JP3865006B2 - 板材の移送装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、板材を搬送経路から落下させて例えば順次積層する板材の移送装置に係り、特に、板材をほぼ水平に落下させる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記のような板材の移送装置としては、特開昭55−66449号公報に記載されたものがある。この板材の移送装置は、板材の搬送経路の両側に、搬送経路の中央側へ突出するローラを複数配置し、ローラの先端部が下降するようにローラを傾動可能にしたものである。この板材の移送装置は、板材がローラによって所定位置まで搬送されたときにローラを傾動させ、板材の下方に配置されたリフタで板材を受け止めるようになっている。そして、リフタを下降させながら板材を順次積層するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記板材の移送装置では、比較的軽量の狭い幅の板材で、板材の自由落下速度よりも早くローラが下方に移動できる構造のものでは問題がないが、板材が幅広、長尺で厚物の場合には次のような問題が生じる。すなわち、ローラが開く速度が板材の自由落下速度よりも遅い場合には、ローラを傾動させたときに板材が傾いた状態で落下し、板材がリフタの所定の位置に落下せず位置が揃わないばかりでなく、板材の表面に傷を付けてしまうという問題があった。すなわち、ローラを傾動させると、板材はその両縁のみでローラに支持された状態となり、ローラの傾きが増すに従って板材がローラ表面を滑り落ちてゆくが、左右のローラの傾きや板材との摩擦抵抗の違いなど種々の条件により、板材の両縁を左右のローラから同時に離脱させることが極めて困難なため、常に板材が傾いて落下してしまうのである。
よって、本発明は上記従来技術の問題を解決するためになされたもので、板材を落下させたときの傾斜を抑制することができ、よって、板材の位置を揃えることができるとともに、傷の発生を未然に防止することができる板材の移送装置を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、板材の搬送経路と、この搬送経路の、板材の搬送方向に直交する幅方向の両側に設けられ、該板材の縁部を載せた状態で該板材を搬送経路に沿って移送する移送手段と、この移送手段の下側に設けられた係合手段とを備え、移送手段は、搬送経路の幅方向に延在し、搬送経路側の一端部が下降するように傾動してその下降時に板材を下降させ、係合手段は、その端部が、移送手段が下降することにより下降させられた板材を受け止めるとともに、受け止めた後に、該板材との係合状態を解除するように移動することで板材を落下させ、さらにこの係合手段は、無負荷の状態で端部が板材を受け止める原点位置に配され、かつ、該板材の自重によって端部が下降するように傾動するとともに、負荷が除去されると原点位置に復帰するように板材の搬送方向と平行な軸線回りに回転自在に支持されていることを特徴としている。
【0005】
上記構成の板材の移送装置にあっては、板材が移送手段から下降させられて最下位置に達する前に、係合手段に受け止められて係合手段から板材が落下する。係合手段は、板材を移送するものではないから、移送手段に比して小型化が可能であり、これにより以下のような利点が得られる。たとえば、板材と係合する係合手段の端部の長さを短く設定すれば、係合手段に係合してから離脱するまでの板材の落差を小さくすることができ、自由落下を開始するまでの板材の傾きを小さくすることができる。さらに、係合手段を、板材との係合状態を高速で解除できるように構成することが可能であるから、板材を最初から自由落下に近い状態で落下させることができ、板材をほぼ水平に落下させることができる。なお、移送手段の例としてはたとえばローラが好適である。
【0006】
ここで、係合手段は、水平方向に互いに離間するように移動可能にすることができ、端部が下降するように傾動可能にすることもできる。係合手段を傾動可能に構成する場合には、係合手段は、無負荷の状態でその端部が板材を受け止める原点位置に配置され、かつ、板材の自重によって端部が下降するように傾動するとともに、負荷が除去されると原点位置に復帰するように板材の搬送方向と平行な軸線回りに回転自在に支持されることが望ましい。このような構成では、板材が自重で下降することで係合手段が傾動するから、前掲の従来技術のように係合手段の傾きの違いによる板材の傾斜という問題は生じない。つまり、元々は水平な板材が重力で下降しようとする際に、係合手段は板材の両側で下降する際の抵抗になるに過ぎないから、板材の水平な状態が維持される。また、板材の自重を支持していた従来の装置と比べると、板材と相手部品(本発明では係合手段であり従来技術ではローラ)との摩擦抵抗が小さく、板材の両側での摩擦抵抗の差も小さくなる。したがって、板材をより確実に水平にして最下位置へ落下させることが可能となる。
【0008】
