JP3455883B2 - パレット式アキュームレートストックコンベヤ - Google Patents

パレット式アキュームレートストックコンベヤ

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JP3455883B2
JP3455883B2 JP09570193A JP9570193A JP3455883B2 JP 3455883 B2 JP3455883 B2 JP 3455883B2 JP 09570193 A JP09570193 A JP 09570193A JP 9570193 A JP9570193 A JP 9570193A JP 3455883 B2 JP3455883 B2 JP 3455883B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、物品が搭載されたパレ
ットを搬送し、かつアキュームレート動作により滞留さ
せることのできるパレット式アキュームレートストック
コンベヤに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のストックコンベヤは、組立ライ
ンなどの前工程と後工程で処理速度に相違が生じた場合
など、物品が搭載されたパレットをアキュームレート動
作により滞留させて吸収するものであり、従来のパレッ
ト式アキュームレートストックコンベヤとしては、アキ
ュームレート動作が可能な複数のストック用のコンベヤ
を多段に配設し、各段のコンベヤに対して、物品を搬出
入し、かつ昇降させる斜行コンベヤやリフト装置などか
らなる昇降搬送ユニットを組み合わせたものがある。
【0003】前記従来のストックコンベヤにおいて、各
段のストックコンベヤは左右一対のチェーンからなるチ
ェーンコンベヤで構成され、パレットは搬送用ローラを
介して上行チェーンに載置し、チェーンと搬送用ローラ
との摩擦力により搬送し、かつストッパで停止させるこ
とにより搬送用ローラがチェーンに対して回転して滞留
させることができる。また、ストッパはエアシリンダ等
で作動させ、上段のコンベヤにパレットが一杯になる
と、これをセンサにより検出してストッパを作動させ、
下段のパレットの進入を阻止している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ような従来のストックコンベヤの場合、昇降搬送ユニッ
トに斜行コンベヤ、リフト装置を使用しているため、大
きな設置面積を必要とし、また昇降処理時間がかかると
いう問題がある。また、パレットをセンサで検出し、ス
トッパをコントローラを介してエアシリンダで作動させ
るため、装置が複雑・高価となる問題がある。
【0005】本発明は、前述のような問題点を解消すべ
くなされたもので、その目的は、比較的簡単でコンパク
トな構成によりパレットの搬送・昇降・滞留を行うこと
ができるとともに、簡単な機械的手段により上流側パレ
ットの滞留を自動的に検出し、下流側パレットの進入を
自動的に阻止することのできるパレット式アキュームレ
ートストックコンベヤを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、チェーンで構
成した閉ループの搬送路に沿ってパレットを搬送し、か
つアキュームレート動作により滞留させるパレット式ア
キュームレートストックコンベヤにおいて、前記チェー
ンを多列チェーンとし、一方のチェーンをスプロケット
に巻回される駆動用チェーンとするとともに、他方のチ
ェーンをパレットがチェーンに対して移動および停止可
能に係合される搬送用チェーンとし、パレットには、前
記搬送用チェーンを挟持し、かつ搬送用チェーンに沿っ
て移動可能なスライドガイドを設け、さらに、 前記スプ
ロケットの側面には、スプロケットとともに回転し、か
つ搬送用チェーンとによりスライドガイドを挟持し、パ
レットをスプロケットに沿って水平状態で上昇または下
降させる昇降用ドラムを設ける。
【0007】
【0008】さらに、スプロケットの側面には、スプロ
ケットとともに回転し、かつ一定以上の力が作用すると
スプロケットに対して滑って固定される規制ドラムを設
け、この規制ドラムの側部には、スライドガイドを収納
してパレットの昇降用ドラムへの進入を許す収納溝を形
成する。
【0009】また、規制ドラムの一部とスライドガイド
が噛み込まないように、規制ドラムに設けたカムにより
作動してパレットの進入を阻止する規制ストッパを設け
る。
【0010】
【作用】以上のような構成のパレット式アキュームレー
トストックコンベヤにおいて、スプロケットに巻掛けら
