JP2506314Y2 - ストックコンベア - Google Patents

ストックコンベア

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JP2506314Y2
JP2506314Y2 JP1989136131U JP13613189U JP2506314Y2 JP 2506314 Y2 JP2506314 Y2 JP 2506314Y2 JP 1989136131 U JP1989136131 U JP 1989136131U JP 13613189 U JP13613189 U JP 13613189U JP 2506314 Y2 JP2506314 Y2 JP 2506314Y2
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pallet
chain
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KYORITSU INDUSTRY CO., LTD.
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、コンベアチェーンの移動中に搬送台を必要
に応じて停止させることが可能なストックコンベアに関
し、とくにコンベア端部における搬送台の位置ずれを防
止するようにしたストックコンベアに関する。
[従来の技術] コンベアチェーンの移動中に、搬送台を必要に応じて
停止させるようにしたストックコンベアは、一般の生産
工場において用いられており、その構造は周知である。
第8図および第9図は、ストックコンベアの一例を示
している。図において、1はストックコンベアを示して
おり、ストックコンベア1によってワーク2が一定方向
に搬送されるようになっている。ストックコンベア1
は、両端にスプロケット3、4が配置されており、この
スプロケット3、4に無端環状のコンベアチェーン5が
掛けられている。一方のスプロケット3はモータ6によ
って回転駆動され、これによりコンベアチェーン5がフ
レーム7のレール上を移動するようになっている。コン
ベアチェーン5は、ここでは2連式のものが2本使用さ
れており、外側のチェーン部に前述のスプロケット3、
4が噛合わされている。
2つのコンベアチェーン5の外側には、このコンベア
チェーン5の内側のチェーン部に噛合わされる一対のス
プロケット8がそれぞれ配置されている。この一対のス
プロケット8は、ストックコンベア上に複数配置されて
いる。これらのスプロケット8は、摩擦手段9を介して
シャフト10に回転可能に支持されている。摩擦手段9
は、摩擦板11をスプリング12によって押圧するものであ
り、通常はスプロケット8は摩擦板11の押圧力によって
シャフト10に対する回転が阻止されるようになってい
る。シャフト10の端部にはローラ13が取付けられてお
り、ローラ13はシャフト10の移動に伴なってフレーム7
上を転動するようになっている。シャフト10には、ワー
ク2を保持する搬送台(パレット)14が連結されてい
る。
フレーム7上には、搬送台14を停止させるストッパ16
が設けられている。ストッパ16は、昇降可能なストッパ
ピンを有しており、ストッパピンとシャフト10の中央部
との干渉によって搬送台14の停止が可能となっている。
つまり、ストッパ16が動作しない場合は、摩擦板11の押
圧力によってスプロケット8は回転しないため、コンベ
アチェーン5の移動に伴なシャフト10が移動するが、ス
トッパ16が動作すると、シャフト10の移動が阻止される
ので、スプロケット8がから回りし、搬送台14の移動が
停止される。
このように、ストックコンベア1は、チェーンコンベ
ア5が動いていてもワーク2を搬送する搬送台14を停止
させることができるため、ストックコンベア1上に作業
工程を設けることが可能となる。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、第8図および第9図に示したストック
コンベア1では、コンベアの両端部を除く部分において
は、搬送台14はコンベアチェーン5と同期した状態で移
動するが、ストックコンベアの両端部では搬送台の自重
が影響し、コンベアチェーン5に対して大きな位置ずれ
を生ずる。すなわち、コンベアの端部では、搬送台14の
重量の影響でスプロケット8と摩擦板11との間ですべり