本発明の係合手段は、板材が移送手段から離脱する前に板材を受け止めるように、移送手段と上下方向に近接して配置することが望ましい。これにより、移送手段と係合手段との間での板材の位置ずれが防止され、最下位置での板材の位置をより高精度に規制することができる。なお、移送手段から係合手段へと板材を落下させるように、両者を上下方向に離間して配置することもできる。また、係合手段は、それ自体の重量バランスによって原点位置に復帰するように構成することが望ましい。すなわち、板材を支持するための力が係合手段自体の重力で付与されるので、自重で落下する板材への抵抗の変動が少なく、板材の傾斜をより確実に防止することができる。
【0009】
また、係合手段と係脱自在に係合し、係合手段の原点位置からの傾動を一時的に阻止するストッパ手段を備えるとさらに効果的である。このような構成では、ストッパ手段を係合手段に係合させた状態で板材を受け止め、その後にストッパ手段を係合手段から離脱させることにより、板材を水平にしてから係合手段から落下させることができる。この場合のストッパ手段は、係合手段に対して接近離間可能になされ、係合手段の傾動経路に出没することにより係合手段の傾動を阻止するように構成することができる。
【0010】
さらに、係合手段の下側に、係合手段から落下する板材を受け止める載置手段を設け、この載置手段を上下方向に移動可能に構成することにより、板材の係合手段からの落下距離を短く一定にすることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
(1)板材の移送装置の構成
以下、図1〜図8を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は実施例の板材の移送装置の平面図、図2は図1のII−II線断面図、図3は図1の矢印III矢視である。この板材の移送装置は、ローラコンベア部10と、リフタ部60と、チェーンコンベア部70とから概略構成され、図1中左側から(矢印X方向)搬送されて来る圧延工場で圧延された板材をローラコンベア部10の所定位置で停止させ、この板材をリフタ部60に落下させて所定枚数積載した後に、チェーンコンベア部70によって図1中矢印Y方向へ移動させるようになっている。まず、ローラコンベア部10の構成について説明する。
【0012】
A.ローラコンベア部
図3に示すように、工場のフロアには、フレーム11がピットPを跨ぐようにして紙面と直交する方向に一対設けられている。フレーム11の上面には、複数のスイングアーム12が互いに離間して配置されている。図4はスイングアーム12の詳細を示すもので、水平方向に延出したスイングアーム12の端部は、ヒンジ13によって回転自在に支持されている。スイングアーム12の下端部には、フレーム11の全長近くに渡って延在する連結フレーム14が固定されている。連結フレーム14の下面には、軸受箱15が長手方向に等間隔で取り付けられている。そして、軸受箱15内の軸受15aには、先端部がテーパ状に形成された駆動ローラ(移送手段)16と従動ローラ(移送手段、以下の説明では両者を単にローラと称することもある)17が交互に取り付けられており、これらは以下に説明する構成により回転させられる。なお、従動ローラ17を用いずに、全てを駆動ローラ16としても良い。
【0013】
図1に示すように、フレーム11の上面の右端部にはモータ20が取り付けられ、モータ20の回転軸(図示略)にはシャフト21が連結されている。シャフト21の中間部は、スイングアーム12の上面に取り付けた軸受22によって回転自在に支持され、先端部は、その先のスイングアーム12の上面に取り付けたマイタギアボックス23の中の一つのマイタギアに連結されている。マイタギアボックス23の中の他方のマイタギアの軸24は、図4に示すように、水平方向へ突出させられて軸受25によって回転自在に支持されている。その軸24の先端部にはスプロケット26が取り付けられ、スプロケット26には環状のチェーン27が巻回されている。
【0014】
図3において符号16aは、駆動ローラ16の後端部に取り付けられたスプロケットである。チェーン27は、隣接する1つのスプロケット16aに巻回されている。このスプロケット16aと、これと右隣のスプロケット16aにはチェーン28が巻回され、このようにして隣接するスプロケット16aどうしが連結されている。そして、この構成のもとに、モータ20を回転させることにより、全てのスプロケット16aが同一方向へ回転する。なお、フレーム11の左端部も同様に構成されているが、上記と同符号を付してその説明を省略する。
【0015】
次に、スイングアーム12を傾動させる構成について図5を参照して説明する。フレーム11の上面には、長手方向へ互いに離間した複数のブラケット30がボルト31によって取り付けられている。ブラケット30は、図5の紙面と直交する方向に並んだ一対のプレート32を有しており、プレート32の一側には軸受ブロック33が固定されている。そして、軸受ブロック33には、油圧シリンダ34の側部に突出させられた軸35が回転自在に支持されている。油圧シリンダ34の下方へ延びたピストンロッド34bの下端部には、連結フレーム14の上面に取り付けられたブラケット35が軸35aを介して回転自在に取り付けられている。この構成のもとに、ピストンロッド34aを縮小状態にすることにより、スイングアーム12は、図4に示す状態からヒンジ13を中心に時計方向へ傾動し、これに伴って油圧シリンダ34も、図5に示す状態から軸34aを中心に時計方向へ傾動する。そして、スイングアーム12が傾動することでローラ16(17)どうしが開き、これらに支持された板材Tが下降する。