れた駆動用チェーンが駆動され、これと一体の搬送用チ
ェーンが搬送方向に移動する。搬送用チェーンには、ス
ライドガイドを介してパレットが係合しており、通常の
状態では搬送用チェーンとスライドガイドとの摩擦力に
よりパレットが搬送される。外力によりパレットが固定
されると、搬送用チェーンがスライドガイドに対して滑
り、パレットを滞留させることかできる。チェーンを駆
動用と搬送用に分け、搬送用チェーンにスライドガイド
を取り付けるようにしたため、チェーンを全体にわたっ
て利用してパレットの搬送・滞留を行え、コンパクトな
構成のアキュームレートストックコンベヤを得ることが
できる。
【0011】閉ループの昇降端部においては、スライド
ガイドが昇降用ドラムと搬送用チェーンとにより挟持さ
れ、スプロケットと一体の昇降用ドラムの回転駆動によ
りパレットが水平状態で昇降する。簡単でコンパクトな
機構によりパレットを昇降させることができる。
【0012】スプロケットとともに回転する規制ドラム
に、パレットのスライドガイドが当たってパレットが停
止することにより、先行するパレットが昇降を終了する
まで、後行するパレットの昇降が停止され、パレット上
の積載有効面積を大きくとることができる。さらに、上
流側でパレットが滞留して一杯になると、このパレット
により規制ドラムがスプロケットに対して滑って固定さ
れ、下流側のパレットの昇降が自動的に阻止される。
【0013】規制ドラムと連動して作動する規制ストッ
パにより、規制ドラムの収納溝が接近してくる時に、パ
レットの規制ドラムへの進入を阻止することができ、規
制ドラムとガイドレールとの間にスライドガイドが噛み
込まれるのが防止される。
【0014】
【実施例】以下、本発明を図示する一実施例に基づいて
詳細に説明する。図1,図2,図3,図4は本発明のパ
レット式アキュームレートストックコンベヤの基本構造
を示す斜視図,側面図,横断面図,部分拡大断面図、図
5,図6はパレットの平面図,部分拡大断面図、図7は
規制ドラムと規制ストッパを示す側面図、図8は規制ド
ラムの動きを示す概略図、図9はパレット上の有効面積
を示す線図、図10は規制ストッパの動きを示す概略
図、図11は本発明の種々のラインを示す概略図、図1
2はラインバッファの一例を示す概略側面図である。
【0015】図1ないし図4に示すのは、本発明の1段
のパレット式アキュームレートストックコンベヤの例で
あり、主として、スプロケット2にエンドレスに巻回さ
れて閉ループRを構成し、パレットPを搬送するダブル
チェーン1と、パレットPを支持案内するガイドレール
3と、閉ループR端部でパレットPを昇降させる昇降用
ドラム4と、パレットPに設けられた走行用ローラ5お
よびスライドガイド6と、パレットPの進入を規制する
規制ドラム7および規制ストッパー8から構成する。
【0016】ダブルチェーン1は、一体化した2列のロ
ーラチェーンであり、パレットPを挟んで左右一対で配
設される。2列のうち外側のチェーンをスプロケット2
に巻回される駆動用チェーン1aとし、内側のチェーン
をパレットPがスライドガイド6を介して連結される搬
送用チェーン1bとする。スライドガイド6は、先端に
搬送用チェーン1bのローラ部を上下から挟持するコの
字形部材6aを有し、通常はコの字形部材6aと搬送用
チェーン1bの摩擦力によりパレットPが搬送用チェー
ン1bに連結されて牽引搬送され、一定以上の搬送方向
の力が作用すると、コの字形部材6aが搬送用チェーン
1bに対して滑り、パレットPを滞留させることができ
る。
【0017】なお、スプロケット2は、図3に示すよう
に、左右一対の装置側板10の内側面に、回転軸11、
軸受12を介して回転自在に取り付け、図2に示すよう
に、搬送方向に一対のスプロケット2のうち一方を駆動
スプロケットとし、これにチェーン伝動機構13を介し
て駆動モータ14を接続する。左右に一対の駆動スプロ
ケットは回転軸15を介して回転駆動させる。また、ス
プロケット2間でダブルチェーン1が垂れると、パレッ
トPの搬送に支障をきたすので、駆動用チェーン1aを
支持案内する断面コの字状のガイド16をスプロケット
2間に配設する(図4参照)。
【0018】昇降用ドラム4はスプロケット2とともに
回転し、搬送用チェーン1bとでスライドガイド6のコ
の字形部材6aを挟持してパレットPを昇降させる部材
であり、図4に示すように、スプロケット2の内側面に
ボルトによって固定される装着リング4aと、この装着
リング4aの外周に取り付けられるウレタンゴムリング
4bから構成する。
【0019】走行用ローラ5は、両端にフランジを有す
る車輪であり、図5,図6に示すように、パレットPに