が生じ、ストックコンベアの一方の端部では搬送台14が
コンベアチェーン5よりも速い速度で降下し、他端部で
は搬送台14が上昇しにくくなる。
この問題は、シャフト10とスプロケット8の摩擦力を
大きくすれば解決できるが、そのためには、コンベアチ
ェーン5の牽引力を大きくしなければならない。コンベ
アチェーン5の牽引力を大きくすると、これに起因して
コンベアチェーン5の著しい摩粍が生じ、ストックコン
ベア1の寿命が低下するという新たな問題が生じる。こ
の傾向は、ワークの搬送速度が速く、搬送物の重量が大
きいほど著しい。
本考案は、コンベアチェーンの移動中に搬送台を必要
に応じて停止させることが可能なストックコンベアにお
いて、ストックコンベアの寿命を低下させることなく、
コンベアの両端部でのコンベアチェーンと搬送台との位
置ずれを確実に防止することを目的とする。
[課題を解決するための手段] この目的を達成する本考案に係るストックコンベア
は、次の通りである。
間隔をおいて配置される第1のスプロケットに噛合わ
され、該各第1のスプスケットの少なくとも一方のスプ
ロケットの回転により駆動される無端環状のコンベアチ
ェーンと、 前記コンベアチェーンの外側に配置され該コンベアチ
ェーンに噛合される第2のスプロケットと、 前記第2のスプロケットを摩擦手段を介して回転可能
に保持し、該第2のスプロケットが回転しない時に前記
コンベアチェーンと同期して移動する移動シャフトと、 前記移動シャフトに連結される搬送台と、 前記第1のスプロケットと一体で回転し外周に形成さ
れた歯に欠歯が形成されるスプロケットからなる第1の
係合手段と、 前記移動シャフトに設けられ前記搬送台の進行方向転
換時に前記第1の係合手段と噛合う第2の係合手段と、 前記コンベアチェーンの移動量を検出し、該移動量に
基づく前記搬送台の動きを制御するストッパの動作によ
り前記第1の係合手段と第2の係合手段との噛合いタイ
ミングを調整する噛合せタイミング調整手段と、 を具備したものから成る。
[作用] このように構成されたストックコンベアにおいては、
第1のスプロケットにより駆動されるコンベアチェーン
の移動に伴なって、第2のスプロケットと、これを保持
する移動シャフトとが移動される。つまり、第2のスプ
ロケットはコンベアチェーンに噛合わされているので、
第2のスプロケットがから回りしない限りは、移動シャ
フトはコンベアチェーンと同期して移動する。そして、
シャフトの移動がストッパによりある位置で強制的に停
止されると、第2のスプロケットと摩擦手段の間ですべ
りが生じ、第2のスプロケットから回りによって、コン
ベアチェーンのみが移動し、移動シャフトに連結される
搬送台はその位置に停止する。
コンベアの両端部では、移動シャフトおよび搬送台の
移動方向が転換されるが、この場合、移動シャフトに設
けられた第2の係合手段が、第1のスプロケットと一体
で回転する第1の係合手段と噛合うので、移動シャフト
および搬送台はコンベアチェーンと同期して移動するこ
とが可能となる。つまり、搬送台等の重量の影響による
第2スプロケットと摩擦手段との間にすべりは生じなく
なり、搬送台がコンベアチェーンもより速い速度で下降
したり、逆に他端部での搬送台の上昇が困難になるとい
うことはなくなる。したがって、コンベアチェーンと搬
送台との位置ずれは確実に防止され、搬送台へのワーク
のタイムリーな供給が可能になる。
スプロケットからなる第1の係合手段には、一定の間
隔で欠歯が形成されているので、搬送台の方向転換時に
おける第1の係合手段と第2の係合手段との噛合せは良
好なものとなる。また、噛合せタイミング調整手段によ
り、第1の係合手段と第2の係合手段との噛合せタイミ
ングを調整することができ、コンベアチェーンに伸びが
生じた場合でも、搬送台の位置決め精度を高く維持する
ことが可能となる。
[実施例] 以下に、本考案に係るストックコンベアの望ましい実
施例を、図面を参照して説明する。
第1図ないし第7図は、本考案の一実施例を示してお
り、とくにギヤの焼入れの準備作業に用いられるワーク
串差装置に適用した例を示している。
本装置は、上述したように、ワークとしてのギヤ15を
焼入れする前の段階で使用さるものであり、種別検出手
段21、ワーク移載手段31、ストックコンベア41、61、串
棒挿入手段71、串棒搬送手段91、検出手段101、串棒12
1、制御手段131とを有している。ワークとしてのギヤ18