【0016】
次に、下降した板材Tを受け止めるフック機構40の構成について図6を参照して説明する。フック機構40はフレーム11の長手方向の適所に配置されている。図6において符号41はエアーシリンダである。エアーシリンダ41のピストンロッド41aは、フレーム11の内部に突出させられており、その下端部には、下端を楔状に形成したストッパ(ストッパ手段)42が取り付けられている。
【0017】
また、フレーム11の下面にはプレート47がボルト45によって取り付けられている。プレート47の上面には、中心線をストッパ42の中心線と一致させた筒48が固定され、プレート47には、ストッパ42を挿通させるための孔47aが形成されている。筒48は、フレーム11の下面に形成した孔11aを通ってフレーム11の内部に収容されている。また、筒48の内周面には、ストッパ42と摺接する軸受49が固定されている。
【0018】
次に、プレート47の下面には、図6中紙面と直交する方向へ互いに離間した一対のブラケット52が固定されている。これらブラケット52には軸53が架設され、軸53にはフック(係合手段)54が回転自在に支持されている。フック54の下端部には、ローラ16(17)の突出方向と同一方向へ延出する爪54aが形成され、爪54aの上面はローラ16(17)のテーパと同等の角度で下り勾配に傾斜させられている。また、フック54の上端部は、ストッパ42の楔状の部分と面当たりするように傾斜面に形成されている。なお、図中符号55,56はストッパ42の回転角度を制限するストッパである。
【0019】
フック54は、図6に示す状態ではストッパ42,55に挟まれて回転できない状態であるが、ストッパ42を上昇させても姿勢はそのままとなる。すなわち、図6の状態でフック54の重心が軸53よりも左側に位置しているため、フック54はストッパ55にストッパ55にもたれ掛かった状態となっている。したがって、ストッパ42を上昇させた状態でフック54を図6の状態から時計方向へ回転させ、次いでフック54をフリーにすると、フック54は、左側の方の重量が重いために反時計方向へ回転し、ストッパ55に当接して図6の位置に復帰する。
【0020】
図7にフック54とローラ16(17)との位置関係を示す。連結プレート14には、フック54と干渉しないように逃げ14aが形成されている。また、爪54aの上面は、ローラ16(17)の上面よりもやや低く、爪54aの先端は、ローラ16(17)の先端よりもやや奥まった箇所に位置している。
【0021】
なお、フレーム11の両端部の下面には、図示しない車輪が取り付けられ、フレーム11は、図1に示すレール56上を移動可能に構成されている。また、フレーム11の下端部は、両側でネジが逆向きに形成された両ネジ57が螺合しており、モータ58で両ネジ57を回転させることによって、フレーム11どうしが接近離間するようになっている。したがって、板材の幅に応じてローラコンベア部10の間隔を適切に設定することができる。
【0022】
B.リフタ部
次に、リフタ部60の構成について図1〜図3を参照して説明する。図3において符号61はフレームであり、フレーム61は、板材の搬送方向と平行な方向へ延在している。フレーム61は、ピットPの2箇所に配置された昇降機構60a(図では1つのみ示す)によって上下方向へ移動可能とされている。図3において符号62は軸受であり、軸受62には上端部がフレーム61に固定された軸63が上下方向へ摺動自在に支持されている。また、軸受62どうしの中間部には、図2に示すように、上端部がフレーム61に固定されたラック64が配置され、このラック64は、ギアケース65に収容されたピニオン(図示略)と噛み合っている。このピニオンは、モータ66の回転軸に接続されたシャフト67によって回転させられ、これによってフレーム61が上下方向へ移動するようになっている。このようなフレーム61の上面には、複数のスタンド68が2個づつ対にして配置され、スタンド68の上端部には、板状の受け69が取り付けられている。なお、説明の便宜のために図2では軸受62等の記載を省略してある。
【0023】
C.チェーンコンベア部
次に、チェーンコンベア部70の構成を説明する。図2において符号71はチェーンガイドである。チェーンガイド71は、対になったスタンド68の間を通って板材の搬送方向と直交する方向へ延在している。チェーンガイド71の一端部には駆動スプロケット72が配置され、他端部には従動スプロケット73、中間部にはアイドルスプロケット74が配置されている。そして、チェーンガイド73の上面と各スプロケット72〜74を巡るようにチェーンベルト75が設けられている。
【0024】
(2)板材の搬送装置の動作
上記構成の板材の搬送装置の動作を説明する。圧延工場から搬送された板材Tがローラコンベア部10に到達すると、駆動ローラ16の回転によりさらに搬送され、板材Tが所定の位置に達すると駆動ローラ16の回転が停止する。次に、スイングアーム12が図6中時計方向へ向けて傾動し、ローラ16(17)が図6において矢印方向へ移動する。このとき、ストッパ42は図6に示す状態であり、フック54は回転しない状態となっている。