取付軸17を搬送方向に間隔をおいて一対で配設し、こ
の取付軸17のパレットPから突出する両端部に回転自
在に取り付けて計4個とする。なお、パレットPの搬送
方向における端面には、一対のクッションゴム18を突
設し、パレット滞留時の衝撃を吸収するようにする。
【0020】スライドガイド6は、取付軸17の先端部
17aに回転自在に取り付け、パレットPが水平状態で
昇降できるようにする。また、その基部軸6bには後述
する規制ドラム7が当接する基部ローラ6cを取り付け
る。このスライドガイド6は、パレットPの両端部に設
けるが、同一線上に設けると、昇降に際してパレットP
が傾斜するので、対角位置に配置する。従って、スプロ
ケット2、昇降用ドラム4等は、図2に示すように、左
右でずれた配置となる。
【0021】ガイドレール3は、図1、図2に示すよう
に、水平移動するパレットPの走行用ローラ5を上下か
ら支持・案内する下部水平レール3a,上部水平レール
3bと、昇降端部において昇降用ドラム4により旋回昇
降する水平状態のパレットPを案内する半円レール3
c、案内板3d、円弧レール3eからなる。
【0022】規制ドラム7は、先行するパレットPが上
昇を完了するまで後続するパレットPが昇降用ドラム4
に進入できないように、また上部で滞留して満杯になっ
たパレットPにより回転が停止して、下部の後続するパ
レットPを停止させる部材であり、図4に示すように、
スプロケット2の回転軸11に、摺動板20aを有する
一対の取付円板20により挟さんで取り付け、一方の取
付円板20を回転軸11に固定し、他方の取付円板20
を皿バネ21により規制ドラム7に対して押圧する。パ
レットPが自然に流れる通常の状態では、規制ドラム7
はスプロケット2とともに回転し、一定の力が作用する
と取付円板20に対して滑り、回転が停止する。
【0023】また、規制ドラム7の外周部の一箇所に
は、スライドガイド6の基部ローラ6cを収納し得る切
欠溝(収納溝)22を形成する(図7参照)。この規制
ドラム7は、パレットPを昇降させるものではなく、通
常の状態ではスプロケット2とともに回転し、基部ロー
ラ6cが切欠溝22に収納されると、パレットPが搬送
用チェーン1bにより移送されて昇降用ドラム4に噛み
込むことを許す。一方、切欠溝22に基部ローラ6cが
係合した状態で、滞留によりパレットPが固定される
と、スプロケット2に対して規制ドラム7が滑って固定
されることになる。
【0024】規制ストッパー8は、ある確率で切欠溝2
2の凸部22aとガイドレール3との間に基部ローラ6
cが噛み込んで(図10参照)、装置が停止するなどの
トラブルを防止する部材であり、切欠溝22がガイドレ
ール3に接近すると、基部ローラ6cの進入を阻止し、
遠ざかると進入を許すように、規制ドラム7により作動
させ、かつその作動タイミングをとるようにする。
【0025】この規制ストッパー8は、図7に示すよう
に、装置側板10に固定した取付板30にストッパーブ
ラケット31を軸32を介して傾動可能に取り付け、略
三角形状のストッパーブラケット31の規制ドラム側角
部にカムローラ33を、反対側角部に係止部34を設け
る。また、ストッパーブラケット31はコイルスプリン
グ35によりカムローラ33を規制ドラム7側に付勢
し、かつ停止部材36によりカムローラ33の付勢移動
を制限し、係止部34の下限位置を設定する。
【0026】一方、規制ドラム7の外周面には、切欠溝
22の回転方向手前にカム面40を形成する。このカム
面40は規制ドラム7の外径より小さい径の円弧とし、
また切欠溝22から外周面に連続するように形成する。
切欠溝22が上部にある状態からガイドレール3に向か
って接近してくると、カム面40とコイルスプリング3
5によりストッパーブラケット31が図7の反時計方向
に傾動し、係止部34が基部ローラ6cを係止めし、基
部ローラ6cの進入が阻止される。切欠溝22がカムロ
ーラ33を通り過ぎると、規制ドラム7の外周面により
コイルスプリング35の付勢力に抗してストッパーブラ
ケット31が元位置に復帰し、基部ローラ6cの進入が
可能となる。
【0027】なお、このような規制ストッパー8は、図
2に示すように、左右一対の規制ドラム7の一方に配置
すればよく、またパレットPが上昇する端部側と、パレ
ットPが下降する端部側における入口にそれぞれ一個ず
つ配置する。
【0028】以上のような構成において、次のように作
動する。 (1) ダブルチェーン1を回転駆動させ、適当な供給位置
においてパレットPに物品を手動あるいは搬入ロボット
等で搬入していく。 (2) 物品を載せたパレットPが搬送用チェーン1bとス