は、第7図に示すように、種別検出手段21の上流側から
図の下方に向って流れるようになっている。ギヤ18は、
外周部は歯切加工されており、中心部に穴が形成されて
いる。
機械加工されたギヤ18は、搬入シュートを介して種別
検出手段21に搬送されるようになっている。本実施例で
は、種別検出手段21には、2種類のギヤ18が搬送される
ようになっている。種別検出手段21は、搬入シュート、
検測部、ローダ取出しシュートとから構成されている。
この種別検出手段21は、搬送されてきたギヤ18の大き
さ、重量等から、その種別を検知する機能を有する。
種別検出手段21の近傍には、ワーク移載手段31 が配設されている。ワーク移載手段31は、走行レール3
2、ローダ本体33、走行モータ34、送りねじ35、位置検
出センサ36、昇降シリンダ37、クランプシリンダ38、ク
ランプ爪39とを有している。走行レール32は、下部が床
面に固定される門型に形成されており、この走行レール
32上にローダ本体33が移動可能に取付けられている。走
行レール32の端部には、電磁ブレーキが内蔵された走行
モータ34が固定されている。走行モータ34の出力軸に
は、送りねじ35が連結されており、送りねじ35は走行レ
ール34に沿って延びている。送りねじ35は、両端部が回
転自在に支持されており、走行モータ34と反対側の軸端
には、送りねじ35の回転量を検出する位置検出センサ36
が連結されている。ローダ本体33は、走行モータ34の回
転による送りねじ35の回転によって走行レール32に沿っ
て移動するようになっている。ローダ本体33には、クラ
ンプシリンダ38およびクランプ爪39を昇降させる昇降シ
リンダ37が取付けられている。クランプシリンダ38は、
クランプ爪39の開閉を行なう機能を有しており、クラン
プ爪39はギヤ18を把持する機能を有している。
このワーク移載手段31は、後述する制御手段131に予
めプログラムされた動きに基づいて作動するようになっ
ており、種別検出手段21から排出されたギヤ18を所定の
位置にセットする機能を有している。
ワーク移載手段31の下方には、ストックコンベア41、
61が配設されている。一方のストックコンベア41は、本
体フレーム42、モータ43、チェーン44、45、スプロケッ
ト46、47、48、ストッパ部49a、49b、49c、パレット受
け部51、搬送台(パレット)111とを有している。本実
施例では、ギヤ18の種類が2種類あるため、2つのスト
ックコンベア41、61が設けられているが、ギヤ18の種類
が1種類の場合は、当然1つのストックコンベアでよ
い。なお、他方のストックコンベア61の構成は、一方の
ストックコンベア41の構成に準ずるので、その説明を省
略する。
図に示すように、ストックコンベア41の本体フレーム
42の端部には、シャフト49がそれぞれ回転自在に取付け
られている。各シャフト49には、一対の第1のスプロケ
ット46がそれぞれ取付けられている。各スプロケット46
は、1本の無端環状のコンベアチェーン44の外側のチェ
ーン部と噛合わされている。一方のシャフト49の端部に
は、別のスプロケット47が取付けられており、このスプ
ロケット47は、チェーン45を介してモータ43に取付けら
れたスプロケット48と連結されている。シャフト49は、
モータ43によって回転され、シャフト49の回転によって
コンベアチェーン44が本体フレーム42に沿って移動する
ようになっている。
本体フレーム42に沿って移動するコンベアチェーン44
には、所定の間隔をもって多数のパレット受け部51が取
付けられている。パレット受け部51は、一対のブラケッ
ト51a、一対の第2のスプロケット51b、一対のカムフロ
ア(シャフト付きローラベアリング)51c、一対の摩擦
板51d、51e、一対の圧縮スプリング51f、一対のブッシ
ュ51g、移動シャフト51h、を有している。上述の摩擦板
51d、51eと圧縮スプリング51fは、摩擦手段54を構成し
ている。各第2のスプロケット51bは、左右のコンベア
チェーン44の内側のチェーン部と噛合わされている。第
2のスプロケット51bと摩擦板51dとブッシュ51gとブラ
ケット51aには、シャフト51hが挿通されている。第2の
スプロケット51bとブッシュ51gとの間には、摩擦板51d
が位置している。ブッシュ51gの外周には、圧縮スプリ
