JPH10250831A - 板材の移送装置 - Google Patents

板材の移送装置

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JPH10250831A
JPH10250831A JP7891097A JP7891097A JPH10250831A JP H10250831 A JPH10250831 A JP H10250831A JP 7891097 A JP7891097 A JP 7891097A JP 7891097 A JP7891097 A JP 7891097A JP H10250831 A JPH10250831 A JP H10250831A
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勝美 戸塚
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 板材を落下させたときの傾斜を抑制すること
ができ、板材の位置を揃えることができるとともに、傷
の発生を未然に防止することができる板材の移送装置を
提供する。 【解決手段】 ローラ16(17)が傾動すると、板材
Tが下降してフック54に受け止められ、フック54は
板材Tの自重で回転する。その後、板材Tがフック54
から離脱してほぼ平行な状態で落下する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、板材を搬送経路
から落下させて例えば順次積層する板材の移送装置に係
り、特に、板材をほぼ水平に落下させる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のような板材の移送装置としては、
特開昭55−66449号公報に記載されたものがあ
る。この板材の移送装置は、板材の搬送経路の両側に、
搬送経路の中央側へ突出するローラを複数配置し、ロー
ラの先端部が下降するようにローラを傾動可能にしたも
のである。この板材の移送装置は、板材がローラによっ
て所定位置まで搬送されたときにローラを傾動させ、板
材の下方に配置されたリフタで板材を受け止めるように
なっている。そして、リフタを下降させながら板材を順
次積層するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記板
材の移送装置では、比較的軽量の狭い幅の板材で、板材
の自由落下速度よりも早くローラが下方に移動できる構
造のものでは問題がないが、板材が幅広、長尺で厚物の
場合には次のような問題が生じる。すなわち、ローラが
開く速度が板材の自由落下速度よりも遅い場合には、ロ
ーラを傾動させたときに板材が傾いた状態で落下し、板
材がリフタの所定の位置に落下せず位置が揃わないばか
りでなく、板材の表面に傷を付けてしまうという問題が
あった。すなわち、ローラを傾動させると、板材はその
両縁のみでローラに支持された状態となり、ローラの傾
きが増すに従って板材がローラ表面を滑り落ちてゆく
が、左右のローラの傾きや板材との摩擦抵抗の違いなど
種々の条件により、板材の両縁を左右のローラから同時
に離脱させることが極めて困難なため、常に板材が傾い
て落下してしまうのである。よって、本発明は上記従来
技術の問題を解決するためになされたもので、板材を落
下させたときの傾斜を抑制することができ、よって、板
材の位置を揃えることができるとともに、傷の発生を未
然に防止することができる板材の移送装置を提供するこ
とを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の板材の板
材の移送装置は、板材の搬送経路と、この搬送経路の両
側に設けられて板材を移送する移送手段と、この移送手
段の下側に設けられた係合手段とを備え、移送手段は、
その一端部が下降するように傾動することで板材を下降
させ、係合手段は、その端部が下降させられた板材と係
合してこれを受け止めた後、板材との係合状態を解除す
るように移動することで板材を落下させることを特徴と
している。
【0005】上記構成の板材の移送装置にあっては、板
材が移送手段から下降させられて最下位置に達する前
に、係合手段に受け止められて係合手段から板材が落下
する。係合手段は、板材を移送するものではないから、
移送手段に比して小型化が可能であり、これにより以下
のような利点が得られる。たとえば、板材と係合する係
合手段の端部の長さを短く設定すれば、係合手段に係合
してから離脱するまでの板材の落差を小さくすることが
でき、自由落下を開始するまでの板材の傾きを小さくす
ることができる。さらに、係合手段を、板材との係合状
態を高速で解除できるように構成することが可能である
から、板材を最初から自由落下に近い状態で落下させる
ことができ、板材をほぼ水平に落下させることができ
