合わせた本実施
例の中間転写ベルト9を直接測定して得られる見かけ上
の硬度は、JIS−A測定において70度〜95度程度
であるものが好適に用いられ、本実施例では、83度の
ものを用いた。ここで、抵抗値及び硬度の測定は、22
〜23℃、湿度50〜60%の環境のもとで行った。
【0053】又、図3は、本実施例の中間転写ベルト9
の断面を模式的に示している。本実施例において、中間
転写ベルト9の基層9Aは芯体22aとして帆布などの
織布を有している。帆布は、太さが0.1mm程度の綿
糸で織られており、帆布全体としての厚さは0.2mm
程度である。図3から理解されるように、芯体22a
は、中間転写ベルト9の周方向に2周し、更にベルトの
内周面側の芯体端部23と、中間転写ベルト9外周面側
の芯体端部24とが3mm〜20mm、特に、本実施例
では約5mm重なるように巻かれており、ベルトを張
架、駆動(矢印方向)する際に周方向に働く張力に対し
て、最も強度を保っている。
【0054】本実施例によると図3に示すように、芯体
22aは内周面及び外周面から露出しないように、本実
施例ではエピクロロヒドリン系ゴムとされる被覆層22
bにて、芯体22aは完全に被覆されている。
【0055】駆動ローラ15、テンションローラ16及
び二次転写対向ローラ12に張架される中間転写ベルト
9の張力は、直径28mmの二つのローラに張架した状
態でのローラにかかる力が13±6kgになるように調
整されている。尚、本実施例では、駆動ローラ15、テ
ンションローラ16及び二次転写対向ローラ12の直径
はそれぞれ28mm、18mm、28mmである。
【0056】本実施例では、中間転写ベルト9を次のよ
うな方法で製造した。即ち、芯体22aの帆布をゴム糊
液(基層9Aとほぼ同様の材質のゴム)に浸した後取り
出し、円筒状の型に巻き付け、更に、その上に基層9A
となるゴムシート(エピクロロヒドリン系ゴム)被覆層
22bを巻き付けて加硫成形する。こうして得られた基
層9A表面にスプレー塗工することによって、ウレタン
樹脂にPTFEを分散した離型層、即ち、表層9Bを形
成する。
【0057】上記のような本実施例の中間転写ベルト9
を用いる場合、外周面側の芯体端部24の部分には段差
が存在するが、それを被覆層22bとしてのゴム層が覆
っているため、従来のオーバーラップ接合構造に比べ
て、外周表面(画像担持面)での段差部26aは大部分
緩和される。その結果、形成画像に中間転写ベルト9の
端部跡、クリーニング不良が発生し難い。
【0058】従って中間転写ベルト9外周表面のどの部
分でも画像形成を行うことが可能である。又、段差が軽
減されることによって、中間転写ベルト9とこれに当接
する他の部材との当接部を通過する際に、衝撃及び振動
が発生するのを防止することができ、バンディングなど
防止することが可能となった。
【0059】又、基層9Aとしての芯体22aは二重巻
きとなっているので、従来のオーバーラップ構造のよう
に接合部(図11の接合部31)から破断することもな
く、更に芯体端部23、24はゴム層22bで覆われて
いるので、端部からの剥がれ及び捲れの発生は防止され
る。
【0060】さて、上記本実施例の中間転写ベルト9は
図3に示すように、内周面側の芯体端部23が少なくと
も画像形成時の回転方向を向くように構成されている。
このようにすることによって本発明の効果が最大限有効
に働く。以下に、本実施例の中間転写ベルト9が奏する
作用効果をより明確にするために、本実施例と、図4に
示すように本実施例とは逆に外周面側の芯体端部24が
回転方向を向く場合(対照例)との比較検討を行う。
【0061】図3、図4は、それぞれ本実施例、対照例
の中間転写ベルト9の断面を模式的に示している。
【0062】先ず、本実施例及び対照例の中間転写ベル
ト9外周面上の微小な段差部26aが例えば感光ドラム
1と当接する一次転写部25を通過するとき、対照例
(図4)の場合は感光ドラム1と段差部26aとが衝突
する形となる。これに対して、本実施例では(図3)の
場合は、感光ドラム1が段差部26a上を滑る形となる
ことが理解されよう。従って、画像担持面において、段