ング51fが設けられており、摩擦板51dは圧縮スプリング
51fの付勢力によって第2のスプロケット51bに押圧され
るようになっている。移動シャフト51hの軸端は、移動
シャフト51hに螺合されるナットの緊締によりブラケッ
ト51aに連結されている。ブラケット51aには、カムフロ
ア51cが取付けられており、カムフロア51cは本体フレー
ム42に沿って転動するようになっている。
コンベアチェーン44を駆動するシャフト49の中央部に
は、第1のスプロケット46に設けられ、この第1のスプ
ロケット46と一体で回転する第1の係合手段55が設けら
れている。第1の係合手段55は、本実施例では、シャフ
ト49に固定されるスプロケットとから構成されている。
第1の係合手段55の軸心と、スプロケットコンベアチェ
ーン44を駆動させる第1のスプロケット46の軸心とは合
致されている。
パレット受け部51の移動シャフト51hの中央部には、
パレット111の進行方向転換時に第1の係合手段55と噛
合う第2の係合手段56が設けられている。第2の係合手
段56は、スプロケット56aと、このスプロケット56aに巻
き付けられたチェーン56bとから構成されている。スプ
ロケット56aは、このスプロケット56と移動シャフト51h
に打込まれたピン57によって移動シャフト51hに固定さ
れている。第2の係合手段56のスプロケット56aと第2
のスプロケット51bとの間には、摩擦板51eが介装されて
いる。つまり、第2のスプロケット51bは、両側に位置
する摩擦板51d、51eによって挟持されており、第2のス
プロケット51bは、所定のトルクが作用したときにのみ
移動シャフト51hに対して回転するようになっている。
なお、本実施例では、第1の係合手段55と第2の係合
手段56のチェーン56bとの噛合せを良好にするため、ス
プロケットからなる第1の係合手段55に一定の間隔で欠
歯を形成している。すなわち、第1の係合手段55である
スプロケットの歯には、一定の間隔で欠歯が形成されて
いる。
このように、パレット受け部51は、通常はコンベアチ
ェーン44と連動して移動するようになっており、各スト
ッパ部49aと49b、49cとの当接によってコンベアチェー
ン44の動きに対して一時的に移動が停止する機能を有す
る。
各パレット受け部51には、第1図および第3図に示す
ように、搬送台としてのパレット111が取付けられてい
る。パレット111は平面形状が長方形となっており、外
側部112が薄板鋼板から構成され、内側部113がナイロン
等の合成樹脂から構成されている。パレット111の内側
部113には、複数のギヤ18を所定の間隔をもって同一軸
心上に整列させるための規制部114が形成されている。
規制部114は、ギヤ18の径に沿う略半円状の溝から構成
されている。パレット111には、串棒121を挿入するため
の半円状の切欠部が形成されている。外側部112の下面
には、ストックコンベア41のパレット受け部51と連結す
るための連結金具115が設けられている。
ストックコンベア41の上方でかつワーク配列手段31の
近傍には、串棒挿入手段71が配設されている。串棒挿入
手段71は、走行レール72、ローダ本体73、走行モータ7
4、送りねじ75、位置検出センサ76、昇降シリンダ77、
クランプシリンダ78、クランプ爪79とを有している。走
行レール72は、下部が床面に固定される門型に形成され
ており、この走行レール72上にローダ本体73が移動可能
に取付けられている。走行レール72の端部には、電磁ブ
レーキが内蔵された走行モータ74が固定されている。走
行モータ74の出力軸には、送りねじ75が連結されてお
り、送りねじ75は走行レール72に沿って延びている。送
りねじ75は、両端部が回転自在に支持されており、走行
モータ74と反対側の軸端には、送りねじ75の回転量を検
出する位置検出センサ76が連結されている。ローダ本体
73は、走行モータ74の回転による送りねじ75の回転によ
って走行レール72に沿って移動するようになっている。
ローダ本体73には、クランプシリンダ78およびクランプ
爪79を昇降させる昇降シリンダ77が取付けられている。
クランプシリンダ78、クランプ爪79の開閉を行なう機能
を有しており、クランプ爪79は串棒121を把持する機能
を有している。
この串棒挿入手段71は、後述する制御手段131に予め
プログラムされた動きに基づいて、作動するようになっ