ライドガイド6との摩擦力により移送される。
【0029】(3) 上昇端部の入口に達したパレットP
は、スライドガイド6の基部ローラ6cが規制ドラム7
の切欠溝22に嵌入し、スプロケット2とともに回転す
る規制ドラム7の回転と搬送用チェーン1bによる搬送
力により、昇降用ドラム4に進入し、基部ローラ6cが
昇降用ドラム4と搬送用チェーン1bにより挟持され、
水平状態を保ったまま旋回上昇する(図8(i),(ii)参
照)。
【0030】(4) 旋回上昇を終了したパレットPは、搬
送用チェーン1bにより切欠溝22から離脱し、水平搬
送される。後続するパレットPは、規制ドラム7の外周
面に基部ローラ6cが当たって停止している(図8(ii)
参照)。ここで、図9に示すように、パレットがチェー
ンに支持ピンを介して固定されている公知技術の場合に
は、パレット積載の有効面積A’は図9(b)に示すよ
うな形状に削られるが、本発明では、図9(a)に示す
ように、後続するパレットP2 は先行するパレットP1
にオーバーラップすることがなく、有効面積Aを大きく
でき、嵩高の物品を搭載することができる。また、同じ
物品を搬送する場合、前述の公知技術ではパレット間の
距離を長くしなければならず、本発明ではその必要がな
い。
【0031】(5) 図8(iii)に示すように、前工程の遅
れ等により最上流のパレットPが停止し、上流側にパレ
ットPが滞留して満杯になると、最後部のパレットPの
基部ローラ6cが規制ドラム7の切欠溝22に係止され
ることにより、規制ドラム7の回転が停止し、下段のパ
レットPの基部ローラ6cが規制ドラム7に当たり、上
部への供給が停止される。最上流のパレットPの停止が
解除されると、パレットPの水平搬送・旋回上昇が再開
される。規制ドラム7の機械的な手段によりパレット滞
留を検知して自動的にパレットの停止を行うことができ
る。
【0032】(6) また、パレットPが自然に流れている
状態で、図10(ii)に示すように、切欠溝22が規制ス
トッパー8に接近してくると、規制ストッパー8の係止
部34が下降し、スライドガイド6の基部ローラ6cの
進入が阻止される。これにより、切欠溝22の凸部22
aが基部ローラ6cに噛み込むことがなく、装置の損
傷、停止等のトラブルを防止することができる。なお、
図10(iii) に示すように、切欠溝22が規制ストッパ
ー8を通り過ぎると、係止部34が上昇復帰し、基部ロ
ーラ6cが進入できる。
【0033】以上のようなパレット式アキュームレート
ストックコンベヤは、例えば食品製造ライン、高速包装
機ラインあるいは組立ラインにおいて、バッファーやス
トックとして使用することができる。図11はこのよう
なライン構成の種々の例であり、(a) は作業組立ライン
の例、(b) ストックラインを拡大した例、(c) 〜(e)は
ラインバッファの例である。
【0034】図12に示すのは、ラインバッファの一例
であり、図1の装置と同様のスプロケット・昇降用ドラ
ム・規制ドラム・規制ストッパー等からなる単体を片側
で千鳥状に配置して7段に立ち上げ、これらにダブルチ
ェーン1をエンドレスに巻回して閉ループRを構成した
ものである。一方の段部に自動供給装置を配置して物品
をパレットP上に供給し、他方の段部に自動移載装置等
を配置して物品を取り出すようにする。
【0035】
【発明の効果】前述のように、本発明に係るパレット式
アキュームレートストックコンベヤは、閉ループを構成
するチェーンを駆動用と搬送用からなる多列チェーンと
し、ガイドレールにより支持案内されるパレットを搬送
用チェーンにスライドガイドを介して接続し、また閉ル
ープの昇降端部では昇降用ドラムによりパレットを昇降
させ、規制ドラムによりパレットの進入を阻止し、さら
に規制ストッパによりスライドガイドを噛み込まないよ
うに構成したため、次のような効果を奏する。
【0036】(1) チェーンを駆動用と搬送用に分け、搬
送用チェーンにスライドガイドを介してパレットを連結
するようにしたため、チェーン全体を利用してパレット
の搬送・滞留を行うことができ、アキュームレートスト
ックコンベヤをコンパクトに構成することができる。 (2) 閉ループの昇降端部においては、スライドガイドを
昇降用ドラムと搬送用チェーンとにより挟持し、スプロ
ケットと一体の昇降用ドラムの回転駆動によりパレット
を昇降させるので、従来の昇降搬送ユニットのように、
大きな設置面積を全く必要とせず、簡単でコンパクトな
構成とすることができる。
【0037】(3) 規制ドラムにより、先行するパレット
が昇降を終了するまで、後行するパレットの昇降が停止
され、パレット上の積載有効面積を大きくとることがで