る。なお、移送手段の例としてはたとえばローラが好適
である。
【0006】ここで、係合手段は、水平方向に互いに離
間するように移動可能にすることができ、端部が下降す
るように傾動可能にすることもできる。係合手段を傾動
可能に構成する場合には、係合手段は、無負荷の状態で
その端部が板材を受け止める原点位置に配置され、か
つ、板材の自重によって端部が下降するように傾動する
とともに、負荷が除去されると原点位置に復帰するよう
に板材の搬送方向と平行な軸線回りに回転自在に支持さ
れることが望ましい。このような構成では、板材が自重
で下降することで係合手段が傾動するから、前掲の従来
技術のように係合手段の傾きの違いによる板材の傾斜と
いう問題は生じない。つまり、元々は水平な板材が重力
で下降しようとする際に、係合手段は板材の両側で下降
する際の抵抗になるに過ぎないから、板材の水平な状態
が維持される。また、板材の自重を支持していた従来の
装置と比べると、板材と相手部品(本発明では係合手段
であり従来技術ではローラ)との摩擦抵抗が小さく、板
材の両側での摩擦抵抗の差も小さくなる。したがって、
板材をより確実に水平にして最下位置へ落下させること
が可能となる。
【0007】本発明の第2の板材の移送装置はこの点を
特徴としたものであり、上記と同等の作用、効果を奏す
るものである。すなわち、第2の板材の移送装置は、平
面をほぼ水平にして下降させられる板材の下面の両縁部
を支持することで板材を受け止め、板材を支持する端部
が下降するように傾動することで板材を落下させる係合
手段を有する板材の移送装置であって、係合手段は、無
負荷の状態で端部が板材を受け止める原点位置に配置さ
れ、かつ、板材の自重によって端部が下降するように傾
動するとともに、負荷が除去されると原点位置に復帰す
るように板材の搬送方向と平行な軸線回りに回転自在に
支持されていることを特徴としている。
【0008】ここで、前記第1、第2の板材の移送装置
において係合手段は、板材が移送手段から離脱する前に
板材を受け止めるように、移送手段と上下方向に近接し
て配置することが望ましい。これにより、移送手段と係
合手段との間での板材の位置ずれが防止され、最下位置
での板材の位置をより高精度に規制することができる。
なお、移送手段から係合手段へと板材を落下させるよう
に、両者を上下方向に離間して配置することもできる。
また、係合手段は、それ自体の重量バランスによって原
点位置に復帰するように構成することが望ましい。すな
わち、板材を支持するための力が係合手段自体の重力で
付与されるので、自重で落下する板材への抵抗の変動が
少なく、板材の傾斜をより確実に防止することができ
る。
【0009】また、係合手段と係脱自在に係合し、係合
手段の原点位置からの傾動を一時的に阻止するストッパ
手段を備えるとさらに効果的である。このような構成で
は、ストッパ手段を係合手段に係合させた状態で板材を
受け止め、その後にストッパ手段を係合手段から離脱さ
せることにより、板材を水平にしてから係合手段から落
下させることができる。この場合のストッパ手段は、係
合手段に対して接近離間可能になされ、係合手段の傾動
経路に出没することにより係合手段の傾動を阻止するよ
うに構成することができる。
【0010】さらに、係合手段の下側に、係合手段から
落下する板材を受け止める載置手段を設け、この載置手
段を上下方向に移動可能に構成することにより、板材の
係合手段からの落下距離を短く一定にすることができ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】
(1)板材の移送装置の構成 以下、図1〜図8を参照して本発明の実施の形態を説明
する。図1は実施例の板材の移送装置の平面図、図2は
図1のII−II線断面図、図3は図1の矢印III矢視であ
る。この板材の移送装置は、ローラコンベア部10と、
リフタ部60と、チェーンコンベア部70とから概略構
成され、図1中左側から(矢印X方向)搬送されて来る
圧延工場で圧延された板材をローラコンベア部10の所
定位置で停止させ、この板材をリフタ部60に落下させ
て所定枚数積載した後に、チェーンコンベア部70によ
って図1中矢印Y方向へ移動させるようになっている。
まず、ローラコンベア部10の構成について説明する。
【0012】A.ローラコンベア部 図3に示すように、工場のフロアには、フレーム11が
ピットPを跨ぐようにして紙面と直交する方向に一対設
けられている。フレーム11の上面には、複数のスイン
グアーム12が互いに離間して配置されている。図4は
スイングアーム12の詳細を示すもので、水平方向に延
出したスイングアーム12の端部は、ヒンジ13によっ
て回転自在に支持されている。スイングアーム12の下
端部には、フレーム11の全長近くに渡って延在する連