ており、串棒搬送手段91によって搬送された串棒121を
パレット111上のギヤ18に挿入する機能を有している。
串棒挿入手段71の走行レール72には、検出手段101が
設けられている。検出手段101は、左右方向駆動シリン
ダ102、ハンド105、導通センサ(図示略)とを有してい
る。左右方向駆動シリンダ102の本体部は、走行レール7
2側に固定されている。ハンド105は、左右方向駆動シリ
ンダ(図示略)のロッドと連結されており、ロッドの伸
縮によってハンド105がレール72に沿って移動するよう
になっている。導通センサは、検出時には串棒121の外
周に位置するようになっており、串棒121の曲がり量が
許容値以上ある場合は、串棒121と接触し、串棒121が不
良であることを検知する機能を有する。
一方のストックコンベア41と他方のストックコンベア
61との間には、複数の串棒121を順次串棒挿入手段71側
へ搬送する串棒搬送手段91が配設されている。串棒搬送
手段91は、図示されない投入シュート、定ピッチ固定シ
ュート93、搬送シュート94、モータ95、駆動軸、チェー
ン、クランク軸98、本体フレーム、串棒排出シュートと
を有している。投入シュートは、多数の串棒121を投入
する台であり、串棒121が自重によって転動するように
傾斜して配置されている。定ピッチ固定シュート93は帯
状の部材からなり、串棒121がセットされる溝が形成さ
れている。搬送シュート94は、クランク軸98に連結され
ており、クランク軸98はモータ95によって回転駆動され
るようになっている。搬送シュヒト94は、串棒121を定
ピッチ固定シュート93からすくい上げて一定方向に移動
させる動作をし、串棒121全体を一斉に所定のピッチだ
け進める機能を有する。
制御手段131には、各手段21、31、41、71、91、101に
設けられているセンサからの信号が入力されている。制
御手段131は、たとえばマイクロコンピュータが内蔵さ
れたコントローラを有しており、コントローラには各手
段の動作順序が予めプログラムされている。制御手段13
1は、各手段からの動作完了信号等に基づいて各手段の
モータやシリンダ等に動作出力信号を出力するようにな
っている。
ところで、コンベアチェーン44のピッチが大きい場合
は、各ストッパ部49a、49b、49cで停止されていたパレ
ット111がストックコンベア41の端部まで搬送されてき
た時に、第1の係合手段55と第2の係合手段56のチェー
ン56aが完全に噛合わないという事態が生じることがあ
り、これを防止するために、本実施例では噛合せタイミ
ング調整手段151が用いられている。
噛合せタイミング調整手段151は、ストックコンベア4
1の端部に設けられており、第4図および第5図に示す
ように、回転板152、ホルダ153、検出器154とから構成
されている。ホルダ153はシャフト49の軸端に固定され
ており、回転板152はホルダ153にボルト155を介して取
付けられている。回転板152の外周部には、複数個の位
置検出穴152aが設けられている。回転板152の穴152aの
内側には、周方向に延びる複数の長穴152bが設けられて
いる。長穴152bには、上述のボルト155が挿通されてお
り、この長穴152bによってシャフト49に対する位置検出
穴152aの位置を変化させることができる。検出器154
は、たとえば光電スイッチから構成されており、位置検
出穴152aを検出することにより、間接的にコンベアチェ
ーン44の移動量を検出するようになっている。検出器15
4は、上述の制御手段131に接続されており、制御手段13
1は、コンベアチェーン44の移動量に基づいて各ストッ
パ部49a、49b、49cを開閉制御するようになっている。
つぎに、上記のワーク串差装置におけるストックコン
ベアの作用について説明する。
機械加工されてきたギヤ18は、まず、種別検出手段21
の搬入シュートを介して検測部に搬入される。検測部で
は、ギヤ18の種別が判別され、その後、ギヤ18はローダ
取出しシュートに流される。この状態では、ストックコ
ンベア41、61上のパレット111は停止し、ワーク移載位
置で待期している。
ギヤ18がローダ取出しシュートに流されると、ワーク
移載手段31の昇降シリンダ37によってクランプ爪39が下
降される。クランプ爪39が所定の位置まで下降すると、
クランプシリンダ38によってクランプ爪39が閉じられ、