差部26aが一次転写部25を通過する際のニップ形状
の変化、当接部で発生する衝撃及び振動は、本実施例の
方が少なく、形成画像に端部跡、バンディングなどが発
生し難いことが分かる。このことは、一次転写部に限ら
ず、中間転写ベルト9に当接する他の部材との当接部に
おいても言える。
【0063】又、中間転写ベルト9の内周面側の芯体端
部23が駆動ローラ15との当接部を通過するとき、対
照例の場合は内周面側の芯体端部23の剥がれ、捲れが
生じ易い方向に力が働く。これに対して、本実施例の場
合は、剥がれや捲れを発生させる力が最も加わる駆動ロ
ーラ当接部において、これらを抑える方向に力が働き有
利である。
【0064】更に、本実施例と対照例の中間転写ベルト
9には、駆動力の伝わり方に違いがある。即ち、駆動ロ
ーラによる駆動力は先ず中間転写ベルト9の内周面側の
基層9Aを構成するゴム層22bに伝わる。次に、中間
転写ベルト9内周面側の芯体22aに力が働く。芯体2
2は坑張力を有するので、以後は、主に芯体22aを介
して中間転写ベルト9全体に駆動力が伝わる。
【0065】ここで、図5、図6はそれぞれ本実施例、
対照例の中間転写ドラム9への駆動力の伝わり方を模式
的に示したものである。それぞれの図中にて、駆動力が
効率よく伝わる領域を斜線で示している。
【0066】図6に示した対照例では、図示した中間転
写ベルト9の位置関係にて特に顕著に示されるが、芯体
22aを伝わる駆動力は、内周面側の芯体端部23まで
の短い領域となり、又、芯体22a全体が緩む方向に力
が働いてしまう。
【0067】一方、図5に示す本実施例の場合は駆動力
が内周面側の芯体22aに伝わった後、芯体22aを伝
わる力は外周面側の芯体端部24までとぎれることな
く、広い範囲に及ぶこととなる。更に、芯体22a全体
としては内側に締まる方向に力が働く。
【0068】このように、本実施例の中間転写ベルト9
は、外周面側の段差部26aを減少させたことによる作
用効果に加えて、更に、内周面側の芯体端部23が回転
方向に向くように配設することにより、駆動力が全体に
効率良く伝わり、回転が更に安定し、色ずれなどを効果
的に防止することができる。又、強度、耐久性も向上す
る。
【0069】以上、本発明によれば、ベルト状の像担持
体の端部による表面の段差が低減され、又、ベルト状の
像担持体と他の部材との当接による衝撃及び振動が低減
される。更に、本発明の画像形成装置は、ベルト状の像
担持体の画像形成動作時の回転が安定し、且つ、ベルト
状の像担持体は耐久性に優れている。
【0070】実施例2 本実施例の画像形成装置は、基本的には実施例1の画像
形成装置と同様の構成とされるので、同一機能を有する
部材には同一符号を付し、重複する詳しい説明は省略す
る。
【0071】本実施例の中間転写ベルト9は、芯体22
aの構成、配置以外は実施例1同様とされ、製造方法も
実施例1と同様である。又、中間転写ベルト9駆動時に
かかる駆動力、張力も実施例1と同様である。
【0072】更に、本実施例においても、中間転写ベル
ト9の内周面がわの芯体端部23は、画像形成動作時の
中間転写ベルト9の回転方向に向くように少なくとも構
成される。
【0073】さて、図7及び図8は本発明に従う中間転
写ベルト9の他の実施例を示す。本実施例の中間転写ベ
ルト9の特徴とするところは、実施例1同様に芯体22
aは中間転写ベルト9の周方向に2周巻かれるが、芯体
端部23及び4は実施例1のようにオーバーラップせ
ず、芯体端部23、24同士が離れるように構成される
ところにある。
【0074】芯体22の離される間隔は、0mm〜4m
m程が好適であり、本実施例では約1mmとされる。
【0075】又、図7にて理解されるように、芯体端部
23、24には中間転写ベルト9の幅方向に7度〜30
度程度の角度を設けるようにカットされる。
【0076】先ず、本実施例の中間転写ベルト9は、実
施例1のものと同様に、内周面側の芯体端部23が回転
方向を向くので、駆動ローラ15による駆動力が中間転
写ベルト全体に効率よく伝わり、画像形成動作時の中間
転写ベルト9の回転が安定し、色ずれなどを効果的に防