結フレーム14が固定されている。連結フレーム14の
下面には、軸受箱15が長手方向に等間隔で取り付けら
れている。そして、軸受箱15内の軸受15aには、先
端部がテーパ状に形成された駆動ローラ(移送手段)1
6と従動ローラ(移送手段、以下の説明では両者を単に
ローラと称することもある)17が交互に取り付けられ
ており、これらは以下に説明する構成により回転させら
れる。なお、従動ローラ17を用いずに、全てを駆動ロ
ーラ16としても良い。
【0013】図1に示すように、フレーム11の上面の
右端部にはモータ20が取り付けられ、モータ20の回
転軸(図示略)にはシャフト21が連結されている。シ
ャフト21の中間部は、スイングアーム12の上面に取
り付けた軸受22によって回転自在に支持され、先端部
は、その先のスイングアーム12の上面に取り付けたマ
イタギアボックス23の中の一つのマイタギアに連結さ
れている。マイタギアボックス23の中の他方のマイタ
ギアの軸24は、図4に示すように、水平方向へ突出さ
せられて軸受25によって回転自在に支持されている。
その軸24の先端部にはスプロケット26が取り付けら
れ、スプロケット26には環状のチェーン27が巻回さ
れている。
【0014】図3において符号16aは、駆動ローラ1
6の後端部に取り付けられたスプロケットである。チェ
ーン27は、隣接する1つのスプロケット16aに巻回
されている。このスプロケット16aと、これと右隣の
スプロケット16aにはチェーン28が巻回され、この
ようにして隣接するスプロケット16aどうしが連結さ
れている。そして、この構成のもとに、モータ20を回
転させることにより、全てのスプロケット16aが同一
方向へ回転する。なお、フレーム11の左端部も同様に
構成されているが、上記と同符号を付してその説明を省
略する。
【0015】次に、スイングアーム12を傾動させる構
成について図5を参照して説明する。フレーム11の上
面には、長手方向へ互いに離間した複数のブラケット3
0がボルト31によって取り付けられている。ブラケッ
ト30は、図5の紙面と直交する方向に並んだ一対のプ
レート32を有しており、プレート32の一側には軸受
ブロック33が固定されている。そして、軸受ブロック
33には、油圧シリンダ34の側部に突出させられた軸
35が回転自在に支持されている。油圧シリンダ34の
下方へ延びたピストンロッド34bの下端部には、連結
フレーム14の上面に取り付けられたブラケット35が
軸35aを介して回転自在に取り付けられている。この
構成のもとに、ピストンロッド34aを縮小状態にする
ことにより、スイングアーム12は、図4に示す状態か
らヒンジ13を中心に時計方向へ傾動し、これに伴って
油圧シリンダ34も、図5に示す状態から軸34aを中
心に時計方向へ傾動する。そして、スイングアーム12
が傾動することでローラ16(17)どうしが開き、こ
れらに支持された板材Tが下降する。
【0016】次に、下降した板材Tを受け止めるフック
機構40の構成について図6を参照して説明する。フッ
ク機構40はフレーム11の長手方向の適所に配置され
ている。図6において符号41はエアーシリンダであ
る。エアーシリンダ41のピストンロッド41aは、フ
レーム11の内部に突出させられており、その下端部に
は、下端を楔状に形成したストッパ(ストッパ手段)4
2が取り付けられている。
【0017】また、フレーム11の下面にはプレート4
7がボルト45によって取り付けられている。プレート
47の上面には、中心線をストッパ42の中心線と一致
させた筒48が固定され、プレート47には、ストッパ
42を挿通させるための孔47aが形成されている。筒
48は、フレーム11の下面に形成した孔11aを通っ
てフレーム11の内部に収容されている。また、筒48
の内周面には、ストッパ42と摺接する軸受49が固定
されている。
【0018】次に、プレート47の下面には、図6中紙
面と直交する方向へ互いに離間した一対のブラケット5
2が固定されている。これらブラケット52には軸53
が架設され、軸53にはフック(係合手段)54が回転
自在に支持されている。フック54の下端部には、ロー
ラ16(17)の突出方向と同一方向へ延出する爪54
aが形成され、爪54aの上面はローラ16(17)の
テーパと同等の角度で下り勾配に傾斜させられている。
また、フック54の上端部は、ストッパ42の楔状の部
分と面当たりするように傾斜面に形成されている。な
お、図中符号55,56はストッパ42の回転角度を制
限するストッパである。
【0019】フック54は、図6に示す状態ではストッ
パ42,55に挟まれて回転できない状態であるが、ス
トッパ42を上昇させても姿勢はそのままとなる。すな
わち、図6の状態でフック54の重心が軸53よりも左
側に位置しているため、フック54はストッパ55にス