ギヤ18が把持される。クランプ爪39によってギヤ18が把
持されると、昇降シリンダ37によってギヤ18が引上げら
れる。この場合、種別検出手段21からの種別信号によっ
てワーク移載手段31のローダ本体33の移動方向が決定さ
れる。つまり、左右どちらのストックコンベア手段のパ
レット111に移動するかが決定される。
クランプ爪39によって把持されたギヤ18は、ローダ本
体33によって停止している所定のパレット111側に移動
される。ローダ本体33が所定の位置に停止すると、昇降
シリンダ37によってクランプ爪39が下降され、ギヤ18は
串棒121のギヤ取出けピッチと同一のピッチに形成され
たパレット111の規制部114にセットされる。規制部114
にギヤ18がセットされた状態では、規制部114とギヤ18
との間のガタはほとんど生じない。
ギヤ18がパレット111にセットされると、クランプシ
リンダ38の動作によってクランプ爪39が開とされる。そ
して、クランプ爪39は昇降シリンダ37によって上昇し、
この状態でローダ本体33は原位置に戻る。以上の動作の
繰返しにより、パレット111には、所定の数だけのギヤ1
8が移載される。パレット111がギヤ18で満杯になると、
ストックコンベア41のストッパ部49aが下降し、満杯と
なったパレット111は、串棒121の投入位置側に向けて搬
送される。
ここで、ストックコンベア手段41のパレット受け部51
と、ストッパ部49aとの関係を説明すると、通常は、パ
レット受け部51はコンベアチェーン44に第2のスプロケ
ット51bが噛合った状態で搬送される。この場合、パレ
ット受け部51の圧縮スプリング51gは、コンベアチェー
ン44と第2のスプロケット51bの搬送抵抗よりも大きな
回転トルクを与えるようになっている。したがって、コ
ンベアチェーン44により搬送されてきたパレット111を
ストッパ部49aで止めると、パレット受け部51の第2の
スプロケット51bが回転し始め、コンベアチェーン44は
移動し続けるが、パレット111はその位置に待期するこ
とになる。
満杯になったパレット111が一定の距離だけ移動する
と、一方のストッパ部49aが下降し、他方のストッパ部4
9bが上昇される。これにより、満杯のパレット111は、
串棒挿入位置で停止される。
ところで、串棒121は、予め作業者Mによって串棒搬
送手段91の投入シュート92に並べられる。投入シュート
92に並べられた串棒121は、定ピッチ固定シュート93と
搬送シュート94とによって1本ずつ串棒挿入位置側へ移
動される。搬送シュート94は、クランク軸98の回転によ
り串棒121をすくい上げるため、串棒121全体が一斉に所
定のピッチだけ進むことになり、串棒121は所定のピッ
チで串棒挿入手段71側に供給される。なお、搬送シュー
ト94の動作は、串棒挿入手段71側に取出けられたリミッ
トスイッチ(図示略)と串棒121が叩いた時に停止され
る。
串棒121が串棒挿入手段71側に供給されると、串棒挿
入手段71のローダ本体73が走行モータ74の回転により移
動される。ローダ本体73の位置決めが完了すると、昇降
シリンダ77によってクランプ爪79が下降され、串棒121
の他部がクランプ爪79によって把持される。そして、ク
ランプ爪79は、串棒121を把持した状態で上昇し、串棒1
21はこの位置で待期される。
串棒121がクランプ爪79によって上昇されると、検出
手段101の前後方向駆動シリンダが串棒121に向って前進
する。これとほぼ同時に、ハンドシリンダが作動し、ハ
ンド105に設けられた一対の導通センサ(図示略)によ
り串棒121の曲がり許容径が設定される。この串棒曲が
り許容径は、パレット111に整列されたギヤ18に、熱処
理工程において曲がった串棒121をギヤ18の穴の内周面
に干渉することなく挿入する値に設定されており、ギヤ
18の穴の径よりも多少小さめになっている。串棒121の
曲がりの良否の判定は、導通センサと串棒121との接触
の有無により行なわれる。
串棒曲がり許容値が設定されると、左右方向駆動シリ
ンダ102のロッドが伸長し、ハンド105は串棒121の一端
から他端まで移動される。その後、ハンドシリンダによ
ってハンド105が開とされ、ハンド105は左右方向駆動シ
リンダ102によって左方向に後退する。同時に、前後方
向駆動シリンダは後退し、ハンド105は原位置に戻され
る。