止することができる。又、芯体端部23、24の駆動力
による剥がれ、捲れが発生し難く、耐久性が向上する。
【0077】次に、本実施例において、芯体端部23、
24をオーバーラップさせないことにより、芯体端部2
3、24付近の中間転写ベルト9が厚くならない。従っ
て、芯体端部23、24に起因する中間転写ベルト9表
面の段差部26bは、実施例1における段差部26aと
比べて更に小さくなる。その結果、形成画像に中間転写
ベルト9の端部跡などの画像不良を防止することができ
る。又、中間転写ベルト9外周表面と他の部材、特に、
感光ドラム1との当接部において、段差部26bによる
衝撃及び振動が更に低減されるので、バンディングを更
に改善できる。
【0078】更に、芯体端部23、24を中間転写ベル
ト9の幅方向にたいして斜めにすることで、芯体端部2
3、24の起きあがり力を低減することができ、芯体端
部23、24の剥がれ、捲れを防止し、且つ、中間転写
ベルト9と他の部材との当接部を芯体端部23、24が
通過する際の衝撃及び振動を、中間転写ベルト9の周方
向に分散することができるので、バンディングなどの画
像不良を更に防止することが可能となる。
【0079】尚、本実施例によると芯体端部23、24
はオーバーラップされないが、芯体22は2重に巻かれ
るので、強度に問題が生じることはない。
【0080】以上、本発明によれば、ベルト状の像担持
体の端部による表面の段差が更に、低減され、又、ベル
ト状の像担持体と他の部材との当接による衝撃及び振動
が低減される。更に、本発明の画像形成装置は、ベルト
状の像担持体の画像形成動作時の回転が安定し、且つ、
ベルト状の像担持体は耐久性に優れている。
【0081】尚、上記二つの実施例において、ベルト状
の像担持体は中間転写ベルトであるとして説明したが、
本発明はこれに限定されるものではなく、表層9Bの材
料等を適宜変更することにより、例えばベルト状の感光
体(感光ベルト)など、他のベルト状の像担持体にも適
用し得るものであることを理解されたい。
【0082】又、実施例1では、芯体端部23、24
は、中間転写ベルト9の幅方向と一致するようにカット
されているが、実施例1においても実施例2と同様に、
幅方向に対して角度を設けてカットすることも可能であ
る。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ベルト状の像担持体と、ベルト状の像担持体の内周面に
当接してベルト状の像担持体を駆動する駆動手段と、を
有する画像形成装置において、ベルト状の像担持体は、
端部同士をオーバーラップさせて無端状に接合した、ベ
ルト状の像担持体の周方向の張力に対して最も強度を有
する芯体と、芯体が少なくともベルト状の像担持体の外
周面から露出しないように芯体を覆って設けられた被覆
層と、を含む基層を有し、芯体のベルト状の像担持体の
内周面側の端部がベルト状の像担持体の少なくとも画像
形成時の回転方向を向くように設けられる構成とされる
か、或は、本発明の他の態様によれば、ベルト状の像担
持体と、ベルト状の像担持体の内周面に当接してベルト
状の像担持体を駆動する駆動手段と、を有する画像形成
装置において、ベルト状の像担持体は、端部同士を離間
させて、ベルト状の像担持体の周方向に少なくとも2周
巻回される、ベルト状の像担持体の周方向の張力に対し
て最も強度を有する芯体と、芯体が少なくともベルト状
の像担持体の外周面から露出しないように芯体を覆って
設けられた被覆層と、を含む基層を有し、芯体のベルト
状の像担持体の内周面側の端部がベルト状の像担持体の
少なくとも画像形成時の回転方向を向くように設けられ
る構成とされるので、ベルト状の像担持体の端部による
表面の段差を低減して形成画像に端部跡が残ったりクリ
ーニング不良が発生したりするのを防止することがで
き、又、ベルト状の像担持体と他の部材との当接による
衝撃及び振動を低減してバンディングの発生を防止する
ことができる。又、同時に、本発明に従うベルト状の像
担持体は生産性にも優れている。
【0084】従って、本発明の画像形成装置及び像担持