きる。さらに、上流側でパレットが滞留して一杯になる
と、このパレットにより規制ドラムがスプロケットに対
して滑って固定され、下流側のパレットの昇降が自動的
に阻止される。従来のようなセンサ、ストッパ、制御装
置を使用せずに、安価で簡単な構成により滞留を検知し
て自動的に昇降を停止することができる。 (4) 規制ドラムと連動して作動する規制ストッパによ
り、パレットの規制ドラムへの進入を阻止することがで
き、規制ドラムとガイドレールとの間にスライドガイド
が噛み込まれるのを防止することができ、装置の損傷、
停止等のトラブルを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパレット式アキュームレートコン
ベヤの基本構造を示す斜視図である。
【図2】(A)は、図1のパレット式アキュームレート
ストックコンベヤの左側部分を示す側面図、(B)は右
側部分を示す側面図である。
【図3】図1のパレット式アキュームレートストックコ
ンベヤの横断面図である。
【図4】図3の部分拡大断面図である。
【図5】パレットの平面図である。
【図6】図5の部分拡大断面図である。
【図7】規制ドラムと規制ストッパを示す側面図であ
る。
【図8】規制ドラムの動きを示す概略図である。
【図9】パレット上の有効面積を示す線図であり、
(a)は本発明、(b)は従来のパレットをチェーンに
固定する方式、(c)は両者の比較を示す。
【図10】規制ストッパの動きを示す概略図である。
【図11】本発明の種々のコンベヤラインを示す概略図
である。
【図12】本発明をラインバッファに適用した一例を示
す概略側面図である。
【符号の説明】
P パレット 1 ダブルチェーン 1a 駆動用チェーン 1b 搬送用チェーン 2 スプロケット 3 ガイドレール 3a 下部水平レール 3b 上部水平レール 3c 半円レール 3d 案内板 3e 円弧レール 4 昇降用ドラム 5 走行用ローラ 6 スライドガイド 6a コの字形部材 6b 基部軸 6c 基部ローラ 7 規制ドラム 8 規制ストッパー 10 装置側板 11 回転軸 12 軸受 13 チェーン伝動機構 14 駆動モータ 15 回転軸 16 ガイド 17 取付軸 18 クッションゴム 20 取付円板 21 皿バネ 22 切欠溝 30 取付板 31 ストッパーブラケット 32 軸 33 カムローラ 34 係止部 35 コイルスプリング 36 停止部材

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チェーンで構成した閉ループの搬送路に
    沿ってパレットを搬送し、かつアキュームレート動作に
    より滞留させるパレット式アキュームレートストックコ
    ンベヤにおいて、 前記チェーンを多列チェーンとし、一方のチェーンをス
    プロケットに巻回される駆動用チェーンとするととも
    に、他方のチェーンをパレットがチェーンに対して移動
    および停止可能に係合される搬送用チェーンとし、パレ
    ットには、前記搬送用チェーンを挟持し、かつ搬送用チ
    ェーンに沿って移動可能なスライドガイドを設け、さら
    に、 前記スプロケットの側面には、スプロケットとともに回
    転し、かつ搬送用チェーンとによりスライドガイドを挟
    持し、パレットをスプロケットに沿って水平状態で上昇
    または下降させる昇降用ドラムを設けたことを特徴とす
    るパレット式アキュームレートストックコンベヤ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のパレット式アキューム
    レートストックコンベヤにおいて、スプロケットの側面
    には、スプロケットとともに回転し、かつ一定以上の力
    が作用するとスプロケットに対して滑る規制ドラムを設
    け、この規制ドラムの側部には、スライドガイドを収納
    してパレットの昇降用ドラムへの進入を許す収納溝を形
    成したことを特徴とするパレット式アキュームレートス
    トックコンベヤ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のパレット式アキューム
    レートストックコンベヤにおいて、規制ドラムの一部が
    スライドガイドに噛み込まないように、規制ドラムに設
    けたカムにより作動してパレットの進入を阻止する規制
    ストッパを設けたことを特徴とするパレット式アキュー
    ムレートストックコンベヤ。
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