この場合、串棒121が不良であると判定された場合
は、串棒挿入手段71の昇降シリンダ77によってクランプ
爪79が下降し、串棒121が排出シュート(図示略)側に
降される。
不良の串棒121が降されると、串棒搬送手段91の動作
により後続の串棒121の位置が1ピッチ進められる。こ
れによって、不良の串棒121は排出シュートに排出され
る。不良の串棒121が排出されると、串棒挿入手段71
は、新たに供給された串棒121を把持し、上記と同様に
再び串棒121の曲がり量が検知される。
上述の検出手段101による測定により、ハンドと串棒1
21とが接触しなかった場合は、その曲がり量は許容範囲
内にあると判定される。この場合は、串棒121が串棒挿
入手段71のローダ本体73の移動によりパレット111によ
って整列されたギヤ18の穴に挿入され、パレット111の
規制部114と串棒121の規制部122とが全て一致する位置
で串棒121の挿入が停止される。串棒121の挿入が完了す
ると、串棒121の端部を把持していたクランプ爪79がア
ンクランプとされ、クランプ爪79が上昇するとともに、
ローダ本体73は原位置に戻される。
ギヤ18に挿入された串棒121は、パレット111と共にス
トックコンベア手段41によって作業者Mのいる方向に搬
送される。串棒121がストックコンベア41の終端近くに
到達すると、ストッパ部49cにより串棒121の搬送するパ
レット受け部51が停止される。ストッパ部49cによって
パレット受け部51が停止されると、作業者Mによって串
棒121の両端が持ち上げられる。串棒121が持ち上げられ
ると、各ギヤ18は串棒121の規制部122によって位置決め
され、各ギヤ18の軸方向へのずれが防止される。これに
よって、ギヤ18同士の干渉が解消され、ギヤ18の損傷が
防止される。
ストックコンベア41から取出されたギヤ18に挿通され
た串棒121は、ギヤ18を焼入れ炉(図示略)へ運搬する
ための台車に載せられる。所定の串棒121が台車に搭載
されると、ギヤ18と串棒は、焼入れ炉に搬送され、ギヤ
18は串棒121が挿通された状態で焼入れされる。
ギヤ18が焼入れされる状態では、串棒121に形成され
た規制部122によってギヤ18同士の間隔が十分に保たれ
るので、ギヤ18の表面部への浸炭層の形成が所望通りに
行なわれる。
串棒121が作業者によって持上げられることにより、
空となったパレット111を受けるパレット受け部51は、
コンベアチェーン44に沿って回転し、ワーク移載手段31
に向って搬送される。ここで、空となったパレット111
を受けるパレット受け部51は、ストッパ部49cが上昇し
ている場合は、停止しているままとなっているので、作
業者が起動押釦スイッチを押すことによってストッパ部
49cを下降させる。
このように、作業者Mは、串棒121の投入とギヤ18に
挿入された串棒121の持ち上げるだけでよいことにな
り、ギヤ18の焼入れのための準備作業が大幅に軽減され
る。
ところで、空となったパレット111は、コンベア端部
での回転により方向転換してワーク移載手段31に向う
が、この場合、第1の係合手段55と第2の係合手段56の
チェーン56bとが噛合うため、パレット受け部51がコン
ベアチェーン44と同期して移動することになり、コンベ
アチェーン44に対するパレット111の位置ずれは解消さ
れる。すなわち、パレット111とパレット受け部51の方
向転換時には、コンベアチェーン44を駆動する第1のス
プロケット46側に固定されたスプロケット55と、パレッ
ト受け部51側のスプロケット56bに巻き付けられたチェ
ーン56aとが噛合い、チェーン56aが第1の係合手段から
なる第1の係合手段55上を転動するようになるので、パ
レット受け部51およびパレット111は、従来装置のよう
に自重の影響等によってコンベアチェーン44よりも速く
落下しなくなり、パレット111の位置ずれは確実に防止
される。
同様に第1の係合手段55は、ストックコンベア41の他
方にも設けられているので、パレット受け部51およびパ
レット111が起き上がる場合も、第1の係合手段55と第
2の係合手段56の係合が行なわれ、パレット111が摩擦
板のすべりによってパレット111の搬送ができなくなる
という事態は防止される。
また、コンベアチェーン44の移動量を検知し、各スト
ッパ部49a、49b、49cを制御する噛合せタイミング調整