体ベルトは、ベルト状の像担持体の利点を最大限利用で
き、且つ、常に安定して高品位の画像を形成することが
可能となった。
【0085】又、更に本発明によれば、ベルト状の像担
持体の画像形成動作時の回転を安定させて、画像形成の
精度を向上することができ、且つ、ベルト状の像担持体
の強度が増して、その耐久性を向上することが可能とな
った。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の一実施例を示す概
略構成図である。
【図2】本発明に従う中間転写ベルトの一実施例を示す
概略構成図である。
【図3】本発明に従う中間転写ベルトの一実施例を示す
概略断面図である。
【図4】本発明の作用効果を説明するための対照例を示
す概略断面図である。
【図5】本発明に従う中間転写ベルトへの駆動力の伝わ
りを説明するための図である。
【図6】駆動力伝播への本発明の作用を説明するための
対照例を示す図である。
【図7】本発明に従う中間転写ベルトの他の実施例を示
す概略構成図である。
【図8】本発明に従う中間転写ベルトの他の実施例を示
す概略断面図である。
【図9】中間転写方式を用いる従来の画像形成装置を示
す概略構成図である。
【図10】従来の像担持体ベルトの継ぎ目を示す概略図
である。
【図11】従来の中間転写ベルトを示す概略構成図であ
る。
【図12】像担持体ベルトの抵抗値の測定方法を説明す
るための図である。
【符号の説明】
1 感光ドラム(第一の像担持体) 2 帯電ローラ 4 定着装置 9 中間転写ベルト(第二の像担持体、ベルト
状の像担持体) 9A 基層 9B 表層 10 一次転写ローラ 11 二次転写転写ローラ 12 二次転写対向ローラ 13 二次クリーナー 14 除電帯電器 15 駆動ローラ 16 テンションローラ 17 一次クリーナー 18 記録材 21 現像装置ローター 22a 芯体 22b 被覆層

Claims (42)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベルト状の像担持体と、前記ベルト状の
    像担持体の内周面に当接して前記ベルト状の像担持体を
    駆動する駆動手段と、を有する画像形成装置において、
    前記ベルト状の像担持体は、 端部同士をオーバーラップさせて無端状に接合した、前
    記ベルト状の像担持体の周方向の張力に対して最も強度
    を有する芯体と、前記芯体が少なくとも前記ベルト状の
    像担持体の外周面から露出しないように前記芯体を覆っ
    て設けられた被覆層と、を含む基層を有し、前記芯体の
    前記ベルト状の像担持体の内周面側の端部が前記ベルト
    状の像担持体の少なくとも画像形成時の回転方向を向く
    ように設けられることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記芯体は、前記ベルト状の像担持体の
    周方向に少なくとも2周巻回されることを特徴とする請
    求項1の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記芯体の端部は前記ベルト状の像担持
    体の幅方向に対して角度を有するようにカットされるこ
    とを特徴とする請求項1又は2の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記ベルト状の像担持体は、更に、前記
    基層上に表層として樹脂層を設けたことを特徴とする請
    求項1、2又は3の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記樹脂層は、離型性の良い樹脂にて形
    成されること特徴とする請求項4の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記樹脂層はフッ素樹脂を分散させたウ
    レタン樹脂であることを特徴とする請求項4の画像形成
    装置。
  7. 【請求項7】 前記被覆層は、ゴム材を含むことを特徴
    とする請求項1〜6のいずれかの項に記載の画像形成装