【0025】
次に、板材Tがフック54の爪54aに達して受け止められると、エアーシリンダ41のピストンロッド41aが縮小状態となり、ストッパ42が上昇する。これにより、ストッパ42がフック54から外れ、フック54は板材Tの自重で回転する。この場合のフック54の回転は、板材Tの下降に追従する動作であり、板材Tの両側で下降する際の抵抗になるに過ぎないから、板材Tは、水平な状態が維持されて自由落下する。このとき、リフタ部60の受け69は上昇した位置にあり、落差の少ない位置で板材Tを受け止める。次いで、リフタ部60の受け69を若干下降させ(望ましくは板材Tの厚さ分)、上記と同様にして次の板材Tを積載する。
【0026】
上記構成の板材の移送装置においては、板材Tがローラ16(17)から落下して受け69に達する前にフック54に受け止められ、フック54から板材Tが落下する。この場合においてフック機構60は、ローラ16(17)のように板材Tを移送するものではないから小型化が可能であり、上記構成のように、板材Tと係合する爪54aの長さを短く設定することができる。これにより、板材Tがフック54に係合してから離脱するまでの板材Tの落差を小さくすることができ、フック54から板材Tが自由落下するまでの板材Tの傾きを小さくすることができる。
【0027】
(3)変更例
本発明は上記構成に限定されるものではなく、以下のような変更が可能である。
▲1▼移送手段としては、ローラ16(17)の代わりにベルトコンベアやチェーンコンベアを用いることができる。
▲2▼移送手段を傾動させる構成に限らず、水平方向へ互いに離間するように移動する構成であっても良い。
▲3▼フック54は、重量バランスで原点位置に復帰するものに限らず、バネなどの弾性部材で復帰するものであっても良い。
▲4▼リフタ部60とチェーンコンベア部70は、本発明の目的を達成するためには必ずしも必要ではない。
▲5▼ローラ16(17)はスイングアーム12の傾動中心(ヒンジ13)を中心に傾動する構成であるが、ローラ16(17)の中心線上に位置する回転中心の回りに回転する構成にしても良い。
▲6▼ストッパ42によってフック54の回転を規制しているが、この規制のための構成は任意である。たとえば、ブラケット52を互いに接近離間可能に構成してブレーキにすることもできる。
【0028】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の板材の移送装置では、係合手段から板材が落下するので、板材が最下位置に達するときの板材の落下速度が抑制され、よって、最下位置での板材の位置を揃えることができるとともに、傷の発生を未然に防止することができる(請求項1)。また、板材が自重で下降することで係合手段が傾動するから、板材の両側での抵抗の差も小さくなり、よって、板材をより確実に水平にして最下位置へ落下させることが可能となる(請求項2,3)。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の板材の移送装置の実施の形態を示す平面図である。
【図2】 図1のII−II線断面図である。
【図3】 図1の矢印III方向矢視である。
【図4】 スイングアーム等の側断面図である。
【図5】 スイングアームを傾動する機構を示す側断面図である。
【図6】 フックおよびそれを駆動する機構の側断面図である。
【図7】 駆動ローラ等とフックの位置関係を説明するための側面図である。
【図8】 図7のVIII−VIII線断面図である。
【符号の説明】
16…駆動ローラ(移送手段)、17…従動ローラ(移送手段)、
42…ストッパ(ストッパ手段)、54…フック(係合手段)、T…板材。
Claims (2)
- 板材の搬送経路と、
この搬送経路の、前記板材の搬送方向に直交する幅方向の両側に設けられ、該板材の縁部を載せた状態で該板材を前記搬送経路に沿って移送する移送手段と、
この移送手段の下側に設けられた係合手段とを備え、
前記移送手段は、前記搬送経路の前記幅方向に延在し、搬送経路側の一端部が下降するように傾動してその下降時に前記板材を下降させ、
前記係合手段は、その端部が、前記移送手段が下降することにより下降させられた前記板材を受け止めるとともに、受け止めた後に、該板材との係合状態を解除するように移動することで前記板材を落下させ、
さらにこの係合手段は、無負荷の状態で前記端部が前記板材を受け止める原点位置に配され、かつ、該板材の自重によって端部が下降するように傾動するとともに、負荷が除去されると前記原点位置に復帰するように板材の搬送方向と平行な軸線回りに回転自在に支持されていることを特徴とする板材の移送装置。 - 前記係合手段と係脱自在に係合し、該係合手段の前記原点位置からの傾動を一時的に阻止するストッパ手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の板材の移送装置。
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