手段151を設けているので、第1の係合手段55と第2の
係合手段56のチェーン56bとの噛合せのタイミングを調
整することができ、パレット111の位置決め精度を高め
ることができる。
[考案の効果] 本考案に係るストックコンベアによれば、次の効果が
得られる。
(1)間隔をおいて配置される第1のスプロケットによ
りコンベアチェーンを移転させ、このコンベアチェーン
に噛合わされる第2のスプロケットを摩擦手段を介して
シャフトに保持させ、第1のスプロケットと一体で回転
するスプロケットからなる第1の係合手段と、移動シャ
フトに設けられた搬送台の進行方向転換時に第1の係合
手段と噛合う第2の係合手段を設けるようにしたので、
コンベアチェーンと搬送台との位置ずれを確実に防止す
ることができる。したがって、ワークのタイムリーな供
給が可能となり、従来装置に比べて稼働率を向上させる
ことができる。
(2)第1の係合手段と第2の係合手段の噛合せによ
り、摩擦手段の摩擦力を高めることなくコンベアチェー
ンと搬送台との位置ずれを防止することができるので、
コンベアチェーンの摩粍を抑制することが可能となり、
ストックコンベアの寿命を向上させることができる。
(3)第1の係合手段には、欠歯が形成されているの
で、搬送台の方向転換時における第1の係合手段と第2
の係合手段との噛合せを良好なものとすることができ
る。また、噛合せタイミング調整手段により、第1の係
合手段と第2の係合手段との噛合せタイミングを調整す
ることが可能となり、例えば経時変化によりチェーンコ
ンベアが伸び第1の係合手段と第2の係合手段との噛合
せタイミングがずれた場合でも、これを修正することが
できる。したがって、長期にわたり、搬送台の位置決め
を高精度に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るストックコンベアにおける端部の
断面図、 第2図は第1図のストックコンベアの全体を示す正面
図、 第3図は第1図のストックコンベアにおける中間部の断
面図、 第4図は第1図のストックコンベアにおける噛合せ手段
の断面図、 第5図は第4図の側面図、 第6図は第1図のストックコンベアが用いられるワーク
串差装置の正面図、 第7図は第6図の平面図、 第8図は従来のストックコンベアの全体を示す正面図、 第9図は第8図のストックコンベアにおける中間部の断
面図、 である。 18……ワーク(ギヤ) 41、61……ストックコンベア 44……コンベアチェーン 46……第1のスプロケット 51b……第2のスプロケット 51h……移動シャフト 54……摩擦手段 55……第1の係合手段 56……第2の係合手段 111……搬送台(パレット) 131……制御手段 151……噛合せタイミング調整手段

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】間隔をおいて配置される第1のスプロケッ
    トに噛合わされ、該各第1のスプロケットの少なくとも
    一方のスプロケットの回転により駆動される無端環状の
    コンベアチェーンと、 前記コンベアチェーンの外側に配置され該コンベアチェ
    ーンに噛合される第2のスプロケットと、 前記第2のスプロケットを摩擦手段を介して回転可能に
    保持し、該第2のスプロケットが回転しない時に前記コ
    ンベアチェーンと同期して移動する移動シャフトと、 前記移動シャフトに連結される搬送台と、 前記第1のスプロケットと一体で回転し外周に形成され
    た歯に欠歯が形成されるスプロケットからなる第1の係
    合手段と、 前記移動シャフトに設けられ前記搬送台の進行方向転換
    時に前記第1の係合手段と噛合う第2の係合手段と、 前記コンベアチェーンの移動量を検出し、該移動量に基
    づく前記搬送台の動きを制御するストッパの動作により
    前記第1の係合手段と第2の係合手段との噛合いタイミ
    ングを調整する噛合せタイミング調整手段と、 を具備したことを特徴とするストックコンベア。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6055796B2 (ja) * 1978-02-08 1985-12-06 株式会社日立製作所 圧力管型原子炉

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