    置。
  8. 【請求項8】 前記ゴム材は、エピクロロヒドリン系ゴ
    ムを主体とすることを特徴とする請求項7の画像形成装
    置。
  9. 【請求項9】 前記ゴム材は、NBRゴムを主体とする
    ことを特徴とする請求項7の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記芯体は、帆布を含むこと特徴とす
    る請求項1〜9のいずれかの項に記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記ベルト状の像担持体は、中間転写
    ベルトである請求項1〜10のいずれかの項に記載の画
    像形成装置。
  12. 【請求項12】 ベルト状の像担持体と、前記ベルト状
    の像担持体の内周面に当接して前記ベルト状の像担持体
    を駆動する駆動手段と、を有する画像形成装置におい
    て、前記ベルト状の像担持体は、端部同士を離間させ
    て、前記ベルト状の像担持体の周方向に少なくとも2周
    巻回される、前記ベルト状の像担持体の周方向の張力に
    対して最も強度を有する芯体と、前記芯体が少なくとも
    前記ベルト状の像担持体の外周面から露出しないように
    前記芯体を覆って設けられた被覆層と、を含む基層を有
    し、前記芯体の前記ベルト状の像担持体の内周面側の端
    部が前記ベルト状の像担持体の少なくとも画像形成時の
    回転方向を向くように設けられることを特徴とする画像
    形成装置。
  13. 【請求項13】 前記芯体の端部は前記ベルト状の像担
    持体の幅方向に対して角度を有するようにカットされる
    ことを特徴とする請求項12の画像形成装置。
  14. 【請求項14】 前記ベルト状の像担持体は、更に、前
    記基層上に表層として樹脂層を設けたことを特徴とする
    請求項12又は13の画像形成装置。
  15. 【請求項15】 前記樹脂層は、離型性の良い樹脂にて
    形成されること特徴とする請求項14の画像形成装置。
  16. 【請求項16】 前記樹脂層はフッ素樹脂を分散させた
    ウレタン樹脂であることを特徴とする請求項14の画像
    形成装置。
  17. 【請求項17】 前記被覆層は、ゴム材を含むことを特
    徴とする請求項12〜16のいずれかの項に記載の画像
    形成装置。
  18. 【請求項18】 前記ゴム材は、エピクロロヒドリン系
    ゴムを主体とすることを特徴とする請求項17の画像形
    成装置。
  19. 【請求項19】 前記ゴム材は、NBRゴムを主体とす
    ることを特徴とする請求項17の画像形成装置。
  20. 【請求項20】 前記芯体は、帆布を含むこと特徴とす
    る請求項12〜19のいずれかの項に記載の画像形成装
    置。
  21. 【請求項21】 前記ベルト状の像担持体は、中間転写
    ベルトである請求項12〜20のいずれかの項に記載の
    画像形成装置。
  22. 【請求項22】 内周面に駆動手段が当接して駆動する
    ベルト状の像担持体であって、 端部同士をオーバーラップさせて無端状に接合した、前
    記ベルト状の像担持体の周方向の張力に対して最も強度
    を有する芯体と、前記芯体が少なくとも前記ベルト状の
    像担持体の外周面から露出しないように前記芯体を覆っ
    て設けられた被覆層と、を含む基層を有し、前記芯体の
    前記ベルト状の像担持体の内周面側の端部が前記ベルト
    状の像担持体の少なくとも画像形成時の回転方向を向く
    ように設けられることを特徴とする像担持体ベルト。
  23. 【請求項23】 前記芯体は、前記ベルト状の像担持体
    の周方向に少なくとも2周巻回されることを特徴とする
    請求項22の像担持体ベルト。
  24. 【請求項24】 前記芯体の端部は前記ベルト状の像担
    持体の幅方向に対して角度を有するようにカットされる
    ことを特徴とする請求項22又は23の像担持体ベル