トッパ55にもたれ掛かった状態となっている。したが
って、ストッパ42を上昇させた状態でフック54を図
6の状態から時計方向へ回転させ、次いでフック54を
フリーにすると、フック54は、左側の方の重量が重い
ために反時計方向へ回転し、ストッパ55に当接して図
6の位置に復帰する。
【0020】図7にフック54とローラ16(17)と
の位置関係を示す。連結プレート14には、フック54
と干渉しないように逃げ14aが形成されている。ま
た、爪54aの上面は、ローラ16(17)の上面より
もやや低く、爪54aの先端は、ローラ16(17)の
先端よりもやや奥まった箇所に位置している。
【0021】なお、フレーム11の両端部の下面には、
図示しない車輪が取り付けられ、フレーム11は、図1
に示すレール56上を移動可能に構成されている。ま
た、フレーム11の下端部は、両側でネジが逆向きに形
成された両ネジ57が螺合しており、モータ58で両ネ
ジ57を回転させることによって、フレーム11どうし
が接近離間するようになっている。したがって、板材の
幅に応じてローラコンベア部10の間隔を適切に設定す
ることができる。
【0022】B.リフタ部 次に、リフタ部60の構成について図1〜図3を参照し
て説明する。図3において符号61はフレームであり、
フレーム61は、板材の搬送方向と平行な方向へ延在し
ている。フレーム61は、ピットPの2箇所に配置され
た昇降機構60a(図では1つのみ示す)によって上下
方向へ移動可能とされている。図3において符号62は
軸受であり、軸受62には上端部がフレーム61に固定
された軸63が上下方向へ摺動自在に支持されている。
また、軸受62どうしの中間部には、図2に示すよう
に、上端部がフレーム61に固定されたラック64が配
置され、このラック64は、ギアケース65に収容され
たピニオン(図示略)と噛み合っている。このピニオン
は、モータ66の回転軸に接続されたシャフト67によ
って回転させられ、これによってフレーム61が上下方
向へ移動するようになっている。このようなフレーム6
1の上面には、複数のスタンド68が2個づつ対にして
配置され、スタンド68の上端部には、板状の受け69
が取り付けられている。なお、説明の便宜のために図2
では軸受62等の記載を省略してある。
【0023】C.チェーンコンベア部 次に、チェーンコンベア部70の構成を説明する。図2
において符号71はチェーンガイドである。チェーンガ
イド71は、対になったスタンド68の間を通って板材
の搬送方向と直交する方向へ延在している。チェーンガ
イド71の一端部には駆動スプロケット72が配置さ
れ、他端部には従動スプロケット73、中間部にはアイ
ドルスプロケット74が配置されている。そして、チェ
ーンガイド73の上面と各スプロケット72〜74を巡
るようにチェーンベルト75が設けられている。
【0024】(2)板材の搬送装置の動作 上記構成の板材の搬送装置の動作を説明する。圧延工場
から搬送された板材Tがローラコンベア部10に到達す
ると、駆動ローラ16の回転によりさらに搬送され、板
材Tが所定の位置に達すると駆動ローラ16の回転が停
止する。次に、スイングアーム12が図6中時計方向へ
向けて傾動し、ローラ16(17)が図6において矢印
方向へ移動する。このとき、ストッパ42は図6に示す
状態であり、フック54は回転しない状態となってい
る。
【0025】次に、板材Tがフック54の爪54aに達
して受け止められると、エアーシリンダ41のピストン
ロッド41aが縮小状態となり、ストッパ42が上昇す
る。これにより、ストッパ42がフック54から外れ、
フック54は板材Tの自重で回転する。この場合のフッ
ク54の回転は、板材Tの下降に追従する動作であり、
板材Tの両側で下降する際の抵抗になるに過ぎないか
ら、板材Tは、水平な状態が維持されて自由落下する。
このとき、リフタ部60の受け69は上昇した位置にあ
り、落差の少ない位置で板材Tを受け止める。次いで、
リフタ部60の受け69を若干下降させ(望ましくは板
材Tの厚さ分)、上記と同様にして次の板材Tを積載す
る。
【0026】上記構成の板材の移送装置においては、板
材Tがローラ16(17)から落下して受け69に達す
る前にフック54に受け止められ、フック54から板材
Tが落下する。この場合においてフック機構60は、ロ
ーラ16(17)のように板材Tを移送するものではな
いから小型化が可能であり、上記構成のように、板材T
と係合する爪54aの長さを短く設定することができ
る。これにより、板材Tがフック54に係合してから離
脱するまでの板材Tの落差を小さくすることができ、フ
ック54から板材Tが自由落下するまでの板材Tの傾き
を小さくすることができる。
【0027】(3)変更例 本発明は上記構成に限定されるものではなく、以下のよ
うな変更が可能である。 移送手段としては、ローラ16(17)の代わりにベ