    ト。
  25. 【請求項25】 前記ベルト状の像担持体は、更に、前
    記基層上に表層として樹脂層を設けたことを特徴とする
    請求項22、23又は24の像担持体ベルト。
  26. 【請求項26】 前記樹脂層は、離型性の良い樹脂にて
    形成されること特徴とする請求項25の像担持体ベル
    ト。
  27. 【請求項27】 前記樹脂層はフッ素樹脂を分散させた
    ウレタン樹脂であることを特徴とする請求項25の像担
    持体ベルト。
  28. 【請求項28】 前記被覆層は、ゴム材を含むことを特
    徴とする請求項22〜27のいずれかの項に記載の像担
    持体ベルト。
  29. 【請求項29】 前記ゴム材は、エピクロロヒドリン系
    ゴムを主体とすることを特徴とする請求項28の像担持
    体ベルト。
  30. 【請求項30】 前記ゴム材は、NBRゴムを主体とす
    ることを特徴とする請求項28の像担持体ベルト。
  31. 【請求項31】 前記芯体は、帆布を含むこと特徴とす
    る請求項22〜30のいずれかの項に記載の像担持体ベ
    ルト。
  32. 【請求項32】 前記ベルト状の像担持体は、中間転写
    ベルトである請求項22〜31のいずれかの項に記載の
    像担持体ベルト。
  33. 【請求項33】 内周面に駆動手段が当接して駆動する
    ベルト状の像担持体であって、 端部同士を離間させて、前記ベルト状の像担持体の周方
    向に少なくとも2周巻回される、前記ベルト状の像担持
    体の周方向の張力に対して最も強度を有する芯体と、前
    記芯体が少なくとも前記ベルト状の像担持体の外周面か
    ら露出しないように前記芯体を覆って設けられた被覆層
    と、を含む基層を有し、前記芯体の前記ベルト状の像担
    持体の内周面側の端部が前記ベルト状の像担持体の少な
    くとも画像形成時の回転方向を向くように設けられるこ
    とを特徴とする像担持体ベルト。
  34. 【請求項34】 前記芯体の端部は前記ベルト状の像担
    持体の幅方向に対して角度を有するようにカットされる
    ことを特徴とする請求項33の像担持体ベルト。
  35. 【請求項35】 前記ベルト状の像担持体は、更に、前
    記基層上に表層として樹脂層を設けたことを特徴とする
    請求項33又は34の像担持体ベルト。
  36. 【請求項36】 前記樹脂層は、離型性の良い樹脂にて
    形成されること特徴とする請求項35の像担持体ベル
    ト。
  37. 【請求項37】 前記樹脂層はフッ素樹脂を分散させた
    ウレタン樹脂であることを特徴とする請求項35の像担
    持体ベルト。
  38. 【請求項38】 前記被覆層は、ゴム材を含むことを特
    徴とする請求項33〜37のいずれかの項に記載の像担
    持体ベルト。
  39. 【請求項39】 前記ゴム材は、エピクロロヒドリン系
    ゴムを主体とすることを特徴とする請求項38の像担持
    体ベルト。
  40. 【請求項40】 前記ゴム材は、NBRゴムを主体とす
    ることを特徴とする請求項38の像担持体ベルト。
  41. 【請求項41】 前記芯体は、帆布を含むこと特徴とす
    る請求項33〜40のいずれかの項に記載の像担持体ベ
    ルト。
  42. 【請求項42】 前記ベルト状の像担持体は、中間転写
    ベルトである請求項33〜41のいずれかの項に記載の
    像担持体ベルト。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007247671A (ja) * 2006-03-13 2007-09-27 Ricoh Co Ltd 耐熱性無端ベルト、及び、それを有する画像形成装置
JP2016087970A (ja) * 2014-11-06 2016-05-23 ゲイツ・ユニッタ・アジア株式会社 ベルトの製造方法

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