ルトコンベアやチェーンコンベアを用いることができ
る。 移送手段を傾動させる構成に限らず、水平方向へ互い
に離間するように移動する構成であっても良い。 フック54は、重量バランスで原点位置に復帰するも
のに限らず、バネなどの弾性部材で復帰するものであっ
ても良い。 リフタ部60とチェーンコンベア部70は、本発明の
目的を達成するためには必ずしも必要ではない。 ローラ16(17)はスイングアーム12の傾動中心
(ヒンジ13)を中心に傾動する構成であるが、ローラ
16(17)の中心線上に位置する回転中心の回りに回
転する構成にしても良い。 ストッパ42によってフック54の回転を規制してい
るが、この規制のための構成は任意である。たとえば、
ブラケット52を互いに接近離間可能に構成してブレー
キにすることもできる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明の板材の移送
装置では、係合手段から板材が落下するので、板材が最
下位置に達するときの板材の落下速度が抑制され、よっ
て、最下位置での板材の位置を揃えることができるとと
もに、傷の発生を未然に防止することができる(請求項
1)。また、板材が自重で下降することで係合手段が傾
動するから、板材の両側での抵抗の差も小さくなり、よ
って、板材をより確実に水平にして最下位置へ落下させ
ることが可能となる(請求項2,3)。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の板材の移送装置の実施の形態を示す
平面図である。
【図2】 図1のII−II線断面図である。
【図3】 図1の矢印III方向矢視である。
【図4】 スイングアーム等の側断面図である。
【図5】 スイングアームを傾動する機構を示す側断面
図である。
【図6】 フックおよびそれを駆動する機構の側断面図
である。
【図7】 駆動ローラ等とフックの位置関係を説明する
ための側面図である。
【図8】 図7のVIII−VIII線断面図である。
【符号の説明】
16…駆動ローラ(移送手段)、17…従動ローラ(移
送手段)、42…ストッパ(ストッパ手段)、54…フ
ック(係合手段)、T…板材。
フロントページの続き (72)発明者 戸塚 勝美 東京都中央区京橋1丁目5番8号 日本冶 金工業株式会社内 (72)発明者 新崎 諭 東京都中央区京橋1丁目5番8号 日本冶 金工業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板材の搬送経路と、この搬送経路の両側
    に設けられて上記板材を移送する移送手段と、この移送
    手段の下側に設けられた係合手段とを備え、上記移送手
    段は、その一端部が下降するように傾動することで上記
    板材を下降させ、上記係合手段は、その端部が下降させ
    られた上記板材と係合してこれを受け止めた後、上記板
    材との係合状態を解除するように移動することで上記板
    材を落下させることを特徴とする板材の移送装置。
  2. 【請求項2】 前記係合手段は、無負荷の状態で前記端
    部が前記板材を受け止める原点位置に配置され、かつ、
    上記板材の自重によって上記端部が下降するように傾動
    するとともに、負荷が除去されると上記原点位置に復帰
    するように上記板材の搬送方向と平行な軸線回りに回転
    自在に支持されていることを特徴とする請求項1に記載
    の板材の移送装置。
  3. 【請求項3】 平面をほぼ水平にして下降させられる板
    材の下面の両縁部を支持することで上記板材を受け止
    め、上記板材を支持する端部が下降するように傾動する
    ことで上記板材を落下させる係合手段を有する板材の移
    送装置であって、上記係合手段は、無負荷の状態で上記
    端部が上記板材を受け止める原点位置に配置され、か
    つ、上記板材の自重によって上記端部が下降するように
    傾動するとともに、負荷が除去されると上記原点位置に
    復帰するように上記板材の搬送方向と平行な軸線回りに
    回転自在に支持されていることを特徴とする板材の移送
    装置。
  4. 【請求項4】前記係合手段と係脱自在に係合し、上記係
    合手段の前記原点位置からの傾動を一時的に阻止するス
    トッパ手段を備えたことを特徴とする請求項2〜4のい
    ずれかに記載の板材の移送装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012111638A (ja) * 2010-11-23 2012-06-14 Raute Oyj ベニヤシート積層装置

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